JP6420782B2 - 水彩画用紙及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水彩画用紙及びその製造方法に関し、更に詳しくは水彩絵具に対して適度な吸水性および保持性を有し、また多様な水彩画技法に耐えうる湿潤表面強度を有する水彩画用紙及びその製造方法に関する。
従来から、水彩絵具に対して適度な吸水性および保持性を有し、絵具の発色性が良い水彩画用紙が望まれている。また、様々な水彩画技法に耐えうる湿潤表面強度が望まれている。更には絵具と筆を使う場合、描き重ねて描画することがあるが、この際に描き重ね部に線状の筆の跡(以降、「筆跡」と記載することがある)が残らないという性能も望まれている。水彩画用紙に筆跡が残ると、特に広範囲に描画した場合に色ムラが生じやすくなるという問題がある。
これらの問題を含め、従前より、水彩画用紙に必要な特性を付与するための様々な提案がなされている。例えば、特許文献1には、水彩絵具の水が速やかに紙の内部に吸収されて画線がにじまず、均一な発色性を持ち、経時により紙が変色や強度劣化しにくいものとするために、30重量%以上がパルプからなる製紙用繊維を350〜550mlC.S.F.に叩解し、かつエポキシ化高級脂肪酸アミドを0.1〜1.5重量%含有させて抄紙し、冷水抽出pHを6.0〜9.5とした水彩画用紙が提案されている。
また特許文献2には、水彩画用紙として文具、画用紙、スケッチブック等の用途に供する、水彩絵具によって優れたカラーバリューを発揮する感性機能紙を得るために、無緊張状態でマーセライズ処理したラミー麻繊維と、ケミカルパルプとを混抄した水彩画用紙が提案されている。
更に、特許文献3には、水彩画用紙等向けに撥水性の程度を有するように、セルロースと、セルロースの水酸基と反応する官能基を含有する撥水性化合物、を反応させて得られる撥水性セルロースを含む撥水性紙が提案されている。
特開平10−018195号公報 特開平10−168779号公報 特開2005−290609号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示された用紙では、水彩絵の具に対する適度な吸水性、保持性、発色性、及び筆跡に関する点において、必ずしもこれらの要求を十分に満足させるには至っていない。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、適度な水彩絵具吸水性および保持性を有する水彩画用紙を提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、様々な水彩技法に耐えうる湿潤表面強度を有することに加え、描き重ね部分に筆跡が残りにくく、色ムラが生じにくい水彩画用紙を提供することにある。
本発明の他の目的並びに作用効果については、以下の記述を参照することにより、当業者であれば容易に理解されるであろう。
本発明の水彩画用紙は、パルプを主体とする基紙の少なくとも一方の面に、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとが付着していることを特徴とする。
このような構成によれば、水彩絵具に対して適度な吸水性と保持性を有する水彩画用紙が得られる。
また、本発明の好ましい実施の形態においては、前記基紙の片面あたりの付着量は、ゼラチンが0.3〜5.0g/m2、硫酸カリウムアルミニウム十二水和物が0.003〜0.25g/m2、アルキルケテンダイマーが0.03〜0.5g/m2、であってもよい。
このような構成によれば、水彩絵具に対して適度な吸水性と保持性を有することに加え、様々な水彩技法に耐えうる湿潤表面強度を有することに加え、描き重ね部分に筆跡が残りにくく、色ムラが生じにくい水彩画用紙が得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記基紙中のパルプは、非木材パルプと化学パルプとを20:80〜80:20の範囲で含むものであってもよい。
このような構成によれば、水彩絵具を水で塗りのばすときにより色ムラの生じにくい水彩画用紙が得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記非木材パルプは、JIS P 8121に規定されるカナダ標準濾水度が500〜650mlであってもよい。
このような構成によれば、より表面強度と吸収性のバランスに優れた水彩画用紙が得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記化学パルプは、JIS P 8121に規定されるカナダ標準濾水度が400〜600mlであってもよい。
このような構成によれば、より表面強度と吸収性のバランスに優れた水彩画用紙が得られる。
本発明の好ましい実施の形態においては、水彩画用紙は、JIS P−8133による冷水抽出pH値が7〜9であってもよい。
このような構成によれば、冷水抽出pH値が上述の範囲であれば中性紙となるため、絵が完成した後に長期保存された場合でも紙表面の経時的色変化が少ない水彩画用紙となる。
また、本発明は、水彩画用紙の製造方法としても捉えることができる。
本発明に係る水彩画用紙の製造方法は、パルプを主体とする基紙の少なくとも一方の面に、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを含有する塗布液を塗布することを特徴とする。
このような構成によれば、水彩絵具に対して適度な吸水性と保持性を有する水彩画用紙を製造することができる。
本発明は、水彩画用紙用の塗布液に関する発明としても捉えることができる。
