JP2550093Y2 - クレーンゲーム機用景品吊上装置 - Google Patents
クレーンゲーム機用景品吊上装置Info
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- JP2550093Y2 JP2550093Y2 JP1991098370U JP9837091U JP2550093Y2 JP 2550093 Y2 JP2550093 Y2 JP 2550093Y2 JP 1991098370 U JP1991098370 U JP 1991098370U JP 9837091 U JP9837091 U JP 9837091U JP 2550093 Y2 JP2550093 Y2 JP 2550093Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クレーンゲーム機用景
品吊上装置の改良に関する。
品吊上装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】上部もしくは側壁面に透明な覗きカバー
を有する筐体内に散布された景品を、上記筐体内に移動
自在に設けられたクレーン形式の景品吊上装置(キャッ
チャー)を筐体外から操作して掴み、景品を掴んだまゝ
キャッチャーを移動せしめて、景品払出口に景品を落下
させ、筐体外から景品を取り出すようにしたクレーンゲ
ーム機は公知であり、遊戯場等で広く使用されている。
を有する筐体内に散布された景品を、上記筐体内に移動
自在に設けられたクレーン形式の景品吊上装置(キャッ
チャー)を筐体外から操作して掴み、景品を掴んだまゝ
キャッチャーを移動せしめて、景品払出口に景品を落下
させ、筐体外から景品を取り出すようにしたクレーンゲ
ーム機は公知であり、遊戯場等で広く使用されている。
【0003】この種のクレーンゲーム機では、キャッチ
ャーによる景品の取上げ確率によってゲームの面白さが
直接的に左右されるものであり、景品の取上げ能力が高
すぎるとゲームにならず、逆に余りに低すぎるとプレイ
ヤの興味は喪失してしまうから、その確率を適正に調節
できることが必要であり、また、掴めそうに見えてなか
なか掴めないという要素も必要である。
ャーによる景品の取上げ確率によってゲームの面白さが
直接的に左右されるものであり、景品の取上げ能力が高
すぎるとゲームにならず、逆に余りに低すぎるとプレイ
ヤの興味は喪失してしまうから、その確率を適正に調節
できることが必要であり、また、掴めそうに見えてなか
なか掴めないという要素も必要である。
【0004】而して、従来のキャッチャーの駆動方式の
うち、ソレノイド式のものは把持爪の開閉が瞬間的に行
なわれ、プレイヤは景品を掴む様子が観察しにくいため
興趣に欠けると共に、景品の取上げ確率や把持力を調節
しにくく、軟らかい景品を潰し易いという問題点があっ
た。また、キャッチャーの吊下げロープを2本使用し、
一方のロープで把持爪を開き、他方のロープで閉じるよ
うにしたものも提供されているが、把持爪の動作が不確
実であったり、吊下げロープが互いに絡まる等の不都合
があった。
うち、ソレノイド式のものは把持爪の開閉が瞬間的に行
なわれ、プレイヤは景品を掴む様子が観察しにくいため
興趣に欠けると共に、景品の取上げ確率や把持力を調節
しにくく、軟らかい景品を潰し易いという問題点があっ
た。また、キャッチャーの吊下げロープを2本使用し、
一方のロープで把持爪を開き、他方のロープで閉じるよ
うにしたものも提供されているが、把持爪の動作が不確
実であったり、吊下げロープが互いに絡まる等の不都合
があった。
【0005】かかる問題点を解決するため、本出願人は
先に実願平2-40220号において、リターンスプリングで
付勢された一対の把持爪をリンク機構により開閉せしめ
ることにより、把持力を適切に調節でき、景品の取上げ
確率が調整可能であると共に、軟らかい景品を潰すこと
もなく、動作の確実なクレーンゲーム機用景品吊上装置
を開示した。
先に実願平2-40220号において、リターンスプリングで
