JP4190854B2 - トロリクレーン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトロリクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11、図12は従来のトロリクレーンのうち、特に巻上索が16本のトロリクレーンであり、このトロリクレーンは、水平に架設したガーダ(図示せず)に沿って横行するトロリ台枠101と、該トロリ台枠101に昇降可能に吊り下げるべきヘッドブロック102とを備えている。
【0003】
トロリ台枠101の上方には左右一対の巻上ドラム103を備え、トロリ台枠101の前方両側部、後方両側部には、ヘッドブロック102の左右方向への振れを抑制するための案内滑車104,105を夫々枢支し、トロリ台枠101における案内滑車104,105の至近には、ヘッドブロック102の前後方向への振れを抑制するための一対の案内滑車106,107を夫々枢支し、又、トロリ台枠101における案内滑車104,105の上方近傍で巻上ドラムに相対する位置には転向滑車108,109を枢支すると共に、案内滑車104,105,106,107の近傍には複数の係止部材110,111,112,113を設けている。一方、ヘッドブロック102の前端中央部、後端中央部には、昇降滑車114,115を夫々2つずつ、両側中央部には、昇降滑車116を左右に夫々2つずつ枢支しており、ヘッドブロック102の下部には、揚重対象物に係合可能なフック等吊具(図示せず)を有している。
【0004】
巻上ドラム103の外側位置には、転向滑車108、案内滑車104及び昇降滑車114を介して係止部材110まで延在する2本の巻上索117と、転向滑車109、案内滑車105及び昇降滑車115を介して係止部材111まで延在する2本の巻上索118とを備えている。2本の巻上索117は、互いに交差するよう昇降滑車114に巻き掛けられると共に、巻上ドラム103と転向滑車108の間でS字曲げの配置に掛け廻されており、2本の巻上索118は、互いに交差する配置されてよう昇降滑車115に巻き掛けられている。ここで、巻上索117のS字曲げとは、巻上索117が巻上ドラム、転向滑車、案内滑車等(図11では巻上ドラム103)により一方に曲げられた後、今度は巻上索117の進行に伴って巻上ドラム、転向滑車、案内滑車等(図11では転向滑車108)により他方(図11では逆方向)に曲げられることをいい、以下、S字曲げは同様の意味を示す。
【0005】
又、巻上ドラム103の内側位置には、案内滑車106及び昇降滑車116を介して係止部材112まで延在する左右で2本の巻上索119と、案内滑車107及び昇降滑車116を介して係止部材113まで延在する左右で2本の巻上索120とを備え、前後で2本の巻上索119,120は、互いに交差するよう昇降滑車116に巻き掛けられており、そのうち巻上索119は、巻上ドラム103と案内滑車106の間でS字曲げの配置に掛け廻されている。
【0006】
上述した巻上索117、118、119,120の巻き掛け形式を採用して16本のタスキ掛けのトロリクレーンを形成することにより、トロリ台枠101とヘッドブロック102の間における巻上索117,117の間隔、巻上索118,118の間隔、左右の巻上索119,120の間隔が、トロリ台枠101に近づくほど拡大している。
【0007】
図11、図12に示すトロリクレーンでは、巻上ドラム103を回転させて巻上索117、118、119,120を同時に繰り出すと、案内滑車104、105、106、107と昇降滑車114、115、116の間での夫々の巻上索117、118、119,120の見掛けの繰り出し長が増大し、トロリ台枠101に対してヘッドブロック102が下降する。一方、これとは逆に、巻上ドラム103を逆回転させて巻上索117、118、119,120を同時に巻き取ると、これらの巻上索117、118、119,120の見掛けの繰り出し長が減少し、トロリ台枠101に対してヘッドブロック102が上昇する。
【0008】
又、2本の巻上索117に作用する張力と2本の巻上索118に作用する張力により、ヘッドブロック102の左右方向への振れが抑制され、巻上索119,120に作用する張力と巻上索119,120に作用する張力により、ヘッドブロック102の前後方向への振れが抑制される。
【0009】
図13〜図16はトロリクレーンの他の例であって、特に巻上索が6本のトロリクレーンであり、このトロリクレーンは、水平に架設したガーダ(図示せず)に沿って横行するトロリ台枠201と、該トロリ台枠201に昇降可能に吊り下げるべきヘッドブロック202とを備えている。
【0010】
