JP2534727B2 - 粗糸搬送システム - Google Patents

粗糸搬送システム

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JP2534727B2
JP2534727B2 JP62229187A JP22918787A JP2534727B2 JP 2534727 B2 JP2534727 B2 JP 2534727B2 JP 62229187 A JP62229187 A JP 62229187A JP 22918787 A JP22918787 A JP 22918787A JP 2534727 B2 JP2534727 B2 JP 2534727B2
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克己 中根
修 鈴木
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NITSUSHIN BOSEKI KK
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/34Devices for discharging articles or materials from conveyor 
    • B65G47/46Devices for discharging articles or materials from conveyor  and distributing, e.g. automatically, to desired points
    • B65G47/48Devices for discharging articles or materials from conveyor  and distributing, e.g. automatically, to desired points according to bodily destination marks on either articles or load-carriers
    • B65G47/49Devices for discharging articles or materials from conveyor  and distributing, e.g. automatically, to desired points according to bodily destination marks on either articles or load-carriers without bodily contact between article or load carrier and automatic control device, e.g. the destination marks being electrically or electronically detected
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H9/00Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine
    • D01H9/18Arrangements for replacing or removing bobbins, cores, receptacles, or completed packages at paying-out or take-up stations ; Combination of spinning-winding machine for supplying bobbins, cores, receptacles, or completed packages to, or transporting from, paying-out or take-up stations ; Arrangements to prevent unwinding of roving from roving bobbins

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Replacing, Conveying, And Pick-Finding For Filamentary Materials (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は粗紡工程及び精紡工程間に架設された主搬
送レール、主搬送レールから分岐された粗紡機内レー
ル、予備粗糸巻レール等の分岐レールに沿って走行可能
に装備された搬送体に粗糸ボビンを吊下し、該搬送体を
搬機で搬送して粗紡工程及び精紡工程間で粗糸搬送を行
う粗糸搬送システムに係り、詳しくは複数台の粗紡機及
び複数台の精紡機間で2種以上の糸の紡出を行う場合に
好適な粗糸搬送システムに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の搬送システムとして第23図に示すもの
が特公昭55−36731号公報に開示されている。このシス
テムでは3台の粗紡機A,B,Cに対してそれぞれ3台の精
紡機a,b,cを対応させて合計3グループを作るとともに
予備の粗紡機D及び精紡機dをそれぞれ1台配設し、各
粗紡機A,B,C,Dと精紡機a,b,c,dをレール91で連結し、各
粗紡機A,B,Cで玉揚げされた満篠巻をパレット92に吊下
した状態で粗紡機A,B,Cの位置に貯留しておき、必要に
応じて搬送車93によりレール91上を精紡機a,b,cと対応
する位置まで搬送し、同位置において精紡機で使用され
た空篠巻と満篠巻との交換を人手で行い、パレット92上
の全ての満篠巻が空篠巻と交換された時点で再び搬送車
93により粗紡機A,B,Cまで搬送するようになっている。
そして、搬送システムの制御は集中制御盤94により行わ
れるようになっている。この搬送システムでは粗紡機A,
B,Cで玉揚げされた満ボビンを吊下したパレット92を各
精紡機a,b,cのクリール部Riに搬入する場合、搬送車93
がパレット92を後押ししてレール91上を搬送し、レール
91と各クリール部Riとの分岐部に設けられたレール切換
装置(図示せず)が順次切換られて精紡機a,b,cに必要
台数ずつパレット92が搬入される構成となっている。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来システムでは同一グループの精紡機に対する
パレット92の搬入が連続的に行われるため、同一グルー
プの精紡機a,b,cをそれぞれランダムに配置した場合に
はパレット92の搬入作業の制御が極めて難しくなるとい
う不都合がある。又、粗紡機及び精紡機の台数が少ない
場合は特に問題はないが、精紡機及び粗紡機の台数が多
数台となった場合には、例えば粗紡工程から精紡工程へ
パレット92を搬送するように集中制御盤94から指令を受
けた搬送車93が精紡工程へ到達するまでに時間がかか
り、精紡工程の状況が搬送車93が指令を受けた時点と異
なっており搬入個所を変更することにより搬送システム
全体の効率を高めることができる場合でも搬送車93は粗
紡工程で受けた指令に従って走行するためそのような対
