JP2552993Y2 - 車両のコンソールボックス - Google Patents

車両のコンソールボックス

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JP2552993Y2
JP2552993Y2 JP1988125002U JP12500288U JP2552993Y2 JP 2552993 Y2 JP2552993 Y2 JP 2552993Y2 JP 1988125002 U JP1988125002 U JP 1988125002U JP 12500288 U JP12500288 U JP 12500288U JP 2552993 Y2 JP2552993 Y2 JP 2552993Y2
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明弘 登坂
京治 金澤
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日野自動車工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両の座席の間に設けられるコンソールボッ
クスに関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のコンソールボックスとして、上部コン
ソールボックスと下部コンソールボックスとをピン連結
する部分に圧潰状態で挾持されたウエーブワッシャを備
えた2重構造コンソールボックスが提案されている(実
開昭60−180660)。
このコンソールボックスはウエーブワッシャにより上
部コンソールボックスの開閉に際して摩擦抵抗を生じる
ため、上部コンソールボックスを略90°起立させている
ときに不意に車両を急発進又は急停止しても上部コンソ
ールボックスが急激に閉じることがない。
一方、自動車室内に設けられた収納室が室内側に開口
を有し、この収納室の開口の下辺を中心として回動する
グラブボックスドアが上記開口を開放可能に閉止し、上
記ドア内板の両側半分まで遮蔽するように略扇形の側壁
が幅広く立設され、収納室の開口の周枠に設けられたス
トッパがグラブボックスドア開放時に収納室の開口の周
枠の背面に当接してドアを略水平に保つことによりグラ
ブボックスドアと収納室の下辺と側壁の間に間隙を有さ
ないように構成されたグラブボックスが提案されている
(実公昭59−23642)。
このように構成されたグラブボックスでは、底面の奥
行きを充分長くとることのできないグラブボックスで
も、グラブボックスドアを開いたとき側壁により収納物
が上記ドアの側方より落下しないようになっている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来の2重構造コンソールボックスはウ
エーブワッシャを必要とするため、ウエーブワッシャを
用いないものと比べて、部品点数が増えかつ組付工数が
大きくなる。また上部コンソールボックスの開いた角度
の大小に拘らずウエーブワッシャによる抵抗力は不変で
あるため、上部コンソールボックスを下部コンソールボ
ックスにきちんと閉じるときにも比較的強い押下げ力を
要する。
また、上記従来のグラブボックスでは、グラブボック
スが助手席に対向する位置に設けられているとすると、
運転席から、或いは助手席側のサイドドアを開いて車外
から、収納室内の収納物を取出そうとしたときに、側壁
が邪魔になってその収納物を視認できず、手探りで収納
物を探さなければならない問題点がある。
本考案の目的は、部品点数及び組付工数を増加させな
いで、開いたリッドに加わった慣性力で急激にリッドが
閉じず、しかもリッドをボックス本体にきちんと閉じる
ときには僅かな押下げ力で済む車両のコンソールボック
スを提供することにある。
また本考案の別の目的は、開いたリッドを所定位置で
維持するアームを含む開閉機構や異物の損傷を防止し得
る車両のコンソールボックスを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案者らは、上部コンソールボックスと比べて軽量
のリッドが開閉する機構のコンソールボックスでは、リ
ッドに作用する慣性力はそれ程大きくなく、リッドを停
止させておくのに僅かな摩擦抵抗力で済むことに着目
し、本考案に到達した。
すなわち、本願考案は、第1図及び第4図に示すよう
にボックス本体10と、このボックス本体10にヒンジ11を
