JP2543975Y2 - 張線器 - Google Patents

張線器

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JP2543975Y2
JP2543975Y2 JP1991104038U JP10403891U JP2543975Y2 JP 2543975 Y2 JP2543975 Y2 JP 2543975Y2 JP 1991104038 U JP1991104038 U JP 1991104038U JP 10403891 U JP10403891 U JP 10403891U JP 2543975 Y2 JP2543975 Y2 JP 2543975Y2
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JP
Japan
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disc spring
control bar
axis
tip
stopper claw
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991104038U
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JPH0555712U (ja
Inventor
慶一 内藤
Original Assignee
シメラー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電線の張線作業に用いる
張線器に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】本出願人は先に実開平2−7
2608号(先願A)として、張線器にかかる荷重が許
容荷重を超えると、駆動ラチェットの作用を禁ずるよう
な安全装置を有する張線器について出願した。さらに本
出願人は前記先願(A)を改良したものとして実開平3
−80614号(先願B)を出願した。
【0003】そしてこの先願考案Bには次のような構成
を採用した。
【0004】(a)先願考案Aのストッパーラチェット
を廃し、大ギヤ1個で巻上げ用ラチェットとストッパー
用ラチェットとを兼用させた。
【0005】(b)皿バネにかかる荷重を減らすため、
とりつけていたレバーを廃し、皿バネをジョイント金具
にかかる荷重により作動させた。
【0006】上記構成を採用することにより、先願考案
Bの張線器は先願考案Aのそれに比べ著るしく軽量、小
型化させることに成功した。
【0007】しかしながら、この先願考案Bの張線器は
フレーム爪とストッパー爪の回動軸をそれぞれ別個にし
たため、リセット操作を忘れた場合、逆巻きが許容され
るという問題点を残している。
【0008】
【技術的手段】フレームF,Fの間にワイヤーロープW
を巻回する巻回ドラムDをフレームF,Fの外側にハン
ドルhで駆動される大ギヤGと、大ギヤGの逆転を防止
するためのフレーム爪fcとを、さらにフレームF,F
のジョイント金具j側に皿バネケースdcを配置し、該
皿バネケースdcは皿バネ中軸diを弾力的に内蔵する
皿バネ軸daと、該皿バネ軸daを巻回する皿バネds
を収容しており、かつ、
【0009】フレーム爪fcと同軸XでフレームF外側
に設けられ、過負荷時大ギヤGに係止するストッパー爪
scと、
【0010】ストッパー爪scと同軸Xで、フレームF
内側に設けられ、係合先端epを突出するボスboss
と、
【0011】皿バネ中軸diに、その軸線に直交して挿
通され、かつ、係合先端epが正常負荷時、係合し、過
負荷時外れる凹みrcを先端に有するコントロールバー
cbと、
【0012】さらに前記ストッパー爪scには、過負荷
時凹みrcから外れていた係合先端epをコントロール
バーcbの凹みrcに過負荷解放後正常負荷時の状態に
リセットするため、ストッパー爪scを回動するときに
操作するつまみhoを突出させた、張線器。
【0013】
【作用】本発明は、フレームF,Fの間にワイヤーロー
プWを巻回する巻回ドラムDをフレームF,Fの外側に
ハンドルhで駆動される大ギヤGと、フレーム爪fcと
を、さらにフレームF,Fのジョイント金具j側に皿バ
ネケースdcを配置し、該皿バネケースdcは皿バネ中
軸diを弾力的に内蔵する皿バネ軸daと、該皿バネ軸
daを巻回する皿バネdsを収容している張線器におい
て、
【0014】フレーム爪fcと同軸xでフレームFの外
側に大ギヤGに係止するストッパー爪scを設け、スト
ッパー爪scには、該ストッパー爪scと同軸Xのフレ
ームF内側のボスbossから突出する係合先端epを
有し、
【0015】正常負荷時この係合先端epは、皿バネ中
軸diに軸線に直交して挿通されたコントロールバーc
bの凹みrcに直角方向にコントロールバーcbの側方
から係合している。
【0016】そして過負荷時においては、皿バネ中軸d
iのコントロールバーcbはボスbossから突出する
係合先端epとの係合が外れてストッパー爪scは大ギ
ヤGと係合する。
【0017】次に負荷が解放され、正常負荷に戻ったと
きはストッパー爪scと大ギヤGとの係合を解くととも
に、ストッパー爪scのつまみhoを指先でつまんで係
合先端epがコントロールバーcbを押動するように回
動せしめることにより、コントロールバーcbが挿通さ
