JP2546451B2 - 水なし平版印刷版用現像液 - Google Patents

水なし平版印刷版用現像液

Info

Publication number
JP2546451B2
JP2546451B2 JP3116030A JP11603091A JP2546451B2 JP 2546451 B2 JP2546451 B2 JP 2546451B2 JP 3116030 A JP3116030 A JP 3116030A JP 11603091 A JP11603091 A JP 11603091A JP 2546451 B2 JP2546451 B2 JP 2546451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
printing plate
silicone rubber
rubber layer
lithographic printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3116030A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04343360A (ja
Inventor
満 末沢
与一 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP3116030A priority Critical patent/JP2546451B2/ja
Publication of JPH04343360A publication Critical patent/JPH04343360A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546451B2 publication Critical patent/JP2546451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水なし平版印刷版用現像
液に関するものであり、特に基版上に光硬化性層とシリ
コ−ンゴム層とを積層してなる水なし平版印刷版の改善
された現像液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリコ−ンゴム層をインキ反発層とする
水なし平版印刷版については、既に種々のものが提案さ
れている。中でも特公昭54-26923号あるいは特開昭50-5
0102号などに提案された基板上に光重合性接着層とシリ
コ−ンゴム層とが積層された水なし平版印刷版、また特
開昭60-21050号などに提案された基板上に光硬化性層と
シリコ−ンゴム層とが積層された水なし平版印刷版は湿
し水を用いることなく実用的な印刷が可能である。
【0003】水なし平版印刷版は、通常次のような露
光、現像工程を経て製版される。まず平版印刷版原版は
真空密着されたポジティブフィルムを通して活性光線に
露光される。露光の終った印刷原版はパラフィン系炭化
水素あるいはそれを主成分とする現像液に浸漬される。
その結果未露光部のシリコ−ンゴム層は現像液によって
激しく膨潤し、しわを生ずる。この状態でガ−ゼなどの
柔らかいパッドを用いて印刷版面を軽くこすると膨潤し
た未露光部のシリコ−ンゴム層のみが剥ぎとられ、下層
の未硬化の光硬化性層が露出する。この部分がインキ着
肉性の画線部となる。一方、露光部分のシリコ−ンゴム
層は現像液により若干膨潤するものの、光硬化した光硬
化性層に強く接着しているため、現像パッドで強くこす
っても侵されずに版面に残り、この部分がインキ反発性
の非画線部を形成することにより水なし平版印刷版に製
版される。このような製版過程を経て得られる水なし平
版印刷版は、シリコ−ンゴム層の切れがよくシャ−プな
網点が得られる反面、例えば現像工程における現像操作
が不充分な場合には画線部として本来シリコ−ンゴム層
が剥離除去されていなければならない部分にもシリコ−
ンゴム層が残存してしまい、このために微小網点再現性
の悪い印刷版になってしまう。また現像時に版面を強く
こすり過ぎると非画線部として印刷版面上に残すべきシ
リコ−ンゴム層まで損傷してしまう。その結果、最終製
品である印刷物に地汚れや欠点が生ずる原因となり印刷
特性の優れた印刷版が得られないという問題点をかかえ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来技
術の諸欠点に鑑みその改善対策について鋭意検討を進め
た結果、シリコ−ンゴム層をインキ反発層とする水なし
平版印刷版の現像液としてアルカンジオ−ルを用いるこ
とにより著しく現像性が向上し、微小な網点まで容易に
再現できることを見い出し以下に述べる本発明に到達し
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、炭素
数4〜15のアルカンジオールの少くとも一種を0.5
重量%以上含有することを特徴とする、基板上に光硬化
性層とシリコーンゴム層とを積層してなる水なし平版印
刷版用現像液である。
【0006】本発明において使用されるアルカンジオ−
ルは炭素数4〜15のものである。炭素数が15を越え
