JP2538312B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2538312B2
JP2538312B2 JP63136309A JP13630988A JP2538312B2 JP 2538312 B2 JP2538312 B2 JP 2538312B2 JP 63136309 A JP63136309 A JP 63136309A JP 13630988 A JP13630988 A JP 13630988A JP 2538312 B2 JP2538312 B2 JP 2538312B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having at least one potential-jump barrier or surface barrier; including integrated passive circuit elements with at least one potential-jump barrier or surface barrier
    • H01L27/0203Particular design considerations for integrated circuits
    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices
    • H01L27/0266Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices using field effect transistors as protective elements

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は出力端の静電気に対する保護手段を備える絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下MOSトランジス
タと称する)を用いて構成される半導体集積回路に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第5図(a)は特開昭61−44471号公報に開示されて
いる従来における一般的な出力バッファ回路を示す回路
図であり、図においてQ1は出力バッファ回路を構成する
ロード・トランジスタとして機能するMOSトランジス
タ、Q2は同じく出力バッファ回路を構成するドライバ・
トランジスタとして機能するMOSトランジスタを示して
いる。各MOSトランジスタQ1,Q2のゲートg1,g2は夫々こ
れに対する制御信号を出力する内部回路10に繋がるノー
ドN1,N2に、またMOSトランジスタQ1のソースs1、MOSト
ランジスタQ2のドレインd2は出力パッド5に繋がるノー
ドN3に夫々接続されている。MOSトランジスタQ1のドレ
インd1は電源Vccに接続され、またMOSトランジスタQ2
ソースs2は接地電位Vssとしてある。
第5図(b)は、第5図(a)に対応するパターンレ
イアウト図であり、例えばP型のシリコン基板21上に、
電源Vccに繋がる主金属配線層11及び接地線に繋がる主
金属配線層12を所要の間隔を隔てて平行に配置し、この
両主金属配線層11,12間に間隔を隔ててMOSトランジスタ
Q1,Q2が配置され、この両MOSトランジスタQ1,Q2間に出
力パッド5が配置されている。各MOSトランジスタQ1,Q2
の構造はパターンレイアウトの面で若干異なるが、実質
的には同じである。
MOSトランジスタQ1は主金属配線層11から主金属配線
層12側に向けて平行に金属配線層11a,11bを延在形成す
ると共に、反対側からは出力パッド5に繋がるノードN3
から金属配線層5a,5bを金属配線層11a,11bとの間に所要
の間隔を隔てて互い違いとなるよう主金属配線層11側に
向けて延在形成し、また主金属配線層11側からは前記金
属配線層5aと11a、11aと5b、5bと11bの各間にノードN1
に繋がるゲート電極g1を主金属配線層12側に向けて平行
に延在形成してある。
一方MOSトランジスタQ2は主金属配線層12から主金属
配線層11側に向けて金属配線層12a,12bを延在形成さ
せ、反対側からは出力パッド5に繋がるノードN3から金
属配線層5d,5eを金属配線層12a,12bと所要の間隔を隔て
て互い違いとなるよう延在形成し、各金属配線層5dと12