応ができないという問題もある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの発明においては、粗
紡機群を備えた粗紡工程と、精紡機群を備えた精紡工程
との間に架設された主搬送レール、前記主搬送レールか
ら分岐されるとともに各粗紡機に沿って配設された粗紡
機内レール、前記主搬送レールから分岐されるとともに
各精紡機に沿って配設された予備粗糸巻レール、前記主
搬送レールから分岐された残粗糸処理用レール等の分岐
レールに沿って走行可能に装備された搬送体に粗糸ボビ
ンを吊下し、各分岐レールに対する搬送体の搬入及び搬
出を行う搬機で前記搬送体を搬送して前記粗紡工程と前
記精紡工程との間で粗糸搬送を行う粗糸搬送システムに
おいて、前記各分岐レール、精紡機、粗紡機と対応する
主搬送レール近傍には、主搬送レール上を走行する搬機
に装備された読取り装置により読取り可能な状態で各分
岐レールをそれぞれ識別するためのレール番号あるいは
各精紡機及び各粗紡機をそれぞれ識別するための機台番
号を表示する表示手段を設け、少なくとも前記主搬送レ
ール上を前記粗紡工程に向かって走行する搬機が粗紡工
程と対応あるいは接近した状態となる粗紡工程の入口部
と、前記精紡工程に向かって走行する搬機が精紡工程と
対応あるいは接近した状態となる精紡工程の入口部と
に、搬機が搬送体と一緒か否か及び搬送体が吊下してい
る粗糸ボビンの種類に関する情報と、各粗紡機機台及び
精紡機機台の紡出糸品種に関する情報と、各粗紡機内レ
ール及び予備粗糸巻レールに対する搬送体の搬出、搬入
要求の有無に関する情報とを入手するとともに、それら
の情報に基づいて搬送システムの運転状態を制御する制
御装置の指令により搬機に対して作業を必要とする機台
番号あるいはレール番号と作業内容とを指令するための
ステーションを設けた。
(作用) この発明において粗紡工程及び精紡工程間に架設され
た主搬送レール上を搬機が単独であるいは満ボビン、空
ボビン等の粗糸ボビンが吊下された搬送体と共に走行
し、主搬送レールから分岐された粗紡機内レール、予備
粗糸巻レール、残粗糸処理用レール等の分岐レール内へ
の搬送体の搬入あるいは分岐レール内からの搬送体の搬
出作業を行う。粗紡工程及び精紡工程の入口部に配設さ
れたステーションは搬機の状態すなわち搬機が搬送体と
一緒かあるいは搬機単独か、搬送体に吊下された粗糸ボ
ビンの種類に関する情報と、各紡機機台及び粗紡機内レ
ールあるいは予備粗糸巻レールの状態すなわち各粗紡機
機台及び精紡機機台の紡出糸品種に関する情報と、各粗
紡機内レール及び予備粗糸巻レールに対する搬送体の搬
出、搬入要求の有無に関する情報とを入手するととも
に、それらの情報に基づいて搬送システムの運転状態を
制御する制御装置の指令により前記搬機に作業を必要と
するレール番号あるいは機台番号と作業内容とを指令す
る。搬機はレール番号あるいは機台番号を表示する表示
手段からレール番号あるいは機台番号を読取る読取り装
置を装備しており、前記ステーションから指令された機
台番号及びレール番号に該当する表示手段を備えた分岐
レールと対応する位置まで移動し、当該分岐レールに対
して搬送体の搬入あるいは搬出作業を行う。
(実施例1) 以下この発明を2品種の糸を生産する場合に具体化し
た第1の実施例を第1〜18図に従って説明する。第1図
に示すように複数台平行に配設された粗紡機1群からな
る粗紡工程と、複数台平行に配設された精紡機2群から
なる精紡工程とが天井から架設されたループ状をなす主
搬送レール3により連結されている。粗紡機1の前面上
方には分岐レールとしての粗紡機内レール4が、精紡機
2の左右両側には分岐レールとしての予備粗糸巻レール
5がそれぞれ主搬送レール3と連続して配設されてい
る。又、精紡工程と粗紡工程との間には残粗糸処理工程
を構成する分岐レールとしての残粗糸処理用レール6が
2本平行に配設されている。前記各レール3〜6はそれ
ぞれ断面状に形成され、粗紡機1で玉揚げされた満ボ
ビン、精紡機2で使用された後の残粗糸ボビンあるいは
残粗糸処理が行われた後の空ボビン等の粗糸ボビンを吊
下して粗紡工程及び精紡工程間で粗糸ボビンの搬送を行
う搬送体7が各レール上を走行自在に装備されている。
搬送体7は第3図に示すように両側面にコロ8が、上
面に係合ローラ9がそれぞれ回転自在に取付けられ、下
面に1個のボビンハンガ10が吊下された多数の支持体11
をリンク12で連結することにより構成され、搬送体7の
前端には連結部を構成するフック13が設けられている。
又、搬送体7を牽引して主搬送レール3上を走行する搬
機14は第2図に示すように、主搬送レール3上を転動す
るコロ15が両側面に2組設けられ、上面に係合ローラ16
がそれぞれ回転自在に取付けられた2個の支持体17を介
して主搬送レール3に懸垂状態で支承され、両支持体17
の中間において主搬送レール3の下面に当接する駆動輪
18の回転駆動により主搬送レール3上を走行するように
なっている。支持体17はリンク19により連結されてい
る。又、搬機14はその後部に係合ローラ21を装備したチ
ェーン状の連結体22が設けられ、連結体22の後端に配設
された連結部としての掛止ピン23に前記搬送体7のフッ
ク13が掛止されることにより搬送体7と連結されるよう
になっている。又、連結体22の後端には第2図及び第12
図(a),(b)に示すように、連結体22と搬送体7と
の連結の有無を確認するセンサとしての近接スイッチ22
aが取付けられている。そして、前記近接スイッチ22aの
ON,OFFにより連結体22と搬送体7との連結及び切離しの
確認を行うとともに搬機14が後記する各作業工程の入口
部に設けられたステーションと対応する位置で停止した
時、該ステーションに搬機14の状態(空で走行中か搬送
体7を牽引しているか否かすなわち搬送体と一緒か否
か)を知らせるようになっている。
前記残粗糸処理用レール6は搬送体7のほぼ2倍の長
さを有する搬入・作業レール6aと、該レール6aから分岐
された搬出・待機レール6bとからなり、図16(a)〜
(e)に示すように、各レール6a,6bにはそれぞれ主搬
送レール3に接続された搬送体搬入用口24と搬送体搬出
用口25とが別個に設けられている。搬入・作業レール6a
の中間部には公知の構成の残粗糸処理装置26が配設され
るとともに、該処理装置26と対応する搬入・作業レール
6a上には前記主搬送レール3との分岐部からの距離が搬
送体7及び連結体22の全長よりも短い位置に搬送体送り
装置27が配設されている。搬出・待機レール6bは残粗糸
処理装置26による残粗糸処理後の空ボビンを吊下した搬
送体7が前記搬入用口24からの搬送体7の搬入及び前記
残粗糸処理装置26による残粗糸処理に支障を来たさない
状態で待機可能とするため、前記残粗糸処理装置26が配
置された位置より奥側において搬入・作業レール6aから
分岐され、該分岐部より奥側の搬入・作業レール6a上及
び搬出・待機レール6b上には搬送体送り装置27が配設さ
れている。
第4,13図に示すように主搬送レール3上には粗紡機
1、精紡機2の各機台番号を表示する表示手段としての
機台番号用ドグ28と、残粗糸処理用レール6のレール番
号を表示するレール番号用ドグ29とが、当該機台に設け
