JPH0621615Y2 - カッタ締結装置 - Google Patents

カッタ締結装置

Info

Publication number
JPH0621615Y2
JPH0621615Y2 JP1987081528U JP8152887U JPH0621615Y2 JP H0621615 Y2 JPH0621615 Y2 JP H0621615Y2 JP 1987081528 U JP1987081528 U JP 1987081528U JP 8152887 U JP8152887 U JP 8152887U JP H0621615 Y2 JPH0621615 Y2 JP H0621615Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adapter
cutter body
clamper
cutter
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987081528U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63189519U (ja
Inventor
武久 高橋
貴彦 吉田
政衛 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1987081528U priority Critical patent/JPH0621615Y2/ja
Publication of JPS63189519U publication Critical patent/JPS63189519U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0621615Y2 publication Critical patent/JPH0621615Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Milling Processes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、正面フライスなどの、特に大径のカッタを工
作機械の主軸先端部に、速やかにかつ容易に取り付ける
ためのカッタ締結装置の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のカッタ締結装置(たとえば特公昭60−
165号)として第4図ないし第5図に示すものが知ら
れている。
これらの図において、符号1は工作機械の主軸Sの先端
部に取り付けられるアダプタ、2はアダプタ1の突出部
1aに嵌合して設けられるカッタ本体である。
カッタ本体2は、外周部に複数の切刃チップ3が取り付
けられ、中央部に貫通孔2aが形成されたものである。
この貫通孔2aには、複数の切欠2bが周方向に等間隔
に形成されている。このカッタ本体2は、中央部に設け
られた中間部材4およびその中央に設けられたボルト5
によって、アダプタ1に固定されている。
中間部材4は、外周部にカッタ本体2の切欠2bに入り
込む大きさで、切欠2bと同数の突出部4aが形成され
たものである。また、中間部材4には、アダプタ1側の
面にアダプタ1に設けられたキー6に嵌合するキー溝4
bが形成されている。
このようなカッタ締結装置において、カッタ本体2をア
ダプタ1に取り付ける場合には、まずボルト5をアダプ
タ1にある程度ねじ込んで中間部材4を取り付けてお
く。このとき、中間部材4はキー溝4bにキー6が嵌合
しており、回転しないようになっている。
次いで、カッタ本体2を、その切欠2bを中間部材4の
突出部4aに合わせてアダプタ1側に押し込み、アダプ
タ1の嵌合突部1aにカッタ本体2の嵌合孔部を嵌合さ
せる。この状態で、カッタ本体2の切欠2bの端部がキ
ー6に当たるまでカッタ本体2を回転させる。そうする
と、カッタ本体2の切欠2b間の実質部が中間部材4の
突出部4aの裏側に位置する。そして、ボルト5を締め
付け中間部材4を介してカッタ本体2をアダプタ1に固
定する。
また、カッタ本体2を取り外す場合には、前述と逆の操
作を行えばよい。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来のカッタ締結装置においては、カッ
タ本体2の中央部に中間部材4およびボルト5を設けて
いるために、中央部を利用(たとえば、中央部に治具ま
たは工具を備える。)することはその構造上不可能であ
った。
本考案は、上記事情に鑑みなされたものであり、カッタ
本体の中央部に同カッタ本体の締結手段を設けることな
く、カッタ本体を速やかかつ容易にアダプタに締結する
ことのできるカッタ締結装置を提供することを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、工作機械の主軸先端部に取り付けられ、外周
面に雄ねじが形成されたアダプタと、筒状体の一端内面
に周方向に所定間隔ごとに設けられた複数の切欠を有す
るフランジが形成されかつ他端内面に前記アダプタの雄
ねじに螺合する雌ねじが形成されたクランパと、外周面
に前記クランパの切欠を通過し得る突出部が形成され、
クランパがアダプタにねじ込まれることにより前記突出
部がクランパのフランジにより押圧されてアダプタに固
定されるカッタ本体とを具備し、かつ前記カッタ本体の
中央部には貫通孔が形成されていることを特徴としてい
る。
[作用] 本考案のカッタ締結装置において、カッタ本体をアダプ
タに取り付ける場合には、まずクランパをアダプタに予
めある程度ねじ込ませておく。次いで、カッタ本体の突
出部をクランパの切欠に合わせて、カッタ本体をフラン
ジ内に挿入する。そして、挿入したカッタ本体を、突出
部がフランジの裏側に位置するまで回転する。そこで、
手でクランパを締め込み、突出部にフランジを押圧させ
て、カッタ本体をアダプタに固定する。
なお、クランパの外径は、カッタ本体を覆うように大径
に形成しているので、人力でも容易かつ確実にカッタ本
体を締め付け固定することができる。また、カッタ本体
は、周面の突出部で締結するので中央部に大きな貫通孔
が形成され、その結果、カッタ本体の中央部側に他の治
具または工具が設置可能となるとともに、カッタ本体の
重量が軽減される。
[実施例] 以下、第1図ないし第3図を参照して本考案の一実施例
を説明する。
これらの図において、符号11はアダプタ、12はクラ
ンパ、13はカッタ本体である。
アダプタ11は、基端面に、工作機械の主軸Sの先端に
嵌合する嵌合孔部11aを形成し、先端面に前記嵌合孔
部11aと同軸に円形の嵌合突部11bを形成し、この
嵌合突部11bの基端部側に嵌合突部11bより大径の
雄ねじ11cを形成し、中央部に貫通孔11dを形成し
てなるものである。また、嵌合突部11bと雄ねじ部1
1cとの境の段部には平行ピン14が打ち込まれてい
