JPH0667475U - 吊り具 - Google Patents

吊り具

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JPH0667475U JP1602193U JP1602193U JPH0667475U JP H0667475 U JPH0667475 U JP H0667475U JP 1602193 U JP1602193 U JP 1602193U JP 1602193 U JP1602193 U JP 1602193U JP H0667475 U JPH0667475 U JP H0667475U
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    • B66C1/10Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means
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    • B66C1/12Slings comprising chains, wires, ropes, or bands; Nets
    • B66C1/125Chain-type slings

Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷重の偏った重量物であっても吊荷の水平度
等の調整に熟練や労力を必要とせず、迅速に調整作業を
行うことができ、しかも、吊上げ状態でバランスを崩す
虞れのない吊り具を提供する。 【構成】 吊り条としてのチェーン26を掛け渡したチ
ェーンスプロケット22と無端チェーンを掛け渡したチ
ェーンスプロケット23とをそれぞれ支持ブラケット2
1に回転可能に軸支し、スプロケット23と連動して回
転する駆動ウォーム30と一体の被動ウォームホイール
31とを噛合する。無端チェーン27を操作してスプロ
ケット23を回転させることにより、チェーン26にテ
ンションを与えて吊荷28を吊ったままスプロケット2
2を回転させ、チェーン26に対するスプロケット22
の支持位置を調整する。負荷によるウォームホイール3
1の回転はウォーム30により規制される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は工場、倉庫、港湾荷役、土木建設等で吊荷の吊上げ作業に使用する吊 り具に関し、更に詳しくは、荷重の偏った吊荷の水平吊りを容易に行うことがで きるバランス調節形吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より吊荷の吊上げに使用する種々のタイプの吊り具が考案されている。図 8は最も単純な定寸ワイヤロープを用いた従来の吊り具の例を示したものである 。この吊り具は荷重の偏った吊荷1の重心位置に合わせて予め左右のワイヤロー プ2,3を所定長さに作製しておくものである。この吊り具の場合、構成は簡単 であるが、サイズや重心位置の異なる多種の吊荷1の吊上げには対応しきれず、 また、ワイヤロープ2,3に寸法誤差があると吊荷1を水平に吊り上げることが できなくなる。
【0003】 図9(a) 〜(c) はブラケット4に回転可能に支持されたホイール5と、チェー ン6とを用いた従来のバランス調節形吊り具の例を示したものである。この吊り 具で偏荷重の吊荷1を吊り上げる場合、一般に偏荷重物はその重心位置がわかり にくいので、同図(a) に示すように、クレーン等で吊荷1を僅かに吊り上げてみ て荷物1の傾き具合を確認し、その後同図(b) に示すように一旦吊荷1を降ろし 、チェーン6を緩めてホイール5の位置を調整し、このような吊荷1の上げ降ろ しと調整を何度か繰返し、吊荷1が水平に持ち上がることを確認できたら、同図 (c)に示すように吊荷1を本格的に吊り上げるという方法がとられている。この ように、ホイール5の位置を調整するために何度も吊荷1の上げ降ろしを繰り返 す必要があるので、作業能率が悪い。また、チェーン6を緩めてホイール5の位 置を調整した後、クレーン等でホイール5を吊り上げるときにチェーン6にテン ションがかかるまでにホイール5の位置がずれてしまうことがあるので、吊荷1 の水平度を出すことが難しく、作業に熟練を要する。さらにホイール5の位置調 整のために直接チェーン6やブラケット4等を手で掴んで押したり引いたりしな ければならないので、労力を要し、作業性が悪い。また、大重量の偏荷重物の場 合、チェーン6やブラケット4等も重くなるので、この種の吊り具は大重量の偏 荷重物の吊上げには不向きである。さらに、吊荷1を吊り上げているときに吊荷 1が揺れたり周囲の構造物に接触したりするとホイール5が回転してチェーン6 のバランスが崩れてしまう危険性がある。
