JP2547842Y2 - 吊り具 - Google Patents

吊り具

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JP2547842Y2
JP2547842Y2 JP1993016021U JP1602193U JP2547842Y2 JP 2547842 Y2 JP2547842 Y2 JP 2547842Y2 JP 1993016021 U JP1993016021 U JP 1993016021U JP 1602193 U JP1602193 U JP 1602193U JP 2547842 Y2 JP2547842 Y2 JP 2547842Y2
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
    • B66C1/00Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles
    • B66C1/10Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means
    • B66C1/12Slings comprising chains, wires, ropes, or bands; Nets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
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    • B66C1/12Slings comprising chains, wires, ropes, or bands; Nets
    • B66C1/125Chain-type slings

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は工場、倉庫、港湾荷役、
土木建設等で吊荷の吊上げ作業に使用する吊り具に関
し、更に詳しくは、荷重の偏った吊荷の水平吊りを容易
に行うことができるバランス調節形吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より吊荷の吊上げに使用する種々の
タイプの吊り具が考案されている。図8は最も単純な定
寸ワイヤロープを用いた従来の吊り具の例を示したもの
である。この吊り具は荷重の偏った吊荷1の重心位置に
合わせて予め左右のワイヤロープ2,3を所定長さに作
製しておくものである。この吊り具の場合、構成は簡単
であるが、サイズや重心位置の異なる多種の吊荷1の吊
上げには対応しきれず、また、ワイヤロープ2,3に寸
法誤差があると吊荷1を水平に吊り上げることができな
くなる。
【0003】図9(a)〜(c)はブラケット4に回転
可能に支持されたホイール5と、チェーン6とを用いた
従来のバランス調節形吊り具の例を示したものである。
この吊り具で偏荷重の吊荷1を吊り上げる場合、一般に
偏荷重物はその重心位置がわかりにくいので、同図
(a)に示すように、クレーン等で吊荷1を僅かに吊り
上げてみて荷物1の傾き具合を確認し、その後同図
(b)に示すように一旦吊荷1を降ろし、チェーン6を
緩めてホイール5の位置を調整し、このような吊荷1の
上げ降ろしと調整を何度か繰返し、吊荷1が水平に持ち
上がることを確認できたら、同図(c)に示すように吊
荷1を本格的に吊り上げるという方法がとられている。
このように、ホイール5の位置を調整するために何度も
吊荷1の上げ降ろしを繰り返す必要があるので、作業能
率が悪い。また、チェーン6を緩めてホイール5の位置
を調整した後、クレーン等でホイール5を吊り上げると
きにチェーン6にテンションがかかるまでにホイール5
の位置がずれてしまうことがあるので、吊荷1の水平度
を出すことが難しく、作業に熟練を要する。さらにホイ
ール5の位置調整のために直接チェーン6やブラケット
4等を手で掴んで押したり引いたりしなければならない
ので、労力を要し、作業性が悪い。また、大重量の偏荷
重物の場合、チェーン6やブラケット4等も重くなるの
で、この種の吊り具は大重量の偏荷重物の吊上げには不
向きである。さらに、吊荷1を吊り上げているときに吊
荷1が揺れたり周囲の構造物に接触したりするとホイー