本発明に係る水彩画用紙用の塗布液は、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを含むことを特徴とする。
このような構成によれば、水彩絵具に対して適度な吸水性と保持性を有する水彩画用紙を容易に製造することができる。
本発明に係る水彩画用紙は、適度な水彩絵具吸水性および保持性を有するものであり、構成を限定することで、様々な水彩技法に耐えうる湿潤表面強度をも有する。
また、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを含む塗布層により、絵具が紙面に浸透する前に紙面に沿って広がるため、絵具と筆を使って描き重ねて描画した場合でも筆跡が残り難く色ムラも少なくすることができる。
実施例及び比較例における水彩画用紙の組成を示す図表である。 実施例及び比較例における水彩画用紙の物性評価を示す図表である。
次に本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。
本発明の水彩画用紙は、パルプを主体とする基紙の少なくとも一方の面に、ゼラチン、硫酸カリウムアルミニウム十二水和物及びアルキルケテンダイマーが付着している。
ここで基紙に用いるパルプとしては、LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)、サルファイドパルプなどの化学パルプ、TMP(サーモメカニカルパルプ)、CTMP(ケミサーモメカニカルパルプ)などの機械パルプ及びDIP(脱インキパルプ)等の木材パルプ、ケナフ、バガス、竹、コットン、マーセル化したコットンなどの非木材パルプ、等が挙げられる。これらのパルプを単独で使用してもよいし、複数種類のパルプを任意の割合で混合して使用してもよいが、水彩絵具を水で塗りのばすときに色ムラをより少なくすることができることから、コットン、マーセル化したコットンなどの非木材パルプと化学パルプとを併用することが好ましい。なお、非木材パルプと化学パルプを併用する際の混合割合は特に限定しないが、非木材パルプ:化学パルプ=20:80〜80:20の範囲であることが好ましい。これは、色ムラを少なくすることに重点を置くのであれば非木材パルプの割合が高いことが望ましいが、湿潤紙力を考慮するとある程度の化学パルプも用いた方が好ましいバランスとなるためである。
本発明において、パルプのJIS P 8121「パルプのろ水度試験方法」に規定されるカナダ標準濾水度(CSF)は、コットンパルプについては500〜650mlであることが好ましい。濾水度が500ml未満だと、基紙の吸収性が損なわれることで塗布液が紙面に十分に吸収されず、その結果として塗布液による効果が十分に得られないおそれがある。一方、濾水度が650mlを越えると、吸収性については問題ないものの紙の地合いを整えることが難しく、さらに表面強度が弱くなるおそれがある。また、LBKPやサルファイドパルプ等の化学パルプのカナダ標準濾水度(CSF)については、400〜600mlであることが好ましい。化学パルプの濾水度が400ml未満だと、基紙の吸収性が損なわれることで塗布液が紙面に十分に吸収されず、その結果として塗布液による効果が十分に得られないおそれがある。一方、パルプの濾水度が600mlを越えると、吸収性については問題ないものの紙の地合いを整えることが難しく、さらに表面強度が弱くなるおそれがある。
本発明においては、基紙に填料を含有させてもよい。ここで用いる填料としては、特に限定するものではなく、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリン、焼成クレー、二酸化チタン、硫酸バリウム、ケイ酸カルシウム等の一般的な製紙用填料が挙げられる。水彩画用紙に白さを求める場合には、これらの中でも二酸化チタン、硫酸バリウムを使用することが好ましい。
本発明において填料を用いる場合には、使用する填料の平均粒子径は歩留まり等を考慮して、5μm以下であることが好ましい。尚、ここで平均粒子径とはマイクロトラックHRA(ハネウェル社製)を用いてレーザー法で測定した体積平均粒子径を意味する。紙中の填料含有量は特に限定するものではないが、パルプの乾燥重量に対して乾燥固形分で2〜10重量%であることが好ましい。
本発明に係る水彩画用紙は、JIS P 8133による冷水抽出pH値が7〜9である中性紙とすることが好ましい。水彩画用紙は絵が完成した後に長期保存されることが多いため、紙表面の経時的色変化の少ない中性紙が好ましいものである。
水彩画用紙は、水彩絵具により画像を形成するために紙面が多くの水にさらされる。そのため、水彩画用紙に耐水性を付与し、表面の毛羽立ち等の肌の荒れを防止して水彩絵具が乾燥した後の水彩画用紙の波うちや変形を防止する必要がある。そこで、本発明の水彩画用紙では、基紙に紙力増強剤を含有させることが好ましい。このような紙力増強剤としては、例えば、ポリアミドエピクロロヒドリン系紙力増強剤、澱粉系紙力増強剤、ポリアクリルアミド系紙力増強剤、ポリビニルアルコール系紙力増強剤等を用いることができる。
また、本発明において基紙には、本発明の目的を損なわない範囲で、カチオン性澱粉、内添中性サイズ剤、硫酸バンド、嵩高剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、蛍光消色剤、ピッチコントロール剤などの各種助剤を適宜使用することができる。
本発明において、基紙の抄紙方法は特に限定するものではなく、円網抄紙機、短網抄紙機、長網抄紙機、これらの抄紙機のコンビネーション抄紙機など従来から周知の抄紙機を使用して、単層または抄合わせにて抄造できる。抄合わせにする場合には、抄合わせ各層の層間剥離を防止するために層間用澱粉等の紙力剤をスプレー塗布しても良い。
