JP2005334588A - スーツケース用緊締ベルト - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時におけるベルトの余剰端部分の長さをほぼ一定にすることができ、体裁よく安全に且つ緊締が緩まない状態で使用しうるようにされた新規のスーツケース用緊締ベルトを提供することを目的とする。
【解決手段】余剰端部分を留める内外一対の長方形緊締環がベルト本体の基端に取付けられ且つベルト本体が長さ調節しうるようにされた形式のスーツケース用緊締ベルトに関し、前記ベルト本体の末端における所定の長さ部分は、最良長さの余剰端部分に指定され、また前記ベルト本体において当該ベルト本体が留め状態にされたときに前記指定余剰端部分に対面する対応個所の外面と前記指定余剰端部分の内面とには、相互に係合する本止め用係止具及び仮止め用係止具が設けられ、当該仮止め用係止具の方はベルトの締付長さ量分に相当する長さ分だけ本止め用係止具よりも前記内外一対の長方形緊締環に近い位置になる配置にされたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、スーツケースの蓋が誤って開いてしまうことを防止するために、当該スーツケースの周囲に巻き止めて用いるスーツケース用緊締ベルトに関する。具体的には、スーツケースの閉止状態がベルトの緊張によって確実に維持され、またベルトの余剰端部分が本止め用係止具同士の係止によってその遊動が阻止され且つベルトの余剰端部分が決まった一定の長さにされるようにしたスーツケース用緊締ベルトに関するものである。
そもそも、この種の緊締ベルトは、異なるサイズのスーツケースにも合うように予め長さ調節ができる構造に作られている。
従来知られているこの種のスーツケース用緊締ベルトは、これを用いるときにはベルトの長さを予め充分に調節して使用しないと、ベルトの末端が自由端となって長く垂れ下がり(本文中、この垂れ下がる部分を余剰端部分という。)、始末におえないことが多々あった。
すなわち、余剰端部分は、長く垂れ下がると、他のものに引っ掛かったり、緊締が緩んだりすることがあるという問題点があって、安全性の面で好ましくなかった。また、余剰端部分が垂れ下がる長さを極端に短くすると、輸送途中に、緊締金具からベルトの末端が抜け外れる危険性があった。
しかしながら、前記緊締ベルトの長さの調節は、消費者にとっては必ずしも容易なことではなく、不慣れなこともあって、どちらかと言うと面倒なことであった。このように調度良い長さに調節しにくいことがあってか、余剰端部分が長く垂れ下がった必ずしも体裁が良いとは言えない状態、中には危険と思われるような状態にされたまま、つまり本意でない多少不満足な状態のままで使用する消費者が少なくない。特に最近は、緊締ベルトが目印等になるということもあって、差別化ができるカラフルなデザインのものが選らばれる傾向になってから特に目立つようになってきている。そして、これに伴って店員が前記調節を行ってから購入者に渡すケースが増えてきている。これは店側からすればマイナス要因であり好ましいことではない。
このようなことから、少しでも容易に体裁が良く危険性がない状態に、前記余剰端部分の処理ができるようにされた緊締ベルトへの要望は、多くあった。
斯かる要望に一見応えられているような緊締ベルトは、たとえば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
これら特許文献1及び特許文献2に開示された緊締ベルトは、いずれも、余剰端部分が自由端となって遊動してしまうことを阻止することができてはいるが、緊締金具部からベルトの余剰端部分の先端までの長さが、調度良い状態に規制できる構成にはなっていないものであった。
このように前記特許文献1及び特許文献2に開示の緊締ベルトは、緊締具部からベルトの余剰端部分の先端までの長さが調度良い状態に規制できる構成にはなっていないために、使い方によっては、当該長さが必要以上に長い若しくは短い状態で使われてしまうことが比較的多くあった。
