JP3797473B2 - クレーンゲーム機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クレーンゲーム機に関するものであり、特に、ゲームの面白味を増し、遊技者をより満足させることができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、景品獲得ゲームとしてクレーンゲーム機が広く知られている。このクレーンゲーム機は、複数の景品が配置されたケース内で目的とする景品の上方位置に把持つめ装置を移動させ、次いで、把持つめ装置を下降させて把持つめ装置の爪部材により景品を把持しその後上昇させ、把持された景品を落とし口まで運んで景品を獲得するものである(例えば、実公平4−48232号公報参照。)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら把持つめ装置が景品に当接しているにも係らず把持つめ装置の下降を停止できない場合には景品の破損を招いてしまい、また、床に到達しているにも係らず把持つめ装置の下降を停止できない場合には把持つめ装置や把持つめ装置を上下させる装置に負荷がかかり装置の故障につながってしまう等の問題がある
そこで、本発明は、素早くかつ確実に把持つめ装置の景品への当接、床への到達を検知することにより景品や装置の破損を防ぐことができるクレーンゲーム機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、景品を把持する複数のアーム(例えば、実施形態におけるアーム9)と、このアームを開閉可能に支持するアーム支持部(例えば、実施形態におけるレールユニット20)と、アーム支持部を昇降可能に支持するアーム昇降手段(例えば、実施形態における昇降装置46)と、アーム支持部を移動可能に支持するアーム移動手段(例えば、実施形態における移動装置45)とを設け、前記アーム支持部を覆いアーム支持部に対して移動を許容されたカバー(例えば、実施形態におけるカバー14A)を設け、前記カバーとアーム支持部とのいずれか一方にアーム支持部に対してカバーが移動した場合にこれを検出片(例えば実施形態における36a)の変位から検知するセンサ(例えば、実施形態におけるカバー用マイクロスイッチSEN3)を設けたことを特徴とする。
【0005】
このように構成することで、アーム支持部をアーム移動手段により目的とする景品の上方に移動してアームを開き、次にアーム昇降手段によりアーム支持部を景品に向かって下降させ、アーム支持部のアームを閉じて景品を把持する場合に、アーム支持部を覆うカバーがアームに先立って景品に衝接すると、カバーが押し上げられて上方に移動することによりセンサがこれを検知して、アーム昇降手段による下降を停止することができる。
【0006】
請求項2に記載した発明は、上記カバーには前記アームを突出させるための開口部(例えば、実施形態における開口部42)が設けられており、前記開口部内に入る景品を検出するためのセンサ(例えば、実施形態における光センサSEN1)を前記カバー内に設けたことを特徴とする。
このように構成することで、開口部内に景品が入り込むのを検知してアームの下降を停止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1はこの発明の実施形態のクレーンゲーム機の全体斜視図、図2は把持装置の斜視図である。この実施形態は1つの筐体1に2つのクレーンゲーム機2が左右に設けられたものであるが、1つの筐体1に1つ、あるいは3つ以上のクレーンゲーム機2を備えたものであってもよい。
図1に示すように、筐体1の下半部には前面の上部にクレーンゲーム機2の操作ボタン3とコイン投入口5が各々設けられ、前面の下部には景品出口4が各々設けられている。前記操作ボタン3は左側が前進用スイッチSW1、真ん中が左アーム用スイッチSW2、右側が右アーム用スイッチSW3である。尚、これら左アーム用スイッチSW2、右アーム用スイッチSW3をレバーにすることも可能である。
【0009】
筐体1の上半部は前面と側面が透明ケース6に覆われていて、左右方向中央部に設けた仕切部7により2つのクレーンゲーム機2の領域が区画されている。尚、透明ケース6は前面部6bと両側部6aとが開放可能に設けられ、景品の出し入れを筐体1の横からも行えるようになっている。よって、場合によってはゲーム中に景品の補充を行うことも可能となる。
【0010】
