JP3386911B2 - クレーンゲーム機 - Google Patents

クレーンゲーム機

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JP3386911B2 JP02936495A JP2936495A JP3386911B2 JP 3386911 B2 JP3386911 B2 JP 3386911B2 JP 02936495 A JP02936495 A JP 02936495A JP 2936495 A JP2936495 A JP 2936495A JP 3386911 B2 JP3386911 B2 JP 3386911B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下端部が開閉する複数
の把持爪を有する把持装置を、移動機構により少なくと
も上下に移動自在に吊り下げ支持し、この把持装置によ
り景品を掴み取るクレーンゲーム機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のクレーンゲーム機には、
例えば、図8または図9に示したような把持装置を備え
たものがあった。図8の把持装置81は実公平3−42
949号公報に記載のクレーンゲーム機に備えられたも
のであって、一対の把持爪82を下端部が開閉するよう
に把持装置本体83に枢支し、両把持爪82を引張型の
バネ84により連結して閉じる方向に付勢するととも
に、把持装置本体83に内蔵されたモータ85の出力軸
に取り付けられた楕円カム86を把持爪82に内方から
当接させ、モータ85の回転により把持爪82を開閉さ
せるように構成したものである。なお、図8において、
87は移動機構の一部である伸縮パイプの下端部分を、
88はモータ85へ電力を供給するスパイラル状の電線
をそれぞれ示す。
【0003】また、図9の把持装置91は実公平5−4
1752号公報に記載のクレーンゲーム機に備えられた
ものであって、把持装置本体92と、把持装置本体92
に上下に移動自在に挿嵌された軸部材93とを有し、合
計4本の把持爪94(うち1本は図示せず)の基端から
内方に延びた突片の先端を軸部材93の下端部に回動自
在に連結するとともに、各把持爪94の基端部をそれぞ
れ連結杆95の一端に回動自在に連結し、各連結杆95
の他端はそれぞれ把持装置本体92に回動自在に連結
し、かつ、把持装置本体92は第1のチェーン96を介
し、軸部材93は第2のチェーン97を介して、それぞ
れ移動機構(図示せず)に吊り下げ、軸部材93を把持
装置本体92に対して上下に移動させることにより把持
爪94を開閉させるように構成したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来技術には以下のような問題点があった。すなわ
ち、図8に示したものでは、モータ85の内蔵により把
持装置81が重くなるため、把持装置81を移動させる
ためのモータ(図示せず)を大型で高出力のものとする
必要があるとともに、モータ85の回転に伴う把持装置
81の揺動や回動を防ぐために、実公平3−42949
号公報に記載の通り、回り止めを有する伸縮パイプ87
のような複雑な機構を採用する必要もあり、これらの理
由からクレーンゲーム機の製造コストが高くなってい
た。また、把持爪82の開閉状態を認識するためのセン
サ(図示せず)や、このセンサからの信号に基づきモー
タ85を所定の角度だけ回転させる制御装置(図示せ
ず)などが必要であり、この理由からもクレーンゲーム
機の製造コストが高くなっていた。さらに、電線88が
クレーンゲーム機の外観を損ねたり景品を見るときの邪
魔になったりするいう問題点もあった。
【0005】一方、図9に示したものでは、移動機構は
把持装置91の全体を上下に移動させる機能に加えて、
第1のチェーン96と第2のチェーン97との長さを相
対的に変化させて把持爪94を開閉させる機能を兼ね備
えている必要があり、このため移動機構の構造が複雑に
ならざるを得なかった。したがって、実公平5−417
52号公報に記載のように、把持装置91の移動方向が
上下のみの場合は比較的問題はないが、移動方向が上
下,左右,および前後の3方向であるクレーンゲーム機
を図9の把持装置91を用いて構成することは極めて困
難であった。