トロリ台枠201の上方には巻上ドラム203を備え、トロリ台枠201の前端右側部、前端左側部で下面至近には、トロリ台枠201の横行方向に対して夫々異なる方向へ回転軸を備える一対の案内滑車204及び一対の案内滑車205を夫々枢支し、トロリ台枠201の後端中央部で下面至近には、トロリ台枠201の横行方向に対して略直角方向へ回転軸を備える一対の案内滑車206を枢支し、又、トロリ台枠201における案内滑車204,205,206の上方近傍で巻上ドラム203に相対する位置には一対の転向滑車207,208,209を夫々枢支している。一方、ヘッドブロック202の前端部、後端右側部、後端左側部には、連結具210,211,212を備えており、ヘッドブロック202の下部には、揚重対象物に係合可能なフック吊具213を有している。
【0011】
ここで、連結具210,211,212は、ヘッドブロック202のブラケット214にピン215を介して枢着される可傾機構216と、可傾機構216の上部に枢着した2つのターンバックル217,218とを備え、可傾機構216は、左右の傾斜を調整し得るイコライザを構成するよう、ピン215側に位置する基部支持部219と、ターンバックル側に位置して基部支持部219に直交ピン220を介して枢着される連結支持部221と、基部支持部219と連結支持部221とを所望の角度で固定するよう連結支持部221の両側に配置されるスクリュー軸222及び螺合ホルダ223の固定手段224とを備えている。
【0012】
一方、巻上ドラム203の一方の外側位置には、転向滑車207及び案内滑車204を介して連結具210のターンバックル217及び連結具211のターンバックル218に夫々接続される巻上索225及び巻上索226とを備え、巻上ドラム203の他方の外側位置には、転向滑車208及び案内滑車205を介して連結具210のターンバックル218及び連結具212のターンバックル217に夫々接続される巻上索227及び巻上索228とを備えている。巻上ドラム203の内側位置には、転向滑車209及び案内滑車206を介して連結具211のターンバックル217及び連結具212のターンバックル218に夫々接続される巻上索229及び巻上索230とを備えている。ここで、巻上索225〜228は、巻上ドラム203と転向滑車207,208の間でS字曲げの配置に掛け廻されている。なお、図中、231は巻上ドラム203を回転させる駆動装置を示している。
【0013】
上述した巻上索225〜230の巻き掛け形式を採用して6本のトロリクレーンを形成することにより、トロリ台枠201とヘッドブロック202の間における巻上索225,227の間隔、巻上索226,229の間隔、及び巻上索227,228の間隔が、トロリ台枠201に近づくほど拡大している。
【0014】
図13〜図16に示すトロリクレーンでは、駆動装置231により巻上ドラム203を回転させて巻上索225〜230を同時に繰り出すと、案内滑車204,205,206と連結具210,211,212の間での巻上索225〜230の見掛けの繰り出し長が増大し、トロリ台枠201に対してヘッドブロック202が下降する。一方、これとは逆に、駆動装置231によって巻上ドラム203を逆回転させて巻上索225〜230を同時に巻き取ると、これらの巻上索225〜230の見掛けの繰り出し長が減少し、トロリ台枠201に対してヘッドブロック202が上昇する。
【0015】
又、トロリ台枠201とヘッドブロック202の間における巻上索225,227の間隔、巻上索228,230の間隔、及び巻上索226,229の間隔を、トロリ台枠201に近づくほど拡大させていることにより、巻上索225,227に作用する張力、巻上索228,230に作用する張力、及び巻上索225,227に作用する張力により、ヘッドブロック202の前後左右への振れを抑制する。ここで、トロリクレーンに関しては、例えば、次の特許文献1等において開示がなされている。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−193676号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図11、図12に示すトロリクレーンでは巻上索119がS字曲げに配置され、且つ他の巻上索117,118が転向滑車108,109、案内滑車104,105及び昇降滑車114,115によって曲げ回数を3回以上に構成されると共に、図13〜図16に示すトロリクレーンでは巻上索225〜228がS字曲げに配置されるので、夫々の巻上索117〜119、225〜228の寿命が短く、トロリクレーンの管理及び維持コストが上昇するといった問題がある。
【0018】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、巻上索の寿命を長くし得るトロリクレーンを提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、トロリ台枠に設けられた一本の巻上ドラムと、
前記トロリ台枠に枢支して巻上ドラムに相対する2つの転向滑車と、