介して開閉可能に取付けられたリッド12と、この開いた
リッド12を所定位置で維持する第1及び第2アーム16,1
7とを備え、第1アーム16はボックス本体10に基端が枢
支され、第2アーム17はリッド12に基端が枢支されかつ
第1アーム16にピン22を介して回動可能に連結され、両
アーム16,17のいずれか一方のアーム16に開いたリッド1
2を所定位置に維持した状態で他方のアーム17に重合す
る重合部16aが形成された車両のコンソールボックスの
改良である。
その特徴ある構成は、重合部16aに他方のアーム17に
圧接する凸部24が形成されたところにある。
また第6図に示すように、開いたリッド12を所定位置
に維持した状態で第1アーム16と第2アーム17とリッド
12とボックス本体10とにより囲まれる面を遮蔽する遮蔽
板17aを第2アーム17に連設することが好ましい。
[作用] 第1図に示されるコンソールボックスでは、重合部16
aに形成された凸部24によって、第1アーム16と第2ア
ーム17が重合した状態ではリッド12が閉じる際に一定の
抵抗力を生じ、不意に車両が急発進又は急停止してもリ
ッド12が急激に閉じることがない。
また第6図に示されるコンソールボックスでは、第2
アーム17に連設された遮蔽板17aによってアーム16,17と
ヒンジ11とボックス本体10の間に異物が入ることが防止
される。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図〜第5図に示すように、ボックス本体10にヒン
ジ11を介してリッド12が開閉可能に取付けられる。ヒン
ジ11はヒンジ板11aと11bからなり、ボックス本体10の上
部後端にヒンジ板11aが、ヒンジ板11bにリッド12の下部
後端がそれぞれねじ13により取付けられる。ボックス本
体10とリッド12のそれぞれ両側には、開いたリッド12を
所定位置で維持する第1アーム16及び第2アーム17が設
けられる。
第1アーム16は「く」字状に形成され、その基端がボ
ックス本体10にピン18を介して枢支される。第2アーム
17は基端がヒンジ11に連設されたブラケット19にピン21
を介して枢支され、かつ先端が第1アーム16の折曲部に
ピン22を介して回動可能に連結される。第1アーム16の
先端はリッド12を開いた状態で第2アーム17に重合する
ように延び、その先端に重合部16aが形成される。重合
部16aの側縁にはリッド12の開き過ぎを防止し、リッド1
2を所定の角度で停止させるストッパ23が突設される。
第1アーム16の重合部16aの内面、すなわち第2アーム1
7の接触面には第2アーム17に圧接する凸部24が形成さ
れる。この例では凸部24は重合部16aの側縁に対してほ
ぼ垂直に重合部16aの外面を部分的にプレス加工するこ
とにより形成される。この凸部24の加工位置は、第5図
に示すようにリッド12の傾斜角が小さくなってボックス
本体10に閉じる直前で第2アーム17から外れる位置に設
けられる。
このような構成のコンソールボックスでは、凸部24の
ために、リッド12をボックス本体10に対して開閉する際
に、第1アーム16と第2アーム17の間に抵抗が生じ、リ
ッド12の開閉操作に節度感が生じる。また第4図に示す
ように第2アーム17が第1アーム16のストッパ23に当接
するリッド12の起立状態で、例えば車両が凹凸路を走行
し車体に急激な振動や反動が加わってリッド12に衝撃力
が作用した場合でも、リッド12が急激に閉じることを抑
制することができる。
また起立状態からリッド12を閉じて行き、リッド12の
傾斜角が小さくなると、凸部24が第2アーム17から外れ
る(第5図)ため、リッド12に対する閉止抵抗力がなく
なり、リッド12は円滑にボックス本体10に落下する。こ
れにより僅かな押下げ力でリッド10を閉じることができ
る。
第6図は本考案の別の実施例を示す。この例の特徴あ
るところは、第2アーム17に扇形の遮蔽板17aが連設さ
れたことにある。この遮蔽板17aはリッド12を開いて所
定位置に維持した状態、すなわち起立状態で第1アーム
16と第2アーム17とリッド12とボックス本体10とにより
囲まれる面を遮蔽するように形成される。
従来この遮蔽部分に異物が入った状態で、リッドを閉
じるとアーム16,17やヒンジ11等を損傷したり、異物を
傷つけていたものが、この遮蔽板17aによりこれらの損
傷を未然に防止することができる。
