JP2023156009A - 画材用紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収適性に優れる画材用紙を提供する。【解決手段】基紙2に塗工液3が塗工された画材用紙1であり、基紙2が中性サイズ剤を含み、塗工液3がAKD及び澱粉を含む画材用紙1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、水彩画用等として使用可能な画材用紙に関するものである。
水彩画用等として使用可能な画材用紙、特に上級者向けの水彩画用紙としては、例えば、水彩絵の具の水が速やかに紙の内部に吸収されて画線がにじまず、均一な発色性を持ち、経時により紙が変色や強度劣化しにくいことを課題とし、30重量%以上がコットンパルプからなる製紙用繊維を350~550mlC.S.F.に叩解し、かつエポキシ化高級脂肪酸アミドを0.1~1.5重量%含有させて抄紙し、冷水抽出pHが6.0~9.5である水彩画用紙が提案されている(特許文献1参照)。
また、例えば、絵筆等で描かれた場合に水彩絵の具の水の吸収性に著しく優れ、均一な発色性を持ち、毛羽立ちが起こりにくく、安価な高級水彩画用紙と同等の性能を有することを課題とし、製紙用繊維を450~650mlC.S.F.に叩解し、湿式含浸法により水溶性高分子を製紙用繊維に対し1~20重量%含有させて抄紙した水彩画用紙が提案されている(特許文献2参照)。
さらに、以上の提案では絵の具濃度や色ムラの点で十分とは言えなかったとして、パルプを主体とする基紙の少なくとも一方の面に、ゼラチン3~10質量%、アルキルケテンダイマー(以下、AKDと表す)0.1~0.3質量%、水性ポリエステル樹脂0.1~2.0質量%の濃度で含有する絵の具受理層用塗料を塗布し、乾燥することで絵の具受理層を設けることを特徴とする水彩画用紙が提案されている(特許文献3参照)。
しかしながら、以上の提案では、水彩画用紙の吸収適性に問題があった。すなわち、水彩画においては、重ね書きすること、つまり、筆を使用して描くときに一部を重ねつつ、少しずつずらしていくことがあり、この場合には、重なる部分の筆跡が残らない必要がある。しかるに、このように筆跡を残さないためには、水彩画用紙の吸水性が高すぎても、低すぎても問題があり、単なる吸水の程度の問題としては解決することができない。
特開平10-018195号公報 特開平10-280293号公報 特許第6833744号公報
本発明が解決しようとする課題は、吸収適性に優れる画材用紙を提供することにある。
上記課題を解決するための手段は、
基紙に塗工液が塗工された画材用紙であり、
前記基紙が中性サイズ剤を含み、
前記塗工液がAKD及び澱粉を含む、
ことを特徴とする画材用紙である。
本発明によると、吸収適性に優れる画材用紙となる。
本形態の水彩画用紙の模式断面図である。
次に、発明を実施するための形態を説明する。なお、本実施の形態は本発明の一例である。本発明の範囲は、本実施の形態の範囲に限定されない。また、以下では画材用紙が水彩画用紙の場合を例に説明するが、本発明は、本発明の思想が利用可能である限り、水彩画用紙以外の画材用紙一般にも利用することができる。
本形態の画材用紙は、図1に示すように、基紙2の一方又は両方(図示例では、一方。)の表面に塗工液3が塗工された水彩画用紙1であり、基紙2が中性サイズ剤を含み、塗工液3が少なくともAKD及び澱粉を含むことを特徴とする。本形態においては、塗工液3がAKDを含むので基紙2への絵の具(特に水分)の吸収がわずかに遅れ、重ね書きの場合において、先に塗られた絵の具と後から重ねて塗られた絵の具との混ざり合いが生じ、結果、重ね書き部分の筆跡(筆むら)が抑えられる。また、バインダーとしてゼラチンではなく澱粉を使用しているので、水彩画用紙の表面部分における絵の具の保持性が抑えられ、結果、AKDが絵の具の吸収をわずかに遅らせるという作用を妨げるおそれがない。つまり、絵の具の吸収はわずかに遅れるが、その後、吸収される。
この点、前述した特許文献3の段落0035にも記載されているように、ゼラチンは澱粉より高い絵の具保持性を有するとされ、ゼラチンが好まれることがある。しかしながら、本形態においては、AKDの作用を妨げないために、バインダーとしてゼラチンではなく澱粉を使用する必要がある。
なお、特許文献3では、本形態と同じくAKDの使用が提案されているが、これは塗工層(絵の具受理層)において絵の具の吸収性を制御するという思想の表れであり、本形態のように吸収時間の制御という思想はない。故に、特許文献3ではバインダーとしてゼラチンの使用を必須としているのである。
