JPH0116567Y2 - - Google Patents

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JPH0116567Y2
JPH0116567Y2 JP9365483U JP9365483U JPH0116567Y2 JP H0116567 Y2 JPH0116567 Y2 JP H0116567Y2 JP 9365483 U JP9365483 U JP 9365483U JP 9365483 U JP9365483 U JP 9365483U JP H0116567 Y2 JPH0116567 Y2 JP H0116567Y2
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JP
Japan
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plate
movable pin
hand guard
brake
cam plate
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JP9365483U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ハンドガードを前方に倒すことによ
りチエーン刃を停止させる構造を改良したチエー
ンソーのブレーキ装置の改良に関するものであ
る。
従来のチエーンソーのブレーキ装置を第1図、
第2図により説明する。第1図はブレーキを動作
させる前の状態、第2図はブレーキを動作させた
後の状態の各側面図である。図において、1はガ
イドバー、2はチエーン刃、3はハンドガード、
4はサイドハンドル、5,6はばね、7はばねシ
ヤフト、8はギヤカバーである。9はハンドガー
ドシヤフト、10はブレーキバンドで、ブレーキ
バンド10は一端をギヤカバー8に固定され他端
をカム13に固定されている。カム13はハンド
ガードシヤフト9によりハンドガード3と一体に
回動されるようになつている。ハンドガード3は
ばね6を介し付勢されたばねシヤフト7により第
1図の矢印A方向へ強い力で回動を付勢されてい
る。また、ばね5は、ばね6の押付力に抗してブ
レーキバンド10と、スピンドル12に固定され
スピンドル12と一体回転するブレーキドラム1
1との間に隙間を生じさせ、スピンドル12の回
転を妨げないようにハンドガード3を係止してい
る。
ブレーキが動作された状態の第2図において
は、ハンドガード3が矢印A方向の前方に手動で
押し付けられてばね5とハンドガード3の係止部
が外れてハンドガード3はばね6によつて前方に
倒されている。従つて、カム13もハンドガード
3と一体に回転し、ブレーキバンド10はブレー
キドラム11に巻き付き回転を抑止する。また、
このブレーキ状態を解除する場合は、ハンドガー
ド3をサイドハンドル4側に引き、ばね5とハン
ドガード3の係止部を係合させて行なう。
上記従来の構造においては、ハンドガード3を
前方に倒す際のブレーキ動作力及びブレーキ状態
を解除する際の引張力は、ばね5及びばね6の荷
重によつて決定される。実際には、チエーン刃2
を急激に停止させるため、ばね6はかなり強い圧
縮力を必要とする。このため、ハンドガード3、
ばね5等も強度的に強いものが要求されるととも
に、ブレーキ動作時のハンドガード3の動作も過
激なものとなつて作業者に危険を感じさせたり、
解除の際の引張力も大きな力を要していた。ま
た、一方では、ブレーキ状態を解除させる場合の
操作性を向上させるため、リセツトレバー等(図
示せず)を設けて解除をハンドガードで行なわな
い構造を採用しているチエンソーもあるが、この
ような構造においては、部品点数が多くなつた
り、構造が複雑になると云う欠点がある。
本考案は上記の状況に鑑みなされたものであ
り、操作性及び安全性を向上できるチエンソーの
ブレーキ装置を提供すること、目的としたもので
ある。
本考案のチエンソーのブレーキ装置は、ハンド
ガードを回動しチエン刃を駆動するスピンドルを
制動するように形成されてなり、上記ハンドガー
ドの回転軸に固定されたカムプレートと、一端側
を回動自在に取り付けられ他端の自由端が上記カ
ムプレートの自由端に係合し回動支持軸に取り付
けられた可動ピン駆動ばねを介し上記カムプレー
トが不作動位置へ回動する方向に付勢し取り付け
られたフツクプレートと、上記スピンドルの軸線
と直交方向に変位自在で下端をストツプカラーの
突起部に係止可能に形成され回動自在に取り付け
られたセツトプレートの一端を嵌入係合する係合
溝を備えた可動ピンと、上記ハンドガードの制動
解除方向への回動に連動し端部を上記カムプレー
トの自由端により回動駆動されて上記可動ピンを
制動解除方向へ変位駆動し、かつ、上記ハンドガ
