JPH0537135U - 電動歯ブラシの駆動軸支持機構 - Google Patents

電動歯ブラシの駆動軸支持機構

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JPH0537135U
JPH0537135U JP9675191U JP9675191U JPH0537135U JP H0537135 U JPH0537135 U JP H0537135U JP 9675191 U JP9675191 U JP 9675191U JP 9675191 U JP9675191 U JP 9675191U JP H0537135 U JPH0537135 U JP H0537135U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、組み立てが容易で、低コストで製
造することができる電動歯ブラシの駆動軸支持機構を提
供することを目的とする。 【構成】 ケーシング2先端から突出する駆動軸6を進
退機構を介して駆動モータ3により進退可能に設けると
ともに、駆動軸6に当接するベアリング7・・・を駆動
軸6の進退と共に進退すべく保持部材12に保持し、駆
動軸6の先端にブラシアタッチメントを設けるようにし
た電動歯ブラシにおいて、保持部材12に穿設した貫通
孔14a中途部に配置して駆動軸6を支持する支持体1
6を設け、該支持体16の両端部側の、貫通孔14a内
壁と駆動軸6外壁との間の空間内にベアリング7・・・
を移動可能に配置されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電動歯ブラシの駆動軸支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6〜図9は、従来の電動歯ブラシを示す図面である。 図6に示すように、ケーシング2に内蔵するモータ3の駆動軸にベベルギア4 aが設けられ、このベベルギア4aと歯合するベベルギア4bを配置され、この ベベルギア4bと同軸上に偏心カム5aが設けられている。この偏心カム5aに カム体5bが嵌合し、このカム体5bに駆動軸6が一体的に設けられて上方に延 出している。このため、偏心カム5aが回転することにより、カム体5bを介し て駆動軸6が上下動することとなる(図7参照)。また、駆動軸6は、ケーシン グ2内のベアリング7を有する保持部材8により支持されている。
【0003】 保持部材8の構造について図8および図9を参照して説明する。保持部材8を 構成する支持体8aの軸線上に沿って貫通孔6hが穿設されているとともに上下 面に凹部8bが形成され、この凹部8b内に受け筒8cが配置されている。この 受け筒8cの内側にベアリング7の保持リング8dが配置され、この保持リング 8dに等間隔にかつ軸線方向に移動可能な空間8eを形成するとともに、ベアリ ング7が配置されている。一方、駆動軸6の先端には先端にブラシを有するブラ シユニットが、着脱可能に設けられる。 上述するように、駆動軸6は進退動機構により進退するものである。 なお、上記受け筒8cは、硬質のベアリング7・・・を背面側から支持すると ともに、駆動軸6のロスを減らし、ブレを無くすために、高精度で硬質のものが 要求されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では、ベアリング7の保持する保持リング8dが上下に分 割して配置されているので、駆動軸6に軸芯ずれを生ずるおそれがある。 また、受け筒8cは、高精度で硬質であり、また小さい部品であり、製造に多 くの労力を必要とし、コスト高となってしまう。 そこで、本考案は、組み立てが容易で、低コストで製造することができる電動 歯ブラシの駆動軸支持機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は次の構成を備える。 すなわち、ケーシング先端から突出する駆動軸を進退機構を介して駆動モータ により進退可能に設けるとともに、駆動軸に当接するベアリングを駆動軸の進退 と共に進退すべく保持部材に保持し、駆動軸の先端にブラシアタッチメントを設 けるようにした電動歯ブラシにおいて、保持部材に穿設した貫通孔中途部に配置 して駆動軸を支持する支持体を設け、該支持体の両端部側の、貫通孔内壁と駆動 軸外壁との間の空間内にベアリングを移動可能に配置したことを特徴とする。 また、ベアリングの背面となる貫通孔内壁に硬質の補強部材を配置するように しても良い。
【0006】
【作用】
作用について説明する。 保持部材に穿設した貫通孔に支持体を配置し、この支持体の両端部にベアリン グを移動可能に設けることにより、保持部材の組み立てが容易となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の好適な実施例について添付図面に基づいて詳細に説明する。な お、前記従来例で示した電動歯ブラシの駆動機構は、本実施例でも同様の構成で あるため、同様の名称および符号を用いて説明する。 図1は、保持部材の構造を示す断面図である。 本実施例の電動歯ブラシは、ケーシング2に内蔵するモータ3の駆動力をベベ ルギア4aおよびベベルギア4bを介するとともに、偏心カム5aとカム体5b との作用により駆動軸6を上下動可能としている。また、駆動軸6は、ケーシン グ2内の保持部材12により支持されている。
【0008】 ここで、図1を参照して、本実施例の保持部材12の構造について詳細に説明 する。 保持部材12を構成する円柱ブロック状の支持体14の軸線に沿って、貫通孔 14aが穿設されている。また、貫通孔14aの内側には、上下部分にベアリン グ7・・・を保持する保持体16が受け筒20内に挿入された状態に配置されて いる。 保持体16は、保持部材12と同じ長さに形成されている。そして、保持体1 6の両端面には、位相が90度ずれた位置に、ベアリング7を配置すべく軸線方 向に空間18が形成され、この空間18内にベアリング7が配置されている。こ の空間18は内周面側と外周面側に開放している。そして、ベアリング7の一部 は保持体16の内周面より内側に若干突出している。また、外側には受け筒20 が配置され、ベアリング7に当接している。この受け筒20は、背面からベアリ ング7・・・を補強するものであり、ベアリング7・・・の補強部材としての役 割も果たしている。
