JP2577694Y2 - 回転式揚重フック装置 - Google Patents
回転式揚重フック装置Info
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- JP2577694Y2 JP2577694Y2 JP1989122050U JP12205089U JP2577694Y2 JP 2577694 Y2 JP2577694 Y2 JP 2577694Y2 JP 1989122050 U JP1989122050 U JP 1989122050U JP 12205089 U JP12205089 U JP 12205089U JP 2577694 Y2 JP2577694 Y2 JP 2577694Y2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66C—CRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
- B66C1/00—Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles
- B66C1/10—Load-engaging elements or devices attached to lifting or lowering gear of cranes or adapted for connection therewith for transmitting lifting forces to articles or groups of articles by mechanical means
- B66C1/22—Rigid members, e.g. L-shaped members, with parts engaging the under surface of the loads; Crane hooks
- B66C1/34—Crane hooks
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は揚重フック装置の改良に関し、特に前記揚重
フックを遠隔操作によって回転可能に構成することによ
り効率的な揚重作業の実施を可能ならしめる前記フック
装置に関する。
フックを遠隔操作によって回転可能に構成することによ
り効率的な揚重作業の実施を可能ならしめる前記フック
装置に関する。
〔従来の技術〕 第6図は周知の一般的な揚重装置におけるフック装置
の一例を示す断面構造図である。図において1は揚重フ
ック(以下単にフックと言うこともある)であり、2は
前記フック1を例えばスラスト軸受3を介して回転自在
に垂設するフックブロックである。このフックブロック
2は通常シーブホイール4aを軸受する軸4bに保持枠2aを
介して保持されている。而してフックブロック2は前述
したようにフック1を回転自在に垂設すると共に前記シ
ーブホイール4aと軸4bとからなるシーブブロック4に追
従して昇降する構成となっている。前記フック1には被
揚重物に玉掛けされたワイヤーロープ5が係合され、前
記シーブブロック4を巻き上げることによって被揚重物
を吊り上げ、所定の場所への運搬が行われる。
の一例を示す断面構造図である。図において1は揚重フ
ック(以下単にフックと言うこともある)であり、2は
前記フック1を例えばスラスト軸受3を介して回転自在
に垂設するフックブロックである。このフックブロック
2は通常シーブホイール4aを軸受する軸4bに保持枠2aを
介して保持されている。而してフックブロック2は前述
したようにフック1を回転自在に垂設すると共に前記シ
ーブホイール4aと軸4bとからなるシーブブロック4に追
従して昇降する構成となっている。前記フック1には被
揚重物に玉掛けされたワイヤーロープ5が係合され、前
記シーブブロック4を巻き上げることによって被揚重物
を吊り上げ、所定の場所への運搬が行われる。
ところで前記運搬過程で被揚重物の方向を変更させる
必要性が度々生じる。また被揚重物を所定の設備、ある
いは置場に吊下ろしする際にもその方向を微妙に制御す
る必要がある。さらに前述した玉掛けを自動的に、つま
り玉掛け作業者を配置することなくクレーン運転者のみ
によって実施するための専用の治具(以下吊具と言う)
