JPS624725Y2 - - Google Patents

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JPS624725Y2
JPS624725Y2 JP1982010810U JP1081082U JPS624725Y2 JP S624725 Y2 JPS624725 Y2 JP S624725Y2 JP 1982010810 U JP1982010810 U JP 1982010810U JP 1081082 U JP1081082 U JP 1081082U JP S624725 Y2 JPS624725 Y2 JP S624725Y2
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JP
Japan
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worm gear
protrusion
bush
storage case
rotating shaft
Prior art date
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JP1982010810U
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English (en)
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JPS58114916U (ja
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Priority to JP1081082U priority Critical patent/JPS58114916U/ja
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  • Support Of The Bearing (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ワイパー駆動機構に於いて使用され
るウオームギヤ等の回転軸を、ゴム等の弾性体を
介して円滑に支持可能な回転軸支持構造に関する
ものである。
通常、ワイパー駆動機構は、第1図に示す如く
収納ケース1内に種々の部品が有機的に組込まれ
て構成されている。第1図に於いては、駆動モー
タ2の回転軸にウオームギヤ3が連結され、この
ウオームギヤから大小のギヤ及びアームを経て駆
動力が伝達され、最終的にはメインシヤフト4の
往復回転運動に変換される。このような動力伝達
機構に於いて使用される多種類の機械要素部品
を、収納ケース1内の所定の部位に簡便に且つ確
実に支承する為に収納ケース1の内面に種々の突
起を設けた考案が、本出願人による実願56−第
171335号で開示されている。これらの突起の内に
は、回転軸を支承する軸受けとしての機能を有す
る突起も含まれている。回転軸を支承するのに、
通常の支承の仕方、即ち回転軸の長手軸方向にそ
の両端から挾持して支承する方法では、その長手
軸方向に支持体に穿設された挿持穴等で十分に支
承可能である。ところが、第2図に示される如
く、ウオームギヤ3はその長手軸方向が収納ケー
ス1の底面に平行な配置で収納されている。この
様なウオームギヤ3を前述の如く長手軸方向に挾
持する為には、第3図に示される如く収納ケース
1の本体1aの側面1cに突起を設け、これに挿
持穴を穿設しなければならない。然るに、側面1
cに突起等の凹凸を受ける方法は、収納ケース1
の成形上に於いて不都合となるばかりでなく、収
納ケース1へ多種類の部品を収納する際に組入れ
る方向が90度異なつてくる為、組立作業性も低下
させる。従つて、第2図で示されている実願56−
第171335号の如く、ウオームギヤ3の先端を収納
ケース1の本体1aの内底面から延在する下部突
起5aと蓋1bの裏面から延在する上部突起5b
でウオームギヤ3の直径方向に挾持することによ
り、上記不都合点が解消されていた。
然るに、収納ケース1の蓋1bと本体1aのそ
れぞれの形成寸法や嵌合具合は必然的に多少ばら
つく為、ウオームギヤ3の先端を常に一定の位置
に保持することはその方法から本質的に困難であ
つた。また、ウオームギヤ3は力を伝達する際そ
の方向も立体的に90度変更するので、その反動的
な力が軸受部に作用する。この為、ウオームギヤ
3の先端の保持位置の精度が確保されないと、ウ
オームギヤ3の作動時に軸受部とウオームギヤ3
の先端との間で振動や雑音を発生する。この雑音
がケース内で共鳴して増幅され、その利用者に不
快感を与えるだけでなくワイパー装置自体の品質
