JP2539588Y2 - カンチレバー形キャリパーブレーキ - Google Patents
カンチレバー形キャリパーブレーキInfo
- Publication number
- JP2539588Y2 JP2539588Y2 JP1991089196U JP8919691U JP2539588Y2 JP 2539588 Y2 JP2539588 Y2 JP 2539588Y2 JP 1991089196 U JP1991089196 U JP 1991089196U JP 8919691 U JP8919691 U JP 8919691U JP 2539588 Y2 JP2539588 Y2 JP 2539588Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- brake arm
- wire
- arm
- screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62L—BRAKES SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES
- B62L1/00—Brakes; Arrangements thereof
- B62L1/02—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements
- B62L1/06—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged
- B62L1/10—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged by the elements moving substantially parallel to the wheel axis
- B62L1/14—Brakes; Arrangements thereof in which cycle wheels are engaged by brake elements the wheel rim being engaged by the elements moving substantially parallel to the wheel axis the elements being mounted on levers pivotable about different axes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、下部領域に形成された
揺動横軸芯回りで第１位置と第２位置との間で揺動可能
に車体フレームに対して取り付けられたブレーキアーム
と、前記ブレーキアームの第１位置への揺動により車輪
リムに接触可能であるとともに前記ブレーキアームの第
２位置への揺動により前記車輪リムから離脱可能である
ように前記ブレーキアームの中間領域に設けられたブレ
ーキシュと、前記ブレーキアームを揺動操作するブレー
キワイヤを前記ブレーキアームに固定する固定手段とを
備えたカンチレバー形キャリパーブレーキに関する。
揺動横軸芯回りで第１位置と第２位置との間で揺動可能
に車体フレームに対して取り付けられたブレーキアーム
と、前記ブレーキアームの第１位置への揺動により車輪
リムに接触可能であるとともに前記ブレーキアームの第
２位置への揺動により前記車輪リムから離脱可能である
ように前記ブレーキアームの中間領域に設けられたブレ
ーキシュと、前記ブレーキアームを揺動操作するブレー
キワイヤを前記ブレーキアームに固定する固定手段とを
備えたカンチレバー形キャリパーブレーキに関する。
【０００２】
【従来の技術】上述したようなカンチレバー形キャリパ
ーブレーキは、例えば実開昭６２−１８７９９０号公報
から知られており、ブレーキワイヤをブレーキアームに
固定する固定手段を構成するワイヤ連結ねじのためのね
じ孔は、ブレーキアームを横断する方向に延びたねじ軸
芯で形成されている。つまり、このねじ孔の軸芯はブレ
ーキアームの車体に対する揺動軸芯に平行となってお
り、その結果ワイヤ連結ねじは揺動軸芯に沿った、自転
車の前後方向に螺進するようになっていた。
ーブレーキは、例えば実開昭６２−１８７９９０号公報
から知られており、ブレーキワイヤをブレーキアームに
固定する固定手段を構成するワイヤ連結ねじのためのね
じ孔は、ブレーキアームを横断する方向に延びたねじ軸
芯で形成されている。つまり、このねじ孔の軸芯はブレ
ーキアームの車体に対する揺動軸芯に平行となってお
り、その結果ワイヤ連結ねじは揺動軸芯に沿った、自転
車の前後方向に螺進するようになっていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来、ブレーキアーム
