JPH0441721A - 粗紡・精紡工程間の粗糸ボビン搬送方法 - Google Patents

粗紡・精紡工程間の粗糸ボビン搬送方法

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JPH0441721A
JPH0441721A JP14914590A JP14914590A JPH0441721A JP H0441721 A JPH0441721 A JP H0441721A JP 14914590 A JP14914590 A JP 14914590A JP 14914590 A JP14914590 A JP 14914590A JP H0441721 A JPH0441721 A JP H0441721A
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frame
bobbins
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Takaomi Hotta
堀田 孝臣
Motoo Oishi
大石 基夫
Michio Shibano
柴野 道雄
Katsumi Nakane
中根 克己
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Nisshinbo Industries Inc
Nisshin Spinning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は精紡機の錘数の1/4と粗紡機の錘数とが異な
る粗紡工程と精紡工程間に架設された走行レールに沿っ
て走行する搬送体に粗糸ボビンを吊下し、該搬送体を移
動させて精紡機の各予備粗糸巻レールへの予備粗糸巻の
搬入あるいは粗紡機の粗紡機内レールへの空ボビンの搬
入を行う粗糸搬送システムにおける粗紡・精紡工程間の
粗糸ボビン搬送方法に関するものである。
[従来の技術] 近年、紡績工場においては省力化が進み、各工程内の自
動化から一歩進展して各工程間の連結、搬送の自動化も
実施されており、粗紡・精紡工程間の連結及び粗糸ボビ
ンの搬送についても自動化の提案が種々なされている。
例えば、特開昭61−194228号公報には精紡機及
び粗紡機の機台群の外周に沿って主搬送路を設け、多数
の粗糸ボビンを吊下して主搬送路、主搬送路から分岐さ
れた予備粗糸巻レール、粗紡機内レール及び待機レール
上をそれぞれ走行する搬送体を牽引して主搬送路に沿っ
て移動する搬機に、主搬送路と前記各分岐レールとを接
続するブリッジレールと搬送体の分岐レール内への送り
込みあるいは分岐レール内からの送り出し作用をなす送
り装置を設け、主搬送路上を巡回走行する搬機により搬
送体を介して粗紡・精紡工程間で粗糸ボビンを搬送する
粗糸搬送システムが提案されている。
ところが、前記粗糸搬送システムでは予備粗糸巻レール
に搬入される満ボビン(予備粗糸巻)の数が粗紡機にお
ける錘数と同じかあるいはその倍数である必要がある。
しかし、既存の設備を備えた工場あるいは粗紡機又は精
紡機の一方を新しい設備に変更する場合には、設備ある
いは設置面積等の関係から粗紡機の錘数(すなわち予備
粗糸巻の本数)との関係をそのようにするのは困難であ
る。この問題を解決するため、特開昭62−10493
4号公報には、搬送体を精紡機の錘数のI/4と、該錘
数と粗紡機の錘数との差の絶対値との最大公約数の粗糸
巻搬送単位から構成し、粗紡機で玉揚げされた満ボビン
を吊下した搬送体を直接予備粗糸巻レールへ搬入し、搬
送体を構成する粗糸巻単位の数が予備粗糸巻レールへ搬
入を必要とする粗糸巻搬送単位の数より多い場合には余
分な搬送単位をその連結部で切り離して必要な粗糸巻搬
送単位のみを当該予備粗糸巻レールに残し、残りの粗糸
巻搬送単位は別の予備粗糸巻レールへ搬入し、該搬送単
位のみでは予備粗糸巻レールに必要な粗糸巻搬送単位の
数に足らない場合には新たに別の搬送体を搬入するとと
もに所定の長さにおいて該搬送体を分割するようにした
予備粗糸巻搬送方法が提案されている。
又、特開昭64−60579号公報には、搬送体を複数
の粗糸ボビン搬送単位(粗糸巻搬送単位)から構成し、
