JP2580626B2 - 粗糸搬送システム - Google Patents

粗糸搬送システム

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JP2580626B2 JP62255778A JP25577887A JP2580626B2 JP 2580626 B2 JP2580626 B2 JP 2580626B2 JP 62255778 A JP62255778 A JP 62255778A JP 25577887 A JP25577887 A JP 25577887A JP 2580626 B2 JP2580626 B2 JP 2580626B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は粗紡・精紡工程間に架設された主搬送路、
該主搬送路から分岐された粗紡機内レール、予備粗糸巻
レール、残粗糸処理用レール、予備粗糸巻編成ライン、
空ボビン編成ライン等の分岐レールに沿って走行可能に
装備された搬送体に粗糸ボビンを吊下し、該搬送体を複
数台の搬機で搬送して粗紡・精紡工程間で粗糸搬送を行
う粗糸搬送システムに係り、特に一台の粗紡機から玉揚
げされる満ボビン(予備粗糸巻)の本数と精紡機の予備
粗糸巻レールに搬入が必要な予備粗糸巻の数とが異なる
場合に好適な粗糸搬送システムに関するものである。
(従来の技術) 近年、紡績工場においては省力化が進み、各工程内の
自動化から一歩進展して各工程間の連結、搬送の自動化
も実施されており、粗紡・精紡工程間の連結及び粗糸ボ
ビンの搬送についても自動化の提案がなされている。例
えば、特開昭61−194228号公報には第13図に示すよう
に、精紡機41及び粗紡機42の機台群の外周に沿って主搬
送路43を設け、多数の粗糸ボビンを吊下して主搬送路4
3、主搬送路43から分岐された予備粗糸巻レール44、粗
紡機内レール45及び待機レール46上をそれぞれ走行する
搬送体47を牽引して主搬送路43に沿って移動する搬機48
に、主搬送路43と前記各レール44,45,46等の分岐レール
とを接続するブリッジレールと搬送体47の分岐レール内
への送り込みあるいは分岐レール内からの送り出し作用
をなす送り装置を設け、主搬送路43上を巡回走行する搬
機48により搬送体47を介して粗紡・精紡工程間で粗糸ボ
ビンを搬送する粗糸搬送システムが提案されている。
前記公報では搬機48の運行制御方法については特に言
及されていないが、一般に複数の自動機(この場合には
搬機48)が主搬送路43上を巡回走行して作業を行う場合
には、搬機48は自由走行とし、精紡機41、粗紡機42等か
ら作業要求信号(搬送体47の搬入要求信号あるいは搬送
体47の搬出要求信号)が発せられている場合、その要求
信号がある精紡機41あるいは粗紡機42と対応する位置で
停止して搬送体の搬入あるいは搬出作業を行うようにな
っている。ところが、このような自由走行で作業要求信
号があった場合のみ当該位置で停止して作業を行う搬送
システムでは、複数の搬機48の走行間隔が短くなった場
合、前方を走行する搬機48が精紡機41あるいは粗紡機42
からの作業要求信号に応じて搬出、搬入作業を順次行
い、後方から移動する搬機48は前方の搬機の作業中に後
方で待機し、前方の搬機が走行を開始すると一定間隔を
おいて走行を開始するだけで何ら作業を行わないという
事態が生じ、搬機の作業効率が低下すると共に搬送シス
テム全体の粗糸搬送能力も低下するという不都合があ
る。
又、搬機が自由走行を行う前記搬送システムでは粗紡
機からの搬送体の搬出間隔が長い場合には問題はない
が、粗紡機の台数が多くなり搬出間隔が短くなると不都
合が生じる。すなわち、この搬送システムの搬送能力は
精紡機41あるいは粗紡機42から搬送体47を搬出できる最
小間隔で表され、搬機48による最小搬送間隔は、搬機相
互の追突防止のために設けられる近接最小距離を走行す
るのに要する時間と、作業ゾーンでの作業時間との合計
となる。例えば5分おきに搬出を必要とする場合、搬機
48相互の近接最小距離を走行するのに必要な時間を1.5
分、作業時間を3分とすると、両者の合計時間は4.5分
となり、搬送システムが円滑に運転されるための余裕時
間は0.5分となる。ところが、搬機48が自由走行を行っ
ている場合には、作業要求信号の発信と搬機48の作業ゾ
ーン通過タイミングとがずれ、搬機48が当該作業ゾーン
で作業を行わずに次の作業ゾーンへ走行する場合が生じ
る。このような事態が生じると搬機による最小搬送間隔
は前記4.5分の他に少なくとも搬機相互の追突防止のた
めの走行時間1.5分が余計に必要となり、合計時間が6
分以上となって5分おきで搬出を必要とする搬送システ
