JP5841552B2 - 印刷用塗工紙 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷用塗工紙に関して、低米坪でありながら白色度、不透明度などの白紙品質が良好で、面質も良いオフセット印刷用塗工紙に関する。
近年オフセット印刷用紙は、チラシ、カタログ、パンフレット、ダイレクトメール等広告、宣伝を目的とした商業印刷分野での需要が年々高まっており、その生産量は着実に伸びている。中でも近年薄物コート紙および塗工紙の生産量の伸び率が大きいことが特徴である。印刷物に対し、写真や図案を多用し、更にカラー化するなどにより、視覚的に内容を強力に伝達できる高品質印刷用塗工紙への強い要望がある。その反面、省資源、輸送および郵送コストなどの点からコストダウンを図りたいというユーザーの軽量化への強い要望もある。
塗工紙の品質のうち、重要なものは、白色度、不透明度、白紙光沢度、印刷光沢度、剛度および表面強度である。さらに、薄物塗工紙では特に両面印刷の場合、低米坪になるにつれ不透明度が悪化し、改善することが求められている。
印刷機の高速化に伴い、高速の印刷に対応した用紙の耐刷力やインク乾燥性も必要となってきている。
上記の課題を解決するため、粒度分布のシャープな顔料を使用して、中空プラスチックピグメントを塗工層に配合して、二酸化チタンを配合する方法が開示されている(特許文献1参照)。しかしながら、この手法は熱可塑性である中空プラスチックピグメントが熱によって溶融し、操業時にカレンダーでロール汚れが発生しやすくなる。さらに、高速マシンでのブレード下で、ストラグマイトやストリークの問題が発生しやすくなり操業性に劣るという課題が発生する。また、中空プラスチックピグメントや二酸化チタンは高価であり一般印刷用紙には実質使用することは出来ない。
さらに、塗工紙の坪量が50g/m以下で、塗工量7g/m以下としデラミネーテッドクレーを含有する塗工層を備えた微塗工紙が開示されている(特許文献2参照)。しかしながら、塗工紙白色度が低く、インク受理に必要な塗工量を確保できないため質感が劣ることとなる。またアスペクト比50以上の顔料を65部以上配合した場合、塗料の増粘が大きく塗工出来ず、その対応のため塗料の固形分を下げてしまうと良質な面感にならないという欠点もある。このように従来技術では、軽量でありながら、白紙品質・印刷品質が良好なオフセット印刷用塗工紙を得ることは困難であった。
特開2004−3083号公報 特開2011−179142号公報
以上のような状況に鑑み、本発明の課題は低米坪でありながら白色度、不透明度、白紙光沢などの白紙品質が良好で、面質も良いオフセット印刷用塗工紙を提供することにある。
本発明者等は上記の諸目的を達成するために鋭意検討した結果、原紙の両面に、顔料及び接着剤からなる塗工層が設けられた坪量が60g/m以下、塗工紙不透明度86%以上、塗工紙白色度78%以上である印刷用塗工紙において、
顔料としてカオリンクレーを必須成分とし、そのカオリンクレーが顔料100重量部当たり20〜65重量部であり、そのアスペクト比(厚さ:直径)が1:10〜1:45であり、
塗工紙白色度は原紙白色度より高く、またその差が7〜15%であり、
原紙の吸収係数が18cm/g以上である印刷用塗工紙とした。
本発明であれば、低米坪でありながら白色度、不透明度、などの白紙品質が良好で、面質も良いオフセット印刷用塗工紙に適した印刷用塗工紙を提供することができる。例えば、坪量が55g/m以下と軽量でありながら、塗工紙不透明度86%以上、塗工紙白色度78%以上の塗工紙と白紙品質が良好で、面質も良い塗工紙を得ることができる。
本発明の印刷用塗工紙は、原紙の両面に、顔料及び接着剤からなる塗工層が設けられた坪量が60g/m以下、塗工紙不透明度86%以上、塗工紙白色度78%以上の印刷用塗工紙であって、顔料としてカオリンクレーを必須成分とし、そのカオリンクレーが顔料100重量部当たり20〜65重量部であり、そのアスペクト比(厚さ:直径)が1:10〜1:45であり、塗工紙白色度は原紙白色度より高く、またその差が7〜15%であり、原紙の吸収係数が18cm/g以上、である印刷用塗工紙である。
塗工紙の塗工層重量が片面あたり7〜15g/mであるとよい。好ましくは7〜11g/mである。6g/m未満では所望する不透明度にならず、また印刷適性に劣ることがある。15g/m以上では耐刷力が低下し、また印刷時のブランケットへのパイリングに繋がる。