前記巻上ドラム及び転向滑車の下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ前記トロリ台枠の横行方向に対して異なる方向の直線上に回転円周の方向を向ける2つの第一の案内滑車と、
前記巻上ドラム及び転向滑車の下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ前記トロリ台枠の横行方向に対して異なる方向の直線上に回転円周の方向を向けると共に第一の案内滑車と異なる方向に回転軸を備える2つの第二の案内滑車と、
前記巻上ドラム及び転向滑車の下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ前記トロリ台枠の横行方向に対して異なる方向の直線上に回転円周の方向を向けると共に第一の案内滑車及び第二の案内滑車と異なる方向に回転軸を備える2つの第三の案内滑車と、
前記トロリ台枠の下方に位置すべき構体と、
前記巻上ドラムより一方の第一の案内滑車を介して垂下する一方の第一の巻上索と、
前記巻上ドラムより一方の転向滑車及び他方の第一の案内滑車を介するよう延在して垂下する他方の第一の巻上索と、
前記巻上ドラムより一方の第二の案内滑車を介して垂下する一方の第二の巻上索と、
前記巻上ドラムより他方の転向滑車及び他方の第二の案内滑車を介するよう延在して垂下する他方の第二の巻上索と、
前記巻上ドラムより2つの第三の案内滑車を介して垂下する2本の第三の巻上索と、
前記2本の第一の巻上索を構体にまとめて接続する第一の連結具と、
前記2本の第二の巻上索を構体にまとめて接続する第二の連結具と、
前記2本の第三の巻上索を構体にまとめて接続する第三の連結具とを備え、
前記第一の案内滑車、第二の案内滑車及び第三の案内滑車から構体までの第一の巻上索、第二の巻上索及び第三の巻上索は水平面で三角形の辺上に配置され、且つ前記巻上ドラムから構体までの第一の巻上索、第二の巻上索及び第三の巻上索はS字曲げを無くして巻き掛けられたことを特徴とするトロリクレーン、に係るものである。
【0020】
本発明の請求項2に記載の発明は、トロリ台枠に設けられて水平面で三角形の辺上に配置される第一の巻上ドラム、第二の巻上ドラム及び第三の巻上ドラムと、
前記第一の巻上ドラムの下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ第一の巻上ドラムの回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第一の案内滑車及び一対の第二の案内滑車と、
前記第二の巻上ドラムの下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ第二の巻上ドラムの回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第三の案内滑車及び一対の第四の案内滑車と、
前記第三の巻上ドラムの下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ第三の巻上ドラムの回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第五の案内滑車及び一対の第六の案内滑車と、
前記トロリ台枠の下方に位置すべき構体と、
前記第一の巻上ドラムより第一の案内滑車及び第二案内滑車を介して垂下する2本の第一の巻上索及び2本の第二の巻上索と、
前記第二の巻上ドラムより第三の案内滑車及び第四案内滑車を介して垂下する2本の第三の巻上索及び2本の第四の巻上索と
前記第三の巻上ドラムより第五の案内滑車及び第六の案内滑車を介して垂下する2本の第五の巻上索及び2本の第六の巻上索と、
前記2本の第一の巻上索及び2本の第三の巻上索を構体にまとめて接続する第一の連結具と、
前記2本の第四の巻上索及び2本の第五の巻上索を構体にまとめて接続する第二の連結具と、
前記2本の第六の巻上索及び2本の第二の巻上索を構体にまとめて接続する第三の連結具とを備え、
一対の第一の案内滑車と一対の第五の案内滑車は回転軸を平行に向け、
一対の第二の案内滑車と一対の第四の案内滑車は回転軸を平行に向け、
一対の第三の案内滑車と一対の第六の案内滑車は回転軸を平行に向け、
前記巻上ドラムから構体までの第一の巻上索、第二の巻上索、第三の巻上索、第四の巻上索、第五の巻上索及び第六の巻上索はS字曲げを無くして巻き掛けられたことを特徴とするトロリクレーン、に係るものである。
【0021】
本発明の請求項3に記載の発明は、巻上ドラムから構体までの巻上索が曲げ回数を2回以下にして巻き掛けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトロリクレーン、に係るものである。
【0022】