先にも述べたように本発明に係る水彩画用紙は、基紙の少なくとも一方の面に、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを付着させたものである。ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを同時に付着させることで、筆跡が残りにくい水彩画用紙とすることができる。
先ずはじめにゼラチンについて説明する。本発明においては、基紙の表面にゼラチンを付着させることで水彩絵具の保持性を向上させ、これにより発色性の良い描画画像が得られる。
本発明においてゼラチンは、基紙の少なくとも一方の面に、基紙の片面あたり0.3〜5.0g/m2を付着させることが好ましい。基紙の片面あたりの付着量が0.3g/m2未満になると、十分なゼラチン膜が形成されないため、湿潤表面強度が不足する場合がある。また、水彩絵具の保持性にも劣り、水彩絵具で重ね塗りを行ったときに先に塗布した水彩絵具が脱落しやすくなるおそれがある。一方、付着量が5.0g/m2を超えると、水彩絵具の保持性が上がりすぎて、水彩絵具を塗布した際に筆跡が残りやすくなるおそれがある。また、抄紙系内で汚れが生じやすくなり、使用量が増えることで経済的にも不利となる。
次に、硫酸カリウムアルミニウム十二水和物について説明する。硫酸カリウムアルミニウム十二水和物は、ミョウバン、カリウムミョウバンとも呼ばれ、ゼラチンを架橋させることで水彩絵具の吸水性を調整することができる。ここで「吸水性」とは塗布した水彩絵具を水彩画用紙が吸収する速度とその量を意味する。また、硫酸カリウムアルミニウム十二水和物がゼラチンを架橋させことで水彩画用紙の湿潤表面強度も向上し、様々な水彩技法に耐えうる水彩画用紙とすることができる。
硫酸カリウムアルミニウム十二水和物は、基紙の少なくとも一方の面に、基紙の片面あたり0.003〜0.25g/m2を付着させることが好ましい。付着量が0.003g/m2未満になると、水彩絵具の吸水性が高くなりすぎて水彩絵具を塗布した際に筆跡が残りやすく、また湿潤表面強度も不十分となるおそれがある。一方、付着量が0.25g/m2を超えると、水彩絵具の吸水性が低くなるため乾燥が遅く、水彩絵具の保持性を損なうおそれがある。また、硫酸アルミニウムカリウムはカチオン性を有するため、アニオン性の水彩絵具と反応しやすく、付着量が増すことで筆跡が残りやすくなるおそれもある。
次いでアルキルケテンダイマーについて説明する。アルキルケテンダイマーは、ゼラチン及び硫酸カリウムアルミニウム十二水和物と併用することで筆跡が残りにくい水彩画用紙とすることができる。その作用機序は定かではないが、水彩絵具の吸水性を調整して水彩絵具が適度な濃度で表層に均一に拡がることにより、筆跡が生じにくくなるものと推察される。
本発明においてアルキルケテンダイマーは基紙の少なくとも一方の面に、基紙の片面あたり0.03〜0.5g/m2を付着させることが好ましい。アルキルケテンダイマーの付着量が0.03g/m2未満になると、絵具の吸水性が大きくなりすぎて水彩絵具を塗布した際に筆跡が残りやすくなるおそれがある。一方、付着量が0.5g/m2を超えると、水彩絵具の画線部への吸水性が小さくなり乾燥が遅く、水彩絵具の保持性を損なうおそれがある。
本発明に係る水彩画用紙は、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウムとアルキルケテンダイマーとを配合した塗布液を基紙に塗布することで得られるものである。これら3種の成分を併用することで、適度な水彩絵具吸収性及び保持性を有する水彩画用紙となる。また、これに加えて3種の成分の配合割合を前述の好ましい範囲とすることで、様々な水彩技法に耐えうる湿潤表面強度と、描き重ね部分に筆跡が残りにくく色ムラが生じにくい水彩画用紙とすることができる。基紙への塗布液の塗布方法は特に限定するものではなく、サイズプレス方式、デッピング方式、コーター塗工方式など従来から周知の塗布方法を使用することができる。
また、本発明の塗布液には、ゼラチン、硫酸カリウムアルミニウム、アルキルケテンダイマーの他に、消泡剤、防腐剤、粘度調整剤等の公知の各種添加剤を本発明の効果を損なわない範囲で含有してもよい。
本発明に係る水彩画用紙は、エンボス加工により、表面に凹凸をつけて風合いを出してもよい。また、本発明において水彩画用紙の坪量は特に限定されないが、100〜400g/m2であることが好ましく、より好ましくは120〜360g/m2である。
次に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また、硫酸カリウムアルミニウムについては十二水和物としての固形分重量を示す。
(実施例1)
