JP7156702B2 - リュックサック - Google Patents

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Description

本発明は、リュックサックに関し、特に使用者の腹側でも容易に保持することができるリュックサックに関する。
リュックサックの使用者がリュックサックを背負った状態で電車などに乗っていると、他の乗客の迷惑になることがある。このような事態を回避すべく、公共の交通機関などにおいては、使用者の腹側(前側)でリュックサックを保持する行為(以下「前持ち」という)が広く行われている。
前持ちを容易に行うためのリュックサックとして、特許文献1には、荷物を収納するための袋部と、袋部がセットされる背板部と、袋部がセットされる側とは反対側で、背板部に接続された一対の背負いベルトと、袋部と背板部との間で、背板部と対面している姿勢を維持しつつ袋部を回動可能にしている回動手段とを有するリュックサックが開示されている。このリュックサックの場合、一方の背負いベルトを肩から外してから他方の背負いベルトを基点にしてリュックサック全体を前側へと回し込んだ後、外した背負いベルトを前側から肩に掛けるという動作を行うことによって、スムースに前持ちを実現することができる。このとき、袋部が上下逆転することになるが、回動手段を用いて袋部を回動させることによって元の状態に戻すことができるため、背負っているときと同じようにして袋部内の荷物を取り出すことができる。
特開2018-157933号公報
ところで、背負いベルトは、使用者がリュックサックを背負った状態において袋部が適切な高さに位置するようにその長さが調整されるのが通常である。そのため、上記の従来のリュックサックのように背負いベルトを肩に掛けることによって前持ちを行う場合、袋部の高さが適当ではないことが多く、例えば袋部が適切な位置よりも高いところにあるために前方の視界が遮られるなどの問題が生じる。また、前持ち状態のときに袋部が適当な位置になるように背負いベルトの長さを調節することにすると、その後にリュックサックを背負うときに再度背負いベルトの長さ調節を行う必要が生じるなど、煩雑な手間が発生するという問題もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、上記課題を解決することができるリュックサックを提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明の一の態様のリュックサックは、荷物を収容するリュック本体と、前記リュック本体に設けられた左右一対の肩ベルトと、前記リュック本体の上部に設けられ、使用者の頸部の後側に掛けられる首ベルトとを備え、前記首ベルトは、前記頸部の後側との当接部位と前記リュック本体との間の距離を調節可能に構成されている。
この態様において、前記首ベルトは、前記当接部位にクッション部を有することが好ましい。
また、前記態様において、前記首ベルトは、前記頸部の右側から前方へ延びた前記首ベルトの右側部分と、前記頸部の左側から前方へ延びた前記首ベルトの左側部分とが、前記頸部の幅以上の距離を隔てた状態で、前記リュック本体に取り付けられていてもよい。
また、前記態様において、前記リュック本体は、前記首ベルトの前記右側部分及び前記左側部分を収容可能に構成されていてもよい。
また、前記態様において、前記首ベルトの前記右側部分及び前記左側部分は、前記リュック本体の内部の収容空間を介して前記リュック本体の外部に延出されており、前記首ベルトは、前記右側部分及び前記左側部分の延出部分が操作されることによって、前記頸部の後側との当接部位と前記リュック本体との間の距離を調節可能に構成されていてもよい。
また、前記態様において、前記リュック本体の前記使用者と接する側の面には、前記延出部分を収納可能な溝部が設けられていてもよい。
さらに、前記態様において、前記首ベルトの右側部分及び左側部分の巻き取り及び送り出しが可能な巻き取り部をさらに備え、前記首ベルトは、前記巻き取り部による前記巻き取り及び前記送り出しによって、前記頸部の後側との当接部位と前記リュック本体との間の距離を調節可能に構成されていてもよい。
本発明に係るリュックサックによれば、前持ち状態における上下方向の位置を容易に調節することが可能になる。
本発明の実施の形態に係るリュックサックの構成を示す正面図。 本発明の実施の形態に係るリュックサックの構成を示す背面図。 本発明の実施の形態に係るリュックサックの構成を示す右側面図。 使用者が前持ちをしている状態におけるリュックサックの構成を示す正面図。 使用者が前持ちをしている状態におけるリュックサックの構成を示す右側面図。 本発明の実施の形態に係るリュックサックの構成を示す正面図。 本発明のその他の実施の形態に係るリュックサックが備える首ベルトの構成を示す正面図。 本発明のその他の実施の形態に係るリュックサックの構成を示す正面図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための方法及び装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は下記のものに限定されるわけではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において種々の変更を加えることができる。
