JP2554344B2 - 軽量塗被紙 - Google Patents
軽量塗被紙Info
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- JP2554344B2 JP2554344B2 JP62255189A JP25518987A JP2554344B2 JP 2554344 B2 JP2554344 B2 JP 2554344B2 JP 62255189 A JP62255189 A JP 62255189A JP 25518987 A JP25518987 A JP 25518987A JP 2554344 B2 JP2554344 B2 JP 2554344B2
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- JP
- Japan
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- paper
- coating
- whiteness
- base paper
- coated paper
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Description
【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、印刷用軽量塗被紙に関し、特に片面塗工量
が15g/m2以下の軽量塗被紙に於いて、原紙の地合ムラや
塗被層の塗布ムラによる視感の悪さを改良し、印刷物の
品質を向上させた軽量塗被紙に関するものである。
が15g/m2以下の軽量塗被紙に於いて、原紙の地合ムラや
塗被層の塗布ムラによる視感の悪さを改良し、印刷物の
品質を向上させた軽量塗被紙に関するものである。
(B)従来の技術 通常、印刷用塗被紙は白色顔料と接着剤を主成分とす
る塗工液を塗工装置により原紙に塗布することにより製
造されている。かかる場合、塗被紙の品質、特に視感を
向上させる手段として一つは塗被層の塗布ムラを少なく
する様な塗工液性、塗工装置の工夫とか、原紙の地合ム
ラを改良する抄紙方法の採用等によって、直接的に視感
を悪くしている原因を減らす方法がある。また塗被層の
厚さを増すとか塗工顔料に不透明化度の高い顔料を使う
とか、不透明度が向上する様な塗層形成方法を工夫する
とかと言った塗被層の隠蔽力を高めることによって、原
紙の地合ムラや塗被層の塗布ムラを目立たなくする方法
がある。あるいは塗工用原紙中に不透明度を向上させる
填料を抄き込むとか、メカニカルパルプや黒染料等を配
合することによって不透明感を向上させて原紙層の隠蔽
力を向上させ、塗工後の塗被紙の塗布ムラや地合ムラを
見えにくくして視感を改良する等の手段が使われて来
た。
る塗工液を塗工装置により原紙に塗布することにより製
造されている。かかる場合、塗被紙の品質、特に視感を
向上させる手段として一つは塗被層の塗布ムラを少なく
する様な塗工液性、塗工装置の工夫とか、原紙の地合ム
ラを改良する抄紙方法の採用等によって、直接的に視感
を悪くしている原因を減らす方法がある。また塗被層の
厚さを増すとか塗工顔料に不透明化度の高い顔料を使う
とか、不透明度が向上する様な塗層形成方法を工夫する
とかと言った塗被層の隠蔽力を高めることによって、原
紙の地合ムラや塗被層の塗布ムラを目立たなくする方法
がある。あるいは塗工用原紙中に不透明度を向上させる
填料を抄き込むとか、メカニカルパルプや黒染料等を配
合することによって不透明感を向上させて原紙層の隠蔽
力を向上させ、塗工後の塗被紙の塗布ムラや地合ムラを
見えにくくして視感を改良する等の手段が使われて来
た。
(C)発明が解決しようとする問題点 原紙側で印刷用塗被紙の品質、特に地合ムラに起因す
る視感の悪さを改良するには、抄紙時のスラリーの凝集
程度を弱くして分散をよくし、地合の良い紙を調成する
ことが必要であるが、この凝集程度は同時に填料の歩留
りにも関係しており、地合の良化は歩留りの悪化を伴う
ことが多い。このため繊維の分散を良くして、つまり地
合を良くして、填料等の歩留りを向上させ充分な填料を
留めた原紙を得ることは容易ではない。特にそれが坪量
の低い軽量コート原紙に於いてはなおさらのことであ
る。また原紙の隠蔽性をあげる為には、不透明化能力の
高い填料を内添する必要があるが、少量で効果の高い酸
化チタンは高価であり、次いで能力の高い焼成カオリ
ン、有機合成顔料及び軽質炭酸カルシウム等は、それぞ
れ能力に応じて酸化チタンより多い添加量を必要とす
る。
る視感の悪さを改良するには、抄紙時のスラリーの凝集
程度を弱くして分散をよくし、地合の良い紙を調成する
ことが必要であるが、この凝集程度は同時に填料の歩留
りにも関係しており、地合の良化は歩留りの悪化を伴う
ことが多い。このため繊維の分散を良くして、つまり地
合を良くして、填料等の歩留りを向上させ充分な填料を
留めた原紙を得ることは容易ではない。特にそれが坪量
の低い軽量コート原紙に於いてはなおさらのことであ
る。また原紙の隠蔽性をあげる為には、不透明化能力の
高い填料を内添する必要があるが、少量で効果の高い酸
化チタンは高価であり、次いで能力の高い焼成カオリ
ン、有機合成顔料及び軽質炭酸カルシウム等は、それぞ
れ能力に応じて酸化チタンより多い添加量を必要とす
る。
また更に能力の低い填料、例えば重質炭酸カルシウ
ム、填料用クレー、タルク等は更に多くの添加を必要と
し、それでも充分な不透明性を得られない場合がある。
また多量の填料を内添することは紙力の低下を伴い、充
分な隠蔽力を得られるだけの填料を内添した強度のある
軽量塗工用原紙を得ることはなかなか困難である。更に
内添填料を少しでも減らして不透明感を保つために黒系
の着色剤を使う方法があるが、これだと塗工用原紙と塗