ードが、制動方向へ回動されることにより上記可
動ピン駆動ばねの上記フツクプレート回動駆動側
端部に対し反対側の端部により押圧され上記可動
ピンを制動方向へ駆動するように形成された上記
セツトプレートと、上記スピンドルに取り付けら
れた上記ストツプカラーを有するスプリングクラ
ツチブレーキ装置とを設けたものである。
以下本考案のチエンソーのブレーキ装置を、実
施例を用い従来と同部品は同符号で示し同部分の
構造の説明は省略し第3図、第4図により説明す
る。第3図はブレーキを動作させる前の状態、第
4図はブレーキを動作させた後の状態の一部を断
面で示した各側面図である。14はばねでありハ
ンドガード3の操作力を適正に設定するために設
けられており、15はカムプレートで駆動軸9を
介在しハンドガード3と一体に回動するように取
り付けられている。17はフツクプレートで一端
側をギヤカバー8に回動自在に、かつ、他端側の
カムプレート15対向端の自由端26がカムプレ
ート15の自由端27と係合し自由端27をブレ
ーキ不作動側に回動するようにねじりばねの可動
ピン駆動ばね16により付勢し取り付けられ、ブ
レーキ操作時にハンドガード3の回動によりカム
プレート15により反時計方向に回動されるよう
になつている。
また、フツクプレート17の自由端26と反対
側の一部には可動ピン18を駆動するように可動
ピン18に形成された係合溝23に一端を係合す
るセツトプレート19の一部を係止するフツク部
22が形成されている。尚、可動ピン駆動ばね1
6はギヤカバ8に取り付けられた回動支持軸28
に取り付けられている。そして、ハンドガード3
が制動方向に回動されるとフツクプレート17が
反時計方向に回動されることによりねじりばねの
可動ピン駆動ばね16の他端側によりカセツトプ
レート19のフツク部22形成側を押圧するよう
になつており、このため、可動ピン18は制動を
加える方向に駆動されるようになつている。ま
た、セツトプレート19は回動支持軸28に回動
自在に支持され、フツク部22形成側と反対側の
端部は、ハンドガード3を制動解除側に回動の際
には自由端27を介し時計方向に回動駆動され可
動ピン18を制動解除方向へ変位駆動するように
なつている。可動ピン18は、スピンドル12の
周囲にばね21等により構成されたいわゆるスプ
リングクラツチブレーキ装置の構成部の一つであ
るストツプカラー20に設けられた突起部24に
着脱自在に係止しブレーキ装置を作動させるよう
になつている。
第4図はブレーキ装置を作動させた状態であ
り、ハンドガード3が点線位置から実線の位置に
矢印の方向に倒されることによりカムプレート1
5が回動し、可動ピン駆動ばね16の張力に抗し
自由端27を介しフツクプレート17の自由端2
6を反時計方向に回動する。このときのハンドガ
ード3の操作力は、ばね14、可動ピン駆動ばね
16の張力の大きさによつて決定される。フツク
プレート17の反時計方向への回動により第3
図、第5図の位置からセツトプレート19はフツ
ク部22から外れ可動ピン駆動ばね16のフツク
部22側の端部により反時計方向に回動され可動
ピン18を駆動し、可動ピン18の下端はストツ
プカラー20の突起部24に係止しブレーキ装置
を作動させる。
また、ブレーキ状態を解除する場合は、ハンド
ガード3を反時計方向にサイドハンドル4側に引
くことによりカムプレート15が反時計方向に回
動する。従つて、フツクプレート17は可動ピン
駆動ばね16の張力により時計方向に回動し、同
時にカムプレート15の自由端27によりセツト
プレート19の係合溝23係合側と反対側の端部
を時計方向に回動駆動し、可動ピン18はストツ
プカラー20の突起部24から外され制動が解除
され、第4図、第6図の状態から第3図、第5図
の状態に戻る。
このように本実施例のチエンソーのブレーキ装
置は構成されているので、従来のようにブレーキ
の操作時及びブレーキ解除時に大きな力を必要と
せず、しかも、スプリングとハンドガードとの両
者を操作せず、ハンドガードだけを作動させるだ
けで、ブレーキ操作及びブレーキ解除が軽い力で
安全に円滑に行えるため操作性を著しく向上でき
る。そして、ハンドガード3の操作力は、ばね1
4及び可動ピン駆動ばね16により決定される
が、可動ピン駆動ばね16は可動ピン18をスト
ツプカラー20側に迅速に飛び出て突起部24に
係合できる所定以上の荷重を有しているものであ
ればよく可動ピン駆動ばね16の荷重を大きくし
てもブレーキ操置を動作させる上で何ら支障はな
い。従つて、ハンドガード3の操作力を可動ピン
駆動ばね16のみで任意に設定できる。
以上記述した如く本考案のチエンソーのブレー
キ装置は、操作性及び安全性を著しく向上できる
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のチエンソーのブレーキ
