JP2000334610A - チャック装置 - Google Patents

チャック装置

Info

Publication number
JP2000334610A
JP2000334610A JP11146830A JP14683099A JP2000334610A JP 2000334610 A JP2000334610 A JP 2000334610A JP 11146830 A JP11146830 A JP 11146830A JP 14683099 A JP14683099 A JP 14683099A JP 2000334610 A JP2000334610 A JP 2000334610A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
coil
support
spring
rotary tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11146830A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Sasaki
克彦 佐々木
Shin Sugiura
伸 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP11146830A priority Critical patent/JP2000334610A/ja
Publication of JP2000334610A publication Critical patent/JP2000334610A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping On Spindles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ回し用工具を必要とすることなく、回転
工具を取り付けたり、取り外したりすることを可能と
し、回転工具の交換作業を簡略化することのできるチャ
ック装置を提供する。 【解決手段】 回転駆動装置の主軸2に設けられた支持
部12と、支持部12に一方の端末部23aが止着され
たコイルスプリング23とを備える。コイルスプリング
23のスプリング力によるコイル内径の縮径力により回
転工具8のシャンク部8aを把持可能とする。コイルス
プリング23の巻き戻し操作によるコイル内径の拡径に
より、砥石8のシャンク部8aに対する把持を解除可能
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ダイグラ
インダー、ドリル、インパクトドライバ、ルータ等の回
転駆動装置に砥石、キリ等の刃具、ビット等の回転工具
をワンタッチで装着可能としたチャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なチャック装置としては、
回転駆動装置の主軸に設けられるコレットチャックがあ
る。コレットチャックは、ロックナットのねじ締めによ
ってコレットの内径を縮径させることにより回転工具の
シャンク部を把持する。また、前記ロックナットを緩め
ることにより前記回転工具のシャンク部に対する把持が
解除される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のチャック装置にあっては、回転工具の取り付けおよ
び取り外しいわゆる交換に際して、ロックナットのねじ
締めおよび緩めのためのスパナ等のねじ回し用工具が必
要であることから、煩雑で面倒な作業となっている。と
くに、ダイグラインダーにあっては回転工具である砥石
の交換が頻繁にあり、その対策が切望されているのが現
状である。
【0004】本発明は上記した問題点を解決するために
なされたものであって、本発明が解決しようとする課題
は、ねじ回し用工具を必要とすることなく、回転工具を
取り付けたり、取り外したりすることを可能とし、回転
工具の交換作業を簡略化することのできるチャック装置
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載の発明は、回転駆動装置の
主軸に設けられた支持部と、前記支持部に一方の端末部
が止着されたコイルスプリングとを備え、前記コイルス
プリングのスプリング力によるコイル内径の縮径力によ
り回転工具のシャンク部を把持可能とし、また、前記コ
イルスプリングに対する巻き戻し操作によるコイル内径
の拡径により前記回転工具のシャンク部に対する把持を
解除可能としたことを特徴とするチャック装置である。
【0006】このように構成すると、回転駆動装置の主
軸に設けられた支持部にコイルスプリングのスプリング
力によるコイル内径の縮径力により回転工具のシャンク
部を把持することによって、回転工具の取り付けがワン
タッチで行なえる。また、コイルスプリングに対する巻
き戻し操作によるコイル内径の拡径により、前記回転工
具のシャンク部に対する把持を解除することによって、
回転工具を簡単に取り外すことができる。よって、ねじ
回し用工具を必要とすることなく、回転工具を取り付け
たり、取り外したりすることが可能であることから、回
転工具の交換作業を簡略化することができる。
