JP2546960Y2 - コレット - Google Patents

コレット

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Publication number
JP2546960Y2
JP2546960Y2 JP1992072860U JP7286092U JP2546960Y2 JP 2546960 Y2 JP2546960 Y2 JP 2546960Y2 JP 1992072860 U JP1992072860 U JP 1992072860U JP 7286092 U JP7286092 U JP 7286092U JP 2546960 Y2 JP2546960 Y2 JP 2546960Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
slit
base
collet
support
cylinder
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992072860U
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English (en)
Other versions
JPH0631909U (ja
Inventor
井 三 二 郎 永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanken Seal Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tanken Seal Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はドリルやエンドミル等
を着脱可能に保持するコレットに関する。
【0002】
【従来の技術】ドリルやエンドミル等を着脱可能に支持
するためにドリルチャック等が広く用いられているが、
このようなチャック等にはコレットと呼ばれる部品が装
着されている。このコレットは周知のように円筒部と該
円筒部に一体的に形成された複数のすり割り片から形成
されており、該すり割り片を外周から締め付けることに
よりドリルやエンドミルを把持するように構成されてい
る。図6に従来のコレットの構成の一例を示す。基部円
筒3’の一端側に複数のすり割り片1’が装着されてお
り、このすり割り片1’の内部にドリルやエンドミル等
を嵌装して、すり割り片1’を外側から締め付けること
により該ドリルやエンドミルを把持するようになってい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のコレットは一端側が自由端であるすり割り片1’の
みにより支持しているため、すり割り片1と被装着物の
点接触による支持となる。そのため極めて狭い部分での
支持になり、ドリルやエンドミル等の被装着物がみそ摺
り回転をする等動作が安定しない問題があった。このよ
うな欠点を解決するために、すり割り片を上下逆に交互
に設けて、2点で締結するタイプのコレットも普及して
いるが、このタイプのコレットは装着長さが長くなり、
軸受などのスペースを考慮すると小型の装置等に使用す
ることが難しい欠点がある。本考案は上記した従来技術
の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案のコレットは、一端側に形成された円筒状の基
部と、他端側に形成され、被装着物を保持する円筒状の
保持部と、半径方向外周側に膨出するテーパ面を有し、
前記基部に円周方向に複数配設され、先端が自由端のす
り割り片と、該すり割り片の間に適宜円周方向に配設さ
れ、一端を前記基部に他端を前記保持部に接続された支
持片とを備えたことを基本的な特徴とする。
【0005】
【作用】被装着物はすり割り片により締結されると共
に、保持部で保持される。その結果安定した締結が得ら
れる。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1乃至図3に示すように、このコレットは基部円
筒3とすり割り片1及び支持片2と支持円筒4とから構
成され、この実施例ではエンドミル50を締結して装着
するようになっている。基部円筒3は所定の外径を有す
る円筒形状をなし、その内部に図4に示すようにメネジ
30が形成してある。基部円筒3の一端側にはすり割り
片1と支持片2が周方向に交互に配設され、それぞれ軸
線方向に伸びている。この実施例では図3に示すように
すり割り片1と支持片2とはそれぞれ3個づつ設けられ
ている。
【0007】すり割り片1はその基部が基部円筒3の一
端面に一体的に連結しており、先端部は切り放された自
由端になっている。このすり割り片1が半径方向に締め
付けられることによりすり割り片1および支持片2の内
部に嵌装したエンドミル50を締め付けるようになって
いる。すり割り片1は図4に示すように基部円筒3より
も外径が大きくなっており、基部から先端に向かってそ
の径が次第に大きくなるテーパ面10を形成している。
【0008】一方支持片2は同様にその基部が基部円筒
3の一端面に一体的に連結されている。また、その他端
は支持円筒4と一体的に連結し、支持円筒4を支持する
構成になっている。支持片2の外側の面は図3及び図4
に示すようにテーパ面になっておらず、平面状に削った
切削面20になっている。支持円筒4は所定の外径を有
する円筒になっており、その内径はエンドミル50の外
径とほぼ同径になっていて、該エンドミル50を密着し
て支持するようになっている。
【0009】以上の構成において、図4に示すようにエ
ンドミル50を支持円筒4に嵌装して、すり割り片1及
び支持片2の内側の基部まで押し込む。そして、すり割
り片1のテーパ面10を外周側から締め付けることによ
りテーパ面10を締結する。この時エンドミル50はす
り割り片1と支持円筒4の少なくとも2点で支持される
ため、みそ摺り運動などの異常な回転を行うことがな
い。また支持円筒4の外周と基部円筒3の外周において
軸受51に支持させれば、全体的な取付長さを大幅に短
縮でき、小型の装置等への装着が容易である。
【0010】図5に具体的な装着状態を示す。この例で
は、歯車60の内周をテーパ状に形成しておき、この歯
車60の内部にすり割り片1の部分を嵌装して、基部円
筒3のメネジ30にネジ63を装着して、コレット全体
を引き上げることにより、すり割り片1のテーパ面10
を歯車60のテーパ状内周で押して締結するようになっ
ている。また基部円筒3の外周は軸受62に回転可能に
支持され、支持円筒4の外周はケーシング61に回転可
能に支持されるようになっている。また歯車60は他の
歯車(図示せず)と噛合してモータ等から回転力を受け
るようになっている。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案のコレット
は、一端側に形成された円筒状の基部と、他端側に形成
され、被装着物を保持する円筒状の保持部と、半径方向
外周側に膨出するテーパ面を有し、前記基部に円周方向
に複数配設され、先端が自由端のすり割り片と、該すり
割り片の間に適宜円周方向に配設され、一端を前記基部
に他端を前記保持部に接続された支持片とを備えている
ため、被装着物が確実に支持され、異常な回転運動を行
うことを防止できる。また、装着長さを短くでき、小型
の装置に適用できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】本考案の一実施例を示す透視斜視図。
【図3】本考案の一実施例を示す正面図。
【図4】本考案の一実施例を示す側断面図。
【図5】本考案の一実施例の装着状態図。
【図6】従来のコレットの一例を示す透視斜視図。
【符号の説明】
1:すり割り片、2:支持片、3:基部円筒、4:支持
円筒、10:テーパ面、20:切削面、30:メネジ、
50:エンドミル、51:軸受、60:歯車、61:ケ
ーシング、62:軸受、63:ネジ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に形成された円筒状の基部と、他端側に形成され、被装着物を保持する円筒状の保持部
    と、 半径方向外周側に膨出するテーパ面を有し、前記基部に
    円周方向に複数配設され、先端が自由端のすり割り片
    と、 該すり割り片の間に適宜円周方向に配設され、一端を前
    記基部に他端を前記保持部に接続された支持片と、 備えたことを特徴とするコレット。
JP1992072860U 1992-09-25 1992-09-25 コレット Expired - Lifetime JP2546960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072860U JP2546960Y2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 コレット

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072860U JP2546960Y2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 コレット

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Publication Number Publication Date
JPH0631909U JPH0631909U (ja) 1994-04-26
JP2546960Y2 true JP2546960Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=13501528

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JP1992072860U Expired - Lifetime JP2546960Y2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 コレット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0453845Y2 (ja) * 1988-11-21 1992-12-17

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Publication number Publication date
JPH0631909U (ja) 1994-04-26

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