JP2537195Y2 - コンクリート型枠の連結構造 - Google Patents

コンクリート型枠の連結構造

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JP2537195Y2 JP11134190U JP11134190U JP2537195Y2 JP 2537195 Y2 JP2537195 Y2 JP 2537195Y2 JP 11134190 U JP11134190 U JP 11134190U JP 11134190 U JP11134190 U JP 11134190U JP 2537195 Y2 JP2537195 Y2 JP 2537195Y2
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建三 高須
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、各種コンクリート工事の型枠組立てにお
いて実施されるコンクリート型枠相互の連結構造に関す
る。
従来の技術 従来、隣接するコンクリート型枠相互の結合、連結の
手段としては、木製型枠の場合には釘打ちによる連結が
広く一般的に行なわれている。また、金属製型枠、プラ
スチック製型枠については、ボルト止めやクリップ止め
(実開昭58−136535号公報)又は特殊な連結金具による
連結(実開昭58−136535号、実開昭62−103936号公報な
ど)が行なわれている。
本考案が解決しようとする課題 木製型枠の釘打ちによる連結構造の場合は、型枠の一
辺当りに10本とか12本もの多数の釘を打って連結するの
で、大変に手数がかかるし、強固で安定な連結を行なう
ためには熟練を要する。また、コンクリート打設及び養
生後の型枠解体作業も、釘を一方ずつ完全に抜かねばな
らないから手間がかかる、コンクリート型枠を転用する
に際しては、釘を抜いた跡の傷などのため、通常は3
回、多くても4回の転用で耐用寿命が尽きるという問題
があった。
従来、金属製型枠やプラスチック製型枠の結合に採用
されているボルト止め、クリップ止め(実開平1−1197
35号公報)又は特殊な連結金具による連結(実開昭58−
136535号、実開昭62−103936号など)の場合は、各々型
枠相互の結合強度は大きいけれども、せき板の平面度を
きっちり確保するような連結構造にはなっておらず、よ
って打設されたコンクリートの表面には、型枠間の目的
跡とか段差を生じ易く、高品質、高精度なコンクリート
表面の成形に限界がある。また、従来一般の連結金具
は、型枠の付属品として型枠と一体的に設けられている
のが普通(実開昭58−136535号公報参照)で、製作に手
間がかかり、高価であり、型枠と運命を共にするという
不経済さがあり、解決するべき課題になっている。
課題を解決するための手段 上記従来技術の課題を解決するための手段として、こ
の考案に係るコンクリート型枠の連結構造は、図面の第
1図〜第3図に実施例を示したとおり、 隣接するコンクリート型枠を相互に結合する連結構造
において、 イ)コンクリート型枠1における外周縁の桟材2の相互
に一致する位置に、せき板3と接する部位にはせき板3
に沿って平行な通孔4が形成され、正反対側の面には切
欠き状の凹面部5が形成され、さらに同桟材2を前記通
孔4及び凹面部5と平行な向きに貫通するボルト孔6が
設けられていること、 ロ)前記通孔4及び凹面部5に納まる略平行な板状の拘
束部7a,7bをもつ略ユ形状の拘束金具7の一つの拘束部7
aが前記通孔4に通され、他の拘束部7bは凹面部5に納
められていること、 ハ)前記拘束金具7の立上り壁部7cに設けられたボルト
孔7d及び前記桟材2のボルト孔6にボルト8が共通に通
されナット9が締結されていること、 をそれぞれ特徴とする。
作用 コンクリート型枠1のせき板3に沿う通孔4に通され
た拘束金具7の拘束部7aは、隣接する型枠1、1のせき
板3、3の目地11を横断して両せき板3、3を直接平面
状に拘束し、せき板3、3間の段差の発生を阻止する
(第2図)。
また、拘束金具7のもう一つの拘束部7bは、隣接する
コンクリート型枠1、1の二つの桟材2、2をせき板3
と平行方向に拘束(保持)し、もって二つの桟材2、2
の完全な拘束と同時に二次的にせき板3、3間の段差の
発生を阻止する。
ボルト8及びナット9は、前記拘束金具7を介して、
隣接する二つの型枠1、1の桟材2、2を相互に締結す
るので、連結強度が大きいばかりでなく、せき板3の面
外方向の力に対するせん断耐力と剛性が大きい。
この連結構造は、隣接する二つのコクリート型枠1、
1の桟材2、2における通孔4及び凹面部5に拘束金具
7の二つの拘束部7a,7bを装着し、ボルト孔7dと6にボ
ルト8を通しナット9をねじ込むことで完全な連結を達
成できる。そして、前記と正反対の手順で簡単に連結を
解ける。
実施例 次に、図示したこの考案の実施例を説明する。
通常、たて×よこの寸法を600×1800mm位の長方形に
形成されるコンクリート型枠1は、せき板3の裏面を外
周縁の桟材2及びその内側に配置された数本の桟材12で
補剛されている(第3図)。このコンクリート型枠1
は、コンクリート基礎や擁壁の構築又はコンクリート造
建物の柱や梁、床などの構築に応じて第3図のように左
右又は上下方向に相互に連結して使用される。その連結
のため、第1図に詳示したように、コンクリート型枠1
における外周縁の桟材2の互いに一致する位置に、せき