a、12aと5e、5eと12bの各間にノードN2に繋がるゲート
電極g2を種金属配線層12側に向けて平行に延在形成して
ある。
11h,12h,5hはいずれもコンタクトホールである。
第5図(c)は第5図(b)はV−V線による拡大断
面図であり、例えばp型のシリコン基板21上にMOSトラ
ンジスタQ2のドレイン領域、ソース領域、を夫々形成す
る各n+型の拡散層21a,21bが形成され、この各拡散層21
a,21b間のシリコン基板21上に絶縁層を介在させてMOSト
ランジスタQ2のゲート電極g2が、またドレイン領域を構
成する拡散層21a上には金属配線層5eが、又ソース領域
を構成する拡散層21b上には金属配線層12bが夫々コンタ
クトホール5h,12hを通じてこれと接触させた状態で形成
せしめられ、更に金属配線層12bと出力パッド5との間
等にはシリコン基板21上に膜厚の大きい分離酸化膜23が
選択的に形成されている。MOSトランジスタQ1について
も実質的に同じである。
ところで上述した如き従来の出力バッファ回路におい
てはその出力パッド5に静電気による過大な正の電圧が
印加されたときはMOSトランジスタQ1のソース領域、MOS
トランジスタQ2のドレイン領域とシリコン基板21との間
に形成される図示しない面積の大きい寄生ダイオードの
作用、並びにMOSトランジスタQ1,Q2のパンチスルーの作
用により静電気に対する保護がなされる。即ち、MOSト
ランジスタQ1,Q2自身が本来的に備える保護機能により
保護される。
ところがUSP4692781にも記載されている如く、このよ
うな構造では十分なサージ耐量を維持するためにはコン
タクトホール5hとゲート電極g2との間の幅寸法A(第5
図(c)参照)が一定以上必要とされるが、この寸法A
を大きくとることはMOSトランジスタの微細化を図るう
えでの大きな障害となる。
この対策として特開昭61−137358号公報には第6図
(a),(b),(c)に示す如き出力バッファ回路が
提案されている。
第6図(a)は従来の他の出力バッファ回路を示す回
路図であり、出力パッド5に繋がるノードN3の途中に、
いま1つのMOSトランジスタQ7のドレインd7を接続し、
またゲートg7及びソースs7は共に接地電位Vssとしてあ
る。
第6図(b)はこれに対応するパターンレイアウト図
であり、主金属配線層12から延在形成したMOSトランジ
スタQ2を構成する金属配線層12bの出力パッド5側に金
属配線層12bと所要の間隔を隔ててノードN3に繋がる金
属配線層5fを配置すると共に、両金属配線層5f,12b間に
これらと平行に主金属配線層12に繋がるMOSトランジス
タQ7のゲート電極g7を主金属配線層11側に向けてこれら
と平行に延在形成してある。
第6図(c)は第6図(b)のVI−VI線による拡大断
面図であり、p型のシリコン基板21にn+型の拡散層21c
を拡散層21bと所要の間隔を隔てて形成し、この拡散層2
1cと21bとの間のシリコン基板21上絶縁層を介在させて
ゲート電極g7を設け、また拡散層21cにコンタクトホー
ル5hを通して接触させた金属配線層5fを設けた構造とな
っている。
而してこのような構成にあっては出力パッド5に静電
気による過大な正電圧が印加されたときは、MOSトラン
ジスタQ7のパンチスルー作用が、図示しない寄生ダイオ
ードの作用及びMOSトランジスタQ1,Q2のパルチスルーの
作用に加わることとなって出力バッファ回路に対する保
護効果が一層高められることとなる。なお、MOSトラン
ジスタQ1側に対しても同様の構造が採られることとな
る。
しかしこのような従来の構成ではMOSトランジスタQ2
のチャネル幅が2μm程度までは有効であるが、2μm
以下のチャネル幅ではMOSトランジスタQ2のソースs2,ド
レインd2間に高電界が発生し、ゲート電極g7を構成する
酸化膜へのホットキャリアの注入現象が発生し、酸化膜
に経時的な特性劣化が生じるという問題があった。
このような特性劣化の防止手段としてLDD(Lightly D
oped Drain)構造、或いは二重拡散ドレイン構造を用い
てドレイン近傍の電界を緩和する構造が採られている。
このような構造にあってはLDD構造、二重拡散ドレイ
ン構造は微細化されたMOSトランジスタの信頼性を高め
る点では有効であるが、静電圧に対する保護回路を構成
する、例えばMOSトランジスタQ7にこのような構造を採
用することはMOSトランジスタQ7のゲート電極g7を構成
する酸化膜が薄くなって破壊耐圧が低下し、しかもMOS