とブレーキワイヤの連結をしたり、この連結の解除をす
るに際し、ブレーキアームの揺動軸芯とワイヤ連結ねじ
の螺進方向とが平行であることから、ワイヤ連結ねじに
回動操作力を付与する際ブレキアームの揺動を操作して
いる工具を介してブレーキアームを動き止めしながらワ
イヤ連結ねじを正確に回動操作することは困難であるた
め、ブレーキアームを静止させる操作を、ワイヤ連結ね
じの回動操作と同時にする必要があり、ブレーキワイヤ
の連結作業や連結解除作業がしにくくなるとか、作業能
率が悪くなっていた。さらに、ワイヤ連結ねじを正確に
回動操作するため、作業者がワイヤ連結ねじの正面に立
とうとすると自転車のフレームが作業者側方に位置し、
作業のじゃまになる。本考案の目的は、ブレーキアーム
の動き止めの面からのみならず、ねじ操作の面からも、
ブレーキワイヤの連結や連結解除を容易かつ能率よくで
きるようにすることが可能なカンチレバー形キャリパー
ブレーキを提供することにある。
とブレーキワイヤの連結をしたり、この連結の解除をす
るに際し、ブレーキアームの揺動軸芯とワイヤ連結ねじ
の螺進方向とが平行であることから、ワイヤ連結ねじに
回動操作力を付与する際ブレキアームの揺動を操作して
いる工具を介してブレーキアームを動き止めしながらワ
イヤ連結ねじを正確に回動操作することは困難であるた
め、ブレーキアームを静止させる操作を、ワイヤ連結ね
じの回動操作と同時にする必要があり、ブレーキワイヤ
の連結作業や連結解除作業がしにくくなるとか、作業能
率が悪くなっていた。さらに、ワイヤ連結ねじを正確に
回動操作するため、作業者がワイヤ連結ねじの正面に立
とうとすると自転車のフレームが作業者側方に位置し、
作業のじゃまになる。本考案の目的は、ブレーキアーム
の動き止めの面からのみならず、ねじ操作の面からも、
ブレーキワイヤの連結や連結解除を容易かつ能率よくで
きるようにすることが可能なカンチレバー形キャリパー
ブレーキを提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案では、目的達成の
ために、産業上の利用分野のところで述べられた形式の
カンチレバー形キャリパーブレーキを改善し、ブレーキ
アームを揺動操作するブレーキワイヤを前記ブレーキア
ームに固定する固定手段が、ブレーキアームの上部領域
に形成されたワイヤ受け面と、ブレーキアームの長手方
向に延びている縦軸芯に沿って設けられたねじ孔と、こ
のねじ孔にねじ込まれることにより前記ワイヤ受け面と
の協働作用で前記ブレーキワイヤを締め付けるワイヤ連
結ねじとから構成されていることを特徴としている。そ
の作用、効果はつぎのとおりである。
ために、産業上の利用分野のところで述べられた形式の
カンチレバー形キャリパーブレーキを改善し、ブレーキ
アームを揺動操作するブレーキワイヤを前記ブレーキア
ームに固定する固定手段が、ブレーキアームの上部領域
に形成されたワイヤ受け面と、ブレーキアームの長手方
向に延びている縦軸芯に沿って設けられたねじ孔と、こ
のねじ孔にねじ込まれることにより前記ワイヤ受け面と
の協働作用で前記ブレーキワイヤを締め付けるワイヤ連
結ねじとから構成されていることを特徴としている。そ
の作用、効果はつぎのとおりである。
【０００５】
【作用】ブレーキアームをブレーキ入り位置、つまり第
１位置に位置させてブレーキワイヤの連結や連結解除作
業を行う場合、ワイヤ連結ねじの螺進軸芯がブレーキア
ームの揺動横軸芯に対して横断する方向に延びているこ
とにより、ねじ操作する作業者の正面に自転車の側方が
くるように位置した作業者の正面にワイヤ連結ねじの頭
が見えることになる。つまり、ワイヤ連結ねじが車体外
側に向くと共に上向きになり、有利な作業体勢で車体側
方から容易にかつ楽に、ワイヤ連結ねじや工具を操作す
ることができる。さらには、ワイヤ連結ねじの回動操作
をしても、ワイヤ連結ねじの前記螺進方向とブレーキア
ームの揺動軸とが交わりの位置関係にあるためにブレー
キアームが揺動しにくいようにしながら、ワイヤ連結ね
じを締め操作したり、緩め操作することが容易となる。
１位置に位置させてブレーキワイヤの連結や連結解除作
業を行う場合、ワイヤ連結ねじの螺進軸芯がブレーキア
ームの揺動横軸芯に対して横断する方向に延びているこ
とにより、ねじ操作する作業者の正面に自転車の側方が
くるように位置した作業者の正面にワイヤ連結ねじの頭
が見えることになる。つまり、ワイヤ連結ねじが車体外
側に向くと共に上向きになり、有利な作業体勢で車体側
方から容易にかつ楽に、ワイヤ連結ねじや工具を操作す
ることができる。さらには、ワイヤ連結ねじの回動操作