の提供も近年積極的になされている。この吊具を用いて
玉掛けする際には、被揚重物に対応して吊具の方向を制
御する必要がある。このような方向の制御はフック1を
回転させることによって可能であるが、従来この回転操
作は吊り上げられた前記被揚重物、あるいは吊具を作業
者の人力で行うことが普通であった。このため回転操作
のための作業者の配置が不可欠であり、特に前述した吊
具等の提供によっても完全な省力化を達成することはで
きなかった。
必要性が度々生じる。また被揚重物を所定の設備、ある
いは置場に吊下ろしする際にもその方向を微妙に制御す
る必要がある。さらに前述した玉掛けを自動的に、つま
り玉掛け作業者を配置することなくクレーン運転者のみ
によって実施するための専用の治具(以下吊具と言う)
の提供も近年積極的になされている。この吊具を用いて
玉掛けする際には、被揚重物に対応して吊具の方向を制
御する必要がある。このような方向の制御はフック1を
回転させることによって可能であるが、従来この回転操
作は吊り上げられた前記被揚重物、あるいは吊具を作業
者の人力で行うことが普通であった。このため回転操作
のための作業者の配置が不可欠であり、特に前述した吊
具等の提供によっても完全な省力化を達成することはで
きなかった。
一方、従来においてもフック1を自動的に回転させ、
前述した問題を解決する手段が例えば特開昭56−141288
号公報、実開昭59−88083号公報等で提案されている。
即ち特開昭56−141288号公報は前述したフックブロック
にモータに直結された小歯車を配設すると共にフックに
は大歯車を設け、前記モータを回転させることによって
フックを回転させようとするものであり、同様に実開昭
59−88083号公報は周知のウオームとウオームホイール
の組合わせによりフックを回転させようとするものであ
る。
前述した問題を解決する手段が例えば特開昭56−141288
号公報、実開昭59−88083号公報等で提案されている。
即ち特開昭56−141288号公報は前述したフックブロック
にモータに直結された小歯車を配設すると共にフックに
は大歯車を設け、前記モータを回転させることによって
フックを回転させようとするものであり、同様に実開昭
59−88083号公報は周知のウオームとウオームホイール
の組合わせによりフックを回転させようとするものであ
る。
ところがこのような歯車を用いた手段では以下に述べ
るような問題があり、実用化への大きな障害となってい
た。即ちフックは被揚重物を吊り上げる際の衝撃や振
動、あるいは被揚重物を吊り上げていない空荷の状態に
おける揚重装置の振動等によって揺動する。この揺動に
対してフックブロックでは前述したようにスラスト軸受
により鉛直(スラスト)方向yの動きは当然のことなが
ら拘束するが、ラジアル方向xに対しては若干の動きを
許容する構造とすることが普通であり、このような構造
とすることによってフックブロックやフック、及びその
他のフック支持部材を必要以上に大きくすることのない
経済的な設計を可能としている。而してこのような構造
のフックブロックに前述した歯車利用による回転装置を
採用した場合、フックのラジアル方向xへの移動によっ
て小歯車と大歯車、あるいはウオームとウオームホイー
ルの噛み合いが外れたり、逆に深く噛込み過ぎて歯を折
損するなどのトラブルが多発していた。このためフック
ブロックにおいてフックのラジアル方向xへの移動をも
拘束する必要があり、ラジアル軸受を設けたり、フック
ブロック等の構成部材を大きくする必要が生じていた。
この結果フックブロックが大きく、複雑な構造となり、
しかも揚程を大幅にロスするなどの致命的な欠陥となっ
ていた。
るような問題があり、実用化への大きな障害となってい
た。即ちフックは被揚重物を吊り上げる際の衝撃や振
動、あるいは被揚重物を吊り上げていない空荷の状態に
おける揚重装置の振動等によって揺動する。この揺動に
対してフックブロックでは前述したようにスラスト軸受
により鉛直(スラスト)方向yの動きは当然のことなが
ら拘束するが、ラジアル方向xに対しては若干の動きを
許容する構造とすることが普通であり、このような構造
とすることによってフックブロックやフック、及びその
他のフック支持部材を必要以上に大きくすることのない