付勢された一対の把持爪をリンク機構により開閉せしめ
ることにより、把持力を適切に調節でき、景品の取上げ
確率が調整可能であると共に、軟らかい景品を潰すこと
もなく、動作の確実なクレーンゲーム機用景品吊上装置
を開示した。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記実願平
2-40220号で開示された装置を更に改良し、複雑なリン
ク機構を用いることなく、少ない部品で一層正確且つ円
滑な動きを達成し得るクレーンゲーム機用景品吊上装置
を提供することを目的とするものである。
2-40220号で開示された装置を更に改良し、複雑なリン
ク機構を用いることなく、少ない部品で一層正確且つ円
滑な動きを達成し得るクレーンゲーム機用景品吊上装置
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記(a)
ないし(i) 記載の構成要素を備えたクレーンゲーム機用
景品吊上装置、即ち、 (a) 吊下げロープ(14)で吊り下げられた基板と、 (b) 上記基板上に回動自在に軸支され、互いに噛み合わ
せられた一対の把持爪取付ギアと、 (c) 上記一対の把持爪取付ギア上にそれぞれ回動自在に
軸支され、両者の下方先端間で景品を把持し得るよう構
成された一対の把持爪と、 (d) 上記一対の把持爪をその下方先端同士が近接する方
向に付勢するよう上記把持爪取付ギアと把持爪の間に作
用するリターンスプリングと、 (e) 上記一対の把持爪取付ギアの一方に噛み合わされた
駆動ギアと、 (f) 上記基板に取り付けられ、上記駆動ギアを所定角度
範囲内で正逆回転させるモータと、 (g) 上記一対の把持爪取付ギアの少なくとも一方に取り
付けられるカムと、 (h) 上記一対の把持爪が所定の閉じた位置にきたときに
カムを検知し得る位置に設けられ、カムを検知したとき
に作動してモータの回転を停止させるマイクロスイッチ
と、 (i) 上記一対の把持爪が所定の開いた位置にきたときに
カムを検知し得る位置に設けられ、カムを検知したとき
に作動してモータの回転を停止させるマイクロスイッチ
と、 を備えたクレーンゲーム機用景品吊上装置によって
達成し得る。
ないし(i) 記載の構成要素を備えたクレーンゲーム機用
景品吊上装置、即ち、 (a) 吊下げロープ(14)で吊り下げられた基板と、 (b) 上記基板上に回動自在に軸支され、互いに噛み合わ
せられた一対の把持爪取付ギアと、 (c) 上記一対の把持爪取付ギア上にそれぞれ回動自在に
軸支され、両者の下方先端間で景品を把持し得るよう構
成された一対の把持爪と、 (d) 上記一対の把持爪をその下方先端同士が近接する方
向に付勢するよう上記把持爪取付ギアと把持爪の間に作
用するリターンスプリングと、 (e) 上記一対の把持爪取付ギアの一方に噛み合わされた
駆動ギアと、 (f) 上記基板に取り付けられ、上記駆動ギアを所定角度
範囲内で正逆回転させるモータと、 (g) 上記一対の把持爪取付ギアの少なくとも一方に取り
付けられるカムと、 (h) 上記一対の把持爪が所定の閉じた位置にきたときに
カムを検知し得る位置に設けられ、カムを検知したとき
に作動してモータの回転を停止させるマイクロスイッチ
と、 (i) 上記一対の把持爪が所定の開いた位置にきたときに
カムを検知し得る位置に設けられ、カムを検知したとき
に作動してモータの回転を停止させるマイクロスイッチ
と、 を備えたクレーンゲーム機用景品吊上装置によって
達成し得る。
【0008】上記吊下げロープの外側に入れ子状伸縮パ
イプを設け、ロープの不必要な振れを防止すると共に、
外観を整えるようにすることも推奨される。
イプを設け、ロープの不必要な振れを防止すると共に、
外観を整えるようにすることも推奨される。
【0009】
【作用】上記の如き構成であると、上記把持爪取付ギア
と把持爪間に作用するリターンスプリングの強さを加減
することにより、把持力を調節でき、景品の取上げ確率
を調節できると共に、軟らかい景品も潰さずに把持で
き、更に、一対の把持爪をリンク機構によらず歯車機構