工液の白色どの差が大きくなり、むしろムラを増長させ
視感を悪くしていることが判明した。
ム、填料用クレー、タルク等は更に多くの添加を必要と
し、それでも充分な不透明性を得られない場合がある。
また多量の填料を内添することは紙力の低下を伴い、充
分な隠蔽力を得られるだけの填料を内添した強度のある
軽量塗工用原紙を得ることはなかなか困難である。更に
内添填料を少しでも減らして不透明感を保つために黒系
の着色剤を使う方法があるが、これだと塗工用原紙と塗
工液の白色どの差が大きくなり、むしろムラを増長させ
視感を悪くしていることが判明した。
塗工側で印刷用塗被紙の品質を改良する為には、塗工
方法の変更、塗工液性の改良、塗工顔料の選択、塗抹量
の調節等が考えられる。このうち塗工方法の変更は既存
設備の制約を受け、塗工液性の改良や塗工顔料の変更に
はコストや他の品質上の制約を受ける。また塗抹量を増
すことは最も簡単な方法であるが、コストの点やなによ
りも軽量という目的に逆行することから好ましくない。
方法の変更、塗工液性の改良、塗工顔料の選択、塗抹量
の調節等が考えられる。このうち塗工方法の変更は既存
設備の制約を受け、塗工液性の改良や塗工顔料の変更に
はコストや他の品質上の制約を受ける。また塗抹量を増
すことは最も簡単な方法であるが、コストの点やなによ
りも軽量という目的に逆行することから好ましくない。
本発明で目標としている塗被紙は片面で3g/m2以上15g
/m2以下の塗抹量の片面あるいは両面塗被紙であり、こ
のように軽量の塗抹量の場合地合ムラや原紙表面の凹凸
に伴う塗被層のムラは極めて目立ち易く、従来の改良さ
れた塗工技術をもってしても完全に改良することはなか
なか困難であった。この様に印刷用塗被紙に要求される
さまざまな問題を解決し、原紙側で不透明度を出来るだ
け高く保ちながら、填料の内添率を減らして紙力の低下
を少なくし、しかも軽塗抹量の印刷用塗被紙の品質、特
に不透明感や視感の悪さを改良する方法について研究を
重ねた結果、本発明をなすに至った。
/m2以下の塗抹量の片面あるいは両面塗被紙であり、こ
のように軽量の塗抹量の場合地合ムラや原紙表面の凹凸
に伴う塗被層のムラは極めて目立ち易く、従来の改良さ
れた塗工技術をもってしても完全に改良することはなか
なか困難であった。この様に印刷用塗被紙に要求される
さまざまな問題を解決し、原紙側で不透明度を出来るだ
け高く保ちながら、填料の内添率を減らして紙力の低下
を少なくし、しかも軽塗抹量の印刷用塗被紙の品質、特
に不透明感や視感の悪さを改良する方法について研究を
重ねた結果、本発明をなすに至った。
(D)問題点を解決するための手段 即ち、本発明は片面塗工量が3g/m2以上15g/m2以下の
片面あるいは両面塗被紙に於いて、塗工用原紙及び塗被
層が着色剤を含有し、且つ塗工用原紙白色度と塗被紙白
色度の差を6%以内に調整せしめて原紙の地合ムラによ
る透過光のムラと原紙表面の凹凸による塗被層の厚薄ム
ラを相殺させ、塗被紙の品質、特に視感を向上させた軽
量塗被紙である。
片面あるいは両面塗被紙に於いて、塗工用原紙及び塗被
層が着色剤を含有し、且つ塗工用原紙白色度と塗被紙白
色度の差を6%以内に調整せしめて原紙の地合ムラによ
る透過光のムラと原紙表面の凹凸による塗被層の厚薄ム
ラを相殺させ、塗被紙の品質、特に視感を向上させた軽
量塗被紙である。
本発明において、塗工用原紙と塗被紙の白色度の差を
6%以内に調整する為には、着色剤として黒色あるいは
有色の染料や顔料を使用し、他の素材即ちパルプや填料
あるいは塗工用顔料の白色度や色調に合わせて、その着
色剤の量を調整する。一般に塗工原紙や塗被紙の色相を
調整する為に、有色の染料や顔料が単独あるいは組み合
わせて使用されているが、これらは使われているパルプ
や白色顔料が通常やや黄色味を示す為、この黄色味を隠
し少しでも白く感じさせるために青色あるいは青紫系の
着色剤(ブルーイング剤)が極少量用いられているにす
ぎない。本発明に於いて使われる着色剤は、色相をあま
り変えることなく積極的に白色度を調整、特に白色度を
低下させ、見た目の不透明度を向上させる方向に調整す
る為に使用される。従って色相は黒色が好ましく、黒色
染料、黒色顔料あるいは混合して黒色になる有色染顔料
の組み合わせ、例えば黄色、マゼンタ(赤紫)、シアン
(青)等の組み合わせが使用される。
6%以内に調整する為には、着色剤として黒色あるいは
有色の染料や顔料を使用し、他の素材即ちパルプや填料
あるいは塗工用顔料の白色度や色調に合わせて、その着
色剤の量を調整する。一般に塗工原紙や塗被紙の色相を
調整する為に、有色の染料や顔料が単独あるいは組み合
わせて使用されているが、これらは使われているパルプ
や白色顔料が通常やや黄色味を示す為、この黄色味を隠
し少しでも白く感じさせるために青色あるいは青紫系の
着色剤(ブルーイング剤)が極少量用いられているにす
ぎない。本発明に於いて使われる着色剤は、色相をあま
り変えることなく積極的に白色度を調整、特に白色度を
低下させ、見た目の不透明度を向上させる方向に調整す
る為に使用される。従って色相は黒色が好ましく、黒色
染料、黒色顔料あるいは混合して黒色になる有色染顔料
の組み合わせ、例えば黄色、マゼンタ(赤紫)、シアン
(青)等の組み合わせが使用される。
染料としては例えば酸性染料、直接染料、塩基性染
料、水溶性硫化染料等水に可溶の各種染料類が挙げられ
る。単独で用いられる代表的例としてはC.I.ダイレクト
ブラック154,159,19,170,あるいはC.I.アシッドブラッ
ク2,C.I.ソルビライズドサルファーブラック1,5,C.I.フ
ードブラック2等がある。また組み合わせて用いられる
染料の例としてはC.I.ダイレクト イエロー157,153,13
3,142,50,86,12,C.I.ダイレクト レッド253,23,225,C.