経済的な設計を可能としている。而してこのような構造
のフックブロックに前述した歯車利用による回転装置を
採用した場合、フックのラジアル方向xへの移動によっ
て小歯車と大歯車、あるいはウオームとウオームホイー
ルの噛み合いが外れたり、逆に深く噛込み過ぎて歯を折
損するなどのトラブルが多発していた。このためフック
ブロックにおいてフックのラジアル方向xへの移動をも
拘束する必要があり、ラジアル軸受を設けたり、フック
ブロック等の構成部材を大きくする必要が生じていた。
この結果フックブロックが大きく、複雑な構造となり、
しかも揚程を大幅にロスするなどの致命的な欠陥となっ
ていた。
本考案は前述した従来のフック回転装置における問題
点の抜本的な解決を図り、簡単な構成で精度の高い回転
制御を可能とする回転式揚重フック装置の提供をその課
題とするものである。
点の抜本的な解決を図り、簡単な構成で精度の高い回転
制御を可能とする回転式揚重フック装置の提供をその課
題とするものである。
前記課題を解決する請求項1記載の回転式揚重フック
装置は、揚重フックを回転自在に垂設するフックブロッ
クに、下端に駆動鎖車を有する遠隔操作可能な回転駆動
装置を、前記駆動鎖車が前記フックブロックの下部側方
に位置するよう立設固定すると共に、前記揚重フック外
周に前記駆動鎖車に張設された無端鎖を介して連結され
る被駆動鎖車を装着してなる。
装置は、揚重フックを回転自在に垂設するフックブロッ
クに、下端に駆動鎖車を有する遠隔操作可能な回転駆動
装置を、前記駆動鎖車が前記フックブロックの下部側方
に位置するよう立設固定すると共に、前記揚重フック外
周に前記駆動鎖車に張設された無端鎖を介して連結され
る被駆動鎖車を装着してなる。
また、請求項2記載の回転式揚重フック装置は、請求
項1記載の回転式揚重フック装置において、前記回転駆
動装置がギヤードモータであり、かつ前記回転駆動装置
への電源供給系に周波数変換器を介在せしめてなる。
項1記載の回転式揚重フック装置において、前記回転駆
動装置がギヤードモータであり、かつ前記回転駆動装置
への電源供給系に周波数変換器を介在せしめてなる。
請求項3記載の回転式揚重フック装置は、請求項1又
は2記載の回転式揚重フック装置において、前記フック
ブロックの被駆動鎖車を中心として前記駆動鎖車と相対
する部位に従動用鎖車を配設し、前記被駆動鎖車を挟ん
で前記駆動鎖車と前記従動鎖車間に無端鎖を張設してい
る。
は2記載の回転式揚重フック装置において、前記フック
ブロックの被駆動鎖車を中心として前記駆動鎖車と相対
する部位に従動用鎖車を配設し、前記被駆動鎖車を挟ん
で前記駆動鎖車と前記従動鎖車間に無端鎖を張設してい
る。
請求項4記載の回転式揚重フック装置は、請求項3記
載の回転式揚重フック装置において、前記被駆動鎖車の
径が前記駆動鎖車及び前記従動鎖車より大きく構成され
ている。
載の回転式揚重フック装置において、前記被駆動鎖車の
径が前記駆動鎖車及び前記従動鎖車より大きく構成され
ている。
そして、請求項5記載の回転式揚重フック装置は、請
求項3又は4記載の回転式揚重フック装置において、前
記従動鎖車が前記フックブロックに移動可能に装着され
ている。
求項3又は4記載の回転式揚重フック装置において、前
記従動鎖車が前記フックブロックに移動可能に装着され
ている。
第1図は本考案に基づくフック装置10の一実施例を示
す側面構造図であり、第2図は前記第1図のA−A断面
図である。この第1図及び第2図において20はフック1
を回転自在に垂設するフックブロックであり、11は前記
フックブロック20に立設固定された回転駆動装置であ
る。本実施例におけるフックブロック20はフック1をス
ラスト軸受3等を介して垂設するブロック本体20bと、
このブロック本体20bをシーブブロック4に連設する保
持枠20aと、前記保持枠20aの下端に固着保持され、前記
ブロック本体20bから張出して設けられた前記回転駆動
装置11を支持する支持枠20cとから構成されている。回
転駆動装置11はその下端に駆動鎖車12を有しており、こ
の駆動鎖車12が前記フックブロック20の下部に位置する
よう前記支持枠20cに立設固定されている。即ち駆動鎖
車12の軸芯zがフック1の軸芯qと平行するよう立設さ
れ、しかも駆動鎖車12がフックブロック20の下部に位置
