JP3936570B2 - クレーンゲーム機用キャッチャー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クレーンゲーム機のキャッチャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、クレーンゲーム機は、ゲーム開始後、まず前後左右に移動可能に取り付けられた移動体を操作ボタンにより所望の景品上まで移動させると、移動体から吊下されたキャッチャーが景品位置まで降下し、キャッチャーに設けられた複数の把持アームが閉動作することにより、景品を把持できるようになっている。
【0003】
また、その後景品を把持したままキャッチャーが景品落とし口の真上まで移動し、景品落とし口の真上で把持アームが開いて景品を景品落し口に落とすことにより、遊戯者がその景品を獲得できるようになっている。
【0004】
したがって、把持アームが景品を把持するときの把持力は、景品獲得に成功するか否かに大きく影響し、把持力が強すぎると景品が獲れすぎてゲームにならず、また、把持力が弱すぎると景品が獲れなくなって遊戯者の興味が喪失してしまうから、把持アームの把持力を適正に設定することが必要である。
【0005】
また、把持アームの把持力や把持動作の調子が一定であると、景品をサイズや形状等の異なる物に変更した場合に、所望の景品獲得率を維持できなくなったり、ゲーム性が乏しくなり、遊戯に飽きる原因にもなるため、把持アームの把持力や把持動作の調子を容易に調整できることが望ましい。
【0006】
従来のこの種のクレーンゲーム機においては、キャッチャーに設けられた複数の把持アームを閉じる方向に付勢するばねが用いられており、ばねの力で景品把持力を得るようにしている。
【0007】
例えば、実開昭61−163686号公報、特開平5−68750号公報等に示されるクレーンゲーム機用キャッチャーにおいては、引張ばねの両端が2つの把持アームにそれぞれ連結されており、2つの把持アームを閉じる方向に付勢している。
【0008】
また、実開平5−44176号公報に示されるキャッチャーにおいては、2つの把持アームが2つのばねによって個別に閉方向に付勢されており、各ばねは、一端が把持アームに係止されるとともに、他端が把持アームを支持する支持体に係止されている。
【0009】
さらに、特開2001−46730号公報に示されるキャッチャーにおいては、2つの把持アームが2つのばねによって個別に閉方向に付勢されており、各ばねは、一端が把持アームに係止されるとともに、他端がキャッチャーの中央に設けられたモーターによって変位可能に支持されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
引張ばねの両端を2つの把持アームに連結した従来構成の場合、把持アームが閉じるときの把持力を変更するためには、引張ばねを交換する必要があり、また、強さの異なる複数のばねを用意しておく必要があるため、作業や部品管理が面倒である。
さらに、2つの把持アームには常にばね力が均等に作用するため、把持アームで景品を把持するときの把持アームの挙動が単調なものとなってしまう。
【0011】
一方、2つの把持アームが2つのばねによって個別に閉方向に付勢されている従来構成の場合、強さの異なるばねで2つのアームに作用する力のバランスを変化させることができるが、各ばねの一端が把持アームに係止されるとともに、他端が把持アームを支持する支持体に係止されている場合、把持アームの把持力を変更するためには、2つのばねを交換する必要があり、また、強さの異なる複数のばねを用意しておく必要があるため、作業や部品管理が面倒である。
【0012】
一方、2つのばねの一端をそれぞれ左右の把持アームに係止するとともに、他端をキャッチャーの中央に設けられたモーターによって変位可能に支持した従来構成の場合、モータによりばねの他端位置を調整することにより把持アームに作用する力を調整できるので、把持アームの把持力を任意に調整することができる。
【0013】
しかしながら、かかる構成では2つのばねの力を個別に調整することができないため、2つのばねの力のバランスを変化させようとするときは、一方又は両方のばねを交換する必要がある。
したがって、作業や部品管理が面倒である。
【0014】
