JP2537856Y2 - 電動歯ブラシの駆動軸支持機構 - Google Patents

電動歯ブラシの駆動軸支持機構

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JP2537856Y2
JP2537856Y2 JP9675191U JP9675191U JP2537856Y2 JP 2537856 Y2 JP2537856 Y2 JP 2537856Y2 JP 9675191 U JP9675191 U JP 9675191U JP 9675191 U JP9675191 U JP 9675191U JP 2537856 Y2 JP2537856 Y2 JP 2537856Y2
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哲彦 志水
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Izumi Products Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動歯ブラシの駆動軸
支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図6〜図9は、従来の電動歯ブラシを示
す図面である。図6に示すように、ケーシング2に内蔵
するモータ3の駆動軸にベベルギア4aが設けられ、こ
のベベルギア4aと歯合するベベルギア4bを配置さ
れ、このベベルギア4bと同軸上に偏心カム5aが設け
られている。この偏心カム5aにカム体5bが嵌合し、
このカム体5bに駆動軸6が一体的に設けられて上方に
延出している。このため、偏心カム5aが回転すること
により、カム体5bを介して駆動軸6が上下動すること
となる(図7参照)。また、駆動軸6は、ケーシング2
内のベアリング7を有する保持部材8により支持されて
いる。
【0003】保持部材8の構造について図8および図9
を参照して説明する。保持部材8を構成する支持体8a
の軸線上に沿って貫通孔6hが穿設されているとともに
上下面に凹部8bが形成され、この凹部8b内に受け筒
8cが配置されている。この受け筒8cの内側にベアリ
ング7の保持リング8dが配置され、この保持リング8
dに等間隔にかつ軸線方向に移動可能な空間8eを形成
するとともに、ベアリング7が配置されている。一方、
駆動軸6の先端には先端にブラシを有するブラシユニッ
トが、着脱可能に設けられる。上述するように、駆動軸
6は進退動機構により進退するものである。なお、上記
受け筒8cは、硬質のベアリング7・・・を背面側(貫
通孔内壁側)から支持するとともに、駆動軸6のロスを
減らし、ブレを無くすために、高精度で硬質のものが要
求されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、ベアリング7に接触するよう前記貫通孔内壁側に硬
質の補強部材として配される受け筒8cが上下に分割し
て配置されているので、組み込みずらいという課題があ
った。また、受け筒8cは、高精度で硬質であり、また
小さい部品であり、上下に要すると、その製造に多くの
労力を必要とし、コスト高となってしまう。 または、ベ
アリング7の組み込み工程において、従来の構成では、
予めベアリング7を所定の配設位置に好適にセットする
ことができないため、その組み込み工程を合理化できな
いとう課題があった。そこで、本考案は、組み立てが容
易で、低コストで製造することができる電動歯ブラシの
駆動軸支持機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は次の構成を備える。すなわち、ケーシング
先端から突出する駆動軸を進退機構を介して駆動モータ
により進退可能に設けるとともに、駆動軸に当接するベ
アリングを駆動軸の進退と共に進退すべく保持部材に保
持し、駆動軸の先端にブラシアタッチメントを設けるよ
うにした電動歯ブラシの駆動軸支持機構において、前記
保持部材は、外周壁部を構成する支持体と、該支持体に
穿設した貫通孔中途部に配置されて駆動軸が貫通する保
持体とを備え、該保持体の両端部側の、貫通孔内壁と駆
動軸外壁との間の空間内にベアリングを移動可能に配置
したことを特徴とする。また、前記ベアリングが接触す
る前記貫通孔内壁側に硬質の補強部材を配置するように
しても良い。
【0006】
【作用】作用について説明する。保持部材は、外周壁部
を構成する支持体と、支持体に穿設した貫通孔中途部に
配置されて駆動軸が貫通する保持体とを備え、その保持
体の両端部側の、貫通孔内壁と駆動軸外壁との間の空間
内にベアリングを移動可能に配置したことにより、保持
部材の組み立てが容易となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面に基づいて詳細に説明する。なお、前記従来例で示し
た電動歯ブラシの駆動機構は、本実施例でも同様の構成
であるため、同様の名称および符号を用いて説明する。
図1は、保持部材の構造を示す断面図である。本実施例
の電動歯ブラシは、ケーシング2に内蔵するモータ3の
駆動力をベベルギア4aおよびベベルギア4bを介する
とともに、偏心カム5aとカム体5bとの作用により駆
動軸6を上下動可能としている。また、駆動軸6は、ケ
ーシング2内の保持部材12により支持されている。
【0008】ここで、図1を参照して、本実施例の保持
部材12の構造について詳細に説明する。保持部材12
外周壁部を構成する円柱ブロック状の支持体14の軸
線に沿って、貫通孔14aが穿設されている。また、貫
通孔14aの内側には、上下部分にベアリング7・・・
を保持する保持体16が受け筒20内に挿入された状態
に配置されている。保持体16は保持部材12の内周壁
部を構成し、駆動軸6が貫通している。保持体16は、
保持部材12と同じ長さに形成されている。そして、保
持体16の両端面には、位相が90度ずれた位置に、ベ
アリング7を配置すべく軸線方向に空間18が形成さ