れた皿バネdiを皿バネ軸daに対して弾力的に進退せ
しめ、係合先端ebをコントロールバーcbの凹みrc
に係合する。
【0018】最終的には両者の係合を解除するととも
に、まづコントロールバーcbをその当初位置へ復帰
し、これを追掛けて係合先端epがコントロールバーc
bの凹みrcに係合する。かくして正常負荷時の状態に
リセットされる。
【0019】すなわち本発明張線器は、正常荷重時にお
いて過負荷がかかると皿バネ中軸に挿通されたコントロ
ールバーcbは上昇し、ストッパー爪scとの係合が外
れ、正常荷重に戻るとストッパー爪scと同軸のボスb
ossから突出する係合先端epを回動して、コントロ
ールバーcbを押動して、ついには正常荷重時のストッ
パー爪scとコントロールバーcbの係合関係位置に戻
る。
【0020】
【実施例】図1、図2において、F,Fはフレーム、D
はフレームF,Fの間に配置された巻取りドラム、Wは
ワイヤーロープ、sfは滑車フレーム、hはハンドル、
dcは皿バネケース、jはジョイント金具、hvはハン
ドル締付けボルトである。そして本考案ではストッパー
爪scとフレーム爪fcとは同軸X(図3)に配置され
る。図5に示すようにストッパー爪scはボスboss
と連結ピンcpとボスbossより突出する係合先端e
pと連結していて一緒に作動する。
【0021】図3において、フレーム爪fcは大ギヤG
をハンドルhの1回転毎に逆転止めする。ストッパー爪
scは大ギヤGに過荷重がかかったとき、大ギヤGの回
転を停止せしめる。
【0022】図4において、dsは皿バネでdcは皿バ
ネのケース、jは荷重側へのジョイント金具で、jpは
そのジョイントピンである。diは皿バネ中軸で、皿バ
ネ軸daに溝dagを穿ち、この溝dag内に圧縮スプ
リングcsを収容して皿バネ中軸diを、圧縮スプリン
グcsで、回動軸X方向に押圧しておく。そして皿バネ
中軸diはその下端部に近くつばfgを突設しておき、
皿バネ軸daに凹設した皿バネ軸溝dagに嵌め込む。
したがって、皿バネ中軸diは皿バネ軸daに対して、
長手方向に摺動可能である。
【0023】そして皿バネ中軸diは皿バネ軸da内を
圧縮スプリングcsに抗しながら回転可能である。cb
は皿バネ中軸diの軸線に直交して挿通されるコントロ
ールバーである。
【0024】いま図4において荷重が所定荷重を超過す
ると、皿バネ中軸diは皿バネ軸daとともに、皿バネ
dsの弾力に抗して上方(ジョイント金具)側へ移動す
る。この結果コントロールバーcbはストッパー爪sc
の係合先端epより離れる。このため、ストッパー爪s
cはその回動軸Xを中心として図4において反時計方向
に回転し、大ギヤGに係合し、大ギヤGを停止させる。
【0025】つぎに過負荷が解消すると、ストッパー爪
scの係合先端epを、図7(a)、図8(a)のよう
に、コントロールバーcbは下方(回動軸X側)に向け
て原位置に復帰する。このとき、ストッパー爪scの係
合先端epは図7(a)、図8(a)において反時計方
向側に位置している。
【0026】そして図7(a)、図8(a)の状態で指
でストッパー爪scのつまみhoを、時計方向に押して
やると、ストッパー爪scの先端epは皿バネdsの中
軸diのコントロールバーcbは図7(a),図8
(a)において凹所rcの反対面を時計方向に押動す
る。
【0027】そしてこの時計方向の押動が続けられる
と、図7,8のI,II,III,IVの順序にコント
ロールバーcbの下を係合先端epは通り抜け遂にはI
Vのようにコントロールバーcbと、係合先端epとの
係合は外れる。図5において、stはコントロールバー
cbの回動を停止するためのストッパーである。この時
点で、指先をストッパー爪scのつまみhoから離す
と、コントロールバーcbは皿バネ中軸diの付勢力に
より、図7(b)、図8(b)の位置に戻る。
【0028】これと同時にストッパー爪scの係合先端
epもコントロールバーcbを追掛けて、ストッパー爪
scの付勢バネ(図示せず)の付勢力により図7
(b)、図8(b)の原位置に戻る。かくしてストッパ
ー爪scの係合先端epはコントロールバーcbの凹所
rcに係合して当初の位置に戻る。その状態を図7
(b)と8(b)のIVからVに示す。
【0029】すなわち、コントロールバーcbはストッ
パー爪scの係合先端epとが互いに90゜をなしてい
るため、図7、図8のVの位置に停止する。かくしてリ
セットは完了する。
【0030】なお、往々使用者は前記リセット操作を忘
れる場合がある。本考案ではリセット操作を忘れたとき
ワイヤーロープWを図6のように逆巻きになったとする
と大ギヤGがドラムDの回転軸に対して空廻りし、スト
ッパー爪scが作動しないので逆巻できない。
【0031】例えば、実開平2−72608号の場合に
は逆巻きになったとき、フレーム内側にあるストッパー
爪がフレーム爪の作用をしてしまい、逆巻きが可能とな
る。
【0032】本考案ではストッパー爪scとフレーム爪
fcとを同じ大ギヤGにかみ合せたので、このような逆
巻きはできないので、安全である。
【0033】
【考案の効果】▲a▼過負荷時から正常荷重に戻ったと
きはストッパー爪scのつまみhoを指先で回動させる
だけで、コントロールバーcbとストッパー爪scの正
常時の係合位置に戻り、ワンタッチでリセットする。
【0034】▲b▼リセット操作を忘れた場合、ワイヤ
ーロープWの逆巻きになる危険を防げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案張線器の側面図、
【図2】 図1のf−f矢視図、
【図3】 フレーム爪fcの大ギヤGへの係合時、スト
ッパー爪scの非係合時の側面図、
【図4】 図3の一部欠截斜視図、
【図5】 図3のf−f矢視図、
【図6】 逆巻時の側面図、
【図7】a コントロールバーcbをストッパー爪sc
の先端epが押動し、たときの作用説明図、
【図7】b 同じく図7aの関連作用説明図、
【図8】a ストッパー爪scの先端epが当初位置に
戻るまでの作用説明図、
【図8】b 同じく図8aの関連作用説明図、
【図9】 皿バネ中軸の斜視図、
【符号の説明】
F:フレーム、G:大ギヤ、D:巻取ドラム、j:ジョ
イント金具、W:ワイヤーロープ、ds:皿バネ、c
b:コントロールバー、fc:フレーム爪、sc:スト
ッパー爪、ep:係合先端、di:皿バネ中軸、X:回
動軸、ho:つまみ、wv:ワイヤー止めボルト、h:
ハンドル、dc:皿バネケース、jp:ジョイントピ
ン、da:皿バネ軸、st:ストッパー(図5)、s
f:滑車フレーム、s:滑車、hv:ハンドル締付ボル
ト、boss:ボス、cp:連結ピン、cs:圧縮スプ
リング、dag:皿バネ軸の溝、fg:つば。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームF,Fの間にワイヤーロープW
    を巻回する巻回ドラムDを、フレームF,Fの外側にハ
    ンドルhで駆動される大ギヤGと、大ギヤGの逆転を防
    止するためのフレーム爪fcとを、さらにフレームF,
    Fのジョイント金具j側に皿バネケースdcをそれぞれ
    配置し、該皿バネケースdcは皿バネ中軸diを弾力的
    に内蔵した皿バネ軸daと、該皿バネ軸daを巻回する
    皿バネdsを収容しており、かつ、 フレーム爪fcと同軸XでフレームF外側に設けられ、
    過負荷時大ギヤGに係止するストッパー爪scと、 ストッパー爪scと同軸Xで、フレームF内側に設けら
    れ、係合先端epを突出するボスbossと、 皿バネ中軸diに、その軸線に直交して挿通され、か
    つ、係合先端epが正常負荷時、係合し、過負荷時外れ
    る凹みrcを先端に有するコントロールバーcbと、 を有し、 さらに前記ストッパー爪scには、過負荷時凹みrcか
    ら外れていた係合先端epをコントロールバーcbの凹
    みrcに過負荷解放後、正常負荷時の状熊にリセットす
    るため、ストッパー爪scを回動するときに操作するつ
    まみhoを突出させており、正常負荷時、係合先端ep
    は皿バネ中軸diに軸線に直交して挿通されたコントロ
    ールバーcbの凹みrcにコントロールバーcbの側方
    から係合しており、 過負荷時、皿バネ中軸diのコントロールバーcbはボ
    スbossから突出する係合先端epとの係合が外れて
    ストッパー爪scは大ギヤGと係合し、 過負荷が解放され、正常負荷に戻ったときは、ストッパ
    ー爪scのつまみhoを指先でつまんで係合先端epが
    コントロールバーcbを押動するように回動せしめるこ
    とによりストッパー爪scと大ギヤGとの係合を解くと
    ともに、コントロールバーcbが挿通された皿バネdi
    を皿バネ軸daに対して弾力的に進退せしめ、係合先端
    epをコントロールバーcbの凹みrcに係合する正常
    負荷時の状態にリセットする、 ように構成された張線器。
JP1991104038U 1991-10-18 1991-10-18 張線器 Expired - Lifetime JP2543975Y2 (ja)

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JP1991104038U JP2543975Y2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 張線器

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JPH0555712U JPH0555712U (ja) 1993-07-23
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ID=14370059

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011001503A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 株式会社永木精機 張線器
KR101704761B1 (ko) * 2015-05-20 2017-02-08 천공전기(주) 구동수단이 구비되는 배전용 일체형 긴선장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525819Y2 (ja) * 1987-12-28 1993-06-29

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JPH0555712U (ja) 1993-07-23

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