るアルカンジオ−ルを現像液中に含む場合は、光硬化性
層とシリコ−ンゴム層の界面接着力を低下させる効果が
小さく、微小な網点を再現しにくくなるため好ましくな
い。かかるアルカンジオ−ルは現像液総量の0.5〜1
00重量%好ましくは1.0〜100重量%の範囲で含
有されていることが重要である。
【0007】本発明において使用されるアルカンジオ−
ルの具体例として例えば下記のものがあげられるがこれ
らに限定されない。
【0008】1,2−ブタンジオ−ル、1,3−ブタン
ジオ−ル、1,4−ブタンジオ−ル、2,3−ブタンジ
オ−ル、2−メチル−1,2−プロパンジオ−ル、2−
メチル−1,3−プロパンジオ−ル、1,2−ペンタン
ジオ−ル、1,3−ペンタンジオ−ル、1,4−ペンタ
ンジオ−ル、1,5−ペンタンジオ−ル、2,3−ペン
タンジオ−ル、2,4−ペンタンジオ−ル、2−メチル
−1,2−ブタンジオ−ル、2−メチル−1,3−ブタ
ンジオ−ル、2−メチル−1,4−ブタンジオ−ル、2
−メチル−2,3−ブタンジオ−ル、2−エチル−1,
3−プロパンジオ−ル、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオ−ル、1,2−ヘキサンジオ−ル、1,3−
ヘキサンジオ−ル、1,4−ヘキサンジオ−ル、1,5
−ヘキサンジオ−ル、1,6−ヘキサンジオ−ル、2,
3−ヘキサンジオ−ル、2,4−ヘキサンジオ−ル、
2,5−ヘキサンジオ−ル、3,4−ヘキサンジオ−
ル、2−メチル−1,3−ペンタンジオ−ル、2−メチ
ル−2,4−ペンタンジオ−ル、3−メチル−1,5−
ペンタンジオ−ル、3−メチル−2,4−ペンタンジオ
−3−メチル−2,5−ペンタンジオ−ル、2−エチル
−1,3−ブタンジオ−ル、2−(n−プロピル)−
1,3−プロパンジオ−ル、2−メチル−2−エチル−
1,3−プロパンジオ−ル、1,2−ヘプタンジオ−
ル、1,3−ヘプタンジオ−ル、1,4−ヘプタンジオ
−ル、1,5−ヘプタンジオ−ル、1,6−ヘプタンジ
オ−ル、1,7−ヘプタンジオ−ル、2,3−ヘプタン
ジオ−ル、2,4−ヘプタンジオ−ル、2,5−ヘプタ
ンジオ−ル、2,6−ヘプタンジオ−ル、3,4−ヘプ
タンジオ−ル、3,5−ヘプタンジオ−ル、2−メチル
−3,5−ヘキサンジオ−ル、3−メチル−2,4−ヘ
キサンジオ−ル、3−エチル−2,4−ヘプタンジオ−
ル、2−イソプロピル−1,3−ブタンジオ−ル、2−
イソプロピル−1,4−ブタンジオ−ル、2−(n−ブ
チル)−1,3−プロパンジオ−ル、2,2−ジエチル
−1,3−プロパンジオ−ル、1,2−オクタンジオ−
ル、1,3−オクタンジオ−ル、1,4−オクタンジオ
−ル、1,5−オクタンジオ−ル、1,6−オクタンジ
オ−ル、1,7−オクタンジオ−ル、1,8−オクタン
ジオ−ル、2,3−オクタンジオ−ル、2,4−オクタ
ンジオ−ル、2,5−オクタンジオ−ル、2,6−オク
タンジオ−ル、2,7−オクタンジオ−ル、3,4−オ
クタンジオ−ル、3,5−オクタンジオ−ル、3,6−
オクタンジオ−ル、4,5−オクタンジオ−ル、2−メ
チル−4,6−ヘプタンジオ−ル、5−メチル−2,4
−ヘプタンジオ−ル、2,2−ジメチル−3,5−ヘキ
サンジオ−ル、3,4−ジメチル−3,4−ヘキサンジ
オ−ル、2−イソブチル−1,3−ブタンジオ−ル、2
−メチル−2−ブチル−1,3−ブタンジオ−ル、1,
9−ノナンジオ−ル、2−エチル−2,8−オクタンジ
オ−ル、2−エチル−2,10−デカンジオ−ルなど。
【0009】上記のうちでも炭素数4〜10のアルカン
ジオ−ルがとくに有用である。
【0010】本発明の現像液としては、アルカンジオ−
ルに溶媒を添加したものを用いることもできる。かかる
溶媒としては、石油の分留製品から容易に入手できるパ
ラフィン系炭化水素あるいはそれを主成分とするもの、
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンのような精練
されたパラフィン系炭化水素、水、アルコ−ル類、エス
テル類、ポリエチレングリコ−ル類およびその誘導体、
ポリプロピレングリコ−ル類およびその誘導体、ケトン
類、エ−テル類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水
素類などがあげられる。この中でも、ポリエチレングリ
コ−ル類およびその誘導体、ポリプロピレングリコ−ル
類およびその誘導体が特に有効である。本発明の現像液
が好都合に適用できる水なし平版印刷版は、シリコ−ン
ゴム層をインキ反発層とする平版印刷版であり、特に基
板上に光硬化性層とシリコ−ンゴム層とを積層した水な
し平版印刷版である。
【0011】平版印刷版の基板は通常の平版印刷機にセ
ットできるたわみ性と、印刷時にかかる荷重に耐えうる
ものでなければならない。代表的な基板としては、コ−
ト紙、アルミ、スチ−ルのような金属板あるいはポリエ
チレンテレフタレ−トのようなプラスチックフィルムを
あげることができる。
【0012】光硬化性層は基板に均一に塗布されてお
り、基板に密着しているならば、層の厚みは任意である