したがって、本発明の目的は、ばね交換作業やその保管管理を要することなく、把持アームの把持力を容易に且つ必要に応じて個別に調整することができるクレーンゲーム機用キャッチャーを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では第1の発明として、景品収容空間内で前後左右及び上下に移動可能に吊下されるキャッチャー本体と、該キャッチャー本体に支持されて景品を挟むように閉動可能な複数の把持アームと、把持アームを閉方向に付勢するアーム付勢ばねと、把持アームを開動作させる作動手段とを備えたクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、把持アーム各々に設け、各把持アームを閉方向に付勢する複数のアーム付勢ばねと、各アーム付勢ばねの付勢力を個別に調整する複数の付勢力調整手段とを設け、前記各付勢力調整手段は、前記キャッチャー本体に回転自在に保持させた調整ねじと、該調整ねじに螺合し、前記調整ねじの回転操作にしたがってねじ送りされて螺合位置が変位する可動支持部材とを有し、前記アーム付勢ばねは、その一端を把持アームに、その他端を前記可動支持部材に各々連結して構成したことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャーを提案する。
【0016】
上記構成のクレーンゲーム機用キャッチャーにおいては、複数の把持アームを複数のアーム付勢ばねによって個別に閉方向に付勢できるとともに、調整ねじによってねじ送りされる可動支持部材の位置変位によってアーム付勢ばねの付勢力を変える付勢力調整手段によって個別に調整することができるので、アーム付勢ばねを交換したり保管管理する手間を要することなく、把持アームの把持力を容易に且つ必要に応じて個別に調整することができる。
したがって、景品把持力の強さ及びバランスを多様に調整できるクレーンゲーム機用キャッチャーを提供することができる。
【0017】
第2の発明としては、景品収容空間内で前後左右及び上下に移動可能に吊下されるキャッチャー本体と、該キャッチャー本体に支持されて景品を挟むように閉動可能な複数の把持アームと、把持アームを閉方向に付勢するアーム付勢ばねと、把持アームを開動作させる作動手段とを備えたクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、把持アーム各々に設け、各把持アームを閉方向に付勢する複数のアーム付勢ばねと、各アーム付勢ばねの付勢力を個別に調整する複数の付勢力調整手段とを設け、前記各付勢力調整手段は、前記キャッチャー本体の縦枠に嵌合し、この縦枠によって案内されて縦方向に摺動可能とした可動支持部材と、前記縦枠の縦方向に延びるようにして前記キャッチャー本体に回転自在に保持させると共に、回転操作によって螺合位置が変位するように前記可動支持部材に螺合させた調整ねじとを有し、前記アーム付勢ばねは、その一端を把持アームに、その他端を前記可動支持部材に各々連結して構成したことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャーを提案する。
この第2発明によれば、調整ねじの回転操作によってねじ送りされる可動支持部材がキャッチャー本体の縦枠に案内されて縦方向に摺動し、この可動支持部材の変位によってアーム付勢ばねの付勢力が調整される。
この結果、可動支持部材の摺動と位置決めが安定する。
第3の発明では、上記した第1又は第2の発明のクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、前記調整ねじは、前記可動支持部材にナット部材を設け、このナット部材に螺合させる構成としたことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャーを提案する。
この第3の発明は、可動支持部材のナット部材が調整ねじに螺合してねじ送りされる。
第4の発明では、上記第2の発明のクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、前記縦枠には縦方向に延びる長孔を形成し、縦枠外から前記長孔に挿入して前記可動支持部材に螺着するねじを設け、このねじを締め込み前記可動支持部材を縦枠に固定させる構成としたことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャーを提案する。
この第4の発明は、調整ねじを回転させて可動支持部材を摺動させた後に、ねじを締め込んで可動支持部材を縦枠に固定することができる。
【0018】
第5の発明としては、上記第4の発明のクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、前記縦枠には前記長孔の延びる方向に沿って前記可動支持部材の位置を示す目盛りを設けたことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャーを提案する。