ムの運転が不能となり搬送能力が低下するという問題が
ある。
この問題点を解決するため本願出願人は先に、搬機が
粗紡工程、精紡工程、残粗糸処理工程の各工程を通過す
る際に、該搬機が各工程に設けられた粗紡機内レール、
予備粗糸巻レール、残粗糸処理用レール等の分岐レール
への搬送体の搬入あるいは分岐レールからの搬送体の搬
出のいずれか一方の作業のみを必ず行うようにするとい
う粗糸搬送システムを提案した(特願昭62−213643
号)。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、前記粗糸搬送システムは一台の粗紡機機台
から玉揚げされる満ボビンの数と予備粗糸巻レールへ搬
入される予備粗糸巻の数とが等しい場合には問題はない
が、両者の値が異なる場合には前記粗糸搬送システムを
そのまま適応することができない。そして、既存の設備
を備えた工場、あるいは粗紡機又は精紡機の一方を新し
い設備に変更する場合には、設備あるいは設置面積等の
関係から粗紡機の錘数と精紡機の錘数(すなわち予備粗
糸巻の本数)との関係を前記のようにするのは困難なた
め、結果として前記粗糸搬送システムの採用ができなく
なる。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの発明においては、粗
紡機群を備えた粗紡工程と、精紡機群を備えた精紡工程
との間に架設されたループ状の主搬送路、前記主搬送路
から分岐されるとともに各粗紡機に沿って配設された粗
紡機内レール、前記主搬送路から分岐されるとともに各
精紡機に沿って配設された予備粗糸巻レール、前記主搬
送路から分岐された残粗糸処理用レール等の分岐レール
に沿って走行可能に装備された搬送体に粗糸ボビンを吊
下し、前記搬送体を複数台の搬機で搬送して前記粗紡工
程と前記精紡工程との間で粗糸搬送を行う粗糸搬送シス
テムにおいて、前記各搬機の作業ゾーンを粗紡機内レー
ルに対する前記搬送体の搬入あるいは搬出を行う粗紡ゾ
ーンと、予備粗糸巻レールに対する前記搬送体の搬入あ
るいは搬出を行う精紡ゾーンと、残粗糸処理用レールに
対する前記搬送体の搬入あるいは搬出を行う残粗糸処理
ゾーンの3個に分割し、前記各粗紡機内レールで必要と
する粗糸ボビンの数と、前記各予備粗糸巻レールで必要
とする予備粗糸巻の数とが異なる場合に、粗紡機内レー
ルから搬出された搬送体に吊下された粗糸ボビンの数を
予備粗糸巻レール内に搬入する予備粗糸巻の数に調整す
る予備粗糸巻編成ライン又は予備粗糸巻レール内から搬
出された搬送体に吊下された粗糸ボビンの数を粗紡機内
レールへ搬入する空ボビンの数に調整する空ボビン編成
ラインの少なくとも一方を、粗糸ボビンの数を多く必要
とする粗紡機内レール又は予備粗糸巻レールを備えた粗
紡ゾーン又は精紡ゾーンに前記主搬送路から分岐した分
岐レールとして設け、各搬機が各作業ゾーンを通過する
際に、分岐レールへの搬送体の搬入及び粗糸ボビンの数
の調整を伴う搬入のいずれか一方の作業、あるいは、分
岐レールからの搬送体の搬出及び粗糸ボビンの数の調整
を伴う搬出のいずれか一方の作業のみを必ず行い、かつ
各作業ゾーンで前記搬入、搬出の作業を交互に行うよう
にした。
(作用) この発明の粗糸搬送システムでは粗紡機で玉揚げされ
る満ボビンの数すなわち粗紡機内レールから搬出された
搬送体に吊下された粗糸ボビンの数と、予備粗糸巻レー
ル内に搬入する予備粗糸巻の数とが1対1で対応してい
ないため、粗紡機内レールあるいは予備粗糸巻レール内
から搬出された搬送体は予備粗糸巻編成ライン又は空ボ
ビン編成ラインに搬入され、該編成ラインにおいて所定
の粗糸ボビンを吊下した搬送体に編成された後予備粗糸
巻レールあるいは粗紡機内レールへと搬入される。そし
て、搬機は粗紡ゾーン、精紡ゾーン、残粗糸処理ゾーン
の順に移動し、各作業ゾーンを通過する際に分岐レール
への搬送体の搬入及び粗糸ボビンの数の調整を伴う搬入
のいずれか一方の作業、あるいは、分岐レールからの搬
送体の搬出及び粗糸ボビンの数の調整を伴う搬出作業の
いずれか一方の作業のみを必ず行う。従って各作業ゾー
ンにおいて作業要求信号が発せられたにもかかわらず搬
機が作業を行わずに当該作業ゾーンを通過するというこ
とがなくなり、搬送効率が高くなる。
(実施例1) 以下、粗紡機機台の錘数が120錘で精紡機機台の錘数
が384錘すなわち予備粗糸巻レールに搬入される予備粗
糸巻の本数が96本と粗紡機機台で玉揚げられる本数より
少ない場合に具体化した一実施例を第1〜7図に従って
説明する。第2図に示すように粗紡機(RF)1群と粗紡
機(RF)1群を備えた粗紡工程と精紡機(SF)2群を備
えた精紡工程の周囲には閉ループをなす主搬送路3が天