つまり、特許文献1及び特許文献2に開示されている緊締ベルトは、完全には、前記要望を満たし切っているとは言えないものであった。
特開2002−101940号公報 登録実用第3038883号公報
本発明は、前記現状に鑑み、ベルトの余剰端部分の長さをほぼ一定にすることができて、体裁よく安全に且つ緊締が緩まない状態で使用しうるようにされた新規のスーツケース用緊締ベルトを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係るスーツケース用緊締ベルトは、余剰端部分を留める内外一対の長方形緊締環がベルト本体の基端に取付けられ且つベルト本体が長さ調節しうるようにされた形式のスーツケース用緊締ベルトに関し、前記ベルト本体の末端における所定の長さ部分は、最良の長さの余剰端部分に指定され、また前記ベルト本体において当該ベルト本体が留め状態にされたときに前記指定余剰端部分に対面する対応個所の外面と前記指定余剰端部分の内面とには、相互に係合する本止め用係止具及び仮止め用係止具が設けられ、当該仮止め用係止具はベルトの締付長さ量分に相当する長さ分だけ本止め用係止具よりも前記内外一対の長方形緊締環に近い位置になる配置にされたことを特徴とする技術的手段が講じられたものである。
したがって、請求項1に係るスーツケース用緊締ベルトは、たとえば次のようにして使用することができる。
請求項1に係るスーツケース用緊締ベルトは、スーツケースの胴周径よりやや長くなっていることを予め確認してから当該スーツケースの胴周部に巻き回し、この巻き回し状態において、ベルト本体の末端を内外一対の長方形緊締環の内径孔に内面側から外面側に向かって通し、この通し状態において仮止め用係止具を係止して仮止め状態にする。しかる後、この仮止め状態においてベルト本体の長さを短く調節して当該ベルト本体のスーツケースへの巻き付けを弛みの少ない略緊張状態にする。この略緊張状態において余剰端部分を強く引っ張って本止め用係止具を係止させることにより本止め状態にする。
その結果、前記余剰端部分が引っ張られた分だけベルト本体がさらに短くなって強く緊張されるので、スーツケースの蓋が誤って開いてしまうことが防止され、また、余剰端部分の長さは一定にされ、さらに余剰端部分は遊動しないようにされる。
請求項2に係るスーツケース用緊締ベルトは、内側ベルト部及び外側ベルト部からなる二つ折りの長さ調節ベルト部材と、日の字形状を呈しその中間横軸に前記内側ベルト部の先端が連結され且つ同中間横軸の両側に存する内径孔に前記外側ベルト部がスライド可能に挿通されることにより取り付けられた長さ調整バックルと、前記長さ調節ベルト部材の二つ折り個所がスライド可能に挿通されることにより取り付けられた長方形連結環と、当該長方形連結環に中間ベルト部材を介して取り付けられた内外一対の長方形緊締環とによってベルト本体が構成され、前記ベルト本体の末端における所定の長さ部分は最良な一定長さの余剰端部分に指定され、また前記ベルト本体の末端が内外一対の長方形緊締環に挟み留め状態にされたときに当該ベルト本体における前記指定余剰端部分に対面する対応個所の外面と前記指定余剰端部分の内面とには相互に係合する本止め用係止具及び仮止め用係止具が設けられ、当該仮止め用係止具はベルトの締付長さ量分に相当する長さ分だけ本止め用係止具よりも前記内外一対の長方形緊締環に近い位置になる配置にされたことを特徴とする。
したがって、請求項2に係るスーツケース用緊締ベルトは、たとえば次のようにして使用することができる。
