JPH0197299A - 軽量コート用原紙の製造方法 - Google Patents

軽量コート用原紙の製造方法

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JPH0197299A
JPH0197299A JP25273687A JP25273687A JPH0197299A JP H0197299 A JPH0197299 A JP H0197299A JP 25273687 A JP25273687 A JP 25273687A JP 25273687 A JP25273687 A JP 25273687A JP H0197299 A JPH0197299 A JP H0197299A
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JP
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paper
calcium carbonate
base paper
jis
pigments
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JP25273687A
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Shigehiko Miyamoto
宮本 成彦
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は、填料として炭酸カルシウムを含み、且つ二種
以上の有彩色染顔料を含有するバルブスラリーを以て中
性領域で抄紙する紙の製造方法に関するものであり、更
に詳しくは、炭酸カルシウム及び二種以上の有彩色染顔
料を含有させることにより表面反射特性を調整し、不透
明度を向上させることによりますます薄紙化及び軽旦化
する傾向にある軽量コート用原紙の中性領域で抄紙する
製造方法に関するものである。
(B)従来の技術 通常、抄紙用填料は紙の白色度、不透明度、平滑性、筆
記性、印g1適性及び塗工適性等を向上させ、あるいは
紙の手触り、風合いを良くする為に使用され、更にはパ
ルプに代替して増閂剤として使用されて来た。 従来一
般的に行なわれているp H4,5前後で抄紙するいわ
ゆる酸性抄紙法においては、かかる抄紙用填料としてカ
オリン、クレー、タルク、二酸化チタン、水酸化アルミ
ニウム等が使用され、一部には合成有am料等も使用さ
れている。I&近中性抄紙方法の発展に伴い、従来酸性
抄紙法では使えなかったアルカリ性填料が使える様にな
り特に炭酸カルシウム系填料はその需要が増している。
 かかる炭酸カルシウムは、例えば石灰乳に炭酸ガスを
吹き込んで沈澱させて製造する軽質炭酸カルシウムと石
灰石をnfa的に粉砕して製造される重質炭酸カルシウ
ムがある。
このうち軽質炭酸カルシウムは不透明度を改良する能力
に優れ、かつ白色度の高い安定した品質が得られるが、
重質炭酸カルシウムに比べ紙力の低下が大きく高価であ
る。 一方重質炭酸カルシウムは、その原料の石灰石が
我国に於いて多重に産出し、安価に入手出来るが機械的
粉砕、分級といった手段で製造されるため、粒度分布の
巾が大きく、不透明化の能力は軽質炭酸カルシウムより
劣り、更にプラスチックワイヤーの牽耗性に問題がある
中性抄紙系に於いては、このような特徴を持つ炭酸カル
シウムの能力を引き出し使いこなす為に、種々抄紙方法
が工夫され提案されている。 しかし、より薄紙化、富
品質化の要求に応じてこれらの填料をより多く含有させ
ることは、紙の強度が低下するために限界がある。 填
料の添加による強度の低下を少なくする試みとしては、
A、J。
Haye sがペーパーテクノロジーアンドインダスト
リー誌、1985年4月号に記載しているような、填料
をカチオン性高分子電解質で凝集後、紙料に添加する技
術が知られている。 又、特公昭57−13680号に
は屈折率1.45〜1.65の顔料を凝集させた粒子を
パルプスラリーに添加して抄造し不透明度、白色度を向
上させ、かつ填料の歩留りを向上させることのできる紙
の製造方法が、更に特開昭54−116405号には直
径0.1〜0.3μmの大きさの粒子を凝集させ、″a
集粒子を乾燥パルプに対して5〜80重i%含有させた
填料入り紙製品が開示されている。 又、特公昭62−
24560号にはアルカリ性填料とカチオン性第3級ア