【0006】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、簡潔な構造にすることができて、製
造コストの低廉化を図ることができるクレーンゲーム機
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、景品を収容する景品室と、上端部が枢支
されて放射状に配置された複数の把持爪を有し、これら
把持爪の下端部を開閉させて把持爪相互間に景品を把持
する把持装置と、この把持装置を景品室内に吊り下げ支
持し、上下方向及び水平方向に移動させる移動機構と、
景品室内の所定位置に固設されて把持装置を支持する支
持手段とを備えたクレーンゲーム機において、前記把持
装置は、把持爪を枢支した把持装置本体と、この把持装
置本体に上下動自在に挿嵌され、その下端部で把持装置
本体を支持し、上端部が前記移動機構に吊り下げられる
軸部材とを有するとともに、各把持爪の枢支点よりも内
方に突出形成された突出部が軸部材と係合しており、把
持装置本体の重量が各突出部を介して軸部材にかかった
状態では、突出部を押し上げる力が軸部材から加わるこ
とにより把持爪が閉方向に付勢され、一方、把持装置本
体が前記支持手段と係合して、把持装置本体の重量が支
持手段に支持された状態では、軸部材からの突出部を押
し上げる力が弱まって把持爪への閉方向の付勢力も弱め
られ、景品がその自重により把持爪を押し開いて落下す
るように構成されているものである。
【0008】また、前記構成に加えて、軸部材と把持装
置本体との間に、把持装置本体を下向きに押圧する弾性
部材を備えているものである。
【0009】さらに、前記構成に加えて、弾性部材の押
圧力を調節する押圧力調節手段を備えているものであ
る。
【0010】
【作用】本発明に係るクレーンゲーム機では、移動機構
により把持装置を景品の上方から降下させてゆくと、把
持爪の下端部が景品に当接した以降は、把持爪は把持装
置が降下するにしたがって景品の表面に沿って開いてゆ
き、把持爪相互間に景品が入る。次いで、移動機構によ
り把持装置を上昇させると、先ず移動機構に吊り下げら
れている軸部材が引き上げられ、把持装置本体の重量が
把持爪の突出部を介して軸部材にかかるので、この軸部
材にかかる重量に応じて突出部が上向きに押し上げられ
て把持爪は閉じる方向に付勢されることになり、この付
勢力により景品が把持爪相互間に把持される。そして、
把持装置が所定位置に移動させられ、支持手段により把
持装置本体の重量が支持されると、把持爪の突出部を介
して軸部材にかかる重量が軽減され、把持爪に対する付
勢力も弱められるので、景品はその自重により把持爪を
押し開いて落下する。
【0011】また、弾性部材により把持装置本体が下向
きに押圧され、これにより把持爪に対する付勢力が補強
されるので、把持装置本体の重量が軽い場合でも景品が
確実に把持される。
【0012】さらに、押圧力調節手段により弾性部材の
押圧力を調節すると、把持爪に対する付勢力が変化し、
景品把持の難易度が変化させられる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、クレーンゲーム機のゲーム機
本体1の上部には、アクリルなどの透明板で囲まれた景
品室2が形成されており、ゲーム機本体1の前面下部に
は開閉扉を備えた景品取り出し口3,操作スイッチ4
(左右方向スイッチ4aおよび前後方向スイッチ4
b),およびコイン投入口5が設けられている。また、
景品室2内には景品落下筒6が設けられており、その上
端開口が景品取り出し口3に連通する景品落とし口7と
なっている。また、景品室2には、球形の透明プラスチ
ック製カプセルに玩具などを収容してなる多数の景品a
が投入されている。なお、景品aはカプセル入りのもの
に限定されないが、その形状が球形もしくは球形に近い
ものであることが望ましい。
【0014】また、景品室2の内部には、景品aを把持
する把持装置8と、この把持装置8を吊り下げて移動さ
せる移動機構9とが設けられている。移動機構9は公知
の構成によるものであって、第1移動レール10,第2
移動レール11,移動台12,および移動台12に設け
られた巻き上げドラム13を備えている。
【0015】第1移動レール10はその両端部で、ゲー
ム機本体1の前後方向に延設された一対の固定レール