するようブラケット20dを介して前記支持枠20cに固定さ
れている。回転駆動装置11は前記駆動鎖車12が所定の回
転速度で回転する適宜な減速比を有し、しかもクレーン
運転室、あるいはペンダントスイッチなどの操作場所か
ら遠隔操作が可能な例えば電動減速機、エアーモータ
ー、等を用いることができる。駆動鎖車12と同一高さに
位置するフック1の外周には被駆動鎖車13が嵌着されて
おり、この被駆動鎖車13と前記駆動鎖車12には無端鎖14
が張設されている。
す側面構造図であり、第2図は前記第1図のA−A断面
図である。この第1図及び第2図において20はフック1
を回転自在に垂設するフックブロックであり、11は前記
フックブロック20に立設固定された回転駆動装置であ
る。本実施例におけるフックブロック20はフック1をス
ラスト軸受3等を介して垂設するブロック本体20bと、
このブロック本体20bをシーブブロック4に連設する保
持枠20aと、前記保持枠20aの下端に固着保持され、前記
ブロック本体20bから張出して設けられた前記回転駆動
装置11を支持する支持枠20cとから構成されている。回
転駆動装置11はその下端に駆動鎖車12を有しており、こ
の駆動鎖車12が前記フックブロック20の下部に位置する
よう前記支持枠20cに立設固定されている。即ち駆動鎖
車12の軸芯zがフック1の軸芯qと平行するよう立設さ
れ、しかも駆動鎖車12がフックブロック20の下部に位置
するようブラケット20dを介して前記支持枠20cに固定さ
れている。回転駆動装置11は前記駆動鎖車12が所定の回
転速度で回転する適宜な減速比を有し、しかもクレーン
運転室、あるいはペンダントスイッチなどの操作場所か
ら遠隔操作が可能な例えば電動減速機、エアーモータ
ー、等を用いることができる。駆動鎖車12と同一高さに
位置するフック1の外周には被駆動鎖車13が嵌着されて
おり、この被駆動鎖車13と前記駆動鎖車12には無端鎖14
が張設されている。
而して回転駆動装置11を回転駆動することによって駆
動鎖車12が回転し、この駆動鎖車12の回転力は無端鎖14
を介して被駆動鎖車13に伝達され、フック1を回転させ
ることができる。以上のように本考案のフック装置10は
無端鎖14によって駆動鎖車12の回転力を、回転自在なフ
ック1の外周に嵌着された被駆動鎖車13に伝達し、フッ
ク1を回転させることを特徴とするものであり、無端鎖
14の可撓性によってフック1のラジアル方向xヘの移動
が生じてもそれを効果的に吸収して確実に回転駆動する
ことができる。而して駆動鎖車12及び被駆動鎖車13の位
置は、それ自体や張設された無端鎖14がフックブロック
20に接触することなく、フック1をスムーズに回転でき
るようフックブロック20の最下面より若干量離隔した下
方とする必要がある。本考案においてフックブロックの
設定下方とはかかる意味において用いるものである。
動鎖車12が回転し、この駆動鎖車12の回転力は無端鎖14
を介して被駆動鎖車13に伝達され、フック1を回転させ
ることができる。以上のように本考案のフック装置10は
無端鎖14によって駆動鎖車12の回転力を、回転自在なフ
ック1の外周に嵌着された被駆動鎖車13に伝達し、フッ
ク1を回転させることを特徴とするものであり、無端鎖
14の可撓性によってフック1のラジアル方向xヘの移動
が生じてもそれを効果的に吸収して確実に回転駆動する
ことができる。而して駆動鎖車12及び被駆動鎖車13の位
置は、それ自体や張設された無端鎖14がフックブロック
20に接触することなく、フック1をスムーズに回転でき
るようフックブロック20の最下面より若干量離隔した下
方とする必要がある。本考案においてフックブロックの
設定下方とはかかる意味において用いるものである。
尚、第1図及び第2図において21は前記駆動、被駆動
鎖車12,13、及び無端鎖車14等を囲繞する保護カバー
を、22はフック1の上部を囲繞する保護カバーを示し、
また23は被駆動鎖車13をフック外周に固定するための止
め螺子を、24は前記保護カバー22をブロック本体20bに
固定するための止め螺子をそれぞれ示すものである。
鎖車12,13、及び無端鎖車14等を囲繞する保護カバー
を、22はフック1の上部を囲繞する保護カバーを示し、
また23は被駆動鎖車13をフック外周に固定するための止