の信頼性も低下させていた。更にワイパー装置
は、自動車等に於いては通常運転者の直前に装設
されており、この雑音の解消は急務の課題であつ
た。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであつ
て、簡便な構造で、当接音等の雑音の発生を抑制
し円滑且つ確実に回転軸を支持可能な回転軸支持
構造を提供することを目的とする。本考案の特徴
とするところは、回転軸を回転自在に支持する回
転軸支持構造に於いて、回転軸の被支持部に嵌合
可能な挿入孔が穿設されており且つその外形が軸
非対称に形成されている受け部材と、前記受け部
材の外形と実質的に同一の外形を有すると共に前
記受け部材に外挿されてそれと一体化され且つ弾
性物質で構成された緩衝部材と、前記緩衝部材を
所定の位置に保持する保持部材とを有する点であ
る。
次に本考案の具体的な実施例について、添付の
図面に基づき説明する。まず本例を構成する個々
の部品を第4図の分解斜視図に基づき説明する。
本例は第1図のワイパー駆動機構装置に於けるウ
オームギヤ3の先端軸受け部を改良したものであ
る。まず保持されるウオームギヤ3′の先端部に
は、ギヤ部3′bより細いウオームギヤ3′の谷径
程の直径の円柱部3′aが形成されている。この
円柱部3′aの突端にはボール3′cが嵌入されて
いる。次にこの円柱部3′aが挿入されるブツシ
ユ6は略馬蹄形をしており、その平面6aの中央
部にウオームギヤ3′の円柱部3′aの直径と略々
等しい口径の挿持穴7が穿設されている。このブ
ツシユ6の側面で頭部平坦側面6bを除く側面6
cは2段に形成されており、フランジ6dを形成
している。このブツシユ6に外挿されるマウント
ラバー8は、ブツシユ6より1周り大きい略馬蹄
形をした中空の枠形状をなしている。この枠の平
坦な頭部には突部8aが形成されており、これを
除く他の部分は肉厚が略一定に形成されている。
このマウントラバー8の厚さは、ブツシユ6のフ
ランジ6dの突出長さに略等しく、従つてマウン
トラバー8はブツシユ6に外挿されて一体的構成
とされる。次に、保持部となる収納ケース(不図
示)底面から延在する下部突起5′aは、その先
端部の片側に略馬蹄形の凹部5′cが刻設されて
いる。この凹部5′cはマウントラバー8だけを
収納可能な深さを有しており、この凹部5′cに
ブツシユ6と一体化されたマウントラバー8が挿
着された場合にブツシユ6と下部突起5′aが直
接当接しない構成となる。ここでブツシユ6、マ
ウントラバー8及び凹部5′cが共に軸非対称な
略馬蹄形状をなしているのは、ウオームギヤ3′
の回転運動に連動されてブツシユ6とマウントラ
バー8の複合体が回転するのを阻止する為であ
る。一方、収納ケース(不図示)の蓋裏面から延
在する上部突起5′bは、略先細形状に形成され
ており、先端面の長方形の長辺寸法はマウントラ
バー8の幅に略等しいか若干短く形成されてい
る。この先端がマウントラバー8の頭部突部8a
に当接し、ブツシユ6とマウントラバー8で構成
される回転軸受け部の押さえとして機能する。
以上の各部品が矢印で示される方向に順に組込
まれて構成された本考案による回転軸支持構造の
断面図が第5a及びb図に示されている。第5a
図は、本実施例で支承されるウオームギヤ3′の
長手軸方向に垂直な面で切断した断面図で、第5
b図は長手軸方向に一部切断した断面図である。
第5b図に示す如く、ウオームギヤ3′の先端円
柱部3′aがブツシユ6の挿持穴7に挿入されて
おり、ブツシユ6はそれに外挿されたマウントラ
バー8を介して、収納ケース(不図示)底面から
突出する下部突起5′aの先端に刻設された凹部
5′cに装着されている。マウントラバー8の頭
部突部8aには収納ケースの蓋裏面から突出する
上部突起5′bの先端が当接しており、前述の反
対方向から突出する下部突起5′aと協働して、
ブツシユ6の挿持穴7に挿入されているウオーム
ギヤ3′の先端円柱部3′aをブツシユ6と共にマ
ウントラバー8を介して挾持している。ここでウ
オームギヤ3′の長手軸方向に於いては、ウオー
ムギヤ3′の先端に嵌入されたボール3′cが下部
突起5′aの凹部5′cの側面に点接触で当接し摩
擦の発生を抑えている。一方ウオームギヤ3′の
直径方向に於いては、ブツシユ6の挿持穴7でウ
オームギヤ3′の先端円柱部3′aを円滑に且つ確
実に保持し、ブツシユ6と支持部の突起5′a,
5′bとの間にはその全周にマウントラバー8が
介在して直接当接しない構成となつている。従つ
て、各部品の組込み誤差によるウオームギヤ3′
の軸ズレや、収納ケースの嵌合誤差による突起
5′a,5′bの挾持方向のズレが生じても、弾性
体のマウントラバー8が柔軟に対応して前述のズ
レを吸収し、ウオームギヤ3′は常に円滑に支承