以下では、使用者がリュックサックを背負った状態において、使用者の背中に接する面を「背面」、「背面」の反対側の面を「正面」という。また、左右、上下、前後の各方向は、リュックサックを背負った状態の使用者を基準にして定め、使用者の左手側を「左」、その右手側を「右」、その前方を「前」、その後方を「後」、その頭側を「上」、その足側を「下」という。
図1乃至図3は、本実施の形態に係るリュックサックの構成を示す正面図、背面図、右側面図である。図1乃至図3に示すように、リュックサック1は、荷物を収容するための荷物収容空間を有するリュック本体10と、リュック本体10に設けられた左右一対の肩ベルト20A,20Bと、使用者によって前持ちが行われる場合にその使用者の頸部に取り付けられる首ベルト30とを備えている。
リュック本体10は、内部に所定の大きさの荷物収容空間を有しており、その荷物収容空間は、リュック本体10の上端部に形成されている開口部と連通されている。この開口部にはファスナー12が取り付けられている。ファスナー12の開閉操作によって、リュック本体10の荷物収容空間が開閉される。
また、リュック本体10の正面側には、上記の荷物収容空間よりも小さいサイズの荷物収容空間を有する収容部11が設けられている。この荷物収容空間は、収容部11の上端部に形成されている開口部と連通されており、その開口部にはファスナー13が取り付けられている。ファスナー13の開閉操作によって、収容部11の荷物収容空間が開閉される。
右肩用の肩ベルト20Aは、上部ベルト部21と、下部ベルト部22と、コキカン又はバックル等で構成される調節部材23とを備えている。上部ベルト部21の一端部はリュック本体10の上端部の右側に取り付けられ、他端部は調節部材23に固定されている。他方、下部ベルト部22の一端部はリュック本体10の下端部の右側に取り付けられ、他端部は調節部材23に接続されている。なお、下部ベルト部22の他端部は折り返した状態で調節部材23に接続されており、下部ベルト部22の緊緩によりその折り返し長さが変更される。これにより、肩ベルト20A全体の長さ調節を行うことが可能となる。
なお、左肩用の肩ベルト20Bの構成は、上述した肩ベルト20Aと左右対称で同一の構成であるため、同一符号を付して説明を省略する。
首ベルト30は、一本の帯状部材で構成されるベルト部31と、ベルト部31を固定するためのベルト固定具32と、ベルト部31に取り付けられたクッション部であるベルトクッション33とを備えている。
ベルト部31は、リュックサック1が使用者によって前持ちされた場合にその使用者の頸部の後側に掛けられる。このようにベルト部31が使用者の頸部の後側に掛けられた状態において、使用者の頸部の右側から前方へ延びた部分をベルト部31の右側部分31Aといい、同じく左側から前方へ延びた部分をベルト部31の左側部分31Bという。これらの右側部分31A及び左側部分31Bはそれぞれ、後述するベルト固定具32,32に挿通されている。
ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bのそれぞれの端部は、リュック本体10の上端部の右側に形成されている開口部14A及び同じく左側に形成されている開口部14Bを介して、リュック本体10内部に設けられたベルト部収容空間に挿入される。なお、このベルト部収容空間は、上述した荷物収容空間と同一の空間であってもよく、荷物収容空間とは仕切られた別の空間であってもよい。
上述した開口部14A及び14B間の距離、すなわちベルト部31の右側部分31A及び左側部分31B間の距離は、使用者の頸部の幅以上であることが好ましい。これにより、使用者がリュックサック1を前持ちした場合に、後述するように使用者の頸部への負担が過剰になることを防止することができる。なお、頸部の幅は使用者によって異なる点を踏まえると、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31B間の距離は、標準的な頸部の幅(例えば、10数cm程度)以上の値に設定することなどが想定される。
ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bの端部は、リュック本体10内部のベルト部収容空間において紐状部材34A,34Bの端部とそれぞれ連結されている。紐状部材34A,34Bの他方の端部は、リュック本体10の背面に形成されている孔部50から外部に延出している。なお、紐状部材34A,34Bは、ベルト部31よりも幅が小さくなっており、孔部50のサイズが小さい場合でも容易に外部に延出させることができる。