をしても、ワイヤ連結ねじの前記螺進方向とブレーキア
ームの揺動軸とが交わりの位置関係にあるためにブレー
キアームが揺動しにくいようにしながら、ワイヤ連結ね
じを締め操作したり、緩め操作することが容易となる。
【０００６】
【考案の効果】ワイヤ連結ねじの螺進軸芯とブレーキア
ーム揺動軸との好適な配置により、ブレーキワイヤの連
結や連結解除を容易かつ能率よくできる。
ーム揺動軸との好適な配置により、ブレーキワイヤの連
結や連結解除を容易かつ能率よくできる。
【０００７】［その他の特徴］ 本発明の好適な実施形態として、前記ブレーキアームを
前記第２位置の方向に付勢するリターンスプリングが備
えられ、かつ前記ねじ孔の縦軸芯が、前記ワイヤ連結ね
じのねじ込み時に作用する前記縦軸芯方向の力が前記ブ
レーキアームの前記揺動横軸芯回りにおける第１位置方
向へのトルクを生み出すように方向付けられているもの
がある。この形態では、ブレーキワイヤをブレーキアー
ムに固定するためワイヤ連結ねじを締め込んでいく際縦
軸芯方向に作用する押し込み力によるブレーキアームの
揺動横軸芯回りのトルクとリターンスプリングの付勢力
によるブレーキアームの揺動横軸芯回りのトルクが互い
に対抗するように、つまり打ち消し合うように働く。こ
のことから、ブレーキワイヤの締め付け作業が容易かつ
能率よくできる。
前記第２位置の方向に付勢するリターンスプリングが備
えられ、かつ前記ねじ孔の縦軸芯が、前記ワイヤ連結ね
じのねじ込み時に作用する前記縦軸芯方向の力が前記ブ
レーキアームの前記揺動横軸芯回りにおける第１位置方
向へのトルクを生み出すように方向付けられているもの
がある。この形態では、ブレーキワイヤをブレーキアー
ムに固定するためワイヤ連結ねじを締め込んでいく際縦
軸芯方向に作用する押し込み力によるブレーキアームの
揺動横軸芯回りのトルクとリターンスプリングの付勢力
によるブレーキアームの揺動横軸芯回りのトルクが互い
に対抗するように、つまり打ち消し合うように働く。こ
のことから、ブレーキワイヤの締め付け作業が容易かつ
能率よくできる。
【０００８】
【実施例】図１に示すように、一対のブレーキアーム
１，１それぞれの基端側つまり下部領域に取付け具に兼
用のスプリングケース２を、かつ、中間領域にシュー締
付け具３を介してブレーキシュー４をそれぞれ取付け、
一方のブレーキアーム１の先端側つまり上部領域にワイ
ヤ連結ねじ５を付設すると共に、他方のブレーキアーム
１の先端側つまり上部領域に連動用ワイヤ６を付設し
て、一対のブレーキアーム１，１を、車輪Ｗの左右側に
各別に位置する一対の車体フレーム７，７によって揺動
横軸芯Ｘ周りで揺動自在に支持されるように車体に組付
けると共にブレーキワイヤ８を介してブレーキレバー
（図示せず）に連結して使用するように、自転車用のカ
ンチレバー形キャリパーブレーキを構成してある。すな
わち、図４に示すように、スプリングケース２を、車体
フレーム７が備えるブレーキ台座９の支軸部９ａに外嵌
すると共に、スプリングケース２に収納してある捩じり
コイル式リターンスプリング１０の一端部１０ａをブレ
ーキ台座９の組付け穴９ｂに挿入し、抜止めねじ１１を
スプリングケース２に作用するように支軸部９ａに取付
けることにより、ブレーキアーム１がブレーキレバーに
連動させるだけで使用できるところの使用用の組付け状
態となって車体フレーム７に組付くように構成してあ
る。つまり、図１に示す如くブレーキレバーからのブレ
ーキワイヤ８を連動用ワイヤ６のワイヤ連結金具６ａに
挿通させると共に一方のブレーキアーム１の先端側に連
結し、ブレーキレバーによるブレーキワイヤ８の引張り
操作をすると、ブレーキアーム１が揺動第２位置として
のブレーキ切り位置（ＯＦＦ）から軸芯Ｘ周りで上昇揺
動し、ブレーキシュー４が車輪リム１２に接触するとこ
ろの揺動第１位置としてのブレーキ入り位置（ＯＮ）に
なるのである。この時、リターンスプリング１０がブレ
ーキアーム１の上昇揺動のために弾性変形する。 ブレ
ーキワイヤ８の緩め操作をすると、ブレーキアーム１が
リターンスプリング１０の弾性復元力のためにブレーキ
入り位置（ＯＮ）から下降揺動し、ブレーキレバーが戻
り限界に達すると、ブレーキレバーによるブレーキワイ
ヤ８を介しての引張り支持のために下降停止してブレー
キ切り位置（ＯＦＦ）になるのである。つまり、このリ
ターンスプリング１０はブレーキアーム１を前記第２位
置の方に揺動すべく付勢している。
１，１それぞれの基端側つまり下部領域に取付け具に兼
用のスプリングケース２を、かつ、中間領域にシュー締
付け具３を介してブレーキシュー４をそれぞれ取付け、
一方のブレーキアーム１の先端側つまり上部領域にワイ
ヤ連結ねじ５を付設すると共に、他方のブレーキアーム