で開閉するように構成したため、部品点数が少なくて済
み小型化できると共に、組立てが容易でローコストで製
造でき、メインテナンスも簡単であり、把持爪の開閉動
作がスムース且つ正確になされ、長期間ガタが来ず、耐
久性に富む等々、多くの利点を有するクレーンゲーム機
用景品吊上装置を提供し得るものである。
と把持爪間に作用するリターンスプリングの強さを加減
することにより、把持力を調節でき、景品の取上げ確率
を調節できると共に、軟らかい景品も潰さずに把持で
き、更に、一対の把持爪をリンク機構によらず歯車機構
で開閉するように構成したため、部品点数が少なくて済
み小型化できると共に、組立てが容易でローコストで製
造でき、メインテナンスも簡単であり、把持爪の開閉動
作がスムース且つ正確になされ、長期間ガタが来ず、耐
久性に富む等々、多くの利点を有するクレーンゲーム機
用景品吊上装置を提供し得るものである。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しつゝ本考案の構成を具体
的に説明する。図1は本考案にかゝるクレーンゲーム機
用景品吊上装置の一実施例の内部機構を示す正面図、図
2はその側面図、図3はその分解斜視図、図4は外観斜
視図である。
的に説明する。図1は本考案にかゝるクレーンゲーム機
用景品吊上装置の一実施例の内部機構を示す正面図、図
2はその側面図、図3はその分解斜視図、図4は外観斜
視図である。
【0011】而して、図1ないし図3中、1は基板、2a
及び2bは把持爪取付ギア、3a及び3bは基板1に把持爪取
付ギア2a及び2bを回動自在に軸支するための軸支シャフ
ト、4a及び4bは軸支ピン5a及び5bにより上記把持爪取付
ギア2a及び2bに回動自在に取り付けられた把持爪、6a及
び6bはリターンスプリング、7は把持爪取付ギア2bに噛
み合わせられた駆動ギア、8は基板1に設けたモータ取
付枠1’に取り付けられたモータ、9はモータ8の回転
を駆動ギア7に減速伝達するギア列(個々のギアは図で
は省略)から成るギアヘッド、10及び11は基板1に取り
付けられたマイクロスイッチ、12は把持爪取付ギア2aに
取り付けられ、把持爪取付ギアが閉じる方向へ回転した
とき予め定められた最終位置においてマイクロスイッチ
10を作動させモータ8を停止させる役割を果たすカム、
13は把持爪取付ギア2bに取り付けられ、把持爪取付ギア
が開く方向へ回転したとき予め定められた最終位置にお
いてマイクロスイッチ11を作動させモータ8を停止させ
る役割を果たすカム、14は基板1を昇降可能に吊り下げ
る吊下げロープ(図4参照)、15a 及び15b はカバー、
16はカバー取付板、17はスペーサ、18は入れ子状伸縮パ
イプである。
及び2bは把持爪取付ギア、3a及び3bは基板1に把持爪取
付ギア2a及び2bを回動自在に軸支するための軸支シャフ
ト、4a及び4bは軸支ピン5a及び5bにより上記把持爪取付
ギア2a及び2bに回動自在に取り付けられた把持爪、6a及
び6bはリターンスプリング、7は把持爪取付ギア2bに噛
み合わせられた駆動ギア、8は基板1に設けたモータ取
付枠1’に取り付けられたモータ、9はモータ8の回転
を駆動ギア7に減速伝達するギア列(個々のギアは図で
は省略)から成るギアヘッド、10及び11は基板1に取り
付けられたマイクロスイッチ、12は把持爪取付ギア2aに
取り付けられ、把持爪取付ギアが閉じる方向へ回転した
とき予め定められた最終位置においてマイクロスイッチ
10を作動させモータ8を停止させる役割を果たすカム、
13は把持爪取付ギア2bに取り付けられ、把持爪取付ギア
が開く方向へ回転したとき予め定められた最終位置にお
いてマイクロスイッチ11を作動させモータ8を停止させ
る役割を果たすカム、14は基板1を昇降可能に吊り下げ
る吊下げロープ(図4参照)、15a 及び15b はカバー、
16はカバー取付板、17はスペーサ、18は入れ子状伸縮パ
イプである。
【0012】基板1は、これに取り付けたモータ取付枠
1’を介して吊下げロープ14により、クレーンゲーム機
の景品を収容した筐体内に吊り下げられ、筐体の外部に
