JPH039972Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH039972Y2
JPH039972Y2 JP2692085U JP2692085U JPH039972Y2 JP H039972 Y2 JPH039972 Y2 JP H039972Y2 JP 2692085 U JP2692085 U JP 2692085U JP 2692085 U JP2692085 U JP 2692085U JP H039972 Y2 JPH039972 Y2 JP H039972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
bush
concave
cylindrical member
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2692085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61144954U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2692085U priority Critical patent/JPH039972Y2/ja
Publication of JPS61144954U publication Critical patent/JPS61144954U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH039972Y2 publication Critical patent/JPH039972Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、半導体ウエハ、セラミツクス、ガ
ラス等のような脆性硬質材料からなる被加工物
に、溝入れ加工を行なつたり、あるいは切断・分
離するために切削・溝入れ加工を行なう(以下単
にダイシング加工という)ダイシングマシンにお
いて外周刃を有するブレードを常に一定の締付力
でスピンドルに装着できるようにしたダイシング
マシンのブレード取付装置に関するものである。
第1図により従来のブレード取付方法について
説明する。図において、10は高速回転するスピ
ンドルで、このスピンドル10には先細のテーパ
状軸12が形成されている。テーパ状軸12には
ブツシユ14が嵌め込まれて、ボルト16で固定
される。ブツシユ14にはドーナツ形のブレード
18が挿入される。このブレード18は、ブツシ
ユ14と螺合するナツト20を締付ることによつ
て、フランジ22を介してブツシユ14のブレー
ド挟持部15との間で挟持される。このような従
来のブレード取付方法においては、ブレード18
を装着するときの締付力、つまりナツト20の締
付力は、作業者の勘に頼つているため、そのとき
どきによりばらつきがあり、次のような問題があ
つた。例えばナツト20の締付力が強い場合に
は、フランジ22を介してブツシユ14のブレー
ド挟持部15を変形させてしまい、スピンドル1
0を回転させたときに、ブレード18に回転ブレ
が生じ、テーブル24上に載置された被加工物2
6に対し高精度のダイシング加工が行なえないば
かりでなく、ブレードの寿命を早めることにもな
る。また、必要以上にブレード18にひねりによ
る力が加わり、ブレード18が変形・破損しやす
くなる等の問題もある。また、ナツト20の締付
力が弱い場合には、ブレード18に回転ブレが生
じ、上記と同様に高精度のダイシング加工が行な
えないとか、あるいはブレードの寿命を早める等
の問題があつた。
本考案は上記したような従来のブレード取付方
法の欠点を解決して、常に均一な締付力でブレー
ドをスピンドルに装着できるようにしたダイシン
グマシンのブレード取付装置を提供するものであ
る。
以下第2図ないし第4図により本考案の一実施
例について説明する。第2図は本考案のダイシン
グマシンのブレード取付部分の側断面図、第3図
は同正面図である。図において、30は高速回転
するスピンドルで、このスピンドル30には先細
のテーパ状軸32が形成されている。テーパ状軸
32にはブツシユ34が嵌め込まれて、ボルト3
6で固定されている。ブツシユ34の外方部には
溝38が十字状に形成されている。ブツシユ34
には外周面にダイヤモンド等の砥粒を固着された
ドーナツ形のブレード40が挿入され、ブツシユ
34のブレード挟持部42とブツシユに挿入され
たフランジ44との間で挟持されている。46は
前記ブツシユ34に左ねじで螺合するナツトで、
このナツト46を締付けることにより、フランジ
44を介してブレード40を所定の締付力で挟持
できるようになつている。このナツト46には、
小孔47が図示の例では4個形成されている。な
お図において、48はテーブル、50はこのテー
ブル48上に載置された被加工物である。
第4図は、本考案の締付具の一部断面を有する
側面図であつて、図において、52は内側円筒部
材で、この内側円筒部材52の一端には、前記し
たブツシユ34の外方部に形成された十字状の溝
38に挿入される突出部54が形成されている。
また内側円筒部材52の他の一端には、予め定め
たトルクにセツトしておけば、締付力がそのトル
クに達すると空回りし、均一な締付力を得ること
のできる公知のトルクドライバ56が取付けられ
ている。58は前記内側円筒部材52の外周に、
回転可能に、かつ軸方向に摺動可能に嵌合された
外側筒部材で、その一端、つまり内側円筒部材5
2の突出部54が形成されている側には、前記し
たナツト46に形成されている小孔47に挿入さ
れるための突起爪60が設けられている。
このような構成の本考案より、ブレード40を
一定の締付力により挟持する手順について説明す
る。まずテーパ状軸32に、ブツシユ34を挿入
してボルト36で固定する。次にブレード40、
続いてフランジ44をブツシユ34に挿入した
後、ナツト46を軽くねじ込む。このようにして
から、締付具51の内側円筒部材52の突出部5
4を、ブツシユ34の溝38に挿入すると共に、
外側筒部材58の突起爪60を、ナツト46の小
孔47に挿入する。次いで一方の手で締付具51
の外側筒部材58を把持固定し、つまりナツト4
6を回転出来ないように固定し、他の一方の手で
トルクドライバ56を右方向に回転させる。トル
クドライバ56の先端の突出部54は、ブツシユ
34の溝38に挿入されているので、トルクドラ
イバ56の回転により、ブツシユ34はスピンド