本発明の請求項4に記載の発明は、連結具は、構体に取り付けたイコライザと、該イコライザに枢着されて巻上索を連結させるターンバックルとを備えた請求項1又は2に記載のトロリクレーン、に係るものである。
【0026】
このように、本発明によれば、巻上索はS字曲げを無くして巻き掛けられるので、巻上索の寿命を長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。又、請求項1に示す如く、トロリ台枠に転向滑車を備えると、トロリクレーンにおける巻上索の配置及び移動方向を適切にするので、巻上索への負荷を低減して巻上索の寿命を更に長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。
【0027】
請求項に示す如く、巻上ドラムから構体までの巻上索が曲げ回数を2回以下にして巻き掛けられると、曲げ回数を低減するので、巻上索の寿命を一層長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを大幅に低減することができる。
【0028】
請求項4に示す如く、連結具は、構体に取り付けたイコライザと、該イコライザに枢着されて巻上索を連結させるターンバックルとを備えると、構体の水平方向の位置を調整して、巻上索に係る荷重を適切に配分するので、巻上索の寿命を更に長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。
【0031】
図1〜図5は本発明のトロリクレーンの実施の形態の第一例を示すものであり、特に巻上索が6本のトロリクレーンである。
【0032】
第一例のトロリクレーンは、水平に架設したガーダ(図示せず)上を横行するトロリ台枠1と、該トロリ台枠1に吊り下げるべき構体のヘッドブロック2とを備えている。
【0033】
トロリ台枠1の上方には、駆動装置(図示せず)を介して駆動する一本の巻上ドラム3を設けており、トロリ台枠1の前部と右側部で下面至近には、トロリ台枠1の横行方向に対して異なる方向の直線上に回転円周の方向を向けるよう、所定の間隔を介して略平行な回転軸を備える2つの第一の案内滑車4,5を枢支し、又、トロリ台枠1の前部と左側部で下面至近には、トロリ台枠1の横行方向に対して他の異なる方向の略直線上に回転円周の方向を向けるよう、所定の間隔を介して略平行な回転軸を備える2つの第二の案内滑車6,7を枢支し、更に、トロリ台枠1における巻上ドラム3の下方位置には、トロリ台枠1の横行方向に対して略垂直な直線上に回転円周の方向を向けるよう、所定の間隔を介して略平行な回転軸を備える2つの第三の案内滑車8,9を枢支している。更に、トロリ台枠1おける案内滑車4,6の上方近傍で巻上ドラム3に相対する位置には転向滑車10,11を枢支している。
【0034】
一方、ヘッドブロック2の前端右側部、前端左側部、後端部には、第一の連結具12、第二の連結具13及び第三の連結具14を備え、ヘッドブロック2の下部には、揚重対象物に係合可能なフック等吊具(図示せず)を設けている。
【0035】
ここで、第一の連結具12、第二の連結具13は、ヘッドブロック2のブラケット15にピン16を介して枢着される可傾機構17を備え、可傾機構17は、左右の傾斜を調整し得るイコライザを構成するよう、ヘッドブロック2側に位置する基部支持部18と、反ヘッドブロック側に位置して基部支持部18に直交ピン(図示せず)を介して枢着される連結支持部19と、基部支持部18と連結支持部19とを所望の角度で固定する固定手段20とを備えている。ここで、第一の連結具12、第二の連結具13はターンバックルを備えてもよい。なお、固定手段は従来例と略同様なものでもよいし、他の構成のものでもよい。又、第三の連結具14は、ヘッドブロック2のブラケット21にピン22を介して枢着される可傾機構23と、可傾機構23の上部に枢着した2つのターンバックル24とを備え、可傾機構23は、第一の連結具12、第二の連結具13と略同様な構成を備えている。
【0036】
一方、巻上ドラム3の一方の外側及び中央位置には、トロリ台枠1の右側部の第一の案内滑車5を介するよう延在して垂下する一方の第一の巻上索25と、一方の転向滑車10及び他方の第一の案内滑車4を介するよう延在して垂下する他方の第一の巻上索26とを備え、巻上ドラム3の他方の外側及び中央位置には、トロリ台枠1の左側部の第二の案内滑車7を介するよう延在して垂下する一方の第二の巻上索27と、転向滑車11及び他方の第二の案内滑車6を介するよう延在して垂下する他方の第二の巻上索28とを備え、巻上ドラム3の両側位置には、一方の第三の案内滑車8を介するよう延在して垂下する一方の第三の巻上索29と、他方の第三の案内滑車9を介するよう延在して垂下する他方の第三の巻上索30を備えている。
【0037】