井から架設され、粗紡機1の前面上方には分岐レールと
しての粗紡機内レール4が、精紡機2の左右両側には分
岐レールとしての予備粗糸巻レール5がそれぞれ配設さ
れている。又、精紡工程と粗紡工程との間には分岐レー
ルとしての残粗糸処理用レール6が配設されている。残
粗糸処理用レール6は搬送体7のほぼ2倍の長さを有す
る搬入・作業レール6aと、該レール6aから分岐された搬
出・待機レール6bとから成り、各レール6a,6bにはそれ
ぞれ主搬送路3に接続された搬入用口と搬出用口とが別
個に設けられている。搬入・作業レール6aの中間部には
公知の構成の残粗糸処理装置(RS)8が配設されるとと
もに、該処理装置8と対応する搬入・作業レール6a上に
は前記主搬送路3との分岐部からの距離が搬送体7の全
長よりも短い位置に搬送体送り装置9が配設されてい
る。搬出・待機レール6bは残粗糸処理装置8による残粗
糸処理後の空ボビンを吊下した搬送体7が前記搬入用口
からの搬送体7の搬入及び残粗糸処理装置8による残粗
糸処理に支障を来たさない状態で待機可能とするため、
前記残粗糸処理装置8が配設された位置より奥側におい
て搬入・作業レール6aから分岐され、該分岐部より奥寄
りの搬入・作業レール6a上及び搬出・待機レール6b上に
も搬送体送り装置9が配設されている。
第3図に示すように搬送体7は24本の粗糸ボビンとし
ての満ボビン(予備粗糸巻)又は空ボビンを吊下可能な
複数個(5個)の粗糸ボビン搬送単位10で構成されてい
る。粗糸ボビン搬送単位10の前端には粗糸ボビン搬送単
位10相互あるいは粗糸ボビン搬送単位10と搬機11の後部
に連結された連結体12とを連結する連結機構を構成する
フック13が設けられ、粗糸ボビン搬送単位10の後端(粗
紡機1、精紡機2の機台奥側へ搬入される側)には前記
フック13が掛止される連結機構としてのピン14が設けら
れている。フック13はばね(図示せず)によりピン14と
の掛止状態が保持されるように回動付勢されている。
粗紡機1群と精紡機2群との間には粗紡機内レール4
から搬出された搬送体7を構成する粗糸ボビン搬送単位
10の数を予備粗糸巻レール5へ搬入するのに適した粗糸
ボビン搬送単位10の数に編成するための予備粗糸巻編成
ライン(満ボビン編成ライン)15が主搬送路3から分岐
した分岐レールとして延設されている。又、残粗糸処理
レール6と粗紡機1群との間には予備粗糸巻レール5か
ら搬出されて残粗糸が処理された空ボビンを吊下した搬
送体7を粗紡機内レール4へ搬入するのに適した粗糸ボ
ビン搬送単位10の数に編成するための空ボビン編成ライ
ン16が主搬送路3から分岐した分岐レールとして配設さ
れている。又、主搬送路3と各分岐レールとの分岐部に
は、搬送体7及び連結体12が搬機11の前進方向と反対側
へ移動する際に搬送体7及び連結体12を各レール4,5,6
及び各編成ライン15,16内に誘導する位置に常に付勢さ
れるとともに、搬機11、搬送体7及び連結体12が主搬送
路3上を前方(第2図の矢印方向)へ移動する際にはそ
の通過を許容するように構成された切換レバー(図示せ
ず)を備えた走行路切換装置21が配設されている。又、
前記各レール4,5,6及び各ライン15,16の分岐部からほぼ
連結体12の長さ離れた位置には連結解除装置17が配設さ
れている。
搬機11が作業を行う作業ゾーンは、空ボビン編成ライ
ン16、粗紡機内レール4を備えた粗紡機1群及び予備粗
糸巻編成ライン15から成る粗紡ゾーンと、予備粗糸巻レ
ール5を備えた精紡機2群から成る精紡ゾーンと、残粗
糸処理用レール6から成る残粗糸処理ゾーンとの3個の
作業ゾーンに分割されている。粗紡ゾーンの入口部には
搬機11の状況、すなわち搬機11が搬送体7を牽引してい
るか否かに関する情報を入手して該情報を搬送システム
の運転状態を制御する制御装置(図示せず)に送り、該
制御装置の指令により搬機11に該搬機11の行先(予備粗
糸巻編成ライン15、粗紡機1の機台番号あるいは空ボビ
ン編成ライン16の別)とそこでの作業内容(搬入、搬
出、空ボビン編成あるいは予備粗糸巻編成の別)を指令
するための通知手段としての第1ステーション18が配設
されている。精紡ゾーンの入口部には搬機11の状況に関
する情報を入手して該情報を前記制御装置に送り、該制
御装置の指令により搬機11に作業を必要とする精紡機2
の機台番号、予備粗糸巻レール5の左右(L側、R側)
の別及びそこでの作業内容(搬入、搬出作業の別)を指
令する通知手段としての第2ステーション19が配設され
ている。又、残粗糸処理ゾーンの入口部には搬機の状況
に関する情報を入手して該情報を前記制御装置に送り、
該制御装置の指令により搬機11に作業内容(搬入、搬出
作業の別)を指令する通知手段としての第3ステーショ