透明ケース6内の各床部8には景品が配置され、この景品の上方には、前記操作ボタン3の操作により床部8の景品を2本のアーム9により把持する把持装置10が昇降可能に設けられている。床部8には景品出口4に連通する落とし口11が幅方向の全域に形成されている。ここで、Sは取り外し可能な仕切壁を示し、この仕切壁Sはアーム9により把持された景品を景品出口4に移動する際に越えなければならない障壁として機能している。尚、仕切壁Sは景品の視認性を確保するため透明の樹脂などで形成されている。また、床部8は床下の照明装置により光るような構造のものを採用し照明効果により意匠性を高めるようにしてもよい。
【0011】
図2に示すように、把持装置10は、レールユニット(アーム支持部)20と左アーム9a、右アーム9bとで構成されている。そして、左アーム9aと右アーム9bはレールユニット20に水平方向に設けられたレール12に移動可能に支持され、これら左アーム9aと右アーム9bとが接近離反することで、景品を挟持開放するようになっている。各アーム9a,9bの先端には爪13が取り付けられている。
ここで、上記レールユニット20はカバー14Aで覆われ、このカバー14Aの前面には、複数のLEDランプ15が配設されている。尚、各アーム9もアームカバー14Bにより覆われている。
そして、上記把持装置10が2つの伸縮筒16内の各ワイヤ(ひも状部材)17を介して、後述する昇降移動装置18により昇降可能、かつ、筐体1の奥行き方向に移動可能に支持されている。
【0012】
図3、図4は各々把持装置10の正断面図、右側断面図を示している。
前記レールユニット20は、レール12とアームブラケット21を備えている。アームブラケット21は、両アーム9を接近離反可能、かつ、揺動可能に支持するものである。レール12は、図4に示すように、下部が開口し、筐体1の幅方向に延びる矩形断面形状の部材である。このレール12の前壁12aと後壁12bには内側に向かって開くコの字断面形状のガイド部12cが形成され、このガイド部12cにアーム9、つまり左アーム9aと右アーム9bとを揺動可能に支持するアームブラケット21、21がローラ22を介して移動可能に支持されている。
【0013】
レール12には、左端部側と右端部側にステッピングモータM1,M2が設けられ、ステッピングモータM1の軸に固定された駆動プーリ24(右側のみを示す)と、レール12の右端部側に回転可能に支持された従動プーリ26とが両者に巻回されたタイミングベルト25を介して連係されている。このステッピングモータM1により左アーム9aが左右に移動できることとなる。同様にステッピングモータM2等により右アーム9bが左右に移動できることとなる。
そして、各タイミングベルト25に固定具27を介して各アームブラケット21が固定されている。したがって、各タイミングベルト25が回動すると各アームブラケット21が移動して、左アーム9aと右アーム9bとが独立してレール12に沿って移動することができる。
【0014】
図3、図4に示すように、アームブラケット21はレール12に沿って設けられた2つのローラ22を前記レール12の各ガイド部12cに設けて、これら全部で4つのローラ22によりレール12に沿って移動するものである。尚、上記アーム9の右アーム9bと左アーム9aとは勝手反対である点以外は同様の構成であるので、主として右アーム9b側について説明する。
そして、アームブラケット21には、アーム9の上端部がピン28により揺動可能に支持されている。
【0015】
図5(a)に示すように、アーム9の上部右側壁には、スプリングブラケット29Aがボルト29a、ナット29bにより取り付けられ、一方、アームブラケット21にはスプリングブラケット29Aに対向する位置に取付ブラケット29Bが取り付けられている。
取付ブラケット29Bには、スプリングブラケット29Aに向かいバネ用ポストボルト30が挿入されている。バネ用ポストボルト30の先端とスプリングブラケット29Aとの間にはコイルスプリング31が張設されている。そして、バネ用ポストボルト30の基端には蝶ナット32が螺着され、蝶ナット32を回動させることで、コイルスプリング31の取付長、つまり弾性力が変化して、アーム9bの景品に対する挟持力を調整できるようになっている。
【0016】
取付ブラケット29Bの底部には、バネ用ポストボルト30、コイルスプリング31及び蝶ナット32を包み込むようにして断面コの字形状のストッパ部材33がボルト34により着脱可能に取り付けられている。ストッパ部材33の下壁33aには、図5(b)に示すように、蝶ナット32の一方の係止片32aを受容して蝶ナット32の回動を規制するスリット33bが形成されている。
