JP2540802Y2 - 電子機器の取付構造 - Google Patents
電子機器の取付構造Info
- Publication number
- JP2540802Y2 JP2540802Y2 JP1991049203U JP4920391U JP2540802Y2 JP 2540802 Y2 JP2540802 Y2 JP 2540802Y2 JP 1991049203 U JP1991049203 U JP 1991049203U JP 4920391 U JP4920391 U JP 4920391U JP 2540802 Y2 JP2540802 Y2 JP 2540802Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic device
- mounting structure
- electrode terminal
- wiring board
- metal substrate
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、上面に端子台、下面に
放熱を兼ねた金属基板が露出した固体継電器のような電
子機器の取付構造に関するものである。
放熱を兼ねた金属基板が露出した固体継電器のような電
子機器の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電子機器の取付構造を図
5に示す。例えば、固体継電器のような電子機器は、樹
脂製のケース内部に信号入力部、主スイッチング素子
部、制御回路部等が封入され、その外観は、図5に示す
ように略直方体に形成されている。図において、略直方
体をなす固体継電器1には、その上面に、信号入力部と
しての1対の端子台2,2と、出力部としての1対の端
子台3,3とが設けられている。また、この固体継電器
1を外部部材、例えば、放熱体4へ取付けるために、段
差部5内にねじ孔(図示せず)が設けられている。さら
に、固体継電器1の他方の面には、図示を省略したが、
放熱を兼ねた金属基板が露出している。この金属基板と
放熱体1とが密着して固定され、固体継電器1の運転中
に発生する熱を効果的に放熱するように構成されてい
る。一方、上面の端子台2,2及び端子台3,3には、
線状若しくは板状の配線導体6が端子ねじ7により固定
されている。これらの配線導体6は、図示を省略した他
の電気回路部品と接続される。また、上記の放熱体4
は、同じく図示を省略した構造物に固定されるものであ
る。
5に示す。例えば、固体継電器のような電子機器は、樹
脂製のケース内部に信号入力部、主スイッチング素子
部、制御回路部等が封入され、その外観は、図5に示す
ように略直方体に形成されている。図において、略直方
体をなす固体継電器1には、その上面に、信号入力部と
しての1対の端子台2,2と、出力部としての1対の端
子台3,3とが設けられている。また、この固体継電器
1を外部部材、例えば、放熱体4へ取付けるために、段
差部5内にねじ孔(図示せず)が設けられている。さら
に、固体継電器1の他方の面には、図示を省略したが、
放熱を兼ねた金属基板が露出している。この金属基板と
放熱体1とが密着して固定され、固体継電器1の運転中
に発生する熱を効果的に放熱するように構成されてい
る。一方、上面の端子台2,2及び端子台3,3には、
線状若しくは板状の配線導体6が端子ねじ7により固定
されている。これらの配線導体6は、図示を省略した他
の電気回路部品と接続される。また、上記の放熱体4
は、同じく図示を省略した構造物に固定されるものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構造の電子機器は、その下面側に放熱体を取り付ける
ので必然的に装置全体の小型化が困難であり、また、上
記のような構造のままの電子機器を流用してプリント配
線基板に搭載したい場合があるが、複雑な形状の配線導
体を用いない限り、構造的にその流用が困難である。
な構造の電子機器は、その下面側に放熱体を取り付ける
ので必然的に装置全体の小型化が困難であり、また、上
記のような構造のままの電子機器を流用してプリント配
線基板に搭載したい場合があるが、複雑な形状の配線導
体を用いない限り、構造的にその流用が困難である。
【0004】
【考案の目的】本考案は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、装置全体の小型化を実現するこ
とができ、かつ、プリント配線基板への搭載を可能とす
る電子機器の取付構造を提供することを目的とするもの
である。
ためになされたもので、装置全体の小型化を実現するこ
とができ、かつ、プリント配線基板への搭載を可能とす
る電子機器の取付構造を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本考案の電子機器の取
付構造は、内部に電子部品が封入され一方の面に複数の
電極端子台を有し、他方の面に金属基板を備えた電子機
器と、上記複数の電極端子台上に一端がねじ止めされ、
他端がプリント配線基板に半田固着される平板状の配線
導体とを備え、前記電子機器の他方の面の金属基板側が