I.ダイレクト ブルー86,200,C.I.ベイシック イエロ
ー94,C.I.ベイシック レッド111,C.I.ベイシック ブ
ルー140等を挙げることが出来る。また顔料としては例
えば活性剤や保護ポリマーで分散したカーボンブラック
(C.I.ピグメントブラック7)等が挙げられる。これら
の染顔料を塗工用原紙に含有させる方法としては、水に
溶解又は分散して紙料中に添加して抄造するいわゆる内
添法や製紙後サイズプレスやコーター等で付着させるい
わゆる外添法がある。中でも内添法が本発明の効果を発
揮する上にも、染着の均一性の添からも好ましく、この
場合染料の定着を助けるためにカチオン性あるいは両性
の水溶性高分子物質を添加するのが望ましい、更に極く
少量の水溶性アルミニウム塩を添加することも出来る。
本発明で使用できるカチオン性あるいは両性の高分子物
質としては第二級アミン、第三級アミンあるいは第四級
アンモニウム基等を持つカチオン性あるいは両性の澱
粉、ポリアクリルアミド等を挙げることが出来る。特に
置換率0.01〜0.1のカチオン性置換基を持つカチオン澱
粉あるいは両性澱粉が好ましい。この場合のカチオン性
あるいは両性の高分子物質の添加量は対パルプ重量当た
り0.1重量%〜3.0重量%が好ましいが、特に好ましくは
対パルプ重量当たり0.3重量%〜1.5重量%である。
料、水溶性硫化染料等水に可溶の各種染料類が挙げられ
る。単独で用いられる代表的例としてはC.I.ダイレクト
ブラック154,159,19,170,あるいはC.I.アシッドブラッ
ク2,C.I.ソルビライズドサルファーブラック1,5,C.I.フ
ードブラック2等がある。また組み合わせて用いられる
染料の例としてはC.I.ダイレクト イエロー157,153,13
3,142,50,86,12,C.I.ダイレクト レッド253,23,225,C.
I.ダイレクト ブルー86,200,C.I.ベイシック イエロ
ー94,C.I.ベイシック レッド111,C.I.ベイシック ブ
ルー140等を挙げることが出来る。また顔料としては例
えば活性剤や保護ポリマーで分散したカーボンブラック
(C.I.ピグメントブラック7)等が挙げられる。これら
の染顔料を塗工用原紙に含有させる方法としては、水に
溶解又は分散して紙料中に添加して抄造するいわゆる内
添法や製紙後サイズプレスやコーター等で付着させるい
わゆる外添法がある。中でも内添法が本発明の効果を発
揮する上にも、染着の均一性の添からも好ましく、この
場合染料の定着を助けるためにカチオン性あるいは両性
の水溶性高分子物質を添加するのが望ましい、更に極く
少量の水溶性アルミニウム塩を添加することも出来る。
本発明で使用できるカチオン性あるいは両性の高分子物
質としては第二級アミン、第三級アミンあるいは第四級
アンモニウム基等を持つカチオン性あるいは両性の澱
粉、ポリアクリルアミド等を挙げることが出来る。特に
置換率0.01〜0.1のカチオン性置換基を持つカチオン澱
粉あるいは両性澱粉が好ましい。この場合のカチオン性
あるいは両性の高分子物質の添加量は対パルプ重量当た
り0.1重量%〜3.0重量%が好ましいが、特に好ましくは
対パルプ重量当たり0.3重量%〜1.5重量%である。
また水溶性アルミニウム塩を併用する場合のそれらの
例としては、硫酸アルミニウム(バンド)、塩化アルミ
ニウム、カリミョウバン、ポリ塩化アルミ、ポリ水酸化
アルミなどが挙げられる。通常硫酸バンドが使用され、
コートブローク等から入って来る余計なアニオン物質を
封鎖してカチオン性紙力剤の効率を高めたり、染料等の
必要なアニオン性添加剤の定着性を高めたりするために
使用される。この場合の水溶性アルミニウム塩の添加量
は対パルプ重量当たり0.1重量%〜1.2重量%であるが紙
料のpHが6.5以下になるほどの量を添加することは好ま
しくない。染顔料の添加量は対繊維重量あたり5ppm〜70
0ppm,好ましくは10ppm〜500ppm,更に好ましくは20ppm〜
300ppmであるが、原紙形成に使われる他の素材、即ちパ
ルプや填料の白色度及びその使用量に密接に関連するた
め、目的の白色度に成るように決めるのが望ましい。こ
の場合、塗工用原紙の目標白色度は60〜80%が望まし
く、特に塗工後の塗被紙白色度の−6%〜+3%にする
のが良い。尚この場合紙等の色調を測定、表示する方法
に、JISZ−8722及びJISZ−8730に規定された方法があ
る。この方法では色調をL*(エルスター),a*(エー
スター),b*(ビースター)で表わし、L*は明度を表
わし数値が大きいほど明度が高いことを示す。
例としては、硫酸アルミニウム(バンド)、塩化アルミ
ニウム、カリミョウバン、ポリ塩化アルミ、ポリ水酸化
アルミなどが挙げられる。通常硫酸バンドが使用され、
コートブローク等から入って来る余計なアニオン物質を
封鎖してカチオン性紙力剤の効率を高めたり、染料等の
必要なアニオン性添加剤の定着性を高めたりするために
使用される。この場合の水溶性アルミニウム塩の添加量
は対パルプ重量当たり0.1重量%〜1.2重量%であるが紙
料のpHが6.5以下になるほどの量を添加することは好ま
しくない。染顔料の添加量は対繊維重量あたり5ppm〜70
0ppm,好ましくは10ppm〜500ppm,更に好ましくは20ppm〜
300ppmであるが、原紙形成に使われる他の素材、即ちパ
ルプや填料の白色度及びその使用量に密接に関連するた
め、目的の白色度に成るように決めるのが望ましい。こ
の場合、塗工用原紙の目標白色度は60〜80%が望まし
く、特に塗工後の塗被紙白色度の−6%〜+3%にする
のが良い。尚この場合紙等の色調を測定、表示する方法
に、JISZ−8722及びJISZ−8730に規定された方法があ
る。この方法では色調をL*(エルスター),a*(エー
スター),b*(ビースター)で表わし、L*は明度を表
わし数値が大きいほど明度が高いことを示す。
a*は赤味をあらわし数値が大きいほど赤味が強く、
