JP3645798B2 - 回転電機用ブラシ保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、回転電機、特に、電動パワーステアリング装置のアシストモータに適した低振動・低騒音の回転電機用ブラシ保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、整流子とブラシとを使用した従来の回転電機の構成を示す断面図、図10は、この回転電機のブラシ保持装置を有するブラケットを回転電機の内部側から見た平面図、図11は従来のブラシ保持装置の構成図、図12はブラシの振動発生に関する説明図である。図において、1は回転電機のヨーク、2はヨーク1の内径面に設けられた界磁装置のマグネット、3はマグネット2の内径面とは所定の空隙を介して設けられ、シャフト4を有する回転電機の電機子、5はシャフト4に設けられた整流子、6はヨーク1の開口端を塞ぐように設けられたブラケットで、シャフト4はヨーク1に設けられたベアリング7とブラケット6に設けられたベアリング7aとに回転自在に支承されている。
【0003】
8はブラケット6に取り付けられたブラシ保持器取付体であり、円弧状をなす外壁部8aがブラケット6の円筒部6aの内径に位置決めされ、基板部8bがブラケット6にネジ固定されている。9は後述するようにブラシ保持器取付体8に取り付けられたブラシ保持器で、円周方向に四カ所に配設されており、内部にブラシ10とスプリング11とを保持し、ブラシ10は整流子5の外周に摺接し、スプリング11はブラシ10と整流子5との間に所定の押圧力を付与している。なお、12はブラシ10と外部とを電気的に接続するピグテイルである。
【0004】
ブラシ保持器取付体8に対するブラシ保持器9の取付状態を示したのが図11であり、ブラシ保持器9は側面壁9aと上面壁9bとを有するコの字状に形成されており、コの字状の先端にはカシメ用突起9cと位置保持用突起9dとが設けられ、位置保持用突起9dにより高さ方向の寸法が設定されてカシメ用突起9cによりスプリング保持器13と共にブラシ保持器取付体8の基板部8bにカシメ固定されている。スプリング保持器13はコの字状のブラシ保持器9の底面壁を形成する壁面部13aと、ブラシ保持器9の反整流子側の開口部に位置して設けられ、スプリング11の一端を位置決めして保持する保持部13bとから構成されており、この保持部13bの位置によりスプリング11のセット時の長さ、従って、スプリング11の力量が決定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成された回転電機において、電機子3と整流子5とが回転するとブラシ10はスプリング11により整流子5の外径面に押圧されて摺動する。図12はこのときのブラシ10と整流子5との状態を示したもので、ブラシ10は整流子5のセグメント間のスリット5aを乗り越えるときに図の矢印方向に外力を受ける。この外力は整流子5の回転速度や整流子面の仕上げ精度などにより異なり、従って、使用中は常に変動する外力であり、この外力によりブラシ10は自励振動を起こすことがある。ブラシ10の振動は整流作用を悪化させ、回転電機の特性を低下させるのみでなく、ブラシ10の寿命を低下させ、また、騒音を発することになり、特に車両の電動パワーステアリング装置などに使用される回転電機においてはこの騒音が大きな問題になる。
【0006】
このようなブラシ10の振動を抑制し騒音を低下させる手段としては、例えば特開平10−304625号公報にその技術の一例が開示されている。この技術はブラシに防振板を取り付け、防振板とブラシ保持器取付体の基板部との間に振動吸収材を介在させてブラシの振動を振動吸収材に吸収させることにより振動を減衰させ、騒音を低下させようとするものであるが、ブラシに防振板を取り付けることによりブラシ自体が標準的な構造ではなくなり、ブラシが高価になるのみでなく、部品の交換時には専用の部品が必要となり、緊急時に容易に入手できず迅速な対応ができないことになり、また、防振板の取り付けは振動面積の増大につながり、騒音防止の効果には限界が生ずるものであった。
【0007】