ル30と一体となつて右方向に回転する。ブツシ
ユ34とナツト46とは、左ねじで螺合されてい
るため、トルクドライバ56を右方向に回転させ
ることにより、両者は締め付けられる。締付力が
予め設定されたトルクに達すると、トルクドライ
バ56は空回りし、それ以上の締付力は生ぜず、
従つてブレード40は、ブレード挟持部42とフ
ランジ44との間で常に所定の締付力で挟持され
ることになる。なお、上記においては、外側筒部
材58を固定し、トルクドライバ56を回転させ
たが、これとは逆にトルクドライバ56を固定
し、外側筒部材58を左方向に回転させても、所
定の締付力でブレード40を挟持できることは当
然である。
なお、上記実施例においては、ブツシユ34に
設けられた溝38は、凹状溝であるが、勿論これ
に限られず、トルクドライバ56側の回転力が、
ブツシユ34側に伝達される形状であれば、例え
ば凸状部でもよく、その場合は内側円筒部材52
の突出部54は、前記凸状部に合う凹状部とすれ
ばよい。また実施例においては、溝38は十字状
に2本設けられているが、少なくとも1本、ほぼ
直径線上に設けたものでもよい。またナツト46
に設けられた小孔47は、実施例では円形の小孔
が4個設けられているが、これも勿論これに限ら
れず角孔、凹状溝、凸状部、等を少なくとも1個
設ければよく、この場合も外側筒部材58の突起
爪60は、前記それぞれの形状に係合する形状と
すればよい。
以上詳述したように本考案によれば、ダイシン
グマシンのブレードを常に最適な締付力でスピン
ドルに装着することができるので、従来のように
ブレードを取付ける度に生ずるばらつきに起因し
たブレードの回転ブレを防止でき、従つて被加工
物の高精度の加工が可能であると共に、ブレード
の破損等の事故を防止でき、かつブレードの寿命
を長くすることが出来る等種々の効果を奏するこ
とができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のブレード取付方法の一部断面を
有する側面図、第2図は本考案のダイシングマシ
ンのブレード取付部分の側断面図、第3図は同正
面図、第4図は本考案の締付具の一部断面を有す
る側面図。 30:スピンドル、34:ブツシユ、40:ブ
レード、44:フランジ、46:ナツト、51:
締付具、52:内側円筒部材、56:トルクドラ
イバ、58:外側筒部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高速回転するブレードにより、被加工物にダイ
    シング加工を行なうダイシングマシンにおいて、
    高速回転する回転軸に固定され、外方部にブレー
    ド締付用の凹状部または凸状部を形成されたブツ
    シユと、前記ブツシユとの間で前記ブレードを挟
    持するフランジと、前記フランジを前記ブレード
    側へ押圧するべく前記ブツシユと螺合し、かつブ
    レード締付用の凹状部または凸状部を形成された
    ナツトと、一端に前記ブツシユに形成された凹状
    部または凸状部に係合する凸状部または凹状部を
    有し、他端にトルクドライバを取付けられた内側
    円筒部材と、一端に前記ナツトに形成された凹状
    部または凸状部に係合する凸状部または凹状部を
    有し、前記内側円筒部材に対し回転可能に係合す
    る外側筒部材とよりなるダイシングマシンのブレ
    ード取付装置。
JP2692085U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPH039972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2692085U JPH039972Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2692085U JPH039972Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61144954U JPS61144954U (ja) 1986-09-06
JPH039972Y2 true JPH039972Y2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=30523386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2692085U Expired JPH039972Y2 (ja) 1985-02-25 1985-02-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH039972Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61144954U (ja) 1986-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7168900B2 (en) Total support with a collet chuck receiver
US20030228199A1 (en) Tool holder
JPH039972Y2 (ja)
JPH1034409A (ja) 軸芯微調整装置付工具ホルダ
JP3160232B2 (ja) 複合穴加工工具
JP2607436Y2 (ja) ワンタッチ形工具ホルダ
JP4115700B2 (ja) 切削工具
JPH0621615Y2 (ja) カッタ締結装置
KR100549264B1 (ko) 콜릿 척 수용기가 구비된 공구 지지부
JP4092019B2 (ja) 旋盤刃物台
JPH0727048Y2 (ja) 面取り機
JP2514868Y2 (ja) 工具取付装置
JPS62157710A (ja) カツタ−装置
JPH0533204Y2 (ja)
JPS63191507A (ja) 保持具
JP3009581U (ja) 旋盤用治具
JPH0141524Y2 (ja)
JPH0529768Y2 (ja)
JP2518139Y2 (ja) ワーク着脱装置
JPH088041Y2 (ja) 工具取付装置
JPH0453854Y2 (ja)
DE4411730C1 (de) Zentrier- und Fixiervorrichtung für Trennschleifblätter
JPS6236602Y2 (ja)
JPS5835394Y2 (ja) ツ−ルホルダ
JPH045209Y2 (ja)