粗紡機内レールから搬出される搬送体を構成する粗糸ボ
ビン搬送単位の数と予備粗糸巻レールへ搬入される搬送
体を構成する粗糸ボビン搬送単位の数とが異なる場合に
、粗紡機内レールから搬出した搬送体を予備粗糸巻レー
ルへ搬入するのに適した粗糸ボビン搬送単位の数に編成
するための予備粗糸巻編成ラインへ搬入して所定の粗糸
ボビン搬送単位に編成した後予備粗糸巻レールへ搬入し
、予備粗糸巻レールから搬出した搬送体を粗紡機内レー
ルへ搬入するのに適した粗糸ボビン搬送単位の数に編成
するための空ボビン編成ラインへ搬入して所定の粗糸ボ
ビン搬送単位に編成した後粗紡内レールへ搬入する粗紡
・精紡工程間の粗糸ボビン搬送方法が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、特開昭62−104934号公報に開示され
た方法では、各予備粗糸巻レールに搬入される搬送体を
構成する粗糸巻搬送単位の数がランダムとなり、粗紡機
内レールから搬出されて予備粗糸巻レール内に搬入され
る粗糸巻搬送単位はその切離し位置及び搬入個数が各予
備粗糸巻レールで異なる。そのため、搬入個数、切離し
位置等の制御が複雑になるばかりでなく、各予備粗糸巻
レールにその制御に必要なセンサ、カウンタ等を設ける
必要が生じ、設備のコストが高くなり、しかも連結機構
の数が多くなりその分コストが高くなるという問題があ
る。例えば、粗紡機の錘数か96錘で精紡機の錘数が4
80錘の場合は、精紡機の錘数480の1/4(7)1
20と、その数120と粗紡機の錘数96との差の絶対
値である24との最大公約数である24本の粗糸ボビン
が吊下される粗糸巻搬送単位から搬送体が構成され、粗
紡機内レールに搬入される搬送体は4個の粗糸巻搬送単
位から構成され、予備粗糸巻レールへ搬入される搬送体
は5個の粗糸巻搬送単位から構成されることになる。こ
れに対して、粗紡機の錘数が96錘で精紡機の錘数が4
00錘の場合は、4本の粗糸ボビンが吊下される粗糸巻
搬送単位から搬送体が構成されることになり、粗紡機内
レールに搬入される搬送体は24個の粗糸巻搬送単位か
ら構成され、予備粗糸巻レールへ搬入される搬送体は2
5個の粗糸巻搬送単位から構成されることになる。
従って、多数の連結部を有する搬送体が粗紡・精紡工程
間に架設された搬送路を巡回することになり、搬機によ
る牽引中に連結部が外れる機会が多くなるという問題も
ある。さらに、連結部の両側に吊下された粗糸ボビンの
姿勢は不安定となりがちなため、連結部の多い搬送体に
吊下された粗糸ボビンに対して自動機により粗糸替え作
業あるいは玉揚げ作業を行う場合トラブルが発生し易い
という問題もある。そして、精紡機の錘数の1/4と粗
紡機の錘数との差が小さな場合には、粗紡機内レールあ
るいは予備粗糸巻レールへ搬入を必要とする搬送体を構
成する粗糸巻搬送単位の数が多くなり、前記の問題点が
より顕著となる。
又、特開昭64−60579号公報に記載の方法では、
搬送体が予備粗糸巻編成ラインあるいは空ボビン編成ラ
インで予め所定の粗糸巻搬送単位の数に編成された後、
粗紡機内レールあるいは予備粗糸巻レールへ搬入される
ため粗紡機内レールあるいは予備粗糸巻レールにおける
粗糸巻搬送単位の搬入及びその切離し等の制御が容易と
なるが、多数の連結部を有する搬送体が粗紡・精紡工程
間に架設された搬送路を巡回することは変わらず、搬機
による牽引中に連結部が外れる機会が多くなるという問
題及び自動機による作業時にトラブルが発生し易いとい
う問題は依然として残る。
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、
その目的は精紡機の錘数の1/4と粗紡機の錘数とが異
なる場合にも、粗紡・精紡工程に架設された搬送路上を
移動して粗糸ボビンの搬送を行う搬送体を構成する搬送
単位の数が少なくなって連結部の数が少なくなり、製造
コストが低くなるとともにシステム全体の制御が簡単と
なり、しかも走行中に連結部の外れが生じる機会を少な
くすることかできる粗紡・精紡工程間の粗糸ボビン搬送
方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、精紡機の
錘数の1/4と粗紡機の錘数とが異なる精紡機及び粗紡