(図示せず)に摺動自在に支持されている。また、第2
移動レール11はその両端部で、ゲーム機本体1の左右
方向に延設された一対の固定レール(図示せず)に摺動
自在に支持されている。そして、第1移動レール10と
第2移動レール11とは、それぞれモータ(図示せず)
の動力により所定の方向に移動させられるとともに、そ
の移動範囲がリミットスイッチ(図示せず)により制限
されるように構成されている。
【0016】また、移動台12は、第1移動レール10
と第2移動レール11とに摺動自在に貫装され、これら
のレールの移動に伴って前後方向および左右方向に移動
するように構成されている。さらに、巻き上げドラム1
3は移動台12に内蔵されたモータ(図示せず)により
回転駆動されるものであって、周面に巻き掛けられたワ
イヤロープ14の一端に把持装置8を吊り下げており
(図2参照)、回転に伴って把持装置8を上下方向に移
動させるとともに、その移動範囲はリミットスイッチ
(図示せず)により制限されるように構成されている。
【0017】次いで、図2〜図4に基づいて把持装置8
の構成を説明する。把持装置8は、把持装置本体20
と、この把持装置本体20に上下動自在に挿嵌された軸
部材40とを有している。
【0018】把持装置本体20は、中央に軸部材40を
挿嵌するための縦孔が穿設された軸挿嵌部材23と、こ
の軸挿嵌部材23の下方に連設された略円筒状のケーシ
ング部材24と、このケーシング部材24の下端開口に
取り付けられたリング状部材25とから構成されてお
り、軸挿嵌部材23には、円柱部21と鍔部22とが形
成されている。
【0019】また、把持装置本体20には、ケーシング
部材24からリング状部材25にわたる縦溝状の把持爪
挿通孔26が、周方向に等間隔に3つ形成されている。
各把持爪挿通孔26にはそれぞれ把持爪27の上端部が
挿入されている。そして、各把持爪27の上端部はケー
シング部材24内に設けられた舌片28にピン29を用
いて連結され、これにより各把持爪27は内方に湾曲形
成された下端部が開閉可能に枢支されている。また、各
把持爪27には、ピン29による枢支点より内方に突出
する突出部30が形成されている。
【0020】軸部材40の、軸挿嵌部材23より下方に
突出した部分には、周面に円周溝41aが形成された環
状の係合部材41が外嵌され、軸部材40の下端には、
係合部材41の下方への脱落を防止する止めネジ42が
ねじ込まれている。そして、突出部30を係合部材41
の円周溝41aに挿入することにより、把持爪27と軸
部材40とが係合されている。
【0021】また、軸部材40の、軸挿嵌部材23より
上方に突出した部分には、圧縮型のコイルバネ(弾性部
材)43が外嵌されるとともに、軸部材40の上端近傍
に形成されたネジ部44には調節ナット45が螺合され
ており、コイルバネ43は軸挿嵌部材23と調節ナット
45との間に挟まれて、把持装置本体20を下向きに押
圧している。なお、ネジ部44と調節ナット45とから
なる構成が本発明にいう押圧力調節手段である。
【0022】さらに、軸部材40の上端部には孔が形成
されており、この孔を利用してワイヤロープ14が軸部
材40に連結されている。そして、ワイヤロープ14を
介して移動機構9に吊り下げられた状態においては、把
持装置本体20は係合部材41を介して軸部材40に支
持されており、把持爪27は突出部30が係合部材41
により押し上げられて、下端部が閉じた状態となってい
る(図4参照)。
【0023】また、図1および図5に示すように、景品
室2内の景品落とし口7の上方には支持手段50が設け
られている。本実施例における支持手段50は板状の部
材であって、景品落とし口7の中央上方に位置する先端
部分に欠切部51が形成されている。欠切部51は、直
径が把持装置本体20の円柱部21より僅かに大きい半
円形をなしている。この支持手段50は、後述するよう
に把持装置本体20の鍔部21と係合して、把持装置本
体20の重量を支えるものである。
【0024】次いで、以上のように構成されたクレーン
ゲーム機の動作を説明する。待機状態においては、把持
装置8は景品落とし口7の上方に位置しており、コイン
投入口5に所定金額のコインを投入するとゲーム可能状
態となるので、ゲームプレイヤは先ず左右方向スイッチ
4aを押して把持装置8を左右方向の任意の位置に移動