【0004】 なお、図10に示すように、ブラケット4に穿設したピン挿通孔7からホイー ル5に穿設したピン挿通孔8にストッパピン9を挿入してホイール5をブラケッ ト4に対し固定できるように構成された吊り具が提案されている。この吊り具の 場合、吊荷1に対するホイール5の位置を調整した後にストッパピン9を使用し てホイール5をブラケット4に固定することにより、上述したバランス崩れの危 険性を回避することができる。しかしながら、ホイール5のピン挿通孔8のピッ チ間隔を小さくするには限度があるので、ホイール5をストッパピン9で固定し ようとするとホイール5が吊荷1の重心の真上からずれてしまうことがあり、荷 物1を正確に水平に保つことができなくなる。また、大型の偏荷重物の場合、チ ェーン6が長尺となり、ホイール5の位置が高くなるため、ホイール5を位置調 整した後にストッパピン9をピン挿通孔7,8に挿入する作業が困難になる。ま た、図9の吊り具と同様に、ホイール5の位置調整には熟練と労力を要し、また 作業に手間がかかる。
【0005】 図11はキャッチ軸10とワイヤロープ11を用いた従来の調節形吊り具の例 を示したものである。この吊り具の場合、ワイヤロープ11は符号11aの箇所 でキャッチ軸10に巻回されており、ワイヤロープ11を緩めるとキャッチ軸1 0の周りの巻回部分11aの輪が大きくなるのでキャッ軸10の位置調整をおこ なうことができる。一方、キャッチ軸10をクレーン等で吊り上げるとワイヤロ ープ11の巻回部がキャッチ軸10を締付けるので、ワイヤロープ11に対する キャッチ軸10の位置が固定される。しかし、この吊り具においてもキャッチ軸 10の位置調整はワイヤロープ11を緩めた状態で行う必要があり、吊荷の上げ 降ろしと調整を何度も行う必要があるので、調整作業に手間と熟練を要し、また キャッチ軸10の位置調整のために直接キャッチ軸10やワイヤロープ11等を 手で掴んで押したり引いたりしなければならないので、労力を要し、大重量の偏 荷重物の吊上げには不向きである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の何れの調節形吊り具においても、吊荷の傾きの調整す なわち支持具(ホイール、キャッチ軸等)の位置調整は吊荷を吊った状態のまま 行うことができず、吊り条(ワイヤロープ、チェーン等)を緩めた状態で行う必 要があるため、何度も吊荷の上げ降ろしを行う必要があり、調整作業に手間と熟 練を要していた。また、支持具の位置調整のために直接支持具や吊り条等を手で 掴んで押したり引いたりしなければならないので、労力を要し、大重量の偏荷重 物の吊上げには不向きであった。
【0007】 したがって、本考案の目的は、偏荷重物であっても吊荷の水平度等の調整に熟 練や労力を必要とせず、迅速に調整作業を行うことができ、しかも、吊上げ状態 でバランスを崩す虞れのない吊り具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案に係る吊り具は、吊り条を掛け渡した吊ホ イールと無端操作条を掛け渡した操作ホイールとをそれぞれ支持ブラケットに回 転可能に軸支し、操作ホイールと連動して回転する駆動ギアと吊ホイールと連動 して回転する被動ギアとを噛合し、駆動ギアおよび被動ギアは駆動ギアの回転を 被動ギアに伝え且つ負荷による被動ギアの回転を駆動ギアにより規制する歯形形 状としたことを特徴とする。
【0009】 上記構成の吊り具を用いて吊荷を吊り上げる場合、吊ホイールに掛け渡された 吊り条の両先端を吊荷に繋ぎ、支持ブラケットをクレーン等で吊り上げて吊り条 にテンションを与え、吊荷を僅かだけ吊り上げる。この状態で吊荷が傾いていれ ば、吊荷を吊ったまま操作ホイールに掛け渡された無端操作条を操作して操作ホ イールを回転させる。これにより、駆動ギアが操作ホイールと連動して回転し、 被動ギアを介して吊ホイールを回転させるので、吊ホイールは吊り条をその回転 方向に送りながら移動する。このようにして吊荷が水平になるまで吊ホイールを 移動させたら吊荷を更に吊り上げる。このように、操作ホイールに掛け渡された 無端操作条を操作して操作ホイールを回転させることにより、吊り条にテンショ ンを与えたまま吊り条に対する吊ホイールの支持位置を調整することができるの で、吊荷を何度も上げたり降ろしたりする必要がなく、調整後に吊ホイールの位 置がずれることもない。したがって、熟練を要することなく吊ホイールの位置調 整作業を行うことができる。また、操作ホイールに掛け渡した無端操作条で吊ホ イールの位置調整操作を行うことができるので、位置調整作業を容易に行うこと ができる。さらに、駆動ギアと被動ギアを用いるので両ギアの減速比分だけ軽い 力で位置調整操作を行うことができ、大重量の偏荷重物でも楽に水平度の調整等 を行うことができる。さらに、吊上げ状態の吊荷が揺れたり周囲の構造物に接触 したりすると吊ホイールには回転負荷が加わるが、負荷による被動ギアの回転を 駆動ギアで規制することができるので、吊り条に対する吊ホイールの位置がずれ て吊荷の荷重のバランスが崩れる虞れはない。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例につき説明する。