が、好ましくは100 ミクロン以下であり、50ミクロン以
下のものがさらに有用である。もし必要であれば、光硬
化性層と基板との間の接着性向上あるいは、ハレ−ショ
ン防止のために基板と光硬化性層との間にアンカ−コ−
ト層をもうけることも有用である。
【0013】本発明に用いられる光硬化性層としては、
光重合性層と光架橋性層とがあげられる。
【0014】本発明に用いられる光重合性接着層として
はたとえば以下に示すような組成のものがあげられる。 (1) 沸点100 ℃以上の光重合性不飽和モノマ−あるいはオリゴマ 1.0 〜99.9重量部 (2) 光増感剤 0.1 〜20.0重量部 (3) 熱重合禁止剤 0.01〜10.0重量部 (4) 光重合性層の形態保持用充填剤(ポリマ−あるいは無機粉末) 0.01〜95.0重量部 光重合性不飽和モノマ−あるいはオリゴマの代表的な例
としては、炭素数30以下の1価のアルコ−ルあるいは1
価のアミンから誘導された沸点100 ℃以上のアクリル酸
エステルまたはメタアクリル酸エステル(以下これらを
(メタ)アクリル酸エステルと略称する。また以下の説
明で(メタ)□□□とあるのは同様に□□□またはメタ
□□□を略したものである。)、あるいは(メタ)アク
リルアミド、炭素数30以下の多価アルコ−ルあるいは多
価アミンから誘導された沸点100℃以上の(メタ)アク
リル酸エステル、あるいは(メタ)アクリルアミド、ア
ミンとグリシジル(メタ)アクリレ−トとの付加反応生
成物などをあげることができる。
【0015】光増感剤の代表例としては、ベンゾフェノ
ン、チオキサントン、ミヒラ−氏ケトン、ベンゾインメ
チルエ−テル、ジベンジルジスルフイドおよび硝酸ウラ
ニルなどがあり、熱重合禁止剤の代表例としては、ハイ
ドロキノン、フェノチアジンンなどをあげることができ
る。さらに充填剤としては、ポリ(メタ)アクリル酸エ
ステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエステルなど
のポリマ−やコロイダルシリカ、炭酸カルシウムなどの
無機粉末がそれぞれ有効である。
【0016】本発明に用いられる光架橋性層としては以
下に示すようなものがあげられる。 (1) 光二量化型の感光性樹脂、例えばポリ桂皮酸ビニル
等を含む感光層。 (2) エポキシ基を有するモノマ、オリゴマまたはポリマ
とジアゾニウム塩との組み合わせからなる感光層。これ
は露光するとジアゾニウム塩の光分解によりルイス酸が
生成し、エポキシ基がカチオン重合して架橋する。ジア
ゾニウム塩として、例えば2,5-ジエトキシ-4-(P-トルイ
ルチオ)ベンゼンジアゾニウムヘキサフロロフオスフェ
−トなどがもちいられる。 (3) アリル基を有するモノマ、オリゴマまたはポリマと
チオ−ル基を有するモノマ、オリゴマまたはポリマとの
組み合わせからなる感光層。これは露光するとチオ−ル
基がアリル基に付加して架橋する。 (4) ジアゾニウム塩、例えばP-ジアゾジフェニルアミン
とホルムアルデヒドの縮合物など。 (5) アジド化合物と環化ゴムを主成分とする感光層。
【0017】本発明のシリコ−ンゴム層は0.5 〜50ミク
ロン好ましくは0.5 〜5 ミクロンの厚さと、紫外線が透
過しうる透明性を有する。有用なシリコ−ンゴムは末端
基同志の縮合によって架橋する分子量1000〜1000000 の
線状ジオルガノポリシロキサン(好ましくはジメチルポ
リシロキサン)を主成分とし、必要に応じて架橋剤、触
媒が添加されたものである。シリコ−ンゴム層はインキ
反発性を有するものであり、その表面はいくぶん粘着性
を有し、埃などが付着しやすく、そのため露光工程にお
いてポジフイルムが十分に密着しにくいなどの問題が起
こりやすいので、シリコ−ンゴム層の表面に、薄い透明
性の保護フイルムを張りつけることもできる。また、こ
の保護フイルムは空気中の酸素の光硬化性層への浸透を
抑制し、光硬化性層の光硬化を促進する役割をも演ず
る。この様に、保護フイルムは露光工程において有用で
あるが、勿論、現像工程において剥離または溶解によっ
て除去され、印刷工程においては不必要なものである。
有用な保護フイルムは紫外線を透過し得る透明性と、10
0 ミクロン以下、好ましくは10ミクロン以下の厚みを有
し、その代表例として次のようなプラスチックのフイル
ムをあげることができる。
【0018】ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−ルポ
リエチレンテレフタレ−ト、セロファンなど。
【0019】このようにして構成された平版印刷版原版
に、通常の平版用真空焼枠を用いてポジフイルムを真空
密着し、該フイルムを通して活性光線を照射する。保護
フイルムが存在する場合は、保護フイルムを取り去った
後、本発明の現像液を用いて、ガ−ゼ、不織布などの柔
らかいパッドで版面を軽くこすることにより、実質的に
画線部のシリコ−ンゴム層のみを剥ぎ取り、画線部の光
硬化性層を露出させることができる。必要なら、特開昭
54-103103 号公報に記載の方法に従って画線部を染色す
る。また、本現像液中に浸漬するなどして版面をしめら
せた後、別の溶媒、好ましくは水または水を主成分とす