させる。すなわち、左右方向スイッチ4aを押せば第2
の移動レール11が右向きに移動し、これに伴い移動台
12および把持装置8も右向きに移動する。そして、左
右方向スイッチ4aを放すと第2の移動レール11が停
止するので、次にゲームプレイヤは前後方向スイッチ4
bを押して把持装置8を前後方向の任意の位置に移動さ
せる。すなわち、前後方向スイッチ4bを押せば第1の
移動レール10が後向きに移動し、これに伴い移動台1
2および把持装置8も後向きに移動する。そして、前後
方向スイッチ4bを放すと第1の移動レール10が停止
し、続いて巻き上げドラム13が逆回転して把持装置8
が降下してゆく。
【0025】ここで、把持装置8が景品aのほぼ真上に
あれば、把持爪27の下端部が景品aに当接した以降
は、把持爪27は把持装置8が降下するにしたがって景
品aの表面に沿って開いてゆく(図4の2点鎖線参
照)。そして、把持装置8が最も低い位置まで降下し
て、各把持爪27相互の間に景品aが入ると、巻き上げ
ドラム13が正回転に切り替わり、把持装置8が上昇を
開始する。
【0026】この際、先ずワイヤロープ14に連結され
ている軸部材40が引き上げられ、把持装置本体20の
重量およびコイルバネ43の押圧力が、把持爪27の突
出部30および係合部材41を介して軸部材40にかか
るので、この軸部材40にかかる力に応じて突出部30
が上向きに押し上げられて把持爪27は閉じる方向に付
勢されることになり、この付勢力により景品aが把持爪
27に把持される(図6参照)。
【0027】景品aを把持した把持装置8が所定の高さ
まで上昇すると、続いて第1の移動レール10および第
2の移動レール11が移動し、把持装置8を景品落とし
口7の上方の、支持手段50の欠切部51に把持装置本
体20の円柱部21が入る位置(図5および図6参照)
まで戻す。そして、この位置から巻き上げドラム13が
僅かに逆回転して、図7に示すように、支持手段50の
上面に鍔部22が載った状態となるまで把持装置8を降
下させる。
【0028】これにより、把持装置本体20の重量は支
持手段50に支えられ、そのぶん把持爪27の突出部3
0および係合部材41を介して軸部材40にかかる力が
弱められ、把持爪27に対する付勢力も弱められる。し
たがって、景品aはその自重により把持爪27を押し開
いて落下し、景品落とし口7から景品落下筒6に入っ
て、景品取り出し口3に導かれる。以上が本実施例の動
作である。
【0029】なお、本実施例では調節ナット45を回動
してコイルバネ43の押圧力を調節することにより、把
持爪27に対する付勢力が調節できる。すなわち、押圧
力を弱くすれば、把持爪27に対する付勢力も弱くなる
ので、景品aが把持できなかったり、把持装置8が景品
落とし口7の上方に戻るまでの間に景品aが落下したり
する可能性が高くなって、景品獲得が困難になる。した
がって、景品獲得の難易度をクレーンゲーム機の設置者
が任意に設定できる。
【0030】ところで、本発明の実施態様が以上の実施
例に限定されないことはいうまでもなく、例えば弾性部
材はゴムであってもよく、また、弾性部材を設けずに、
把持装置本体の重量のみにより把持爪を付勢するように
してもよい。
【0031】また、前記実施例では、移動機構は把持装
置を3方向に移動させるものとしたが、移動機構は把持
装置を上下および左右または前後の2方向に移動させる
ものであってもよく、さらに、例えば景品および景品落
とし口を移動させる構成とすれば、移動機構が把持装置
を上下にのみ移動させるものについても、本発明が適用
できることになる。
【0032】また、前記実施例では、支持手段を景品落
とし口の上方に設けたが、例えば支持手段を景品落とし
口と水平方向に異なる位置に設けるとともに、支持手段
により把持装置から落下させられた景品を、樋やレール
などの移送手段により景品落とし口に導くようにしても
よい。
【0033】また、把持装置本体および支持手段の形状
や、支持手段による把持装置本体の支持のしかたも前記
実施例に限定されることなく任意であり、さらに、前記
実施例では支持手段を所定位置に固設したが、支持手段
が所定位置に進退する構成としてもよく、さらにまた、
所定位置で静止している把持装置に対して支持手段が接
近してゆくような構成としてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るクレ