コットンパルプ100重量部(600mlC.S.F)、填料として重質炭酸カルシウム(商品名:ソフトン1500、白石カルシウム社製)5.0重量部を添加したパルプスラリーを米坪300g/m2となるように、抄紙pH7.5で基紙を抄紙した。この基紙の両面に、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)5.0g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.1g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.15g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例2)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)0.3g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.015g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.09g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例3)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)6.25g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.05g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.5g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例4)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)0.25g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.032g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.3g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例5)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)4.65g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.25g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.35g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例6)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)0.9g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.003g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.15g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例7)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)5.0g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.33g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.05g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例8)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)0.6g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.002g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.03g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例9)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)1.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.015g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.03g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例10)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)2.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.025g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.5g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例11)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)0.9g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.027g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.024g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(実施例12)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)2.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.0125g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.65g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(比較例1)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)2.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.025g/m2、酸性ロジンサイズ剤(商品名:AL−1300、星光PMC社製)0.05g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(比較例2)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)1.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.045g/m2、酸性ロジンサイズ剤(商品名:AL−1300、星光PMC社製)0.15g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(比較例3)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)1.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.125g/m2、スチレンアクリル系表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1343S、荒川化学工業製)0.03g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(比較例4)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)2.0g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.04g/m2、スチレンアクリル系表面サイズ剤(商品名:ポリマロン1343S、荒川化学工業製)0.25g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(比較例5)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、PVA(商品名:PVA−117K、クラレ製)1.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.0015g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.25g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(比較例6)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)2.5g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)は0g/m2(無添加)とし、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)0.05g/m2となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
(比較例7)
実施例1に於いて、塗布液の組成を変更し、基紙の片面あたりの付着量が、ゼラチン(商品名:HBC−P20、新田ゼラチン社製)3.0g/m2、硫酸カリウムアルミニウム(商品名:カリミョウバン 大明化学工業製)0.15g/m2、アルキルケテンダイマー(商品名:SE2360、星光PMC社製)は0g/m2(無添加)となるように調製した塗布液を塗布して水彩画用紙を得た。
実施例及び比較例にて得られた水彩画用紙の各物性は、それぞれ次の方法により評価を行った。
(絵具の保持性)
水彩絵具(商品名:キナクリンレッド、ホルベイン画材社製)を蒸留水で重量比1:9に希釈した水彩絵具溶液を準備し、本発明の各実施例及び比較例で作成した水彩画用紙の表面に、筆で多めの水彩絵具溶液を付着させて5cm四方の正方形を塗りつぶす。水彩絵具溶液乾燥後、多めの蒸留水を含ませた筆で塗りつぶし部分を10往復擦って水彩絵具の脱落度合を目視で確認し、水彩絵具の脱落度合を以下の4段階で評価した。水彩絵具がほとんど脱落する1は実用上問題があり、水彩絵具がほとんど脱落しない4についても、絵の具を水で薄めるぼかし、グラデーション等の技法が使いにくくなることから実用上問題があると判断される。
1:水彩絵具がほとんど脱落する(実用上問題あり)。
2:水彩絵具が適度に脱落するが、実用上問題なし。
3:水彩絵具が脱落しにくく、実用上問題なし。
4:水彩絵具がほとんど脱落しない(実用上問題あり)。
(吸水性)
本発明の実施例及び比較例で作製した水彩画用紙の表面に、蒸留水10μlをDAT(測定機名:動的接触角試験機 1100DAT FIBRO社製)を用いて滴下し、300秒後の液滴吸収量を測定して吸水性を評価した。吸液量が多すぎると絵具の乾きが早すぎるために筆跡が残りやすくなり、実用上問題がある。一方、吸液量が少なすぎると絵具が乾きにくく、重ね塗り等の際に絵具が混ざりやすくなりこれもまた実用上問題がある。吸水性は300秒後の吸液量により以下の4段階で評価した。
1:300秒後の吸液量が4μl以上。(実用上問題あり)。
2:300秒後の吸液量が2μl以上4μl未満。
3:300秒後の吸液量が0.5μl以上2μl未満。
4:300秒後の吸液量が0.5μl未満(実用上問題あり)。
