JP2514868Y2 - 工具取付装置 - Google Patents

工具取付装置

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JP2514868Y2
JP2514868Y2 JP1989128782U JP12878289U JP2514868Y2 JP 2514868 Y2 JP2514868 Y2 JP 2514868Y2 JP 1989128782 U JP1989128782 U JP 1989128782U JP 12878289 U JP12878289 U JP 12878289U JP 2514868 Y2 JP2514868 Y2 JP 2514868Y2
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JP
Japan
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tool holder
holder
nut
tool
rotary shaft
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JP1989128782U
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JPH0368707U (ja
Inventor
好彦 辻
Original Assignee
株式会社平安コーポレーション
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は木材加工装置等において、被加工物を加工
するための工具を回転軸に固定するための工具取付装置
に関するものである。
【従来の技術】
従来より、数値制御により切削刃等の工具を移動させ
ながら、板材等の被加工物を所定形状に加工するように
した木材加工装置が知られている。このような木材加工
装置においては、ドリル,バイト等の切削刃やその他の
工具を回転軸に着脱自在に取付けるようにしている。そ
の場合、回転軸は20,000rpm程度の高速で回転するの
で、工具をバランス良く、しかも強固に固定して取付け
る必要がある。 このような場合に用いられる従来の工具取付装置は、
先端にチャックを介して工具をナット締めにより固定す
るように成されたツールホルダを回転軸のテーパ孔に嵌
合させ、この状態で、ホルダ用ナットを回転軸にネジ込
むことにより、回転軸とツールホルダとを一体的に固定
するようにしている。
【考案が解決しようとする課題】
従来の工具取付装置は上記のように構成されているの
で、ツールホルダとホルダ用ナットとが別体であり、こ
のため、ツールホルダの交換に際しては、2つの部品を
扱うことになり、作業が面倒である等の問題があった。 この考案は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、回転軸に対するツールホルダの着脱を容易に
行うことができると共に、回転軸の回転トルクをツール
ホルダに確実に伝達することができる工具取付装置を得
ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この考案に係る工具取付装置は、前部に工具が取付け
られ、後部外周には回転軸のテーパ孔に嵌合されるテー
パ部が形成されたツールホルダと、上記回転軸と上記ツ
ールホルダとに設けられ、上記テーパ孔に対する上記テ
ーパ部の挿入時に軸方向へ挿脱可能に嵌合されて軸廻り
方向が係合される回り止め用の突起および凹部と、内部
に上記ツールホルダの略中間部を保持した状態で上記回
転軸の先端部外周面に螺合するホルダ用ナットと、該ホ
ルダ用ナットと上記ツールホルダの略中間部分とを軸廻
り方向に回転自在に且つ軸方向には実質的一体に連結す
るボールとを備え、ボールは、上記ホルダ用ナットに形
成された溝および上記ツールホルダに形成された溝に嵌
装され、それらの溝の少なくとも一方と上記ボールの間
には軸方向の遊び間隔が設けられたものである。
【作用】
この考案における工具取付装置は、ツールホルダとホ
ルダ用ナットとがボールを介してユニット化されている
ので、それらを実質的に1個の部品として取り扱うこと
ができ、回転軸への取付け取外し作業を容易に行うこと
ができる。即ち、回転軸に対するツールホルダの取付け
に際しては、回転軸のテーパ孔にツールホルダのテーパ
部を挿入しながら該ツールホルダにユニット化されたホ
ルダ用ナットを回転軸の外周に螺合させ、該螺合時に回
転軸とツールホルダの突起と凹部とを嵌合させながら上
記ホルダ用ナットを締め上げると、上記回転軸と上記ツ
ールホルダは、それらのテーパ孔とテーパ部とが圧接し
た状態に固定される。このようなツールホルダの取付け
時において、該ツールホルダとホルダ用ナットは回動す
るので、上記突起と上記凹部との位置合わせを行うこと
ができる。しかも、上記ツールホルダと上記ホルダ用ナ
ットのそれぞれに形成されて上記ボールが嵌装された溝
の少なくとも一方と上記ボールとの間には軸方向の遊び
間隔が設けられ、その遊び間隔によって上記ツールホル
ダとホルダ用ナットとが多少軸方向に動くので、上記突
起と上記凹部との位置合わせ作業を容易に行うことがで
きる。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。 第1図及び第2図において、1は木材加工装置の本体
部、2は本体部1の軸孔1aに嵌合された回転軸であり、
内部に同軸的にテーパ孔2aと、先端部外周面にネジ2b
と、先端面に2つの回り止め用の突起2cとが設けられて
いる。 3はツールホルダであり、後部に上記テーパ孔2aに嵌
合するテーパ部3aと、中間部に上記突起2cが嵌合される
2つの回り止め用の凹部3b及び断面が略半円形を成すリ
ング状の溝3cと、内部にテーパ孔3dと、先端部外周にネ
ジ3eとが設けられている。 4は上記テーパ孔3dに嵌合されるコレットチャックで
あり、側面に複数個のスリ割り(図示せず)が設けられ
てチャックが構成され、先端部にテーパ面4aが設けられ
ている。5は上記ネジ3eに螺合するナットであり、上記
テーパ面4aに圧接するテーパ面5aが形成されている。 6はホルダ用ナットであり、ツールホルダ3の中間部
を内部に収納保持した状態で、回転軸2のネジ2bに螺合
されるように成され、上記溝3cと対向する位置にボール