2本の第一の巻上索25,26は、第一の連結具12の連結支持部19に夫々接続されることによって、まとめてヘッドブロック2に接続されており、2本の第二の巻上索27,28は、第二の連結具13の連結支持部19に夫々接続されることによって、まとめてヘッドブロック2に接続されており、2本の第三の巻上索29,30は、第三の連結具14のターンバックル24に夫々接続されることによって、まとめてヘッドブロック2に接続されている。ここで、第一の案内滑車4,5、第二の案内滑車6,7及び第三の案内滑車8,9からヘッドブロック2までの第一の巻上索25,26、第二の巻上索27,28及び第三の巻上索29,30は、水平面で三角形の辺上に配置されている。
【0038】
以下、本発明の実施の形態の第一例の作用を説明する。
【0039】
構体のヘッドブロック2を移動させる際には、駆動装置(図示せず)で巻上ドラム3を回転させて6本の巻上索25〜30を同時に繰り出すことにより、案内滑車4〜9と連結具12,13,14の間での6本の巻上索25〜30の見掛けの繰り出し長が増大し、トロリ台枠1に対してヘッドブロック2が下降する。一方、これとは逆に、駆動装置によって巻上ドラム3を逆回転させて6本の巻上索25〜30を同時に巻き取ると、これらの6本の巻上索25〜30の見掛けの繰り出し長が減少し、トロリ台枠1に対してヘッドブロック2が上昇する。
【0040】
又、トロリ台枠1とヘッドブロック2の間における巻上索25,26の間隔、巻上索27,28の間隔、及び巻上索29,30の間隔を、トロリ台枠1に近づくほど拡大させていることにより、巻上索25,26に作用する張力、巻上索27,28に作用する張力、及び巻上索29,30に作用する張力により、ヘッドブロック2の前後左右への振れを抑制する。
【0041】
このように、第一例によれば、6本の巻上索25〜30はS字曲げを無くして、巻上ドラム3、転向滑車10,11、案内滑車4〜9等に巻き掛けられるので、6本の巻上索25〜30の寿命を長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。又、第一例によれば、第一の連結具12及び第二の連結具13に対して第三の連結具14の配置を変更することにより、ヘッドブロック2のヘッドブロック2の大きさを変更し得るので、吊具等を大きくしたり、小さくしたりするよう適宜変更することができる。
【0042】
又、巻上ドラム3から構体のヘッドブロック2までの6本の巻上索25〜30のうち少なくとも1本以上、巻上索25〜30が曲げ回数を転向滑車10,11、案内滑車4〜9により2回以下にして巻かれると、曲げ回数を3回から低減し得るので、巻上索25〜30の寿命を一層長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを大幅に低減することができる。
【0043】
更に、トロリ台枠1に転向滑車10,11を備えると、第一例における巻上索25〜30の配置及び移動方向を適切にするので、巻上索25〜30への負荷を低減して巻上索25〜30の寿命を更に長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。
【0044】
更に又、連結具は、ヘッドブロック2に取り付けて、基部支持部18、連結支持部19、固定手段20等から成るイコライザと、該イコライザに枢着されて巻上索25〜30を連結させるターンバックル24とを備えると、ヘッドブロック2の水平方向の位置を調整して、巻上索25〜30に係る荷重を適切に配分するので、巻上索25〜30の寿命を更に長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。
【0045】
図6〜図10は本発明のトロリクレーンの実施の形態の第二例を示すものであり、特に巻上索が12本のトロリクレーンである。
【0046】
第二例のトロリクレーンは、水平に架設したガーダ(図示せず)上を横行するトロリ台枠41と、該トロリ台枠41に吊り下げるべき構体のヘッドブロック42とを備えている。
【0047】
トロリ台枠41の上方には、水平面で正三角形の辺上に配置されて駆動する第一の巻上ドラム43、第二の巻上ドラム44及び第三の巻上ドラム45とを備えている。
【0048】
トロリ台枠41の下面至近における第一の巻上ドラム43の下方位置には、巻上ドラム43の回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第一の案内滑車46及び一対の第二の案内滑車47を枢支し、トロリ台枠41の下面至近における第二の巻上ドラム44の下方位置には、巻上ドラム44の回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第三の案内滑車48及び一対の第四の案内滑車49を枢支し、トロリ台枠41の下面至近における第三の巻上ドラム45の下方位置には、巻上ドラム45の回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第五の案内滑車50及び一対の第六の案内滑車51を枢支し、ここで、図9に示す如く、一対の第一の案内滑車46と一対の第五の案内滑車50、一対の第二の案内滑車47と一対の第四の案内滑車49、一対の第三の案内滑車48と一対の第六の案内滑車51は、回転軸を夫々略平行に向けている。