られた粗紡機内レール4、予備粗糸巻レール5あるいは
残粗糸処理用レール6と主搬送レール3との分岐部より
搬機14の進行方向後側寄りの所定位置に配設されてい
る。又、前記各レール4,5,6の主搬送レール3との分岐
部より搬機14の進行方向前寄りの所定位置には搬機14の
停止位置を表示する停止用ドグ30,32a,32bがそれぞれ配
設されている。又、主搬送レール3上には各分岐部と分
岐部との最小間隔の2分の1以下の所定ピッチで走行距
離カウント用ドグ33が多数配設されている。一方、搬機
14には第5,6,13図に示すように前記機台番号用ドグ28及
びレール番号用ドグ29を検知して機台番号あるいはレー
ル番号を読取る読取り装置を構成するとともに停止用ド
グ30,32a,32bを検知して検知位置を定める役割を為す一
対の近接スイッチからなる番地センサ34,35と、走行距
離カウント用ドグ33を検知する一対のセンサ36a,36bと
がブラケットを介して搬機14の上部に取付けられてい
る。停止用ドグ30,32a,32b、機台番号用ドグ28及びレー
ル番号用ドグ29は第5図(a),(b)に示すように主
搬送レール3に対して水平に固定され、番地センサ34,3
5は上下方向に延びるように配設されている。そして、
機台番号用ドグ28は第4,13図に示すように、一方の番地
センサ34が検知可能な位置に所定ピッチで検知部28aが
設けられ、地方の番地センサ35が検知可能な位置で前記
検知部28aと対向する位置に機台番号に対応して検知部2
8bが設けられている。すなわち、一対の番地センサ34,3
5は搬機14の移動にともない機台番号用ドグ28と対向す
る状態で移動し、一方の番地センサ34が検知部28aを検
知したON状態において他方の番地センサ35と対向する位
置の検知部28bの有無に対応した番地センサ35のON,OFF
により2進法で機台番号を表わすようになっている。
又、レール番号用ドグ29も同様に形成されている。
一方停止用ドグ30,32a,32bは前記一対の番地センサ3
4,35のうちの他方の番地センサ35が検知可能な位置に配
置され、一方の番地センサ34がOFF状態において他方の
番地センサ35がON状態となったときに該番地センサ35が
停止用ドグ30,32a,32bを検知したことが確認されるよう
になっている。又、走行距離カウント用ドグ33は第5図
(c)に示すように側面L字状の板材から形成され、セ
ンサ36a,36bは下方に折曲形成された部分において走行
距離カウント用ドグ33を検知するように搬機14の上部に
水平状態に装備されている。
主搬送レール3と前記各レール4,5,6との分岐部及び
残粗糸処理用レール6の搬入・作業レール6aと搬出・待
機レール6bとの分岐部にはそれぞれ走行路切換装置37が
配設されている。第7図に示すように分岐部に設けられ
た二叉レール38はコロ8,15を支承するレール本体が所定
位置に固定されている。二叉レール38の上部支持板39に
は支軸40が垂直に固定され、前記搬送体7、搬機14及び
連結体22の係合ローラ9,16,21の連続する2個に対して
同時に係合して搬送体7等の走行を案内するレバー41が
その基端寄りにおいて前記支軸40に対して回動可能に支
持されている。レバー41は二叉レール38の内側において
分岐レール部38aへの搬送体7の進入を阻止する進入阻
止位置と、進入を許容する進入許容位置とに往復回動可
能に配設されるとともに、レバー41の基端に突設された
掛止ピン42と二叉レール38の上部支持板39に突設された
掛止ピン43との間に調節された引張りばね44により、第
7図に鎖線で示す進入許容位置側へ付勢保持されてい
る。レバー41は前記進入許容位置に配置された状態で分
岐レール部38a上を移動する搬送体7及び連結体22の係
合ローラ9,21を案内する内側部41aが円弧状に形成され
ている。又、進入阻止位置に配置された状態で搬機14、
連結体22及び搬送体7の係合ローラ16,21,9と係合して
その走行を案内する外側部41bは、レバー回動時の衝撃
を少なくするため、係合ローラ16がレバー41に接触して
から主搬送レール3の走行路を完全に押し開けるまでの
間、すなわちレバー41が進入阻止位置に配置されるまで
の間の開き角度の変化がサイン曲線となるように、又、
進入阻止位置に配置された状態で各係合ローラ16,21,9
と係合する部分は直線状でかつ同時に2個の係合ローラ
9,16等と係合可能な長さを有するように形成されてい
る。レバー41は搬送体7の傾きを防止するため、その下
面において主搬送レール3上を走行する搬送体7のコロ
8の上面をガイドするようになっている。又、同様に搬
送体7の傾きを防止するため主搬送レール3にはレバー
41と対向しかつ係合ローラ9,16,21と係合可能な位置に
傾き防止部材45が取付けられている。さらに、レバー41
には進入許容位置側に配置された状態で搬送体7を連結
してない搬機14が後退移動することにより連結体22が分
岐レール部38a内へ進入する際、掛止ピン23が設けられ
た端部を分岐レール部38a側へ円滑に案内するためのガ
イド部41c(第8図(b)に図示)が形成されている。
前記各レール4,5,6の搬送体搬入側の所定位置には搬
送体7を所定位置に保持するとともに搬送体7と連結体
22との連結を切離す作用をなす連結切離し装置46がそれ
ぞれ配設されている。各レール4,5,6の側方には第9図
(b)に示すように、レールに固定されたブラケット47
に対して回動軸48が上方方向に延びる状態で支持されて
いる。第9図(a),(b)に示すように回動軸48の上
部には搬送体7の係合ローラ9と係合可能な嵌合凹部49
aを有する位置決めレバー49が一体移動可能に嵌着固定
され、回動軸48のレール下面より下方位置には係合レバ
ー50及びレバー77が一体回動可能に固定されている。位
置決めレバー49は係合レバー50の回動に伴い位置決め用
係合部としての係合ローラ9と係合する係合位置と、該
ローラ9から離脱した退避位置とに往復回動されるよう
になっている。第9図(b),(d)に示すように、回
動軸48はレール4,5に固定されたブロック78を貫通する
状態に支承されるとともに、その中間部に軸心と直交す
る透孔79が形成され、該透孔79内にはスプリング80によ
りブロック78の内面へ押圧付勢された1対の鋼球81が収
容されている。一方ブロック78には前記位置決めレバー
49が第9図(c),第14図(d)等に示す係合位置に配
置された際の各鋼球81と対応する位置に該鋼球81お係合
する係合孔82aが、又位置決めレバー49が第14図
(a),(b),(c)等に示す退避位置よりさらに時
計方向へ回動配置された際に各鋼球81と対応する位置に
該鋼球81と係合可能な係合孔82bがそれぞれ回動軸48と
直交する状態に形成されている。そして、ブロック78の
内面の前記両係合孔82a,82bの開口間には断面三角形状
の凸部78aが形成され、第9図(d)に示す状態から鋼
球81が前記凸部78aの頂点を越える位置まで回動軸48が
回動されると回動軸48はスプリング80、鋼球81及び凸部
78aの作用により鋼球81が係合孔82bと係合する方向すな
わち同図の時計方向に回動付勢されるようになってい
る。
レール4,5の側方には第9図(c)に示すように、位