板3と接する部位には同桟材2の面を切欠いた形でせき
板3に沿って平行な通孔4が形成され、前記の面と正反
対側の面には切欠き形状の凹面部5がそれぞれ形成され
ている。通孔4及び凹面部5は、それぞれ後述する拘束
金具7の板状の拘束部7a、7bが密接に通され又は納まる
ように、各々の拘束部7a、7bの板厚(約7mm)と幅寸
(約60mm)と略同形、同大に形成されている。桟材2に
はまた、前記通孔4及び凹面部5を設けた部分に、通孔
4及び凹面部5と平行な向きに貫通するボルト孔6が設
けられている。
隣接する二つのコンクリート型枠1、1の平行に並べ
られた二つの桟材2、2を拘束し連結するための拘束金
具7は、例えば鉄板の溶接加工又は鋳造製品又はアルミ
ニウム等の押出し成形品の切断物等として製造されてい
る。この拘束金具7は、第2図のように隣接する二つの
桟材2、2の凹面部5、5に共通に納まって同桟材2、
2を抱きかかえるように拘束し保持する板状の拘束部7b
と、その一側に略直角に屈曲された立ち上り壁7c、及び
二つの桟材2、2の通孔4、4へ共通に通された板状の
拘束部7bとで、第2図の方向に見た形状は略ユ形状に形
成されている。ちなみに、拘束部7bは、二つの桟材2、
2の合計厚さ(約50mm)と略等長とされ、立ち上がり壁
7cの高さは桟材2の凹面部5から通孔4までの高さ寸法
と同寸とされている。また、拘束部7aは、隣接する二つ
のせき板3、3をその目地11の両側にわたり平面的に拘
束するため、例えば目地11を中心にその片側に60mmず
つ、合計120mm位の長さに形成されている。立ち上り壁7
cには、桟材2のボルト孔6と一致する位置にボルトオ
孔7dが設けられている。
従って、隣接せしめられ連結するべき二つのコンクリ
ート型枠1、1は、各々の桟材2における対応する通孔
4及び凹面部5を一致させ、横方向から拘束金具7の拘
束部7aを通孔4へ通し、同時に拘束部7bは凹面部5へ納
める要領で拘束金具7の装着を行なう。しかる後に、拘
束金具7のボルト孔7dを通じてこれと一致する桟材2の
ボルト孔6へボルト8を共通に通し、反対側からは座金
10をはめ、ナット9にねじ込んで強固に締結することに
より連結の目的が達せられる。逆に、ナット9をゆるめ
て外し、ボルト8を抜き、拘束金具7を抜き取ることに
よって連結の解除が簡単にできる。
上述の実施例は、一応木製のコンクリート型枠1につ
いて示しているが、この限りではない。金属製又はプラ
スチック製のコンクリート型枠であっても、せき板の裏
面の外周縁に桟材を有し、その桟材に上述した通孔4と
凹面部5を設けることにより、全く同様に実施すること
ができる。
また、本考案の連結構造は、コンクリート型枠相互の
連結に限らず、コンクリート型枠とその周辺部の固定縁
材との連結などにも応用し実施することができる。
本考案が奏する効果 本考案に係るコンクリート型枠の連結構造は、拘束金
具7の拘束部7aにより隣接する二つのせき板3、3を強
制的に平面的に拘束し、さらにもう一つの拘束部7bで二
つの桟材2、2を強固に拘束し保持するので、せき板
3、3相互の平面度の高い連結を強固に達成出来、目地
跡あるいは段差のない高精度、高品質のコンクリート表
面の成形に寄与する。
また、コンクリート型枠1、1相互の連結は、拘束金
具7を装着し、ボルト8を通しナット9をねじ込むだけ
の少ない手数で能率良く達成でき作業性に優れているの
で、工期の短縮に寄与する。しかも誰でもたいして熟練
を要さず使用でき至便である。その上、コンクリート型
枠1の解体作業も迅速に行なえて使い勝手が良い。
本考案の連結構造は、コンクリート型枠1を一切傷づ
けないので、何回でも転用ができ、耐用寿命に優れるか
ら、経済性が高い。また、連結に使用される拘束金具
7、ボルト8、ナット9はそれぞれコンクリート型枠1
からは独立した部品なので、各々の耐用寿命を全うで
き、経済性が高い。さらに、コンクリート型枠1につい
ては、桟材2に通孔4と凹面部5を形成するだけでよ
く、加工度が少なく、製作が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る連結構造の主要部を解体した状態
の斜視図、第2図は連結状態の断面図、第3図はコンク
リート型枠相互の連結態様の一部を示した正面図であ
る。 1…コンクリート型枠、2…桟材 3…せき板、4…通孔 5…凹面部、6…ボルト孔 7…拘束金具、7a、7b…拘束部 7c…立ち上り壁、7d…ボルト孔 8…ボルト、9…ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接するコンクリート型枠を相互に結合す
    る連結構造において、 イ)コンクリート型枠における外周縁の桟材の相互に一
    致する位置に、せき板と接する部位にはせき板に沿って
    平行な通孔が形成され、正反対側の面には切欠き状の凹
    面部が形成され、さらに同桟材を前記通孔及び凹面部と
    平行な向きに貫通するボルト孔が設けられていること、 ロ)前記通孔及び凹面部に納まる略平行な拘束部をもつ
    略ユ形状の拘束金具の一つの拘束部が前記通孔に通さ
    れ、他の拘束部は凹面部に納められていること、 ハ)前記拘束金具の立ち上り壁部に設けられたボルト孔
    及び前記桟材のボルト孔にボルトが共通に通されナット
    が締結されていること、 をそれぞれ特徴とするコンクリート型枠の連結構造。
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