トランジスタQ7のパンチスルー電圧は逆に上昇し、MOS
トランジスタQ7自身のゲート用酸化膜が静電気によるサ
ージによって破壊され易くなるという問題が生じる。
この対策として更に第7図に示す如き構造の出力バッ
ファ回路も提案されている。
第7図は従来の更に他の出力バッファ回路の部分拡大
図であり、MOSトランジスタQ2の各ドレイン,ソース領
域を構成するn+型の拡散層21a,21bの各対向端縁部に夫
々n-型の拡散層21d,21eを設ける、所謂LDD構造を採用し
てある。
一方MOSトランジスタQ7のソース・ドレイン端にはn
型の拡散層は設けられておらず、通常構造のMOSトラン
ジスタになっている。
これによってMOSトランジスタQ7のパンチスルー電圧
を適宜に低下させて静電圧に対する保護機能の安定化を
図ろうとするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこの構造ではLDD構造のMOSトランジスタと通常
構造のMOSトランジスタとを作り分けねばならず、製造
プロセスが複雑になるという欠点があった。
本発明は斯かる事情に鑑みなされたものであって、そ
の目的とするところは各種MOSトランジスタ等に幅広く
適用し得る静電気に対する保護構造を備えた半導体集積
回路を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明に係る半導体集積回路は、ドレイン電界を
緩和するための構造からなるMOSトランジスタを用いた
出力バッファ回路を有する半導体集積回路において、前
記出力バッファ回路は、ゲートが第1の制御信号を受
け、ドレインが電源端子に、ソースが出力端子に接続さ
れる第1のMOSトランジスタと、ゲートが第2の制御信
号を受け、ドレインが前記出力端子に、ソースが接地端
子に接続される第2のMOSトランジスタと、第1の寄生M
OSトランジスタとを備え、該第1の寄生MOSトランジス
タのソースは前記出力端子に接続され、そのドレインは
前記第1のMOSトランジスタのドレインとパターンレイ
アウト的に共用して設けられることを特徴とする。
第2の発明に係る半導体集積回路は、ドレイン電界を
緩和するための構造からなるMOSトランジスタを用いた
出力バッファ回路を有する半導体集積回路において、前
記出力バッファ回路は、ゲートが第1の制御信号を受
け、ドレインが電源端子に、ソースが出力端子に接続さ
れる第1のMOSトランジスタと、ゲートが第2の制御信
号を受け、ドレインが前記出力端子に、ソースが接地端
子に接続される第2のMOSトランジスタと、第2の寄生M
OSトランジスタとを備え、該第2の寄生MOSトランジス
タのドレインは前記出力端子に接続され、そのソースは
前記第2のMOSトランジスタのソースとパターンレイア
ウト的に共用して設けられることを特徴とする。
〔作用〕
第1の発明にあっては、MOSトランジスタを用いた出
力バッファ回路は、ソースが出力端子に接続され、ドレ
インが第1のMOSトランジスタのドレインとパターンレ
イアウト的に共用して設けられた寄生MOSトランジスタ
を備えるから、ドレイン電界を緩和する構造のMOSトラ
ンジスタを採用しても静電気に対する保護効果が損なわ
れることがなく、しかもレイアウト上のスペースを大幅
に縮小し得る。
第2の発明にあっては、同じくMOSトランジスタを用
いた出力バッファ回路は、ドレインが出力端子に接続さ
れ、ソースが第2のMOSトランジスタのソースとパター
ンレイアウト的に共用して設けられた第2の寄生MOSト
ランジスタを備えるから、同様に静電気に対する保護効
果が損なわれることがなく、レイアウト上のスペースが
大幅に縮小し得る。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。
(実施例1) 第1図は本発明を出力バッファ回路に適用した構成を
示す回路図であり、Q1は出力バッファ回路を形成するロ
ード・トランジスタとして機能するMOSトランジスタ、Q
2は同じく出力バッファ回路を構成するドライバ・トラ
ンジスタとして機能するMOSトランジスタ、Q3,Q4はいず
れも膜厚の大きい分離酸化膜をゲートとする、所謂寄生
MOSトランジスタ、5は出力パッド、10はMOSトランジス
タQ1,Q2に対して制御信号を出力する内部回路を示して
いる。
MOSトランジスタQ1,Q2のゲートg1,g2は夫々内部回路1
0のノードN1,N2に夫々接続され、またMOSトランジスタQ