置決めレバー49が係合ローラ9との係合位置に回動配置
された際、該位置決めレバー49が同位置よりさらに反時
計方向に回動するのを阻止するストッパ83が係合レバー
50と係合可能な位置に固定されている。又、レール4,5
の側方には位置決めレバー49が係合位置から退避位置側
へ回動された際、位置決めレバー49が第14図(a),
(b)等に示す退避位置よりさらに時計方向へ回動する
のを阻止するためのストッパ85が前記レバー77と係合可
能な位置に固定されている。
粗紡機1及び精紡機2の各機台のアウトエンド側に
は、予備粗糸巻レール5あるいは粗紡機内レール4内に
搬入された搬送体7を篠替機あるいは管替機の作業に支
承をきたさない所定位置に前記位置決めレバー49と協同
して所定位置に保持する押圧付勢装置が各レール4,5毎
に配設されている。押圧付勢装置としては第17図(a)
に示すように各レール4,5の長手方向に沿って延びるス
プリング87の先端に係合ローラ9との係合部材86を備え
たものが使用されている。すなわち、各レール4,5内に
搬入された搬送体7は位置決めレバー49とスプリング87
の作用により所定位置に保持され、搬送体7がレール4,
5内から搬出された際には位置決めレバー49は退避位置
に回動配置されレバー77がストッパ85に当接することに
より同位置に保持されるようになっている。
位置決めレバー49を係合位置と退避位置とに保持する
手段としてブロック78、スプリング80、鋼球81等の代わ
りに、第17図(b)〜(d)に示すように位置決めレバ
ー49を常に退避位置側に回動付勢するとともに前記スプ
リング87より弾性力の弱い引張りばね84を設け、レール
4,5の側方に前記と同様なストッパ83,85を設けてもよ
い。又、押圧付勢装置として第17図(d)に示すように
レール4,5の長手方向に沿って設けられ、ピストンロッ
ド88の先端に係合ローラ9との係合部88aを備えたシリ
ンダ89を使用してもよい。このように構成した場合に
は、各レール4,5内に搬入された搬送体7は位置決めレ
バー49とスプリング87あるいはシリンダ89の作用により
所定位置に保持され、搬送体7がレール4,5内から搬出
された際には第17図(c)に示すように位置決めレバー
49は引張りばね84の弾性力により退避位置に回動配置さ
れ、レバー77がストッパ85に当接することにより同位置
に保持される。レール4,5内に搬送体7を分割搬入する
場合には前者の鋼球81、ブロック78等で位置決めを行う
装置が好ましい。
又、前記回動軸48の配設位置より主搬送レール3寄り
の各レール上方にはレールと直交する方向に延びるよう
に支軸51が設けられ、搬送体7と連結体22との連結状態
を解除する切離しレバー52がその基端において前記支軸
51に対して回動可能に支持されている。前記回動軸48の
上端には位置決めレバー49と切離しレバー52とを連動す
るためのレバー53が一体回動可能に嵌着されている。前
記レバー53の先端には切離しレバー52とほぼ平行に延び
ると共にガイドピン54に対して長孔55aを介して支承さ
れ、かつその一端に切離しレバー52と係合可能な係合突
部55bを有する作動レバー55の他端が連結されている。
切離しレバー52は位置決めレバー49が係合ローラ9との
係合位置に配置された時点では作動レバー55の係合突部
55bとの係合が解除され、その自重により下方に回動さ
れて搬送体7のフック13と係合してフック13を開放位置
に回動させるようになっている。なお、各レールには位
置決めレバー49及び切離しレバー52がレール内に進入可
能な透孔56,57が形成されている。
粗紡機内レール4及び残粗糸処理用レール6と対応す
る位置には前記連結切離し装置46がそれぞれ一台ずつ配
設されているが、予備粗糸巻レール5と対応する位置に
は特開昭61−119728号公報に開示された精紡機の篠替方
向を実施するのに都合がよいように、各予備粗糸巻レー
ル5毎に第10図に示すように2台の連結切離し装置46が
予備粗糸巻レール5の長手方向に沿って配設されてい
る。前記篠替方法は精紡機機台の長手方向に沿って一列
おきに中玉のボビンを本篠巻として吊下し、他の列には
満ボビンを本篠巻として吊下した状態で紡出を開始し、
中玉の本篠巻が空ないしそれに近づいた時期に自動篠替
機により機台の一端側から他端側へ順次一列おきに内外
2個の空の本篠巻を同時に取出し、予備篠巻列から隣接
する2個の予備篠巻(予備粗糸巻)を同時に取外し、空
の本篠巻が取出された位置に予備粗糸巻を吊下し、予備
粗糸巻が取外された位置に前記2個の空の本篠巻を吊下
するようにしている。従って、この篠替方法を実施する
場合には予備粗糸巻レール5内に予備粗糸巻を搬入する
場合その停止位置を篠替作業と都度1ピット分前後に変
更する必要がある。そのためこの実施例の装置において
は2台の連結切離し装置46が搬送体7を構成する支持体
11の1ピッチ分の間隔をおいて配設されている。
一方、連結体22の後部には前記連結切離し装置46の駆
動装置が装備されている。連結体22の後部に吊下された
ケース58には第11図(a),(b)に示すように、上下
動可能に支承されると共に連結バー59により一体移動可
能に連結された一対のロッド60が設けられ、該ロッド60
の上端に前記係合レバー50と係合して搬機14の動きを該
レバー50に伝達するローラ61が回転自在に支持されてい
る。ケース58内にはギヤドモータ62が配設され、該モー
タ62の出力軸には2枚のカム63,64が一体回転可能に嵌
着固定されている。一方のカム63はほぼ円形に形成され
ると共に1箇所に凹部63aが設けられている。そして、
カム63を挾んで対称位置にリミットスイッチ65,66が設
けられ、各リミットスイッチ65,66はカム63の凹部63aと
アクチュエータ65a,65bとが対応した時にオフ状態とな
る。一方、連結バー59の中央に設けられたカムフォロア
67と係合するカム64はその大径部の位置が前記カム63の
凹部63aの位置と90度の位相差を持つように形成されて
いる。従って、一方のリミットスイッチ65のアクチュエ
ータ65aが凹部63aと対応した状態すなわちオフ状態のと
きロッド60は上動位置すなわちローラ61が係合レバー50
と係合可能な位置に配置された、他方のリミットスイッ
チ66のアクチュエータ66aが凹部63aと対応する状態でロ
ッド60が下降位置すなわちローラ61が退避位置に配置さ
れるようになっている。
粗紡工程の入口部には搬機14の状態すなわち搬送体7
を牽引しているか否か、搬送体7を牽引している場合に
は搬送体7に吊下された空ボビンがA,Bいずれの品種用
かに関する情報を入手して、該情報を搬送システムの運
転状態を制御する制御装置71に送り、該制御装置71の指
令により搬機14に該搬機14の行先(粗紡機1の機台番
号)とそこでの作業内容(搬入、搬出作業の別)を指令
するためのステーション68が配設されている。精紡工程
の入口部には搬機14の状況すなわち搬機14が搬送体7を
牽引しているか否か、搬送体7を牽引している場合には
吊下された満ボビンの粗糸の品種に関する情報を入手し
て、該情報を搬送システムの運転状態を制御する制御装
置71に送り、該制御装置71の指令により搬機14に作業を