ル5が回転してチェーン6のバランスが崩れてしまう危
険性がある。
【0004】なお、図10に示すように、ブラケット4
に穿設したピン挿通孔7からホイール5に穿設したピン
挿通孔8にストッパピン9を挿入してホイール5をブラ
ケット4に対し固定できるように構成された吊り具が提
案されている。この吊り具の場合、吊荷1に対するホイ
ール5の位置を調整した後にストッパピン9を使用して
ホイール5をブラケット4に固定することにより、上述
したバランス崩れの危険性を回避することができる。し
かしながら、ホイール5のピン挿通孔8のピッチ間隔を
小さくするには限度があるので、ホイール5をストッパ
ピン9で固定しようとするとホイール5が吊荷1の重心
の真上からずれてしまうことがあり、荷物1を正確に水
平に保つことができなくなる。また、大型の偏荷重物の
場合、チェーン6が長尺となり、ホイール5の位置が高
くなるため、ホイール5を位置調整した後にストッパピ
ン9をピン挿通孔7,8に挿入する作業が困難になる。
また、図9の吊り具と同様に、ホイール5の位置調整に
は熟練と労力を要し、また作業に手間がかかる。
【0005】図11はキャッチ軸10とワイヤロープ1
1を用いた従来の調節形吊り具の例を示したものであ
る。この吊り具の場合、ワイヤロープ11は符号11a
の箇所でキャッチ軸10に巻回されており、ワイヤロー
プ11を緩めるとキャッチ軸10の周りの巻回部分11
aの輪が大きくなるのでキャッ軸10の位置調整をおこ
なうことができる。一方、キャッチ軸10をクレーン等
で吊り上げるとワイヤロープ11の巻回部がキャッチ軸
10を締付けるので、ワイヤロープ11に対するキャッ
チ軸10の位置が固定される。しかし、この吊り具にお
いてもキャッチ軸10の位置調整はワイヤロープ11を
緩めた状態で行う必要があり、吊荷の上げ降ろしと調整
を何度も行う必要があるので、調整作業に手間と熟練を
要し、またキャッチ軸10の位置調整のために直接キャ
ッチ軸10やワイヤロープ11等を手で掴んで押したり
引いたりしなければならないので、労力を要し、大重量
の偏荷重物の吊上げには不向きである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述したように、従来
の何れの調節形吊り具においても、吊荷の傾きの調整す
なわち支持具(ホイール、キャッチ軸等)の位置調整は
吊荷を吊った状態のまま行うことができず、吊り条(ワ
イヤロープ、チェーン等)を緩めた状態で行う必要があ
るため、何度も吊荷の上げ降ろしを行う必要があり、調
整作業に手間と熟練を要していた。また、支持具の位置
調整のために直接支持具や吊り条等を手で掴んで押した
り引いたりしなければならないので、労力を要し、大重
量の偏荷重物の吊上げには不向きであった。
【0007】したがって、本考案の目的は、偏荷重物で
あっても吊荷の水平度等の調整に熟練や労力を必要とせ
ず、迅速に調整作業を行うことができ、しかも、吊上げ
状態でバランスを崩す虞れのない吊り具を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案に係る吊り具は、吊り条を掛け渡した吊ホイ
ールと無端操作条を掛け渡した操作ホイールとをそれぞ
れ支持ブラケットに回転可能に軸支し、操作ホイールと
連動して回転する駆動ギアと吊ホイールと連動して回転
する被動ギアとを噛合し、駆動ギアおよび被動ギアは駆
動ギアの回転を被動ギアに伝え且つ負荷による被動ギア
の回転を駆動ギアにより規制する歯形形状とし、さらに
前記被動ギアを前記吊ホイールの両側に該吊ホイールと
一体に形成し前記駆動ギアと噛合させたことを特徴とす
る。
【0009】上記構成の吊り具を用いて吊荷を吊り上げ
る場合、吊ホイールに掛け渡された吊り条の両先端を吊
荷に繋ぎ、支持ブラケットをクレーン等で吊り上げて吊
り条にテンションを与え、吊荷を僅かだけ吊り上げる。
この状態で吊荷が傾いていれば、吊荷を吊ったまま操作
ホイールに掛け渡された無端操作条を操作して操作ホイ
ールを回転させる。これにより、駆動ギアが操作ホイー
ルと連動して回転し、被動ギアを介して吊ホイールを回
転させるので、吊ホイールは吊り条をその回転方向に送
りながら移動する。このようにして吊荷が水平になるま