設けた操作ボタン等を操作することにより、水平面内で
X−Y軸方向に移動可能なように構成され、また吊下げ
ロープ14をゆるめたり縮めたりすることによって、取り
上げようとする所望の景品に接近できるようになってい
る。
1’を介して吊下げロープ14により、クレーンゲーム機
の景品を収容した筐体内に吊り下げられ、筐体の外部に
設けた操作ボタン等を操作することにより、水平面内で
X−Y軸方向に移動可能なように構成され、また吊下げ
ロープ14をゆるめたり縮めたりすることによって、取り
上げようとする所望の景品に接近できるようになってい
る。
【0013】上記基板1上には、把持爪取付ギア2a及び
2bが軸支シャフト3a及び3bによって回動自在に軸支さ
れ、上記把持爪取付ギア2a及び2b上には更に軸支ピン5a
及び5bによって把持爪4a及び4bがそれぞれ回動自在に取
り付けられている。軸支ピン5a及び5bにはそれぞれリタ
ーンスプリング6a及び6bが嵌め込まれ、これらのリター
ンスプリングの一端は把持爪4a及び4bの側辺に係止され
ると共に、もう一方の端部は前記軸支シャフト3a及び3b
に係止され、これにより把持爪4a及び4bの下側先端41a
と41b が互いに接近する方向に把持爪4a及び4bが付勢さ
れるようになっている。把持爪4a及び4bの上側端部43a
及び43b は前記軸支シャフト3a及び3bによって阻止さ
れ、把持爪4a及び4bが一定位置で停止されるようになっ
ている。把持爪4a及び4bの下側先端41a と41b には、爪
部材42a 及び42b がそれぞれ取り付けられている。
2bが軸支シャフト3a及び3bによって回動自在に軸支さ
れ、上記把持爪取付ギア2a及び2b上には更に軸支ピン5a
及び5bによって把持爪4a及び4bがそれぞれ回動自在に取
り付けられている。軸支ピン5a及び5bにはそれぞれリタ
ーンスプリング6a及び6bが嵌め込まれ、これらのリター
ンスプリングの一端は把持爪4a及び4bの側辺に係止され
ると共に、もう一方の端部は前記軸支シャフト3a及び3b
に係止され、これにより把持爪4a及び4bの下側先端41a
と41b が互いに接近する方向に把持爪4a及び4bが付勢さ
れるようになっている。把持爪4a及び4bの上側端部43a
及び43b は前記軸支シャフト3a及び3bによって阻止さ
れ、把持爪4a及び4bが一定位置で停止されるようになっ
ている。把持爪4a及び4bの下側先端41a と41b には、爪
部材42a 及び42b がそれぞれ取り付けられている。
【0014】而して、上記把持爪取付ギア2a及び2bは互
いに噛み合わせられ、同じ回転角度で互いに反対方向に
回転するようになっており、一方の把持爪取付ギア(図
示した実施例においては把持爪取付ギア2b)は駆動ギア
7に噛み合わせられ、ギアヘッド9を介してモータ8に
より図1中時計方向及び反時計方向に選択的に所定の角
度範囲内で回転せしめられ、これにより把持爪4a及び4b
が開閉せしめられるようになっている。
いに噛み合わせられ、同じ回転角度で互いに反対方向に
回転するようになっており、一方の把持爪取付ギア(図
示した実施例においては把持爪取付ギア2b)は駆動ギア
7に噛み合わせられ、ギアヘッド9を介してモータ8に
より図1中時計方向及び反時計方向に選択的に所定の角
度範囲内で回転せしめられ、これにより把持爪4a及び4b
が開閉せしめられるようになっている。
【0015】即ち、把持爪4a及び4bが閉じた状態を示す
図1において、モータ8により駆動ギア7が時計方向へ
回転(図中の矢符参照)せしめられると、これに噛み合
った把持爪取付ギア2bは反時計方向へ回転せしめられ、
これに噛み合う把持爪取付ギア2aは時計方向へ回転せし
められ、これによってそれぞれの把持爪取付ギアに取り
付けられた把持爪4aと4bが開いた状態になる。一方、こ
れとは逆に、モータ8により駆動ギア7が反時計方向へ
回転せしめられると、把持爪取付ギア2a及び2bは前記と
は逆方向へ回転せしめられ、その結果把持爪4aと4bは閉
じた状態になる。
図1において、モータ8により駆動ギア7が時計方向へ