無機顔料として、この平板状の顔料としてカオリンクレーを用いるが、例えば、エンジニアードカオリン、高白色カオリン、標準白色カオリン、デラミカオリンである。これらは単独で使用するか、又は2種以上を組み合わせて使用してもよい。上記の中でも、シェイプエンジニアードカオリンと呼ばれる粒子径分布がシャープなカオリンクレーが特に好ましい。顔料としては、平板状の顔料を含有することが好ましく、本発明のおいては、顔料のアスペクト比(厚さ:直径)は1:10〜1:45である。本実施形態に係る印刷用塗工紙は、アスペクト比が1:11〜1:35であることがさらに好ましい。ここで、カオリンクレーのアスペクト比は、カオリンクレー粒子の平板の厚さ(t)と平板の直径(d)との比率(t:d)である。本明細書では、塗工層表面を電子顕微鏡で撮影し、任意に選択したカオリンクレーの粒子100個について、厚さ(t)を1としたときの直径(d)を算出して、平均を求めた値をいう。アスペクト比が1:10未満(厚さ1に対して直径が10未満)では、散乱係数が不足し結果として不透明度が所望する値に達しない場合がある。アスペクト比が1:45を超える(厚さ1に対して直径が45を超える)と、塗料の粘度が高くなりすぎ、面質が悪化し生産することができない場合がある。また、耐ブリスター性も低下する。カオリンクレーの直径(d)は、0.5μm以上2.5μm以下であることが好ましく、0.8μm以上1.7μm以下であることがより好ましい。カオリンクレーの厚さ(t)は、0.02μm以上0.15μm以下であることが好ましく、0.05μm以上0.14μm以下であることがより好ましい。カオリンクレーの含有量は、全顔料100質量部に対して、20〜65重量部であり、さらに、30質量部以上60質量部以下であることが好ましい。20質量部未満では所望する不透明度にならず、65質量部を越えると白色度が低下し、耐ブリスター温度が低下し、塗料粘度が高くなりすぎ、面質が悪化し生産することができない場合がある。
原紙白色度と塗工紙白色度の差が7〜15%である。好ましくは8〜13%である。7%未満では十分な吸収係数を付与することが出来ない。15%以上では塗料との色相差が大きくなり、視感でのムラが大きくなる懸念がある。白色度を高いレベルに保ちながら高不透明度を得るには、原紙に高い散乱係数と吸収係数を付与する必要がある。原紙の吸収係数は18cm/g以上が必要であり、20cm/g以上が好ましい。更には25cm/g以上である。原紙に高い吸収係数を付与する方法としては黒色染料を添加すればよく、例えば、黒色染料は原紙中全パルプに対して50〜1000ppm(0.005〜0.1質量部)、さらには200〜900ppm(0.02〜0.09質量部)の濃度で加えればよい。さらに、二種以上の色相の異なる染料を添加することも有効である。例えば青色染料及び/又は紫染料及び/又は黄色染料を添加するなどである。例えば、青色染料及び/又は紫染料及び/又は黄色染料を原紙中全パルプに対して合計で400〜1500ppm(0.04〜0.15質量部)の濃度で加えればよい。加えて赤色染料を使用することも有効である。また、これらは黒色染料と併用することもできる。これら染料と後述するDIPとを併用することも原紙に高い吸収係数を付与するには効果的である。原紙不透明度を上げ、塗工層自身の白色度及び不透明度向上能力によりに隠蔽することで所望する品質となる。原紙の散乱係数は420cm/g以上が好ましく、更には450cm/g以上が好ましく、更には500cm/g以上である。高い散乱係数を得るには原紙中に軽質炭酸カルシウムを1〜10%含有することが好ましい。より好ましくは2〜9%である。1%未満では所望する不透明度には足りず、10%を超えると紙自体が弱くなり、生産時に断紙が発生しやすくなり、印刷時紙剥けなどの不具合も生じやすくなる。尚、オンマシンコーターの場合、塗工された損紙が再び原紙抄造で使用するため、塗工層由来の灰分か増えることとなるが、当該灰分はラテックスなどで顔料が凝結しているため散乱係数が低く不透明度向上への寄与は少ない。ここでの軽質炭酸カルシウムは内添填料として使用されたものを指す。
本発明における塗工層に使用する顔料としてカオリンクレー以外に、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、サチンホワイト、リトポン、二酸化チタン、シリカ、アルミナ、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、炭酸マグネシウムを使用しても良い。カオリンクレー以外の顔料としては、重質炭酸カルシウムが好ましい。これらは単独で使用するか、又は2種以上を組み合わせ使用してもよい。例えば、カオリンクレーの含有量を、全顔料100質量部に対して20〜65重量部として、重質炭酸カルシウムの含有量を、全顔料100質量部に対して80〜35重量部とすればよい。重質炭酸カルシウムの含有量を、全顔料100質量部に対して40〜70重量部とすることが好ましい。