この第5の発明によれば、縦枠に設けた目盛りによって可動支持部材の位置を確認しながら、調整ねじによって可動支持部材の位置を調整することができるので、各把持アームの把持力を容易に且つ的確に調整することができる。
また、付勢力調整のための動力を必要としないので、キャッチャーの大型化、重量増、コストアップ等を防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
図1から図5までは本発明の一実施形態を示したものである。図1はクレーンゲーム機用キャッチャーの内部構造を示す一部縦断正面図であり、図2は図1に示すキャッチャーの更なる内部構造を示す一部縦断正面図である。
【0020】
図3は図1に示すキャッチャーの一部縦断右側面図であり、図4はキャッチャーの把持アームが開いた状態を示す図2同様の一部縦断正面図である。
図5(a)、(b)はそれぞれ図1に示すキャッチャーを備えたクレーンゲーム機の動作説明図である。
【0021】
はじめに図1〜図4を参照すると、クレーンゲーム機用のキャッチャー10は、下端が開口した釣鐘形のカバー本体11と、その内部に固定されたキャッチャー本体12と、カバー本体11の下端開口部を覆う下カバー13とを備えている。
【0022】
キャッチャー本体12は、ベース板14と、天板15と、これらベース板14と天板15とを連結する2つの左右一対の縦枠16,17とを有している。縦枠16,17は横断面略コ字形をなしており、コ字形の縦壁部により囲まれた内部空間が側方に開口するように、キャッチャー本体12の縦中心軸線を中心として左右対称に配置されている。
【0023】
カバー本体11は天板15の上面に立設された複数のポスト18にねじ止めされている。
また、下カバー13は、キャッチャー本体12のベース板14の下面より下方に垂下した複数のポスト19にねじ止めされている。
【0024】
キャッチャー本体12のベース板14の上面にはアーム支持ブラケット20,21が左右対称に取り付けられており、これらブラケット20,21に、略C字状をなす左右一対の把持アーム22,23が支持軸24,25を介して、それぞれ回動可能に且つ左右対称に取り付けられており、両把持アーム22,23は、支持軸24,25を中心とした回動により、開閉動作するものとなっている。
【0025】
把持アーム22,23は、カバー本体11に形成されたスリット11a,11b及び下カバー13に形成されたスリット13a,13bを通り外部に延びており、把持アーム22,23の下端にはぬいぐるみ等の景品1(図5参照)を挟むための把持爪板26,27が取り付けられている。
【0026】
把持アーム22,23の上端にはばね取付部28,29が設けられており、把持アーム22,23はばね取付部28,29の近傍の位置で上記支持軸24,25に支持されている。
【0027】
図2及び図4に示すように、ベース板14の両側端にはスリット14a、14bが左右対称に形成されており、把持アーム22,23が図4に示す開位置から図2に示す閉位置へと移動するとき、把持アーム22,23の上端のばね取付部28,29は、ベース板14の両側端に形成されたスリット14a、14bを通り、縦枠16,17内へと移動することができるようになっている。
【0028】
ばね取付部28,29にはそれぞれアーム付勢ばね30,31の一端が取り付けられており、把持アーム22,23はアーム付勢ばね30,31のばね力によって閉じる方向に付勢されている。
【0029】
キャッチャー本体12におけるベース板14の中央部上面にはキャッチモータ32が取り付けられており、ベース板14の中央部下方には、キャッチモータ32によって回転駆動される略楕円形の板カム33が設けられている。
【0030】
これらキャッチモーター32及び板カム33は把持アーム22,23を開閉動作させるための作動手段を構成している。上記把持アーム22,23の内側には板カム33の外周に当接可能なローラー34,35が各々回転自在に取り付けられている。
【0031】
図4に示すように、板カム33が楕円長軸側の両端33a,33bでローラー34,35に当接する位置(開規定位置)にあるときは、把持アーム22,23は開いた状態に保たれる。
【0032】
一方、図1及び図2に示すように、板カム33が楕円短軸側の両端33c,33dでローラー34,35に当接する位置(閉規定位置)にあるときは、把持アーム22,23は閉じた状態となる。
【0033】