−になると緑色味が強くなることを示す。
−になると緑色味が強くなることを示す。
b*は黄色味を表わし、数値が大きいほど黄色味が強
いことを表わし、−になると青味になることを示す。一
般にa*を横軸にとり、b*を縦軸にとったグラフの位
置で色調を表わす。
いことを表わし、−になると青味になることを示す。一
般にa*を横軸にとり、b*を縦軸にとったグラフの位
置で色調を表わす。
a*,b*がいずれも0の場合、その色は無色であると
表現され、この場合はL*値が白さ(黒さ)の度合いを
あらわすことになる。一般に填料を添加した紙の色調は
a*が−2〜+1,b*が+5〜+8程度でやや黄色味を
示している。
表現され、この場合はL*値が白さ(黒さ)の度合いを
あらわすことになる。一般に填料を添加した紙の色調は
a*が−2〜+1,b*が+5〜+8程度でやや黄色味を
示している。
本発明では原紙白色度と塗工紙白色度の差を6%以内
にすることによって、ムラを目立たなくして塗被紙の視
感を改良する方法を見出したのであるが、この場合色調
はa*が−5.0〜+0.5,b*が−1.0〜+8.0,好ましくは
a*が−4.0〜0.0,b*が0.0〜+7.5,特に好ましくはa
*が−3.0〜0.0,b*が0.5〜+7.5の範囲である。この範
囲にある場合、色調を大きく変えることなく、つまり白
く感じさせながら原紙白色度を調節することが可能であ
る。a*が+0.5より大きいと紙は赤味をおび、−5よ
り小さいと緑味が強く成り過ぎる。b*が8以上だと黄
色味が強過ぎ、−1より小さいと青味が強過ぎて、いず
れの場合も白い紙の感じからはずれたものになる。尚、
L*は上述のa*,b*の範囲だと白色度にほぼ対応して
いて、白色度60%〜80%はL*値でほぼ83.5〜93.5であ
る。なお本明細書に記入したL*,a*,b*の数値は、ミ
ノルタカメラ株式会社製色彩色差計CR−100型を用いて
測定したものである。
にすることによって、ムラを目立たなくして塗被紙の視
感を改良する方法を見出したのであるが、この場合色調
はa*が−5.0〜+0.5,b*が−1.0〜+8.0,好ましくは
a*が−4.0〜0.0,b*が0.0〜+7.5,特に好ましくはa
*が−3.0〜0.0,b*が0.5〜+7.5の範囲である。この範
囲にある場合、色調を大きく変えることなく、つまり白
く感じさせながら原紙白色度を調節することが可能であ
る。a*が+0.5より大きいと紙は赤味をおび、−5よ
り小さいと緑味が強く成り過ぎる。b*が8以上だと黄
色味が強過ぎ、−1より小さいと青味が強過ぎて、いず
れの場合も白い紙の感じからはずれたものになる。尚、
L*は上述のa*,b*の範囲だと白色度にほぼ対応して
いて、白色度60%〜80%はL*値でほぼ83.5〜93.5であ
る。なお本明細書に記入したL*,a*,b*の数値は、ミ
ノルタカメラ株式会社製色彩色差計CR−100型を用いて
測定したものである。
本発明に於いて使用する填料は重質炭酸カルシウムあ
るいは軽質炭酸カルシウムである。重質炭酸カルシウム
は乾式粉砕あるいは湿式粉砕により平均粒子系を4μm
以下、好ましくは0.5μm〜3μmにしたもので、これ
らは通常塗工用顔料としても用いられるため、塗工機、
カッター、スーパーカレンダー等の工程から発生する損
紙を回収し、再離解して抄紙工程で使用すれば塗工用顔
料類も抄紙填料としてバージンフィラーと共に有効に使
用できる。軽質炭酸カルシウムは石灰石を焼成して得ら
れる生石灰と炭酸ガスを精製し、生石灰を水に溶かして
石灰乳としその中に炭酸ガスを吹き込んでつくる炭酸ガ
ス化合法または、石灰乳や塩化カルシウム溶液と炭酸塩
とを反応させて作る炭酸塩溶液化合法によって、合成さ
れた炭酸カルシウムが使用される。これら炭酸カルシウ
ムは紙中含有重量%で3%〜25%、好ましくは5%〜18
%にするのが良い。また本発明では填料として炭酸カル
シウムを単独で用いるだけでなく、一般的に用いられて
いる他の填料、カオリン、クレー、タルク、酸化チタン
などを併用することはなんら差し支えない。その場合本
発明の所望の効果を得る為には、炭酸カルシウム分が前
記範囲に成るようにする。特に軽質炭酸カルシウムは白
色度が高く、不透明度効果が大きいので好ましい。
るいは軽質炭酸カルシウムである。重質炭酸カルシウム
は乾式粉砕あるいは湿式粉砕により平均粒子系を4μm
以下、好ましくは0.5μm〜3μmにしたもので、これ
らは通常塗工用顔料としても用いられるため、塗工機、
カッター、スーパーカレンダー等の工程から発生する損
紙を回収し、再離解して抄紙工程で使用すれば塗工用顔
料類も抄紙填料としてバージンフィラーと共に有効に使
用できる。軽質炭酸カルシウムは石灰石を焼成して得ら
れる生石灰と炭酸ガスを精製し、生石灰を水に溶かして
石灰乳としその中に炭酸ガスを吹き込んでつくる炭酸ガ
ス化合法または、石灰乳や塩化カルシウム溶液と炭酸塩
とを反応させて作る炭酸塩溶液化合法によって、合成さ
れた炭酸カルシウムが使用される。これら炭酸カルシウ
ムは紙中含有重量%で3%〜25%、好ましくは5%〜18
%にするのが良い。また本発明では填料として炭酸カル
シウムを単独で用いるだけでなく、一般的に用いられて
いる他の填料、カオリン、クレー、タルク、酸化チタン
などを併用することはなんら差し支えない。その場合本
発明の所望の効果を得る為には、炭酸カルシウム分が前
記範囲に成るようにする。特に軽質炭酸カルシウムは白
色度が高く、不透明度効果が大きいので好ましい。
本発明で塗工溶原紙製造に用いられるパルプとして
は、針葉樹、広葉樹等の植物性原料を化学的及び/ある
いは機械的に処理して得られるパルプを単独あるいは数
種使用することができ、特に限定されるものではない。
またこれら填料、パルプ及び着色剤以外に、通常抄紙で
用いられる添加剤、例えばサイズ剤、消泡剤、蛍光剤、
乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向上剤、スライムコントロー