1のソースs1、MOSトランジスタQ2のドレインd2はノード
N3を介して出力パッド5に接続されている。MOSトラン
ジスタQ1のドレインd1は電源Vccに接続され、またMOSト
ランジスタQ2のソースs2は接地電位Vssとしてある。
一方寄生MOSトランジスタQ3,Q4はいずれも膜厚の大き
い分離酸化膜22(第1図(c)参照)をゲートとしてお
り、寄生MOSトランジスタQ3はゲートg3,ソースs3共に出
力パッド5に連なるノードN3に、またドレインd3は電源
Vccに接続され、一方寄生MOSトランジスタQ4はゲート
g4,ドレインd4は共に出力パッド5に連なるノードN
3に、またソースs4は接地電位Vssとしてある。
第1図(b)は第1図(a)に対応するパターンレイ
アウト図であり、例えばp型のシリコン基板21(第1図
(c)参照)上に電源Vccに繋がる主金属配線層11及び
接地線に繋がる主金属配線層12を所要の間隔を隔てて平
行に配置し、この両主金属配線層11,12間に間隔を隔て
てMOSトランジスタQ1,Q3、Q2,Q4が配置され、この両MOS
トランジスタQ1,Q3とQ2,Q4との間に出力端子を繋ぐ出力
パッド5が配置されている。各MOSトランジスタQ1,Q2
構造はパターンレイアウトの面で若干異なるが、実質的
には同じである。
MOSトランジスタQ1は主金属配線層11から主金属配線
層12側に向けて平行に金属配線層11a,11bを延在させる
と共に、反対側からは出力パッド5に繋がるノードN3
ら金属配線層5a,5b,5cを金属配線層11a,11b間及びその
両外側に所要の間隔を隔てて互い違いとなるよう主金属
配線層11側に向けて平行に延在形成してある。また主金
属配線層11側からは前記金属配線層5aと11a、11aと5b、
5bと11bとの各間にノードN1に繋がるゲート電極g1をこ
れらと平行に主金属配線層12側に向けて延在形成してあ
る。一方MOSトランジスタQ2は主金属配線層12から主金
属配線層11側に向けて金属配線層12a,12bを延在させ、
反対側からは出力パッド5に繋がるノードN3から金属配
線層12aと12bとの間及びその両外側に互い違いとなるよ
う延在形成し、また各金属配線層5dと12a、12aと5e、5e
と12bの間にノードN2に繋がるゲート電極g2をこれらと
平行に延在せしめてある。そして出力パッド5に繋がる
ノードN3から延在させた金属配線層5a〜5fのうち、主金
属配線層11,12から延在する各金属配線層11b,12bと対向
する各金属配線層5c,5fは夫々金属配線層11b,12bと対向
する位置でその幅寸法を広くし、その幅方向の一側縁を
夫々対向する金属配線層11b,12bの線部に近接して位置
せしめて寄生MOSトランジスタQ3,Q4を形成してある。
第1図(c)は第1図(b)のI−I線による拡大断
面図であり、p型のシリコン基板21上にドレイン領域,
ソース領域を形成する各n+型の拡散層21a,21b,21cが所
要の間隔を隔てて形成され、この拡散層21a,21b間に絶
縁層を介在させてMOSトランジスタQ2のゲート電極g
2が、また各拡散層21a,21b,21c夫々にコンタクトホール
5h,12hを通して接触させた金属配線層5e、12b,5fが形成
せしめられている。
そして金属配線層5fから金属配線層12b側に張り出し
た広幅部分下には寄生MOSトランジスタQ4のゲート電極
たる膜厚の大きい分離酸化膜22が、また金属配線層12b
と出力パッド5との間におけるシリコン基板21上にも同
様の分離配化膜23を夫々選択的に形成してある。
なお具体的に図示しないがMOSトランジスタQ1とQ3
の間の構造も実質的にこれと同じである。11h,12h及び5
hはいずれもコンタクトホール、24は絶縁膜である。
このような実施例1にあってはMOSトランジスタQ1
び寄生MOSトランジスタQ3のドレイン、即ち金属配線層1
1bは共用され、またMOSトランジスタQ2及び寄生MOSトラ
ンジスタQ4のソース、即ち金属配線層12bは共用された
構造となっている。いま出力パッド5に過大な正の静電
圧が印加された場合、MOSトランジスタQ1,Q2におけるパ
ンチスルー作用及び図示しない寄生トランジスタの作用
に寄生MOSトランジスタQ3,Q4それ自体の作用及びそのパ
ンチスルー作用が加わった状態となり、静電気によるサ
ージの大部分は吸収され、出力バッファ回路が保護され
ることとなる。また膜厚の大きい分離酸化膜22をゲート