め螺子を、24は前記保護カバー22をブロック本体20bに
固定するための止め螺子をそれぞれ示すものである。
ところで前記回転駆動装置11にギヤードモータを用い
ると共に、第1図に示すようにケーブル16a及び制御盤1
6b等からなる回転駆動装置11への電源供給系16に周波数
変換器17を介在せしめて構成すると、回転駆動装置11を
比較的小型で、しかも減速比を大きな範囲で自在に選定
することができ以下に述べるような優れた効果が得られ
る。即ち通常の減速機のみで構成した場合、減速比を大
きくすると必然的に減速機が大きくなり、前述したよう
にフックブロックが大きくなって揚程を大幅にロスする
などの致命的な欠陥に繋がる。加えて揚重物の若干の姿
勢制御等が必要な際にフック1を人力で回転させること
ができず、作業性に大幅な制約が生じる。
ると共に、第1図に示すようにケーブル16a及び制御盤1
6b等からなる回転駆動装置11への電源供給系16に周波数
変換器17を介在せしめて構成すると、回転駆動装置11を
比較的小型で、しかも減速比を大きな範囲で自在に選定
することができ以下に述べるような優れた効果が得られ
る。即ち通常の減速機のみで構成した場合、減速比を大
きくすると必然的に減速機が大きくなり、前述したよう
にフックブロックが大きくなって揚程を大幅にロスする
などの致命的な欠陥に繋がる。加えて揚重物の若干の姿
勢制御等が必要な際にフック1を人力で回転させること
ができず、作業性に大幅な制約が生じる。
而して電源供給系16に周波数変換器17を介在せしめ、
周波数を変換することによりギヤードモータの減速比を
必要以上に大きくすることなく、全体の減速比を大きく
確保することが可能となる。第1表は周波数変換器17と
ギヤードモータ、及び駆動鎖車と被駆動鎖車の歯数比と
から決定される全体的な減速比の関係の一例を示すもの
である。例えばモーターの回転数を1800rpmとした場
合、No.5の実施例ではギヤードモータの減速比が1/200
でも、1/5に周波数を変換することにより最終軸の回転
数を0.9rpmとすることができ、揚重物を吊り上げたフッ
ク1を、最適の速度で、安全かつ効率的に回転させるこ
とができる。
周波数を変換することによりギヤードモータの減速比を
必要以上に大きくすることなく、全体の減速比を大きく
確保することが可能となる。第1表は周波数変換器17と
ギヤードモータ、及び駆動鎖車と被駆動鎖車の歯数比と
から決定される全体的な減速比の関係の一例を示すもの
である。例えばモーターの回転数を1800rpmとした場
合、No.5の実施例ではギヤードモータの減速比が1/200
でも、1/5に周波数を変換することにより最終軸の回転
数を0.9rpmとすることができ、揚重物を吊り上げたフッ
ク1を、最適の速度で、安全かつ効率的に回転させるこ
とができる。
さらにギヤードモータの減速比が1/200程度であれば
フック1を作業者の入力で容易に回転させることがで
き、作業効率を著しく高めることができる。また、フッ
ク1に偏過重が作用した場合でもフック1が自動的に安
定した位置まで回転し、被駆動鎖車13やフックブロック
20等に無理な力が作用することがない。
フック1を作業者の入力で容易に回転させることがで
き、作業効率を著しく高めることができる。また、フッ
ク1に偏過重が作用した場合でもフック1が自動的に安
定した位置まで回転し、被駆動鎖車13やフックブロック
20等に無理な力が作用することがない。
次に第3図は本考案の請求項3及び4に基づくフック
装置10aの一実施例を示す側面図であり、第4図は前記
第3図のB−B断面図である。本実施例においては前述
したフックブロック20のブロック本体20bを挟んだ反対
方向に支持枠20eを設け、この支持枠20eに従動鎖車15が
前述した駆動鎖車12と同レベルに配設されている。つま
りフック1の外周に嵌着された被駆動鎖車13を中心とし
て前記駆動鎖車12と従動鎖車15が相対する部位に配設さ
れている。これらの鎖車、つまり駆動鎖車12と従動鎖車
15の間には、前記被駆動鎖車13を挟むようにして無端鎖
14が張設されている。而して回転駆動装置11を回転駆動
し駆動鎖車12が回転することによって無端鎖14が従動鎖
車15との間でエンドレス状に走行し、この無端鎖14に噛
