JPH0665U - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JPH0665U
JPH0665U JP3994592U JP3994592U JPH0665U JP H0665 U JPH0665 U JP H0665U JP 3994592 U JP3994592 U JP 3994592U JP 3994592 U JP3994592 U JP 3994592U JP H0665 U JPH0665 U JP H0665U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
drive gear
pinion gear
support member
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP3994592U
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English (en)
Inventor
賢夫 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP3994592U priority Critical patent/JPH0665U/ja
Publication of JPH0665U publication Critical patent/JPH0665U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リール構成部材に製造誤差を有していても、
駆動ギヤ、ピニオンギヤの噛み合い精度の向上を図り円
滑なハンドル操作を可能にするスピニングリールを構成
する。 【構成】 ハンドルで操作される駆動ギヤと咬合するピ
ニオンギヤ8を支持部材18に遊転支承し、この支持部
材18をリール本体2に対して位置変更自在に構成し、
又、支持部材18とリール本体2とを任意の相対姿勢で
固定する連結手段Aを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リール本体の左右方向に沿う軸芯姿勢の駆動ギヤ、及び、この駆動 ギヤと咬合し、かつ、リール本体の前後方向に沿う軸芯姿勢のピニオンギヤ夫々 を備えると共に、ハンドルからの駆動力を駆動ギヤ、ピニオンギヤ夫々を介して ロータに伝える巻取り伝動系を備えて成るスピニングリールの改良に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
上記したスピニングリールとして、実公昭56−32046号公報に示される ものを例に挙げると、この種のリールでは、駆動ギヤの軸部を筒状に成形し、こ の筒状の軸部に対して左右いずれの方向からでもハンドル軸を挿嵌できるよう構 成しており、又、このように駆動ギヤの軸部がリール本体を左右方向に貫通する ものでは、この軸部との干渉を避ける目的から駆動ギヤとピニオンギヤとを、夫 々の軸芯に食違い型に構成する、所謂、ハイポイドギヤ型に構成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、前述のように構成された駆動ギヤと、ピニオンギヤとについて考える に、この種のギヤは複雑な歯の形状を備えることから、夫々の軸芯の位置、ある いは、夫々の軸芯の姿勢の僅かな誤差が噛み合い精度に大きい影響を与えるもの となり、従来からのスピニングリールでは、この駆動ギヤ、ピニオンギヤ夫々の 噛み合い精度を向上させる目的でリールの組立て時に、駆動ギヤの軸系に座金等 を介装することも行われている。 しかし、従来からのスピニングリールでは、前述した従来例にも示されるよう に、リール本体の側部開口を閉塞する蓋部材を備え、この蓋部材に駆動ギヤの軸 部の少なくとも一端を支承することから、この駆動ギヤと、リール本体に支承さ れたピニオンギヤとの相対位置に狂いを生じやすいものとなっている。
【0004】 特に、この種のリールではリール本体、蓋部材、ピニオンギヤ、駆動ギヤ夫々 を別個に大量に製造した後に組み立てることから、夫々の製作精度が許容範囲内 であっても組み立て時には製造誤差の積み重ねにより駆動ギヤ、ピニオンギヤ夫 々の相対位置、あるいは、軸芯姿勢の誤差が拡大して噛み合い精度を低下させ、 ハンドル操作の抵抗の増大、異常な噛み合い音の発生、バックラシュの拡大等、 円滑なハンドル操作を損う面が現れやすく適切な改善が望まれている。 本考案の目的は、リール構成部材に製造誤差を有していても、駆動ギヤ、ピニ オンギヤ夫々の噛み合い精度の向上を図って円滑なハンドル操作を可能にするス ピニングリールを合理的に構成する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は冒頭に記したように、ハンドルからの駆動力を駆動ギヤ、ピニ オンギヤ夫々を介してロータに伝える巻取り伝動系を備えて成るスピニングリー ルにおいて、 前記ピニオンギヤを支承する支持部材をリール本体に対して位置変更自在に構 成し、この支持部材とリール本体とを任意の相対位置で固定する連結手段を備え て成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0006】
【作用】
上記特徴を例えば図1乃至図5に示すように構成すると、リールの組立て時に は駆動ギヤ7をリール本体2の側に備え、ピニオンギヤ8を支持部材18に支承 した状態でリール本体2に対する支持部材18の位置の変更によって、駆動ギヤ 7とピニオンギヤ8との噛み合いが良好となる位置を求め、このように求めた位 置で支持部材18とリール本体2とを連結手段Aで固定することで、リール本体 2に対する駆動ギヤ7の配設位置に誤差を有していても、又、支持部材18に対 するピニオンギヤ8の配設位置に誤差を有していても、これらの誤差を、支持部 材18の位置調節によって吸収して駆動ギヤ7とピニオンギヤ8とを最適な相対 位置に設定して、ハンドル操作抵抗の増大、異常な噛み合い音の発生、バックラ シュの拡大等の不都合を解消できるものとなる。 つまり、本考案では駆動ギヤ7の軸部7Aを蓋部材13に支承する構造であっ ても、この蓋部材13のリール本体2に対する連結精度、駆動ギヤ7の支持精度 、あるいは、ピニオンギヤ8のリール本体2に対する支持精度の向上を図らずと も駆動ギヤ7とピニオンギヤ8とを高い精度で咬合させ得るものとなる。
【0007】