また、上記した本形態の思想から明らかであるとは考えるが、本形態においては、塗工液3の塗工により、基紙2の表面に塗工層が形成されているか否かは大きな問題ではない。
ちなみに、内添サイズ剤のみで絵の具の吸収性を制御しようとすると、重ね書きをしたときに重なる部分に筆跡が残る。他方、外添サイズ剤のみで吸収性を制御しようとすると、基紙2に絵の具が浸み込み過ぎる部分が生じてしまい、色むらが生じるおそれがある。
(基紙)
本形態において基紙2はパルプを主成分とする。本形態において主成分は、好ましくは70質量%以上である。
パルプとしては、例えば、LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)、NBSP(針葉樹晒サルファイトパルプ)等の化学パルプ、TMP(サーモメカニカルパルプ)、CTMP(ケミサーモメカニカルパルプ)等の機械パルプ、DIP(脱インキパルプ)等の木材パルプ、ケナフ、バガス、竹、コットン、マーセル化したコットン等の非木材パルプなどを、単独で又は組み合わせて使用することができる。
ただし、パルプとしては、コットンリンターパルプを使用するのが好ましい。コットンリンターパルプを使用することで、色むらが生じ難くなり、かつ風合いがでる。
また、後述するAKDの片面塗工量が0.001~0.03g/m2である場合においては、基紙2の60~100質量%がコットンリンターパルプであるのが好ましく、70~100質量%であるのが特に好ましい。この点、絵の具の吸収性は重要なファクターではあるが、本形態においては塗工液3に含まれるAKDが重要な役割を有しており、この役割はAKDの内添で実現されるものではない。したがって、塗工液3に含まれるAKDの基紙2への浸透抑制も重要なファクターであり、この観点も合わせて考慮すると、上記含有率のコットンリンターパルプが好まれる。
本形態においては、パルプのJIS P 8121「パルプのろ水度試験方法」に規定されるカナダ標準濾水度(CSF)が350~650mlであるのが好ましく、400~600mlであるのが特に好ましい。濾水度が350ml未満であると、絵の具の吸収性に劣るものとなるおそれがある。他方、濾水度が650mlを超えると、塗工液3、特にAKDが基紙2に浸透し過ぎてしまい、本形態におけるAKDの作用が発現されないおそれがある。
本形態の水彩画用紙1は、硫酸アルミニウムを含まない中性紙である。中性紙であると表面の経時的色変化が生じ難くなり、長期保存に適するものとなる。故に、本形態においては、内添サイズ剤として中性サイズ剤を使用する。ただし、単に中性サイズ剤を使用するのみであると、重ね書きをしたときに絵の具の重なり部分が濃くなり、筆跡が残る。これは、前に塗った絵の具が、後から絵の具を塗る(載る)前に吸収されてしまうためであると考えられる。そこで、本形態においては、塗工液3にAKDを含ませ、もって水彩画用紙1の表面部分における吸収をわずかに遅らせるのである。
内添サイズ剤として使用する中性サイズ剤としては、脂肪酸サイズ剤が好適である。内添サイズ剤として脂肪酸サイズ剤を使用した場合は、絵の具が滲まない適度な吸収性を持たせることができ、絵の具の抜けも抑えられる。
AKDの片面塗工量が0.001~0.03g/m2である場合においては、中性サイズ剤の含有量がパルプの0.05~0.4質量%であるのが好ましく、0.1~0.3質量%であるのが特に好ましい。前述したように、水彩画用紙1においては、絵の具の吸収性は重要なファクターであるが、本形態においては塗工液3に含まれるAKDが重要な役割を有している。したがって、塗工液3に含まれるAKDの浸透抑制も重要なファクターであり、この観点も合わせて考慮すると、中性サイズ剤の上記含有率が好まれる。
基紙2には、定着剤(硫酸アルミニウムを除く)を含ませるのが好ましい。定着剤を含ませることで、中性サイズ剤が定着し、中性サイズ剤による効果が発現し易くなる。
定着剤としては、カチオン性物質が好適に使用され、例えば、ポリアミン系、ポリアミド系、4級アンモニウム塩、等を使用することができる。
定着剤の含有量は、パルプに対する割合で、0.25~2.5質量%であるのが好ましく、0.5~2.0質量%であるのが特に好ましい。含有量が以上の範囲未満であると、水彩画用紙1の接触角を確保することができなくなるおそれがある。他方、含有量が以上の範囲を超えると、効果が頭打ちとなり、過剰な添加となって定着を阻害するおそれがある。
基紙2には、紙力増強剤を含ませることができる。紙力増強剤の内添により、耐水性が付与されて毛羽立ち等の肌の荒れが防止され、また、絵の具が乾燥した後の水彩画用紙1の波うちや変形を防止、絵の具で描くときの水による紙面強度低下を防止することができる。