ーンゲーム機によれば、把持爪を開閉するためのモータ
を把持装置に内蔵する必要がないので、把持装置を簡潔
な構造でかつ軽量なものとすることができるとともに、
把持装置に内蔵したモータに電力を供給するための電線
がゲームの邪魔になることもなく、また、移動機構に把
持爪を開閉する機能を兼ね備えさせる必要がないので、
移動機構の構造も簡潔にすることができる。したがっ
て、外観がすっきりとしており、かつ、製造に係るコス
トの低廉なクレーンゲーム機とすることができる。
【0035】また、把持装置本体を下向きに押圧する弾
性部材を備えたものでは、弾性部材により把持爪に対す
る付勢力が補強されるので、そのぶん把持装置本体を軽
くできて、把持装置の一層の軽量化を図ることができ
る。
【0036】さらに、弾性部材の押圧力を調節する押圧
力調節手段を備えたものでは、把持爪に対する付勢力を
変化させることにより、景品把持の難易度を任意に設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクレーンゲーム機の斜
視図である。
【図2】把持装置の正面図である。
【図3】把持装置の底面図である。
【図4】把持装置の図3におけるA−A線概略断面図で
ある。
【図5】支持手段および景品落下筒の平面図である。
【図6】景品を把持した状態の把持装置を図3における
A−A線で切断するとともに支持手段および景品落下筒
を図5におけるB−B線で切断して示した概略断面図で
ある。
【図7】景品を落とす状態の把持装置を図3におけるA
−A線で切断するとともに支持手段および景品落下筒を
図5におけるB−B線で切断して示した概略断面図であ
る。
【図8】従来例に係る把持装置の正面図である。
【図9】別の従来例に係る把持装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ゲーム機本体 2 景品室 8 把持装置 9 移動機構 20 把持装置本体 27 把持爪 30 突出部 40 軸部材 43 コイルバネ(弾性部材) 44 ネジ部(押圧力調節手段の構成要素) 45 調節ナット(押圧力調節手段の構成要素) 50 支持手段 a 景品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 9/30 A63F 9/00 A63H 1/00 - 37/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 景品を収容する景品室と、上端部が枢支
    されて放射状に配置された複数の把持爪を有し、これら
    把持爪の下端部を開閉させて把持爪相互間に景品を把持
    する把持装置と、この把持装置を景品室内に吊り下げ支
    持し、上下方向及び水平方向に移動させる移動機構と、
    景品室内の所定位置に固設されて把持装置を支持する支
    持手段とを備えたクレーンゲーム機において、 前記把持装置は、把持爪を枢支した把持装置本体と、こ
    の把持装置本体に上下動自在に挿嵌され、その下端部で
    把持装置本体を支持し、上端部が前記移動機構に吊り下
    げられる軸部材とを有するとともに、各把持爪の枢支点
    よりも内方に突出形成された突出部が軸部材と係合して
    おり、 把持装置本体の重量が各突出部を介して軸部材にかかっ
    た状態では、突出部を押し上げる力が軸部材から加わる
    ことにより把持爪が閉方向に付勢され、 一方、把持装置本体が前記支持手段と係合して、把持装
    置本体の重量が支持手段に支持された状態では、軸部材
    からの突出部を押し上げる力が弱まって把持爪への閉方
    向の付勢力も弱められ、景品がその自重により把持爪を
    押し開いて落下するように構成されていることを特徴と
    するクレーンゲーム機。
  2. 【請求項2】 軸部材と把持装置本体との間に、把持装
    置本体を下向きに押圧する弾性部材を備えた請求項1記
    載のクレーンゲーム機。
  3. 【請求項3】 弾性部材の押圧力を調節する押圧力調節
    手段を備えた請求項2記載のクレーンゲーム機。
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