で吊ホイールを移動させたら吊荷を更に吊り上げる。こ
のように、操作ホイールに掛け渡された無端操作条を操
作して操作ホイールを回転させることにより、吊り条に
テンションを与えたまま吊り条に対する吊ホイールの支
持位置を調整することができるので、吊荷を何度も上げ
たり降ろしたりする必要がなく、調整後に吊ホイールの
位置がずれることもない。したがって、熟練を要するこ
となく吊ホイールの位置調整作業を行うことができる。
また、操作ホイールに掛け渡した無端操作条で吊ホイー
ルの位置調整操作を行うことができるので、位置調整作
業を容易に行うことができる。さらに、駆動ギアと被動
ギアを用いるので両ギアの減速比分だけ軽い力で位置調
整操作を行うことができ、大重量の偏荷重物でも楽に水
平度の調整等を行うことができる。さらに、吊上げ状態
の吊荷が揺れたり周囲の構造物に接触したりすると吊ホ
イールには回転負荷が加わるが、負荷による被動ギアの
回転を駆動ギアで規制することができるので、吊り条に
対する吊ホイールの位置がずれて吊荷の荷重のバランス
が崩れる虞れはない。しかも、被動ギアは吊ホイールの
両側に該吊ホイールと一体に形成されて駆動ギアと噛合
しているので、操作ホイールから駆動ギアに伝えられる
回転駆動力を吊ホイールの両側の被動ギアを介してバラ
ンス良く吊ホイールに伝えることができる。したがっ
て、操作ホイールからの回転駆動力を無理なくまた効率
よく吊ホイールに伝えることができるので、操作性が向
上すると共に、駆動ギア及び被動ギアの偏摩粍を防止し
て耐久性を向上することができる。また、吊ホイールと
その両側の被動ギアとを一体に形成しているので部品点
数及び組付け工数を低減できると共に、一体形成による
精度の向上を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につき
説明する。
【0011】図1および図2は本考案による吊り具の第
1実施例を示したものであり、図3は吊り具の使用方法
を概略的に示したものである。
【0012】はじめに図1および図2を参照すると、吊
り具20は支持ブラケット21を備え、この支持ブラケ
ット21には吊ホイールとしてのチェーンスプロケット
22と操作ホイールとしてのチェーンスプロケット23
とが各々回転シヤフト24,25を介して回転可能に支
持されている。回転軸24,25はそれぞれ支持ブラケ
ツト21にベアリング(図示せず)を介して回転可能に
軸支されており、スプロケット22,23は回転シヤフ
ト24,25にそれぞれ固定されている。
【0013】チェーンスプロケット22には吊り条とし
てのチェーン26が掛け渡されており、チェーンスプロ
ケット23には無端操作条としての無端チェーン27が
掛け渡されている。チェーン26の両端にはそれぞれ吊
荷28(図3参照)を係止するためのフック29が取り
付けられている。
【0014】シヤフト25にはチェーンスプロケット2
3と連動して回転する駆動ギアとしてのウォーム30が
固定されており、シヤフト24に固定されたチェーンス
プロケット22の両側に被動ギアとしてのウォームホイ
ール31がスプロケット22と一体に形成されている。
ウォーム30とウォームホイール31はウォーム30回
転をウォームホイール31に伝えるが、負荷によるウォ
ームホイール31の回転をウォーム30で規制できるそ
れ自体周知の歯形形状を有する。
【0015】図1および図2から明かなように、ウォー
ムホイール31の回転軸線はチェーンスプロケット22
の回転軸線と同一軸線上にあり、ウォーム30の回転軸
線はウォームホイール31の回転軸線と直交しており、
チェーンスプロケット23の回転軸線はウォーム30の
回転軸線と同一軸線上にある。支持ブラケット21の頂
部にはクレーン等のフック33を係止するための係合リ
ング32が取り付けられている。このリング32は吊ホ
イールとしてのスプロケット22の真上に配置されるこ
とが好ましい。
【0016】次に、図3を参照して吊り具20の使用方
法を説明する。
【0017】吊り具20を用いて吊荷28を吊り上げる
場合、図3(a)に示すように、スプロケット22に掛
け渡されたチェーン26の両先端を吊荷28に繋ぎ、支
持ブラケット21をクレーン等(図示せず)で吊り上げ
てチェーン26にテンションを与え、吊荷28を僅かだ