本発明における塗工層に使用する接着剤としては、例えば、スチレン−ブタジエン系、アクリル系、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニルなどの各種共重合体ラテックス、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミド、ユリアまたはメラミン/ホルマリン樹脂、ポリエチレンイミン、ポリアミドポリアミン/エピクロルヒドリンなどの水溶性合成物、天然植物から精製した澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、酸化澱粉、エーテル化澱粉、燐酸エステル化澱粉、酵素変性澱粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水可溶性澱粉、デキストリン、マンナン、キトサン、アラビノガラクタン、グリコーゲン、イヌリン、ペクチン、ヒアルロン酸、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースなどの天然多糖類若しくはそのオリゴマー又はその変性体、カゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、コラーゲンなどの天然タンパク質又はその変性体、ポリ乳酸、ペプチドなどの合成高分子又はオリゴマーである。これらは単独で使用するか、又は2種以上を組み合わせ使用してもよい。ここで塗工層中の接着剤の配合量としては、塗工層中の全顔料100質量部に対して1質量部以上20質量部以下であることが好ましく、4質量部以上15質量部以下であることがより好ましく、更に好ましく6質量部以上13質量部以下である。接着剤の配合量が1質量部未満では、塗工層の強度が低下して印刷強度が不足する場合がある。接着剤の配合量が20質量部を超えると、印刷インクの吸収が悪化し乾燥不良となるおそれがある。
塗工層には、必要に応じて、分散剤、消泡剤、耐水化剤、蛍光染料、着色剤、増粘剤などの通常使用されている各種助剤を含有してもよい。本発明では蛍光染料を使用することが好ましい。蛍光染料は塗工層中に顔料100質量部に対して0.1〜2.5質量部、さらに0.2〜2質量部含むことが好ましく、0.5〜1.5質量部がより好ましい。0.2質量部未満では所望する白色度に到達しない可能性があり、2質量部を超えると白色度が上がらないだけでなく褪色が大きくなるなど弊害が発生する。蛍光染料を使用しても所望する白色度に到達しない場合はポリビニルアルコールやヒドロキシメチルセルロースなどの発色助剤の併用が好ましい。
塗工層は、前記した顔料、接着剤などの他各種成分を配合し、適当な固形分濃度に調整した塗工層形成用塗工液を原紙上に塗工後、乾燥して設けることができる。塗工層形成用塗工液を塗工する方法は例えば、液だまりを有するサイズプレス、メタリングサイズプレス、ゲートロール、シムサイザーなどの各種フィルムトランスファーコーター、エアーナイフコーター、ロッドコーター、ブレードコーター、ダイレクトファウンテンコーター、スプレーコーター、カーテンコーターである。中でもブレードコーターが面質を作るには有効で、その場合塗料の固形分濃度は55〜70質量%が好ましい。
塗工後の乾燥方法としては、例えば、熱風乾燥、赤外乾燥、ドラム乾燥である。
本発明における原紙としては、使用するパルプとしては、例えば、LBKP(広葉樹さらしクラフトパルプ)、NBKP(針葉樹さらしクラフトパルプ)などの化学パルプ、GP(砕木パルプ)、PGW(加圧式砕木パルプ)、RMP(リファイナーメカニカルパルプ)、TMP(サーモメカニカルパルプ)、CTMP(ケミサーモメカニカルパルプ)、CMP(ケミメカニカルパルプ)、CGP(ケミグランドパルプ)などの機械パルプ、DIP(脱インキパルプ)などの木材パルプ又はケナフ、バガス、竹、コットンなどの非木材パルプである。これらは、単独で使用するか、又は2種以上を任意の割合で混合して使用してもよい。さらに、合成繊維を品質に支障がでない範囲において使用してもよい。また、環境保全の観点から、ECF(Elemental Chlorine Free)パルプ、TCF(Total Chlorine Free)パルプ、古紙パルプ、植林木から得られるパルプを用いることがより好ましい。特に好ましくは、LBKPを主体とし、折り加工適性を付与するために使用するパルプの全質量に対してNBKPを3〜20質量%で含む形態であり、好ましくは4〜15質量%である。また、不透明度を上げるために黒色染料の代替として漂白をしないDIPを配合することも有効である。特に漂白段階の低い新聞DIPは好ましく、吸収係数向上効果だけでなく、機械パルプも入るため散乱係数の向上にも繋がる。例えば、白色度50%以下の新聞DIPを、パルプ全体に対して0〜20質量%さらには5〜20質量%混合すればよい。
パルプのJIS P 8121:1995年「パルプのろ水度試験方法」に従って測定したカナディアンスタンダードフリーネス(CSF)は、LBKPの場合、200ml以上550ml以下であることが好ましく、250ml以上500ml以下であることがより好ましい。フリーネスが200ml未満では、不透明度が下がり、生産性が下がる場合がある。550mlを超えると、紙層強度が低下して、印刷で問題が発生するおそれがある。
本発明による原紙に用いる填料としては、軽質炭酸カルシウムを使用すればよいが、その他に、重質炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリン、二酸化チタン、水酸化アルミニウムも併せて2種以上を組み合わせて使用してもよい。但し、二酸化チタンは白色度及び不透明度向上効果は高いが、非常に粒子径が小さいため抄紙機上での歩留りが低く、かつ高価なため使用しない方が好ましい。填料としては、パルプ100質量部に対して2〜25質量%、好ましくは3〜20質量%、さらには1〜10質量%加えればよい。