る溶媒で洗浄しながら、版面をこすることにより、実質
的に画線部のシリコ−ンゴム層のみを剥ぎ取り、画線部
の光硬化性層を露出させる方法を採用することもでき
る。この際、洗浄溶媒中に染料を添加することにより、
画線部を染色することも可能である。
【0020】本発明の現像液を適用することにより、従
来よりも短い現像時間で微小網点再現性が良好で、かつ
スクラッチ傷や欠点などの少ない印刷版が得られる。
【0021】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されない。
【0022】実施例1〜4、比較例1、2 アルミニウム基板上に、次の組成を有する厚さ4ミクロ
ンの光重合性層を設けた。 (a) アジピン酸とヘキサン−1,6ジオ−ルおよび2,2−ジメチルプロパン −1,3−ジオ−ルからなるポリエステルポリオ−ルとイソホロンジイソシアネ −トとのポリウレタン 56重量部 (b) メタクリル酸グリシジルとキシリレンジアミ ンの4モル/1モル付加反 応物 40重量部 (c) ミヒラ−氏ケトン 4重量部 次いでこの光重合性接着層の上に次の組成を有するシリ
コ−ンの10%n−ヘキサン希釈液を塗布し、50℃熱風中
で乾燥して厚さ3ミクロンのシリコ−ンゴム層を設け
た。 (a) ジメチルポリシロキサン(分子量約80000 ) 100重量部 (b) エチルトリアセトキシシラン 5重量部 (c) 酢酸ジブチルスズ 0.2重量部 上述のように作製した版に厚さ10ミクロンのポリエチレ
ンテレフタレ−トフイルム“ルミラ−”(東レ(株)
製)を保護フイルムとしてラミネ−トして平版印刷用原
版とした。
【0023】この平版印刷用原版に網点面積率を段階的
に変えた(200 線、2%〜98%)ポジフイルムを密着
し、 3kwの超高圧水銀灯(オ−ク製作所製)で1mの距離
から90秒露光した。
【0024】露光版からラミネ−トしてある保護フイル
ムを取り除き、第1表に示すような現像液を用いて露光
版をそれぞれ現像し水なし平版印刷版を得た。これらの
現像液によって得られた印刷版の現像に要した時間およ
び印刷版の網点再現域についての結果を別表に示す。
【0025】アルカンジオ−ルを含む実施例1〜4の現
像液を用いると、光重合性層を実質的に溶解させずに、
画線部のシリコ−ンゴム層のみを剥離除去でき、かつい
ずれの場合も網点再現域は 2%〜98%であった。アルカ
ンジオ−ルを含まない比較例1の場合は、光重合性層を
実質的に溶解させずに、画線部のシリコ−ンゴム層のみ
を剥離除去できるが、現像時間が長くかかり、網点再現
性も不充分である。また、特許請求の範囲外である2−
エチル−2,16−ヘキサデカンジオ−ルを含む比較例
2の現像液は、光重合性層とシリコ−ンゴム層の界面接
着力を低下させる効果が小さく、微小な網点を再現しに
くくなっているため、現像液としては不適当である。
【0026】
【表1】
【0027】実施例5 実施例1と同様にして得た露光版から保護フイルムを取
り除き、1,3−ブタンジオ−ル20重量部とジエチレ
ングリコ−ル−2−エチルヘキシルエ−テル80部の混
合溶液の中に1分間浸漬した後、“アストラゾンレッ
ド”6B(バイエル社製)を2重量%溶解した水で版面
を洗浄しながらブラシでこすることにより現像を行っ
た。その結果、画線部の光重合性接着層が赤く染色され
た検版性の良好な刷版が得られた。
【0028】現像所要時間は約3分で、網点再現域は20
0 線、 2〜98%と極めて良好であった。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したので、現
像性が著しく向上するとともに、微小な網点まで容易に
再現することができたものである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数4〜15のアルカンジオールの少
    くとも一種を0.5重量%以上含有することを特徴とす
    る、基板上に光硬化性層とシリコーンゴム層とを積層し
    てなる水なし平版印刷版用現像液。
JP3116030A 1991-05-21 1991-05-21 水なし平版印刷版用現像液 Expired - Lifetime JP2546451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116030A JP2546451B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 水なし平版印刷版用現像液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3116030A JP2546451B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 水なし平版印刷版用現像液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04343360A JPH04343360A (ja) 1992-11-30
JP2546451B2 true JP2546451B2 (ja) 1996-10-23

Family

ID=14677020

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3116030A Expired - Lifetime JP2546451B2 (ja) 1991-05-21 1991-05-21 水なし平版印刷版用現像液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546451B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2090930B1 (en) 2006-11-06 2012-06-20 Toray Industries, Inc. Precursor for waterless lithographic printing plate
KR101165178B1 (ko) 2009-03-31 2012-07-11 도레이 카부시키가이샤 직묘형 무수 평판 인쇄판 원판 및 그 제조방법
EP2624053B1 (en) 2010-09-30 2019-02-06 Toray Industries, Inc. Direct drawing-type waterless lithographic printing original plate
JP6003642B2 (ja) 2011-01-17 2016-10-05 東レ株式会社 直描型水なし平版印刷版原版

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5882244A (ja) * 1981-11-10 1983-05-17 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd ゴム系ホトレジスト用現像液
JPS61185745A (ja) * 1985-02-14 1986-08-19 Toshiba Corp ポジ型フオトレジスト現像液組成物
JPS63259560A (ja) * 1986-01-14 1988-10-26 Sumitomo Chem Co Ltd ポジ型ホトレジスト用有機アルカリ現像液
JPS6419344A (en) * 1986-01-14 1989-01-23 Sumitomo Chemical Co Organic alkali developing solution for positive type photoresist
JP2971961B2 (ja) * 1991-01-21 1999-11-08 岡本化学工業株式会社 感光性平版印刷版用現像液

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04343360A (ja) 1992-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6321890B2 (ja)
JPS589146A (ja) 水不要平版用版材
JPS63133153A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JP2546451B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JPS61153655A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JP2921093B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JP3134502B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JP2910257B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JP3013498B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JP3203822B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JPH0534931A (ja) 水なし平版印刷版の製版方法
JPH03231752A (ja) 水なしps版用現像液
JP2985301B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JPS6153716B2 (ja)
JPS6322306B2 (ja)
JPH06148902A (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JP2507341B2 (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JPH03167554A (ja) 水なし平版印刷版用現像液
JPS62194255A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JP2844752B2 (ja) 水なし平版印刷版用前処理液
JP3601727B2 (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版の製造方法
JP3379195B2 (ja) 水なし平版印刷版の製版方法
JPH0279852A (ja) 湿し水不要感光性平版印刷版
JPS60153048A (ja) 湿し水不要平版印刷版
JPS59201899A (ja) 水なし平版印刷版の使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080808

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term