ミン系ポリアクリルアミド紙力増強剤及び水溶性アルミ
ニウム塩を含ましめて抄紙PHを6.5〜8.5に調整
したパルプスラリーを以て抄紙する紙の製造方法が開示
されている。
更には特開昭60−119299号に重質炭酸カルシウ
ムを予めカチオン変性澱粉水溶液と混合した後1紙料中
に添加するワイヤー摩耗を改善した抄紙法についての開
示がある。
(C)発明が解決しようとする問題点 パルプスラリー中に填料を分散し、抄造することによっ
て必要とする不透明度を持つ紙あるいはコート用原紙を
得ようとすると、不透明度の要求が高くなるほど填料の
含有量が増し、それにつれて繊維間の結合が阻害され強
度が低下することになる。 また予め填料、を凝集させ
てから紙料に添加し、抄造する技術によれば填料の増加
による紙の強度低下をある程度緩和させることが可能で
あるが、同時に不透明化の能力も低下し、不透明度の向
上と紙の強度は相反する関係にある。 この相反する要
求を満足させるために本発明者は特願昭61−9254
7号で炭酸カルシウムと黒色水溶性染料を使う方法を提
案した。 黒色水溶性染料を使う方法は炭酸カルシウム
含有量を減らして必要とする不透明度と紙の強度を得る
ことが可能である。 しかしこの黒色水溶性染料特にア
ゾ系の染料は塩素系の漂白剤に弱く、!&近中性抄紙系
のスライムコントロール剤として注目されている二酸化
塩素には特に弱く一緒に使えないと言う問題点がある。
 スライムコントロール剤は酸性抄紙系で培われて来た
知識や技術が、中性抄紙系にそのまま当てはまるとは限
らず、色々苦心をしているのが現状である。 最近二酸
化塩素、を中性抄紙系のスライムコントロールに使うこ
とが検討されつつあり、効果を挙げている。 ところが
二酸化塩素は漂白剤でも有り、製紙業者が通常使用して
いる青味付けやくすみ付は用の染料、主とじて直接染料
、酸性染料、塩基性染料等を破壊してその効果を著しく
低下させることが判明した。
スライムコントロール剤は菌の抗体化を防ぐ為に一種類
のみを長期間使えないので種々な系統のスライムコント
ロール剤を組み合わせて用いるのが一般的であるが、そ
の中の一つとして二酸化塩素を使っても問題のないと言
うことは操業上大切な要件である。 かかる問題点を解
決する為に、不透明度を高く保ち、填料の内添率を出来
るだけ下げて紙力の低下を少なくし、更に塩素系のスラ
イムコントロール剤と一緒に使える方法について研究を
重ねた結果1本発明を成すに至った。
(D)間圧点を解決するための手段 即ち、本発明は抄紙用填料として炭酸カルシウムを含有
し、更に二種以上の有彩色染顔料を含有して成る軽量コ
ート用原紙に於いて1表面反射特性がJ I 5Z−8
722及びJ I 5Z−8730に規定された測定法
及び表示法で、a*=−5,0乃至0.5、b*=−i
、o乃至8. Oの範囲になるように該有彩色染顔料を
添加し、カチオン性あるいは両性の水溶性高分子物置を
含有せしめて抄紙pHを6.5〜9.0に調整したパル
プスラリーを以て抄紙することを特徴とする軽量コート
用原紙の製造方法の提供である。 つまり、白色度が嵩
く不透明化効果の大きい炭酸カルシウムを填料として使
い、必要以上に向上した白色度を有彩色染顔料を添加し
表面反射特性がJISZ−8722及びJ I 5Z−
8730に規定された測定法及び表示法で、a−*=−
5,0乃至0.5、b*=−i、o乃至8.0の範囲に
なるように調整することにより。
白色度を低下させ不透明度を向上させて、炭酸カルシウ
ム添加閂を減らし、強度の低下を極力減少させることに
成功し、更にスライムコントロールに塩素系の薬剤を使
える様にした中性紙の製造方法である。
本発明に於いて使用する填料は重質炭酸カルシウムある
いは軽質炭酸カルシウムである。 重質炭酸カルシウム
は乾式粉砕あるいは湿式粉砕により平均粒子系を4μm
以下、好ましくは0.5μm〜3μmにしたもので、こ
れらは通常塗工用頭材としでも用いられるため、塗工機
、カッター、スーパーカレンダー等の工程から発生する
損紙を回収し、再敲解して抄紙工程で使用すれば塗工用
顔料類も抄紙填料としてバージンフィラーと共に有効に
使用できる。 軽質炭酸カルシウムは石灰石を焼成して
得られる生石灰と炭酸ガスを精製し、生石灰を水に溶か
して石灰乳としその中に炭酸ガスを吹き込んでつくる炭
酸ガス化合法または、石灰乳や塩化カルシウム溶液と炭
酸塩とを反応させて作る炭酸塩溶液化合法によって、合
成された炭酸カルシウムが使用される。 これら炭酸カ