ル剤、水性向上剤、歩留り向上剤等を必要に応じて含
ませることが出来る。サイズ剤としてはアルキルケテン
ダイマー系サイズ剤やアルケニルコハク酸無水物系サイ
ズ剤が代表的例として挙げられるがこれらに限定される
ものではない。
は、針葉樹、広葉樹等の植物性原料を化学的及び/ある
いは機械的に処理して得られるパルプを単独あるいは数
種使用することができ、特に限定されるものではない。
またこれら填料、パルプ及び着色剤以外に、通常抄紙で
用いられる添加剤、例えばサイズ剤、消泡剤、蛍光剤、
乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向上剤、スライムコントロー
ル剤、水性向上剤、歩留り向上剤等を必要に応じて含
ませることが出来る。サイズ剤としてはアルキルケテン
ダイマー系サイズ剤やアルケニルコハク酸無水物系サイ
ズ剤が代表的例として挙げられるがこれらに限定される
ものではない。
また填料としては通常抄紙系で使用される白色無機系
顔料や有機合成系顔料及びコートブローク(故紙や回収
損紙)が使用出来ることは前に述べた。
顔料や有機合成系顔料及びコートブローク(故紙や回収
損紙)が使用出来ることは前に述べた。
またこれら原紙の表面に澱粉、ポリビニルアルコー
ル、各種表面サイズ剤等の水溶性高分子物質及び白色顔
料等によるサイズプレスやゲートロール等による加工を
することはなんら差し支えない。この場合は表面加工後
の白色度や色調が前述の範囲に入るようにする。これら
の表面加工液の中に前述の着色剤を添加して調節するこ
とは、もちろん可能である。
ル、各種表面サイズ剤等の水溶性高分子物質及び白色顔
料等によるサイズプレスやゲートロール等による加工を
することはなんら差し支えない。この場合は表面加工後
の白色度や色調が前述の範囲に入るようにする。これら
の表面加工液の中に前述の着色剤を添加して調節するこ
とは、もちろん可能である。
本発明に於いてはこの様にして作成したコート用原紙
に白色顔料及び接着剤更に着色剤を含有する塗工液を塗
布して塗被紙とする。その塗工液中に含有させる着色剤
は原紙の項で述べたものがそのまま使用できる。その着
色剤の含有量は白色顔料の白色度や原紙の白色度及び目
標の塗被紙白色度によって調整され、原紙白色度と塗被
紙白色度との差が6%以内に納まるように決められるべ
きで一概に決められないが、対白色顔料あたり10ppm〜5
00ppm程度の添加で上記白色度の範囲に成るものと考え
られる。
に白色顔料及び接着剤更に着色剤を含有する塗工液を塗
布して塗被紙とする。その塗工液中に含有させる着色剤
は原紙の項で述べたものがそのまま使用できる。その着
色剤の含有量は白色顔料の白色度や原紙の白色度及び目
標の塗被紙白色度によって調整され、原紙白色度と塗被
紙白色度との差が6%以内に納まるように決められるべ
きで一概に決められないが、対白色顔料あたり10ppm〜5
00ppm程度の添加で上記白色度の範囲に成るものと考え
られる。
本発明で塗被層に用いられる白色顔料としては、重質
炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、クレ
ー、サチンホワイト、酸化チタン、水酸化アルミミウ
ム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、シリ
カ、活性白土、珪藻土、レーキ、プラスチックピグメン
ト等が挙げられる。また接着剤としては、スチレン−ブ
タジエン系、スチレン−アクリル系、酢ビ−アクリル
系、エチレン−酢ビ系、ブタジエン−メチルメタクリル
系、酢ビ−ブチルアクリレート系等の各種共重合系及び
ポリビニルアルコール、無水マレイン酸−スチレン共重
合体、アクリル酸−メチルメタクリレート系共重合体、
イソブテン−無水マレイン酸共重合体等の合成系接着
剤、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、酵素
変成澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水
可溶性澱粉、カゼイン、大豆蛋白等の天然系接着剤など
の一般に知られた接着剤が挙げられる。また必要に応じ
て、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、着色
剤、蛍光剤等の通常塗工液に配合される各種助剤が適宜
使用できる。本発明による塗工液を塗工用原紙に塗布す
る方法は、特に限定されるものではなく、エアーナイフ
コーター、ゲートロールコーター、各種ブレードコータ
ー、ショートドエルコーター等の各種塗工装置が用いら
れる。塗工量は片面で15g/m2以下、好ましくは片面で3g
/m2〜13g/m2、特に好ましくは片面で5g/m2〜10g/m2であ
る。片面塗工量15g/m2以上の場合は軽量塗工紙の目的に
そぐわないし、塗被層自身の隠蔽力でムラが目立たない
ため着色剤を用いて原紙層との白色度の差を縮める必要
がなくむしろ白色度を低下させることは印刷用紙として
マイナスに働く。
炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、カオリン、クレ
ー、サチンホワイト、酸化チタン、水酸化アルミミウ
ム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、シリ
カ、活性白土、珪藻土、レーキ、プラスチックピグメン
ト等が挙げられる。また接着剤としては、スチレン−ブ
タジエン系、スチレン−アクリル系、酢ビ−アクリル
系、エチレン−酢ビ系、ブタジエン−メチルメタクリル
系、酢ビ−ブチルアクリレート系等の各種共重合系及び
ポリビニルアルコール、無水マレイン酸−スチレン共重
合体、アクリル酸−メチルメタクリレート系共重合体、
イソブテン−無水マレイン酸共重合体等の合成系接着
剤、酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、酵素
変成澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水
可溶性澱粉、カゼイン、大豆蛋白等の天然系接着剤など
の一般に知られた接着剤が挙げられる。また必要に応じ
て、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、着色
剤、蛍光剤等の通常塗工液に配合される各種助剤が適宜
使用できる。本発明による塗工液を塗工用原紙に塗布す
る方法は、特に限定されるものではなく、エアーナイフ
コーター、ゲートロールコーター、各種ブレードコータ
ー、ショートドエルコーター等の各種塗工装置が用いら
れる。塗工量は片面で15g/m2以下、好ましくは片面で3g
/m2〜13g/m2、特に好ましくは片面で5g/m2〜10g/m2であ
る。片面塗工量15g/m2以上の場合は軽量塗工紙の目的に
そぐわないし、塗被層自身の隠蔽力でムラが目立たない
ため着色剤を用いて原紙層との白色度の差を縮める必要
がなくむしろ白色度を低下させることは印刷用紙として
マイナスに働く。
塗工液を塗布、乾燥された塗被紙はスーパーカレンダ
ー、グロスカレンダー等の仕上げ装置をへて仕上げるこ
とも可能である。
ー、グロスカレンダー等の仕上げ装置をへて仕上げるこ
とも可能である。
(E)作用 塗工量が片面15g/m2以下の場合は、原紙の表面の凹凸
による塗被層の厚い部分と薄い部分の厚さの比が大きく
なり、しかも薄い部分は原紙表面の繊維が見える程にな
る場合もある。この場合、原紙層と塗被層の白色度の差
が大きいと塗布ムラとして極めて目立つが、塗被層の白
色度が原紙層の白色度に近ければ、塗被層の厚薄による
ムラは原紙の色と丁度相殺されて目立たなく成るものと
考えられる。特にその白色度の調整を黒色の着色剤で行
ない、色調を,a*が−5.0〜0.5,b*が−1.0〜+8.0にお
さめた場合(この場合L*は約83.5〜93.5になる)は、
可視光線の全波長域に渡って吸収が起こるため、より目
立たなくなるものと考えられる。
による塗被層の厚い部分と薄い部分の厚さの比が大きく
なり、しかも薄い部分は原紙表面の繊維が見える程にな
る場合もある。この場合、原紙層と塗被層の白色度の差
が大きいと塗布ムラとして極めて目立つが、塗被層の白
色度が原紙層の白色度に近ければ、塗被層の厚薄による
ムラは原紙の色と丁度相殺されて目立たなく成るものと
考えられる。特にその白色度の調整を黒色の着色剤で行
ない、色調を,a*が−5.0〜0.5,b*が−1.0〜+8.0にお
さめた場合(この場合L*は約83.5〜93.5になる)は、
可視光線の全波長域に渡って吸収が起こるため、より目
立たなくなるものと考えられる。
また原紙中の填料の含有量に比例して不透明度は向上
し、強度は低下する。不透明度の向上は填料自体の光の
散乱と、填料によって繊維間結合が阻害され繊維間の非
結合面積が増えたことによる光の散乱度合いの向上とに
よって説明される。
し、強度は低下する。不透明度の向上は填料自体の光の
散乱と、填料によって繊維間結合が阻害され繊維間の非
結合面積が増えたことによる光の散乱度合いの向上とに
よって説明される。
強度低下は紙中の繊維分の含有率の低下と繊維間結合
面積の低下によって説明される。ここで不透明度は、主
に光の散乱によって得られている訳であるが、不透明度
が入射した光の何%が透過しないかの度合いと考える
と、光の散乱に加えて光の吸収も影響する。従って、強
度を保つには填料の含有量を減らす必要があるが、同時
に減少する光散乱能力を染料等による光の吸収で補うこ
とで不透明度を保てると考えられる。高白色度の炭酸カ
ルシウム填料による紙の白色度増加分を、丁度相殺する
ような黒色着色剤の添加がこの条件を満たしているため
に、填料の減少によって紙力の向上がなされ、黒色着色
剤によって白色度の低下、不透明度の向上の相乗作用が
成されている。
面積の低下によって説明される。ここで不透明度は、主
に光の散乱によって得られている訳であるが、不透明度
が入射した光の何%が透過しないかの度合いと考える
と、光の散乱に加えて光の吸収も影響する。従って、強
度を保つには填料の含有量を減らす必要があるが、同時
に減少する光散乱能力を染料等による光の吸収で補うこ
とで不透明度を保てると考えられる。高白色度の炭酸カ
ルシウム填料による紙の白色度増加分を、丁度相殺する
ような黒色着色剤の添加がこの条件を満たしているため
に、填料の減少によって紙力の向上がなされ、黒色着色
剤によって白色度の低下、不透明度の向上の相乗作用が
成されている。
その為通常より白色度が低く成っている訳であるが、
塗工液中にも着色剤を添加することによって白色度を低
下し原紙白色度との差を小さくしているためよりムラが
目立たなくなっているのであろう。
塗工液中にも着色剤を添加することによって白色度を低
下し原紙白色度との差を小さくしているためよりムラが
目立たなくなっているのであろう。
(F)実施例 以下に実施例を挙げて本発明の詳細な説明を行なう。
実施例において記載の部、%、ppmは、すべて重量によ
るものである。
実施例において記載の部、%、ppmは、すべて重量によ
るものである。
尚、実施例中の諸測定値は以下の方法により得られた
ものである。
ものである。
1)白色度の測定はJISP−8123に準じ、ハンター反射率
計でブルーフィルター(457nm)で測定した反射率%で
表わした。
計でブルーフィルター(457nm)で測定した反射率%で
表わした。
2)不透明度の測定はJISP−8138に準じ、ハンター反射
率計でグリーンフィルター(557nm)で測定し、裏面に
白色度89%の標準板を当てたRwと黒色標準板を当てたRo
の反射光量の比Ro/Rwを百分率で表わした。
率計でグリーンフィルター(557nm)で測定し、裏面に