本発明による原紙にはパルプ、填料の他に、紙力増強剤、サイズ剤、嵩高剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、硫酸バンド、湿潤紙力増強剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、ピッチコントロール剤などを各製品に合わせて配合してもよい。吸収係数を向上させるために黒色染料などの着色染料や、白色度向上させるために蛍光染料を使用することは好ましい。蛍光染料は原紙中に対パルプ50〜1000ppm(0.005〜0.1質量部)含むことが好ましく、100〜300ppm(0.01〜0.03質量部)がより好ましい。50ppm未満では所望する白色度に到達しない可能性があり、1000ppmを超えると白色度が上がらないだけでなく褪色が大きくなったり、塗りムラが大きくなるなど弊害が発生する。
本発明による原紙には、塗工層を形成するための塗工液が過度に浸透するのを抑える、若しくは原紙の表面強度向上のために、サイズプレスなどで澱粉、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミドなどの公知の水溶性高分子を含むサイズ液を塗布しても良い。また、サイズ液には、助剤として、例えば、スチレン系サイズ剤、スチレン‐アクリレート系サイズ剤、オレフィン系サイズ剤、AKD、ASAなどの表面サイズ剤、有色顔料、有色染料、蛍光染料、消泡剤を併用してもよい。サイズ液の塗布方法は、例えば、サイズプレス、ゲートロールコーター、メタリングサイザー、ロッドコーター、エアーナイフコーターである。但し、澱粉などの水溶性高分子を原紙へ過度に浸透させると空隙が減少することで散乱係数が低下し、結果として不透明度を低下させてしまうため、原紙表面に水溶性高分子を含むサイズ液を塗布しないでもよい。また、塗布した場合、ゲートロールコーターやメタリングサイザーなどのフイルム転写方式が好ましい。
次に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また、例中の「部」、「%」は、特に断らない限りそれぞれ「質量部」、「質量%」を示す。なお、添加部数は、固形分換算の値である。
得られた塗工印刷用紙について、次に示す評価法に基づいて試験を行った。評価結果を表1に示す。
(1)ISO白色度
JIS P 8148に準じて測定した。
(2)ISO不透明度
JIS P 8149に準じて測定した。
(3)オフセット輪転機印刷適性(耐刷力、印刷強度)
得られた印刷用塗工紙を所定の巻き取り寸法に加工し、
印刷機:小森コーポレーションSYSTEM38S.B−Bタイプ
印刷インキ:東京インキMAJOR SD SOY TX1(Bk,C,M,Y)印刷スピード
300m/min
で印刷し、ブランケットの汚れ、紙剥けを評価した。
◎紙剥け・汚れなく良好。市場性十分あり。
○紙剥け・汚れなく市場あり。
△紙剥けはないが汚れは発生し、市場性下限。(実用下限)
×紙剥け・汚れが発生し、市場性がなし。(実用不可)
(4)オフセット印刷適性(耐ブリスター性)
乾燥温度を変更し、ブリスター(火膨れ)が発生する温度より耐ブリスター性を評価した。
◎ブリスター発生温度140〜150℃、良好。
○ブリスター発生温度130〜140℃、市場レベル。
△ブリスター発生温度120〜130℃。(実用下限)
×ブリスター発生温度120℃未満、市場性なし。(実用不可)
(5)視感ムラ
◎色ムラは全く無く、良好。
○色ムラは無く、良好、市場レベル。
△色ムラがやや感じられ、市場性下限。(実用下限)
×色ムラが感じられ市場性なし。(実用不可)
(実施例1)
<原紙の形成>
フリーネスをCSF450mlに調整した広葉樹さらしクラフトパルプ(LBKP)からなるパルプスラリーに、該パルプスラリー中の絶乾パルプ100部に対して、軽質炭酸カルシウム(TP121S:奥多摩工業社製)6部、黒色染料(ダイレクトペーパーブラックDXL:日本化学工業所社製)0.05部、蛍光染料(サンホワイトBULH:サンライズ社製)0.02部、硫酸バンド0.5部、カチオン化澱粉(ケート308:日本NSC社製)0.5部、歩留り剤(ハイホールダー220:栗田工業社製)0.01部とを配合して調製した紙料をツインワイヤー抄紙機にて抄紙し30g/mの原紙を得た。
ここで以下の方法により原紙の白色度及び吸収係数を測定し、その結果を表1に示した。
(1)原紙の白色度
JIS P 8148に準じて測定した。
(2)原紙の吸収係数
JIS P 8149に準じて測定したときに得られる単一シート視感反射率(R)をYB、固有視感反射率(R)をYWとし、クベルカ・ムンク理論(中外産業調査会発行、門屋他著、製紙科学、p544−558、1982)に従い吸収係数を算出した。