紙力増強剤としては、例えば、カチオン性澱粉等の澱粉系紙力増強剤、ポリアクリルアミド系紙力増強剤、ポリビニルアルコール系紙力増強剤、ポリアミド系紙力増強剤、などを例示することができる。なお、紙力増強剤は、乾燥紙力増強剤であっても、湿潤紙力増強剤であってもよいが、両者を併用するのが好ましい。
基紙2には、填料を含ませることができる。
填料としては、例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム等の炭酸カルシウム、タルク、クレー、カオリン、焼成クレー、二酸化チタン、硫酸バリウム、ホワイトカーボン、ケイ酸カルシウム、再生粒子などを例示することができる。
以上の他、基紙2には、例えば、アンモニウム塩、嵩高剤、歩留り向上剤、濾水性向上剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、蛍光消色剤、ピッチコントロール剤等の各種助剤を内添することができる。
基紙2の抄紙には、例えば、円網抄紙機、短網抄紙機、長網抄紙機、これら抄紙機のコンビネーション抄紙機等を使用することができる。また、基紙2は、図示例のように単層とすることの他、2層以上の複数層とすることもできる。
基紙2は、さらに、凹凸模様を付与することもできる。凹凸模様は、片面又は両面にエンボスを施し、付与することができる。エンボスを施す方法としては特に限定されず、エンボス紙に従来から用いられている、ワイヤーマーク法やフェルトマーク法、ウォーターマーク法、ウエットエンボス法、ドライエンボス法等が挙げられる。
(塗工液)
本形態の塗工液3は、前述したとおり、少なくともAKD及び澱粉を含む。なお、塗工液3は基紙2の表面に塗工されるものであるが、これによって基紙2の表面に塗工層が形成されていても、形成されていなくともよいのは、前述したとおりである。
前述したように本形態の特徴の1つは、AKDの作用にある。そこで、塗工液3の適切な塗工量は、AKDの塗工量を基準とするのが好ましい。具体的には、AKDの塗工量が、蒸留水を8μl滴下した後の5秒後の接触角が90~130°となるように行うのが好ましく、105~130°となるように行うのが特に好ましい。AKDの塗工量が上記接触角の範囲未満であると、AKDの作用(絵の具を一時的に表面部分に留める作用)が発現されないおそれがある。他方、AKDの塗工量が上記接触角の範囲を超えると、絵の具をはじくことによる種々の問題が生じるおそれがある。
本形態において接触角は、動的接触角である。接触角は、液体が固体に接触している場合における液体の自由表面が固体の平面となす角度である。接触角は、以下の手順で測定する。すなわち、水彩画用紙1の表面に携帯式接触角計PG-X(FibroSystemAB製)を用いて蒸留水8μlを1滴滴下後5秒間後の接触角を測定し、この測定値によって判断する。測定を5秒後と短くするのは、AKDの作用が濡れ適性等にあるのではなく、絵の具を一時的に留めるということにあるためである。ちなみに、AKDの塗工量を増やすと、接触角が大きくなる傾向にある。
以上のように水彩画用紙1の接触角が90~130°である場合においては、基紙2の接触角が60~110°であり、かつ基紙2の接触角が水彩画用紙1の接触角を下回るのが好ましく、基紙2の接触角が70~110°であり、かつ基紙2の接触角が水彩画用紙1の接触角を下回るのが特に好ましい。基紙2の接触角が以上の範囲内であり、かつ水彩画用紙1の接触角を下回ることで、絵の具が滲まない適度な吸収性を持たせることができ、かつAKDの作用(絵の具を一時的に表面部分に留める作用)が発現される。
一方、AKDの塗工量を塗工量そのもので規定する場合は、片面塗工量が0.001~0.03g/m2であるのが好ましく、0.0015~0.02g/m2であるのが特に好ましい。AKDの塗工量が以上の範囲内であれば、前述したAKDの作用が奏せられる。
一方、塗工液3の澱粉として、例えば、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、カチオン化澱粉、酸化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、リン酸澱粉等の公知の澱粉を使用することができる。ただし、澱粉としては、酸化澱粉を使用するのが好ましく、アセチル化酸化澱粉を使用するのがより好ましい。アセチル化酸化澱粉等の酸化澱粉を使用すると、塗工液粘度の上昇が抑えられ、絵の具適性(はじき、白抜け、筆むら等)が向上し、また、紙面強度も好適なものとなる。なお、澱粉は、ゼラチンと比較して安価であるとの特徴もある。