る。このアダプタ11は、複数の締め付けボルト11e
によって主軸Sに固定されている。
クランパ12は、筒状体の一端内面に周方向にに所定間
隔ごとに設けられた複数の切欠12aを有するフランジ
12bが形成され、かつ他端内面にアダプタ11の雄ね
じ11cと螺合する雌ねじ12cを形成してなるもので
ある。また、外周面には滑り止め用のローレット15が
切られている。
カッタ本体13は、先端面周縁部に複数の切刃チップ1
3aを設け、基端面中央にアダプタ11の嵌合突部11
bに嵌合する嵌合孔部13bを形成し、また基端面にア
ダプタ11の平行ピン14に適合する溝13cを周方向
に形成し、基端部外周にクランパ12の切欠12aのそ
れぞれに対応して、同切欠12aに入る大きさの突出部
13dを形成し、中央に貫通孔13eを形成してなるも
のである。また、外周面には滑り止め用のローレット1
5が切られている。
上記のように構成されたカッタ締結装置において、カッ
タ本体13をアダプタ11に取り付けるには、まずクラ
ンパ12をアダプタ11に予めある程度ねじ込ませてお
く。次いで、カッタ本体13の突出部13dをクランパ
12の切欠12aに合わせるとともに、溝13cをアダ
プタ11の平行ピン14に対応させて、カッタ本体13
の嵌合孔部13bをアダプタ11の嵌合突部11bに押
し込む。そして、押し込んだカッタ本体13を溝13c
の端部に平行ピン14が当たるまで、回転させる。そう
すると、カッタ本体13の突出部13dがクランパ12
のフランジ12bの裏側に位置して、カッタ本体13が
軸方向に抜けなくなる。そこで、クランパ12を手で締
め込んで、突出部13dをフランジ12bで押圧して、
カッタ本体13をアダプタ11に固定する。
なお、クランパ12はカッタ本体13を覆うように大径
に形成しているので、人力でもかくじつにカッタ本体1
3を締め付け固定することができる。
上記のように構成されたカッタ締結装置においては、カ
ッタ本体13を外周部の突出部13dでアダプタ11に
締結することができるので、カッタ本体13の中央部に
大きな貫通孔13eを形成することができる。したがっ
て、従来の締結装置ではなし得なかった締結装置内の中
央部に他の治具または工具を設置することができ、機械
台数を増加しなくても、またマシニングセンタ機などを
使わなくとも、従来の汎用機で加工(コンビネーショ
ン)、測定ができるという経済的なメリットがある。ま
た、カッタ本体13の重量を軽減することができ、カッ
タ本体13の着脱が簡単かつ安全に行うことができるよ
うになる。
また、クランパ12を取り外さなくてもカッタ本体13
を着脱することができるので、カッタ本体13の重量が
軽減されることと相まって、ひとりで簡単にカッタを交
換することができる。
さらに、アダプタ11に対してクランパ12を手で回転
することにより、確実にカッタ本体13を締め付けるこ
とができるので、きわめて短時間でカッタを取り付ける
ことができる。同様にして、カッタの取り外しも短時間
で行うことができる。
また、アダプタ11には平行ピン14が設けられている
ので、回転力をカッタ本体13に確実に伝えることがで
きる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、カッタ本体を外
周部の突出部でアダプタに締結することができるから、
カッタ本体の中央部に大きな貫通孔を形成することがで
きる。したがって、カッタ本体の中央部側に他の治具ま
たは工具を設置することができ、機械台数を増加しなく
ても、またマシニングセンタ機などを使わなくとも、従
来の汎用機で加工(コンビネーション)、測定ができる
ため、経済的なメリットおよび加工、計測時間の短縮な
どができる効果がある。また、カッタ本体13の重量を
軽減することができ、カッタ本体13の着脱が簡単かつ
安全に行うことができる。
また、クランパを取り外さなくてもカッタ本体を着脱す
ることができるので、カッタ本体の重量が軽減されるこ
とと相まって、ひとりで簡単にカッタを交換することが
できる。
さらに、アダプタに対してクランパを手で回転させるこ
とにより、確実にカッタ本体を締め付けることができる
ので、きわめて短時間でカッタを取り付けることができ
る。同様にして、カッタの取り外しも短時間で行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として示したカッタ締結装置
の断面図、第2図は同装置の正面図、第3図は同装置の
側面図、第4図は従来例として示したカッタ締結装置の
正面図、第5図は第4図のV−Vに沿う断面図である。 11……アダプタ、11c……雄ねじ、 12……クランパ、12a……切欠、 12b……フランジ、12c……雌ねじ、 13……カッタ本体、13d……突出部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−151990(JP,A) 実開 昭58−36021(JP,U) 実開 昭49−71881(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械の主軸先端部に取り付けられ、外
    周面に雄ねじが形成されたアダプタと、 筒状体の一端内面に周方向に所定間隔ごとに設けられた
    複数の切欠を有するフランジが形成されかつ他端内面に
    前記アダプタの雄ねじに螺合する雌ねじが形成されたク
    ランパと、 外周面に前記クランパの切欠を通過し得る突出部が形成
    され、前記クランパが前記アダプタにねじ込まれること
    により、前記突出部が前記クランパのフランジにより押
    圧されて前記アダプタに固定されるカッタ本体とを具備
    し、かつ前記カッタ本体の中央部には貫通孔が形成され
    ていることを特徴とするカッタ締結装置。
JP1987081528U 1987-05-28 1987-05-28 カッタ締結装置 Expired - Lifetime JPH0621615Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987081528U JPH0621615Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 カッタ締結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987081528U JPH0621615Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 カッタ締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189519U JPS63189519U (ja) 1988-12-06
JPH0621615Y2 true JPH0621615Y2 (ja) 1994-06-08