ベルト固定具32,32はそれぞれ、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bの引き出し長さを調節可能にするために、右側部分31A及び左側部分31Bを挿通して止脱自在に固定する。後述するように、使用者は、ベルト固定具32,32を用いてベルト部31のベルト固定具32,32から先の長さを調節することにより、ベルトクッション33とリュック本体10との距離を調節することができる。
ベルトクッション33は、使用者の頸部の後側にベルト部31が掛けられたときに当該頸部の後側と当接する部位に取り付けられている。使用者の頸部の後側の全面に当接することが可能なように、ベルトクッション33は、使用者の頸部の幅以上の長さを有していることが好ましい。そのため、ベルトクッション33の長さは、例えば標準的な頸部の幅以上の値に設定される。
リュック本体10の背面には、2つのクッション部40A及び40Bが左右に並べて設けられている。これらのクッション部40A及び40Bは、使用者がリュックサック1を保持する場合にその背中又は腹部に接する領域に配置されている。なお、クッション部の数及び位置などはこれに限定されるわけではなく、例えば4つのクッション部が上下左右に並べて設けられていてもよい。
クッション部40A及び40Bは、所定の距離離間してリュック本体10の背面に設けられており、これらのクッション部40Aとクッション部40Bとの間の領域が溝部41となっている。この溝部41に、上述した孔部50が形成されている。また、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bのうち孔部50から外部に延出されている部分は、溝部41に収納される。
上記のとおり、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bは、紐状部材34A,34Bと合わせると、リュック本体10内部のベルト部収容空間を介して、孔部50からリュック本体10の外部に延出されていることになる。この延出部分(以下「下方延出部分」という)が使用者に把持されて引っ張られると、その下方延出部分の長さが大きくなる一方で、右側部分31A及び左側部分31Bのうちリュック本体10の上端部から外部に延出されている部分(以下「上方延出部分」という)の長さが小さくなり、それに伴ってベルトクッション33とリュック本体10との距離が小さくなる。このように、本実施の形態では、ベルト部31の下方延出部分が操作されることによって、ベルトクッション33とリュック本体10との距離が調節される。
次に、上述したように構成されたリュックサック1の使用方法について説明する。
通常時において、使用者は、リュック本体10を背負った状態でリュックサック1を保持する。この場合、リュック本体10の背面に設けられているクッション部40A及び40Bが使用者の背中に当接される。なお、ベルト部31の下方延出部分は、クッション部40A及び40B間の溝41内に収納されているため、使用者の背中に当接することはない。そのため、ベルト部31の下方延出部分が使用者に違和感を与えることはない。
使用者は、電車・バスなどに乗車した場合、他の乗客の迷惑になることを回避するために、リュック本体10を背負った状態から前持ちに切り替える。このとき、使用者は、首ベルト30のベルトクッション33を把時してベルト部31を適宜引き出した上で、ベルト固定具32,32によってベルト部31を固定することにより、ベルトクッション33とリュック本体10との距離を調節する。なお、ベルト部31を引き出した結果ベルト部31の上方延出部分が長くなりすぎた場合、使用者は、ベルト部31の下方延出部分を把持して引っ張ることによって上方延出部分の長さを調節し、ベルトクッション33とリュック本体10との距離を適切なものとする。このようにしてベルトクッション33とリュック本体10との距離の調節が行われた後、使用者は、リュック本体10を腹側に位置させ、ベルト部31を頸部の後側に掛ける。その結果、リュックサック1が前持ち状態となる。
図4は、使用者が前持ちをしている状態におけるリュックサック1の構成を示す正面図であり、図5は、その右側面図である。図4及び図5に示すように、使用者100の頸部101の後側には、ベルトクッション33が当接した状態でベルト部31が掛けられている。他方、肩ベルト20A及び20Bは、使用者100の両肩に掛けられることはなく、リュック本体10と使用者100の腹部との間に配置される。そのため、本実施の形態の場合、肩ベルト20A及び20Bの長さと、前持ち状態におけるリュック本体10の上下方向における位置とは関係しない。したがって、肩ベルト20A及び20Bがリュック本体10を背負ったときに合わせた長さとなっている場合でも、特段の問題が生じることはない。
