JPH0112895Y2 - - Google Patents

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JPH0112895Y2
JPH0112895Y2 JP1984074354U JP7435484U JPH0112895Y2 JP H0112895 Y2 JPH0112895 Y2 JP H0112895Y2 JP 1984074354 U JP1984074354 U JP 1984074354U JP 7435484 U JP7435484 U JP 7435484U JP H0112895 Y2 JPH0112895 Y2 JP H0112895Y2
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JP
Japan
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tightening
loosening ring
axial direction
arbor
screw
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JP1984074354U
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JPS60186119U (ja
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Priority to JP7435484U priority Critical patent/JPS60186119U/ja
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Publication of JPH0112895Y2 publication Critical patent/JPH0112895Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、サイドカツターなどの切削工具が着
脱されるアーバーに係り、特にその着脱が確実に
しかも迅速に行なえるようにしたものである。
(従来の技術) 従来クイツクチエンジ方式を採用したアーバー
としては、例えば、実開昭54−117981号公報、実
開昭56−121510号公報等にみられるものがある。
前者は、スリーブの一端および中間部位に係止用
の凸部を形成し、このスリーブに対して締緩リン
グおよび締付けボルト等を組み合せることによ
り、スリーブの先端に設けられた凸部が、本体側
のキー溝を通り抜けしかもその端部で係止できる
ように構成されたものである。また後者は、アー
バー部材を主軸側およびサポート側に二分割し
て、ねじ連結することにより、カラーの着脱操作
を軽減し迅速着脱を可能にしたものである。
(考案が解決しようとする問題点等) しかしながら、前者の公報にみられるものは、
工具の取外しにあつては、締付けボルトの回転動
作および締緩リングの回転、引抜き動作を必要と
し、また後者の公報にみられるものは、主軸側お
よびサポート側に分れたアーバーのねじ込みを解
放しなければならないものである。
したがつて、これらの公報にみられるものは、
締付けナツトによる旧来の方式のものよりは、そ
の相当の効果を有しているが、切削工具の取付け
剛性、着脱操作性等でさらに改善されることが要
望されている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、円
柱状をなす主軸の一端側には、工作機械に対する
取付け部分が構成され、しかもその中間部位にカ
ラー、切削工具が挟み込まれるように、その他端
側には、締緩リングをねじ込めるようにした締付
け軸部分が構成されるようにしたアーバーにおい
て、前記締付け軸部分および締緩リングの着脱機
構を改良することにより、切削工具の取付け剛
性、着脱操作性等が改善されるようにしたもので
ある。
すなわち、締付け軸部分の外周ねじは、その軸
方向に凹欠部が形成されることにより周方向で非
連続になつており、しかもこの凹欠部には、軸方
向から周方向に折曲する略L字状のキー溝が形成
されるようにしたものである。
これに対し、前記締緩リングの内周ねじは、前
記締付け軸部分の残存するねじ部分を通り抜けで
きるように軸方向に凹欠部が形成されることによ
り、周方向で非連続になつているものである。ま
た、ねじの残存する内周部分には、キーが凸出す
るように設けられ、このキーが軸方向および周方
向に折曲するキー溝に案内されるものである。し
たがつて、締緩リングの内周ねじは、締付け軸方
向の外周ねじに対して約90゜程度の回転で着脱で
きるものである。
(実施例) 以下、本考案アーバーにおける一実施例につい
て、図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、1はアーバーの
主軸であつて、その一端側には、工作機械に対す
る取付け部分2がフランジ3および短軸4などか
ら構成される。
そして、この主軸1の中間部位には適宜の切削
工具5,5およびカラー6が組み込まれ、エンド
カラー7側から締緩リング8が押圧作用をなし、
前記切削工具5,5を固定する。したがつて主軸
1のエンドカラー7側には、締付け軸部分10が
構成される。この締付け軸部分10は、第4図お
よび第5図で明示されるように軸方向の凹欠部1
1の存在によつて非連続となつた外周ねじ12に
よつて構成される。また前記締緩リング8は、第
6図および第7図で示されるように、前記外周ね
じ12および凹欠部11に適合するようにその内
周ねじ13にも、軸方向の凹欠部14が設けられ
ている。すなわち、この凹欠部14は、前記外周
ねじ12の残存するねじ部分を通り抜けできるも
のである。
このようにしたのは、外周部分ねじ12および
内周ねじ13の螺旋が通常みられるように連続し
ていれば、その取外しおよび取付けに際して全部
をねじ込みまたは解除しなければならないので、
これを避けたものである。すなわち、凹欠部1
1,14が設けられていれば、軸方向の通り抜け
が可能になり、例えば図示の場合では約90゜の回
転によつて締緩リング8の着脱が行なわれるから
である。この場合外周ねじ12および内周ねじ1