ルシウムは紙中含有重量%で3%〜25%、好ましくは
5%〜18%にするのが良い、また本発明では填料とし
て炭酸カルシウムを単独で用いるだけでなく、一般的に
用いられている他の填料、カオリン、クレー、タルク、
酸化チタンなどを併用することはなんら差し支えない、
 その場合本発明の所望の効果を得る為には、炭酸カル
シウム分が前記範囲に成るようにする。 特に軽質炭酸
カルシウムは不透明度効果が大きいので好ましい。
本発明に於いて使用する染顔料は塩素系のスライムコン
トロール剤特に二酸化塩素に強い、単品では有彩色の染
料あるいは顔料で二色以上配合することにより黒になる
ように組み合わせて使うものである。 代表的な例は 
直接染料、塩基性染料、酸性染料等の黄色、赤色(マゼ
ンタ)、青色(ターキス)等の三原色に近いものを適宜
組み合わせたり、バイオレットと黄色の組み合わせ、黒
縁と赤味の染料の組み合わせ等が挙げられる。
これらに使用できる染料の例としては C,1,ダイレ
クトイエロー157,153,133,142゜50.
86.12.C,1,ダイレクトレッド253.23,
225.  C,1,ダイレクトブルー86,200、
C,1,ペイシックイエロー94.C,1,ペイシック
レッド111.C,1,ペイシックブルー140等を挙
げることができるがこれらに限定されるものではない、
 これらのうち液体化しであるものや、カチオン化しで
ある染料等は操業性及び繊維への定着性の点から特に好
ましい、 これらの染料を紙に含有させ為方法としては
、水に溶解して紙料中に添加して抄造するいわゆる内添
法や製紙後サイズプレスやコーター等で付着させるいわ
ゆる外添法がある。 中でも内添法が本発明の効果を発
揮する上にも、染着の均一性の点からも好ましく、この
場合染料の定着を助けるためにカチオン性あるいは両性
の水溶性高分子物質を添加するのが望ましい、更に掻く
少量の水溶性アルミニウム塩を添加することも出来る。
 本発明で使用するカチオン性あるいは両性の高分子物
質としては第二級アミン、第三級アミンあるいは第四級
アンモニウム基等を持つカチオン性あるいは両性の澱粉
、ポリアクリルアミド等を挙げることが出来る。 特に
置換率0.01−0.1のカチオン性its基を持つカ
チオン澱粉あるいは両性澱粉が好ましい、 この場合の
カチオン性あるいは両性の高分子物質の添加呈は対パル
プ重量当たり0.1tI%〜3.0重量%が好ましいが
、特に好ましくは対パルプ重量当たり0.3重1%〜1
.5重量%である。 また水溶性アルミニウム塩を併用
する場合のそれらの例としては、硫酸アルミニウム(バ
ンド)、塩化アルミニウム、カリミョウバン、ポリ塩化
アルミ、ポリ水酸化アルミなどが挙げられる。
通常硫酸バンドが使用され、コートブローク等から入っ
て来る余計なアニオン物質を封鎖してカチオン性紙力剤
の効率を高めたり、染料等の必要なアニオン性添加剤の
定着性を高めたりするために使用される。 この場合の
水溶性アルミニウム塩の添加閂は対パルプ重量当たり0
.1重置%〜1゜2重置%であるが紙料のpHが6.5
以下になるほどの量を添加することは好ましくない、 
染顔料の添加Iは対繊維重蓋あたり5 ppm〜700
ppm。
好ましくは101)I)鳳〜500ppm、更に好まし
くは20 ppm+〜300 ppmであるが、紙層形
成に使われる他の素材、即ちバルブや填料の白色度や表
面反射特性及びその使用量に密接に関連するため、目的
の表面反射特性に成るように決める必要がある。 ここ
で表面反射特性とは、J I 5Z−8722及びJ 
I 5Z−8730に規定された方法で測定、表示した
L*a*bネを言う、L*は明度を表わし数値が大きい
ほど明度が高いことを示す。
8本は赤味をあられし数値が大きいほど赤味が強く、−
になると緑色味が強くなることを示す。
b*は黄色味を表わし、数値が大きいほど黄色味が強い
ことを表わし、−になると青味になることを示す、 一
般に atを横軸にとり、b*を縦軸にとったグラフの
位置で色調を表わす。
at、b*かいずれも0の場合、その色は無色であると
表現され、この場合はLI値が白さ(黒さ)の度合いを
あられすことになる。一般に填料を添加した紙の色調は
 atが−2〜+1.  bネが+5〜+8程度でやや
黄色味を示している。 本発明では有彩色の二種以上の
染顔料を使って表面反射特性を調節している訳であるが
、この場合表面反射特性は atが−5〜+0.5. 