み合う被駆動鎖車13を回転させ、フック1を回転させる
ことができる。このフック装置10aでは無端鎖14が駆動
鎖車12と従動鎖車15の間で緊張して張設されているため
フック1のラジアル方向xへの移動量をより大きく許容
することができる。特に第4図に示すように駆動鎖車12
及び従動鎖車15に対して被駆動鎖車13の径を大きく構成
すると無端鎖14の張力によってフック1の前述したラジ
アル方向の移動を抑制し、ブロック本体20bに作用する
ラジアル荷重を軽減することが可能となる。この効果は
前述した空荷状態でのフック1の回転、あるいはフック
1の自重、被揚重物の荷重等が比較的軽い簡易式の揚重
装置等において特に顕著なものがある。本考案者らの経
験では駆動鎖車12及び従動鎖車15の径D1と被駆動鎖車13
の径D2の比(D2/D1)が2以上であれば前記機能を充分
発揮できた。さらに従動鎖車15をフックブロック20に移
動可能に装着しておけば、無端鎖14の取替えがきわめて
容易に実施でき効果的である。尚、本実施例においても
回転駆動装置11にギヤードモータを用い、この回転駆動
装置11への電源供給系16に周波数変換器17を介在せしめ
て構成することでもよいことは当然であり、また従動鎖
車15に回転駆動装置11を連結し2駆動方式とすることも
可能であり、必要に応じて適宜採用すればよい。
装置10aの一実施例を示す側面図であり、第4図は前記
第3図のB−B断面図である。本実施例においては前述
したフックブロック20のブロック本体20bを挟んだ反対
方向に支持枠20eを設け、この支持枠20eに従動鎖車15が
前述した駆動鎖車12と同レベルに配設されている。つま
りフック1の外周に嵌着された被駆動鎖車13を中心とし
て前記駆動鎖車12と従動鎖車15が相対する部位に配設さ
れている。これらの鎖車、つまり駆動鎖車12と従動鎖車
15の間には、前記被駆動鎖車13を挟むようにして無端鎖
14が張設されている。而して回転駆動装置11を回転駆動
し駆動鎖車12が回転することによって無端鎖14が従動鎖
車15との間でエンドレス状に走行し、この無端鎖14に噛
み合う被駆動鎖車13を回転させ、フック1を回転させる
ことができる。このフック装置10aでは無端鎖14が駆動
鎖車12と従動鎖車15の間で緊張して張設されているため
フック1のラジアル方向xへの移動量をより大きく許容
することができる。特に第4図に示すように駆動鎖車12
及び従動鎖車15に対して被駆動鎖車13の径を大きく構成
すると無端鎖14の張力によってフック1の前述したラジ
アル方向の移動を抑制し、ブロック本体20bに作用する
ラジアル荷重を軽減することが可能となる。この効果は
前述した空荷状態でのフック1の回転、あるいはフック
1の自重、被揚重物の荷重等が比較的軽い簡易式の揚重
装置等において特に顕著なものがある。本考案者らの経
験では駆動鎖車12及び従動鎖車15の径D1と被駆動鎖車13
の径D2の比(D2/D1)が2以上であれば前記機能を充分
発揮できた。さらに従動鎖車15をフックブロック20に移
動可能に装着しておけば、無端鎖14の取替えがきわめて
容易に実施でき効果的である。尚、本実施例においても
回転駆動装置11にギヤードモータを用い、この回転駆動
装置11への電源供給系16に周波数変換器17を介在せしめ
て構成することでもよいことは当然であり、また従動鎖
車15に回転駆動装置11を連結し2駆動方式とすることも
可能であり、必要に応じて適宜採用すればよい。
第5図は移動可能に装着された従動鎖車15の一実施例
を示すものであり、本実施例ではフックブロック20の支
持枠20eに長孔状の貫通取付孔20e1を設け、この貫通取
付孔20e1に固定ボルト15bを挿通し、この固定ボルト15b
によって従動鎖車15に軸受する軸受部材15aを固定する
と共に無端鎖14の緊張方向にアジャストボルト15cを設
けたものである。勿論本考案は本実施例に限定されるも
のではなく、従動鎖車15に第4図に示す配列軸芯w方向
に自在に移動できる構造であれば任意に設計し採用する
ことができる。
を示すものであり、本実施例ではフックブロック20の支
持枠20eに長孔状の貫通取付孔20e1を設け、この貫通取
付孔20e1に固定ボルト15bを挿通し、この固定ボルト15b