筐体の金属製の外囲板に取り付けられるとともに、前記
電子機器の一方の面側の電極端子台と前記プリント基板
とを前記電極端子台とは別部材の前記配線導体を介して
接続したことを特徴とするものである。
付構造は、内部に電子部品が封入され一方の面に複数の
電極端子台を有し、他方の面に金属基板を備えた電子機
器と、上記複数の電極端子台上に一端がねじ止めされ、
他端がプリント配線基板に半田固着される平板状の配線
導体とを備え、前記電子機器の他方の面の金属基板側が
筐体の金属製の外囲板に取り付けられるとともに、前記
電子機器の一方の面側の電極端子台と前記プリント基板
とを前記電極端子台とは別部材の前記配線導体を介して
接続したことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案の電子機器の取付構造は、筐体の外囲板
に寝かせた状態で従来構造のままの電子機器を取付け、
かつ、一方向に別部材としての配線導体を引き出し、そ
の先端部は、プリント配線基板に半田付けする構造とす
る。これにより放熱体を不要とし、小型化が実現できる
とともに、従来構造のままで、プリント配線基板への取
付けが可能となる。
に寝かせた状態で従来構造のままの電子機器を取付け、
かつ、一方向に別部材としての配線導体を引き出し、そ
の先端部は、プリント配線基板に半田付けする構造とす
る。これにより放熱体を不要とし、小型化が実現できる
とともに、従来構造のままで、プリント配線基板への取
付けが可能となる。
【0007】
【実施例】以下に、本考案を図面に基づいて詳細に説明
する。図1は、本考案の電子機器の取付構造を示す斜視
図である。図において、10は筐体であり、金属製外囲
板11により四方が囲まれている。この筐体10の底板
12に、プリント配線基板13が止めねじ14により浮
いた状態で固定されている。15は、電子機器であり、
該電子機器15の構造は、図5に示した従来のものと同
じである。この構造の電子機器15は、本来的には、図
5に示すように、水平状態で、その下面側の金属基板を
放熱体に取り付ける構造となっている。しかしながら、
本考案のように、筐体10内のプリント配線基板13上
に取り付けたい場合が生じる。この場合には、上記の電
子機器15を寝かせた状態(直立状態)で金属基板の面
を外囲板11の内面に密着させ、取付ねじ8により取り
付ける。一方、上面の端子台2,3からは、別個独立し
た配線導体16が引き出される。すなわち、配線導体1
6は、互いに平行に、かつ、一方向、図示では下方向に
引き出され、その一端は、端子台2,3に端子ねじ7に
より固定される。その他端には、尖端部16aが形成さ
れ、この尖端部16aをプリント配線基板13のスルー
ホール17に挿入し、半田付にて固定されるものであ
る。
する。図1は、本考案の電子機器の取付構造を示す斜視
図である。図において、10は筐体であり、金属製外囲
板11により四方が囲まれている。この筐体10の底板
12に、プリント配線基板13が止めねじ14により浮
いた状態で固定されている。15は、電子機器であり、
該電子機器15の構造は、図5に示した従来のものと同
じである。この構造の電子機器15は、本来的には、図
5に示すように、水平状態で、その下面側の金属基板を
放熱体に取り付ける構造となっている。しかしながら、
本考案のように、筐体10内のプリント配線基板13上
に取り付けたい場合が生じる。この場合には、上記の電
子機器15を寝かせた状態(直立状態)で金属基板の面
を外囲板11の内面に密着させ、取付ねじ8により取り
付ける。一方、上面の端子台2,3からは、別個独立し
た配線導体16が引き出される。すなわち、配線導体1
6は、互いに平行に、かつ、一方向、図示では下方向に
引き出され、その一端は、端子台2,3に端子ねじ7に
より固定される。その他端には、尖端部16aが形成さ
れ、この尖端部16aをプリント配線基板13のスルー
ホール17に挿入し、半田付にて固定されるものであ
る。
【0008】次に、上記の配線導体16の取付例を図2
及び図3に示す。図2の例は、入力側が図示の左側に配
置され、また、出力側が図示の右側に配置されている。
ところで、プリント配線基板13の配線パターンの設計
上、図2の端子配列、すなわち、図示の左側から
(1),(2),(+),(−)の順では、不都合の場
合があり、図3に示すように、図示の左側から(+),
(−),(2),(1)の順にしたい場合が生じる。か
かる場合には、配線導体16の形状・配列はそのまま
で、電子機器15の天地のみを逆にしてねじ止めすれば
良い。従って、本考案に用いる配線導体16は、形状の
異なる2種類のもののみを用意すれば良いことになる。
次に、高い電圧で動作させる時に、プリント配線基板1
3上で各配線導体16間に適当な絶縁距離の確保を必要
とする場合がある。この場合には、図4に示すように、
隣接するどちらか一方の配線導体16をL状に折曲げて
距離Dを採るようにすれば良い。
及び図3に示す。図2の例は、入力側が図示の左側に配
置され、また、出力側が図示の右側に配置されている。
ところで、プリント配線基板13の配線パターンの設計
上、図2の端子配列、すなわち、図示の左側から