塗工液3中における澱粉の含有率は、片面塗工量が0.5~4.0g/m2であるのが好ましく、1.0~3.0g/m2であるのが特に好ましい。含有率が以上の範囲未満であると、紙面のパルプ繊維の毛羽立ちや剥がれが起きやすくなるおそれがある。他方、含有率が以上の範囲を超えると、効果は頭打ちとなり、過剰となるおそれがある。
塗工液3には、澱粉を架橋する架橋剤を添加すると、紙力が向上する。
架橋剤としては、例えば、ホウ素化合物、エポキシ化合物、グリシジル化合物、ジルコニウム化合物、アルミニウム塩、クロム化合物、尿素系樹脂、メラミン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアミン系樹脂等を使用することができる。ただし、架橋剤としては、エポキシ化合物を使用するのが好ましい。この場合、澱粉に対して、片面塗工量が0.02~0.35質量%(好適には、0.03~0.25質量%。)の割合で添加するのが好ましい。
本形態において塗工液3の塗工方式としては、例えば、サイズプレス方式、デッピング方式、コーター塗工方式、スプレー方式等を例示することができる。また、塗工液3には、例えば、消泡剤、防腐剤、粘度調整剤等を含ませてもよい。さらに、塗工液を塗工すると強度が向上する効果もある。
次に、本発明の実施例について、説明する。
コットンリンターパルプと木材パルプを配合し、内添薬品として、カチオン澱粉を0.5質量%、ポリアクリルアミドを0.2質量%、湿潤紙力剤を0.25質量%、ジシアンジアミド縮合物定着剤を1.5質量%、炭酸カルシウムを5.0質量%、中性サイズ剤を加え、坪量を200g/m2もしくは300g/m2とした基紙を作成した。塗工液は、溶媒を水として、外添薬品の配合が表1の質量%濃度となるよう、作成した。作成した基紙に、塗工液の塗工をポンド式サイズプレスで行って、水彩画用紙を作成した。塗工液の液塗工量は、片面あたり18g/m2とした。基紙のパルプ配合や坪量、内添薬品の配合、外添薬品の配合を表1に示す。
なお、各物質の添加量は、内添薬品はパルプに対する割合(質量%)であり、外添薬品は塗工液に対する割合(質量%)である。単に片面塗工量との記載は、固形分塗工量を示す。また、試験方法は、次のとおりとした。
坪量:JIS P8124に準拠して測定した。
接触角:前述した方法によった(滴下量8μL、滴下5秒後)。
絵の具適性:ホルベイン画材(株)製の透明水彩絵の具コバルトブルーヒュー0.2gを3mlの水で溶かし、筆の線が重なるように3秒で5本の線を描き、目視で判定した。判定基準は、次のとおりとした。
はじき 〇:絵の具のはじきがない
△:絵の具のはじきがほぼない
×:絵の具のはじきがある
筆むら 〇:絵の具の筆むらがない
△:絵の具の筆むらがほぼない
×:絵の具の筆むらがある
強度 表面の耐摩耗性をROTARY ABRASION TESTER(東洋精機製、摩耗輪:CS-10)を用いて測定した。
〇:200mg以下/200回転
×:200mg超/200回転
Figure 2023156009000002
本発明は、水彩画用等として使用可能な画材用紙として利用可能である。
1 水彩画用紙
2 基紙
3 塗工液

Claims (7)

  1. 基紙に塗工液が塗工された画材用紙であり、
    前記基紙が中性サイズ剤を含み、
    前記塗工液がAKD及び澱粉を含む、
    ことを特徴とする画材用紙。
  2. 蒸留水を8μl滴下した後の5秒後の接触角が90~130°となるように前記AKDを含む、
    請求項1に記載の画材用紙。
  3. 前記基紙は、パルプを主成分とし、前記塗工液が塗工されており、
    前記AKDの片面塗工量が0.001~0.03g/m2で、前記中性サイズ剤の含有量が前記パルプの0.05~0.4質量%である、
    請求項1に記載の画材用紙。
  4. 前記基紙は、パルプを主成分とし、前記塗工液が塗工されており、
    前記AKDの片面塗工量が0.001~0.03g/m2で、かつ前記基紙の60~100質量%がコットンリンターパルプである、
    請求項1に記載の画材用紙。
  5. 前記塗工液の澱粉が酸化澱粉である、
    請求項1に記載の画材用紙。
  6. 前記基紙の中性サイズ剤が脂肪酸サイズ剤である、
    請求項1に記載の画材用紙。
  7. 前記基紙の前記接触角が60~110°であり、かつ前記画材用紙の接触角を下回る、
    請求項2に記載の画材用紙。
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