とする寄生MOSトランジスタQ3,Q4を備えるからMOSトラ
ンジスタQ1,Q2とは独立して構成し得ることとなり、保
護回路のためにLDD構造、通常構造の各MOSトランジスタ
を作り分ける煩わしさが全くない。更に寄生MOSトラン
ジスタQ3のドレインd3と、MOSトランジスタQ1のドレイ
ンd1、並びに寄生MOSトランジスタQ4のソースs4と、MOS
トランジスタQ2のソースs2とはいずれも共用される構造
となっているからパターンレイアウトも簡略化出来る (実施例2) 第2図(a)は本発明の実施例2の回路図であり、寄
生MOSトランジスタQ5,Q6のうち寄生MOSトランジスタQ5
のゲートg5は電源Vccに接続され、また寄生トランジス
タQ6のゲートg6は接地電位としてある。
第2図(b)は第2図(a)に対応する部分のパター
ンレイアウト図であり、出力パッド5に繋がるノードN3
から金属配線層5c,5fは他の金属配線層5b,5e度と同幅に
形成すると共に、これら金属配線層5c,5fと対向して位
置する主金属配線層11の金属配線層11b及び主金属配線
層12の金属配線層12bの幅寸法を広くし、その縁部を金
属配線層5c,5fの縁部近傍に迄延在形成してある。
第2図(c)は第2図(b)のII−II線による拡大断
面図であり、金属配線層12bの広幅とした部分下に位置
してn+型領域21b,21c間に厚い分離酸化膜22がシリコン
基板21上に形成配置してある。
他の構成及び作用は第1図(a),(b),(c)に
示す実施例1の構成及び作用と実質的に同じであり、対
応する部分には同じ符号を付して説明を省略する。
(実施例3) 第3図(a)は本発明の実施例3のパターンレイアウ
ト図であり、第1図(a)〜(c)に示す寄生MOSトラ
ンジスタQ3,Q4のゲート電極g3,g4をなくした構造と同じ
構造としてある。即ち主金属配線層11から延在させた金
属配線層11b、主金属配線層12から延在させた金属配線
層12b及びこれらと対向する金属配線層5c,5fのいずれも
他の金属配線層11a,12a,5b,5c,5e,5f等と同幅に形成し
てある。
第3図(b)は第3図(a)のIII−III線による拡大
断面図であり、この結果金属配線層12bと5fとの間は間
隔が広くなっており、この間隔に相当するシリコン基板
21上に厚い分離酸化膜22が形成されている。そして分離
酸化膜22の上方は金属配線層12b,5fから延在する電極が
存在せず、従って21cは単なる拡散層(第2の拡散層)
として存在することとなる。
他の構成及び作用は第1図(a)〜(c)に示す実施
例1の場合と実質的に同じであり対応する部分には同じ
番号を付して説明を省略する。
(実施例4) 第4図(a)は本発明の実施例4の回路図であり、こ
の実施例4は実施例1におけるMOSトランジスタQ1のソ
ースs1及びMOSトランジスタQ2のドレインd2を夫々抵抗R
1,R2を介在させてノードN3に接続せしめてある。
第4図(b)は、第4図(a)に対応する部分のパタ
ーンレイアウト図であり、出力パッド5に連なる金属配
線層5bと5cとの間、即ちMOSトランジスタQ1のソースと
ノードN3との間に抵抗R1が、また金属配線層5fと出力パ
ッド5との間、即ちノードN3とMOSトランジスタQ3のド
レインに抵抗R2が夫々介装せしめられている。
他の構成及び作用は第1図(a)〜(c)に示す実施
例1の場合と実質的に同じであり対応する部分には同じ
番号を付して説明を省略する。
而してこのような実施例4にあっては抵抗R1は保護回
路用の抵抗としての使用に加えて、出力バッファ回路の
出力に生じるオーバーシュート防止用の抵抗として兼用
することが可能となる。一方抵抗R2は保護回路用の抵抗
としての使用に加えて、バッファ回路の出力に生じるア
ンダーシュート防止用の抵抗として兼用することが可能
となる。
なお上述の実施例はいずれもnチャネルのMOSトラン
ジスタについて説明したがpチャネルのMOSトランジス
タからなるもの、或いはCMOS型のものにも適用し得るこ
とは勿論である。
また各実施例1,2,4では第1,2の寄生MOSトランジスタ
を、また実施例3では第1,第2の拡散層を夫々設ける構
成について説明したが、何らこれに限らず、夫々寄生MO
Sトランジスタ、拡散層は1つのみ設けてもよい。
更に上述した各実施例1〜4では出力バッファ回路を
構成するMOSトランジスタQ1,Q2を備えた構成につき説明
したがMOSトランジスタQ1のみで構成される、所謂オー
プンドレイン型の構造にも適用し得ることは勿論であ