<サイズ液の塗布>
酸化澱粉(王子エースA:王子コーンスターチ社製)糊液をサイズ液とし、原紙の両面に乾燥塗工量が片面当たり1g/mとなるようにゲートロールサイズプレスで塗布し、シリンダードライヤーで乾燥した。次いで、スチールカレンダーを用いて線圧40kg/cm、25℃、2ニップ1パスの条件で表面処理を行った。
<塗工層の形成>
顔料としてカオリンクレー(パラプリント:イメリス社製、エンジニアードカオリン、アスペクト比1:15)40部、重質炭酸カルシウム(カービタル90:イメリス社製)60部、接着剤としてスチレン−ブタジエン共重合ラテックス(0613:JSR社製)8部及び燐酸エステル化澱粉(MS#4600:日本食品加工社製)3部、蛍光染料(サンホワイトCST:サンライズ社製)1部とを配合し、固形分濃度が65%の塗工層形成用塗工液を調製した。塗工層形成用塗工液を、ブレードコーターを用いて原紙の両面に片面当たり乾燥塗工量が10g/mとなるように塗工及び乾燥した。次いでソフトキャレンダー処理80kN/m、温度80℃で平坦化処理を行い、坪量52g/mの印刷塗工紙を得た。
(実施例2)
カオリンクレーの配合量を65部に変更し、重質炭酸カルシウム35部に変更した以外は、実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例3)
カオリンクレーの配合量を20部に変更し、重質炭酸カルシウム80部に変更した以外は、実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例4)
カオリンクレーをコンツァーエクストリーム(エンジニアードカオリン、イメリス社製:アスペクト比1:35)に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例5)
カオリンクレーをカピムDG(エンジニアードカオリン、イメリス社製:アスペクト比1:13)に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例6)
原紙の黒色染料を0.03部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例7)
原紙の黒色染料を0.08部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例8)
原紙の黒色染料を青味染料(カヤフェクトバイオレットPリキッド200:日本化薬社製)0.05部と黄色染料(ダイレクトペーパーイエローGL:日本化学工業所社製)0.05部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例9)
原紙のパルプ配合をLBKP90部、漂白しない新聞DIP(白色度40%)10部とし、黒色染料を未使用とした以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例10)
原紙の炭酸カルシウムを5部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例11)
原紙の炭酸カルシウムを15部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例12)
塗工層に含む蛍光染料を0.2部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例13)
塗工層に含む蛍光染料を2部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例14)
原紙に含む蛍光染料を0.005部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例15)
原紙に含む蛍光染料を0.1部に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例16)
塗工層重量を片面あたり7g/mで両面塗工した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量46g/m)を得た。
(実施例17)
塗工層重量を片面あたり12g/mで両面塗工した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量56g/m)を得た。
(実施例18)
原紙にサイズ液を塗布しない以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量50g/m)を得た。
(実施例19)
原紙に更に紫色染料(カヤフェクトバイオレットPリキッド200:日本化薬社製)を0.01部添加した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(実施例20)