なお、重合部を第1アームに形成する例を示したが、
重合部を第2アームに形成し、この重合部に凸部を形成
してもよい。
また遮蔽板を第2アームに連設した例を示したが、こ
の遮蔽板を第1アームに連設してもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、一対のアームの
いずれかのアーム重合部に凸部を形成し、リッドの開閉
に際して抵抗力を生じさせるようにしたので、従来のウ
エーブワッシャのような特別の部品を要することなく、
リッドが開いた状態で衝撃力を受けてもその慣性力でリ
ッドが急激に閉じず、リッドの大きな閉止音を防止する
ことができる。
また凸部をリッドがボックス本体に閉じる直前で相手
アームから外れる位置に設ければ、リッドをボックス本
体にきちんと閉じるときには僅かな押下げ力で済む利点
がある。
また第1アーム又は第2アームのいずれかのヒンジ側
に遮蔽板を連設することにより、アームとヒンジとボッ
クス本体の間に異物が入ることが防止され、コンソール
ボックスの開閉機構や異物の損傷を未然に防止すること
ができる。
更に側壁が邪魔になって収納物を視認できず手探りで
収納物を探さなければならない従来のグラブボックスと
比較して、本考案では遮蔽板がコンソールボックスの開
閉機構を覆う程度に比較的小さく形成されているので、
この遮蔽板によりコンソールボックスの収納物が遮られ
ることは殆どない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例コンソールボックスの開閉機構の
拡大斜視図。 第2図は第1図のA−A線断面図。 第3図は第1図のB−B線断面図。 第4図は本実施例コンソールボックスの全体斜視図。 第5図はその開閉機構の要部側面図。 第6図は本考案の別の実施例コンソールボックスの開閉
機構の拡大斜視図。 10:ボックス本体、11:ヒンジ、12:リッド、16:第1アー
ム、16a:重合部、17:第2アーム、17a:遮蔽板、18,21,2
2:ピン、23:ストッパ、24:凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−138082(JP,U) 実開 昭57−165709(JP,U) 実開 昭60−180660(JP,U) 実公 昭59−23642(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックス本体(10)と、このボックス本体
    (10)にヒンジ(11)を介して開閉可能に取付けられた
    リッド(12)と、この開いたリッド(12)を所定位置で
    維持する第1及び第2アーム(16,17)とを備え、前記
    第1アーム(16)は前記ボックス本体(10)に基端が枢
    支され、前記第2アーム(17)は前記リッド(12)に基
    端が枢支されかつ前記第1アーム(16)にピン(22)を
    介して回動可能に連結され、両アーム(16,17)のいず
    れか一方のアーム(16,17)に前記開いたリッド(12)
    を所定位置に維持した状態で他方のアーム(17,16)に
    重合する重合部(16a)が形成された車両のコンソール
    ボックスにおいて、 前記重合部(16a)に前記他方のアーム(17,16)に圧接
    する凸部(24)が形成されたことを特徴とする車両のコ
    ンソールボックス。
  2. 【請求項2】開いたリッド(12)を所定位置に維持した
    状態で第1アーム(16)と第2アーム(17)と前記リッ
    ド(12)とボックス本体(10)とにより囲まれる面を遮
    蔽する遮蔽板(17a)が前記第1アーム(16)又は前記
    第2アーム(17)に連設された請求項1記載の車両のコ
    ンソールボックス。
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JPS6133145Y2 (ja) * 1981-04-14 1986-09-27
JPS5923642U (ja) * 1982-08-03 1984-02-14 トヨタ自動車株式会社 エンジンのトルク特性表示装置
JPS60180660U (ja) * 1984-05-11 1985-11-30 トヨタ自動車株式会社 2重構造コンソ−ルボツクス

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