JP4354515B1 - 拘束帯保持装置およびこれを備えたベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急時などにおいて、患者に施された複数本の拘束帯の取り外しを短時間に行なうことができるようにするとともに、拘束帯の安全な取り付け場所を提供すること。
【解決手段】ベッドのサイドフレーム51に固定する固定部と、この固定部に設けられ拘束帯Kを係止する拘束帯係止軸2をサイドフレームの長手方向に沿って挿抜可能に案内する係止軸ガイド部とを備えた拘束帯保持具1を複数備えると共に、複数の拘束帯保持具1の各係止軸ガイド部に案内される各個別の拘束帯係止軸2と、当該各個別の拘束帯係止軸2を連結する連結部3とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、拘束帯保持装置およびこれを備えたベッドに係り、特に、患者をベッドに拘束するための拘束帯の端部をベッドに固定する拘束帯保持装置およびこれを備えたベッドに関する。
拘束帯による患者の身体拘束は、介護保険施設においては、厚生労働省令により原則禁止されている。一方、精神科病院等では、現在も適法に拘束帯が利用されている。
従来の拘束帯は、ベッドのサイドフレームに拘束帯の端部を直接結び付けるものや、拘束帯の端部が衣服用ベルトのようになっており、当該ベルト部分をサイドフレームに直接巻き付け、当該ベルトの穴にピンを通して反対側からピン押さえを取り付け、両者の係合により拘束帯の端部をサイドフレームに直接固定するものであった。
しかし、火災等の緊急時に拘束帯を取り外す際に、拘束帯の一本一本を個別に取り外す必要があり、拘束帯の取り外しに時間がかかった。かつ、通常はサイドフレームがマットレスに隠された状態になっているため、いざ拘束帯を取り外そうとしても、拘束帯を一本一本取り外す作業の障害となっていた。同様に、拘束帯を取り付ける際も、時間と労力がかかっていた。
また、拘束帯を取り外す作業中に看護師等の手がサイドフレーム等に接触し、怪我をする場合があった。
また、拘束帯をサイドフレームに直接巻き付けているため、サイドフレームの形状によっては拘束帯の固定部が緩みやすかったり、サイドフレームに沿って拘束帯の固定部がスライドしてズレてしまう場合もあり、拘束帯の固定が不安定になりやすく、患者自身に危険が及ぶおそれもあった。
ここで、拘束帯を一本一本ベッドに固定している公知技術文献としては、例えば、特許文献1がある。また、拘束帯端部の固定に利用される固定具に関する公知技術文献として、例えば、特許文献2がある。
特開2008−93187号公報 米国特許第5600977号明細書
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、患者に施された複数本の拘束帯を従来よりも簡単に同時に取り外すことができ、これにより、複数本の拘束帯の取り外しを短時間に行なうことを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、サイドフレームとこのサイドフレームの上方に配置された床面部とを備えたベッドに取り付ける拘束帯保持装置およびこれを備えたベッドを提供する。本発明の拘束帯保持装置は、複数の拘束帯を個別に保持する複数の拘束帯保持具を備える。各拘束帯保持具は、拘束帯の端部を係止する拘束帯係止軸と、サイドフレームの長手方向に沿って形成され拘束帯係止軸を挿通し当該拘束帯係止軸をサイドフレームの長手方向に沿って挿抜可能に案内する係止軸案内孔と、この係止軸案内孔を備えた係止軸ガイド部と、この係止軸ガイド部に装備され当該係止軸ガイド部をサイドフレームに固定する固定部とを備える。また、各拘束帯保持具の各拘束帯係止軸を連結する連結部を備える。
拘束帯は、その端部が係止軸ガイド部に挿入された拘束帯係止軸に巻回され、これにより、拘束帯の端部が、ベッドのサイドフレームに固定される。このように拘束帯を固定する拘束帯保持具が、ベッドのサイドフレームに沿って、数箇所に固定される。各拘束帯保持具では、各係止軸ガイド部に上記の拘束帯係止軸が挿入されるが、これら複数の拘束帯係止軸は連結部によって連結されている。このため、係止軸ガイド部から拘束帯係止軸を抜き取る方向に連結部をスライドさせると、各拘束帯保持具の各拘束帯係止軸が同時に抜き取られ、当該各拘束帯係止軸に係止されていた各拘束帯の端部が同時に解放され、複数の拘束帯が同時に取り外される。
これにより、前述した課題を解決しようとするものである。
本発明によれば、以上のように構成され機能するので、これによると、患者に施された複数本の拘束帯を従来よりも簡単に同時に取り外すことができ、これにより、複数本の拘束帯の取り外しを短時間に行なうことができる。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
まず、図1(a)に基づいて本実施形態の概要を説明する。患者Mが横たわるベッドは、サイドフレーム51、ヘッドボード52およびフットボード53を備えている。サイドフレーム51上には、起き上がり機能などを備えた床面部54が装備されている。床面部54の上にはマットレス55が敷かれ、その上で患者Mが横になっている。
患者Mには3本の拘束帯Kが施され、各拘束帯Kの端部は、それぞれ個別の拘束帯保持具1に係止されている。各拘束帯の端部は、各拘束帯保持具1に挿通された各拘束帯係止軸2に巻回されることによって、当該各拘束帯係止軸2に係止されている。各拘束帯係止軸2は、連結部3によって、一体的に連結されている。また、サイドフレーム51の長手方向に沿ってフットボード53側の端部に配置された拘束帯保持具1では、拘束帯係止軸2の延長線上でフットボード53の近傍に矩形の取っ手4が形成されている。
図1(b)は、取っ手4の周囲をベッドの上方から見込んだ図である。拘束帯係止軸2がフットボードの外側の面まで延長され、その先に、フットボード53の外面に沿ってL字状に曲げられた取っ手4が形成されている。
この取っ手4には、着脱可能なストッパー4sが装備されている。図1(c)はストッパー4sの斜視図である。ストッパー4sは、拘束帯Kの素材と同じ素材でベルト状に形成されており、ベルト穴を重ねてピンM1を通し、反対側からピン止めM2を嵌め込むことによって、両者の係合によりストッパー4sを機能させる。このストッパー4sは、例えば、柵状のフットボード53とL字状の取っ手4とを一緒に巻き込むことによって、取っ手4がフットボード53から離れないように固定し、これにより、取っ手4をフットボード53から離す方向に動かす操作を抑止する。
ストッパー4sを外し、取っ手4をサイドフレーム51の長手方向に沿って矢印Aの方向に引っ張ると、連結部3によって連結された各拘束帯係止軸2が同時に各拘束帯保持具1から引き抜かれ、これにより、当該各拘束帯係止軸2に係止されていた各拘束帯Kの端部が矢印B方向に解放され、患者Mを拘束していた複数の拘束帯Kが同時に取り外される。
これによると、患者Mに施された複数本の拘束帯Kを従来よりも簡単に同時に取り外すことができ、これにより、複数本の拘束帯Kの取り外しを短時間に行なうことができる。
図2は、拘束帯保持具1の構成を示す正面図および左側面図である。拘束帯保持具1は、ベッドのサイドフレーム51に固定する固定部11と、この固定部11に設けられ拘束帯Kを係止する拘束帯係止軸2をサイドフレーム51の長手方向に沿って挿抜可能に案内する係止軸ガイド部12とを備えている。
これを更に詳述すると、本実施形態において、固定部11は、ベッドのサイドフレーム51に覆い被さるコ字状に形成されている。固定部11は、当該コ字状の開放端側にボルトの挿通孔13が設けられ、当該挿通孔13にボルトを挿通してナットで締めることによって、コ字状の固定部11がベッドのサイドフレーム51を締め付け、これにより、拘束帯保持具1がベッドのサイドフレーム51に固定されるようになっている。
また、係止軸ガイド部12は、固定部11の表面に凸設され、固定部11をベッドのサイドフレーム51に固定したときに、当該サイドフレーム51に向かって見込んだ形状が上方を開放したコ字状に形成されている。このコ字状の開放端側に、拘束帯係止軸2を挿通する係止軸案内孔14が設けられている。この係止軸案内孔14は、コ字状の開放端側に形成されているので、拘束帯係止軸2がその両端部において係止軸案内孔14に支えられるが、拘束帯係止軸2の中央部は、コ字状の係止軸ガイド部12から露出した状態となり、当該中央の露出部に拘束帯Kの端部を固定することになる(図3)。
また、係止軸ガイド部12は、そのコ字状の閉塞側に、連結部3のパイプを挿通し保持する連結部保持部としての連結部案内孔15を備えている。係止軸案内孔14と連結部案内孔15とは、ベッドのサイドフレーム51の長手方向に沿う方向に貫通され、互いに平行に形成されている。
本実施形態において、拘束帯保持具1は、例えば金属材料により固定部11と係止軸ガイド部12とが一体的に成型され、ベッドのサイドフレーム51の表側に間隔を隔てて複数取り付けられている(図1)。
図3は、拘束帯保持具1に、拘束帯係止軸2と、連結部3とを挿通し、拘束帯Kを係止した状態を示している。
係止軸案内孔14に挿通された拘束帯係止軸2は、当該係止軸案内孔14の径に適合する太さのパイプであり、係止軸ガイド部12の横幅よりも幾分長い長さに設定されている。拘束帯係止軸2の中央の露出部には、拘束帯係止軸2の径よりも幾分大きい径の仲介パイプ5を介在させる。この仲介パイプ5は、係止軸ガイド部12をなすコ字状の開放部に納まる長さに設定し、かつ、拘束帯Kの幅よりも幾分長い長さに設定する。この仲介パイプ5は、係止軸案内孔14に拘束帯係止軸2を挿入する際に同時に拘束帯係止軸2を通すことによって、図3の状態に取り付ける。拘束帯Kは、その端部に形成した輪を仲介パイプ5の周りに回すことによって取り付けるが、仲介パイプ5と同時に取り付けてもよいし、仲介パイプを取り付けた後から仲介パイプ5の周りに回して取り付けてもよい。これにより、拘束帯係止軸2と拘束帯Kとの間に仲介パイプ5が介在し、拘束帯係止軸2と拘束帯Kとの間の摩擦を緩和する。
一方、連結部案内孔15には、連結部3のパイプが挿通されている。連結部3のパイプは、連結部案内孔15の径に適合する太さに設定され、複数の拘束帯保持具1の間で、連結部3のパイプが一本に連結されている(図1)。また、連結部3のパイプは、拘束帯係止軸2の一端部に向かって腕を伸ばし、当該拘束帯係止軸2の一端部に連結されている。これにより、拘束帯保持具1の部分において、いわば十手のようなパイプ構造が形成されている(図3)。この十手形状の向きは、すべての拘束帯保持具1において、同じ向きになるように拘束帯係止軸2の一端部と連結部3とが接続されている。本実施形態において、この十手形状の向きは、十手の開放側が患者の頭側を向くように装備されている(図1)。
ところで、連結部3は、すべての拘束帯保持具1において一本に連結されており、かつ、拘束帯係止軸2の一端部にも接続されているため、その取り付け方法が問題となるが、取り付け方法については後述する。
続いて図4も、図3と同様に、拘束帯保持具1に、拘束帯係止軸2と、連結部3とを挿通し、拘束帯Kを係止した状態を示している。図3に示した拘束帯保持具1が、図1に3つ示した拘束帯保持具のうち左側2つに対応するのに対し、図4に示した拘束帯保持具1は、図1に3つ示した拘束帯保持具のうち、右側の拘束帯保持具1に対応する。
その違いは、拘束帯係止軸2を、連結部3に接続された側に延設し、当該延設した端部に矩形の取っ手4を形成している点にある(図1)。逆に、連結部3は、拘束帯係止軸2に接続する側の端部が連結部3の終端となっている。その他の構成は、図3と同じである。
図5は、連結部3の構造を示している。連結部3は、すべての拘束帯保持具1において一本に連結されているが、実際には途中途中に継ぎ6が存在する。連結部3および拘束帯係止軸2を拘束帯保持具1に挿入する際には、継ぎ6の部分でパイプが分離されている。分離された状態で、各拘束帯保持具1に拘束帯係止軸2および連結部3のパイプを挿入し、すべてのパイプを挿入した後に、継ぎ6の部分を連結し固定する。
図6は、継ぎ6の部分の構造を示している。継ぎ6の部分では、一方のパイプに鎖線で示す一つのネジ孔が貫通されており、他方のパイプには鎖線で示す複数のネジ孔が間隔を隔てて貫通されている。また、一方のパイプの内部に他方のパイプが収納されるように、各パイプの径が調整されている。そして、パイプを収納する長さを調整しつつ、ネジを通す孔を選択して一方と他方のパイプのネジ孔を合わせ、共通の1本のネジで留めることにより、パイプの長さを調整しつつ連結部3のパイプを一本に連結することができる。これによると、連結部3を連結する際に、拘束帯保持具1の取り付け位置に応じて、連結部3のパイプの長さを調整しながら、拘束帯係止軸2の取り付け位置を調整したうえで、連結部3のパイプを一本に連結することができる。
以上のように構成した本実施形態の外観は、図1に示すように現れる。この状態から、ストッパー4sを外し、取っ手4をサイドフレームの長手方向に沿って矢印Aの方向に引くと、各拘束帯保持具1において各拘束帯係止軸2が同時に引き抜かれるので、各拘束帯保持具1から拘束帯Kの端部が同時に解放される(矢印B)。
このため、本実施形態によれば、患者に施された複数本の拘束帯Kを従来よりも簡単に同時に取り外すことができ、これにより、複数本の拘束帯Kの取り外しを短時間に行なうことができる。
また、従来のように拘束帯の端部をサイドフレームに直接固定する場合に比べ、拘束帯の取り外しだけでなく、装着にかかる時間と労力も軽減することができると共に、拘束帯の着脱を行なう看護師等の怪我を防止することができる。また、拘束帯の端部を凹状の係止軸ガイド部12の凹部に固定するので、拘束帯固定部のズレを防止することができる。
また、連結部3のパイプを連結部案内孔15に保持させたので、拘束帯係止軸2を拘束帯保持具1から完全に引き抜いた場合でも、拘束帯係止軸2が床まで落下する事態を防止することができる。また、取っ手4をフットボード53近傍に配置し、取っ手4のストッパー4sを設けたので、患者が自分でストッパー4sを解除して拘束帯Kを外してしまうという事態を防止することができる。
即ち、本実施形態によれば、患者に施された複数本の拘束帯を従来よりも簡単に同時に取り外すことができ、これにより、複数本の拘束帯の取り外しを短時間に行なうことができると共に、拘束帯の安全な取り付け場所をも提供することができる。
ここで、本発明の範囲は、上記実施形態の範囲に限られない。例えば、上記の実施形態では、固定部11をベッドのサイドフレーム51に固定することによって、拘束帯保持具1をサイドフレーム51に取り付ける構造としたが、各拘束帯保持具1の固定部11を削除し、サイドフレーム51と、複数の係止軸ガイド部12とを予め一体的に形成してもよい。この際、係止軸ガイド部12ならびに拘束帯係止軸2および連結部3を含む全体を、サイドフレーム51に内蔵してもよい。
また、上記実施形態では、拘束帯保持具1をベッドのサイドフレームの表面に固定する構成としたが、拘束帯保持具1をサイドフレームの裏面等に固定してもよい。また、固定部の固定方式は、上記実施形態の固定方式に限らず、公知のあらゆる固定方式を採用することができる。
本発明の一実施形態の概要を示す構成図である。 図1に示す拘束帯保持具の構成図である。 図2に示す拘束帯保持具の使用状態を示す構成図である。 図2に示す拘束帯保持具の使用状態を示す構成図である。 図1に示す拘束帯保持具の連結状態を示す構成図である。 図5に示す継ぎの構造を示す構成図である。
1 拘束帯保持具
2 拘束帯係止軸
3 連結部
4 取っ手
5 仲介パイプ
6 継ぎ
11 固定部
12 係止軸ガイド部
14 係止軸案内孔
15 連結部案内孔
51 ベッドのサイドフレーム
K 拘束帯

Claims (8)

  1. サイドフレームとこのサイドフレームの上方に配置された床面部とを備えたベッドに取り付ける拘束帯保持装置であって、
    複数の拘束帯を個別に保持する複数の拘束帯保持具を備え、
    各拘束帯保持具が、前記拘束帯の端部を係止する拘束帯係止軸と、前記サイドフレームの長手方向に沿って形成され前記拘束帯係止軸を挿通し当該拘束帯係止軸を前記サイドフレームの長手方向に沿って挿抜可能に案内する係止軸案内孔と、この係止軸案内孔を備えた係止軸ガイド部と、この係止軸ガイド部に装備され当該係止軸ガイド部を前記サイドフレームに固定する固定部とを備えると共に、
    各拘束帯保持具の各拘束帯係止軸を連結する連結部を備え、前記係止軸案内孔から前記拘束帯係止軸を抜き取る方向に前記連結部をスライドさせると、前記各拘束帯係止軸が前記係止軸案内孔から抜き取られ、各拘束帯係止軸に係止されていた各拘束帯の端部が同時に解放され、複数の拘束帯が同時に取り外されるように構成したことを特徴とする拘束帯保持装置。
  2. 前記係止軸ガイド部は、コ字状に形成し、当該コ字状の開放側に前記係止軸案内孔を形成することによって、前記拘束帯係止軸が当該コ字状の両端部において前記係止軸案内孔に支えられると共に、当該拘束帯係止軸の中央部を前記コ字状の係止軸ガイド部から露出した状態とし、この露出部にて拘束帯の端部を保持し、
    前記係止軸ガイド部は、前記拘束帯係止軸と前記拘束帯との間に介在する仲介パイプを備え、当該仲介パイプは、前記係止軸ガイド部をなすコ字状の前記開放部に納まる長さに、かつ、拘束帯の幅よりも幾分長い長さに設定し、当該仲介パイプは、前記係止軸案内孔に前記拘束帯係止軸を挿入する際に同時に当該拘束帯係止軸を通されることを特徴とする請求項1記載の拘束帯保持装置。
  3. 前記係止軸ガイド部が、前記連結部のパイプを前記サイドフレームの長手方向に沿ってスライド可能に保持する連結部案内孔を備え、この連結部案内孔は、前記係止軸案内孔と平行に形成したことを特徴とする請求項1記載の拘束帯保持装置。
  4. 前記ベッドがフットボードを備え、
    当該フットボード側の端部に配置された拘束帯保持具では、拘束帯係止軸の延長線上に、かつ、前記フットボードの近傍に、前記拘束帯係止軸をフットボード側に抜き去る取っ手を連結し、当該取っ手の操作を抑止する着脱可能なストッパーを備えたことを特徴とする請求項1記載の拘束帯保持装置。
  5. サイドフレームとこのサイドフレームの上方に配置された床面部とを備えたベッドにおいて、
    前記サイドフレームに、複数の拘束帯を個別に保持する複数の拘束帯保持具を備え、
    各拘束帯保持具が、前記拘束帯の端部を係止する拘束帯係止軸と、前記サイドフレームの長手方向に沿って形成され前記拘束帯係止軸を挿通し当該拘束帯係止軸を前記サイドフレームの長手方向に沿って挿抜可能に案内する係止軸案内孔と、この係止軸案内孔を備えた係止軸ガイド部とを備えると共に、
    各拘束帯保持具の各拘束帯係止軸を連結する連結部を備え、前記係止軸案内孔から前記拘束帯係止軸を抜き取る方向に前記連結部をスライドさせると、前記各拘束帯係止軸が前記係止軸案内孔から抜き取られ、各拘束帯係止軸に係止されていた各拘束帯の端部が同時に解放され、複数の拘束帯が同時に取り外されるように構成したことを特徴とする拘束帯保持装置を備えたベッド。
  6. 前記係止軸ガイド部は、コ字状に形成し、当該コ字状の開放側に前記係止軸案内孔を形成することによって、前記拘束帯係止軸が当該コ字状の両端部において前記係止軸案内孔に支えられると共に、当該拘束帯係止軸の中央部を前記コ字状の係止軸ガイド部から露出した状態とし、この露出部にて拘束帯の端部を保持し、
    前記係止軸ガイド部は、前記拘束帯係止軸と前記拘束帯との間に介在する仲介パイプを備え、当該仲介パイプは、前記係止軸ガイド部をなすコ字状の前記開放部に納まる長さに、かつ、拘束帯の幅よりも幾分長い長さに設定し、当該仲介パイプは、前記係止軸案内孔に前記拘束帯係止軸を挿入する際に同時に当該拘束帯係止軸を通されることを特徴とする請求項5記載の拘束帯保持装置を備えたベッド。
  7. 前記係止軸ガイド部が、前記連結部のパイプを前記サイドフレームの長手方向に沿ってスライド可能に保持する連結部案内孔を備え、この連結部案内孔は、前記係止軸案内孔と平行に形成したことを特徴とする請求項5記載の拘束帯保持装置を備えたベッド。
  8. 前記ベッドがフットボードを備え、
    当該フットボード側の端部に配置された拘束帯保持具では、拘束帯係止軸の延長線上に、かつ、前記フットボードの近傍に、前記拘束帯係止軸をフットボード側に抜き去る取っ手を連結し、当該取っ手の操作を抑止する着脱可能なストッパーを備えたことを特徴とする請求項5記載の拘束帯保持装置を備えたベッド。
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