【0049】
一方、ヘッドブロック42の前端右側部、後端部、前端左側部には、水平面で正三角形の頂点位置に配置されて第一の連結具52、第二の連結具53及び第三の連結具54を備え、ヘッドブロック42の下部には、揚重対象物に係合可能なフック等吊具(図示せず)を設けている。
【0050】
ここで、第一の連結具52、第二の連結具53、第三の連結具54は、図10に示す如く、ヘッドブロック42のブラケット55にピン56を介して枢着される可傾機構57と、可傾機構57の上部両側にピン58を介して枢着される連結体59と、連結体59の上部に夫々枢着した2つ(計4つ)のターンバックル60とを備え、可傾機構57は、左右の傾斜を調整し得るイコライザを構成するよう、ヘッドブロック側に位置する基部支持部61と、反ヘッドブロック側に位置して基部支持部61に直交ピン62を介して枢着される連結支持部63と、基部支持部61と連結支持部63とを所望の角度で固定する固定手段(図示せず)とを備えている。ここで、固定手段は従来例と略同様なものでもよいし、他の構成のものでもよい。
【0051】
一方、第一の巻上ドラム43の両側位置には、一対の第一の案内滑車46を介するよう延在して垂下する2本の第一の巻上索64と、一対の第二の案内滑車47を介するよう延在して垂下する2本の第二の巻上索65とを備え、第二の巻上ドラム44の両側位置には、一対の第三の案内滑車48を介するよう延在して垂下する2本の第三の巻上索66と、一対の第四の案内滑車49を介するよう延在して垂下する2本の第四の巻上索67と、第三の巻上ドラム45の両側位置には、一対の第五の案内滑車50を介するよう延在して垂下する2本の第五の巻上索68と、一対の第六の案内滑車51を介するよう延在して垂下する2本の第六の巻上索69とを備えている。
【0052】
2本の第一の巻上索64及び2本の第三の巻上索66は、第一の連結具52のターンバックル60に夫々接続されることによって、4本をまとめてヘッドブロック42に接続されており、2本の第四の巻上索67及び2本の第五の巻上索68は、第二の連結具53のターンバックル60に夫々接続されることによって、4本をまとめてヘッドブロック42に接続されており、2本の第六の巻上索69及び2本の第二の巻上索65は、第三の連結具54のターンバックル60に夫々接続されることによって、4本をまとめてヘッドブロック42に接続されている。
【0053】
以下、本発明の実施の形態の第二例の作用を説明する。
【0054】
構体のヘッドブロック42を移動させる際には、駆動装置(図示せず)で巻上ドラム43〜45を回転させて12本の巻上索64〜69を同時に繰り出すことにより、案内滑車46〜51と連結具52〜54の間での巻上索64〜69の見掛けの繰り出し長が増大し、トロリ台枠41に対してヘッドブロック42が下降する。一方、これとは逆に、駆動装置によって巻上ドラム43〜45を逆回転させて巻上索64〜69を同時に巻き取ると、これらの巻上索64〜69の見掛けの繰り出し長が減少し、トロリ台枠41に対してヘッドブロック42が上昇する。
【0055】
又、トロリ台枠41とヘッドブロック42の間における巻上索64,66の間隔、巻上索67,68の間隔、及び巻上索69,64の間隔を、トロリ台枠41に近づくほど拡大させていることにより、巻上索64,66に作用する張力、巻上索67,68に作用する張力、及び巻上索69,64に作用する張力により、ヘッドブロック42の前後左右への振れを抑制する。
【0056】
このように、第二例によれば、12本の巻上索64〜69はS字曲げを無くして、巻上ドラム43〜45、案内滑車46〜51等に巻き掛けられるので、12本の巻上索64〜69の寿命を長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。なお、このような巻き掛け方は他の種類のトロリクレーン等に利用することができる。
【0057】
巻上ドラム43〜45から構体のヘッドブロック42までの巻上索64〜69のうち少なくとも1本以上の巻上索64〜69が曲げ回数を案内滑車46〜51による1回にして巻き掛けられると、曲げ回数を3回から大幅に低減し得るので、巻上索64〜69の寿命を一層長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを大幅に低減することができる。又、ヘッドブロックの昇降滑車を不要にして巻上索64〜69を上方へ戻すような配置を防止することができる。
【0058】