１の先端側つまり上部領域に連動用ワイヤ６を付設し
て、一対のブレーキアーム１，１を、車輪Ｗの左右側に
各別に位置する一対の車体フレーム７，７によって揺動
横軸芯Ｘ周りで揺動自在に支持されるように車体に組付
けると共にブレーキワイヤ８を介してブレーキレバー
（図示せず）に連結して使用するように、自転車用のカ
ンチレバー形キャリパーブレーキを構成してある。すな
わち、図４に示すように、スプリングケース２を、車体
フレーム７が備えるブレーキ台座９の支軸部９ａに外嵌
すると共に、スプリングケース２に収納してある捩じり
コイル式リターンスプリング１０の一端部１０ａをブレ
ーキ台座９の組付け穴９ｂに挿入し、抜止めねじ１１を
スプリングケース２に作用するように支軸部９ａに取付
けることにより、ブレーキアーム１がブレーキレバーに
連動させるだけで使用できるところの使用用の組付け状
態となって車体フレーム７に組付くように構成してあ
る。つまり、図１に示す如くブレーキレバーからのブレ
ーキワイヤ８を連動用ワイヤ６のワイヤ連結金具６ａに
挿通させると共に一方のブレーキアーム１の先端側に連
結し、ブレーキレバーによるブレーキワイヤ８の引張り
操作をすると、ブレーキアーム１が揺動第２位置として
のブレーキ切り位置（ＯＦＦ）から軸芯Ｘ周りで上昇揺
動し、ブレーキシュー４が車輪リム１２に接触するとこ
ろの揺動第１位置としてのブレーキ入り位置（ＯＮ）に
なるのである。この時、リターンスプリング１０がブレ
ーキアーム１の上昇揺動のために弾性変形する。 ブレ
ーキワイヤ８の緩め操作をすると、ブレーキアーム１が
リターンスプリング１０の弾性復元力のためにブレーキ
入り位置（ＯＮ）から下降揺動し、ブレーキレバーが戻
り限界に達すると、ブレーキレバーによるブレーキワイ
ヤ８を介しての引張り支持のために下降停止してブレー
キ切り位置（ＯＦＦ）になるのである。つまり、このリ
ターンスプリング１０はブレーキアーム１を前記第２位
置の方に揺動すべく付勢している。
【０００９】前記ワイヤ連結ねじ５は、ブレーキアーム
１の前記揺動横軸芯Ｘとは非平行である螺進縦軸芯Ｙを
そなえるネジ孔によってブレーキアーム１に螺着すると
共に、この螺進操作をすることにより、図２に示す如く
ブレーキワイヤ８をブレーキアーム１のブレーキワイヤ
受け面として作用する先端面とで挟持し、ブレーキワイ
ヤ８によって、ブレーキアーム１に連結する作用状態
と、ブレーキアーム１との挟持を解除してブレーキワイ
ヤ８の取外しを可能にする連結解除状態とに切換わるよ
うに構成してある。ブレーキアーム１が前記ブレーキ入
り位置（ＯＮ）に位置した状態では、ワイヤ連結ねじ５
のブレーキアーム１に対する取付け設定のために、ワイ
ヤ連結ねじ５の螺進縦軸芯Ｙが図１に示す如く車体フレ
ーム外側方にいくほど車体フレーム上方側に位置する傾
斜軸芯になるように構成し、もって、ブレーキワイヤ８
の連結や連結解除をする際の作業の容易化を図ってあ
る。すなわち、ブレーキアーム１を前記第１位置つまり
ブレーキ入り位置（ＯＮ）に位置させながら連結ねじ５
の回動操作をすることにより、連結ねじ５が車体フレー
ム外側向きでしかも上向きになって、連結ねじ５および
工具を有利な作業体勢で車体外側から容易に取り扱った
り操作したりしながら、さらには、連結ねじ５の回動操
作をしても連結ねじ５の前記螺進方向のためにブレーキ
アーム１が揺動横軸芯Ｘ周りで動きにくくて、ブレーキ
アーム１の動き止め支持のための手間を省きながら、連
結ねじ５を締めたり緩めたりできるのである。特に、第
１図から明らかなように、螺進縦軸芯Ｙと揺動横軸芯Ｘ
の位置関係が、連結ねじ５の締め付け時に作用する前記
螺進縦軸芯Ｙ方向の押し付け力が前記ブレーキアーム１
を揺動横軸芯Ｘ周りで前記第１位置つまりブレーキ入り
位置（ＯＮ）への方向に揺動させるトルクを作り出すよ
うに設定されているのに対し、前述したように前記リタ
ーンスプリング１０はブレーキアーム１を前記第２位置
つまりブレーキ切り位置（ＯＦＦ）の方に揺動すべく付
勢している。このことから、連結ねじ５の回動操作がブ
レーキアーム１の安定した状態で行うことが可能とな
る。
１の前記揺動横軸芯Ｘとは非平行である螺進縦軸芯Ｙを
そなえるネジ孔によってブレーキアーム１に螺着すると
共に、この螺進操作をすることにより、図２に示す如く
ブレーキワイヤ８をブレーキアーム１のブレーキワイヤ
受け面として作用する先端面とで挟持し、ブレーキワイ
ヤ８によって、ブレーキアーム１に連結する作用状態
と、ブレーキアーム１との挟持を解除してブレーキワイ
ヤ８の取外しを可能にする連結解除状態とに切換わるよ
うに構成してある。ブレーキアーム１が前記ブレーキ入
り位置（ＯＮ）に位置した状態では、ワイヤ連結ねじ５
のブレーキアーム１に対する取付け設定のために、ワイ