7の半円形と略等しい断面形状を有する溝6aが設けられ
ると共に、側部に半径方向のネジ孔6bが設けられてい
る。7は上記溝3c,6a内に多数個収納されたボール、8
はネジ孔6bからのボール7を入れた後、このネジ孔6bに
ネジ込まれたネジである。 上記構成において、工具(図示せず)を取付ける場合
は、コレットチャック4内に工具の取付部を嵌合させた
後、ナット5をツールホルダ3のネジ3eにネジ込むこと
により、テーパ部5aと4aとが圧接して、工具がコレット
チャック4に強固に固定されると共に、コレットチャッ
ク4がツールホルダ3に固定される。 また、第1図の状態で、ツールホルダ3を回転軸2か
ら取外す場合は、回転軸2のネジ2bに螺合されたホルダ
用ナット6を緩めることにより、このホルダ用ナット6
とツールホルダ3とを、溝3c,6a及びボール7とによる
連結手段により連結して一体的に回転軸2から取外すこ
とができる。 ツールホルダ3を再び回転軸2に取付ける場合は、一
体的に連結されたホルダ用ナット6及びツールホルダ3
を手で持って、回り止め用の突起2cと凹部3bとを嵌合さ
せながらテーパ部3aをテーパ孔2aに嵌合させた後、ホル
ダ用ナット6を回してネジ2bに締め付けることにより、
ホルダ用ナット6とツールホルダ3とを一体的に回転軸
2に固定することができる。 また、溝3cの幅がボール7の径より大きく形成されて
いるので、溝3c側でボール7との間に軸方向にスキ間
(遊び間隔)ができる。ツールホルダ3とホルダ用ナッ
ト6とはボール7を介して互いに回動するので、上記突
起2cと凹部3bとの位置合わせを行うことができるが、上
記スキ間があるために、ツールホルダ3とホルダ用ナッ
ト6とは多少軸方向に動くので、上記位置合わせ作業を
容易に行うことができる。 尚、かかる位置合せ作業容易化のためのスキ間(遊び
間隔)は、ホルダ用ナット6の溝6aとボール7との間に
形成してもよく、双方の溝3c,6aの少なくとも一方に形
成すればよい。 第3図はツールホルダ3と回転軸2との間の回り止め
突起,凹部を第2図の場合とは逆に形成したものであっ
て、ツールホルダ3に突起3bを、また回転軸2に凹部3d
を形成したものである。 第4図はツールホルダ3に工具としてのカッター10を
ナット11で直接取り付けたものであり、このツールホル
ダ3は他の部分は第2図(b)のものと変わらない。
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、ツールホルダとホ
ルダ用ナットとがボールを介してユニット化されている
ので、それらを実質的に1個の部品として取り扱うこと
ができ、回転軸に対するツールホルダの取付け取外し作
業を容易に行うことができるという効果がある。特に、
ツールホルダとホルダ用ナットとは回動するので、回転
軸に対するツールホルダの取付け時にそれらの突起と凹
部とを嵌合位置に位置合わせすることができ、しかも、
この場合、ツールホルダとホルダ用ナットのそれぞれに
形成されて上記ボールが嵌装された溝の少なくとも一方
と上記ボールとの間には軸方向の遊び間隔が設けられ、
その遊び間隔によって上記ツールホルダとホルダ用ナッ
トとが多少軸方向に動くので、上記突起と上記凹部との
位置合わせ作業を容易に行うことができるという効果が
ある。また、上記回転軸とツールホルダは、それらの突
起と凹部との嵌合により軸廻り方向が係合されるので、
ホルダ用ナットが多少緩んだ場合であっても回転軸の回
転トルクをツールホルダに確実に伝達できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による工具取付装置を示す
断面側面図、第2図は同装置の要部の分解斜視図、第3
図はツールホルダと回転軸の斜視図、第4図はツールホ
ルダと工具の斜視図である。 2は回転軸、2aはテーパ孔、2cは突起、3はツールホル
ダ、3aはテーパ部、3bは凹部、3cは溝、6はホルダ用ナ
ット、6aは溝、7はボール。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部に工具が取付けられ、後部外周には回
    転軸2のテーパ孔2aに嵌合されるテーパ部3aが形成され
    たツールホルダ3と、上記回転軸2と上記ツールホルダ
    3とに設けられ、上記テーパ孔2aに対する上記テーパ部
    3aの挿入時に軸方向へ挿脱可能に嵌合されて軸廻り方向
    が係合される回り止め用の突起2cおよび凹部3bと、内部
    に上記ツールホルダ3の略中間部を保持した状態で上記
    回転軸2の先端部外周面に螺合するホルダ用ナット6
    と、該ホルダ用ナット6と上記ツールホルダ3の略中間
    部分とを軸廻り方向には回転自在に且つ軸方向には実質
    的一体に連結するボール7とを備え、ボール7は、上記
    ホルダ用ナット6に形成された溝6aおよび上記ツールホ
    ルダ3に形成された溝3cに嵌装され、それらの溝6a,3c
    の少なくとも一方と上記ボール7との間には軸方向の遊
    び間隔が設けられていることを特徴とする工具取付装
    置。
JP1989128782U 1989-11-02 1989-11-02 工具取付装置 Expired - Lifetime JP2514868Y2 (ja)

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JP1989128782U JP2514868Y2 (ja) 1989-11-02 1989-11-02 工具取付装置

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JP1989128782U JP2514868Y2 (ja) 1989-11-02 1989-11-02 工具取付装置

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Publication Number Publication Date
JPH0368707U JPH0368707U (ja) 1991-07-08
JP2514868Y2 true JP2514868Y2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=31676465

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