【0007】請求項2記載の発明は、コイルスプリング
を断面四角形状のばね線材で形成したことを特徴とする
請求項1記載のチャック装置である。このように構成す
ると、コイルスプリングを断面丸形状のばね線材で形成
する場合と比べて、コイルスプリングの内周面による接
触面積が増大することにより、把持力の増大および均一
化が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1に断面図で示すように、チ
ャック装置10は、回転駆動装置、例えばダイグライン
ダー(図示省略)の主軸2の先端部に配設されている。
回転駆動装置であるグラインダーについては、周知のと
おりであるからその説明は省略する。
【0009】前記主軸2の先端部は、固定側のカバー筒
3の先端部内にベアリング4を介して回転可能に支持さ
れている。カバー筒3の先端部内には、ベアリング4の
アウタレース4aを抜け止めするリングねじ5がねじ付
けされている。アウタレース4aは、リングねじ5と前
記カバー筒3の段付き面3aとによって軸方向に関し位
置決めされている。
【0010】前記主軸2の先端部には、支持体12が圧
入等によって一体化されている。支持体12には、前記
ベアリング4のインナレース4bを抜け止めする抜け止
め面12aが形成されている。インナレース4bは、前
記抜け止め面12aと前記主軸2に取り付けられた止め
リング6とによって軸方向に関し位置決めされている。
なお、支持体12は本明細書でいう支持部に相当する。
【0011】前記支持体12には、前記主軸2と同一軸
線をなす円筒形状の支持筒部13が形成されている。図
1において、支持筒部13の外周面には、フランジ部1
3aが張り出し形成されている。フランジ部13aは、
前記カバー筒3および前記リングねじ5と所定の間隔を
隔てて面している。説明の都合上、支持筒部13の先方
(図1において左方)を前方、主軸2の方向(図1にお
いて右方)を後方という。なお、図2にチャック装置の
正面図、図3に図1のIII−III線断面図、図4に
図1のIV−IV線断面図、図5に図1のV−V線断面
図が示されている。
【0012】図1および図2に示すように、前記支持筒
部13の前端面には軸方向に延びるスリット溝14が形
成されている。スリット溝14の溝底端には周方向に延
びるガイド溝15が連設されている(図5参照)。図6
に支持筒部13の外周面を部分展開図で示すように、ガ
イド溝15は、スリット溝14の溝底端より左方に長く
延びて形成されており、右方には短く形成されている。
なお、支持筒部13の先端部の外周面には、スリット溝
14を横切りかつ周方向に環状をなす外側のクリップ溝
16が形成されている(図6参照)。
【0013】図1および図4に示すように、前記支持筒
部13の内周面には、軸方向に延びる係合溝18が形成
されている。図7に支持筒部13の内周面を部分展開図
で示すように、係合溝18は、前記スリット溝14に連
続して軸方向に延びて形成されている。なお、支持筒部
13の先端部の内周面には、スリット溝14を横切りか
つ周方向に環状をなす内側のクリップ溝19が形成され
ている(図7参照)。
【0014】図1および図3に示すように、前記支持体
12には、前記支持筒部13の後半部内に二重環状をな
すガイド筒部21が形成されている。
【0015】前記支持筒部13とガイド筒部21との間
に嵌装されるコイルスプリング23は、断面四角形状の
ばね線材で形成されている。コイルスプリング23の内
周面は、後述するコレットの外周面と面接触可能な曲面
で形成されている。前記コイルスプリング23の挿入側
(後側ともいう)の端末部23aは、図3に示すよう
に、半径方向外方へ短い突出量をもって突出されてい
る。後側の端末部23aを前記支持筒部13のスリット
溝14を通じて係合溝18に係合した状態で、コイルス
プリング23が前記支持筒部13とガイド筒部21との
間にほぼ同一軸線上に嵌装されている。なお、後側の端
末部23aは、前記係合溝18に対する係合をもって支
持体12に対し回り止めされる。
【0016】図1および図5に示すように、前記コイル
スプリング23の反挿入側(前側ともいう)の端末部2
3bは、半径方向外方へ長い突出量をもって突出されて
いる。その端末部23bは、前記支持筒部13のスリッ
ト溝14を通してガイド溝15内に移動可能に係合され
ている。
【0017】前記支持筒部13の先端部の外周面には、
操作リング25が回動可能に嵌合されている。操作リン
グ25は、支持筒部13の外側のクリップ溝16(図6
参照)にサークリップ26(図1参照)がその弾性を利
用して係着されることによって抜け止めされている。こ
れにより、操作リング25が図1に示すように前記フラ
ンジ部13aとサークリップ26とにより軸方向に関し
て位置決めされる。しかして、操作リング25の内周面
には、軸方向に延びる係合溝25aが形成されている。
この係合溝25aには、前記コイルスプリング23の前
側の端末部23bが巻き締め方向(図5中、矢印A方向
参照)に付勢された状態で係合されている。
【0018】図1に示すように、前記コイルスプリング
23の前半部内にはコレット28が挿入されている。コ