必要とする精紡機2の機台番号、予備粗糸巻レール5の
左右(L側、R側)の別及びそこでの作業内容(搬入、
搬出作業の別)を指令するステーション68が配設されて
いる。また、残粗糸処理工程の入口鵜には搬機の状況す
なわち搬送体7を牽引しているか否か、搬送体7に吊下
されている残粗糸ボビンの残粗糸の品種に関する情報を
入手して、該情報を搬送システムの運転状態を制御する
制御装置71に送り、該制御装置71の指令により搬機14に
作業を必要とする残粗糸処理用レール6のレール番号及
び作業内容(搬入、搬出作業の別)を指令するステーシ
ョン70が配設されている。
制御装置71には粗紡工程、精紡工程、残粗糸処理工程
の各機台状況、すなわち搬出、搬入要求機台の有無とそ
の糸品種の別に関する情報が各機台から送られるように
なっている。そして、制御装置71は前記各機台からの情
報と前記各ステーション68,69,70からの搬機14に関する
情報とに基づいて機台の作業優先順位を定め、各ステー
ション68,69,70にそれを指令する。この指令に基づきス
テーション68,69,70が各搬機に対して必要な指令を行う
ようになっている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
搬機14は第1図に示すように主搬送レール3上を所定方
向へ移動して粗紡工程から精紡工程へ、精紡工程から残
粗糸処理工程へ、残粗糸処理工程から粗紡工程へと搬送
体7を牽引してあるいは搬機14のみで走行する。主搬送
レール3上を走行する搬機14が粗紡工程の入口部に設け
られたステーション68と対応する位置まで来ると搬機14
は同位置で停止する。そして、ステーション68は搬機14
の状況を制御装置71に伝達し、制御装置71がその状況と
粗紡工程の状況とからステーション68に対して当該搬機
14の行先(粗紡機1の機台番号)と作業内容(搬機14が
搬送体7を牽引している場合には搬入作業)を指令す
る。搬機14はその指令を記憶装置に記憶して再び走行を
開始する。そして、番地センサ34,35により機台番号用
ドグ28を読取りながら走行を続け、記憶装置に記憶され
た機台番号と対応する機台番号用ドグ28を番地センサ3
4,35が読取った後、センサ36a,36bにより走行距離カウ
ント用ドグ33のカウントを開始する。そして、所定数の
走行距離カウント用ドグ33のカウントが終了した時点で
搬機14は停止する。このとき搬送体7の最後部が搬入を
必要とする粗紡機内レール4と主搬送レール3との分岐
部を通過した状態となる。搬機14は機台番号用ドグ28を
通過した後走行距離カウント用ドグ33のカウントを開始
するが、搬機14の前側に配設されたセンサ36aが該ドグ3
3を検知した後後側に配設されたセンサ36bが当該ドグ33
を検知した時点でのドグのカウントが行われる。従っ
て、第13図に示すように機台番号用ドグ28の直後に配設
された走行距離カウント用ドグ33は後側に配設されたセ
ンサ36bのみが検知するためカウントされない。又、走
行距離カウント用ドグ33の設置間隔が主搬送レール3と
分岐レールとの分岐部の最小間隔の2分の1以下の所定
間隔となっているため、分岐部と分岐部との間には2個
以上のドグ33が設置され、搬機14は搬入を必要する粗紡
機内レール4に隣接する粗紡機内レール4と主搬送レー
ル3との分岐部を通過する前に少なくとも1個の走行距
離カウント用ドグ33をカウントするので、搬機14が所定
カウント数カウントして停止した際、搬送体7の最後部
が搬送体7の搬入を必要とする粗紡機内レール4と次の
粗紡機内レール4との間に位置するようになる。
搬機14及び搬送体7が主搬送レール3と各分岐レール
との分岐部を通過する際には、当該分岐部に設けられた
走行路切換装置37のレバー41は、搬機14に設けられた係
合ローラ16と係合を開始し、搬機14の移動に伴いレバー
41が引張りばね44の弾性力に抗して第7図に鎖線で示す
位置から反時計方向に回動されて実線で示す位置に回動
配置される。そして、各係合ローラ9,16,21の間隔がレ
バー41と同時に2個係合可能な間隔のため、一度第7図
に実線で示す通過許容位置に配置されたレバー41は搬送
体7の最後部の係合ローラ9との係合が解除されるか、
あるいは搬機14が後退することにより最前部の係合ロー
ラ16との係合が解除されるまでは同位置に保持される。
従って、搬送体7の搬入を必要とする粗紡機内レール4
と主搬送レール3との分岐部を搬送体7の最後部が通過
して搬機14が停止した時点では、当該分岐部に配設され
た走行路切換装置37のレバー41は、引張りばね44の弾性
力により第7図の時計方向に回動されて鎖線で示すよう
に、分岐レール(粗紡機内レール4)への搬送体7の進
入を許容する位置に保持される。又、当該粗紡機内レー
ル4より搬機14の前進方向側に配設された粗紡機内レー
ル4、あるいは予備粗糸巻レール5と主搬送レール3と
の分岐部に設けられた走行路切換装置37のうち搬機14、
連結体22及び搬送体7の係合ローラ16,21,9と係合状態
にあるレバー41は各ローラとの係合が解除されるまで第
7図に実線で示す位置に保持される。
この状態で搬機14が走行距離カウント用ドグ33を再び
カウントしながら後退移動することにより第14図(a)
に示すように搬送体7及び連結体22が粗紡機内レール4
内に搬入される。すなわち、搬機14が搬送体7の搬入あ
るいは搬出を必要とする分岐レールと対応した位置から
一定距離前進後、後退移動することにより、搬機14が主
搬送レール3上に存在する状態で当該分岐レール内に搬
送体7との連結部である掛止ピン23が進入可能となる。
搬送体7の搬入開始時には連結切離し装置46の位置決め
レバー49は搬送体7の係合ローラ9と係合不能な退避位
置に配置された状態に、又、切離しレバー52は作動レバ
ー55の係合突部55bと係合して係合ローラ9の通過を妨
げない退避位置に配置されている。従って、搬送体7は
搬機14の後退に伴い粗紡機内レール4内に円滑に搬入さ
れる。このときローラ61は係合レバー50と係合不能な退
避位置に保持されており、第14図(b)に示すようにロ
ーラ61は係合レバー50の下方を通過する。走行距離カウ
ント用ドグ33の所定数のカウントが終了すると、搬機14
が惰性走行ないしは減速走行し、搬機14の番地センサ35
が停止用ドグ30を検知することにより搬機14は制動停止
する。このときローラ61は係合レバー50と一致する。そ
の状態でギヤドモータ62が駆動され、カム64、カムフォ
ロア67、連係バー59を介してロッド60とともにローラ61
が上動されて係合レバー50との係合可能な位置に配置さ
れた後、搬機14が前進移動する。搬機14の前進移動によ
りローラ61が係合レバー50と係合し、その状態からさら
に搬機14が前進移動することにより係合レバー50が第14
図(c)の状態から反時計方向に回動され、それに伴い
位置決めレバー49も一体的に反時計方向に回動される。
この時点では連結体22と搬送体7との連結は解除されて
いないため、搬送体7も連結体22と一体的に移動する。
従って、ローラ61と搬送体7の最後部に設けられた係合
ローラ9との距離は一定に保持されている。ローラ61と