【考案の効果】
従って、リール構成部材に製造誤差を有していても、駆動ギヤ、ピニオンギヤ 夫々の噛み合い精度の向上を図って円滑なハンドル操作を可能にするスピニング リールが合理的に構成されたのである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図5に示すように、ハンドル1を備えたリール本体2の前部にベール3を有し たロータ4、及び、釣り糸を巻取るスプール5夫々を配置すると共に、ハンドル 1と連結するハンドル軸6によって駆動される駆動ギヤ7からの動力をピニオン ギヤ8、筒軸9夫々を介してロータ4に伝える巻取り駆動系、及び、ピニオンギ ヤ8からの動力を入力ギヤ10、螺軸11A、摺動子11B夫々で成るオシレー ティング機構によって往復運動に変換してスプール軸12に伝える系を備えてス ピニングリールを構成する。 図4に示すように、リール本体2の側部には、該リール本体2の側部開口を閉 塞する蓋部材13を備え、該リール本体2、及び、この蓋部材13夫々に対して ゴム等の防振材14を介して支持したボールベアリング15に前記駆動ギヤ7の 軸部7Aを支承している。 又、駆動ギヤ7とピニオンギヤ8とは夫々の軸芯位置が食い違う、所謂、ハイ ポイドギヤ型に構成してあり、駆動ギヤ7の軸部7Aに内嵌するハンドル軸6の 挿入方向を左右入れ換えることにより、ハンドル1をリール本体2の左右に切換 え配置できるように構成されている。 尚、この切換えはハンドル軸端側のキャップ16、及び、ハンドル軸端に螺合 するビス17を取り外すことによって可能になり、又、図5に示す如く、脚部2 Aには緩衝材Rを取付け得るよう構成されている。
【0009】 図1乃至図3に示すように、前記ピニオンギヤ8と筒軸9とは一体的に形成さ れ、これらをボールベアリング15を介して支承する支持部材18にフランジ状 の連結部19を形成し、この連結部19にビス20の挿通を許容する長孔19A を形成し、リール本体2の前面部にビス20が螺合するする螺合孔21を形成し 、又、連結部19とリール本体前面との間にはドライバ等の工具による操作によ り、前記長孔19Aの長手方向に沿って支持部材18とリール本体2との相対位 置を微調節するカム体22を介装している。 カム体22は連結部19の孔部19Bに嵌まり込むカム部22Aと、リール本 体前面の凹部に係入する軸部22Bと、ドライバ等の工具が挿入される溝部22 Cとを備え、このリールで駆動ギヤ7とピニオンギヤ8との咬合精度の向上を図 る際には、リールの組立て時に駆動ギヤ7、ピニオンギヤ8を夫々備えた状態で カム体22を操作して駆動ギヤ7とピニオンギヤ8との噛み合いが良好な位置を 求め、このように求めた位置でのビス20の締め付けで支持部材18とリール本 体2とを固定することにより、夫々の噛み合いを最適の状態に設定して、円滑な ハンドル操作を行えるものとなっている。 因みに、この構成ではビス20と、螺合孔21とで連結手段Aが構成され、筒 軸9にラチェットホイール26、支持部材18にストッパー27を支持してロー タ4の逆転阻止系が構成されている。
【0010】 尚、このリールでは図5に示すように、このリールでは蓋部材13の取付け後 において、該蓋部材13の分離を阻止するカバー体23をリール本体2の後端位 置に備え、この蓋部材13の端縁をリール本体2、蓋部材13夫々の溝部に嵌め 込んで組付けの確実性を向上させてあり、又、リール本体2、蓋部材13夫々の 側面に備える銘板24を図4に示すように、銘板24の裏面に一体形成した割り 型の嵌合片24Aにピン25を打ち込んで抜け止めを図っている。
【0011】 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、支持部材をリール本体に対し、上下方向 、左右方向、前後方向のいずれにも移動可能に構成して実施することが可能であ り、又、連結手段を接着剤で構成することも可能である。
【0012】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】支持部材とリール本体とを分離した状態の断面
【図2】ロータを取り外した状態のリール本体の正面図
【図3】カム体の構造を表す断面図
【図4】リール本体中央部の縦断正面図
【図5】リール本体の縦断側面図
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 4 ロータ 7 駆動ギヤ 8 ピニオンギヤ 18 支持部材 A 連結手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(2)の左右方向に沿う軸芯
    姿勢の駆動ギヤ(7)、及び、この駆動ギヤ(7)と咬
    合し、かつ、リール本体(2)の前後方向に沿う軸芯姿
    勢のピニオンギヤ(8)夫々を備えると共に、ハンドル
    (1)からの駆動力を駆動ギヤ(7)、ピニオンギヤ
    (8)夫々を介してロータ(4)に伝える巻取り伝動系
    を備えて成るスピニングリールであって、 前記ピニオンギヤ(8)を支承する支持部材(18)を
    リール本体(2)に対して位置変更自在に構成し、この
    支持部材(18)とリール本体(2)とを任意の相対位
    置で固定する連結手段(A)を備えて成るスピニングリ
    ール。
JP3994592U 1992-06-11 1992-06-11 スピニングリール Pending JPH0665U (ja)

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JP3994592U JPH0665U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 スピニングリール

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JP3994592U JPH0665U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 スピニングリール

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JPH0665U true JPH0665U (ja) 1994-01-11

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