連結具52〜54は、ヘッドブロック2に取り付けて、基部支持部61、連結支持部63、固定手段等から成るイコライザと、該イコライザに枢着されて巻上索64〜69を連結させるターンバックル60とを備えると、ヘッドブロック42の水平方向の位置を調整して、巻上索64〜69に係る荷重を適切に配分するので、巻上索64〜69の寿命を更に長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。
【0059】
更に又、巻上索64〜69を12本にするので、巻上索が6本のトロリクレーンよりも巻上索64〜69のロープ径dを小さくし、巻上ドラム43〜45のドラム径Dに対する巻上索64〜69のロープ径dの比(D/d)を大きくし、トロリクレーンの性能を向上させることができる。
【0060】
なお、本発明のトロリクレーンは、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のトロリクレーンによれば下記のような優れた効果を奏し得る。
【0062】
(1)本発明によれば、巻上索はS字曲げを無くして巻き掛けられるので、巻上索の寿命を長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。又、請求項1に示す如く、トロリ台枠に転向滑車を備えると、トロリクレーンにおける巻上索の配置及び移動方向を適切にするので、巻上索への負荷を低減して巻上索の寿命を更に長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。
【0063】
(2)請求項に示す如く、巻上ドラムから構体までの巻上索が曲げ回数を2回以下にして巻き掛けられると、曲げ回数を低減するので、巻上索の寿命を一層長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを大幅に低減することができる。
【0064】
(3)請求項4に示す如く、連結具は、構体に取り付けたイコライザと、該イコライザに枢着されて巻上索を連結させるターンバックルとを備えると、構体の水平方向の位置を調整して、巻上索に係る荷重を適切に配分するので、巻上索の寿命を更に長くし、トロリクレーンの管理及び維持コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトロリクレーンの実施の形態の第一例を示す概念図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のIII−III矢視図である。
【図4】図1のIV−IV矢視図である。
【図5】図1のV−V矢視図である。
【図6】本発明のトロリクレーンの実施の形態の第二例を示す概念図である。
【図7】図6のVII−VII矢視図である。
【図8】図6のVIII−VIII矢視図である。
【図9】図6のIX−IX矢視図である。
【図10】図6に関連するヘッドブロック及び連結具の外観図である。
【図11】従来のトロリクレーンの一例を示す概念図である。
【図12】図11のXII−XII矢視図である。
【図13】従来のトロリクレーンの他の例を示す概念図である。
【図14】図13のXIV−XIV矢視図である。
【図15】図13のXV−XV矢視図である。
【図16】図13に関連するヘッドブロック及び連結具の外観図である。
【符号の説明】
1 トロリ台枠
2 ヘッドブロック(構体)
3 巻上ドラム
4 第一の案内滑車(滑車)
5 第一の案内滑車(滑車)
6 第二の案内滑車(滑車)
7 第二の案内滑車(滑車)
8 第三の案内滑車(滑車)
9 第三の案内滑車(滑車)
10 転向滑車
11 転向滑車
12 第一の連結具
13 第二の連結具
14 第三の連結具
18 基部支持部(イコライザ)
19 連結支持部(イコライザ)
20 固定手段(イコライザ)
24 ターンバックル
25 第一の巻上索
26 第一の巻上索
27 第二の巻上索
28 第二の巻上索
29 第三の巻上索
30 第三の巻上索
41 トロリ台枠
42 ヘッドブロック(構体)
43 第一の巻上ドラム
44 第二の巻上ドラム
45 第三の巻上ドラム
46 第一の案内滑車(滑車)
47 第二の案内滑車(滑車)
48 第三の案内滑車(滑車)
49 第四の案内滑車(滑車)
50 第五の案内滑車(滑車)
51 第六の案内滑車(滑車)
52 第一の連結具
53 第二の連結具
54 第三の連結具
60 ターンバックル
61 基部支持部(イコライザ)
62 直交ピン(イコライザ)
63 連結支持部(イコライザ)
64 第一の巻上索
65 第二の巻上索
66 第三の巻上索
67 第四の巻上索
68 第五の巻上索
69 第六の巻上索

Claims (4)

  1. トロリ台枠に設けられた一本の巻上ドラムと、
    前記トロリ台枠に枢支して巻上ドラムに相対する2つの転向滑車と、
    前記巻上ドラム及び転向滑車の下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ前記トロリ台枠の横行方向に対して異なる方向の直線上に回転円周の方向を向ける2つの第一の案内滑車と、