回転(図中の矢符参照)せしめられると、これに噛み合
った把持爪取付ギア2bは反時計方向へ回転せしめられ、
これに噛み合う把持爪取付ギア2aは時計方向へ回転せし
められ、これによってそれぞれの把持爪取付ギアに取り
付けられた把持爪4aと4bが開いた状態になる。一方、こ
れとは逆に、モータ8により駆動ギア7が反時計方向へ
回転せしめられると、把持爪取付ギア2a及び2bは前記と
は逆方向へ回転せしめられ、その結果把持爪4aと4bは閉
じた状態になる。
【0016】而して、把持爪4aと4bが閉じようとすると
き、その下側先端間に景品(図示せず)が挾持される
と、リターンスプリング6a及び6bが或る程度湾曲して把
持爪4a及び4bの下側先端間が景品を挟まない場合より押
し広げられ、その間に景品がリターンスプリング6a及び
6bのスプリング力によって把持される。このようにリタ
ーンスプリング6a及び6bの緩衝作用が働くため、把持爪
4a及び4bを把持爪取付ギア2a及び2bに直接固定して開閉
する場合に比べて景品が押し潰されることがない。ま
た、このリターンスプリング6a及び6bのスプリング力を
適切に調整することにより、景品の取上げ確率を調節す
ることが可能となる。
き、その下側先端間に景品(図示せず)が挾持される
と、リターンスプリング6a及び6bが或る程度湾曲して把
持爪4a及び4bの下側先端間が景品を挟まない場合より押
し広げられ、その間に景品がリターンスプリング6a及び
6bのスプリング力によって把持される。このようにリタ
ーンスプリング6a及び6bの緩衝作用が働くため、把持爪
4a及び4bを把持爪取付ギア2a及び2bに直接固定して開閉
する場合に比べて景品が押し潰されることがない。ま
た、このリターンスプリング6a及び6bのスプリング力を
適切に調整することにより、景品の取上げ確率を調節す
ることが可能となる。
【0017】なお、把持爪取付ギア2a及び2bにはそれぞ
れカム12及び13が、また、基板1にはカム12及び13によ
って作動するマイクロスイッチ10及び11が取り付けら
れ、把持爪4a及び4bが所定の閉じた位置に達したとき
に、カム12がマイクロスイッチ10に接触してこれを検知
し、反対に、把持爪4a及び4bが所定の開いた位置に達し
たときにはカム13がマイクロスイッチ11に接してこれを
検知するように構成されている。 マイクロスイッチ10及
び11がカム12、13を検知すると、スイッチが作動し、モ
ータ8の回転を停止させ、モータ8の回転が停止する
と、次にモータ8が回転するときには駆動ギア7が停止
前とは反対方向に回転するようになる。 このようにし
て、把持爪の開閉動作は適正に制御制御されるものであ
るから、カム12及び13、マイクロスイッチ10及び11の位
置を変更することによって、把持爪の開閉角度は容易に
調整できる。
れカム12及び13が、また、基板1にはカム12及び13によ
って作動するマイクロスイッチ10及び11が取り付けら
れ、把持爪4a及び4bが所定の閉じた位置に達したとき
に、カム12がマイクロスイッチ10に接触してこれを検知
し、反対に、把持爪4a及び4bが所定の開いた位置に達し
たときにはカム13がマイクロスイッチ11に接してこれを
検知するように構成されている。 マイクロスイッチ10及
び11がカム12、13を検知すると、スイッチが作動し、モ
ータ8の回転を停止させ、モータ8の回転が停止する
と、次にモータ8が回転するときには駆動ギア7が停止
前とは反対方向に回転するようになる。 このようにし
て、把持爪の開閉動作は適正に制御制御されるものであ
るから、カム12及び13、マイクロスイッチ10及び11の位
置を変更することによって、把持爪の開閉角度は容易に
調整できる。
【0018】なお、外観上、これらの駆動機構の外部に
は図4に示すようにカバー15a 及び15b を取り付けるこ
とが推奨される。また、上記吊下げロープ14の外側に入
れ子状伸縮パイプ18を設け、その下端はモータ取付枠
1’に取り付け、上端は吊下げロープ14が引き出される
フレーム等の適宜の位置に取り付けておき、吊下げロー