さらに、キャッチャー本体12には板カム33が上記開規定位置及び閉規定位置にあることを検出するカムセンサー36,37が設けられている。
ここではカムセンサー36,37としてフォトセンサーが用いられており、キャッチャー本体12の垂直中心軸線を中心として互いに対称となる位置に配置されている。
【0034】
一方、板カム33上にはキャッチャー本体12の垂直中心軸線を中心として角度90°の間隔で高さの高い遮光板38と高さの低い遮光板39が交互に配置されており、一方のカムセンサー36は高さの高い遮光板38のみを検知できる高さ位置に設定されており、他方のカムセンサー37は両方の遮光板38,39を検知できる高さ位置に設定されている。
【0035】
さらに、キャッチャー本体12にはアーム付勢ばね30,31の付勢力を個別に調整することができる2つの付勢力調整手段40,41が設けられている。
【0036】
この実施形態においては、付勢力調整手段40,41は、キャッチャー本体12の縦枠16,17に対し該縦枠16,17の前面に設けられた目盛42,43(図1参照)に沿って位置調整可能な可動支持部材44,45と、該可動支持部材44,45の位置を調整する調整ねじ46,47とを有しており、アーム付勢ばね30,31は、上記したように、一端が把持アーム22,23のばね取付部28,29に連結されており、他端が可動支持部材44,45に連結されている。
【0037】
さらに詳しく説明すると、可動支持部材44,45は、縦枠16,17の内側に上下方向に摺動可能に嵌合している。
また、図3に示すように、縦枠17の前壁及び後壁にはそれぞれ上下方向に延びる長孔48、49が形成されており、可動支持部材45の前壁及び後壁には長孔48,49内を上下動可能なねじ50,51が螺着されている。
【0038】
したがって、可動支持部材45はねじ50,51を介して縦枠17に対し上下動可能に案内されている。
縦枠16にも同様に長孔48,49が形成されており、可動支持部材44にはこれら長孔48,49内を上下に移動可能なねじ50,51が設けられている。
【0039】
一方、調整ねじ46,47はキャッチャー本体12の天板15に回転自在に保持されており、且つ、天板15から下方に延びて可動支持部材44,45の上壁下面に固着されたナット部材52,53と螺合している。
【0040】
したがって、調整ねじ46,47を回すことにより、可動支持部材44,45を上下に位置調整することができる。そして、可動支持部材44,45を上下に位置調整することにより、アーム付勢ばね30,31の上記他端をばね伸縮方向に変位させることができるので、アーム付勢ばね30,31による把持アーム22,23の付勢力、すなわち、把持アーム22,23による把持力を調整することができる。
【0041】
しかも、上記調整ねじ46,47の操作により、アーム付勢ばね30,31の付勢力を個別に調整することができるので、必要に応じ把持アーム22,23による把持力の左右バランスを変えることもできる。
【0042】
なお、調整ねじ46,47による可動支持部材44,45の位置調整が終了した後、可動支持部材44,45に螺着されているねじ50,51を締め込むことによって、可動支持部材44,45を縦枠16,17に固定させる。
【0043】
次に図5(a)、(b)を参照すると、クレーンゲーム機は、景品収容空間60の上方において左右方向(紙面に垂直な方向)に延びる固定レール(図示省略)を有し、固定レールに沿って左右方向に移動可能な移動レール61には、該移動レール61を左右方向に移動させるためのX軸駆動モータ(図示省略)が設けられている。
【0044】
また、移動レール61には移動体62が前後方向に移動可能に設けられており、移動体62には、該移動体62を前後方向に移動させるためのY軸駆動モータ63が設けられている。
【0045】
さらに、移動体62は真下に向かって延びる伸縮パイプ64を有しており、該伸縮パイプ64の下端に上記キャッチャー本体12が取り付けられている。また、移動体62には、リール65と、該リール65を正逆回転駆動するZ軸モータ66が設けられており、リール65に巻き付けられた吊り条67の先端がキャッチャー本体12に連結されている。
そして、Z軸モーター66を駆動してリール65を正回転及び逆回転させることによりキャッチャー10を昇降動させることができるものとなっている。
【0046】
さらに、移動体62にはキャッチャー10が昇降ストーロークの上限位置に到達したことを検出する上限位置センサー68と、キャッチャー10が下限位置に到達したことを検出する下限位置センサー69が設けられている。
【0047】