なお、上記のとおり肩ベルト20A及び20Bを両肩に掛けずに前持ちを行う場合、肩ベルト20A及び20Bを掛ける場合と比べて、両腕をより自由に動かすことが可能になるというメリットも生じる。
また、本実施の形態の場合、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31B間の距離は、使用者100の頸部101の幅以上に保たれている。そのため、前持ち状態において、ベルト部31の右側部分31Aと左側部分31Bとが近接することによって使用者100の頸部101が締め付けられるような事態は発生せず、頸部101の負担が過剰になることを防止することができる。
また、ベルトクッション33が、使用者100の頸部101の幅以上の長さを有しているため、前持ち状態において、頸部101の後側の全面がベルトクッション33によって保護される。そのため、頸部101の負担を抑制することができる。
上記のようにして前持ちが行われた後、使用者が降車するなどして前持ちの必要がなくなった場合、使用者は、ベルト部31を頸部101から取り外し、再度リュック本体10を背負う。このとき、使用者は、ベルト固定具32,32によるベルト部31の固定を解除した上で、ベルト部31の下方延出部分を把持して引っ張る。これにより、ベルト部31の上方延出部分を短くすることができるため、リュック本体10を背負っているときにベルト部31が邪魔になるような事態を回避することができる。
図6は、上記のようにベルト部31の上方延出部分が短く調整された場合のリュックサック1の構成を示す正面図である。この場合、使用者がベルトクッション33を把持してリュックサック1を保持することによって、手提げ状態にすることもできる。
なお、上記では、前持ちを行う直前にベルト部31の上方延出部分の長さを調節してベルトクッション33とリュック本体10との距離を調節し、その後に前持ちの必要がなくなったときにベルト部31の上方延出部分の長さを元に戻しているが、使用方法はこれに限定されるわけではない。例えば、前持ち状態のときにリュック本体10が適切な高さに位置するようにベルトクッション33とリュック本体10との距離を調節した後は、リュック本体10を背負う場合でも前持ちを行う場合でも特に当該距離を調節することなくリュックサック1を使用するようにしてもよい。その場合でも、ベルト部31の上方延出部分が極端に長くなるようなことはないため、特段の問題が生じることはない。
以上のとおり、本実施の形態では、首ベルト30が、ベルトクッション33とリュック本体10との距離、すなわち前持ち状態における使用者の頸部の後側との当接部位とリュック本体10との距離が調節可能となるように構成されている。そのため、前持ち状態におけるリュック本体10の高さを容易に調節することができる。
(その他の実施の形態)
上述した実施の形態では、ベルト部31の下方延出部分を引っ張ることによってベルト部31の上方延出部分を短くしているが、他の構成を採用することも可能である。例えば、リュック本体10の内部にベルト部31を巻き取り可能な巻き取り部を設け、この巻き取り部がベルト部31を巻き取ることによってベルト部31の上方延出部分を短くするようにしてもよい。
図7は、上記のような巻き取り部を備える首ベルト30の構成の一例を示す正面図である。図7に示すように、首ベルト30は、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bのそれぞれの巻き取り及び送り出しを行う巻き取り部35,35を備えている。なお、その他の構成については上記の実施の形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。また、ベルト部31の右側部分31Aに係る巻き取り部35と左側部分31Bに係る巻き取り部35とは同一の構成となっているため、以下では、ベルト部31の右側部分31Aに係る巻き取り部35の構成のみについて説明する。
巻き取り部35は、公知の巻尺と同様の構成を有している。より具体的に説明すると、巻き取り部35は、ベルト部31の右側部分31Aの端部が接続された巻き取り軸(図示せず)を備えており、この巻き取り軸が巻き取り方向に回転することによって右側部分31Aを内部に巻き取る一方、送り出し方向に回転することによって右側部分31Aを外部へ送り出すことができるように構成されている。巻き取り軸には右側部分31Aを巻き取り方向に回転するように付勢する巻き取りバネが取り付けられており、この巻き取りバネの作用によって右側部分31Aが自動的に巻き取られる。他方、使用者が右側部分31Aを引っ張ることによって右側部分31Aは巻き取りバネに抗して外部へ送り出される。
なお、巻き取り部35が公知のロック機構を備えることによって、巻き取られた又は送り出された右側部分31Aの長さを固定するようにしてもよい。このロック機構は、2つの巻き取り部35,35のそれぞれに対して別々に設けられていてもよく、2つの巻き取り部35,35が1つのロック機構を共有する構成であってもよい。この共有する構成の場合、1つのロック機構を作用させることによって巻き取り部35,35の両方においてベルト部31がロックされ、その結果、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bの両方の長さが固定されることになる。