【0011】 図1および図2は本考案による吊り具の第1実施例を示したものであり、図3 は吊り具の使用方法を概略的に示したものである。
【0012】 はじめに図1および図2を参照すると、吊り具20は支持ブラケット21を備 え、この支持ブラケット21には吊ホイールとしてのチェーンスプロケット22 と操作ホイールとしてのチェーンスプロケット23とが各々回転シヤフト24, 25を介して回転可能に支持されている。回転軸24,25はそれぞれ支持ブラ ケット21にベアリング(図示せず)を介して回転可能に軸支されており、スプ ロケット22,23は回転シヤフト24,25にそれぞれ固定されている。
【0013】 チェーンスプロケット22には吊り条としてのチェーン26が掛け渡されてお り、チェーンスプロケット23には無端操作条としての無端チェーン27が掛け 渡されている。チェーン26の両端にはそれぞれ吊荷28(図3参照)を係止す るためのフック29が取り付けられている。
【0014】 シヤフト25にはチェーンスプロケット23と連動して回転する駆動ギアとし てのウォーム30が固定されており、シヤフト24に固定されたチェーンスプロ ケット22の両側に被動ギアとしてのウォームホイール31がスプロケット22 と一体に形成されている。ウォーム30とウォームホイール31はウォーム30 回転をウォームホイール31に伝えるが、負荷によるウォームホイール31の回 転をウォーム30で規制できるそれ自体周知の歯形形状を有する。
【0015】 図1および図2から明かなように、ウォームホイール31の回転軸線はチェー ンスプロケット22の回転軸線と同一軸線上にあり、ウォーム30の回転軸線は ウォームホイール31の回転軸線と直交しており、チェーンスプロケット23の 回転軸線はウォーム30の回転軸線と同一軸線上にある。支持ブラケット21の 頂部にはクレーン等のフック33を係止するための係合リング32が取り付けら れている。このリング32は吊ホイールとしてのスプロケット22の真上に配置 されることが好ましい。
【0016】 次に、図3を参照して吊り具20の使用方法を説明する。 吊り具20を用いて吊荷28を吊り上げる場合、図3(a) に示すように、スプ ロケット22に掛け渡されたチェーン26の両先端を吊荷28に繋ぎ、支持ブラ ケット21をクレーン等(図示せず)で吊り上げてチェーン26にテンションを 与え、吊荷28を僅かだけ吊り上げる。この状態で吊荷28が傾いていれば、チ ェーンスプロケット23に掛け渡された無端チェーン27を操作してスプロケッ ト23を回転させる。これにより、ウォーム30がスプロケット23と一体に回 転し、ウォームホイール31を介してスプロケット22を回転させるので、スプ ロケット22はチェーン26をその回転方向に送りながら移動する。このように して、図3(b) に示すように、吊荷28が水平になるまでスプロケット22を移 動させたら、吊荷28を更に吊り上げる。このように、無端チェーン27を操作 してスプロケット23を回転させることにより、チェーン26にテンションを与 えたままチェーン26に対するスプロケット22の支持位置を調整することがで きるので、吊荷28を何度も上げ降ろしする必要がなく、また調整後にスプロケ ット22の位置がずれることもない。したがって、熟練を要することなくスプロ ケット22の位置調整作業、すなわち、吊荷28の姿勢調整作業を行うことがで きる。また、無端チェーン27の操作によりスプロケット22の位置調整を行う ことができるので、スプロケット22が高い位置にあってもその位置調整作業を 容易に行うことができる。
【0017】 さらに、ウォーム30とウォームホイール31は、負荷によるウォームホイー ル31の回転をウォーム30で規制できる歯形形状のものであるから、比較的大 きな減速比を有する。したがって、その減速比分だけ軽い力で位置調整操作を行 うことができるので、大型大重量の偏荷重物でも楽に水平度の調整等を行うこと ができる。さらに、吊上げ状態の吊荷28が揺れたり周囲の構造物に接触したり するとスプロケット22には回転負荷が加わるが、ウォーム30は負荷によるウ ォームホイール31の回転を規制することができるので、チェーン26に対する スプロケット22の位置がずれて吊荷28の荷重のバランスが崩れる虞れはない 。