装置のブレーキを操作前及び操作中のそれぞれの
側面図、第3図、第4図は本考案のチエンソーの
ブレーキ装置の実施例のそれぞれブレーキを動作
させる前及び動作中の一部を断面で示した側面
図、第5図、第6図はそれぞれ第3図、第4図の
可動ピン駆動ばねによる可動ピン駆動状況説明図
である。 2……チエン刃、3……ハンドガード、9……
固定軸、12……スピンドル、15……カムプレ
ート、16……可動ピン駆動ばね、17……フツ
クプレート、18……可動ピン、19……セツト
プレート、20……ストツプカラー、23……係
合溝、24……突起部、26,27……自由端、
28……回動支持軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハンドガードを回動しチエン刃を駆動するスピ
    ンドルを制動するように形成されたものにおい
    て、上記ハンドガードの回転軸に固定されたカム
    プレートと、一端側を回動自在に取り付けられ他
    端の自由端が上記カムプレートの自由端に係合し
    回動支持軸に取り付けられた可動ピン駆動ばねを
    介し上記カムプレートが不作動位置へ回動する方
    向に付勢し取り付けられ、セツトプレートを制動
    解除位置で係止するフツク部を有するフツクプレ
    ートと、上記スピンドルの軸線を直交方向に変位
    自在で下端をストツプカラーの突起部に係止可能
    に形成され回動自在に取り付けられたセツトプレ
    ートの一端を嵌入係止する係合溝を備えた可動ピ
    ンと、上記ハンドガードの制動解除方向への回動
    に連動し端部を上記カムプレートの自由端により
    回動駆動されて上記可動ピンを制動解除方向へ変
    位駆動し、上記フツクプレートのフツク部と係合
    する位置で制動解除状態で係止され、かつ、上記
    ハンドガードが制動方向へ回転され上記フツクプ
    レートが回動しフツク部の係止が解除されること
    により上記可動ピン駆動ばねの上記フツクプレー
    ト回動駆動側端部に対し反対側の端部により押圧
    され上記可動ピンを制動方向へ駆動するように形
    成された上記セツトプレートと、上記スピンドル
    に取り付けられた上記ストツプカラーを有するス
    プリングクラツチブレーキ装置とを設けたことを
    特徴とするチエンソーのブレーキ装置。
JP9365483U 1983-06-17 1983-06-17 チエンソ−のブレ−キ装置 Granted JPS60106U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9365483U JPS60106U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 チエンソ−のブレ−キ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9365483U JPS60106U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 チエンソ−のブレ−キ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60106U JPS60106U (ja) 1985-01-05
JPH0116567Y2 true JPH0116567Y2 (ja) 1989-05-16

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ID=30224600

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JP9365483U Granted JPS60106U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 チエンソ−のブレ−キ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5379030B2 (ja) * 2010-01-28 2013-12-25 株式会社丸山製作所 チェンソー
CN103648737B (zh) * 2012-02-15 2016-07-06 胡斯华纳有限公司 用于动力驱动手持切割装置的制动组件

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Publication number Publication date
JPS60106U (ja) 1985-01-05

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