請求項2に係るスーツケース用緊締ベルトは、スーツケースの胴周径よりやや長くなっていることを確認してから当該スーツケースの胴周部に巻き回し、この巻き回し状態においてベルト本体の末端を内外一対の長方形緊締環の内径孔に内面側から外面側に向かって通したのち、この通し状態において仮止め用係止具を係止して仮止め状態にする。しかる後、この仮止め状態において内側ベルト部の長方形連結環に近い個所を手指で挟み持って当該内側ベルトに引き操作を加えることにより外側ベルト部の長さを短くしてベルト本体のスーツケースへの巻き付けを略緊張状態にする。この略緊張状態において内・外両側ベルトにおける長方形連結環に近い個所を重なり状態のまま手指で挟み持って位置ずれしないように保持する。この保持を維持したままの状態、すなわち前記引き操作により外側ベルトに弛みができたままの保持状態において、空いている方の手で前記仮止め状態を解消して余剰端部分を内外一対の長方形緊締環から抜き外すと共にベルト本体をスーツケースから一旦外す。この場合、これら外し操作中及びその後も前記保持状態を維持する。この維持状態のままにおいて長さ調整バックルをスライドさせて前記弛みを無しの状態にする。よって、ベルト本体は、前記略緊張状態時の長さすなわちスーツケースの胴周径に見合った調度よい長さにされる。このようにして調度よい長さになったベルト本体を再びスーツケースの胴周部に巻き回すと共に余剰端部分を内外一対の長方形緊締環の内径孔に内面側から外面側に向かって通したのち、内側の長方形緊締環の内径孔に外側の長方形緊締環の外周の外側を経て戻し通すと共にこの戻し通し状態において余剰端部分を強く引っ張って本止め用係止具同士を係止させ、よって本止め状態にする。
なお、前記弛み無しの状態にする操作は、ベルト本体をスーツケースから一旦外して行っているが、器用な人、手馴れた人であれば外さないでもできる。このように外さずにできれば、弛み無しの状態にした後に行う、ベルト本体を再びスーツケースの胴周部に巻き回す操作、余剰端部分を内外一対の長方形緊締環の内径孔に内面側から外面側に向かって通す操作、内側の長方形緊締環の内径孔に外側の長方形緊締環の外周の外側を経て戻し通す操作を行う必要がなくなるので、省力化、作業時間の短縮化ができる。
その結果、前記余剰端部分が引っ張られた分だけベルト本体がさらに短くなって強く緊張された状態になるので、スーツケースの蓋が誤って開いてしまうこが防止される。また、余剰端部分の長さを一定にすることができ、しかも余剰端部分が遊動しないようにすることができる。
請求項3に係るスーツケース用緊締ベルトは、本止め用係止具及び仮止め用係止具が面ファスナであることを特徴とする。
したがって、本止め用係止具及び仮止め用係止具の係止操作及びその外し操作が容易にできる。
請求項4に係るスーツケース用緊締ベルトは、本止め用係止具における指定余剰端部分の内面に設けられた面ファスナが仮止め用係止具における指定余剰端部分の内面に設けられた面ファスナを兼ね果たしうるようにされたことを特徴とする。
したがって、仮止め用係止具における指定余剰端部分の内面に対する面ファスナの取付が省略でき、構成の簡略化及びコストの低減化ができる。
請求項5に係るスーツケース用緊締ベルトは、中間ベルト部の裏面に滑り止め部が設けられたことを特徴とする。
したがって、前記余剰端部分を引いて本止め用係止具同士を係止させる操作を行なう際には、中間ベルト部材のスーツケースに対する押し付け圧によって滑り止め部がより確実に滑らないようにベルト本体を固定することができるので、本止め用係止具同士の係止は、位置ずれしない状態で容易に係止させることができる。
請求項1に係るスーツケース用緊締ベルトは、前記の通りであるので、スーツケースの蓋が誤って開いてしまうことを防止でき、また、余剰端部分の長さは常に一定に保たれた体裁がよい状態にすることができ、しかも余剰端部分は遊動しない安全な状態に係止できる。
請求項2に係るスーツケース用緊締ベルトは、前記の通りであるので、スーツケースの蓋が誤って開いてしまうことを防止でき、また、余剰端部分の長さは常に一定に保たれた体裁がよい状態にすることができ、しかも余剰端部分は遊動しない安全な状態に係止できる。
請求項3に係るスーツケース用緊締ベルトは、本止め用係止具及び仮止め用係止具が面ファスナであるので、本止め用係止具及び仮止め用係止具の係止操作及びその外し操作が容易にできる。
請求項4に係るスーツケース用緊締ベルトは、本止め用係止具における指定余剰端部分の内面に設けられた面ファスナが仮止め用係止具における指定余剰端部分の内面に設けられた面ファスナを兼ね果たしうるようにされたので、構成の簡略化及びコストの低減化ができる。
請求項5に係るスーツケース用緊締ベルトは、中間ベルト部の裏面に滑り止め部が設けられたので、前記余剰端部分を引いて本止め用係止具同士を係止させる操作を行なう際には、中間ベルト部材のスーツケースに対する押し付け圧によって、確実に滑り止め部がベルト本体を滑らないように固定することができ、本止め用係止具同士の係止は、位置ずれしない状態で容易に係止させることができる。
図に示す本発明の実施の態様に係るスーツケース用の緊締ベルト1は、長さ調節が任意にできる形式のベルト本体2に工夫を施したものである。
すなわち、本実施の態様に係るスーツケース用の緊締ベルト1は、化学繊維で織った幅の広い織り帯を以て構成された内側ベルト部3及び外側ベルト部4からなる二つ折りの長さ調節ベルト部材5と、日の字形状を呈しその中間横軸6に前記内側ベルト部3の先端が連結され且つ同中間横軸6の両側に存する内径孔7,8に前記外側ベルト部4がスライド可能に挿通されることによって取り付けられた金属製の長さ調整バックル9と、前記長さ調節ベルト部材5の二つ折り個所10がスライド可能に挿通されることによって取り付けられた金属製の長方形連結環11と、当該長方形連結環11に中間ベルト部材12を介して取り付けられた金属製の内外一対から成る長方形緊締環13,14と、前記外側ベルト部4の先端に皮片15、16を重ね縫いすることによって設けられた剣先部17とにより構成されたベルト本体2に次のような工夫が施されたものである。
前記ベルト本体2は、前記のように構成されているので、その長さは、前記長さ調整バックル9の位置を外側ベルト部4に沿って適宜にずらすことによって任意に変更・調整できる。
また、前記ベルト本体2の外側ベルト部4の余剰端部分19は、これを内外両方の長方形緊締環13、14の内径孔20、21に内面側から外面側に向かって通したのち、外側の長方形緊締環14の外側を経て内側の長方形緊締環13の内径孔20に外面側から内面側に向かって戻し通すことによりて、前記内外両方の長方形緊締環13、14に連結されている。したがって、前記ベルト本体2は、その締め着け操作及びその弛め操作ができる。なお、これら締め着け操作、弛め操作の方法は、従前行われていることと同様であるので、ここではその詳細な説明は省略する。
さて、前記工夫は、ベルト本体2の余剰端部分19の垂れ下がる長さを常に一定に保ち得るようにされたものであって、具体的には次の通りである。
すなわち、前記工夫は、前記外側ベルト部4の先端部における所定の長さ部分が最良長さの余剰端部分19に指定され、また前記ベルト本体2がスーツケース23の胴回りに掛け回して緊締状態にされたときに前記外側ベルト部4における指定余剰端部分19に対面する対応個所24の先端部の外面と前記指定余剰端部分19の先端部の内面とに相互に係合する本止め用係止具25、26が設けられ、さらに前記対応個所24の中間位置の外面には、前記指定余剰端部分19の先端部に設けられた方の本止め用係止具26と係合する仮止め用係止具27が設けられて成るものである。因みに、前記指定余剰端部分19の先端部に設けられた方の本止め用係止具26は、前記の係合またはその解消操作を行い易くするため及び外に露呈しないようにするために、前記剣先部17の内側面に設けられている。
前記対応個所24の先端部に設けられた本止め用係止具25と前記対応個所24の中間位置に設けられた仮止め用係止具27は、雌型の面ファスナーであり、前記指定余剰端部分19の先端部に設けられた方の本止め用係止具26は、前記雌型の面ファスナー25,27に択一に係止させたり外したりできる雄型の面ファスナーである。なお、本発明は、前記面ファスナーの代わりにスナップホック、マグネットホック、その他の係止具を採用することは任意である。