ヤ連結ねじ５の螺進縦軸芯Ｙが図１に示す如く車体フレ
ーム外側方にいくほど車体フレーム上方側に位置する傾
斜軸芯になるように構成し、もって、ブレーキワイヤ８
の連結や連結解除をする際の作業の容易化を図ってあ
る。すなわち、ブレーキアーム１を前記第１位置つまり
ブレーキ入り位置（ＯＮ）に位置させながら連結ねじ５
の回動操作をすることにより、連結ねじ５が車体フレー
ム外側向きでしかも上向きになって、連結ねじ５および
工具を有利な作業体勢で車体外側から容易に取り扱った
り操作したりしながら、さらには、連結ねじ５の回動操
作をしても連結ねじ５の前記螺進方向のためにブレーキ
アーム１が揺動横軸芯Ｘ周りで動きにくくて、ブレーキ
アーム１の動き止め支持のための手間を省きながら、連
結ねじ５を締めたり緩めたりできるのである。特に、第
１図から明らかなように、螺進縦軸芯Ｙと揺動横軸芯Ｘ
の位置関係が、連結ねじ５の締め付け時に作用する前記
螺進縦軸芯Ｙ方向の押し付け力が前記ブレーキアーム１
を揺動横軸芯Ｘ周りで前記第１位置つまりブレーキ入り
位置（ＯＮ）への方向に揺動させるトルクを作り出すよ
うに設定されているのに対し、前述したように前記リタ
ーンスプリング１０はブレーキアーム１を前記第２位置
つまりブレーキ切り位置（ＯＦＦ）の方に揺動すべく付
勢している。このことから、連結ねじ５の回動操作がブ
レーキアーム１の安定した状態で行うことが可能とな
る。
【００１０】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】ブレーキ使用状態の正面図
【図２】ブレーキアームのワイヤ連結ねじ配設部の断面
図
図
【図３】ブレーキアーム切り位置の説明図
【図４】ブレーキアームの取付け部の断面図
１ ブレーキアーム ５ ワイヤ連結ねじ ７ 車体フレーム Ｘ 揺動横軸芯 Ｙ 螺進縦軸芯
Claims (2)
- 【請求項１】 下部領域に形成された揺動横軸芯（Ｘ）
回りで第１位置と第２位置との間で揺動可能に車体フレ
ーム（７）に対して取り付けられたブレーキアーム
（１）と、前記ブレーキアーム（１）の第１位置への揺
動により車輪リム（１２）に接触可能であるとともに前
記ブレーキアーム（１）の第２位置への揺動により前記
車輪リム（１２）から離脱可能であるように前記ブレー
キアーム（１）の中間領域に設けられたブレーキシュ
（４）と、前記ブレーキアーム（１）を揺動操作するブ
レーキワイヤ（８）を前記ブレーキアーム（１）に固定
する固定手段とを備えた自転車用カンチレバー形キャリ
パーブレーキにおいて、 前記固定手段は、前記ブレーキアーム（１）の上部領域
に形成されたワイヤ受け面と、前記ブレーキアーム
（１）の長手方向に延びている縦軸芯（Ｙ）に沿って設
けられたねじ孔と、このねじ孔にねじ込まれることによ
り前記ワイヤ受け面との協働作用で前記ブレーキワイヤ
（８）を締め付けるワイヤ連結ねじ（５）とから構成さ
れていることを特徴とする カンチレバー形キャリパーブ
レーキ。 - 【請求項２】前記ブレーキアーム（１）を前記第２位置
の方向に付勢するリターンスプリング（１０）が備えら
れており、かつ 前記ねじ孔の縦軸芯（Ｙ）は、前記ワイヤ連結ねじ
（５）のねじ込み時に作用する軸芯（Ｙ）方向の力が前
記ブレーキアーム（１）の前記揺動横軸芯（Ｘ）回りに
おける第１位置方向へのトルクを生み出すように方向付
けられていることを特徴とする請求項１に記載のカンチ
レバー形キャリパーブレーキ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991089196U JP2539588Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | カンチレバー形キャリパーブレーキ |
| US07/966,384 US5373918A (en) | 1991-10-30 | 1992-10-26 | Clamp structure for connecting a brake control cable to a brake caliper |
| EP92118537A EP0540002B1 (en) | 1991-10-30 | 1992-10-29 | Clamp structure for connecting a brake control cable to a brake caliper |
| DE69204140T DE69204140T2 (de) | 1991-10-30 | 1992-10-29 | Vorrichtung zur Befestigung eines Seilzuges an einer Felgenbremse. |