白色度89%の標準板を当てたRwと黒色標準板を当てたRo
の反射光量の比Ro/Rwを百分率で表わした。
3)表面反射特性(L*a*b*) 本文中に記述した方法によった。
4)視感ムラ ムラの目立ちかたを視感判定によって、
5段階に分けた。
5段階に分けた。
1 ムラが極めて目立つ。
2 ムラが目立つ。
3 ややムラが目立つ。
4 ほとんどムラが目立たない。
5 全くムラが目立たない。
5)内部結合強度はインターナルボンドテスター(熊谷
理機製)で1インチ角の紙片について測定した値を1cm2
角に換算した値を用いた。
理機製)で1インチ角の紙片について測定した値を1cm2
角に換算した値を用いた。
6)炭酸カルシウム含有量は絶乾重量を測定した紙片を
1%HCl溶液に約5分浸し、炭酸カルシウムを溶解して
洗浄した紙片の絶乾重量との差から炭酸カルシウム含有
%として表わした。
1%HCl溶液に約5分浸し、炭酸カルシウムを溶解して
洗浄した紙片の絶乾重量との差から炭酸カルシウム含有
%として表わした。
実施例1〜6及び比較例1〜8 ディスクリファイナーによりカナダ標準水度で370m
lに叩解した広葉樹クラフトパルプ80部、470mlに叩解し
た針葉樹クラフトパルプ20部から成るパルプスラリーを
調成した。このパルプ固形分100部に対し、重質炭酸カ
ルシウム15部を添加し、着色剤として黒色水溶性硫化染
料(日本化薬社製 C.I.ソルビライズド サルファーブ
ラック1)を各々0ppm,20ppm,80ppm,150ppm,220ppm,290
ppm,360ppm添加した。次いで硫酸バンド0.5部、3級カ
チオン澱粉(王子ナショナル社製 Cato2M)0.4部、ア
ルキルケテンダイマーサイズ剤0.06部を添加し、歩留り
向上剤として高分子量のカチオン性ポリアクリルアマイ
ドを0.02部添加して紙料スラリーを調成した。このスラ
リーのpHは7.8〜7.9であった。このスラリーから坪量40
g/m2,の紙を抄造し、90℃の円筒ドライヤーで3分間乾
燥して、白色度の異なる原紙1〜7を得た。次いでこれ
らの原紙に下記2種類の塗工液1〜2をブレードコータ
ーにて片面12g/m2宛両面に塗被し、スーパーカレンダー
を掛けて各々実施例1〜6及び比較例1〜8の塗工紙と
した。原紙物性及び塗工紙物性について測定した結果を
表1に示す。
lに叩解した広葉樹クラフトパルプ80部、470mlに叩解し
た針葉樹クラフトパルプ20部から成るパルプスラリーを
調成した。このパルプ固形分100部に対し、重質炭酸カ
ルシウム15部を添加し、着色剤として黒色水溶性硫化染
料(日本化薬社製 C.I.ソルビライズド サルファーブ
ラック1)を各々0ppm,20ppm,80ppm,150ppm,220ppm,290
ppm,360ppm添加した。次いで硫酸バンド0.5部、3級カ
チオン澱粉(王子ナショナル社製 Cato2M)0.4部、ア
ルキルケテンダイマーサイズ剤0.06部を添加し、歩留り
向上剤として高分子量のカチオン性ポリアクリルアマイ
ドを0.02部添加して紙料スラリーを調成した。このスラ
リーのpHは7.8〜7.9であった。このスラリーから坪量40
g/m2,の紙を抄造し、90℃の円筒ドライヤーで3分間乾
燥して、白色度の異なる原紙1〜7を得た。次いでこれ
らの原紙に下記2種類の塗工液1〜2をブレードコータ
ーにて片面12g/m2宛両面に塗被し、スーパーカレンダー
を掛けて各々実施例1〜6及び比較例1〜8の塗工紙と
した。原紙物性及び塗工紙物性について測定した結果を
表1に示す。
<塗工液1> カオリン(ジョージアカオリン) 70 部 湿式重カル(カービタル90) 30 SBR 8 酸化澱粉 5 分散剤 0.1 pH 9.5 Conc. 63 % <塗工液2> カオリン(ジョージアカオリン) 70 部 湿式重カル(カービタル90) 30 SBR 8 酸化澱粉 5 分散剤 0.1 着色剤(C.I.ダイレクトブラック159) 0.02 pH 9.5 Conc. 63 % 実施例7〜10及び比較例9〜13 ディスクリファイナーによりカナダ標準水度で370m
lに叩解した広葉樹クラフトパルプ50部、470mlに叩解し
た針葉樹クラフトパルプ20部、330mlに叩解したセミケ
ミカルパルプ(白色度62%)20部及び重質炭酸カルシウ
ムを含むコートブローク10部から成るパルプスラリーを
調成した。このパルプ固形分100部に対し、軽質炭酸カ
ルシウムを各々0部,3.5部,10部、16部、23部添加し、
着色剤としてサンダイDPブラックPペースト2904(山陽
色素社製 アニオン性界面活性剤分散カーボンブラッ
ク)を各々40ppm添加した。次いでポリ塩化アルミ0.3
部、両性澱粉(王子ナショナル社製 Cato3210)1.2
部、アルキルケテンダイマーサイズ剤0.01部を添加し、
歩留り向上剤として高分子量のアニオン性ポリアクリル
アマイドを0.02部及びベントナイトを0.5部添加して紙
料スラリーを調成した。これらのスラリーのpHは各々6.
2,6.8,7.7,8.2,8.8であった。
lに叩解した広葉樹クラフトパルプ50部、470mlに叩解し
た針葉樹クラフトパルプ20部、330mlに叩解したセミケ
ミカルパルプ(白色度62%)20部及び重質炭酸カルシウ
ムを含むコートブローク10部から成るパルプスラリーを
調成した。このパルプ固形分100部に対し、軽質炭酸カ
ルシウムを各々0部,3.5部,10部、16部、23部添加し、
着色剤としてサンダイDPブラックPペースト2904(山陽
色素社製 アニオン性界面活性剤分散カーボンブラッ
ク)を各々40ppm添加した。次いでポリ塩化アルミ0.3
部、両性澱粉(王子ナショナル社製 Cato3210)1.2
部、アルキルケテンダイマーサイズ剤0.01部を添加し、
歩留り向上剤として高分子量のアニオン性ポリアクリル
アマイドを0.02部及びベントナイトを0.5部添加して紙
料スラリーを調成した。これらのスラリーのpHは各々6.