この発明はこのような課題を解決するためになされたもので、ブラシの振動に対する減衰特性を良好なものとすることにより、振動と騒音とを的確に低下させることが可能なブラシ保持装置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる回転電機用ブラシ保持装置は、整流子と摺接するブラシを収納保持するブラシ保持器、このブラシ保持器を配設固定する基板部とブラシ保持器より外径側に位置して整流子の外径面と対向する外壁部とを有するブラシ保持器取付体、ブラシ保持器と共にブラシ保持器取付体に取付固定され、ブラシ保持器の反整流子側開口部に位置してブラシとの間に介在するスプリングの一端を保持する保持部が設けられたスプリング保持器を備え、スプリング保持器は、ブラシ保持器の壁面の一部を構成する壁面部と、ブラシ保持器の反整流子側開口部に位置してスプリングを保持する保持部とを有し、この壁面部と保持部とのなす角度を90°より所定の角度大きくすることにより、取付状態において、保持部先端がブラシ保持器取付体の外壁部内面に圧接されるように構成したものである。
【0009】
さらに、スプリング保持器は、壁面部と保持部とがなす角度を90°より所定の角度大きくすると共に、保持部の先端にL型に外壁部側に折り曲げて形成した当接用突起を有し、取付状態において、当接用突起が外壁部内面に圧接されることにより、壁面部と保持部とのなす角度が矯正されて略90°になるように構成したものである。
【0010】
さらにまた、スプリング保持器は、保持部両側面を外壁部側に折り曲げた嵌合用突起を有し、外壁部に設けられた嵌合用スリットに嵌合用突起を圧入することにより、保持部を外壁部に固定するように構成したものである。
また、スプリング保持器は、保持部先端をL型に外壁部側に折り曲げた嵌合用突起を有し、外壁部に設けられた嵌合用切り欠き溝に嵌合用突起を圧入することにより、保持部を外壁部に固定するように構成したものである。
【0011】
さらに、この発明に係わる回転電機用ブラシ保持装置は、回転電機の整流子と摺接するブラシを収納保持するブラシ保持器と、このブラシ保持器を配設固定する基板部とブラシ保持器より外径側に位置して整流子の外径面と対向する外壁部とからなるブラシ保持器取付体とを備え、ブラシとの間に介在するスプリングの一端を保持するスプリング保持面がブラシ保持器取付体の外壁部の内面に形成されると共に、このスプリング保持面が、ブラシ保持器取付体の外壁部の内面にインサート成形された高剛性の補強プレートによって形成されたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるブラシ保持装置の構成図、図2と図3とは効果を説明する説明図であり、上記の従来例と同一部分には同一符号が付与されている。図1において、8は円弧状をなす外壁部8aと基板部8bとからなるブラシ保持器取付体、9は両側面壁9aと上面壁9bとを有してコの字状に形成され、コの字状の先端部にはカシメ用突起9cと位置保持用突起9dとが設けられたブラシ保持器、13はスプリング保持器であり、ブラシ保持器取付体8にブラシ保持器9と共に取り付けられ、コの字状のブラシ保持器9の底面壁を形成する壁面部13aと、ブラシ保持器9の反整流子側の開口部に位置し、図示しないスプリングの一端を支持する保持部13bとから形成され、図1の(d)に示すように壁面部13aと保持部13bとの間には角度αが設定されており、この角度αは90°より所定の角度大きい値に設定されている。
【0014】
ブラシ保持器9はブラシ保持器取付体8にカシメ固定されるが、この状態は図1の(c)に示すように、位置保持用の突起9dにより高さ方向の寸法が決定され、カシメ用の突起9cによりスプリング保持器13と共にブラシ保持器取付体8の基板部8bにカシメ固定される。このとき、スプリング保持器13の保持部13bの先端は、ブラシ保持器取付体8の外壁部8aの内径部分に圧接して位置が規制され、壁面部13aと保持部13bとのなす角度が図1の(a)に示すようにα’になるようにブラシ保持器取付体8とスプリング保持器13との関係寸法が設定されている。従って、壁面部13aと保持部13bとの間のフリーの状態における角度αと、組み付け後の角度α’とは、α>α’の関係になり、組み付け後においては保持部13bがブラシ保持器取付体8の外壁部8aの内側に圧接されることにより、保持部13bの剛性が増すことになる。
【0015】
図2と図3とはブラシがスプリングにより支えられた状態における一自由度振動系のモデルを仮定して示したものであり、図2はスプリング保持器13の剛性が低い場合を、図3はスプリング保持器13の剛性が充分に高い場合を示しており、kとk’とは弾性体、Cはダンパを示すものである。この状態においてブラシである質量体mに振動Fosinωtが加わり、質量体mが図のy方向に振動するとき、スプリング保持器13の剛性が充分に高い図3の方が振動エネルギがダンパCに吸収されやすく、振動の減衰特性は良好になる。
【0016】
この発明の実施の形態1によるブラシ保持装置では上記のように、スプリング保持器13の壁面部13aと保持部13bとのなす角度がフリーの状態の角度αに対し、組み付け後は保持部13bがブラシ保持器取付体8の外壁部8aに圧接されて角度がα’に変化するようにしたので、図1(a)に示すようにスプリング保持器13の保持部13bは、ブラシ保持器取付体8の外壁部8aとの間に力Fが加わった状態で固定されることになる。スプリング保持器13は、ブラシ保持器取付体8と比較して板厚が薄く構成されるのが通常であり、このために剛性は低いが、上記のように構成することにより保持部13bの剛性が向上することになり、従来構成のモデルである図2と本発明のモデルである図3との比較から明らかなように、ブラシの振動を効果的に減衰させることができ、騒音の発生を効果的に防止できることになる。
【0017】
実施の形態2.
図4は、この発明の実施の形態2によるブラシ保持装置の構成図であり、この実施の形態によるブラシ保持装置は、スプリング保持器13の保持部13bの先端に、ブラシ保持器取付体8の外壁部8a側にL型に折り曲げられた当接用突起13cを設けると共に、壁面部13aと保持部13bとのなす角度がフリーの状態ではβとして90°より所定値大きな値とし、組み付け後は当接用突起13cがブラシ保持器取付体8の外壁部8aの内側に当接して位置が規制され、壁面部13aと保持部13bとの間のなす角度βが矯正されて略90°になるように構成したものである。
【0018】
このように構成することにより、実施の形態1の場合と同様に、スプリング保持器13の当接用突起13cとブラシ保持器取付体8の外壁部8aとの間に力Fが加わった状態で固定されることになり、スプリング保持器13の保持部13bの剛性が向上してブラシの振動の減衰特性を良好なものとして騒音の発生を防止すると共に、組み付け後においては壁面部13aと保持部13bとのなす角度が略90°になるので図示しないスプリングに対する偏荷重が防止でき、騒音防止効果とブラシの寿命の向上効果とを得ることができるものである。
【0019】
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3によるブラシ保持装置の構成図であり、この実施の形態のブラシ保持装置は、スプリング保持器13の保持部13bの先端部両側に、ブラシ保持器取付体8の外壁部8a側に折り曲げられた嵌合用突起13dを設けると共に、ブラシ保持器取付体8の外壁部8aには嵌合用スリット8bを設け、組み付け時に嵌合用突起13dが嵌合用スリット8bに圧入固定されるようにしたものである。このように構成することにより、実施の形態1および2と同様にスプリング保持器13の保持部13bがブラシ保持器取付体8の外壁部8aに固定されて剛性が向上し、ブラシの振動の減衰特性を良好なものとして騒音の発生を効果的に防止することができるなど、実施の形態2と同様の効果を得ることができるものである。
【0020】
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4によるブラシ保持装置の構成図であり、この実施の形態によるブラシ保持装置は、スプリング保持器13の保持部13bの先端に、ブラシ保持器取付体8の外壁部8a側にL型に折り曲げられた嵌合用突起13eを設けると共に、ブラシ保持器取付体8の外壁部8aには嵌合用切り欠き溝8cを設け、組み付け時に嵌合用突起13eが嵌合用切り欠き溝8cに圧入固定されるようにしたものである。このように構成することにより、実施の形態3の場合と同様にスプリング保持器13の保持部13bがブラシ保持器取付体8の外壁部8aに固定されて剛性が向上し、ブラシの振動の減衰特性を良好なものとして騒音の発生を効果的に防止することができるなど、実施の形態2と同様の効果を得ることができるものである。
【0021】
実施の形態5.
図7は、この発明の実施の形態5によるブラシ保持装置の構成図であり、この実施の形態のブラシ保持装置は、ブラシ保持器取付体8の外壁部8aの内側に図示しないスプリングの一端を保持するスプリング保持面8dを構成すると共にブラシ保持器9をブラシ保持器取付体8にカシメ取り付けするとき、ブラシ保持器9の底面の壁を構成する底壁板15を共にかしめるようにしたものである。このように構成することにより、図示しないスプリングは剛性の大きいブラシ保持器取付体8の外壁部8aにより保持されることとなり、ブラシの振動の減衰特性を良好なものとして騒音の発生を効果的に防止することができるなど、実施の形態2と同様の効果を得ることができるものである。
【0022】
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6によるブラシ保持装置の構成図であり、この実施の形態のブラシ保持装置は、実施の形態5の場合と同様に、ブラシ保持器取付体8の外壁部8aの内側に図示しないスプリングの一端を保持するスプリング保持面を構成すると共に、ブラシ保持器9をブラシ保持器取付体8にカシメ取り付けするとき、ブラシ保持器9の底面の壁を構成する底壁板15を共にかしめるようにし、さらに、ブラシ保持器取付体8の外壁部8aのスプリング保持面に、剛性の充分に高い補強プレート14をインサート成形などにより設けるようにしたものである。
【0023】
このように構成することにより、例えばブラシ保持器取付体8の外壁部8aが構造的に充分な肉厚が得られないときとか、材料的に充分な強度が得られない場合においても、図示しないスプリングが剛性の大きい補強プレート14により保持されることになり、ブラシの振動の減衰特性を良好なものとして騒音の発生を効果的に防止することができるなど、実施の形態2と同様の効果を得ることができるものである。
【0024】
【発明の効果】
以上に説明したようにこの発明の回転電機用ブラシ保持装置によれば、整流子とブラシとの間に押圧力を加えるスプリングの一端を保持するスプリング保持器の保持部を、ブラシ保持器を保持固定するブラシ保持器取付体の外径部に設けた外壁部に圧接あるいは固定するようにしたので、また、外壁部自体を高剛性にしてスプリング保持面として利用するようにしたので、ブラシの振動エネルギを有効に吸収させることが可能になり、振動の減衰が良好となって、騒音の抑制や振動に伴う悪影響を低減することが可能な回転電機用ブラシ保持装置を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1のブラシ保持装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1のブラシ保持装置の効果を説明する説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1のブラシ保持装置の効果を説明する説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2のブラシ保持装置の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態3のブラシ保持装置の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4のブラシ保持装置の構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5のブラシ保持装置の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態6のブラシ保持装置の構成図である。
【図9】 従来の回転電機の構成を示す断面図である。
【図10】 従来の回転電機のブラシ保持装置の平面図である。
【図11】 従来のブラシ保持装置の構成図である。
【図12】 ブラシの振動発生に関する説明図である。
【符号の説明】
5 整流子、8 ブラシ保持器取付体、8a 外壁部、8b 基板部、 8b 嵌合用スリット、8c 嵌合用切り欠き溝、 8d スプリング保持面、9 ブラシ保持器、9a 側面壁、 9b 上面壁、9c カシメ用突起9d 位置保持用突起、 10 ブラシ、11 スプリング、13 スプリング保持器、 13a 壁面部、13b 保持部、13c 当接用突起、 13d、13e 嵌合用突起、14 補強プレート、15 壁面板。
Claims (5)
- 整流子と摺接するブラシを収納保持するブラシ保持器、このブラシ保持器を配設固定する基板部と、前記ブラシ保持器より外径側に位置して前記整流子の外径面と対向する外壁部とを有するブラシ保持器取付体、前記ブラシ保持器と共に前記ブラシ保持器取付体に取付固定され、前記ブラシ保持器の反整流子側開口部に位置して前記ブラシとの間に介在するスプリングの一端を保持する保持部が設けられたスプリング保持器を備え、
このスプリング保持器は、前記ブラシ保持器の壁面の一部を構成する壁面部と、前記ブラシ保持器の反整流子側開口部に位置して前記スプリングを保持する保持部とを有し、この壁面部と保持部とのなす角度を90°より所定の角度大きくすることにより、取付状態において、前記保持部先端が前記ブラシ保持器取付体の外壁部内面に圧接されるように構成されたことを特徴とする回転電機用ブラシ保持装置。 - 前記スプリング保持器は、前記保持部の先端にL型に前記外壁部側に折り曲げて形成された当接用突起を有し、取付状態において、前記当接用突起が前記外壁部内面に圧接されることにより、前記壁面部と前記保持部とのなす角度が矯正されて略90°になるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の回転電機用ブラシ保持装置。
- 整流子と摺接するブラシを収納保持するブラシ保持器、このブラシ保持器を配設固定する基板部と、前記ブラシ保持器より外径側に位置して前記整流子の外径面と対向する外壁部とを有するブラシ保持器取付体、前記ブラシ保持器と共に前記ブラシ保持器取付体に取付固定され、前記ブラシ保持器の反整流子側開口部に位置して前記ブラシとの間に介在するスプリングの一端を保持する保持部が設けられたスプリング保持器を備え、
このスプリング保持器は、前記保持部両側を前記外壁部側に折り曲げて形成された嵌合用突起を有し、前記外壁部に設けられた嵌合用スリットに前記嵌合用突起を圧入することにより前記保持部を前記外壁部に固定するように構成されたことを特徴とする回転電機用ブラシ保持装置。 - 整流子と摺接するブラシを収納保持するブラシ保持器、このブラシ保持器を配設固定する基板部と、前記ブラシ保持器より外径側に位置して前記整流子の外径面と対向する外壁部とを有するブラシ保持器取付体、前記ブラシ保持器と共に前記ブラシ保持器取付体に取付固定され、前記ブラシ保持器の反整流子側開口部に位置して前記ブラシとの間に介在するスプリングの一端を保持する保持部が設けられたスプリング保持器を備え、
このスプリング保持器は、前記保持部先端をL型に前記外壁部側に折り曲げて形成した嵌合用突起を有し、前記外壁部に設けられた嵌合用切り欠き溝に前記嵌合用突起を圧入することにより前記保持部を前記外壁部に固定するように構成されたことを特徴とする回転電機用ブラシ保持装置。 - 回転電機の整流子と摺接するブラシを収納保持するブラシ保持器、このブラシ保持器を配設固定する基板部と、前記ブラシ保持器より外径側に位置して前記整流子の外径面と対向する外壁部とからなるブラシ保持器取付体を備え、
前記ブラシとの間に介在するスプリングの一端を保持するスプリング保持面が、前記ブラシ保持器取付体の外壁部の内面に形成されると共に、このスプリング保持面が、前記ブラシ保持器取付体にインサート成形された高剛性の補強プレートによって形成されたことを特徴とする回転電機用ブラシ保持装置。
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JP2000227520A JP3645798B2 (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 回転電機用ブラシ保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000227520A JP3645798B2 (ja) | 2000-07-27 | 2000-07-27 | 回転電機用ブラシ保持装置 |
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2000
- 2000-07-27 JP JP2000227520A patent/JP3645798B2/ja not_active Expired - Lifetime
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