【0017】
レール12には、後述するカバー14A内であってアーム9bの移動範囲の外側位置に透過型の光センサSEN1が取り付けられ、図示しないアーム9a側に取り付けられた光センサSEN1と一対となって、カバー14A内であって下部に設けられたアーム9a,9bの移動空間部に相対的に入り込んだ景品を検出できるようになっている。つまり、アーム9a,9bが互いに接近離反可能に移動するように構成されている関係で、後述するカバー14Aの下部にアーム9が移動するための開口部42が形成されるが、景品を把持するためにレールユニット20が下降した場合に、この開口部42内に景品が入り込んでしまうおそれがある。そのため、上記一対の光センサSEN1によりこれを検知した場合は、速やかにアーム9による把持動作に移行できるようになっている。尚、上記光センサSEN1による検出を各アーム9越しに行うために、各アーム9には検出光を透過するための透過孔が形成されている。
【0018】
次に、図6、図7に示すようにアーム9をアーム9bを例にして説明する。図6はアーム9bの通常時の位置を示し、図7は床8に突き当たり押し上げられた状態を示す。
アーム9は前述したようにピン28に揺動可能に支持される上部部材90と爪13を有する下部部材91と、これら上部部材90と下部部材91とを覆う前記アームカバー14Bとを備えている。
上部部材90の下部と下部部材91の上部との間にはスライド部材92が取り付けられている。スライド部材92は上部部材90に取り付けられる上部プレート92aと下部部材91に取り付けられる下部プレート92bとで構成され、上部プレート92aと下部プレート92bとは、下部プレート92bが上部プレート92aに対して上方に移動できるように互いに連結されたものである。
【0019】
下部部材91には取付ブラケット93a、93bが設けられ、この取付ブラケット93a、93bにアームカバー14Bが取り付けられている。また、下部部材91の下端には爪13が取り付けられ、下部部材91の上部には上部部材90に延びる検出片94が設けられている。
そして、この検出片94に対応して上部部材90には反射型の光センサSEN2が取り付けられ、図7に示すように、爪13が床部8に当接すると下部部材91が押し上げられ、検出片94が上へ移動すると光センサSEN2を遮り、爪13が床部8に当接したことを検出できるようになっている。
【0020】
ここで、検出片94を図7に鎖線で示すように更に上方に伸ばして、前記光センサSEN1を用いて検出片94を検知するようにしてもよい。このように光センサSEN1を共用することで上記光センサSEN2を廃止できるためコストダウンを図ることができる。
【0021】
そして、図8〜図10に示すように、レールユニット20にはこれを覆うカバー14Aが設けられている。尚、図8は図2のA−Aに沿う断面図、図9は図2のB−B線に沿う断面図、図10はカバー14Aが上方に移動したときの図8に対応する図である。
レールユニット20の上部には左右と前後に合わせて4箇所のすり鉢型の支持孔38が形成されている。この支持孔38には、上部に抜け止め部39aを有する支持ピン39が挿通され、この支持ピン39の下端にレールユニット20に沿って設けられた検出バー36が固定されている。ここで、支持ピン39の抜け止め部39aは逆円錐台状に形成され、対応する支持孔38内周の円錐面38aに整合するようになっている。
【0022】
そして、前側と後側の支持ピン39の上部にはブラケット40が取り付けられ、このブラケット40の上部に、前側部材14AFと後側部材14ARとで2つ割にされたカバー14Aがビス41により取り付けられている。
したがって、カバー14Aはブラケット40を介して支持孔38に載置されているにすぎないため、カバー14Aが上方向へ力を受けるとカバー14Aは簡単に上方へ変位することができる。ここで、カバー14Aの下部に形成された開口部42によりアーム9のアームカバー14Bをガイドしてアーム9のスムーズな動きを確保している。尚、前側部材14AFには前記LEDランプ15の臨設窓15aが形成されている。
【0023】