レット28は、図5に示すようにコイルスプリング23
内に挿入されるほぼ円筒形状をなす多数本(図4では9
本が示されている)の把持片28aと、図1に示すよう
に前記支持筒部13内に嵌合されるとともにコイルスプ
リング23の前端面と面する基部28bとからなる。
【0019】前記各把持片28aは、基部28bと連設
されているとともに、図5に示すように周方向に割溝2
8cを間にほぼ等間隔で形成されており、その内径を縮
径する方向に弾性変形可能とされている。把持片28a
は、常には前記コイルスプリング23のスプリング力に
よるコイル内径の縮径力によって縮径される方向に付勢
されている。把持片28aの内径は、最大時に砥石8の
シャンク部8a(図1参照)を挿脱可能な大きさに設定
され、縮径によって前記シャンク部8aを把持可能であ
る。なお、砥石8は本明細書でいう回転工具に相当す
る。
【0020】図1に示すように、前記コレット28は、
前記支持筒部13内に前記基部28bの外周部と面する
ワッシャ29が嵌装された後、内側のクリップ溝19に
サークリップ30がその弾性を利用して係着されること
によって抜け止めされている。
【0021】上記のように構成されたチャック装置10
により砥石8を固定する場合には、先ず、砥石8のシャ
ンク部8aをコレット28の把持片28a内に挿入する
(図1参照)。このとき、把持片28aの内径がコイル
スプリング23の縮径力によって縮径されているため、
把持片28aは前記シャンク部8aの挿入によって前記
コイルスプリング23の縮径力に抗して拡径される。そ
して、挿入が完了したシャンク部8aは、コイルスプリ
ング23の縮径力を受けているコレット28の把持片2
8aによって把持される(図3および図5参照)。
【0022】この状態で、ダイグラインダーの主軸2を
回転駆動すると、チャック装置10を介して砥石8が回
転される。このとき、主軸2の回転とともに支持筒部1
3が図3において右回り方向(図3中、矢印B方向参
照)に回転され、コイルスプリング23の後側の端末部
23aが同方向に回転する力を受けることにより、コイ
ルスプリング23がコイル内径を縮径する方向いわゆる
巻き締め方向に付勢される。これとともに、コイルスプ
リング23の前側の端末部23bはガイド溝15内を相
対的に移動し、図9に示すようにガイド溝15の溝端部
15aに位置する。したがって、コレット28の把持片
28aによりシャンク部8aが強く緊締されることによ
り、主軸2の回転力がチャック装置10から砥石8へ確
実に伝達される。
【0023】次に、前記砥石8を交換する場合には、操
作リング25を図5において矢印C方向に回動操作す
る。これにともない、コイルスプリング23の前側の端
末部23bが図8に示すようにガイド溝15内を移動し
ていき、コイルスプリング23が巻き戻し方向に付勢さ
れることによりコイル内径が拡径される。これにより、
コレット28の把持片28aに対する縮径方向の付勢が
解除され、ひいては砥石8のシャンク部8aに対する把
持が解除される。この状態では、砥石8のシャンク部8
aを容易に引き抜くことができる。その後、新しい砥石
8を前記の固定手順により固定すれば良い。
【0024】上記したチャック装置10によれば、ダイ
グラインダーの主軸2に設けられた支持体12にコイル
スプリング23のスプリング力によるコイル内径の縮径
力により砥石(回転工具)8のシャンク部8aを把持す
ることによって、砥石8の取り付けがワンタッチで行な
える。
【0025】また、操作リング25の回動操作を介し
て、コイルスプリング23を巻き戻し操作することによ
るコイル内径の拡径により、前記砥石8のシャンク部8
aに対する把持を解除することによって、砥石8を簡単
に取り外すことができる。よって、従来と異なり、ねじ
回し用工具を必要とすることなく、砥石8を取り付けた
り、取り外したりすることが可能であることから、砥石
8の交換作業を簡略化することができる。
【0026】また、コイルスプリング23を断面四角形
状のばね線材で形成したことにより、コイルスプリング
23を断面丸形状のばね線材で形成する場合と比べて、
コイルスプリング23の内周面によるコレット28の把
持片28aに対する接触面積が増大し、これにより把持
力の増大および均一化が可能である。
【0027】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更
が可能である。例えば、本実施の形態のチャック装置1
0は、ダイグラインダー、サンダーあるいはポリッシャ
といった回転駆動装置に広く適用可能である。また、コ
レット28を排除し、コイルスプリング23の内周面に
よって砥石8のシャンク部8aを直接的に把持すること
も可能である。また、コイルスプリング23は、断面四
角形状のばね線材で形成するものに限らず、断面円形
状、半円形状、多角形状等のばね線材で形成することが
できる。また、コイルスプリング23は、多重巻きのコ
イルスプリング23でも差し支えない。また、操作リン
グ25は、コイルスプリング23の端末部23bにより
つまみ部を形成し、そのつまみ部で代用することも考え
られる。また、支持体12は、主軸2に一体形成した支