【0009】 保持部材12を組み立てるには、保持体16の空間18にベアリング7・・・ を配置するとともに受け筒20内に挿入し、この状態で支持体14の貫通孔14 aに挿入する。 続いて、支持体14の上下両端面を押さえ板21で覆うようにして保持部材1 2を構成する。 そして、駆動軸6を保持部材12の貫通孔14aに貫通させるようにする。
【0010】 図2および図3を参照して、変形例について述べる。 この実施例では、上記実施例の保持体16に該当する保持体26は3つの部材 を組み合わせることにより、上下2段にベアリング7・・・を保持するように構 成されている。保持体26は、上記実施例と同様の受け筒20に挿入して組み立 てる。 上記保持体26を構成する上下の筒体26Aには、ベアリング7・・・上下に 移動可能な切込み26a・・・が等間隔に4つ形成されている。この切欠き26 a・・・は一端が開放するとともに、径方向にベアリング7が逃げないようにベ アリング7を保持するように弧状面に形成されている。 また、中間筒28は、上下端面から筒体26A、26Aの切欠き26a・・・ 内に一部が侵入する突起28a・・・が形成されている。 上述する2つの筒体26A、26Aの切欠き26a・・・内にそれぞれベアリ ング7を配置する。そして、中間筒28の突起28a・・・を各筒体26A、2 6Aの切欠き26a・・・内に嵌合して保持体26を形成する。そして、受け筒 20内に挿入して組み立てる。 続いて、保持体26の内側に駆動軸6を貫通させる。
【0011】 なお、図4に示すように、支持体14の貫通孔14aを、保持体16および保 持体26が嵌合できる径とし、ベアリング7・・・の移動する範囲(空間18の 軸線方向の長さ)の長さの板体22を配置するようにしても良い。 なお、図5では、保持部材12全体が取付部材30に嵌合されており、電動歯 ブラシの内部に組み付けることができる。 以上本考案の好適な実施例を挙げて種々説明したが、本考案は上記実施例に限 定されるものでなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るこ とはもちろんである。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係る電動歯ブラシの駆動軸の支持機構は上述するように構成されてい るので、従来のようにベアリングを両端に別個に配置しなくても良く、組付けが 容易である等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る保持部材の縦断面図である。
【図2】他の実施例の保持体の分解斜視図である。
【図3】他の実施例の保持体の分解斜視図である。
【図4】他の実施例の保持部材の平面図である。
【図5】他の実施例の保持部材の断面図である。
【図6】従来の電動歯ブラシの内部構造を示す断面図で
ある。
【図7】従来の電動歯ブラシの駆動伝達機構を示す説明
図である。
【図8】従来の電動歯ブラシの駆動軸の支持機構を示す
断面説明図である。
【図9】従来の電動歯ブラシの駆動軸の支持機構を示す
断面平面説明図である。
【符号の説明】
12 保持部材 14 支持体 16 保持リング 20 受け筒 26 保持体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング先端から突出する駆動軸を進
    退機構を介して駆動モータにより進退可能に設けるとと
    もに、駆動軸に当接するベアリングを駆動軸の進退と共
    に進退すべく保持部材に保持し、駆動軸の先端にブラシ
    アタッチメントを設けるようにした電動歯ブラシにおい
    て、 前記保持部材に穿設した貫通孔中途部に配置して駆動軸
    を支持する支持体を設け、該支持体の両端部側の、貫通
    孔内壁と駆動軸外壁との間の空間内にベアリングを移動
    可能に配置したことを特徴とする電動歯ブラシの駆動軸
    支持機構。
  2. 【請求項2】 ベアリングの背面となる貫通孔内壁に硬
    質の補強部材を配置したことを特徴とする請求項1記載
    の電動歯ブラシの駆動軸支持機構。
JP9675191U 1991-10-28 1991-10-28 電動歯ブラシの駆動軸支持機構 Expired - Lifetime JP2537856Y2 (ja)

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JP9675191U JP2537856Y2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 電動歯ブラシの駆動軸支持機構

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Publications (2)

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JPH0537135U true JPH0537135U (ja) 1993-05-21
JP2537856Y2 JP2537856Y2 (ja) 1997-06-04

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JP9675191U Expired - Lifetime JP2537856Y2 (ja) 1991-10-28 1991-10-28 電動歯ブラシの駆動軸支持機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064670A1 (ja) * 2008-12-05 2010-06-10 Hoya株式会社 眼科用手術器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064670A1 (ja) * 2008-12-05 2010-06-10 Hoya株式会社 眼科用手術器具
JP5568016B2 (ja) * 2008-12-05 2014-08-06 Hoya株式会社 眼科用手術器具

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JP2537856Y2 (ja) 1997-06-04

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