そして、前記各検出バー36の端部には検出片36aが設けられ、この検出片36aに対応するレールユニット20にカバー用マイクロスイッチ(センサ)SEN3が取り付けられている。このカバー用マイクロスイッチSEN3は、図10に示すように、カバー14Aが上方に変位すると、これに伴い上方に移動する検出バー36の検出片36aを検知するものである。
【0024】
次に、図11に基づいて、昇降移動装置18について説明する。
昇降移動装置18は筐体1の奥行き方向(図11において矢方向)に延びる一対の移動レール44を備えた移動装置(アーム移動手段)45と、移動装置45に沿って把持装置10を昇降させる昇降装置(アーム昇降手段)46とを備えている。
したがって、移動装置45は前記アーム9の移動方向に交差する方向に把持装置10を移動させることとなる。
移動装置45は、移動レール44を2本有し、各移動レール44上を図示しない走行ローラが転動することにより、昇降装置46を筐体1の奥行き方向へ移動できるようになっている。
【0025】
移動レール44間には、筐体1の奥行き方向に延びるねじ軸48が設けられ、このねじ軸48が図示しないステッピングモータにより回転自在にされている。また、ねじ軸48には昇降装置46に取り付けられた図示しないナットが螺合され、ステッピングモータの回転動作により昇降装置46が筐体1の奥行き方向に移動自在に構成されている。
【0026】
昇降装置46は、フレーム55に前記ワイヤ17の巻き上げ機構56を備え、フレーム55にはブラケット59を介してステッピングモータ(回転駆動装置)M3が取り付られると共にギヤ郡57を介して筐体1の幅方向に延びる回転軸60が回転可能に支持されている。回転軸60の両端部はブラケット64に支持され回転軸60には巻き上げプーリ(リール部材)63が取り付けられている。このステッピングモータM3により把持装置10が昇降可能となる。
【0027】
図12、図13に示すように、巻き上げプーリ63にワイヤ17の巻き取り端が固定されている。そして、ブラケット64に支持されたガイドプーリ66を経由して、巻き上げプーリ63から巻き出されたワイヤ17の下端が前記レールユニット20の上部に取り付られている。そして、ワイヤ17は伸縮筒16に内装されている。
図2に示すようにこの伸縮筒16は周知の構造のもので直径の大きい方から順に、上筒16a、上筒16aに内装される中筒16b、中筒16bに内装される下筒16c、下筒16cに内装される最下筒16dからなり、上筒16aの上端は前記フレーム55に固定され、最下筒16dは前記レールユニット20に固定されている。尚、伸縮筒16全体が記載された図において最下筒16dは下筒16c内に収まっている状態を示す。
【0028】
この伸縮筒16により昇降装置46に支持された把持装置10は伸縮筒16により振れを起こすことなく上下移動できることとなる。ここで、上記上筒16aの上端部近傍にはフレーム55に上限マイクロスイッチSEN4が取り付けられ、伸縮筒16が縮退した限界位置において最下筒16dの上端部を上限マイクロスイッチSEN4が検知するようになっている。
【0029】
ここで、ガイドプーリ66にはコの字形状の検出レバー61がガイドプーリ66の回転軸に回転自在に支持され、ブラケット64には検出レバー61に対応する位置に、ワイヤ17が逆向きに巻き取られようとした場合に、巻き上げプーリ63に対して巻き出し位置が変化するワイヤ17を検出レバー61を介して検知する反転マイクロスイッチ(巻き出し限界検出センサ)SEN5が取り付けられている。
【0030】
つまり、この検出レバー61は図12に示す通常状態では、単に反転マイクロスイッチSEN5の検出部に当接した状態となっていて反転マイクロスイッチSEN5を作動させないが、ワイヤ17の巻き出しが続いて、ワイヤ17が図13に示すように逆向きに巻き取られようとすると、姿勢変化したワイヤ17に検出レバー61を介して検出部が押圧されて、反転マイクロスイッチSEN5を検知作動させるものである。
尚、上記検出レバー61は、図11にも示すように、ワイヤ17の振れをガイドできるように一定の幅を備えた滑り部62を備えている。
【0031】
次に、作用について説明する。
遊技者がコイン投入口4にコインを入れ、前進用スイッチSW1を押すと、移動装置45の図示しないステッピングモータにより把持装置10は筐体1の奥行き方向に沿って移動し、目的とする景品の位置に対応した位置で遊技者が前進用スイッチSW1を放すとその位置で停止する。
【0032】