3のかみ合い位置が定まつていないと、その部分
の過度の接触による損傷が生じる。このため、本
考案では、特に、キー15およびキー溝16を設
けている。この場合、キー溝16は、凹欠部11
の軸端に向つて軸方向および周方向に向つて折曲
する略L字状を呈するものである。
なお、本実施例では、切削工具5,5の取外し
時の脱落を防止する意味から、第3図で明示され
るキー17およびキー溝18以外にも、キーピン
19,20およびキー穴21,22をそれぞれ配
設している。
このようにして構成された本考案のアーバー
は、例えば、スローアウエイチツプ23を取り付
けた切削工具5,5に対し、締緩リング8がキー
15およびキー溝16のガイド作用によつて軸方
向に移動することだけで、着脱操作が行なわれ
る。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、締緩リング8
による着脱機構を改良したものであり、次のよう
な具体的効果を有する。
第1に、切削工具5の着脱が容易に行なえるこ
とである。これは、前述したように、締緩リング
8の約90゜回転によつて直ちに押圧作用が働き、
また解除されるからである。したがつて従来のよ
うに締付けボルト、または締付けリングにおける
ような回転がなくワンタツチで着脱操作できる。
第2に、切削工具5の取付けが確実でしかも取
付け剛性も高いことである。これは、締緩リング
8の端面圧で、直接エンドカラー7を押圧できる
からである。また、締緩リング8および外周ねじ
12間には、キー15およびキー溝16が備えら
れているため、前述した着脱操作も確実に行え、
外周ねじ12のかみ合い不良による損傷も殆どな
いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案アーバーの一実施例を示す断
面図、第2図は、切削工具およびカラーを取外し
た状態における側面図、第3図は、第1図中の
−線に沿つて得られる断面図、第4図は、アー
バー主軸の一部を切欠した正面図、第5図は、そ
の側面図、第6図は、締緩リングの断面図、第7
図は、その側面図である。 1……主軸、2……取付け部分、5……切削工
具、6……カラー、8……締緩リング、10……
締付け軸部分、11,14……凹欠部、12……
外周ねじ、13……内周ねじ、15……キー、1
6……キー溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円柱状をなす主軸1の一端側には、工作機械に
    対する取付け部分2が構成され、またその他端側
    には、締緩リング8をねじ込めるようにした締付
    け軸部分10が構成されることにより、その中間
    部位に円板状の切削工具5がカラー6およびエン
    ドカラー7を介して挟み込み固定されるようにな
    つているアーバーにおいて、 前記締付け軸部分10の外周ねじ12は、その
    軸方向に凹欠部11が形成されることにより周方
    向で非連続になつており、しかも凹欠部11に
    は、軸方向から周方向に折曲する略L字状のキー
    溝16が形成されており、 前記締緩リング8の内周ねじ13は、前記締付
    け軸部分10の残存するねじ部分を通り抜けでき
    るように軸方向に凹欠部14が形成されることに
    より、周方向で非連続になつており、しかもねじ
    の残存する内周部分には、キー15が凸出するよ
    うに設けられ、このキー15が軸方向および周方
    向に延びるキー溝16に案内されることによつて
    締緩リング8の内周ねじ13が締付け軸部分10
    の外周ねじ12にねじ込まれるようになつている
    ことを特徴とするアーバー。
JP7435484U 1984-05-21 1984-05-21 ア−バ− Granted JPS60186119U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7435484U JPS60186119U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 ア−バ−

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JP7435484U JPS60186119U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 ア−バ−

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JPS60186119U JPS60186119U (ja) 1985-12-10
JPH0112895Y2 true JPH0112895Y2 (ja) 1989-04-14

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ID=30614573

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JP7435484U Granted JPS60186119U (ja) 1984-05-21 1984-05-21 ア−バ−

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789516A (en) * 1980-10-07 1982-06-03 Maag Zahnraeder & Maschinen Ag Clamping device for pinion cutter in slotter

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789516A (en) * 1980-10-07 1982-06-03 Maag Zahnraeder & Maschinen Ag Clamping device for pinion cutter in slotter

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60186119U (ja) 1985-12-10

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