プ14の引き出し、引き取りに応じて入れ子状伸縮パイプ
18が伸縮するように構成し、これにより吊下げロープ14
の不必要な振れを防止すると共に、外観を整えるように
することも推奨される。
は図4に示すようにカバー15a 及び15b を取り付けるこ
とが推奨される。また、上記吊下げロープ14の外側に入
れ子状伸縮パイプ18を設け、その下端はモータ取付枠
1’に取り付け、上端は吊下げロープ14が引き出される
フレーム等の適宜の位置に取り付けておき、吊下げロー
プ14の引き出し、引き取りに応じて入れ子状伸縮パイプ
18が伸縮するように構成し、これにより吊下げロープ14
の不必要な振れを防止すると共に、外観を整えるように
することも推奨される。
【0019】
【考案の効果】本考案は叙上の如く構成されるから、本
考案によるときは、上記把持爪取付ギアと把持爪間に作
用するリターンスプリング6a及び6bの強さを加減するこ
とにより、把持力を調節でき、景品の取上げ確率を調節
できると共に、軟らかい景品も潰さずに把持でき、更
に、一対の把持爪4a及び4bをリンク機構によらず歯車機
構により開閉するように構成したため、部品点数が少な
くて済み小型化できると共に、組立てが容易でローコス
トで製造でき、メインテナンスも簡単であり、把持爪の
開閉動作がスムース且つ正確になされ、長期間ガタが来
ず、耐久性に富む等々、多くの利点を有するクレーンゲ
ーム機用景品吊上装置を提供し得るものである。
考案によるときは、上記把持爪取付ギアと把持爪間に作
用するリターンスプリング6a及び6bの強さを加減するこ
とにより、把持力を調節でき、景品の取上げ確率を調節
できると共に、軟らかい景品も潰さずに把持でき、更
に、一対の把持爪4a及び4bをリンク機構によらず歯車機
構により開閉するように構成したため、部品点数が少な
くて済み小型化できると共に、組立てが容易でローコス
トで製造でき、メインテナンスも簡単であり、把持爪の
開閉動作がスムース且つ正確になされ、長期間ガタが来
ず、耐久性に富む等々、多くの利点を有するクレーンゲ
ーム機用景品吊上装置を提供し得るものである。
【0020】なお、本考案は叙上の実施例に限定される
ものでなく、例えば把持爪4a及び4bの形状、把持爪取付
ギア2a及び2bの回転位置の検知手段、基板1上における
各部品の配置等々は必要に応じて適宜変更し得るもので
あり、従って本考案はその目的の範囲内において上記の
説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例
を包摂するものである。
ものでなく、例えば把持爪4a及び4bの形状、把持爪取付
ギア2a及び2bの回転位置の検知手段、基板1上における
各部品の配置等々は必要に応じて適宜変更し得るもので
あり、従って本考案はその目的の範囲内において上記の
説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例
を包摂するものである。
【図1】本考案にかゝるクレーンゲーム機用景品吊上装
置の一実施例の内部機構を示す正面図である。
置の一実施例の内部機構を示す正面図である。
【図2】その側面図である。
【図3】その分解斜視図である。
【図4】その外観斜視図である。
1 基板 1’ モータ取付枠 2a,2b 把持爪取付ギア 3a,3b 軸支シャフト 4a,4b 把持爪 5a,5b 軸支ピン 6a,6b リターンスプリング 7 駆動ギア 8 モータ 9 ギアヘッド 10,11 マイクロスイッチ 12,13 カム 14 吊下げロープ 15a,15b カバー 16 カバー取付板 17 スペーサ 18 入れ子状伸縮パイプ
Claims (3)
- 【請求項1】下記 (a)ないし (h)記載の構成要素を備え
たクレーンゲーム機用景品吊上装置。 (a) 吊下げロープ(14)で吊り下げられた基板(1) 。 (b) 上記基板上に回動自在に軸支され、互いに噛み合わ
せられた一対の把持爪取付ギア(2a,2b) 。 (c) 上記一対の把持爪取付ギア(2a,2b) 上にそれぞれ回
動自在に軸支され、両者の下方先端間で景品を把持し得