ン20が配設されている。制御装置には粗紡ゾーン、精紡
ゾーン、残粗糸処理ゾーンの各機台状況及び予備粗糸巻
編成ライン15、空ボビン編成ライン16の状況すなわち搬
送体7の搬出、搬入要求機台の有無及び各編成ラインに
おける搬送体の編成状況に関する情報が各機台及び各ラ
インから送られるようになっている。そして、制御装置
は前記各機台及び各編成ラインからの情報と前記各ステ
ーション18,19,20からの搬機11に関する情報とに基づい
て搬機11に必要な作業を定め、各ステーション18〜20に
それを指令する。この指令に基づいて各ステーション18
〜20が各搬機11に対して必要な指令を行うようになって
いる。
搬機11は機台番号、各レール及び各編成ラインの別を
2進法で表示するドグ(図示せず)を検知するセンサ
(図示せず)を備え、各ステーション18〜20からの指令
を記憶装置に記憶してセンサによりドグを読取りながら
走行を続け記憶装置に記憶された機台番号、レールある
いは編成ラインと対応する位置で停止して必要な作業を
行うようになっている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。
この装置では予備粗糸巻レール5には粗糸ボビン搬送単
位10を4個連結した搬送体7を、粗紡機内レール3には
粗糸ボビン搬送単位10を5個連結した搬送体7をそれぞ
れ搬入する必要がある。従って、粗紡機内レール4から
搬出された搬送体7は直接予備粗糸巻レール5へ搬入さ
れるのではなく一旦予備粗糸巻編成ライン15へ搬入され
た後、所定の搬送単位数すなわち4個に編成されてから
予備粗糸巻レール5へ搬入される。一方、予備粗糸巻レ
ール5から搬出され残粗糸処理ゾーンで残粗糸が処理さ
れた空ボビンを吊下した搬送体7は一旦空ボビン編成ラ
イン16へ搬入され、所定の粗糸ボビン搬送単位10の数に
編成された後粗紡機内レール4へと搬入される。
粗紡機内レール4から搬出された5個の粗糸ボビン搬
送単位10から成る搬送体7を4個の粗糸ボビン搬送単位
10から成る搬送体7に編成する場合には、第4図(a)
に示すように、搬送体7を牽引して移動する搬機11は予
備粗糸巻編成ライン15の分岐部と対応する位置を搬送体
7の後部が通過した位置で停止する。そして、最後部に
連結された粗糸ボビン搬送単位10が予備粗糸巻編成ライ
ン15に搬入される位置まで後退する。この状態で連結解
除装置17が作動されて最後部の粗糸ボビン搬送単位10が
搬送体7から切離される。次いで、第4図(b)に示す
ように搬機11は4個の粗糸ボビン搬送単位10から成る搬
送体7を牽引して精紡ゾーンへと移動する。以下同様に
予備粗糸巻編成ライン15内に4個の粗糸ボビン搬送単位
10が搬入されるまで5個の粗糸ボビン搬送単位10から成
る搬送体7を粗紡機内レール4から搬出した搬機11は、
前記と同様に最後部の粗糸ボビン搬送単位10を予備粗糸
巻編成ライン15内に搬入するとともに連結解除装置17の
作動により切離して4個にした後精紡ゾーンへと搬送す
る。予備粗糸巻編成ライン15内に4個の粗糸ボビン搬送
単位10が搬入された後、第4図(c),(d)に示すよ
うに空の搬機11が予備粗糸巻編成ライン15内から4個の
粗糸ボビン搬送単位10から成る搬送体7を搬出して精紡
ゾーンへと搬送する。
又、予備粗糸巻レール5から搬出され残粗糸処理ゾー
ンで残粗糸が処理された後の4個の粗糸ボビン搬送単位
10から成る搬送体7を、粗紡機内レール4へ搬入する5
個の粗糸ボビン搬送単位10から成る搬送体7に編成する
には、第5図(a)〜(d)に示すように、まず4個の
粗糸ボビン搬送単位10から成る搬送体7を空ボビン編成
ライン16内に搬入し、次いで4個の粗糸ボビン搬送単位
10から成る搬送体7を牽引する搬機11が空ボビン編成ラ
イン16と対応する位置で停止し、最後部の粗糸ボビン搬
送単位10を空ボビン編成ライン16内に待機する搬送体7
と連結した後、空ボビン編成ライン16から1個の粗糸ボ
ビン搬送単位10を搬出するとともに連結解除装置17の作
動により残りの3個の粗糸ボビン搬送単位10との連結を
解除する。そして第5図(d)に示すように、5個の粗
糸ボビン搬送単位10から成る搬送体7を牽引して移動
し、所定の粗紡機内レール4内へ該搬送体7を搬入す
る。以下同様に4個の粗糸ボビン搬送単位10を牽引した
搬機11が空ボビン編成ライン16と対応する位置で停止
し、空ボビン編成ライン16内に待機する粗糸ボビン搬送
単位10の1個を連結して合計5個の粗糸ボビン搬送単位
10から成る搬送体7を編成した後、該搬送体7を粗紡機
内レール4へ搬入する。空ボビン編成ライン16内に粗糸
ボビン搬送単位10のストックがなくなると、次に移動し
てきた搬機11は4個の粗糸ボビン搬送単位10から成る搬