け吊り上げる。この状態で吊荷28が傾いていれば、チ
エーンスプロケット23に掛け渡された無端チェーン2
7を操作してスプロケット23を回転させる。これによ
り、ウォーム30がスプロケット23と一体に回転し、
ウォームホイール31を介してスプロケット22を回転
させるので、スプロケット22はチェーン26をその回
転方向に送りながら移動する。このようにして、図3
(b)に示すように、吊荷28が水平になるまでスプロ
ケット22を移動させたら、吊荷28を更に吊り上げ
る。このように、無端チェーン27を操作してスプロケ
ット23を回転させることにより、チェーン26にテン
ションを与えたままチェーン26に対するスプロケット
22の支持位置を調整することができるので、吊荷28
を何度も上げ降ろしする必要がなく、また調整後にスプ
ロケット22の位置がずれることもない。したがって、
熟練を要することなくスプロケット22の位置調整作
業、すなわち、吊荷28の姿勢調整作業を行うことがで
きる。また、無端チェーン27の操作によりスプロケッ
ト22の位置調整を行うことができるので、スプロケッ
ト22が高い位置にあってもその位置調整作業を容易に
行うことができる。
【0018】さらに、ウォーム30とウォームホイール
31は、負荷によるウォームホイール31の回転をウォ
ーム30で規制できる歯形形状のものであるから、比較
的大きな減速比を有する。したがって、その減速比分だ
け軽い力で位置調整操作を行うことができるので、大型
大重量の偏荷重物でも楽に水平度の調整等を行うことが
できる。さらに、吊上げ状態の吊荷28が揺れたり周囲
の構造物に接触したりするとスプロケット22には回転
負荷が加わるが、ウォーム30は負荷によるウオームホ
イール31の回転を規制することができるので、チェー
ン26に対するスプロケット22の位置がずれて吊荷2
8の荷重のバランスが崩れる虞れはない。
【0019】上記実施例においては、吊ホイールとして
のチェーンスプロケット22の両側に被動ギアとしての
ウォームホイール31が形成されているので、ウオーム
30とウオームホイール31との噛合面積を大きくする
ことができ、機械的強度を大きくすることができる。
【0020】図4および図5は本考案による吊り具20
の第2実施例を示している。この第2実施例の吊り具2
0は、吊ホイールがワイヤロープリール42であり、吊
り条がこのワイヤロープリール42に巻回されるワイヤ
46を有する点が第1実施例と異なっている。他の構成
は第1実施例と同様である。この実施例においても、吊
り条としてのワイヤロープ46にテンションを与えた状
態でワイヤリール42を回転させつつ移動させることが
できる。
【0021】図6は吊り具20の第1参考例を示したも
のである。この第1参考例は吊ホイールとしてのチェー
ンスプロケット22と被動ギアとしてのウォームホイー
ル31とが別個に形成されており、スプロケット22と
ウォームホイール31は互いに離間して回転シヤフト2
4に固定されている。ウォームホイール31と噛合する
ウォーム30と操作ホイールとしたがってのチェーンス
プロケット23とは回転シヤフト25上に固定されてい
る。したがって、スプロケット23に掛け渡された無端
操作条としての無端チェーン27はスプロケット22に
掛け渡されたチェーン26から離間して垂れ下がってい
る。したがって、無端チェーン27を操作する際にチェ
ーン27とチェーン26とが接触しないので、チェーン
27の操作性が向上し、騒音の発生を防止できる。
【0022】図7(a),(b)は吊り具20の第2参
考例を示したものである。この第2参考例においては、
被動ギアとしてのウォームホイール31の回転軸線が吊
ホイールとしてのチェーンスプロケット22の回転軸線
と同一軸線上にあり、駆動ギアとしてのウォーム30の
回転軸線がウォームホイール31の回転軸線と直交して
おり、操作ホイールとしてのチェーンスプロケット23
の回転軸線がウォームホイール31の回転軸線と平行で
あり、ウォーム30とチェーンスプロケット23とが一
対のベベルギア61,62を介して連結されている。ウ
ォーム30と一方のベベルギア61は支持ブラケット2
1に回転可能に軸支された回転シヤフト63に固定され
ており、スプロケット23と他方のベベルギア62は支