b*が−1〜+8、好ましくは atが一4〜O,b*
が0〜+7゜5、特に好ましくは atが一3〜O,b
*が0.5〜+7.5の範囲にする。 この範囲にある
場合、色調を大きく変えることなく、つまり白く感じさ
せながら原紙白色度を調節することが可能である。
8本が+0.5より大きいと紙は赤味をおび、−5より
小さいと緑味が強く成り過ぎる。
b*が8以上だと黄色味が強過ぎ、−1より小さいと青
味が強過ぎて、いずれの場合も白い紙の感じからはずれ
たものになる。 なお本明細書に記入したLネ、at、
b*の数値は、ミノルタカメラ株式会社製色彩色差計C
R−100型を用いて測定したものである。
本発明に於ける紙料には、通常抄紙で用いられる添加剤
、例えばサイズ剤、填料、乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向
上剤、スライムコントロール剤、P水性向上剤、歩留り
向上剤等を必要に応じて含ませることが出来る。 サイ
ズ剤としてはアルキルケテンダイマー系サイズ剤やアル
ケニルコハク酸無水物系サイズ剤が代表的例として挙げ
られるがこれらに限定されるものではない、 また填料
としては通常抄紙系で使用される白色鉱物性顔料類やコ
ートブローク(故紙や回収損紙)から来る顔料類が使用
出来ることは前に述べた。 更に本発明では通常用いら
れるスライムコントロール剤のほかに最近使用が検討さ
れている塩素系の殺菌剤、特に二酸化塩素を使用するこ
とが出来る。
また本発明の紙料から抄造した紙の表面に澱粉。
ポリビニルアルコール、各種表面サイズ剤等の水溶性高
分子物質によるサイズプレスやゲートロール等による加
工をすることはなんら差し支えない。
この場合は表面加工後の白色度や表面反射特性が前述の
範囲に入るようにする。 これらの表面加工液の中に前
述の着色剤を添加して調節することは、もちろん可能で
ある。 このようにして製造された紙はアート紙やコー
ト紙の原紙として使用される。 特に軽量コート用原紙
として使用した場合は、実用上充分な強度、不透明度及
び適当な白色度が得られる為に好ましい。
(E)作用 填料の含有量に比例して不透明度は向上し、強度は低下
する。 不透明度の向上は填料自体の光の散乱と、填料
によって繊維間結合が阻害され繊維間の非結合面積が増
えたことによる光の散乱度合いの向上とによって説明さ
れる9 強度低下は紙中の繊維分の含有率の低下と繊維間結合面
積の低下によって説明される。 ここで不透明度は、主
に光の散乱によって得られている訳であるが、不透明度
が入射した光の何%が透過しないかの度合いと考えると
、光の散乱に加えて光りの吸収も影響する。 従って、
強度を保つには填料の含有量を減らす必要があるが、同
時に減少する光散乱能力を染料等による光の吸収で補う
ことで不透明度を保てると考えられる。 高白色度の炭
酸カルシウム填料による紙の白色度増加分を1丁度相殺
するような有彩色染顔料の組み合わせがこの条件を満た
しているために、填料の減少による紙力の向上と有彩色
染顔料の組み合わせによる不透明度の向上の相乗作用が
成されているのであろう、 また清色斉丁として二種以
上の有彩色染顔料の組み合わせが良い理由はさだかでは
ないが、1つは有彩色染顔料を二種以上組み合わせるこ
とにより表面反射特性を前述の範囲に入れることが可能
になり、1つは有彩色染料、特にアゾ基を持たない染料
は酸化剤、特に二酸化塩素に比較的強く、また可溶化し
て更にカチオン化できる可能性があるため、繊維への定
着が良く、またアニオン性の染料でもカチオン性ポリマ
ーあるいは水溶性アルミニウム塩の少量の使用で旨く定
着されるため、中性抄紙系の紙料で使うことが出来るの
ではないかと考えられる。
(F)実施例 以下に実施例を挙げて本発明の詳細な説明を行なう、 
実施例において記載の部、%、I)l)lは、すべて重