される。またこのマウントラバー8は挿持穴7の
内面等の摺接部で発生する雑音や振動の伝播を遮
断する機能も有する。また、ブツシユ6に設けら
れたフランジ6dはマウントラバー8がブツシユ
6の側面から脱落することを防止している。
以上詳述した如く、本考案によれば、軸受け部
に弾性体の中間部材を介在させることにより、組
立て誤差等による回転軸のズレ等も柔軟に吸収
し、軸と軸受け部の当接音等の雑音の発生も抑制
でき、回転軸を円滑に且つ確実に支承可能な簡便
な回転軸支持構造を得ることができる。また保持
部材を構成する上下部突起がそれぞれ蓋裏面およ
びケース底面から突設されるので蓋を閉じること
により保持できて組立作業が容易であり、部品点
数も少くなり、製作も容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による回転軸支持構造が適用さ
れるワイパー駆動機構の収納ケースの蓋を外した
内部の平面図、第2図は駆動モータとウオームギ
ヤの従来の保持方法を示す収納ケースの断面図、
第3図はウオームギヤを長手軸方向に挾持して支
承する方法を示す収納ケースの断面図、第4図は
本考案による回転軸支持構造の実施例の組立て手
順を示す分解斜視図、第5a図は本考案による回
転軸支持構造の実施例の断面図、第5b図は本考
案による回転軸支持構造の実施例の断面図であ
る。 符号の説明、3,3′:ウオームギヤ、3′c:
ボール、6:ブツシユ、7:挿持穴、8:マウン
トラバー、5a,5′a:下部突起、5b,5′
b:上部突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転軸が嵌合する挿入孔を有しその外形が軸非
    対称に形成された受け部材と、該受け部材の外形
    と実質的に同一の外形と上部の突部とを有する枠
    状体で該受け部材に外挿されてこれと一体化され
    るゴム等弾性物質製の緩衝部材と、該緩衝部材が
    嵌合する凹部を有しケース底面から突設された下
    部突起と前記緩衝部材の上部の突部と接衝しケー
    スの蓋裏面に突設された上部突起とからなる保持
    部材を有することを特徴とする回転軸支持構造。
JP1081082U 1982-01-30 1982-01-30 回転軸支持構造 Granted JPS58114916U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1081082U JPS58114916U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 回転軸支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1081082U JPS58114916U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 回転軸支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58114916U JPS58114916U (ja) 1983-08-05
JPS624725Y2 true JPS624725Y2 (ja) 1987-02-03

Family

ID=30023440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1081082U Granted JPS58114916U (ja) 1982-01-30 1982-01-30 回転軸支持構造

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JP (1) JPS58114916U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10318270A (ja) * 1997-05-19 1998-12-02 Mitsubishi Electric Corp 軸受固定構造及び軸受
JP6212778B2 (ja) * 2013-12-26 2017-10-18 三菱重工工作機械株式会社 工具アタッチメント、及び、工作機械システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5612421Y2 (ja) * 1976-02-13 1981-03-23

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JPS58114916U (ja) 1983-08-05

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