持ブラケット21に回転可能に軸支された別の回転シヤ
フト64に固定されている。
【0023】この第2参考例の吊り具20においては、
吊ホイールとしてのスプロケット22と操作ホイールと
してのスプロケット23とが互いに平行な回転軸線の周
りに回転するので、チェーン26,27を接触させずに
チェーン27を操作できる。
【0024】以上、図示実施例につき説明したが、本考
案は上記第1及び第2実施例の態様のみに限定されるも
のではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した考案の
範囲内において、各構成要素に種々の変更を加えること
ができる。例えば、図7に示す第2参考例の吊り具20
においてはウォーム30とチェーンスプロケット23と
が一対のベベルギア61,62を介して連結されている
が、このような構成を上記第1実施例及び第2実施例に
適用してもよい。また、駆動ギアおよび被動ギアはウォ
ームとウォームホイールとの組合せに限られず、駆動ギ
アの回転を被動ギアに伝え且つ負荷による被動ギアの回
転を駆動ギアにより規制する歯形形状を有するものであ
ればよい。さらに、吊荷28の吊り方としては複数個の
吊り具20を適宜に組み合わせて3点吊り、4点吊り等
とすることも可能である。
【0025】
【考案の効果】以上の説明から明かなように、本考案に
よる吊り具は、無端操作条を操作して操作ホイールを回
転させることにより、吊り条にテンションを与えたまま
吊り条に対する吊ホイールの支持位置を調整することが
できるので、吊荷を何度も上げたり降ろしたりする必要
がなく、調整後に吊ホイールの位置がずれることもな
い。したがって、熟練を要することなく吊ホイールの位
置調整作業を行うことができる。また、操作ホイールに
掛け渡した無端操作条で吊ホイールの位置調整操作を行
うことができるので、位置調整作業を容易に行うことが
できる。さらに、駆動ギアと被動ギアを用いるので両ギ
アの減速比分だけ軽い力で位置調整操作を行うことがで
き、大型大重量の偏荷重物でも楽に水平度の調整等を行
うことができる。さらに、吊上げ状態の吊荷が揺れたり
周囲の構造物に接触したりすると吊ホイールには回転負
荷が加わるが、負荷による被動ギアの回転を駆動ギアで
規制できるので、吊り条に対する吊ホイールの位置がず
れて吊荷の荷重のバランスが崩れる虞れはない。しか
も、被動ギアは吊ホイールの両側に該吊ホイールと一体
に形成されて駆動ギアと噛合しているので、操作ホイー
ルから駆動ギアに伝えられる回転駆動力を吊ホイールの
両側の被動ギアを介してバランス良く吊ホイールに伝え
ることができる。したがって、操作ホイールからの回転
駆動力を無理なくまた効率よく吊ホイールに伝えること
ができるので、操作性が向上すると共に、駆動ギア及び
被動ギアの偏摩粍を防止して耐久性を向上することがで
きる。また、吊ホイールとその両側の被動ギアとを一体
に形成しているので部品点数及び組付け工数を低減でき
るとと共に、一体形成による精度の向上を図ることがで
きる。したがって、本考案によれば、偏荷重物であって
も吊荷の水平度等の調整に熟練や労力を必要とせず、迅
且つ容易に調整作業を行うことができ、しかも、吊上
げ状態でバランスを崩す虞れがなく安価で耐久性に優れ
吊り具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す吊り具の図2中A−
A線に沿った断面図である。
【図2】図1に示す吊り具の図1中B−B線に沿った断
面図である。
【図3】(a),(b)は第1実施例の吊り具の使用方
法を示す図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す吊り具の図5中C−
C線に沿った断面図である。
【図5】図4に示す吊り具の図4中D−D線に沿った断
面図である。
【図6】第1参考例を示す吊り具の概略断面図である。
【図7】第2参考例を示すもので、(a)は吊り具の同
図(b)中E−E線に沿った断面図、(b)は同図
(a)中F−F線に沿った断面図である。
【図8】定寸ワイヤロープを使用する従来の吊り具とそ
の使用方法を説明した図である。
【図9】(a),(b),(c)は従来の調節形吊り具
とその使用方法を説明した図である。