置によるものである。
尚、実施例中の諸測定値は以下の方法により得られたも
のである。
1)白色度の測定はJISP−8123に準じ。
ハンター反射率計でブルーフイルター(457nm)で
測定した反射率%で表わしな。
2)不透明度の測定はJ I 5P−8138に準じ、
ハンター反射率計でグリーンフィルター(557nm)
で測定し、裏面に白色度89%の標準板を当てたRwと
黒色標準板を当てたRoの反射光量の比Ro / Rw
を百分率で表わした。
3)表面反射特性(L*a*b* ) 本文中に記述した方法によった。
4)内部結合強度はインターナルボンドテスター(熊谷
理81製)で1インチ角の紙片について測定した値を1
 cd角にmHした値を用いた。
5)炭酸カルシウム含有量は絶乾!i量を測定した紙片
を1%HC1?8液に約5分浸し、炭酸カルシウムを溶
解して洗浄した紙片の絶乾!![Mとの差から炭酸カル
シウム含有%として表わした。
原紙は坪’jL 60 g/ば、密度的0.63〜0.
75の手抄きした紙を用いた。 また塗工紙は上記原紙
の両面に各12g/rn”、宛、下記塗工液を卓上ブレ
ードコーターにて塗布し、スーパーカレンダー掛けをし
て用いた。 密度は約1.19〜1.28であった。
〈塗工液組成〉 カオリン  70部 (ジョーシアカオリン)湿式型カ
ル 30部 (カービタル90)SBR8部 酸化澱粉   5部 分散剤    0.1部 pH9,5(NaOHで調整) Cone、   (13% 実施例1〜6 ディスクリファイナ−によりカナダtamp水度で37
0m1に叩解した広葉樹クラフトバルブ80部、470
m1に叩解した針葉樹クラフトパルプ20部から成るバ
ルブスラリーを調成した。 このバルブ固形分100部
に対し1重質炭酸カルシウム15部を添加し、黄色染料
(C,1,ダイレクトイエロー50)、赤色染料(C,
1,ダイレクトレッド23ン、ターキスブルー染料(C
,1,ダイレクトブルー86)を21.4/47.6/
31.0の比率で混合した溶液を各/r 10ppm 
、 50ppm 、 1100pp 、 200pp1
1.400ppm 、 700ppm添加した0次いで
硫酸バンド0.5部、3級カチオン澱粉(玉子ナシゴナ
ル社製 Ca t o 2 M ) 0゜4部、アルキ
ルケテンダイマーサイズ剤0.06部を添加し1歩留り
向上剤として高分子量のカチオン性ポリアクリルアマイ
ドを0.02部添加して紙料スラリーを調成した。 こ
のスラリーのpHは7.8であった。 このスラリーか
ら坪fL60g/rr!。
の紙を抄造し、90℃の円筒ドライヤーで3分間乾燥し
て、実施例1〜6の原紙を得た。 またこれらの原紙に
塗工層を設は各々実施例1〜6の塗工紙とした。 原紙
物性及び塗工紙物性について測定した結果を表1に示す
比較例1〜3 実施@3に於いて、混合染料を黄色染料 (C1■、ダ
イレクト イエロー50)単独に置き換えた他は実施例
3と同様にして比較例1の試料を得た。
実施F!/43に於いて、混合染料を赤色染料 (C。
■、ダイレクトレッド 23)単独に置き換えた他は実
施例3と同様にして比較PA2の試料を得た。
実施例3に於いて、混合染料をターキスブルー染料(C
,1,ダイレクトブルー86)単独に置き換えた他は実
施例3と同様にして比較例3の試料を得た。 物性を測
定した結果を表1に示す。
実施例1〜6及び比較例1〜3の結果から有彩色染料を
二種以上組み合わせて入れて表面反射特性をa*=−5
,0乃至0.5、b*=−1,0乃至8.0の範囲にし
た実施例に於いて着色が無く、不透明度が高く、軽址コ
ート用原紙として優れていることは明らかである。  
     (以下余白)実施例7〜11 ディスクリファイナ−によりカナダ標準泥水度で370
m1に叩解した広葉樹クラフトバルブ70部、470m