【0018】 上記実施例においては、吊ホイールとしてのチェーンスプロケット22の両側 に被動ギアとしてのウォームホイール31が形成されているので、ウォーム30 とウォームホイール31との噛合面積を大きくすることができ、機械的強度を大 きくすることができる。
【0019】 図4から図7までは本考案の第2〜第4実施例を示したものである。これらの 図において上記実施例と同様の構成要素には同一参照符号が付されている。
【0020】 図4および図5は本考案による吊り具20の第2実施例を示している。この第 2実施例の吊り具20は、吊ホイールがワイヤロープリール42であり、吊り条 がこのワイヤロープリール42に巻回されるワイヤ46を有する点が第1実施例 と異なっている。他の構成は第1実施例と同様である。この実施例においても、 吊り条としてのワイヤロープ46にテンションを与えた状態でワイヤリール42 を回転させつつ移動させることができる。
【0021】 図6は本考案による吊り具20の第3実施例を示したものである。この実施例 は吊ホイールとしてのチェーンスプロケット22と被動ギアとしてのウォームホ イール31とが別個に形成されており、スプロケット22とウォームホイール3 1は互いに離間して回転シヤフト24に固定されている。ウォームホイール31 と噛合するウォーム30と操作ホイールとしたがってのチェーンスプロケット2 3とは回転シヤフト25上に固定されている。したがって、スプロケット23に 掛け渡された無端操作条としての無端チェーン27はスプロケット22に掛け渡 されたチェーン26から離間して垂れ下がっている。したがって、無端チェーン 27を操作する際にチェーン27とチェーン26とが接触しないので、チェーン 27の操作性が向上し、騒音の発生を防止できる。
【0022】 図7(a) ,(b) は本考案による吊り具20の第4実施例を示したものである。 この実施例においては、被動ギアとしてのウォームホイール31の回転軸線が吊 ホイールとしてのチェーンスプロケット22の回転軸線と同一軸線上にあり、駆 動ギアとしてのウォーム30の回転軸線がウォームホイール31の回転軸線と直 交しており、操作ホイールとしてのチェーンスプロケット23の回転軸線がウォ ームホイール31の回転軸線と平行であり、ウォーム30とチェーンスプロケッ ト23とが一対のベベルギア61,62を介して連結されている。ウォーム30 と一方のベベルギア61は支持ブラケット21に回転可能に軸支された回転シヤ フト63に固定されており、スプロケット23と他方のベベルギア62は支持ブ ラケット21に回転可能に軸支された別の回転シヤフト64に固定されている。
【0023】 この第4実施例の吊り具20においては、吊ホイールとしてのスプロケット2 2と操作ホイールとしてのスプロケット23とが互いに平行な回転軸線の周りに 回転するので、チェーン26,27を接触させずにチェーン27を操作できる。 以上、図示実施例につき説明したが、本考案は上記実施例の態様のみに限定さ れるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した考案の範囲内において、 各構成要素に種々の変更を加えることができる。例えば、図6および図7に示す 第3および第4実施例の吊り具20において、吊り条としてのチェーン26およ び吊ホイールとしてのチェーンスプロケット22の代わりにそれぞれ第2実施例 と同様のワイヤロープ46およびワイヤリール42を用いてもよい。また、駆動 ギアおよび被動ギアはウォームとウォームホイールとの組合せに限られず、駆動 ギアの回転を被動ギアに伝え且つ負荷による被動ギアの回転を駆動ギアにより規 制する歯形形状を有するものであればよい。さらに、吊荷28の吊り方としては 複数個の吊り具20を適宜に組み合わせて3点吊り、4点吊り等とすることも可 能である。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明から明かなように、本考案による吊り具は、無端操作条を操作して 操作ホイールを回転させることにより、吊り条にテンションを与えたまま吊り条 に対する吊ホイールの支持位置を調整することができるので、吊荷を何度も上げ たり降ろしたりする必要がなく、調整後に吊ホイールの位置がずれることもない 。したがって、熟練を要することなく吊ホイールの位置調整作業を行うことがで きる。また、操作ホイールに掛け渡した無端操作条で吊ホイールの位置調整操作 を行うことができるので、位置調整作業を容易に行うことができる。