また、前記中間ベルト部材12は、前記長さ調節ベルト部材5と同じ材質の短尺ベルト材を三つ折にして縫い合わせることによって構成され、両端には管状の軸通し部28、29が設けられている。そして一方の軸通し部28には前記長方形連結環11の軸部30が挿通されることによって当該長方形連結環11が取り付けられ、他方の軸通し部29には前記内外一対の長方形緊締環13,14の軸部31,32が挿通されることによって当該内外一対の長方形緊締環13,14が取り付けられている。さらに、前記中間ベルト部材12には、その裏面に滑り止め層33が設けられている。この滑り止め層33は、後述する(8)の操作を容易且つ確実に行い得るようにするために設けられている。なお、本発明は、滑り止め層33を設けないで実施することができる。
前記において説明した実施の形態に係るスーツケース用の緊締ベルト1は、たとえば次のような、(1)〜(8)の操作を順に行う要領で使用される。
(1)先ず、ベルト本体2がスーツケース23の胴周径より長くなっていることを確認してから当該スーツケース23の胴周部に仮りに巻き回す。
(2)この仮巻き回し状態において余剰端部分19を内外一対の長方形緊締環13、14の内径孔20,21に内面側から外面側に向かって通し(図5中の仮想線参照)たのち、この通し状態において余剰端部分19に設けられた本止め用係止具26を仮止め用係止具27に係止して仮止め状態にする。
(3)この仮止め状態において内側ベルト部3の長方形連結環11に近い個所を手指で挟み持って引き操作を加えることにより外側ベルト部4の長さを短くしてベルト本体2のスーツケース23への巻き付けを略緊張状態にする(図4参照)。この場合、内側ベルト3には前記外側ベルト部4が短くされることによってたとえば図4に示す形状のような弛み22が生ずる。勿論、この弛み22の形状は常に異なることはいうまでもない。
(4)次いで、前記略緊張状態において内・外両側ベルト3、4における長方形連結環11に近い個所18a、18bを重なり状態のまま手指で挟み持って位置ずれしないように保持する。
(5)この保持を維持したままの状態、すなわち前記引き操作により外側ベルト4に弛み22ができたままの保持状態において、空いている方の手で前記仮止め状態を解消して余剰端部分19を内外一対の長方形緊締環13、14から外すと共にベルト本体2をスーツケース23から一旦外す。この場合、これら外し操作中及びその後も前記保持状態は維持する。
(6)この維持状態のままにおいて長さ調整バックル9をスライドさせて前記弛みを無しの状態にする。よって、ベルト本体2は、前記略緊張状態時の長さすなわちスーツケース23の胴周径に見合った調度よい長さにされる。
(7)このようにして調度よい長さになったベルト本体2を再びスーツケース23の胴周部に巻き回すと共に余剰端部分19を内外一対の長方形緊締環13、14の内径孔20,21に内面側から外面側に向かって通したのち、内側の長方形緊締環13の内径孔20に外側の長方形緊締環14の外周の外側を経て戻し通す(図6中の仮想線参照)。
(8)この戻し通し状態において、一方の手を使って中間ベルト部材12部分をスーツケース23に押し付けて移動しないように固定すると共に他方の手を使って余剰端部分19に引っ張り操作を加え、よってベルト本体2を引き締めてから本止め用係止具25、26同士を係止させる要領を行い、この要領により本止め状態にする(図2及び図3参照)。この本止め状態にした場合には、前記余剰端部分19が引っ張られた分だけベルト本体2は短くなって強く緊張される。なお、前記一方の手で中間ベルト部材12部分をスーツケース23に押し付けた場合においては、前記滑り止め層33がベルト本体2を滑らないようにしっかりと固定しておく機能を果たすものであって、前記要領を行うのに有効に機能する。