1に叩解した針葉樹クラフトバルブ20部及び重質炭酸
カルシウムを含むコートブローク10部から成るバルブ
スラリーを調成した。
このバルブ固形分100部に対し、軽質炭酸カルシウム
を各々3.5部、10部、16部、23部、30部添加
し、黄色染料(C,1,ペイシックイエロー94)、赤
色染料(C,1,ペイシックレッド111)、ターキス
ブルー染料(C,1,ペイシックブルー140)を11
.9/40.5/47.6の比率で混合した溶液を各々
100 ppm添加した。
次いで硫酸バンド0.5部、両性カチオン澱粉(玉子ナ
ショナル社製 Cato3210)1.2部、アルキル
ケテンダイマーサイズ剤0.1部を添加し。
歩留り向上剤として高分子鼠のアニオン性ポリアクリル
アマイドを0.02部及びベントナイトをO0゛  5
部添加して紙料スラリーを調成した。 これらのスラリ
ーのpHは各々6.8 、7,7 、8,2 、8.8
 。
8.9であった。 このスラリーから坪* 60 g/
 rrl” 。
の紙を抄造し、90℃の円筒ドライヤーで3分間乾燥し
て、実施例7〜11の原紙を得た。 才なこれらの原紙
に塗工層を設は各々実施例7〜11の塗工紙とした。 
原紙物性及び塗工紙物性について測定した結果を表2に
示す。
比較例4〜8 実施例7〜11に於いて、染料を全く添加しない他は実
施例7〜11と同様にして比較例4〜8の試料を得た。
 物性を測定した結果を表2に示す。
実施例7〜11及び比較例4〜8の結果から炭酸カルシ
ウムの含有kが同じ場合は有彩色染料を二種以上組み合
わせて入れた実施例に於いて不透明度が高く、また同じ
程度の不透明度の場合は炭酸ガルシウムと有彩色染料の
両方を使った実施例の方が比較例より強度が強いことは
明らかである。
(以下余白) 実施例12〜16 ディスクリファイナ−によりカナダ標準P水度で37C
)mlに叩解した広葉樹クラフトバルブ40部、470
m1に叩解した針葉樹クラフトパルプ20部、330m
1に叩解したセミケミカルバルブ(白色度62%)30
部更にコートブローク(重質炭酸カルシウム3部、カオ
リン3部及びパルプ分10部から成る)10部から成る
パルプスラリーを調成した。 このバルブ固形分100
部に対し、軽質炭酸カルシウム13部を添加し、青色染
料(C,1,ダイレクトブルー 201)  1104
ppを添加し、次いで黄色染料(C,1,ダイレクトイ
エo −133)32ppmを添加した9次イテ(ij
E 酸バンド0.5部、4級カチオン澱粉(AVEBE
社製パーフェクトアミルPW)0.7部、アルキルケテ
ンダイマーサイズ剤0.06部を添加し、歩留り向上剤
として富分子鼠のカチオン性ポリアクリルアマイドを0
.02部添加してバルブ濃度1%の紙料スラリーを調成
した。 このスラリーのpHは7.9であった。 この
紙料スラリーに対しスライムコントロール剤としてCI
 Ox  を各々0.ippm。
0.3ppn+ 、 0.5ppm 、 0.8ppm
 、  1.2ρpl添加した。
このスラリーから坪ft 60 g/m’ 、の紙を抄
造し、90℃の円筒ドライヤーで3分間乾燥して、実施
例12〜16の原紙を得た。 またこれらの原紙に塗工
層を設は各々実施例12〜16の試料とした。 原紙物
性及び塗工紙物性について測定した結果を表3に示す。
比較例9〜16 実施rIA12〜16に於いて、染料を全て直接染料力
ヤフェクトブラックS(日本化薬社製 C,1、ダイレ
クト ブラ・ンク159)120pp朧に代えた他は実
施例12〜16と同様にして比較例9〜13の試料を得
た。 また実施例15に於いてカチオン澱粉を添加せず
、染料を直接染料力ヤフエクトブラックS(日本化薬社
製 C,1,ダイレクトブラック159)120ppm
に代えた他は実施例15と同様にして比較例14の試料
を得た。
また実施例15に於いて染料を添加せず他は実施例15