さらに、駆 動ギアと被動ギアを用いるので両ギアの減速比分だけ軽い力で位置調整操作を行 うことができ、大型大重量の偏荷重物でも楽に水平度の調整等を行うことができ る。さらに、吊上げ状態の吊荷が揺れたり周囲の構造物に接触したりすると吊ホ イールには回転負荷が加わるが、負荷による被動ギアの回転を駆動ギアで規制で きるので、吊り条に対する吊ホイールの位置がずれて吊荷の荷重のバランスが崩 れる虞れはない。したがって、本考案によれば、偏荷重物であっても吊荷の水平 度等の調整に熟練や労力を必要とせず、迅速に調整作業を行うことができ、しか も、吊上げ状態でバランスを崩す虞れのない吊り具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す吊り具の図2中A−
A線に沿った断面図である。
【図2】図1に示す吊り具の図1中B−B線に沿った断
面図である。
【図3】(a) ,(b) は第1実施例の吊り具の使用方法を
示す図である。
【図4】本考案の第2実施例を示す吊り具の図5中C−
C線に沿った断面図である。
【図5】図4に示す吊り具の図4中D−D線に沿った断
面図である。
【図6】本考案の第3実施例を示す吊り具の概略断面図
である。
【図7】本考案の第4実施例を示すもので、(a) は吊り
具の同図(b) 中E−E線に沿った断面図、(b) は同図
(a) 中F−F線に沿った断面図である。
【図8】定寸ワイヤロープを使用する従来の吊り具とそ
の使用方法を説明した図である。
【図9】(a) ,(b) ,(c) は従来の調節形吊り具とその
使用方法を説明した図である。
【図10】ストッパピンを備えた従来の調節形吊り具の
斜視図である。
【図11】従来の別の調節形吊り具とその使用方法を説
明した図である。
【符号の説明】
20 吊り具 21 支持ブラケット 22 チェーンスプロケット(吊ホイール) 23 チェーンスプロケット(操作ホイール) 24,25 回転シヤフト 26 チェーン(吊り条) 27 無端チェーン(無端操作条) 28 吊荷 29 フック 30 ウォーム(駆動ギア) 31 ウォームホイール(被動ギア) 42 ワイヤロープリール(吊ホイール) 46 ワイヤロープ(吊り条) 61,62 ベベルギア 63,64 回転シヤフト

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊り条を掛け渡した吊ホイールと無端操
    作条を掛け渡した操作ホイールとをそれぞれ支持ブラケ
    ットに回転可能に軸支し、操作ホイールと連動して回転
    する駆動ギアと吊ホイールと連動して回転する被動ギア
    とを噛合し、駆動ギアおよび被動ギアは駆動ギアの回転
    を被動ギアに伝え且つ負荷による被動ギアの回転を駆動
    ギアにより規制する歯形形状としたことを特徴とする吊
    り具。
  2. 【請求項2】 吊ホイールの両側に駆動ギアと噛合する
    被動ギアが一体に形成されている請求項1に記載の吊り
    具。
  3. 【請求項3】 吊ホイールがチェーンスプロケットであ
    り、吊り条がこのチェーンスプロケットと噛合するチェ
    ーンを有する請求項1に記載の吊り具。
  4. 【請求項4】 吊ホイールがワイヤロープリールであ
    り、吊り条がこのワイヤロープリールに巻回されるワイ
    ヤロープを有する請求項1に記載の吊り具。
  5. 【請求項5】 操作ホイールがチェーンスプロケットで
    あり、無端操作条がこのチェーンスプロケットと噛合す
    るチェーンからなる請求項1記載の吊り具。
  6. 【請求項6】 被動ギアの回転軸線が吊ホイールの回転
    軸線と同一軸線上にあり、駆動ギアの回転軸線が被動ギ
    アの回転軸線と直交しており、操作ホイールの回転軸線
    が駆動ギアの回転軸線と同一軸線上にある請求項1記載
    の吊り具。
  7. 【請求項7】 被動ギアの回転軸線が吊ホイールの回転
    軸線と同一軸線上にあり、駆動ギアの回転軸線が被動ギ
    アの回転軸線と直交しており、操作ホイールの回転軸線
    が被動ギアの回転軸線と平行であり、駆動ギアと操作ホ
    イールとが一対のベベルギアを介して連結されている請
    求項1に記載の吊り具。
  8. 【請求項8】 駆動ギアがウォームであり、被動ギアが
    ウォームホイールである請求項1に記載の吊り具。
JP1993016021U 1993-03-09 1993-03-09 吊り具 Expired - Lifetime JP2547842Y2 (ja)

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