れ、この空間18内にベアリング7が配置されている。
この空間18は内周面側と外周面側に開放している。そ
して、ベアリング7の一部は保持体16の内周面より内
側に若干突出している。また、外側には受け筒20が配
置され、ベアリング7に当接している。この受け筒20
は、背面からベアリング7・・・を補強するものであ
り、ベアリング7・・・の補強部材としての役割も果た
している。受け筒20は、一つの部材で構成されてお
り、寸法精度良く組み込むことができ、その両端部でベ
アリング7に接触する補強部材として作用するため、駆
動軸6の軸芯ずれの発生を防止できる。
【0009】保持部材12を組み立てるには、保持体1
6の空間18にベアリング7・・・を配置するとともに
受け筒20内に挿入し、この状態で支持体14の貫通孔
14aに挿入する。続いて、支持体14の上下両端面を
押さえ板21で覆うようにして保持部材12を構成す
る。そして、駆動軸6を保持部材12の貫通孔14aに
貫通させるようにする。
【0010】図2および図3を参照して、変形例につい
て述べる。この実施例では、上記実施例の保持体16に
該当する保持体26は3つの部材を組み合わせることに
より、上下2段にベアリング7・・・を保持するように
構成されている。保持体26は、上記実施例と同様の受
け筒20に挿入して組み立てる。上記保持体26を構成
する上下の筒体26Aには、ベアリング7・・・上下
に移動可能な切込み26a・・・が等間隔に4つ形成さ
れている。この切欠き26a・・・は一端が開放すると
ともに、径方向にベアリング7が逃げないようにベアリ
ング7を保持するように弧状面に形成されている。ま
た、中間筒28は、上下端面から筒体26A、26Aの
切欠き26a・・・内に一部が侵入する突起28a・・
・が形成されている。上述する2つの筒体26A、26
Aの切欠き26a・・・内にそれぞれベアリング7を配
置する。そして、中間筒28の突起28a・・・を各筒
体26A、26Aの切欠き26a・・・内に嵌合して保
持体26を形成する。そして、最終的には、その保持体
26を、受け筒20内に挿入することで保持部材が組み
立てられる。 上述したように、予めベアリング7を所定
の配設位置に好適にセットすることができるため、その
組み込み工程は、最終的には保持体26を単に受け筒2
0内に挿入すればよく、合理化できる。続いて、保持体
26の内側に駆動軸6を貫通させる。
【0011】なお、図4に示すように、支持体14の貫
通孔14aを、保持体16および保持体26が嵌合でき
る径とし、ベアリング7・・・の移動する範囲(空間1
8の軸線方向の長さ)の長さの板体22を配置するよう
にしても良い。なお、図5では、保持部材12全体が取
付部材30に嵌合されており、電動歯ブラシの内部に組
み付けることができる。以上本考案の好適な実施例を挙
げて種々説明したが、本考案は上記実施例に限定される
ものでなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改
変を施し得ることはもちろんである。
【0012】
【考案の効果】本考案に係る電動歯ブラシの駆動軸の支
持機構は、保持体の両端部側の、貫通孔内壁と駆動軸外
壁との間の空間内にベアリングを移動可能に配置したこ
とを特徴とするため、保持部材の組み立てが容易とな
る。 すなわち、保持体を用いることによって、両端部で
ベアリングに接触するよう貫通孔内壁側に配される硬質
の補強部材を一つの部材とすることが可能となり、組み
立て工程を容易化できると共に製造コストを低減できる
という著効を奏する または、ベアリングの組み込み工
程において、保持体を用いることによって、予めベアリ
ングを所定の配設位置に好適にセットすることが可能に
なり、組み立て工程を容易化できるという著効を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る保持部材の縦断面図である。
【図2】他の実施例の保持体の分解斜視図である。
【図3】他の実施例の保持体の分解斜視図である。
【図4】他の実施例の保持部材の平面図である。
【図5】他の実施例の保持部材の断面図である。
【図6】従来の電動歯ブラシの内部構造を示す断面図で
ある。
【図7】従来の電動歯ブラシの駆動伝達機構を示す説明
図である。
【図8】従来の電動歯ブラシの駆動軸の支持機構を示す
断面説明図である。
【図9】従来の電動歯ブラシの駆動軸の支持機構を示す
断面平面説明図である。
【符号の説明】
12 保持部材 14 支持体 16 保持リング 20 受け筒 26 保持体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング先端から突出する駆動軸を進
    退機構を介して駆動モータにより進退可能に設けるとと
    もに、駆動軸に当接するベアリングを駆動軸の進退と共
    に進退すべく保持部材に保持し、駆動軸の先端にブラシ
    アタッチメントを設けるようにした電動歯ブラシの駆動
    軸支持機構において、 前記保持部材は、外周壁部を構成する支持体と、該支持
    体に穿設した貫通孔中途部に配置されて駆動軸が貫通す
    る保持体とを備え、該保持体の両端部側の、貫通孔内壁
    と駆動軸外壁との間の空間内にベアリングを移動可能に
    配置したことを特徴とする電動歯ブラシの駆動軸支持機
    構。
  2. 【請求項2】 前記ベアリングが接触する前記貫通孔内
    壁側に硬質の補強部材を配置したことを特徴とする請求
    項1記載の電動歯ブラシの駆動軸支持機構。
JP9675191U 1991-10-28 1991-10-28 電動歯ブラシの駆動軸支持機構 Expired - Lifetime JP2537856Y2 (ja)

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JPH0537135U JPH0537135U (ja) 1993-05-21
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