る。
また上述の実施例1〜4の各MOSトランジスタはドレ
イン電界を緩和する、例えばLDD構造、二重拡散ドレイ
ン構造としてもよいことは勿論である。
〔発明の効果〕
第1の発明にあっては、ソースが出力端子に接続さ
れ、ドレインが第1のMOSトランジスタのドレインとパ
ターンレイアウト的に共用して設けられている第1の寄
生MOSトランジスタを出力バッファ回路に設けること
で、MOSトランジスタをドレイン電界を緩和するための
構造としても静電気による破壊防止効果が格段に優れ、
しかもレイアウト上のスペースの縮小も可能となる。
なお、第2の発明にあっても同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は実施例1の回路図、第1図(b)は第1
図(a)に対応する部分のパターンレイアウト図、第1
図(c)は第1図(b)のI−I線による拡大断面図、
第2図(a)は実施例2の回路図、第2図(b)は第2
図(a)に対応する部分のパターンレイアウト図、第2
図(c)は第2図(b)のII−II線による拡大断面図、
第3図(a)は実施例3のパターンレイアウト図、第3
図(b)は第3図(a)のIII−III線による拡大断面
図、第4図(a)は本発明の実施例4の回路図、第4図
(b)は第4図(a)に対応する部分のパターンレイア
ウト図、第5図(a)は従来の一般的なバッファ回路の
回路図、第5図(b)は第5図(a)に対応する部分の
パターンレイアウト図、第5図(c)は第5図(b)の
V−V線による拡大断面図、第6図(a)は他の従来装
置の回路図、第6図(b)は第6図(a)に対応する部
分のパターンレイアウト図、第6図(c)は第6図
(b)のVI−VI線による拡大断面図、第7図は更に他の
従来装置の部分拡大断面図である。 Q1,Q2……MOSトランジスタ、Q3,Q4〜Q6……寄生トラン
ジスタ、g1〜g6……ゲート、s1〜s6……ソース、d1〜d6
……ドレイン、5……出力パッド、5a〜5f……金属電線
パッド、10……内部回路、11,12……主金属配線層、11
a,11b,12a,12b……金属配線層 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレイン電界を緩和するための構造からな
    るMOSトランジスタを用いた出力バッファ回路を有する
    半導体集積回路において、 前記出力バッファ回路は、ゲートが第1の制御信号を受
    け、ドレインが電源端子に、ソースが出力端子に接続さ
    れる第1のMOSトランジスタと、ゲートが第2の制御信
    号を受け、ドレインが前記出力端子に、ソースが接地端
    子に接続される第2のMOSトランジスタと、第1の寄生M
    OSトランジスタとを備え、該第1の寄生MOSトランジス
    タのソースは前記出力端子に接続され、そのドレインは
    前記第1のMOSトランジスタのドレインとパターンレイ
    アウト的に共用して設けられることを特徴とする半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】出力バッファ回路は、さらに第2の寄生MO
    Sトランジスタを備え、該第2の寄生MOSトランジスタの
    ドレインは出力端子に接続され、そのソースは第2のMO
    Sトランジスタのソースとパターンレイアウト的に共用
    して設けられることを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】ドレイン電界を緩和するための構造からな
    るMOSトランジスタを用いた出力バッファ回路を有する
    半導体集積回路において、 前記出力バッファ回路は、ゲートが第1の制御信号を受
    け、ドレインが電源端子に、ソースが出力端子に接続さ
    れる第1のMOSトランジスタと、ゲートが第2の制御信
    号を受け、ドレインが前記出力端子に、ソースが接地端
    子に接続される第2のMOSトランジスタと、第2の寄生M
    OSトランジスタとを備え、該第2の寄生MOSトランジス
    タのドレインは前記出力端子に接続され、そのソースは
    前記第2のMOSトランジスタのソースとパターンレイア
    ウト的に共用して設けられることを特徴とする半導体集
    積回路。
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