特に限定はされないが、上限位置センサー68としては例えば伸縮パイプ64が所定長さまで短縮したことを検出できるリミットスイッチを用いることができる。
【0048】
また、下限位置センサー69としては吊り条67のテンションの弛みの変化を直接若しくは検知レバーを介して間接的に検出する接触型若しくは非接触型のセンサーを用いることができる。
【0049】
さらに、景品収容空間60の下部には景品落とし口70が上方に開口して設けられており、この景品落とし口70内に落下した景品をゲーム機の外部に取り出すことができるようになっている。
景品落とし口70には景品の通過を検出する景品センサー71が設けられている。
【0050】
上記構成を有するクレーンゲーム機においては、図示しないコイン投入口にコインを投入すると、ゲームがスタートする。先ず遊戯者が図示しない2つの押しボタンを順番に操作して移動体62を左右方向及び前後方向に移動させる。
【0051】
そして、キャッチャー10が景品1の真上位置に到達したら、押しボタンから指を離す。これにより、移動体62が停止するとともに、把持アーム22,23が開いた状態でキャッチャー10が降下を始める。
【0052】
キャッチャー10が景品1に当たる位置まで降下すると、該キャッチャー10が下限位置に到達したことを、移動体62に設けられている下限位置センサー69が検出し、Z軸モーター66を停止させて、キャッチャー10の降下を停止させるとともに、キャッチャーモーター32を作動させて、板カム33を図4に示す上記開規定位置から図1及び図2に示す上記閉規定位置まで90°回動させる。
【0053】
これにより、把持アーム22,23は閉動可能となり、把持アーム22,23の自重及びアーム付勢ばね30,31のばね力で閉動する。
したがって、キャッチャー10の位置が適切であれば、把持アーム22,23により景品1を把持することができる。
【0054】
一方、キャッチャー10は、下限位置センター69の検出信号により、或いは、板カム33が図1及び図2に示す上記閉規定位置に到達したことを検出するカムセンサー36,37の検出信号により、上昇を開始し、上限位置に到達したら景品落とし口70の真上位置まで移動される。
【0055】
そして、キャッチャー10が景品落とし口70の真上位置で停止したら、キャッチモーター32が作動して、把持アーム22,23を開動作させるので、把持アーム22,23が景品1を把持していたときは、その景品1を解放し、景品落とし口70内へと落下させ、ゲームを終了する。
【0056】
上記したように、本発明によるキャッチャー10においては、左右の把持アーム22,23をアーム付勢ばね30,31によって個別に閉方向に付勢できるとともに、アーム付勢ばね30,31の付勢力を付勢力調整手段40,41によって個別に調整することができるので、アーム付勢ばね30,31を交換したり保管管理する手間を要することなく、把持アーム22,23の把持力を容易に且つ必要に応じて個別に調整することができる。
【0057】
また、上記構成のキャッチャー10においては、キャッチャー本体12に設けられた目盛42,43によって可動支持部材44,45の位置を確認しながら、調整ねじ46,47によって可動支持部材44,45の位置を調整することができるので、各把持アーム22,23の把持力を容易に且つ的確に調整することができる。
また、付勢力調整のための動力を必要としないので、キャッチャー10の大型化、重量増、コストアップ等を防止することができる。
【0058】
以上、図示実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態の態様のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成要素に種々の変更を加えることができる。
【0059】
例えば、キャッチャー10に設けられる把持アームは2本に限られず、3本以上であってもよい。その場合、把持アームと同数のアーム付勢ばね及び付勢力調整手段を配置することができる。
【0060】
また、アーム付勢ばねは、図示コイルばねに限られず、把持アームに対し弾性付勢力を与えることができるものであれば、他の如何なる種類のばね、弾力性部材等であってもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、複数の把持アームを複数のアーム付勢ばねによって個別に閉方向に付勢できるとともに、アーム付勢ばねの付勢力を付勢力調整手段によって個別に調整することができるので、アーム付勢ばねを交換したり保管管理する手間を要することなく、把持アームの把持力を容易に且つ必要に応じて個別に調整することができる。