持部に代えることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のチャック装置によれば、ねじ回
し用工具を必要とすることなく、回転工具を取り付けた
り、取り外したりすることが可能であることから、回転
工具の交換作業を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チャック装置の断面図である。
【図2】チャック装置の正面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図1のV−V線断面図である。
【図6】支持筒部の外周面を示す部分展開図である。
【図7】支持筒部の内周面を示す部分展開図である。
【図8】回転工具の解放状態を示す図5と対応する断面
図である。
【図9】回転工具による作業状態を示す図5と対応する
断面図である。
【符号の説明】
2 回転駆動装置の主軸2 8 砥石(回転工具) 8a シャンク部 10 チャック装置 12 支持体(支持部) 23 コイルスプリング 23a 端末部 23b 端末部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動装置の主軸に設けられた支持部
    と、前記支持部に一方の端末部が止着されたコイルスプ
    リングとを備え、前記コイルスプリングのスプリング力
    によるコイル内径の縮径力により回転工具のシャンク部
    を把持可能とし、また、前記コイルスプリングに対する
    巻き戻し操作によるコイル内径の拡径により前記回転工
    具のシャンク部に対する把持を解除可能としたことを特
    徴とするチャック装置。
  2. 【請求項2】 コイルスプリングを断面四角形状のばね
    線材で形成したことを特徴とする請求項1記載のチャッ
    ク装置。
JP11146830A 1999-05-26 1999-05-26 チャック装置 Pending JP2000334610A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11146830A JP2000334610A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 チャック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11146830A JP2000334610A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 チャック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000334610A true JP2000334610A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15416493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11146830A Pending JP2000334610A (ja) 1999-05-26 1999-05-26 チャック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000334610A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1449607B1 (en) Tool holder
CN100563886C (zh) 一种具有免安装工具套筒组件的电动工具
US5775981A (en) Air die grinder
WO2005000530A1 (ja) ビットホルダ装置
JPH11510744A (ja) チャック
WO1998047652A1 (en) Quick release integrated collet and chuck device
US5941764A (en) Shaft-equipped grinder used in a mold-graving device
US6932357B2 (en) Gear reducing collet nut assembly
JPH1029106A (ja) ハイドロリックチャック装置
JP4109683B2 (ja) 円筒研削盤用ワークドライブ装置
JP2000334610A (ja) チャック装置
JPH11123608A (ja) 孔加工工具
JPH10277824A (ja) コアドリル
JP2802047B2 (ja) 孔加工工具
JP3116504U (ja) ドリル研磨用コレットホルダ
CN113766987B (zh) 具有锁定离合器的夹头
JP2834422B2 (ja) 孔加工工具
JP3087792U (ja) 自動ドライバー用ジョイント
US4744706A (en) Device for collet mounting
JP3922410B2 (ja) チャック
JPH06320309A (ja) ツール着脱装置
CN109746484B (zh) 动力工具
JPH0214889Y2 (ja)
JPH09174542A (ja) 孔加工工具
JP2546960Y2 (ja) コレット