(1),(2),(+),(−)の順では、不都合の場
合があり、図3に示すように、図示の左側から(+),
(−),(2),(1)の順にしたい場合が生じる。か
かる場合には、配線導体16の形状・配列はそのまま
で、電子機器15の天地のみを逆にしてねじ止めすれば
良い。従って、本考案に用いる配線導体16は、形状の
異なる2種類のもののみを用意すれば良いことになる。
次に、高い電圧で動作させる時に、プリント配線基板1
3上で各配線導体16間に適当な絶縁距離の確保を必要
とする場合がある。この場合には、図4に示すように、
隣接するどちらか一方の配線導体16をL状に折曲げて
距離Dを採るようにすれば良い。
【0009】以上のように、本考案によれば、筐体の金
属製の外囲板を放熱体に利用するようにしたので、従来
のように別体の放熱体を使用する必要がなく、装置全体
の小型化を実現できる。また、電子機器の一方の面に平
行に電極端子台とは別部材の配線導体を引き出すように
したので、従来構造のままでプリント配線基板への搭載
ができる。また、必要に応じて端子配列の変更が、別部
材の配線導体を利用することによって容易に行なうこと
ができるなどの優れた効果がある。
属製の外囲板を放熱体に利用するようにしたので、従来
のように別体の放熱体を使用する必要がなく、装置全体
の小型化を実現できる。また、電子機器の一方の面に平
行に電極端子台とは別部材の配線導体を引き出すように
したので、従来構造のままでプリント配線基板への搭載
ができる。また、必要に応じて端子配列の変更が、別部
材の配線導体を利用することによって容易に行なうこと
ができるなどの優れた効果がある。
【0010】
【図1】本考案の電子機器の取付構造の斜視図である。
【図2】本考案の電子機器の取付構造における端子配列
の説明図である。
の説明図である。
【図3】本考案の電子機器の取付構造における他の端子
配列の説明図である。
配列の説明図である。
【図4】本考案の電子機器の取付構造における絶縁距離
を得るための説明図である。
を得るための説明図である。
【図5】従来の電子機器の取付構造の斜視図である。
【符号の説明】 10 筐体 11 外囲板 12 底板 13 プリント配線基板 15 電気機器 16 配線導体
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に電子部品が封入され一方の面に複
数の電極端子台を有し、他方の面に金属基板を備えた電
子機器と、 上記複数の電極端子台上に一端がねじ止めされ、他端が
プリント配線基板に半田固着される平板状の配線導体
と、 を備え、前記電子機器の他方の面の金属基板側が筐体の
金属製の外囲板に取り付けられるとともに、前記電子機
器の一方の面側の電極端子台と前記プリント配線基板と
を前記電極端子台とは別部材の前記配線導体を介して接
続したことを特徴とする電子機器の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991049203U JP2540802Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 電子機器の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991049203U JP2540802Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 電子機器の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04133495U JPH04133495U (ja) | 1992-12-11 |
JP2540802Y2 true JP2540802Y2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=31927408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991049203U Expired - Fee Related JP2540802Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 電子機器の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2540802Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59165443A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-18 | Hitachi Denshi Ltd | 割基板 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP1991049203U patent/JP2540802Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04133495U (ja) | 1992-12-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |