JP2519357Y2 - 歯車の支持構造 - Google Patents

歯車の支持構造

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JP2519357Y2
JP2519357Y2 JP1986153198U JP15319886U JP2519357Y2 JP 2519357 Y2 JP2519357 Y2 JP 2519357Y2 JP 1986153198 U JP1986153198 U JP 1986153198U JP 15319886 U JP15319886 U JP 15319886U JP 2519357 Y2 JP2519357 Y2 JP 2519357Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、モータにより回転する歯車が、従動する他
の歯車へ動力伝達する際、軸方向への力を受けるような
歯車の支持構造に関する。
〔従来技術〕
従来第4図のようにモータ3の出力軸4に固定する歯
車11のうち、動力伝達時にスラスト方向の分力を発生す
るウォーム、ハス歯等の歯車の固定方法は従来技術とし
て一般的には出力軸4に歯車を圧入或いは接着等により
固着させ、出力軸が引き出される方向にスラスト分力が
発生して伝達する場合のスラスト規制はモータのスラス
トガタより小さい間隔で出力軸先端に対峙させた度当た
り面12にて行なっている。しかし、 1)一般的に直流モータのスラストガタのバラツキは大
きく、又、出力軸の出寸法精度も悪いので、度当たり面
12の位置が不適当で出力軸先端と度当たり面の間隔が狭
過ぎたり、広過ぎて出力軸先端がスラスト分力で軸方向
に引き出されると、ローター13とステータ14の位置が相
違してモータの規定の出力が得られなくなり、安定して
軸先端を規制する事は難しい。又、モータ内部で出力軸
4の出方向のスラストガタを規制した場合は、軸受15端
面にカラー等を押し当てるのでリング状の面接触とな
り、効率ダウン、摩耗大等の悪影響がある為一般には行
なわない。更に、 2)ウォーム等のように噛み合い部が長い歯車の場合、
モータ本体の固定点より噛み合い部までに距離がある
為、ウォーム等の歯車11とウォームホイル等の従動歯車
16の噛み合い深さが安定しない欠点がある。
3)同様に動力伝達時のラジアル方向の分力が大きい場
合、噛み合いが逃げて外れる欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は上記欠点に鑑み、モータの出力軸の出寸法や
スラストガタの精度による影響をなくする為、出力軸が
引き出される方向の駆動歯車のスラスト分力をモータの
出力軸に伝えない機構にしてモータ内部の規制を不要に
すると共に安定的にモータが回転され、駆動歯車から従
動歯車に良好に回転が伝達されるようにした歯車の支持
構造を提案することである。
〔考案の構成〕
本考案は、モータにより回転するウォームギヤ或いは
ハス歯歯車から成る軸状の駆動歯車と、該駆動歯車によ
り回転する従動歯車とから成り、上記駆動歯車が上記従
動歯車に動力を伝達する際に軸方向の力を受けるような
駆動歯車の支持構造において、上記モータの出力軸に係
合部材をこの出力軸が突出するように圧入固定し、上記
駆動歯車のモータ側の軸端面にその端面から内方に窪ん
だ係合凹部を形成し、前記係合部材と、前記係合凹部が
遊嵌することにより、上記モータの出力軸で上記駆動歯
車の一端を支持し、上記駆動歯車を上記モータの出力軸
と一体回転可能に連結すると共に、上記駆動歯車の他端
と対向して度当たり面が設けられ、上記駆動歯車が上記
従動歯車に動力を伝達する際に、上記駆動歯車が上記モ
ータに対し上記駆動歯車の軸方向に移動し、上記駆動歯
車の他端が度当たり面に当たるようにしたことにある。
〔実施例〕
以下、図示の一実施例で本考案を説明する。歯車の支
持構造は第1図から第3図で上ケース1と下ケース2の
内部の一側にモータ3が固定され、出力軸4の先端に小
判型の係合部材5が圧入固定されている。係合部材5は
駆動歯車6のモータ側端面の係合凹部6a内に前後に移動
自在に遊嵌されている。
上記駆動歯車6の他の先端6bは下ケース2の内壁面を
度当たり面7として度当たり可能に保持板8の軸孔8aで
保持されている。上記ウォームからなる駆動歯車6には
ウォームホイルからなる従動歯車9が噛み合わされ、従
動歯車9は歯車輪列の歯車10に噛み合わされている。
上記のように歯車の支持構造が構成されてモータ3が
回転されると、駆動歯車6で発生するスラスト分力が駆
動歯車6をモータ3側に押す方向の時は、その荷重は駆
動歯車6の穴底面6cを介してモータ出力軸4に伝わり、
モータ出力軸のモータ内部後側の端面が、モータ内部の
壁面で規制されながら回転されるのでロスは発生しな
い。
又、逆方向に回転する時は駆動歯車6のスラスト分力
は駆動歯車6の先端6bがケース壁面7で受けられ、駆動
歯車6の穴底面6cと、モータ出力軸4の先端には空き間
が出来てモータ出力軸4には特にスラスト荷重はかから
ないので、ローターとステータの位置関係で回転し、モ
ータ内部でロスが発生せず、ケース壁面7と駆動歯車6
の先端6bの端面とで受けるスラスト荷重に対しては球面
での点接触なので特にロスを発生する事はない。
尚一般的に直流モータの軸方向後端に向かうスラスト
方向の遊びは常にモータ内部側面の出力軸後端がモータ
内部壁面に接するように付勢されているので、本機構に
於いては回転方向に影響を受けず、常にモータ出力軸は
通常の状態で回転し、回転方向による両方向のスラスト
分力は夫々モータの出力軸後端或いは駆動歯車6の先端
6b端面の球面で点接触で受けるのでロスの発生がない。
又、モータ出力軸のスラストガタのバラツキや出力軸
4の出寸法のバラツキが大きくても、駆動歯車6の係合
凹部6a内でカバーされてその影響を受けずに前述の目的
を達成できる。
次に駆動歯車6とウォームホイルの従動歯車9の噛み
合い部で発生する逃げ方向の分力に対しても駆動歯車6
の軸方向両側が保持されているので、充分耐える事が出
来、噛み合い精度も確保できる。
上記のように歯車の支持構造が構成されると、従来の
モータの出力軸に歯車を固定して出力軸の出方向のスラ
ストを規制する場合、出力軸のスラストガタや出寸法、
度当たり面の精度が要求されたが、それらの精度は必要
なくなり、部品や組み立てコストが低減される。更に駆
動歯車6の長さに比較して出力軸4の長さが非常に短く
出来る。又駆動歯車6と従動歯車9の噛み合い精度が出
せる。更に噛み合い時の逃げ方向の荷重を駆動歯車の歯
部の軸方向の両側で保持できるので従来より大きなトル
ク伝達能力が出せる。
上記説明では駆動歯車6をウォームで、従動歯車9を
ウォームホイルで述べたが、ハス歯車等動力伝達時に軸
方向の力を受ける歯車をモータの出力軸に取り付ける時
に利用出来る。
又直流モータだけでなく他のモータに実施してもよ
い。
更に歯車だけでなくモータの出力軸に取り付けるもの
がモータの回転時軸方向に力を受けるものであればその
取付機構に実施してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上述のようにモータの出力軸が引き出される
方向の駆動歯車のスラスト分力をモータの出力軸に伝え
ない支持構造を軸状の駆動歯車の一端をモータの出力軸
で支持し、他端を軸受で保持して上記他端と対向させて
度当たり面を設けたことにより簡単な構成で成し得てお
り、また出力軸が引き出される方向の駆動歯車のスラス
ト分力を上記のように構成された度当たり面でうけるこ
とによりモータの回転を伝達する際の摩擦抵抗を少なく
でき回転伝達力のロスが小さい等実用上優れた効果を奏
する歯車の支持構造を提供することが出来る。
また、駆動歯車が軸方向に摺動し、度当たり面に当た
って止められるようになっているので、モータの出力軸
の出寸法やスラストガタの精度誤差を吸収でき、生産効
率や組立効率が向上する。さらに、係合部材と係合凹部
との遊嵌部分を、モータの出力軸が突出するように圧入
固定される係合部材と、駆動歯車のモータ側の軸端面に
形成された端面内方に窪んだ係合凹部とで形成している
ので、モータの出力軸や駆動歯車に複雑な細工を施した
り、余分な部品を付加したりする必要がなく、きわめて
簡単な構成となる。このため、製造が容易で、製造効率
が向上し、精度も容易に出しうるものとなる。しかもそ
の構造は大型化することがない。加えて、駆動歯車内に
モータの出力軸が入り込む構造であるため、軸方向の長
さを短くでき小型化できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例が示され、第1図は歯車の支持
構造要部断面側面図、第2図は歯車の支持構造の平面
図、第3図は歯車支持構造の要部斜視図、第4図は従来
の歯車支持構造の要部断面側面図である。 3……モータ、6……駆動歯車、9……従動歯車。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより回転するウォームギヤ或いは
    ハス歯歯車から成る軸状の駆動歯車と、該駆動歯車によ
    り回転する従動歯車とから成り、上記駆動歯車が上記従
    動歯車に動力を伝達する際に軸方向の力を受けるような
    駆動歯車の支持構造において、上記モータの出力軸に係
    合部材をこの出力軸が突出するように圧入固定し、上記
    駆動歯車のモータ側の軸端面にその端面から内方に窪ん
    だ係合凹部を形成し、前記係合部材と、前記係合凹部が
    遊嵌することにより、上記モータの出力軸で上記駆動歯
    車の一端を支持し、上記駆動歯車を上記モータの出力軸
    と一体回転可能に連結すると共に、上記駆動歯車の他端
    と対向して度当たり面が設けられ、上記駆動歯車が上記
    従動歯車に動力を伝達する際に、上記駆動歯車が上記モ
    ータに対し上記駆動歯車の軸方向に移動し、上記駆動歯
    車の他端が度当たり面に当たるようにしたことを特徴と
    する歯車の支持構造。
JP1986153198U 1986-10-07 1986-10-07 歯車の支持構造 Expired - Lifetime JP2519357Y2 (ja)

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JPS6359255U JPS6359255U (ja) 1988-04-20
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US20160091052A1 (en) * 2014-09-25 2016-03-31 Moatech Co., Ltd. Actuator and electronic equipment having the same

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