係合レバー50との係合解除される時点まで連結体22が移
動した時点で、位置決めレバー49はその嵌合凹部49aが
搬送体7の最後部に設けられた係合ローラ9と係合する
状態となる。そして、このとき切離しレバー52は作動レ
バー55の係合突部55bとの係合が解除されて切離しレバ
ー52の自重により下方へ回動し、搬送体7の後部に設け
られたフック13と係合してフック13を連結体22の掛止ピ
ン23から離脱する位置に回動させる。次いでさらに搬機
14が前進することにより第14図(d),第12図(a)に
示すように、搬送体7が連結体22から切離されて粗紡機
内レール4内に残り、搬機14による搬送体7の搬入作業
が完了し、搬機14は連結体22とともに精紡工程へと移動
する。
一方、粗紡機内レール4から搬送体7を搬出する場合
には、搬機14が搬出作業を必要とする粗紡機1の機台番
号用ドグ28を検知した後停止するまでにカウントする走
行距離カウント用ドグ33の数が少ない。所定数の走行距
離カウント用ドグ33をカウントして停止した後、搬機14
が再びカウントしながら後退移動すると、第15図(a)
に示すように連結体22が粗紡機内レール4内に進入す
る。そして、連結体22の後端が搬送体7の前端と当接し
た状態からさらに搬機14が後退移動を続けると、搬送体
7が第15図(b)に示す位置から右方(粗紡機内レール
4の奥側)へ移動する。これにより位置決めレバー49が
時計方向へ回動されて第15図(c),第12図(b)に示
すように、嵌合凹部49の係合ローラ9との係合が解除さ
れる。その後番地センサ35が停止用ドグ30を検知するこ
とにより搬機14が停止する。一方、位置決めレバー49が
時計方向に回動することによりレバー53を介して作動レ
バー55が移動されるとともにその係合突部55bが切離し
レバー52と係合して切離しレバー52をフック13との係合
位置から上方へ回動させ、第12図(b)に示すように搬
送体7の各係合ローラ9の通過を許容する退避位置に移
動配置させる。これによりフック13が連結体22の掛止ピ
ン23と係合して連結体22と搬送体7とが連結される。次
いで搬機14が前進移動することにより搬送体7は粗紡機
内レール4内から搬出され、搬送体7の搬入を必要とす
る精紡工程へと搬送される。
精紡工程における搬送体7の搬入、搬出作業も基本的
には前記粗紡工程における搬入、搬出作業と同じであ
る。但し、この実施例の装置では特開昭61−119728号公
報に開示された篠替方法を実施するのに好適なように各
予備粗糸巻レール5の搬送体搬入側にそれぞれ2台の連
結切離し装置46が配設されており、予備粗糸巻レール5
内への搬送体7の搬入時における搬機14の停止位置を連
結体22と搬送体7との連結部が予備粗糸巻レール5の奥
寄りに配設された連結切離し装置46あるいは搬入側寄り
に配設された連結切離し装置46と対応するように変更す
る必要がある。従って、搬機14は精紡工程の入口部に配
設されたステーション69と対応する位置で停止してステ
ーション69から搬入、あるいは搬出作業を必要とする精
紡機2の機台番号、予備粗糸巻レール5の左右の別に加
えて停止位置の別(奥寄りか搬入側寄りかの別)の指令
を受け、その指令に基づいて所定の停止位置で停止す
る。
又、残粗糸処理工程への搬送体7の搬入、搬出は次の
ようにして行われる。予備組糸巻レール5から残粗糸ボ
ビンが吊下された搬送体7を搬出しは搬機14はステーシ
ョン70と対応する位置で停止し、残粗糸の品種に対応し
た残粗糸処理用レール6のレール番号を指令される。搬
機14は当該レール番号用ドグ29を番地センサ34,35が検
知した後所定カウント数分だけ前進して停止し、第16図
(a)に示す状態となる。次いで搬機14が後退移動する
ことにより第16図(b)に示すように搬送体7及び連結
体22が搬入・作業レール6a内に搬入される。そして、前
記と同様にして連結体22と搬送体7との連結が連結切離
し装置46の作用により切離された後、残粗糸処理装置26
が作動されて第16図(c)に示すように搬送体7が搬送
体送り装置27の作用により順次搬入・作業レール6aの奥
側へ移動されて残粗糸処理が行われる。一方、搬送体7
の搬入が完了した搬機14は以前に当該残粗糸処理用レー
ル6内に搬入されて残粗糸処理が終了し搬出・待機レー
ル6b内に待機する搬送体7を搬出するため、第16図
(c)に示すように搬送体搬出用口25を通過した位置ま
で移動し、その後前記と同様に後退して連結体22を搬出
用口25から搬出・待機レール6b内に進入させる。連結体
22の進入が完了した時点で連結体22は搬出・待機レール
6b内に待機する搬送体7の連結部と自動的に連結され
る。そして、搬機14は再び前進して空ボビンが吊下され
た搬送体7を牽引して粗紡工程へと移動する。
一方、残粗糸処理装置26の作用により残粗糸が処理さ
れた搬送体7は、搬入・作業レール6aの奥寄りに設けら
れた搬送体送り装置27により第16図(d)に示すように
その前端(第16図における左端)が搬出・待機レール6b
との分岐部を通過する位置まで移動された後、該搬送体
送り装置27及び搬出・待機レール6bに設けられた搬送体
送り装置27の作用により第16図(e)に示すように搬出
・待機レール6b内へと送り込まれて次の搬機14が来るま
で待機する。又、搬機14が精紡工程から残粗糸ボビンが
吊下された搬送体7を牽引して残粗糸処理用レール6に
到達した時点で、先に搬入された搬送体7の残粗糸処理
が完了せず第16図(a)〜(c)に示す状態である場合
には、搬機14は残粗糸処理用レール6の搬入用口24の手
前で残粗糸処理が完了するまで待機し、処理完了後直ち
に搬送体7の搬入作業を行う。そして、その後搬出・待
機レール6bから空ボビンが吊下された搬送体7を搬出す
る。
前記の説明では、搬機14が主搬送レール3上を走行し
て搬出、搬入の作業要求のある場合に搬送体7の搬入あ
るいは搬出作業を行う粗糸搬送システムを前提として説
明したが、粗糸搬送システムには本願出願人が別に提案
した粗紡工程、精紡工程、残粗糸処理工程等の各作業工
程において、搬機14に搬入あるいは搬出のいずれか一方
の作業のみを一つだけ必ず実施させる粗糸搬送システム
がある。そして、3台の搬機14を使用した場合の各工程
における作業状況は第18図(a)に示すダイヤグラムの
ようになる。すなわち、1号機が粗紡工程で搬出作業を
行った場合には、精紡工程では搬入作業を行い残粗糸処
理工程では搬出作業を行う。1号機の後を走行する2号
機は粗紡工程で搬入作業を行い、精紡工程では搬出作
業、そして残粗糸処理工程では搬入作業を行う。又、2
号機の後を走行する3号機は粗紡工程で搬出作業を、精
紡工程で搬入作業を、残粗糸処理工程で搬出作業を行
う。すなわち、各搬機14は搬出、搬入作業を各工程ごと
に交互に行いながら主搬送レール3に沿って走行する。
主搬送レール3上を走行する搬機14の数がこのように3
台あるいは奇数台の場合には各工程における搬出、搬入
作業が交互に行われるため問題はないが、搬送能力等の
関係で搬機14の台数を4台(あるいは偶数台)とした場
合には、第18図(b)に示すように4号機及び1号機の
各工程における作業の種類が同じとなる。粗紡工程及び
精紡工程には糸品種に対応して複数台の機台が配設され