したがって、景品把持力の強さ及びバランスを多様に調整できるクレーンゲーム機用キャッチャーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態に係るクレーンゲーム機用キャッチャーの内部構造を示す一部縦断正面図である。
【図2】図1に示すキャッチャーの更なる内部構造を示す一部縦断正面図である。
【図3】図1に示すキャッチャーの一部縦断右側面図である。
【図4】図1に示すキャッチャーの把持アームが開いた状態を示す図2同様の一部縦断正面図である。
【図5】(a)、(b)はそれぞれ図1に示すキャッチャーを備えたクレーンゲーム機の動作説明図である。
【符号の説明】
10 キャッチャー
12 キャッチャー本体
22,23 把持アーム
30,31 アーム付勢ばね
32 キャッチモーター(作動手段)
33 板カム(作動手段)
40,41 付勢力調整手段
42,43 目盛
44,45 可動支持部材
46,47 調整ねじ

Claims (5)

  1. 景品収容空間内で前後左右及び上下に移動可能に吊下されるキャッチャー本体と、該キャッチャー本体に支持されて景品を挟むように閉動可能な複数の把持アームと、把持アームを閉方向に付勢するアーム付勢ばねと、把持アームを開動作させる作動手段とを備えたクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、
    把持アーム各々に設け、各把持アームを閉方向に付勢する複数のアーム付勢ばねと、
    各アーム付勢ばねの付勢力を個別に調整する複数の付勢力調整手段とを設け、
    前記各付勢力調整手段は、前記キャッチャー本体に回転自在に保持させた調整ねじと、該調整ねじに螺合し、前記調整ねじの回転操作にしたがってねじ送りされて螺合位置が変位する可動支持部材とを有し、
    前記アーム付勢ばねは、その一端を把持アームに、その他端を前記可動支持部材に各々連結して構成したことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャー。
  2. 景品収容空間内で前後左右及び上下に移動可能に吊下されるキャッチャー本体と、該キャッチャー本体に支持されて景品を挟むように閉動可能な複数の把持アームと、把持アームを閉方向に付勢するアーム付勢ばねと、把持アームを開動させる作動手段とを備えたクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、
    把持アーム各々に設け、各把持アームを閉方向に付勢する複数のアーム付勢ばねと、
    各アーム付勢ばねの付勢力を個別に調整する複数の付勢力調整手段とを設け、
    前記各付勢力調整手段は、前記キャッチャー本体の縦枠に嵌合し、この縦枠によって案内されて縦方向に摺動可能とした可動支持部材と、
    前記縦枠の縦方向に延びるようにして前記キャッチャー本体に回転自在に保持させると共に、回転操作によって螺合位置が変位するように前記可動支持部材に螺合させた調整ねじとを有し、
    前記アーム付勢ばねは、その一端を把持アームに、その他端を前記可動支持部材に各々連結して構成したことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャー。
  3. 請求項1又は2に記載したクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、
    前記調整ねじは、前記可動支持部材にナット部材を設け、このナット部材に螺合させる構成としたことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャー。
  4. 請求項2に記載したクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、
    前記縦枠には縦方向に延びる長孔を形成し、縦枠外から前記長孔に挿入して前記可動支持部材に螺着するねじを設け、このねじを締め込み前記可動支持部材を縦枠に固定させる構成としたことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャー。
  5. 請求項4に記載したクレーンゲーム機用キャッチャーにおいて、
    前記縦枠には前記長孔の延びる方向に沿って前記可動支持部材の位置を示す目盛りを設けたことを特徴とするクレーンゲーム機用キャッチャー。
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