| CN92113792A CN1041810C (zh) | 1991-10-30 | 1992-10-30 | 用于将制动控制索连接到制动夹爪上的夹持结构 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991089196U JP2539588Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | カンチレバー形キャリパーブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0537673U JPH0537673U (ja) | 1993-05-21 |
| JP2539588Y2 true JP2539588Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=13963964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991089196U Expired - Fee Related JP2539588Y2 (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | カンチレバー形キャリパーブレーキ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5373918A (ja) |
| EP (1) | EP0540002B1 (ja) |
| JP (1) | JP2539588Y2 (ja) |
| CN (1) | CN1041810C (ja) |
| DE (1) | DE69204140T2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5469939A (en) * | 1994-09-13 | 1995-11-28 | Chen; Tse-Min | Elastic seat of bicycle brake device |
| US5531296A (en) * | 1995-04-04 | 1996-07-02 | Liu; Robert Z. | Brake control mechanism for a bicycle |
| US5503251A (en) * | 1995-04-20 | 1996-04-02 | Yih Jina Enterprise Co., Ltd. | Straddle yoke assembly for bicycles |
| US5538107A (en) * | 1995-06-06 | 1996-07-23 | Avid Enterprises, Inc. | Off-set brake arm |
| US5564531A (en) * | 1995-11-03 | 1996-10-15 | Avid Enterprises, Inc. | Adjustable brake arm and shoe mount for a cycle brake |
| US7152498B2 (en) * | 2003-12-03 | 2006-12-26 | Shimano Inc. | Bicycle control cable fixing device |
| US8118141B2 (en) * | 2009-01-28 | 2012-02-21 | Io Dupont Llc | Clamp jaw and clamp |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR706538A (fr) * | 1930-11-26 | 1931-06-25 | Perfectionnement aux freins à étrier de cycles et autres | |
| FR882643A (fr) * | 1941-07-09 | 1943-06-09 | Perfectionnement aux freins de cycles | |
| JPS5618431A (en) * | 1979-07-25 | 1981-02-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Manufacture of compound semiconductor |
| JPS61133487A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | Toshiba Corp | 文字認識装置 |
| JPH0314462Y2 (ja) * | 1985-12-19 | 1991-03-29 | ||