図8は、上記の首ベルト30を備えるリュックサックの構成を示す正面図である。図8に示すように、首ベルト30の巻き取り部35,35は、リュック本体10の内部に設けられた巻き取り部収容空間に設けられている。なお、この巻き取り部収容空間は、上述した荷物収容空間と同一の空間であってもよく、荷物収容空間とは仕切られた別の空間であってもよい。
なお、上記では巻き取り部35,35がリュック本体10の内部に設けられているが、例えばリュック本体10の上端の外面上など、リュック本体10の外部に設けられていてもよい。また、リュックサック1がリュック本体10とは別体の収容部をリュック本体10の上端などに備え、その収容部に巻き取り部35,35が収容されていてもよい。
また、上記では2つの巻き取り部35,35がそれぞれ独立して機能しているが、これらが連動するような構成であってもよい。より具体的には、一方の巻き取り部35がベルト部30の巻き取りを行う場合はそれと連動して他方の巻き取り部35も同じく巻き取りを行い、一方の巻き取り部35がベルト部30の送り出しを行う場合はそれと連動して他方の巻き取り部35も同じく送り出しを行うような構成であってもよい。この構成でも上記と同様のロック機構を備えることが可能である。その場合、1つのロック機構で、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bの両方の長さを固定することができ、便宜である。
なお、上記のように巻き取り部35がロック機構を備える構成の場合、そのロック機構を操作する操作部は、リュック本体10の外部に露出して設けられることが好ましい。これにより、使用者は容易に操作部を操作することができるため、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bの長さ調節が容易になる。
上記のように構成されたリュックサック1の場合、首ベルト30の巻き取り部35,35によりベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bの巻き取り及び送り出しが行われることによって、ベルトクッション33とリュック本体10との距離が調節可能となる。この場合に、ベルト部31の右側部分31A及び左側部分31Bは自動的に巻き取られるため、当該距離を容易に調節することができる。
本発明のリュックサックは、公共の交通機関などで用いられるリュックサックなどとして有用である。
1 リュックサック
10 リュック本体
11 収容部
12,13 ファスナー
14A,14B 開口部
20A,20B 肩ベルト
21 上部ベルト部
22 下部ベルト部
23 調節部材
30 首ベルト
31 ベルト部
31A 右側部分
31B 左側部分
32 ベルト固定具
33 ベルトクッション
34A,34B 紐状部材
40A,40B クッション部
41 溝部
50 孔部
100 使用者
101 頸部

Claims (3)

  1. 荷物を収容するリュック本体と、
    前記リュック本体に設けられた左右一対の肩ベルトと、
    前記リュック本体の上部に設けられ、使用者の頸部の後側に掛けられる首ベルトと
    を備え、
    前記リュック本体は、前記頸部の右側から前方へ延びた前記首ベルトの右側部分、及び前記頸部の左側から前方へ延びた前記首ベルトの左側部分を収容可能に構成され、
    前記首ベルトの前記右側部分及び前記左側部分の端部は、前記リュック本体の内部の収容空間を介して前記リュック本体の外部に延出されており、
    前記首ベルトは、前記右側部分及び前記左側部分の延出部分が操作されることによって、前記頸部の後側との当接部位と前記リュック本体との間の距離を調節可能に構成されている、
    リュックサック。
  2. 前記リュック本体の前記使用者と接する側の面には、前記延出部分を収納可能な溝部が設けられている、
    請求項1に記載のリュックサック。
  3. 荷物を収容するリュック本体と、
    前記リュック本体に設けられた左右一対の肩ベルトと、
    前記リュック本体の上部に設けられ、使用者の頸部の後側に掛けられる首ベルトと、
    前記頸部の右側から前方へ延びた前記首ベルトの右側部分、及び前記頸部の左側から前方へ延びた前記首ベルトの左側部分の巻き取り及び送り出しが可能な巻き取り部と
    を備え、
    前記首ベルトは、前記巻き取り部による前記巻き取り及び前記送り出しによって、前記頸部の後側との当接部位と前記リュック本体との間の距離を調節可能に構成されている、
    リュックサック。
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