遊技者が左アーム用スイッチSW2を押すと左アーム9aがステッピングモータM1の駆動により右方向へ移動し、遊技者が目的とする景品の左で左アーム用スイッチSW2を放すと左アーム9aは停止する。次に、遊技者が右アーム用スイッチSW3を押すと右アーム9bがステッピングモータM2の駆動により左方向へ移動し、遊技者が目的とする景品の右で右アーム用スイッチSW3を放すと右アーム9bは停止する。これにより遊技者は自らの意図した位置に両アーム9をセットできる。
【0033】
そして、上記右アーム用スイッチSW3を放して右アーム9bが停止すると同時に昇降装置46のステッピングモータM3が駆動し回転軸60の回転により2つの巻き上げプーリ63がワイヤ17を巻き出し、把持装置10を下降させる。把持装置10が下降して、床8や景品にいずれかのアーム9の爪13が当接し、アーム9の下部部材91が相対的に上方に移動すると、図7に示すように光センサSEN2が検出片94を検出した時点で、各アーム9は互いに近接するようにして移動し、景品を挟持する動作に移行する。
【0034】
ここで、比較的高さのある景品を把持する場合に、アーム9が床8に当接する前に、景品の上部が左アーム9aと右アーム9bとの間に位置していると、そのまま把持装置10が下降した場合に景品が開口部42に挟まったり、破損する場合があるが、この実施形態では景品が光センサSEN1を遮った時点で把持装置10の下降が停止し、各アーム9は互いに近接して景品を挟持する動作に移行する。したがって、開口部42内に景品が入り込んで詰まったり、景品が破損したりするのを防止できる。
【0035】
また、アーム9が床8に到達する前にカバー14Aに景品の一部が当接した場合は、カバー14Aが上に移動することにより、カバー用マイクロスイッチSEN3がカバー14Aと共に上昇する検出バー36の検出片36aを検出するため、それ以上の把持装置10の下降が停止され、次の動作に移行する。したがって、把持装置10がそれ以上下降することにより、景品を破損させるようなことはない。また、押し上げ力が解除されればカバー14Aはその自重で下側に下がるが、このとき、4箇所のすり鉢型の支持孔38に、逆円錐台上の抜け止め部39aを有する支持ピン39が位置決めされた状態で収まるため、ブラケット40、つまりカバー14Aは所定の位置に正確にセットされる。したがって、次の検出動作を支障なく行うことができる。
【0036】
そして、各アーム9が所定時間、あるいは所定距離移動して景品を挟持し、予め蝶ナット32により設定されたコイルスプリング31の弾性力により景品を挟持した後、前記ステッピングモータM3が逆転して、巻き上げプーリ63によりワイヤ17が巻き取られると、遊技者の意図した通り景品が両アーム9により挟持されて上昇する。そして、前記伸縮筒16dの上端を上限マイクロスイッチSEN4が検出した時点で把持装置10の上昇が停止し、移動装置45により把持装置10は落とし口11に戻り、この位置で両アーム9による景品の把持を解除すれば景品を景品出口4から取り出すことができる。
【0037】
ここで、景品が割れやすい等取り扱いに注意が必要であり、落とし口11において十分に下に降ろしてからアーム9による挟持を解除する必要がある場合は、上記落とし口11において昇降装置46を使ってワイヤ17を巻き出し、把持装置10を十分に下降させるような仕様にする場合がある。このような場合には、図13に示すように、反転マイクロスイッチSEN5によりワイヤ17が巻き出し限界となったことを検知できるため、それ以降ステッピングモータM3が同方向に回動して、景品が再度上昇するような不具合をなくすことができる。
【0038】
上記実施形態によれば、把持装置10を移動装置45により目的とする景品の上方に移動し、次に昇降装置46により把持装置10を景品に向かって下降させ、把持装置10の各アーム9を接近させて景品を把持する場合に、把持装置10を覆うカバー14Aがアーム9に先立って景品に衝接すると、カバー14Aが押し上げられて上方に移動することによりカバー用マイクロスイッチSEN3がこれを検知して、昇降装置46による下降を停止することができるため、把持装置10が更に下降して景品を破損させるのを防止できる。
【0039】
そして、把持装置10に対して独立して接近離反可能に支持されたアーム9を広い範囲で遊技者の意図した場所に設定できるため、遊技者は満足した遊技を行うことができる。
【0040】