    前記巻上ドラム及び転向滑車の下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ前記トロリ台枠の横行方向に対して異なる方向の直線上に回転円周の方向を向けると共に第一の案内滑車と異なる方向に回転軸を備える2つの第二の案内滑車と、
    前記巻上ドラム及び転向滑車の下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ前記トロリ台枠の横行方向に対して異なる方向の直線上に回転円周の方向を向けると共に第一の案内滑車及び第二の案内滑車と異なる方向に回転軸を備える2つの第三の案内滑車と、
    前記トロリ台枠の下方に位置すべき構体と、
    前記巻上ドラムより一方の第一の案内滑車を介して垂下する一方の第一の巻上索と、
    前記巻上ドラムより一方の転向滑車及び他方の第一の案内滑車を介するよう延在して垂下する他方の第一の巻上索と、
    前記巻上ドラムより一方の第二の案内滑車を介して垂下する一方の第二の巻上索と、
    前記巻上ドラムより他方の転向滑車及び他方の第二の案内滑車を介するよう延在して垂下する他方の第二の巻上索と、
    前記巻上ドラムより2つの第三の案内滑車を介して垂下する2本の第三の巻上索と、
    前記2本の第一の巻上索を構体にまとめて接続する第一の連結具と、
    前記2本の第二の巻上索を構体にまとめて接続する第二の連結具と、
    前記2本の第三の巻上索を構体にまとめて接続する第三の連結具とを備え、
    前記第一の案内滑車、第二の案内滑車及び第三の案内滑車から構体までの第一の巻上索、第二の巻上索及び第三の巻上索は水平面で三角形の辺上に配置され、且つ前記巻上ドラムから構体までの第一の巻上索、第二の巻上索及び第三の巻上索はS字曲げを無くして巻き掛けられたことを特徴とするトロリクレーン。
  2. トロリ台枠に設けられて水平面で三角形の辺上に配置される第一の巻上ドラム、第二の巻上ドラム及び第三の巻上ドラムと、
    前記第一の巻上ドラムの下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ第一の巻上ドラムの回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第一の案内滑車及び一対の第二の案内滑車と、
    前記第二の巻上ドラムの下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ第二の巻上ドラムの回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第三の案内滑車及び一対の第四の案内滑車と、
    前記第三の巻上ドラムの下方に位置してトロリ台枠に枢支され、且つ第三の巻上ドラムの回転軸と異なる二方向へ回転軸を備える一対の第五の案内滑車及び一対の第六の案内滑車と、
    前記トロリ台枠の下方に位置すべき構体と、
    前記第一の巻上ドラムより第一の案内滑車及び第二案内滑車を介して垂下する2本の第一の巻上索及び2本の第二の巻上索と、
    前記第二の巻上ドラムより第三の案内滑車及び第四案内滑車を介して垂下する2本の第三の巻上索及び2本の第四の巻上索と
    前記第三の巻上ドラムより第五の案内滑車及び第六の案内滑車を介して垂下する2本の第五の巻上索及び2本の第六の巻上索と、
    前記2本の第一の巻上索及び2本の第三の巻上索を構体にまとめて接続する第一の連結具と、
    前記2本の第四の巻上索及び2本の第五の巻上索を構体にまとめて接続する第二の連結具と、
    前記2本の第六の巻上索及び2本の第二の巻上索を構体にまとめて接続する第三の連結 具とを備え、
    一対の第一の案内滑車と一対の第五の案内滑車は回転軸を平行に向け、
    一対の第二の案内滑車と一対の第四の案内滑車は回転軸を平行に向け、
    一対の第三の案内滑車と一対の第六の案内滑車は回転軸を平行に向け、
    前記巻上ドラムから構体までの第一の巻上索、第二の巻上索、第三の巻上索、第四の巻上索、第五の巻上索及び第六の巻上索はS字曲げを無くして巻き掛けられたことを特徴とするトロリクレーン。
  3. 巻上ドラムから構体までの巻上索が曲げ回数を2回以下にして巻き掛けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトロリクレーン。
  4. 連結具は、構体に取り付けたイコライザと、該イコライザに枢着されて巻上索を連結させるターンバックルとを備えた請求項1又は2に記載のトロリクレーン。
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