送体7を前記と同様に空ボビン編成ライン16内へ搬入す
る。
各粗紡機1はその運転が継続されて満管停止した後、
満ボビンが粗紡機内レール4内に搬入された搬送体7に
吊下されると、搬送体7の搬出可能信号を、搬送体7が
搬出された後は搬送体7の搬入可能信号を制御装置へ出
力する。各精紡機2はそのクリールに吊下されて粗糸が
使用された後の残粗糸ボビンと、予備粗糸巻レール5内
へ搬入された搬送体7に吊下された予備粗糸巻(満ボビ
ン)との交換作業が完了すると、当該予備粗糸巻レール
5からの搬送体搬出可能信号が、搬送体7の搬出が完了
すると搬送体搬入可能信号がそれぞれ制御装置へ出力さ
れる。又、残粗糸処理ゾーンでは搬入・作業レール6a及
び搬出・待機レール6bの少なくとも一方に搬送体7が搬
入されていない状態で搬送体搬入可能信号が、搬出・待
機レール6b内に搬送体7が配置された時点で搬出可能信
号がそれぞれ制御装置に出力される。又、予備粗糸巻編
成ライン15からは該編成ライン15が空か否か及び空でな
い場合には搬入されている粗糸ボビン搬送単位10の数が
4個か否かの別が制御装置に出力される。空ボビン編成
ライン16からは該編成ライン16が空か否かの信号が制御
装置に出力される。制御装置はこれらの信号を入力する
とともに各ステーション18〜20の搬機11に関する信号を
入力して各ステーションに必要な指令信号を出力する。
1台の搬機11について各作業ゾーンでの作業は第1図
に示すフローチャートで表され、主搬送路3を2回周回
して全作業ゾーンで搬入及び搬出の全作業を行う。すな
わち、空ボビンを吊下した4個の粗糸ボビン搬送単位10
からなる搬送体7を牽引した搬機11が第1ステーション
18と対応する位置で停止すると、該ステーション18は空
ボビン編成ライン16が空であれば搬機11に対して空ボビ
ン編成ライン16に行き該編成ラインに搬送体7の搬入を
行うように指令する。一方、編成ライン16が空でなけれ
ば搬入を必要とする粗紡機機台の番号を指令する。粗紡
機への搬入の指令を受けた搬機11はまず空ボビン編成ラ
イン16と対応する位置で停止し、前記の搬送体編成作業
を行い5個の粗糸ボビン搬送単位10からなる搬送体7を
編成した後、指定された粗紡機(RF)1と対応する位置
まで移動し、当該粗紡機1の粗紡機内レール4への搬送
体7の搬入を行った後精紡ゾーンへと移動する。すなわ
ち搬機11は粗紡ゾーンを通過する際に、空ボビン編成ラ
イン16あるいは粗紡機内レール4のいずれか一方に搬送
体7を搬入するという作業を行った後精紡ゾーンへと移
動する。
精紡ゾーンの入口部に到達した搬機11は第2ステーシ
ョン19と対応する位置で停止し該ステーション19からの
指令を受ける。ステーション19は搬出待ちの状態にある
精紡機2の機台番号とR側、L側の別を搬機11に指令
し、指令を受けた搬機11は当該機台番号の予備粗糸巻レ
ール5から残粗糸ボビンが吊下された搬送体7の搬出を
行い、残粗糸処理ゾーンへと移動する。精紡ゾーンに搬
出待ちの精紡機機台がない場合には搬出待ちの状態とな
るまで搬機11はステーション19と対応する位置で待機す
る。残粗糸ボビンを吊下した搬送体7を牽引した搬機11
は残粗糸処理ゾーンの入口部に設けられた第3ステーシ
ョン20と対応する位置で停止し、残粗糸処理用レール6
への搬送体7の搬入可能状態となるとステーション20か
らの指令により搬入・作業レール6aと対応する位置へ移
動し、同レール6aへ搬送体7を搬入した後空の状態で再
び粗紡ゾーンへと移動する。
粗紡ゾーンの入口部に到達した搬機11は第1ステーシ
ョン18と対応する位置で停止し、予備粗糸巻編成ライン
15内に4個の粗糸ボビン搬送単位10が搬入されている場
合にはステーション18からの指令により予備粗糸巻編成
ライン(満ボビン編成ライン)15と対応する位置へ移動
し、予備粗糸巻編成ライン15から搬送体7を搬出して精
紡ゾーンへと移動する。予備粗糸巻編成ライン15内に4
個の粗糸ボビン搬送単位10がない場合にはステーション
18は搬出作業を必要とする粗紡機1の機台番号を搬機11
に指令する。搬機11は当該粗紡機1の粗紡機内レール4
から5個の粗糸ボビン搬送単位10からなる搬送体7を搬
出し、予備粗糸巻編成ライン15で前記のように4個の粗
糸ボビン搬送単位10からなる搬送体7に編成した後精紡
ゾーンへと移動する。粗紡ゾーンに搬出待ちの粗紡機1
がない場合には搬機11はステーション18と対応する位置
で待機する。
精紡ゾーンへ移動した搬機11は第2ステーション19に
指令された精紡機2の予備粗糸巻レール5へ搬送体7を
搬入した後、残粗糸処理ゾーンへ移動し搬出待ちの状態
にある搬送体7を搬出・待機レール6bから搬出して再び
粗紡ゾーンへと移動する。すなわち、搬機11は主搬送路
3を2回周回して全作業ゾーンで搬入及び搬出の作業を
行うことになる。粗紡ゾーンにおける搬入作業には単純
な搬入作業と、粗糸ボビンの数の調整すなわち搬送体の
編成作業を伴う搬入作業の2種類が有り、搬出作業には
単純な搬出作業と、粗糸ボビンの数の調整すなわち搬送
体の編成作業を伴う搬出作業の2種類が有る。しかし、
搬機11の作業ゾーンへの進入時の状態と退出時の状態で
見ると搬入作業あるいは搬出作業とみなすことができ
る。
5台の搬機を使用した場合の各ゾーンにおける各搬機
11の作業状況は第6図及び第7図(a)に示すようにな
る。すなわち、1号機が粗紡ゾーンの粗紡機(RFで示
す)から搬出を行った場合には、精紡ゾーンでは搬出作
業を行い残粗糸処理ゾーンでは搬入作業を行う。そし
て、再び粗紡ゾーンへ移動した時点では空ボビン編成ラ
イン(空で示す)16で搬入作業を行い、精紡ゾーンで搬
出作業を残粗糸処理ゾーンで搬入作業を行い1サイクル
の作業が終了する。1号機の後を走行する2号機は粗紡
ゾーンの粗紡機で搬入作業を行い、精紡ゾーンで搬出作
業を、残粗糸処理ゾーンで搬入作業を行い、再び粗紡ゾ
ーンへ到達した時点では粗紡機で搬出作業を行い、精紡
ゾーンで搬入作業を、残粗糸処理ゾーンで搬出作業を行
うことにより1サイクルが完了する。同様に3号機、4
号機及び5号機も粗紡ゾーン、精紡ゾーン、残粗糸処理
ゾーンで搬出、搬入作業を交互に行いながら主搬送路3
に沿って走行し、主搬送路を2回周回することにより1
サイクルの作業が完了する。
主搬送路3上を走行する搬機11の数が5台あるいは奇
数台の場合には各作業ゾーンにおける搬入、搬出作業が
交互に行われるため問題はないが、搬送能力等の関係で
搬機11の台数を4台(あるいは偶数台)とした場合には
第7図(b)に示すように4号機及び1号機の各作業ゾ
ーンにおける作業の種類が同じとなる。粗紡機1及び精
紡機2は各作業ゾーンに複数台の機台が配設されている
ため同一作業を行う場合でも問題はないが、残粗糸処理
ゾーンに残粗糸処理装置8が1台のみ配設されている場
合、残粗糸処理用レール6が従来装置と同様な待機部の
ない構成では搬入あるいは搬出作業が連続する事態が生
じるとシステムの運転が不能となる。ところが、この装
置では残粗糸処理用レール6に搬送体7の搬入及び残粗
糸処理作業に支障とならない位置に搬出・待機レール6b
が分岐して設けられているため、搬入作業あるいは搬出
作業が連続する場合にも搬機11は当該作業を必ず行うこ
とが可能となる。すなわち、搬入作業が連続する場合に
は、搬機11は前に搬入された搬送体7が残粗糸処理装置
8による処理作業の完了後搬出・待機レール6b内に送り
込まれた後に搬入作業を行えばよく、搬出作業が連続す
る場合では、直前に搬入された搬送体7が残粗糸処理装
置8による残粗糸処理作用を受けた後搬出・待機レール
6b内に送り込まれるのを待って、当該搬送体7を搬出す
ればよい。
(実施例2) 次に粗紡機機台の錘数が96錘で精紡機機台の錘数が48
0錘すなわち予備粗糸巻レール5に搬入される満ボビン
(予備粗糸巻)の本数が120本と粗紡機機台で玉揚げさ
れる本数より多い場合に具体化した第2の実施例を第8,
9図、第10図(a),(b)に従って説明する。前記実
施例では予備粗糸巻編成ライン15と粗紡機群及び空ボビ
ン編成ライン16を合わせて1つの作業ゾーンである粗紡
ゾーンとみなしていたが、この実施例では予備粗糸巻編
成ライン15と精紡機群と空ボビン編成ライン16とで1つ
の作業ゾーンである精紡ゾーンとしている点が前記実施
例と大きく異なっている。すなわち、この実施例におい
ては、粗紡機内レール4より予備粗糸巻レール5の方が
粗糸ボビンの数を多く必要とするため、予備粗糸巻レー
ル5を備えた作業ゾーンである精紡ゾーンに予備粗糸巻
編成ライン15及び空ボビン編成ライン16が設けられてい
る。そして、予備粗糸巻編成ライン15、空ボビン編成ラ
イン16及びステーション18,19の配設位置が前記実施例
と異なっているが、その他の構成は前記実施例と同一で
ある。
この実施例では粗紡機内レール4から搬出された粗糸
ボビン搬送単位10を4個連結した搬送体7は、搬機11に
より精紡ゾーンの予備粗糸巻編成ライン15に搬入されて
前記のようにして5個の粗糸ボビン搬送単位10からなる
搬送体7に編成された後、予備粗糸巻レール5へ搬入さ
れる。又、予備粗糸巻レール5から搬出された5個の粗
糸ボビン搬送単位10からなる搬送体7は空ボビン編成ラ
イン16に搬入され、該編成ライン16で4個の粗糸ボビン
搬送単位10からなる搬送体7に編成された後残粗糸処理
ゾーンへ搬入される。そして、この実施例においても各
搬機11は各作業ゾーンにおいて搬入及び粗糸ボビンの数
の調整を伴う搬入のいずれか一方の作業、あるいは、搬
送体の搬出及び粗糸ボビンの数の調整を伴う搬出のいず
れか一方の作業を交互に行いながら主搬送路3を2回周
回することにより1サイクルの作業が完了する。搬機11
の数が偶数台の場合には第10図(b)に示すように前記
実施例の場合と同様に、4号機と1号機の作業の種類が
各作業ゾーンにおいて同じとなるが、前記の理由により
支障なくシステムの運転が可能となる。
(実施例3) 次に第3の実施例を第11図(a),(b)に従って説
明する。この実施例では粗紡機機台の錘数が96錘、精紡
機機台の錘数が768錘すなわち予備粗糸巻レール5へ搬
入が必要な満ボビン(予備粗糸巻)の数が192本と粗紡
機1で玉揚げされた満ボビンの数の2倍となっている。
又、予備粗糸巻レール5へは96錘で構成した1個の粗糸
ボビン搬送単位10からなる搬送体7が2回に分けて搬入
され、予備粗糸巻レール5からは2個の粗糸ボビン搬送
単位10からなる搬送体7が一度に搬出される。そして、
予備粗糸巻レール5から搬出された2個の粗糸ボビン搬
送単位10からなる搬送体7は空ボビン編成ライン16へ搬
入され、そこで1個の粗糸ボビン搬送単位10からなる搬
送体7に編成された後、残粗糸処理ゾーンへと搬送され
る。すなわちこの実施例では精紡機群と空ボビン編成ラ
イン16とで1つの作業ゾーンである精紡ゾーンを構成す
ることになる。
なお、この発明は前記各実施例に限定されるものでは
なく、例えば、第12図に示すように粗紡機内レール4、
予備粗糸巻レール5、残粗糸処理用レール6、予備粗糸
巻編成ライン15及び空ボビン編成ライン16を主搬送路3
から分断された状態で配設し、搬機11として特開昭61−
194227号公報に示された装置のように主搬送路と各レー
ルあるいは各編成ラインとを接続するブリッジレールを
装備するとともに搬送体送り装置を装備した構成として
もよい。又、前記各実施例では糸の品種が1種類の場合
を前提として説明したが、複数の品種の粗糸を搬送する
場合に適用してもよい。この場合使用するボビンを各品
種毎に区別して使用する場合には、予備粗糸巻編成ライ
ン15と空ボビン編成ライン16を品種の数に対応して複数
個設けるとともに、精紡ゾーンから残粗糸ボビンを吊下
した搬送体7を搬出する際に粗紡ゾーンにおける搬入要
求優先順位第1位の品種に対応した品種の精紡機2に搬
出待ちのものがあるか否かを確認した後、搬機11が精紡
ゾーンへ進入するようにする必要がある。さらには、各
ステーション18〜20は搬機11に対して当該作業ゾーンに
搬送体7の搬入、搬出作業の要求の有無のみを搬機に知
らせる作用を行うようにするとともに各レール4,5,6及
び各編成ラインの入口部に当該レール等に対する搬入、
搬出の要求信号を出力する表示手段を設ける構成を採用
してもよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば粗紡機の錘数
と、精紡機の予備粗糸巻レールへ搬入を必要とする予備
粗糸巻の数とが1対1で対応していない場合でも、搬機
が粗紡ゾーン、精紡ゾーン、残粗糸処理ゾーンの各作業
ゾーンにおいて搬送体の搬入及び粗糸ボビンの数の調整
を伴う搬入のいずれか一方の作業、あるいは、搬送体の
搬出及び粗糸ボビンの数の調整を伴う搬出のいずれか一
方の作業を必ず行った後次の作業ゾーンへ移動するた
め、各作業ゾーンにおける作業要求信号の発信と搬機の
通過タイミングとが一致せずに搬機が当該作業ゾーンに
おいていずれの作業をも行わずに通過することによる搬
送効率の低下が確実に防止されるので自由走行方式に比
べて大きな搬送能力を持つとともに、各搬機は搬入及び
搬出の作業を各作業ゾーンで交互に行うことになり制御
が容易になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はこの発明を具体化した第1の実施例を示す
ものであって、第1図は1台の搬機の作業過程を示すフ
ローチャート、第2図は粗紡ゾーン、精紡ゾーン、残粗
糸処理ゾーン、主搬送路等の位置関係を示す概略平面
図、第3図は搬送体の構成を示す概略側面図、第4図
(a)〜(d)は5個の粗糸ボビン搬送単位からなる搬
送体を4個の粗糸ボビン搬送単位からなる搬送体に編成
する作用を示す概略平面図、第5図(a)〜(d)は4
個の粗糸ボビン搬送単位からなる搬送体を5個の粗糸ボ
ビン搬送単位からなる搬送体に編成する作用を示す概略
平面図、第6図は搬機を5台使用した場合の各作業ゾー
ンにおける作業内容を示す図、第7図(a)は搬機を5
台使用した場合のダイヤグラム、第7図(b)は搬機を
4台使用した場合のダイヤグラム、第8〜10図は第2の
実施例を示すものであって、第8図は粗紡ゾーン、精紡
ゾーン、残粗糸処理ゾーンと主搬送路等の位置関係を示
す概略平面図、第9図は搬機を5台使用した場合の各作
業ゾーンにおける作業内容を示す図、第10図(a)は搬
機を5台使用した場合のダイヤグラム、第10図(b)は
搬機を4台使用した場合のダイヤグラム、第11図
(a),(b)は第3の実施例を示すものであって、第
11図(a)は搬機を5台使用した場合のダイヤグラム、
第11図(b)は搬機を4台使用した場合のダイヤグラ
ム、第12図は変更例の主搬送路と分岐レール及び各編成
ラインの関係を示す概略平面図、第13図は従来装置の概
略平面図である。 粗紡機1、精紡機2、主搬送路3、分岐レールとしての
粗紡機内レール4、同じく予備粗糸巻レール5、同じく
残粗糸処理用レール6、同じく予備粗糸巻編成ライン1
5、同じく空ボビン編成ライン16、搬送体7、粗糸ボビ
ン搬送単位10、搬機11、通知手段としてのステーション
18,19,20。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 一布 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−104934(JP,A) 特開 昭61−215725(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗紡機群を備えた粗紡工程と、精紡機群を
    備えた精紡工程との間に架設されたループ状の主搬送
    路、前記主搬送路から分岐されるとともに各粗紡機に沿
    って配設された粗紡機内レール、前記主搬送路から分岐
    されるとともに各精紡機に沿って配設された予備粗糸巻
    レール、前記主搬送路から分岐された残粗糸処理用レー
    ル等の分岐レールに沿って走行可能に装備された搬送体
    に粗糸ボビンを吊下し、前記搬送体を複数台の搬機で搬
    送して前記粗紡工程と前記精紡工程との間で粗糸搬送を
    行う粗糸搬送システムにおいて、 前記各搬機の作業ゾーンを粗紡機内レールに対する前記
    搬送体の搬入あるいは搬出を行う粗紡ゾーンと、予備粗
    糸巻レールに対する前記搬送体の搬入あるいは搬出を行
    う精紡ゾーンと、残粗糸処理用レールに対する前記搬送
    体の搬入あるいは搬出を行う残粗糸処理ゾーンの3個に
    分割し、 前記各粗紡機内レールで必要とする粗糸ボビンの数と、
    前記各予備粗糸巻レールで必要とする予備粗糸巻の数と
    が異なる場合に、粗紡機内レールから搬出された搬送体
    に吊下された粗糸ボビンの数を予備粗糸巻レール内に搬
    入する予備粗糸巻の数に調整する予備粗糸巻編成ライン
    又は予備粗糸巻レール内から搬出された搬送体に吊下さ
    れた粗糸ボビンの数を粗紡機内レールへ搬入する空ボビ
    ンの数に調整する空ボビン編成ラインの少なくとも一方
    を、粗糸ボビンの数を多く必要とする粗紡機内レール又
    は予備粗糸巻レールを備えた粗紡ゾーン又は精紡ゾーン
    に前記主搬送路から分岐した分岐レールとして設け、各
    搬機が各作業ゾーンを通過する際に、分岐レールへの搬
    送体の搬入及び粗糸ボビンの数の調整を伴う搬入のいず
    れか一方の作業、あるいは、分岐レールからの搬送体の
    搬出及び粗糸ボビンの数の調整を伴う搬出のいずれか一
    方の作業のみを必ず行い、かつ各作業ゾーンで前記搬
    入、搬出の作業を交互に行うようにした粗糸搬送システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記主搬送路は粗紡ゾーン→精紡ゾーン→
    残粗糸処理ゾーン→粗紡ゾーンの順に各作業ゾーンを連
    結する閉ループをなすように形成され、各作業ゾーンの
    入口部には当該作業ゾーンにおける作業要求の有無を搬
    機に知らせる通知手段が設けられ、搬機は通知手段の作
    業要求有りの信号を確認してから当該作業ゾーンに進入
    する特許請求の範囲第1項に記載の粗糸搬送システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61215725A (ja) * 1985-03-22 1986-09-25 Toyoda Autom Loom Works Ltd 粗紡・精紡機間の篠巻交換方法
JPH06104938B2 (ja) * 1985-10-28 1994-12-21 株式会社豊田自動織機製作所 粗紡・精紡工程間の予備粗糸巻搬送方法

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