るよう構成された一対の把持爪(4a,4b) 。 (d) 上記一対の把持爪(4a,4b) をその下方先端同士が近
接する方向に付勢するよう上記把持爪取付ギア(2a,2b)
と把持爪(4a,4b) の間に作用するリターンスプリング(6
a,6b) 。 (e) 上記一対の把持爪取付ギアの一方(2b)に噛み合わさ
れた駆動ギア(7) 。 (f) 上記基板(1) に取り付けられ、上記駆動ギア(7) を
所定角度範囲内で正逆回転させるモータ(8) 。(g) 上記一対の把持爪取付ギア(2a,2b) の少なくとも一
方に取り付けられるカム(12,13) 。 (h) 上記一対の把持爪(4a,4b) が所定の閉じた位置にき
たときにカム(12)を検知し得る位置に設けられ、カム(1
2)を検知したときに作動してモータ(8) の回転を停止さ
せるマイクロスイッチ(10)。 (i) 上記一対の把持爪(4a,4b) が所定の開いた位置にき
たときにカム(13)を検知し得る位置に設けられ、カム(1
3)を検知したときに作動してモータ(8) の回転を停止さ
せるマイクロスイッチ(10)。 - 【請求項2】上記 (a)ないし (i)記載の各構成要素によ
り組み立てられた上記一対の把持爪(4a,4b) 駆動機構部
分を覆うカバー(15a,15b) を備えた請求項1に記載のク
レーンゲーム機用景品吊上装置。 - 【請求項3】上記吊下げロープ(14)の外側に入れ子状伸
縮パイプ(18)を設けた請求項1に記 載のクレーンゲーム
機用景品吊上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991098370U JP2550093Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | クレーンゲーム機用景品吊上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991098370U JP2550093Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | クレーンゲーム機用景品吊上装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544176U JPH0544176U (ja) | 1993-06-15 |
JP2550093Y2 true JP2550093Y2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=14217997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991098370U Expired - Fee Related JP2550093Y2 (ja) | 1991-11-28 | 1991-11-28 | クレーンゲーム機用景品吊上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2550093Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0342949Y2 (ja) * | 1985-03-29 | 1991-09-09 | ||
JP2536983B2 (ja) * | 1991-09-10 | 1996-09-25 | 株式会社エス・エヌ・ケイ | クレ―ンゲ―ム機におけるキャッチャ―の動作制御装置 |
JP3021376U (ja) * | 1995-04-28 | 1996-02-20 | 日本広告企業株式会社 | 自動改集札機通過用の磁気カード |
-
1991
- 1991-11-28 JP JP1991098370U patent/JP2550093Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0544176U (ja) | 1993-06-15 |
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