ているため同一作業を行う場合でも問題はないが、残粗
糸処理工程には残粗糸処理装置26が糸品種に対して一台
のみ配設されているため、残粗糸処理用レール6が他の
分枝レール(粗紡機内レール4、予備粗糸巻レール5)
と同様な構成の場合には搬入あるいは搬出作業が連続す
る事態が生じるとシステムの運転が不能となる。ところ
が、この実施例の装置では残粗糸処理用レール6に搬送
体7の搬入及び残粗糸処理作業に支障とならない位置に
搬出・待機レール6bが分岐して設けられているため、搬
入作業あるいは搬出作業が連続する場合にも搬機8は当
該作業を必ず行うことが必要となる。すなわち、搬入作
業が連続する場合には、搬機14は前に搬入された搬送体
7が残粗糸処理装置26による処理作業完了後搬出・待機
レール6b内に送り込まれた後に搬入作業を行えばよく、
搬出作業が連続する場合では直前に搬入された搬送体7
が残粗糸処理装置11による残粗糸処理作用を受けた後搬
出・待機レール6b内に送り込まれるのを待って当該搬送
体7を搬出すればよい。
(実施例2) 次に1台の粗紡機機台から玉揚げされる満ボビンの数
と予備粗糸巻レール5へ搬入される予備粗糸巻の数とが
対応していない場合、例えば粗紡機機台の錘数が120錘
で精紡機機台の錘数が384錘すなわち予備粗糸巻レール
5に搬入される満ボビンの本数が96本と粗紡機機台で玉
揚げされる本数より少ない場合に好適な実施例について
第19〜22図に従って説明する。
第20図に示すように粗紡機内レール4に搬入される搬
送体7は24本の粗糸ボビンを吊下可能な5個の粗糸ボビ
ン搬送単位72で構成され、各搬送単位72の前端には搬送
単位72相互あるいは搬送単位72と前記連結体22とを連結
するため前記フック13と同様な構成のフック(図示せ
ず)が設けられ、後端には前記掛止ピン23と同様な構成
の掛止ピン(図示せず)が設けられている。
第19図に示すように粗紡機1群と精紡機2群との間に
は粗紡機内レール4から搬出された搬送体7を構成する
粗糸ボビン搬送体単位72の数を予備組糸巻レール5へ搬
入するのに適した数に編成するための予備粗糸巻編成ラ
イン73が糸品種に対応して2本延設されている。又、残
粗糸処理工程と粗紡工程との間には予備粗糸巻レール5
から搬出されて残粗糸が処理された空ボビンを吊下した
搬送体7を粗紡機内レール4へ搬入するのに適した粗糸
ボビン搬送単位72の数に編成するための空ボビン編成ラ
イン74が糸品種に対応して2本延設されている。予備粗
糸巻編成ライン73及び空ボビン編成ライン74の搬送体搬
入側にはそれぞれ駆動源を備えた連結切離し装置75が配
設されている。連結切離し装置75は係合レバー50を駆動
するための駆動部(図示せず)を備えている点が前記連
結切離し装置46と異なっている。粗紡工程、精紡工程及
び残粗糸処理工程の入口部の他に空ボビン用搬送体編成
工程の入口部にも搬機の状況に関する情報を入手し、搬
機14に作業内容、作業レール番号を指令するステーショ
ン76が配設されている。又、各ステーション68,69,70,7
6ごとに各工程の状況に関する情報及び搬機の情報に関
する情報を入手して各ステーションを介して搬機14に作
業内容等を指令する制御装置68a,69a,70a,76aがそれぞ
れ配設されている。
この実施例の粗糸搬送システムでは予備粗糸巻レール
5には粗糸ボビン搬送体単位72を4個連結した搬送体7
が、粗紡機内レール4には粗糸ボビン搬送体単位72を5
個連結した搬送体7がそれぞれ搬入される。粗紡機内レ
ール4から搬出された5個の粗糸ボビン搬送単位72から
なる搬送体7を予備粗糸巻レール5へ搬入するため4個
の粗糸ボビン搬送単位72からなる搬送体7に編成する場
合には、第21図(a)に示すようにステーション68の指
令により指定された粗紡機1機台から搬送体7を搬出し
た後、搬機14は予備粗糸巻編成ライン73の分岐部と対応
する位置を搬送体7の後部が通過した位置で停止する。
次いで搬機14は第21図(a)に示すように最後部に連結
された粗糸ボビン搬送単位72が予備粗糸巻編成ライン73
に搬入される位置まで後退する。この状態で連結切離し
装置75が作動されて最後部の粗糸ボビン搬送単位72が搬
送体7から切離される。次いで第21図(b)に示すよう
に搬機14は4個の粗組ボビン搬送単位72からなる搬送体
7を牽引して精紡工程へと移動する。以下同様に予備粗
糸巻編成ライン73内に4個の粗糸ボビン搬送単位72が搬
入されるまで、5個の粗糸ボビン搬送単位72からなる搬
送体7を粗紡機内レール4から搬出した搬機14は、前記
と同様に最後部の粗糸ボビン搬送単位72を予備粗糸巻編
成ライン73内に搬入するとともに連結切離し装置75の作
動により搬送体7から切離して4個の粗糸ボビン搬送単
位72からなる搬送体7を精紡工程へと搬送する。予備粗
糸巻編成ライン73内に4個の粗糸ボビン搬送単位72が搬
入されると、ステーション68は粗紡機内レール4内から
搬送体7の搬出を必要とする粗紡機1がある場合にも予
備粗糸巻編成ライン73内からの搬送体7の搬出を最優先
で指令する。そして、空の搬機14は第21図(c),
(d)に示すように予備粗糸巻編成ライン73内から4個
の粗糸ボビン搬送単位72からなる搬送体7を搬出して精
紡工程へと搬送する。
又、残粗糸処理用レール6から搬出された4個の粗糸
ボビン搬送単位72からなる搬送体7を5個の粗糸ボビン
搬送単位72からなる搬送体7に編成する場合は、まず、
空ボビンが吊下された4個の粗糸ボビン搬送単位72から
なる搬送体7を牽引した搬機14が第22図(a)に示すよ
うに空ボビン編成ライン74内に4個の粗糸ボビン搬送単
位72からなる搬送体7を搬入し、連結切離し装置75の作
動により搬送体7が連結体22から切離されて搬機14が空
の状態で粗紡工程へと移動する。次に空ボビンが吊下さ
れた4個の粗糸ボビン搬送単位72からなる搬送体7を牽
引して走行する搬機14は、第22図(c)に示すように最
後部の粗糸ボビン搬送単位72を空ボビン編成ライン74内
に搬入して空ボビン編成ライン74内に待機する搬送体7
と連結した後、空ボビン編成ライン74から1個の粗糸ボ
ビン搬送単位72を搬出するとともに連結切離し装置75の
作動により残りの3個の粗糸ボビン搬送単位72との連結
を解除する。そして、第22図(d)に示すように5個の
粗糸ボビン搬送単位72からなる搬送体7を牽引して粗紡
工程へと移動する。以下同様に4個の粗糸ボビン搬送単
位72を牽引した搬機14は空ボビン編成ライン74内に待機
する粗糸ボビン搬送単位72の1個を連結して合計5個の
粗糸ボビン搬送単位72からなる搬送体7を編成した後、
該搬送体7を粗紡工程へと搬送する。空ボビン編成ライ
ン74内に粗糸ボビン搬送単位72のストックがなくなる
と、次に移動してきた搬機14は4個の粗糸ボビン搬送単
位72からなる搬送体7を前記と同様に空ボビン編成ライ
ン74内へ搬入する。以下同様にして残粗糸処理用レール
6から搬出された搬送体7は、空ボビン編成ライン74に
おいて5個の粗糸ボビン搬送単位72からなる搬送体7に
編成された後、粗紡工程へと搬送される。
なお、この発明は前記両実施例に限定されるものでは
なく、例えば、機台番号、各レール番号を表示する表示