| JPS62187990A (ja) * | 1986-11-07 | 1987-08-17 | Citizen Watch Co Ltd | 小型携帯情報機器 |
| US5012900A (en) * | 1989-05-17 | 1991-05-07 | Bridgestone Cycle Co., Ltd. | Brake for bicycle |
| US5058450A (en) * | 1990-04-20 | 1991-10-22 | Yoshigai Kikai Kinzoku Co., Ltd. | Device for adjusting a return spring in a bicycle brake assembly |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP1991089196U patent/JP2539588Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-10-26 US US07/966,384 patent/US5373918A/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-29 DE DE69204140T patent/DE69204140T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-10-29 EP EP92118537A patent/EP0540002B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-30 CN CN92113792A patent/CN1041810C/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69204140T2 (de) | 1996-01-11 |
| CN1041810C (zh) | 1999-01-27 |
| DE69204140D1 (de) | 1995-09-21 |
| EP0540002B1 (en) | 1995-08-16 |
| EP0540002A1 (en) | 1993-05-05 |
| JPH0537673U (ja) | 1993-05-21 |
| CN1074664A (zh) | 1993-07-28 |
| US5373918A (en) | 1994-12-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2624916B2 (ja) | キャリパーブレーキとユニット式連結部材 | |
| JP2539588Y2 (ja) | カンチレバー形キャリパーブレーキ | |
| JPH079692U (ja) | 自転車用ブレーキ装置 | |
| JPH0858661A (ja) | 自転車用ブレーキ装置 | |
| WO2000012377B1 (en) | Braking device with shoe-orienting compliant member | |
| JPH03153485A (ja) | 二輪車用ブレーキ装置 | |
| JPH0735289U (ja) | 自転車用ブレーキ装置 | |
| JPH0750115Y2 (ja) | トグルクランプ | |
| JPS6314109Y2 (ja) | ||
| JPH082070Y2 (ja) | 自転車における車輪の取付け構造 | |
| JPH0345705Y2 (ja) | ||
| JP2526860Y2 (ja) | 移動農機における作業機の着脱構造 | |
| JP3040617U (ja) | 自転車のブレーキ | |
| JPH01202594A (ja) | 自転車用ブレーキ装置 | |
| JPH0755671B2 (ja) | 二輪車用ブレーキ装置 | |
| JPH0226789Y2 (ja) | ||
| JP4889447B2 (ja) | 自転車 | |
| JPH0226793Y2 (ja) | ||
| JP2521609Y2 (ja) | 移動農機における作業機の着脱構造 | |
| JPS6131894Y2 (ja) | ||
| JPH0229028Y2 (ja) | ||
| JPH0246471Y2 (ja) | ||
| JP3211075B2 (ja) | 後装着式ブレーキ装置 | |
| JP2574574Y2 (ja) | 車両のホイールナット用着脱具 | |
| JPH076235Y2 (ja) | シールドジャッキの保持装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |