JPH088041Y2 - 工具取付装置 - Google Patents

工具取付装置

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JPH088041Y2
JPH088041Y2 JP8873390U JP8873390U JPH088041Y2 JP H088041 Y2 JPH088041 Y2 JP H088041Y2 JP 8873390 U JP8873390 U JP 8873390U JP 8873390 U JP8873390 U JP 8873390U JP H088041 Y2 JPH088041 Y2 JP H088041Y2
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JP
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main shaft
spindle
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tool
tool holder
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JP8873390U
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JPH0445648U (ja
Inventor
好彦 辻
Original Assignee
株式会社平安コーポレーシヨン
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は木材加工装置等において、被加工物を加工
するための工具を主軸に固定するための工具取付装置に
関するものである。
【従来の技術】
従来より、数値制御により切削刃等の工具を移動させ
ながら、板材等の被加工物を所定形状に加工するように
した木材加工装置が知られている。このような木材加工
装置においては、エンドミル,カッター等の切削刃やそ
の他の工具を主軸に着脱自在に取付けるようにしてい
る。その場合、主軸は20,000rpm程度の高速で回転する
ので、工具をバランス良く、しかも強固に固定して取付
ける必要がある。ここで、従来の工具取付装置では、回
転数があまり高くない主軸の場合は、主軸の肉厚を確保
できるので、ツールホルダ回り止め用の突起を主軸にネ
ジ等を介して直接、取付けることが可能であるが、本願
考案が対象としているような高速で回転する主軸の場合
には、上記突起を取付ける程の肉厚が確保できないの
で、主軸から一体的に突起を削出して形成していた。 即ち詳細に説明すると、従来の工具取付装置は、第4
図示のように先端にチャックを介して刃物等の工具101
をコレットナット102により固定するように成されたツ
ールホルダ103を主軸104のテーパ孔105に嵌合させ、こ
の状態で、ツールホルダ103の後端のプルスタッド103a
を主軸104内方に引き込むことにより、主軸104とツール
ホルダ103とを一体的に固定すると共に、主軸104の先端
に軸方向に一体に突設された回り止め用の爪104aをツー
ルホルダ103の外周に形成した溝103b内に軸方向から嵌
合させて、主軸104に対するツールホルダ103の回り止め
を行う。また、主軸104の先端外周を支持するベアリン
グ(図示せず)を軸方向から締付けるロックナット106
を主軸104の外周に螺合させていた。
【考案が解決しようとする課題】
従来の工具取付装置は上記のように構成されているの
で、主軸104が20,000rpm程度の高速で回転する際に、ロ
ックナット106が振動によって緩んで、ベアリングが破
損され、主軸モータが破損され易かった。また、20,000
rpm程度の高速で回転される主軸104の直径はベアリング
の状態的制約からできるだけ細くする必要があるのに対
して、ツールホルダの直径は高速回転や切削抵抗にも耐
えられるようにできるだけ太くする必要があり、その結
果、主軸104の肉厚が薄くなっている。このため、主軸1
04の先端に軸方向に一体に突設された回り止め用の爪10
4aの肉厚が薄くなってしまい、突発的負荷その他によ
り、回り止め用の爪104aが破損し易く、この爪104aが破
損した時には、主軸104全体を交換しなければならない
という問題点があった。 この考案は、上記のような課題を解消するためになさ
れたもので、ロックナットの緩み止めと、主軸に対する
ツールホルダの回り止めとを主軸とは別体に形成した1
つの突起で兼用して行える工具取付装置を提供すること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】
この考案に係る工具取付装置は、主軸の先端内周にツ
ールホルダを同軸状に取付けるようにした工具取付装置
において、ロックナットの先端に別体の回り止め用の突
起を嵌合したものである。
【作用】
この考案における工具取付装置はロックナットの先端
に別体の回り止め用の突起を嵌合させたので、この突起
はロックナットの緩み止めと主軸に対するツールホルダ
の回り止めとを兼用する。しかも、この突起は主軸とは
別体であるから、この突起の肉厚を主軸の肉厚とは無関
係に厚くして、堅牢な突起に形成できる。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図において、1は木材加工装置の本体部、2は主軸で
あり、3,4は本体部1の軸孔1a内に主軸2の先端外周を
回転自在に支持する一対のベアリングである。 5はツールホルダであり、外周に形成されたテーパ部
5aによって主軸2の先端内周に形成されたテーパ孔2a内
に同軸状に嵌合されている。 6はロックナットであり、主軸2の先端外周に形成さ
れたネジ2bに螺合(嵌合)され、シールリング7を介し
てベアリング3のインナーレース3aを軸方向から締付け
ている。このロックナット6には主軸2と平行な複数の
ネジ孔6aが形成されている。 8は肉厚が厚く堅牢な一対の突起であり、これらの突
起8はロックナット6を締め付けたとき主軸2の先端の
凹部10aと嵌合するネジ孔6aに前記凹部10aに嵌合するよ
うに一対の止ネジ9によってネジ止めされる。 5cはツールホルダ5の大径部5bの外周に形成された溝
形の一対の切欠きであり、ロックナット6に固着した前
記突起8の内側端8aがこれらの切欠き5c内に嵌合され
る。なお、ツールホルダ5の先端には工具がチャック
(何れも図示せず)によって同軸状に取付けられてい
る。また、この実施例では、主軸2の中心孔2c内に軸方
向に移動自在のツール脱着軸11を備えており、このツー
ル脱着軸11の先端に設けた複数の孔11a内に保持させた
複数のボール12をツールホルダ5の先端の中心に小径軸
5dを介して一体的に成形させたプルスタッド5eに係合さ
せている。そして、ツール脱着軸11を矢印a方向に引っ
張ることにより、主軸2のテーパ孔2aに接続された円筒
孔2dの端部のテーパ2eによってボール12を主軸2の中心
側へ偏倚させてプルスタッド5eに係合させ、小径軸5dを
介してツールホルダ5を主軸2のテーパ孔2aに矢印a方
向から圧着させて一体に固定する。また、逆に、ツール
脱着軸11を矢印b方向に押出すことにより、ボール12を
テーパ2eによって円筒孔2dの外周側に逃がしてプルスタ
ッド5eから離脱させる共にツール脱着軸11によりプルス
タッド先端を押して、ツールホルダ5を主軸2のテーパ
孔2aか矢印b方向に押し出すことができるようにしてい
る。 以上のように構成された工具取付装置によれば、主軸
2の回転トルクは、主軸2の凹部10aとツールホルダ5
の切欠き5cとに嵌合させてロックナット6に止ネジ9で
固着された突起8を介してツールホルダ5に伝達され
る。 従って、主軸2に嵌合された突起8が、ツールホル
ダ5の切欠き5cに嵌合しているので、突起8は主軸2に
対する回り止め機能を有する。さらに、この突起8
は、ロックナット6に取付けられているので、ロックナ
ット6が回転しようとしても、突起8を介して、主軸2
の凹部10aによってその回転が阻止される。 即ち、突起8はロックナット6の緩み止めと、主軸2
に対するツールホルダ5の回り止めとを兼用しているの
で、主軸2の高速回転によって、ロックナット6が振動
で緩んで、ベアリング3が破損されることを防止してい
る。また、突起8は肉厚が厚く堅牢であり、操作ミス等
によって、突起8は破損されにくい。そして、突起8が
万一破損した時には、突起8のみを交換すれば良く、主
軸2は交換する必要がない。
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、主軸とは別体で、
主軸の薄い肉厚とは無関係な堅牢で1つの突起を主軸の
凹部に嵌合することによって、ロックナットの緩み止め
と、主軸に対するツールホルダの回り止めとを兼用して
行うようにしたので、主軸の高速回転によって、ロック
ナットが振動で緩んで、ベアリングが破損され、主軸モ
ータが破損されることを未然に防止できる。そして、突
発的負荷その他があっても、堅牢な突起は破損されにく
い上に、万一、突起が破損されても、その突起のみを交
換すれば良く、主軸全体を交換する必要がない。そし
て、1つの突起によって、ロックナットの緩み止めと、
主軸に対するツールホルダの回り止めとを兼用して行う
ので、部品点数が少なく、ツールの交換作業を容易に行
えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による工具取付装置を示す
断面側面図、第2図は第1図のA−A矢視での断面図、
第3図は要部の分解斜視図、第4図は従来装置の分解斜
視図である。 1……主軸、3……ベアリング、5……ツールホルダ、
6……ロックナット、6a……ネジ孔、8……突起、9…
…止ネジ、10a……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸の先端内周にツールホルダを同軸状に
    取付けるようにした工具取付装置において、上記主軸の
    先端に形成された凹部と、上記主軸の先端外周に嵌合さ
    れ、該主軸の先端外周を支持するベアリングを軸方向か
    ら締付けるロックナットと、このロックナットの先端に
    嵌合され、かつ上記主軸の凹部に嵌合した回り止め用の
    突起とを具備した工具取付装置。
JP8873390U 1990-08-24 1990-08-24 工具取付装置 Expired - Lifetime JPH088041Y2 (ja)

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JP8873390U JPH088041Y2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 工具取付装置

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JP8873390U JPH088041Y2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 工具取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0445648U JPH0445648U (ja) 1992-04-17
JPH088041Y2 true JPH088041Y2 (ja) 1996-03-06

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ID=31822214

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JP8873390U Expired - Lifetime JPH088041Y2 (ja) 1990-08-24 1990-08-24 工具取付装置

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JPH0445648U (ja) 1992-04-17

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