また、巻き上げプーリ63に巻き取られたワイヤ17を、ステッピングモータM3により巻き出して把持装置10を下降させる場合に、ワイヤ17を限界まで巻き出すと、更に回転する巻き上げプーリ63によりワイヤ17が巻き上げプーリ63に対して逆向きに巻き取られようとするが、その時点で反転マイクロスイッチSEN5が検出レバー61を介してワイヤ17を検知することができる。したがって、巻き上げプーリ63が更に回転した場合にワイヤ17が巻き上げプーリ63に逆方向に巻き取られ把持装置10が再度上昇する不具合をなくすことができる。
【0041】
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、カバー14Aが景品により押し上げられた場合に、カバー14Aに取り付けられた検出バー36の検出片36aをカバー用マイクロスイッチSEN3により検出しているが、カバー14Aの一部あるいは検出片を前記光センサSEN1に検出させるようにすれば、カバー用マイクロスイッチSEN3を廃止でき、コストダウンを図ることができる。また、反転マイクロスイッチSEN5は検出レバー61を介してワイヤ17の姿勢変化を検出する場合について説明したが、検出レバー61を廃止して、ワイヤ17の姿勢変化を直接反転マイクロスイッチSEN5により検出するようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明してきたように、請求項1に記載した発明によれば、アーム支持部をアーム移動手段により目的とする景品の上方に移動してアームを開き、次にアーム昇降手段によりアーム支持部を景品に向かって下降させ、アーム支持部のアームを閉じて景品を把持する場合に、アーム支持部を覆うカバーがアームに先立って景品に衝接すると、カバーが押し上げられて上方に移動することによりセンサがこれを検知して、アーム昇降手段による下降を停止することができるため、アーム支持部が更に下降して景品を破損させるのを防止できる効果がある。
【0043】
請求項2に記載した発明によれば、開口部内に景品が入り込むのを検知してアームの下降を停止できるため、景品を破損させるようなことがなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態のクレーンゲーム機の全体斜視図である。
【図2】 この発明の実施形態の把持装置の斜視図である。
【図3】 この発明の実施形態の把持装置の正断面図である。
【図4】 この発明の実施形態の把持装置の側断面図である。
【図5】 (a)は図3の要部拡大図、(b)は図5(a)のC−C線に沿う断面図である。
【図6】 この発明の実施形態の通常時のアームの詳細図である。
【図7】 この発明の実施形態の押し上げられた状態のアームの詳細図である。
【図8】 この発明の実施形態の図2のA−Aに沿う断面図である。
【図9】 この発明の実施形態の図2のB−B線に沿う断面図である。
【図10】 この発明の実施形態のカバーが上方に移動したときの図8に対応する図である。
【図11】 この発明の実施形態の移動昇降装置の平面図である。
【図12】 巻き上げプーリの通常時の図11のD矢視図である。
【図13】 巻き上げプーリの巻き取り限界を越えた状態の図11のD矢視図である。
【符号の説明】
9 アーム
9a 左アーム
9b 右アーム
12 レール
14A カバー
17 ワイヤ(ひも状部材)
20 レールユニット(アーム支持部)
42 開口部
45 移動装置(アーム移動手段)
46 昇降装置(アーム昇降手段)
63 巻き上げプーリ(リール部材)
M3 ステッピングモータ(回転駆動装置)
SEN1 光センサ(センサ)
SEN3 カバー用マイクロスイッチ(センサ)
SEN5 反転マイクロスイッチ(巻き出し限界検出センサ)

Claims (2)

  1. 景品を把持する複数のアームと、このアームを開閉可能に支持するアーム支持部と、アーム支持部を昇降可能に支持するアーム昇降手段と、アーム支持部を移動可能に支持するアーム移動手段とを設け、前記アーム支持部を覆いアーム支持部に対して移動を許容されたカバーを設け、前記カバーとアーム支持部とのいずれか一方にアーム支持部に対してカバーが移動した場合にこれを検出片の変位から検知するセンサを設けたことを特徴とするクレーンゲーム機。
  2. 上記カバーには前記アームを突出させるための開口部が設けられており、前記開口部内に入る景品を検出するためのセンサを前記カバー内に設けたことを特徴とする請求項1に記載のクレーンゲーム機。
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