前記(1)〜(8)の操作を順に行う要領は、これに拘る必要な無く、たとえば(5)及び(7)の操作を省くことができる。すなわち、ベルト本体2をスーツケース23から外さずに略緊張状態の遊びを利用して(6)の操作を行った後、余剰端部分19を引っ張って本止め用係止具25、26同士を係止させることにより本止め状態にする方法等でも使用できる。この後者の要領は、慣れてくれば比較的容易にできることであり、前記操作のトータル時間の短縮化に有利である。
前記本止め状態にされた場合、スーツケース23の閉止状態は、ベルト本体2の緊張によって確実に維持され、またベルト本体2の余剰端部分19は、本止め用係止具25、26同士の係止によってその遊動が阻止され且つ決まった一定の長さにされる。
実施の形態を使用の状態で示す斜視図である。 実施の形態を本止め状態で示す斜視図である。 図2A−A線に沿う断面図である。 実施の形態を略緊張状態で示す斜視図である。 仮止め状態にする場合の余剰端部分の通し順を示す断面図である。 本止め状態にする場合の余剰端部分の通し順を示す断面図である。
符号の説明
1 実施の態様に係るスーツケース用の緊締ベルト
2 ベルト本体
3 内側ベルト部
4 外側ベルト部
5 長さ調節ベルト部材
6 中間横軸
7、8 内径孔
9 長さ調整バックル
10 二つ折り個所
11 長方形連結環
12 中間ベルト部材
13 長方形緊締環
14 長方形緊締環
15、16 皮片
17 剣先部
18a、18b 近い個所
19 余剰端部分
20、21 内径孔
22 弛み
23 スーツケース
24 対応個所
25、26 本止め用係止具
27 仮止め用係止具
28、29 軸通し部
30 軸部
31、32 軸部
33 滑り止め層

Claims (5)

  1. 余剰端部分を留める内外一対の長方形緊締環がベルト本体の基端に取付けられ且つベルト本体が長さ調節しうるようにされた形式のスーツケース用緊締ベルトに関し、前記ベルト本体の末端における所定の長さ部分は、最良長さの余剰端部分に指定され、また前記ベルト本体において当該ベルト本体が留め状態にされたときに前記指定余剰端部分に対面する対応個所の外面と前記指定余剰端部分の内面とには、相互に係合する本止め用係止具及び仮止め用係止具が設けられ、当該仮止め用係止具は本止め用係止具よりもベルトの締付長さ量分に相当する長さ分だけ前記内外一対の長方形緊締環に近い位置になる配置にされたことを特徴とするスーツケース用緊締ベルト。
  2. 内側ベルト部及び外側ベルト部からなる二つ折りの長さ調節ベルト部材と、日の字形状を呈しその中間横軸に前記内側ベルト部の先端が連結され且つ同中間横軸の両側に存する内径孔に前記外側ベルト部がスライド可能に挿通されることにより取り付けられた長さ調整バックルと、前記長さ調節ベルト部材の二つ折り個所がスライド可能に挿通されることにより取り付けられた長方形連結環と、当該長方形連結環に中間ベルト部材を介して取り付けられた内外一対の長方形緊締環とによってベルト本体が構成され、前記ベルト本体の末端における所定の長さ部分は最良な一定長さの余剰端部分に指定され、また前記ベルト本体の末端が内外一対の長方形緊締環に挟み留め状態にされたときに当該ベルト本体における前記指定余剰端部分に対面する対応個所の外面と前記指定余剰端部分の内面とには相互に係合する本止め用係止具及び仮止め用係止具が設けられ、当該仮止め用係止具はベルトの締付長さ量分に相当する長さ分だけ本止め用係止具よりも前記内外一対の長方形緊締環に近い位置になる配置にされたことを特徴とするスーツケース用緊締ベルト。
  3. 本止め用係止具及び仮止め用係止具が面ファスナであることを特徴とする請求項1又は2記載のスーツケース用緊締ベルト。
  4. 本止め用係止具における指定余剰端部分の内面に設けられた面ファスナが仮止め用係止具における指定余剰端部分の内面に設けられた面ファスナを兼ね果たしうるようにされたことを特徴とする請求項3記載のスーツケース用緊締ベルト。
  5. 中間ベルト部の裏面には滑り止め部が設けられたことを特徴とする請求項2、3又は4記載のスーツケース用緊締ベルト。
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