2,6.8,7.7,8.2,8.8であった。
このスラリーから坪量40g/m2,の紙を抄造し、90℃の
円筒ドライヤーで3分間乾燥して、填料分と白色度の異
なる6種類の原紙8〜12を得た。
円筒ドライヤーで3分間乾燥して、填料分と白色度の異
なる6種類の原紙8〜12を得た。
次いでこれらの原紙に前記2種類の塗工液1〜2をブ
レードコーターにて片面10g/m2宛両面に塗被し、スーパ
ーカレンダーを掛けて各々実施例7〜10及び比較例9〜
13の塗工紙とした。
レードコーターにて片面10g/m2宛両面に塗被し、スーパ
ーカレンダーを掛けて各々実施例7〜10及び比較例9〜
13の塗工紙とした。
原紙物性及び塗工紙物性について測定した結果を表2
に示す。
に示す。
実施例11〜16及び比較例14〜18 ディスクリファイナーによりカナダ標準水度で370m
lに叩解した広葉樹クラフトパルプ70部、470mlに叩解し
た広葉樹クラフトパルプ20部更にコートブローク(重質
炭酸カルシウム3部、カオリン3部及びパルプ分10部か
ら成る)10部から成るパルプスラリーを調成した。この
パルプ固形分100部に対し、軽質炭酸カルシウム13部を
添加し、着色剤としてC.I.ダイレクトブラック159を200
ppm添加した。
lに叩解した広葉樹クラフトパルプ70部、470mlに叩解し
た広葉樹クラフトパルプ20部更にコートブローク(重質
炭酸カルシウム3部、カオリン3部及びパルプ分10部か
ら成る)10部から成るパルプスラリーを調成した。この
パルプ固形分100部に対し、軽質炭酸カルシウム13部を
添加し、着色剤としてC.I.ダイレクトブラック159を200
ppm添加した。
次いで硫酸バンド0.8部、4級カチオン澱粉(AVEBE社
製 パーフェクトアミルPW)0.7部、アルキルケテンダ
イマーサイズ剤0.06部を添加し、歩留り向上剤として高
分子量のカチオン性ポリアクリルアマイドを0.02部添加
してパルプ濃度1%の紙料スラリーを調成した。このス
ラリーのpHは7.9であった。このスラリーから坪量40g/m
2,の紙を抄造し、90℃の円筒ドライヤーで3分間乾燥し
て、原紙14を得た。この原紙14の白色度は70.2,不透明
度は77.3,L*88.61,a*−2.11,b*+0.45及び炭酸カル
シウム含有量は10.4%であった。
製 パーフェクトアミルPW)0.7部、アルキルケテンダ
イマーサイズ剤0.06部を添加し、歩留り向上剤として高
分子量のカチオン性ポリアクリルアマイドを0.02部添加
してパルプ濃度1%の紙料スラリーを調成した。このス
ラリーのpHは7.9であった。このスラリーから坪量40g/m
2,の紙を抄造し、90℃の円筒ドライヤーで3分間乾燥し
て、原紙14を得た。この原紙14の白色度は70.2,不透明
度は77.3,L*88.61,a*−2.11,b*+0.45及び炭酸カル
シウム含有量は10.4%であった。
またこれらの原紙に下記4種類の塗工液3〜6をブレ
ードコーターにて塗布量を各種変えて両面に塗布し各々
実施例11〜16及び比較例14〜18の塗工紙とした。原紙物
性及び塗工紙物性について測定した結果を表3に示す。
ードコーターにて塗布量を各種変えて両面に塗布し各々
実施例11〜16及び比較例14〜18の塗工紙とした。原紙物
性及び塗工紙物性について測定した結果を表3に示す。
<塗工液3〜6> カオリン(ジョージアカオリン) 70 部 湿式重カル(カービタル90) 30 SBR 8 酸化澱粉 5 分散剤 0.1 着色剤 * pH 9.5Conc. 63 % * <塗工液No> 着色剤添加量ppm 3 0 4 100 5 200 6 300 (G)発明の効果 炭酸カルシウムの含有量が3〜25重量%であり、着色
剤を含有させて表面反射特性がa*=−5.0乃至0.5、b
*=−1.0乃至8.0の範囲になる様に抄紙した紙は、炭酸
カルシウムのみで着色剤を使わないものに比べて、同じ
炭酸カルシウム含有量なら不透明度が高く、また同じ不
透明度なら強度が高く、印刷用紙特にコート紙用の原紙
として使用するに適した紙が得られる。更に塗工液に着
色剤を含有させ前述の原紙に塗布して塗被紙とし、原紙
白色度と塗被紙白色度の差が6%以内とした場合は塗布
ムラが目立たず視感の良い軽量塗被紙が容易に得られ
る。
剤を含有させて表面反射特性がa*=−5.0乃至0.5、b
*=−1.0乃至8.0の範囲になる様に抄紙した紙は、炭酸
カルシウムのみで着色剤を使わないものに比べて、同じ
炭酸カルシウム含有量なら不透明度が高く、また同じ不
透明度なら強度が高く、印刷用紙特にコート紙用の原紙
として使用するに適した紙が得られる。更に塗工液に着
色剤を含有させ前述の原紙に塗布して塗被紙とし、原紙
白色度と塗被紙白色度の差が6%以内とした場合は塗布
ムラが目立たず視感の良い軽量塗被紙が容易に得られ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】片面塗工量が3g/m2以上15g/m2以下の片面
あるいは両面塗被紙に於いて、塗工用原紙及び塗被層が
着色剤として黒色染料、黒色顔料あるいは混合して黒色
となる有色染顔料の組み合わせのいずれかを含有し、且
つ塗工用原紙白色度と塗被紙白色度の差が6%以内であ
ることを特徴とする軽量塗被紙。 - 【請求項2】着色剤が黒色染料、黒色顔料あるいは混合
して黒色となる有色染顔料の組み合わせのいずれかであ
り、それによって着色された塗工用原紙の表面反射特性
が、JISZ−8722およびJISZ−8730に規定された測定法及
び表示法で、a*=−5.0乃至0.5、b*=−1.0乃至8.0
である特許請求の範囲第1項記載の軽量塗被紙。 - 【請求項3】塗工用原紙が填料として少なくとも炭酸カ
ルシウムを3重量%〜25重量%を含有し、抄紙pH6.5〜
9.5のパルプスラリーから抄造した中性紙である特許請
求の範囲第1項ないし第2項のいずれか一項記載の軽量
塗被紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62255189A JP2554344B2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 軽量塗被紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62255189A JP2554344B2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 軽量塗被紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0197295A JPH0197295A (ja) | 1989-04-14 |
JP2554344B2 true JP2554344B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=17275270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62255189A Expired - Lifetime JP2554344B2 (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 軽量塗被紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554344B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100383339C (zh) * | 2004-05-19 | 2008-04-23 | 上海欣盛颜料化工有限公司 | 一种造纸着色剂及其制备方法 |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6387500B1 (en) | 1997-11-06 | 2002-05-14 | Cabot Corporation | Multi-layered coatings and coated paper and paperboards |
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JP4715001B2 (ja) * | 2001-02-23 | 2011-07-06 | 株式会社Ihi | 色紙の製造方法及び装置 |
JP2002266283A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-18 | Oji Paper Co Ltd | コート白ボール |
JP5073814B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-11-14 | 日本製紙株式会社 | 印刷用塗工紙 |
JP5365898B2 (ja) * | 2008-04-18 | 2013-12-11 | 丸住製紙株式会社 | 新聞用紙の製造方法及び新聞用紙 |
JP5297696B2 (ja) * | 2008-06-03 | 2013-09-25 | 大王製紙株式会社 | 新聞用紙及び新聞用紙の製造方法 |
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JP5357606B2 (ja) * | 2009-04-03 | 2013-12-04 | 大王製紙株式会社 | 多層抄き紙 |
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