原紙のパルプ配合をLBKP90部、漂白しない新聞DIP(白色度40%)10部とし、黒色染料の添加量を0.01部とした以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(比較例1)
カオリンクレーの配合量を100部に変更し、重質炭酸カルシウム0部に変更した以外は、実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。しかし塗料の粘度が高すぎ綺麗な塗り面とならなかった。
(比較例2)
カオリンクレーの配合量を0部に変更し、重質炭酸カルシウム100部に変更した以外は、実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(比較例3)
カオリンクレーをコンツァー1500(シェイプエンジニアードカオリン、イメリス社製:アスペクト比1:58)に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(比較例4)
カオリンクレーをカオファイン90(ジョージアカオリン、イメリス社製:アスペクト比1:8)に変更した以外は実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(比較例5)
カオリンクレーをカオファイン90(ジョージアカオリン、イメリス社製:アスペクト比1:8)に変更した以外は実施例6と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(比較例6)
原紙の黒色染料を0.1部に変更した以外は、実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た。
(比較例7)
原紙の黒色染料を無添加に変更した以外は、実施例1と同様とし印刷用塗工紙(坪量52g/m)を得た
Figure 0005841552
表1の結果から以下のことが示されている。
実施例1〜20の塗工紙は、軽量にも関わらず、白色度、不透明度及び白紙光沢度に優れていることが確認された。一方、比較例1では塗料粘度が高すぎ塗工層を設けることが出来なかった。比較例2では白色度は高くなったが、不透明度、白紙光沢度は極端に低く所望するレベルには達しなかった。比較例3ではクレーのアスペクト比が高すぎ、塗料の粘度が高くなり綺麗に塗工することが出来なかった。比較例4ではクレーのアスペクト比が低すぎ、塗工層の隠蔽力が足りず、所望する不透明度レベルには達しなかった。比較例5では原紙と塗工紙の白色度差が少なく、また塗工層の隠蔽力が足りず、所望する不透明度レベルには達しなかった。比較例6では原紙白色度が低すぎ塗料での隠蔽が出来ず、また白色度差が大きいことから塗りムラが目立つようになった。比較例7では白色度は高くなったが、不透明度は極端に低く所望するレベルには達しなかった。
以上のように、低米坪の条件下でも、顔料としてカオリンクレーを必須成分とし、そのアスペクト比(厚さ:直径)が1:10〜1:45であり、その上記カオリンクレーが顔料100重量部当たり20〜65重量部であり、塗工紙白色度は原紙白色度より高く、またその差が7〜15%であり、原紙の吸収係数が18cm/g以上、とすることで白色度、不透明度、などの白紙品質が良好で、面質も良いオフセット印刷用塗工紙を提供できた。

Claims (7)

  1. 原紙の両面に顔料及び接着剤からなる塗工層が設けられた坪量が60g/m以下、塗工紙不透明度86%以上、塗工紙白色度78%以上である印刷用塗工紙において、
    顔料としてカオリンクレーを必須成分とし、そのカオリンクレーが顔料100重量部当たり20〜65重量部であり、そのアスペクト比(厚さ:直径)が1:10〜1:45であり、
    塗工紙白色度は原紙白色度より高く、またその差が7〜15%であり、
    原紙の吸収係数が18cm/g以上、
    であることを特徴とする印刷用塗工紙。
  2. 前記原紙に黒色染料を含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷用塗工紙。
  3. 前記原紙に2種以上の色相の異なる染料を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷用塗工紙。
  4. 前記原紙に白色度50%以下のDIPを配合することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の印刷用塗工紙。
  5. 前記塗工層及び原紙に蛍光染料を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の印刷用塗工紙。
  6. 前記原紙に軽質炭酸カルシウムを1〜10%含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の印刷用塗工紙。
  7. 塗工層重量が片面あたり7〜12g/mである請求項1〜6のいずれか一つに記載の印刷用塗工紙。
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