によって従動鎖車15に軸受する軸受部材15aを固定する
と共に無端鎖14の緊張方向にアジャストボルト15cを設
けたものである。勿論本考案は本実施例に限定されるも
のではなく、従動鎖車15に第4図に示す配列軸芯w方向
に自在に移動できる構造であれば任意に設計し採用する
ことができる。
以上詳述したように本考案のフック装置は、フックを
回転自在に垂設するフックブロックに、下端に駆動鎖車
を有する遠隔操作可能な回転駆動装置を立設固定すると
共に、前記駆動鎖車を前記フックブロックの設定下方に
位置するよう配設し、この駆動鎖車と同レベルのフック
外周に被駆動鎖車を嵌着し、また前記被駆動鎖車に加え
て従動鎖車を配設し、これらの鎖車に無端鎖を張設し構
成したものであり、簡単な構成ではあるが以下に述べる
ような種々の優れた効果を有している。
回転自在に垂設するフックブロックに、下端に駆動鎖車
を有する遠隔操作可能な回転駆動装置を立設固定すると
共に、前記駆動鎖車を前記フックブロックの設定下方に
位置するよう配設し、この駆動鎖車と同レベルのフック
外周に被駆動鎖車を嵌着し、また前記被駆動鎖車に加え
て従動鎖車を配設し、これらの鎖車に無端鎖を張設し構
成したものであり、簡単な構成ではあるが以下に述べる
ような種々の優れた効果を有している。
.無端鎖の可撓性を有効に活用し、フックが揺動した
状態でも確実に、しかも安全にフックを回転させること
ができ、被揚重物や吊具の正確な方向制御が可能であ
る。
状態でも確実に、しかも安全にフックを回転させること
ができ、被揚重物や吊具の正確な方向制御が可能であ
る。
.特に駆動鎖車及び従動鎖車に対して被駆動鎖車の径
を大きく構成したものでは、フックのラジアル方向の移
動を抑制しブロック本体に作用するラジアル荷重を軽減
することが可能となる。この結果ブロック本体の小型化
が可能となり、また空荷状態での精度の高い回転制御が
可能である。
を大きく構成したものでは、フックのラジアル方向の移
動を抑制しブロック本体に作用するラジアル荷重を軽減
することが可能となる。この結果ブロック本体の小型化
が可能となり、また空荷状態での精度の高い回転制御が
可能である。
.簡単な構成であることから製造コストが安く、しか
も無端鎖の取替えや、伸び調整が容易にでき、メンテナ
ンス性に優れている。
も無端鎖の取替えや、伸び調整が容易にでき、メンテナ
ンス性に優れている。
.既存のフック装置にも容易に採用でき、適用範囲を
著しく拡大することができる。
著しく拡大することができる。
.回転駆動装置の減速比を小さくできることから、装
置が単純小型化でき、かつ作業者でもフックを容易に回
転させることができ、作業性を著しく向上させることが
できる。
置が単純小型化でき、かつ作業者でもフックを容易に回
転させることができ、作業性を著しく向上させることが
できる。
第1図は本考案に基づくフック装置の一実施例を示す側
面構造図であり、第2図は前記第1図のA−A断面図で
ある。第3図は本考案に基づくフック装置の他の実施例
を示す側面図であり、第4図は前記第3図のB−B断面
図である。第5図は移動可能に装着された従動鎖車の一
実施例を示す部分断面図、第6図は周知の一般的な揚重
装置におけるフック装置の一例を示す断面構造図であ
る。 〔符合の説明〕 1:フック、2:フックブロック、2a:保持枠、3:スラスト
軸受、4:シーブブロック、4a:シーブホイール、4b:軸、
5:ワイヤーロープ、10、10a:フック装置、11:回転駆動
装置、12:駆動鎖車、13:被駆動鎖車、14:無端鎖、15:従
動鎖車、16:電源供給系、17:周波数変換器、20:フック
ブロック、20a:保持枠、20b:ブロック本体、20c:支持
枠、20d:ブラケット、20e:支持枠、21,22:保護カバー、
23,24:止め螺子
面構造図であり、第2図は前記第1図のA−A断面図で
ある。第3図は本考案に基づくフック装置の他の実施例
を示す側面図であり、第4図は前記第3図のB−B断面
図である。第5図は移動可能に装着された従動鎖車の一
実施例を示す部分断面図、第6図は周知の一般的な揚重
装置におけるフック装置の一例を示す断面構造図であ
る。 〔符合の説明〕 1:フック、2:フックブロック、2a:保持枠、3:スラスト
軸受、4:シーブブロック、4a:シーブホイール、4b:軸、