(筆跡)
水彩絵具(商品名:コバルトブルー、ホルベイン画材社製)を蒸留水で重量比1:9に希釈した水彩絵具溶液を準備し、本発明の各実施例及び比較例で作成した水彩画用紙の表面に、筆で多めの水彩絵具溶液を付着させて長さ約10cmの線を引く。線の起点を少しずつずらしながら線が巾方向に一部重なるように4本の線を重ね塗りして乾燥後の筆跡の状態を目視評価で観察した。以下の4段階で評価を行い、△以上を実用上問題なしとした。
◎:乾燥後に筆跡が認められない。
○:乾燥後にわずかに筆跡が認められる。
△:乾燥後に若干筆跡が認められる。
×:乾燥後に明確に筆跡が認められる(実用上問題あり)。
(湿潤表面強さ)
摩擦部の重量を300gになるよう錘で調整した学振型摩擦堅牢度試験機(JIS P8136準拠 テスター産業製)を用い、各実施例及び比較例で作製した水彩画用紙の表面が試験面となるように試験機に固定する。綿100%のバイアステープ(商品名:CP25 Hi−コットンCP34 ピュアコットン 色:290 キャプテン株式会社製)を23℃に調温した蒸留水に浸漬したのち、摩擦部にバイアステープを絞らずに取り付ける。摩擦部をセット後、5往復させ、サンプル及び摩擦部バイアステープを機器より取り出し、サンプル及びバイアステープが乾燥した後、サンプル表面の脱落度合をサンプル及びバイアステープに付着した紙粉の量を目視で観察した。評価は以下の4段階で行い、△以上を実用上問題なしとした。
◎:乾燥後も紙面の荒れ、紙粉の脱落が見られない。
○:乾燥後に紙面の荒れ、紙粉の脱落が僅かに認められる。
△:乾燥後に紙面の荒れ、紙粉の脱落が認められる。
×:乾燥後に紙面の荒れ、紙粉の脱落が著しい(実用上問題あり)
各実施例及び比較例で水彩画用紙の評価結果を図1に示す。なお、表中の「ミョウバン」は硫酸カリウムアルミニウム十二水和物、「AKD」はアルキルケテンダイマー、「PVA」はポリビニルアルコールをそれぞれ意味する。
図1の実施例1〜12の結果から明らかなように、少なくとも紙の一方面にゼラチンと硫酸アルミニウムカリウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを付着させることで、様々な水彩画技法に耐えうる湿潤表面強度と程よい吸水性及び水彩絵具の保持性を発現する水彩画用紙とすることができる。
これに対して、ゼラチンを配合しなかった比較例5の水彩画用紙は、保持性、吸水性の点で劣ることに加え、筆跡がはっきりと残るものであった。
また、硫酸カリウムアルミニウム十二水和物を配合しなかった比較例6の水彩画用紙は、保持性、吸水性、湿潤摩擦の全ての点で実用レベルに達せず、筆跡もはっきりと残るものであった。
更に、アルキルケテンダイマーを配合しなかった比較例1〜4,7の水彩画用紙は、保持性、吸水性のいずれか若しくは双方が劣るものが多く、筆跡もはっきりと残るものであった。
また、ゼラチンの付着量が6.25g/m2、0.25g/m2であった実施例3,4の水彩画用紙、硫酸カリウムアルミニウム十二水和物の付着量が0.33g/m2、0.002g/m2であった実施例7,8の水彩画用紙、アルキルケテンダイマーの付着量が0.024g/m2、0.65g/m2であった実施例11,12の水彩画用紙はいずれも実用レベルではあるものの筆跡が若干残るものであった。このことから、これら3種の付着量は基紙の片面あたり、ゼラチンは0.3〜5.0g/m2が好ましく、硫酸アルミニウムカリウム十二水和物は0.003〜0.25g/m2が好ましく、アルキルケテンダイマーは0.03〜0.5g/m2が好ましいと考えられる。

Claims (8)

  1. パルプを主体とする基紙の少なくとも一方の面に、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとが付着していることを特徴とする水彩画用紙。
  2. 前記基紙片面あたりの付着量は、前記ゼラチンが0.3〜5.0g/m2、前記硫酸カリウムアルミニウム十二水和物が0.003〜0.25g/m2、アルキルケテンダイマーが0.03〜0.5g/m2、であることを特徴とする請求項1に記載の水彩画用紙。
  3. 前記基紙中のパルプは、非木材パルプと化学パルプとを20:80〜80:20の範囲で含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の水彩画用紙。
  4. 前記非木材パルプは、JIS P 8121に規定されるカナダ標準濾水度が500〜650mlであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水彩画用紙。
  5. 前記化学パルプは、JIS P 8121に規定されるカナダ標準濾水度が400〜600mlであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水彩画用紙。
  6. JIS P 8133による冷水抽出pH値が7〜9であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の水彩画用紙。
  7. パルプを主体とする基紙の少なくとも一方の面に、ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを含有する塗布液を塗布することを特徴とする水彩画用紙の製造方法。
  8. ゼラチンと硫酸カリウムアルミニウム十二水和物とアルキルケテンダイマーとを含むことを特徴とする水彩画用紙用の塗布液。
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