手段としてランプを使用するとともに搬機側に装備する
読取り装置として光電管を使用したり、走行距離カウン
ト用ドグ33を検知する2個のセンサ36a,36bに代えて1
個のセンサを使用したり、前記ドグ33の設置間隔を大き
くしてもよい。又、搬機14の構成として特開昭62−1109
28号公報に開示された装置のように粗紡機内レール4、
予備粗糸巻レール5等の分岐レールが主搬送レール3か
ら分離された状態で配設され、搬機14が主搬送レールと
分岐レールとのブリッジレールを備えるとともに搬送体
7の送り装置を備えた構成を採用してもよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば粗紡機及び精
紡機の各機台ごと及び搬送体の搬入、搬出を必要とする
分岐レールごとにそれぞれを識別する機台番号あるいは
レール番号を表示する表示手段を設けるとともに搬機に
はその表示手段を読取る読取り装置を設けたため、搬機
はステーションの指令により指定された特定の機台ある
いは分岐レールにおいて搬送体の搬入、搬出作業が可能
となるので、特定の粗紡機と特定の精紡機とを対応させ
てその間で粗糸搬送を行うことができ、同一システム内
で多品種の糸を生産するのに対応することが容易とな
る。又、粗紡工程及び精紡工程の入口部に各工程の状況
及び搬機の情報を入手し得るステーションを設けたため
搬機に対する搬入、搬出作業の指令を最新情報に基いた
最適な状態で行うことができ搬送システム全体の搬送効
率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1〜18図はこの発明を具体化した第1の実施例を示す
ものであって、第1図は精紡機、粗紡機、主搬送レール
及び各ステーションの位置関係を示す概略平面図、第2
図は搬機の側面図、第3図は搬送体の部分斜視図、第4
図はドグの配置を示す平面図、第5図(a)〜(c)は
ドグの配置を示す断面図、第6図は搬機に装備されたセ
ンサの配置を示す概略平面図、第7図は走行路切換装置
の平面図、第8図(a)は第7図のX−X線断面図、第
8図(b)は第7図のY−Y線断面図、第9図(a)は
連結切離し装置の斜視図、第9図(b)は同じく正面
図、第9図(c)は同じく平面図、第9図(d)は回動
軸の断面図、第10図は予備粗糸巻レールに配設された連
結切離し装置の平面図、第11図(a),(b)はローラ
の駆動装置を示す断面図、第12図(a),(b)は連結
切離し装置と連結部の関係を示す側面図、第13図は搬機
のドグカウント作用を示す概略図、第14図(a)〜
(d)は粗紡機内レールへの搬送体の搬入作用を示す概
略平面図、第15図(a)〜(d)は同じく搬出作用を示
す概略平面図、第16図(a)〜(e)は残粗糸処理用レ
ールに対する搬送体の搬入、搬出作用を示す概略平面
図、第17図(a)〜(d)は精紡機及び粗紡機のアウト
エンド側に配設された搬送体押圧付勢装置を示す概略平
面図、第18図(a),(b)は搬機が各工程で1作業の
みを行う搬送システムのダイヤグラム、第19〜22図は第
2の実施例を示すものであって第19図は精紡機、粗紡
機、主搬送レール、ステーション等の配置を示す概略平
面図、第20図は搬送体の構成を示す概略側面図、第21図
(a)〜(d)は予備粗糸巻編成作業を示す概略平面
図、第22図(a)〜(d)は空ボビン編成作業を示す概
略平面図、第23図は従来装置の概略平面図である。 粗紡機1、精紡機2、主搬送レール3、分岐レールとし
ての粗紡機内レール4、同じく予備粗糸巻レール5、同
じく残粗糸処理用レール6、同じく予備粗糸巻編成ライ
ン73、同じく空ボビン編成ライン74、搬送体7、搬機1
4、表示手段としての機台番号用ドグ28、同じくレール
番号用ドグ29、走行距離カウント用ドグ33、読取り装置
としての番地センサ34,35、ステーション68,69,70,76、
制御装置68a,69a,70a,71,76a。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 修 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 金原 雅彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−37708(JP,A) 特開 昭52−25138(JP,A) 特開 昭62−168205(JP,A) 特公 昭55−36731(JP,B2) 特公 昭61−49412(JP,B2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗紡機群を備えた粗紡工程と、精紡機群を
    備えた精紡工程との間に架設された主搬送レール、前記
    主搬送レールから分岐されるとともに各粗紡機に沿って
    配設された粗紡機内レール、前記主搬送レールから分岐
    されるとともに各精紡機に沿って配設された予備粗糸巻
    レール、前記主搬送レールから分岐された残粗糸処理用
    レール等の分岐レールに沿って走行可能に装備された搬
    送体に粗糸ボビンを吊下し、各分岐レールに対する搬送
    体の搬入及び搬出を行う搬機で前記搬送体を搬送して前
    記粗紡工程と前記精紡工程との間で粗糸搬送を行う粗糸
    搬送システムにおいて、 前記各分岐レール、精紡機、粗紡機と対応する主搬送レ
    ール近傍には、主搬送レール上を走行する搬機に装備さ
    れた読取り装置により読取り可能な状態で各分岐レール
    をそれぞれ識別するためのレール番号あるいは各精紡機
    及び各粗紡機をそれぞれ識別するための機台番号を表示
    する表示手段を設け、 少なくとも前記主搬送レール上を前記粗紡工程に向かっ
    て走行する搬機が粗紡工程と対応あるいは接近した状態
    となる粗紡工程の入口部と、前記精紡工程に向かって走
    行する搬機が精紡工程と対応あるいは接近した状態とな
    る精紡工程の入口部とに、搬機が搬送体と一緒か否か及
    び搬送体が吊下している粗糸ボビンの種類に関する情報
    と、各粗紡機機台及び精紡機機台の紡出糸品種に関する
    情報と、各粗紡機内レール及び予備粗糸巻レールに対す
    る搬送体の搬出、搬入要求の有無に関する情報とを入手
    するとともに、それらの情報に基づいて搬送システムの
    運転状態を制御する制御装置の指令により搬機に対して
    作業を必要とする機台番号あるいはレール番号と作業内
    容とを指令するためのステーションを設けた粗糸搬送シ
    ステム。
  2. 【請求項2】前記搬機には、搬機が搬送体の搬入あるい
    は搬出を必要とする分岐レールと対応した位置から一定
    距離前進後、後退移動することにより搬機は主搬送レー
    ル上に存在する状態で当該分岐レール内に進入可能な搬
    送体との連結部を備え、前記主搬送レール上には搬機の
    走行距離をカウントするためのドッグが一定間隔で設置
    されている特許請求の範囲第1項に記載の粗糸搬送シス
    テム。
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