5:ワイヤーロープ、10、10a:フック装置、11:回転駆動
装置、12:駆動鎖車、13:被駆動鎖車、14:無端鎖、15:従
動鎖車、16:電源供給系、17:周波数変換器、20:フック
ブロック、20a:保持枠、20b:ブロック本体、20c:支持
枠、20d:ブラケット、20e:支持枠、21,22:保護カバー、
23,24:止め螺子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 1/00 - 1/68
Claims (5)
- 【請求項1】揚重フックを回転自在に垂設するフックブ
ロックに、下端に駆動鎖車を有する遠隔操作可能な回転
駆動装置を、前記駆動鎖車が前記フックブロックの下部
側方に位置するよう立設固定すると共に、前記揚重フッ
ク外周に前記駆動鎖車に張設された無端鎖を介して連結
される被駆動鎖車を装着してなる回転式揚重フック装
置。 - 【請求項2】前記回転駆動装置がギヤードモータであ
り、かつ前記回転駆動装置への電源供給系に周波数変換
器を介在せしめてなる請求項1記載の回転式揚重フック
装置。 - 【請求項3】前記フックブロックの被駆動鎖車を中心と
して前記駆動鎖車と相対する部位に従動用鎖車を配設
し、前記被駆動鎖車を挟んで前記駆動鎖車と前記従動鎖
車間に無端鎖を張設したことを特徴とする請求項1又は
2記載の回転式揚重フック装置。 - 【請求項4】前記被駆動鎖車の径が前記駆動鎖車及び前
記従動鎖車より大きく構成されたことを特徴とする請求
項3記載の回転式揚重フック装置。 - 【請求項5】前記従動鎖車が前記フックブロックに移動
可能に装着されていることを特徴とする請求項3又は4
記載の回転式揚重フック装置。
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---|---|---|---|
JP1989122050U JP2577694Y2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-10-17 | 回転式揚重フック装置 |
CA002032504A CA2032504C (en) | 1989-05-17 | 1990-05-14 | Rotary load lifting hook device |
KR2019900700008U KR940005217Y1 (ko) | 1989-05-17 | 1990-05-14 | 회전식 호이스트 후크장치 |
US07/635,640 US5125707A (en) | 1989-05-17 | 1990-05-14 | Rotary load lifting hook device |
PCT/JP1990/000606 WO1990014300A1 (fr) | 1989-05-17 | 1990-05-14 | Crochet de levage rotatif |
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JP1-57278 | 1989-05-17 | ||
JP1989122050U JP2577694Y2 (ja) | 1989-05-17 | 1989-10-17 | 回転式揚重フック装置 |
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1989
- 1989-10-17 JP JP1989122050U patent/JP2577694Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-05-14 WO PCT/JP1990/000606 patent/WO1990014300A1/ja active Application Filing
- 1990-05-14 US US07/635,640 patent/US5125707A/en not_active Expired - Fee Related
- 1990-05-14 CA CA002032504A patent/CA2032504C/en not_active Expired - Fee Related
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