と同様にして比較例15の試料を得た。
更に実施例15に於いて填料及びカチオン澱粉を添加し
ない他は実施例15と同様にして比較例16の試料を得
た。 尚、比較例16のスラリーのpHは6.2であっ
た。 原紙物性及び塗工紙物性について測定した結果を
表3に示す。
(以下余白) (G)発明の効果 炭酸カルシウムの含有量が3〜25重量%であり、有彩
色染料を二種以上組み合わせて抄紙した紙は、炭酸カル
シウムのみで有彩色染料を二種以上使わないものに比べ
て、同じ炭酸カルシウム含有量なら不透明度が高く、ま
た同じ不透明度なら強度が高く、印刷用紙特にコート紙
用の原紙として使用するに適した紙が得られる。 中性
抄紙領域で有彩色染料を二種以上組み合わせて表面反射
特性がa*=−5,0乃至0.5、bネ=−1,0乃至
8.0の範囲にすることで初めて上記効果が発揮され、
またこれらの紙を抄造する際、使用されることのある塩
素系のスライムコントロール剤、特にClO2と併用し
た場合でも上記効果が損なわれないごとは有彩色染料を
二種以上組み合わせて初めて可能になった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抄紙用填料として炭酸カルシウムを含有し、更に
    二種以上の有彩色染顔料を含有して成る軽量コート用原
    紙に於いて、表面反射特性がJISZ−8722及びJ
    ISZ−8730に規定された測定法及び表示法で、a
    *=−5.0乃至0.5、b*=−1.0乃至8.0の
    範囲になるように該有彩色染顔料を添加し、カチオン性
    あるいは両性の水溶性高分子物質を含有せしめて抄紙p
    Hを6.5〜9.0に調整したパルプスラリーを以て抄
    紙することを特徴とする軽量コート用原紙の製造方法。
  2. (2)炭酸カルシウムが主として軽質炭酸カルシウムで
    あり、且つ3重量%〜25重量%を含有する特許請求の
    範囲第1項記載の軽量コート用原紙の製造方法。
  3. (3)有彩色染顔料を総合して対繊維重量あたり5pp
    m〜700ppm含有させることによって、JISZ−
    8722及びJISZ−8730に規定された測定法及
    び表示法の表面反射特性で、L*を1〜10ポイント低
    下させる特許請求の範囲第1項または第2項記載の軽量
    コート用原紙の製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466797B1 (ko) * 2001-12-31 2005-01-24 한국과학기술연구원 벤조아제핀 유도체 및 인듐을 이용하는 그의 제조방법
JP2007262585A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nippon Paper Industries Co Ltd ブロークパルプの処理方法
JP2009243018A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Nippon Paper Industries Co Ltd 印刷用塗工原紙及び塗工紙の製造方法
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JP2014189924A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Hokuetsu Kishu Paper Co Ltd 印刷用塗工紙
JP2015134978A (ja) * 2015-02-23 2015-07-27 日本製紙株式会社 印刷用紙

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