【図10】ストッパピンを備えた従来の調節形吊り具の
斜視図である。
【図11】従来の別の調節形吊り具とその使用方法を説
明した図である。
【符号の説明】
20 吊り具 21 支持ブラケット 22 チェーンスプロケット(吊ホイール) 23 チェーンスプロケット(操作ホイール) 24,25 回転シヤフト 26 チェーン(吊り条) 27 無端チェーン(無端操作条) 28 吊荷 29 フック 30 ウォーム(駆動ギア) 31 ウォームホイール(被動ギア) 42 ワイヤロープリール(吊ホイール) 46 ワイヤロープ(吊り条) 61,62 ベベルギア 63,64 回転シヤフト

Claims (7)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り条を掛け渡した吊ホイールと無端操
    作条を掛け渡した操作ホイールとをそれぞれ支持ブラケ
    ットに回転可能に軸支し、操作ホイールと連動して回転
    する駆動ギアと吊ホイールと連動して回転する被動ギア
    とを噛合し、駆動ギアおよび被動ギアは駆動ギアの回転
    を被動ギアに伝え且つ負荷による被動ギアの回転を駆動
    ギアにより規制する歯形形状とした吊り具において、前
    記被動ギアを前記吊ホイールの両側に該吊ホイールと一
    体に形成し前記駆動ギアと噛合させたことを特徴とする
    吊り具。
  2. 【請求項2】 吊ホイールがチェーンスプロケットであ
    り、吊り条がこのチェーンスプロケットと噛合するチェ
    ーンを有する請求項1に記載の吊り具。
  3. 【請求項3】 吊ホイールがワイヤロープリールであ
    り、吊り条がこのワイヤロープリールに巻回されるワイ
    ヤロープを有する請求項1に記載の吊り具。
  4. 【請求項4】 操作ホイールがチェーンスプロケットで
    あり、無端操作条がこのチェーンスプロケットと噛合す
    るチェーンからなる請求項1記載の吊り具。
  5. 【請求項5】 被動ギアの回転軸線が吊ホイールの回転
    軸線と同一軸線上にあり、駆動ギアの回転軸線が被動ギ
    アの回転軸線と直交しており、操作ホイールの回転軸線
    が駆動ギアの回転軸線と同一軸線上にある請求項1記載
    の吊り具。
  6. 【請求項6】 被動ギアの回転軸線が吊ホイールの回転
    軸線と同一軸線上にあり、駆動ギアの回転軸線が被動ギ
    アの回転軸線と直交しており、操作ホイールの回転軸線
    が被動ギアの回転軸線と平行であり、駆動ギアと操作ホ
    イールとが一対のベベルギアを介して連結されている請
    求項1に記載の吊り具。
  7. 【請求項7】 駆動ギアがウォームであり、被動ギアが
    ウォームホイールである請求項1に記載の吊り具。
JP1993016021U 1993-03-09 1993-03-09 吊り具 Expired - Lifetime JP2547842Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993016021U JP2547842Y2 (ja) 1993-03-09 1993-03-09 吊り具
PCT/JP1993/000796 WO1995000433A1 (fr) 1993-03-09 1993-06-15 Dispositif de suspension
CN94102021A CN1048693C (zh) 1993-03-09 1994-03-02 吊车装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993016021U JP2547842Y2 (ja) 1993-03-09 1993-03-09 吊り具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0667475U JPH0667475U (ja) 1994-09-22
JP2547842Y2 true JP2547842Y2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=11904920

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