Family

ID=30933349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987081528U Expired - Lifetime JPH0621615Y2 (ja) 1987-05-28 1987-05-28 カッタ締結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0621615Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6462229B2 (ja) * 2014-04-04 2019-01-30 株式会社武田機械 両頭切削機用のワーク保持装置
JP7017978B2 (ja) * 2018-04-19 2022-02-09 株式会社ツガミ ポリゴンカッタユニット及び工作機械

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5221987Y2 (ja) * 1972-10-05 1977-05-20
JPS52151990A (en) * 1976-06-14 1977-12-16 Yoshio Asada Front milling cutter
JPS5836021U (ja) * 1981-09-03 1983-03-09 住友電気工業株式会社 フライス切削工具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63189519U (ja) 1988-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0727121A (ja) 締付け用ネジ
JPH0283105A (ja) 締め付け具
US20060056932A1 (en) Total support with a collet chuck receiver
JPH0321847Y2 (ja)
US6561063B1 (en) Hand-held rotary cut-off tool
US20110121522A1 (en) Quick change power tool chuck
JPH0621615Y2 (ja) カッタ締結装置
WO1995007161A1 (fr) Mandrin
GB2146562A (en) Tool driving device
JPH04360703A (ja) 軸等の固定構造
JPH075294Y2 (ja) ゆるみ止めナット
JPH068325Y2 (ja) ブレ−クアウエイボルト
JPS6119861Y2 (ja)
JP2002039146A (ja) ボルトガード
JPH0634945Y2 (ja) レンチ取扱い用治具
JPH0141524Y2 (ja)
JPH0680507U (ja) 回転切削工具
JPH0453854Y2 (ja)
JPH06320309A (ja) ツール着脱装置
JPS5841078Y2 (ja) 工具保持装置
JPH0750120Y2 (ja) 主軸キー
JPS6338964Y2 (ja)
JP4187237B2 (ja) 動力工具
JPH0333430Y2 (ja)
JPS6142752Y2 (ja)