機がそれぞれ設置されるとともに、精紡機の錘数の1/
4と粗紡機の錘数との差が粗紡機の錘数の約数となるよ
うに精紡機及び粗紡機の錘数を設定した粗紡工程と精紡
工程間に架設された走行レールに沿って走行する搬送体
に粗糸ボビンを吊下し、該搬送体を移動させて精紡機の
各予備粗糸巻レールへの予備粗糸巻の搬入あるいは粗紡
機の粗紡機内レールへの空ボビンの搬入を行う粗糸搬送
システムにおいて、前記搬送体を精紡機の錘数の1/4
又は粗紡機の錘数の少ない方と同数のボビンを吊下する
長い搬送単位と、精紡機の錘数の1/4及び粗紡機の錘
数を前記長い搬送単位の錘数で割った余りと同数あるい
は錘数が異なる複数種の精紡機がある場合は前記余りの
少ない方と同数のボビンを吊下する短い搬送単位との2
種類の搬送単位から構成し、前記粗紡機内レールから搬
出される搬送体に吊下された粗糸ボビンの数と、予備粗
糸巻レールへ搬入すべき搬送体に吊下された粗糸ボビン
の数とが異なる場合に、粗紡機内レールから搬出した搬
送体を該搬送体に吊下された粗糸ボビンの数を予備粗糸
巻レールへ搬入するのに適した予備粗糸巻の数に調整す
る予備粗糸巻編成ラインへ搬入して所定の粗糸ボビンを
吊下した搬送体に編成した後予備粗糸巻レールへ搬入し
、予備粗糸巻レールから搬出した搬送体に吊下された粗
糸ボビンの数を粗紡機内レールへ搬入するのに適した空
ボビンの数に調整する空ボビン編成ラインへ搬入して所
定の粗糸ボビンを吊下した搬送体に編成した後粗紡機内
レールへ搬入するようにした。
[作用1 本発明では予備粗糸巻あるいは空ボビン等の粗糸ボビン
を吊下して粗紡・精紡工程間を搬機とともに走行する搬
送体が、精紡機の錘数の1/4又は粗紡機の錘数の少な
い方と同数のボビンを吊下する長い搬送単位(長ユニッ
ト)と、精紡機の錘数の1/4及び粗紡機の錘数を前記
長ユニットの錘数で割った余りと同数あるいは錘数が異
なる複数種の精紡機がある場合は前記余りの少ない方と
同数のボビンを吊下する短い搬送単位(短ユニット)と
の2種類の搬送単位から構成される。そして、粗紡機で
玉揚げされる満ボビンの数すなわち粗紡機内レールから
搬出された搬送体に吊下された粗糸ボビンの数と、予備
粗糸巻レール内に搬入する予備粗糸巻の数とが1対1で
対応していない場合、粗紡機内レールあるいは予備粗糸
巻レール内から搬出された搬送体は予備粗糸巻編成ライ
ン又は空ボビン編成ラインに搬入され、該編成ラインに
おいて所定の粗糸ボビンを吊下した搬送体に編成された
後、予備粗糸巻レールあるいは粗紡機内レールへと搬入
される。
予備粗糸巻編成ライン及び空ボビン編成ラインでは、編
成ライン中に搬入されている短ユニットのみからなる搬
送体の一部を長ユニットに連結する作業、あるいは長ユ
ニットと短ユニットからなる搬送体から短ユニットを切
り離す作業のいずれか一方が行われる。従って、短ユニ
ットのみから構成された搬送体すなわち連結部の多い搬
送体は、粗紡機内レールと予備粗糸巻編成ラインとの間
、あるいは空ボビン編成ラインと予備粗糸巻レールとの
間のみを走行する。
[実施例1] 以下、粗紡機の錘数が96錘で精紡機の錘数が400錘
すなわち予備粗糸巻レールに搬入される予備粗糸巻の本
数が100本と粗紡機で玉揚げられる本数より4本多い
場合に具体化した第1実施例を第1〜5図に従って説明
する。
第1図に示すように粗紡機1群と精紡機2群の周囲には
閉ループをなす主搬送路3が天井から架設され、粗紡機
1の前面上方には粗紡機内レール4が、精紡機2の左右
両側には予備粗糸巻レール5がそれぞれ主搬送路3から
分岐された状態で配設されている。又、精紡工程と粗紡
工程との間には残粗糸処理用レール6が主搬送路3から
分岐された状態で配設されている。残粗糸処理用レール
6は予備粗糸巻レール5に搬入される搬送体7のほぼ2
倍の長さを有する搬入・作業レール6aと、該レール6
aから分岐された搬出・待機レール6bとから成り、各
レール6a、6bにはそれぞれ主搬送路3に接続された
搬入用口と搬出用口とが別個に設けられている。搬入・
作業レール6aの中間部には公知の構成の残粗糸処理装
置8が配設されるとともに、該処理装置8と対応する搬
入・作業レール6a上には前記主搬送路3との分岐部か
らの距離が搬送体7の全長よりも短い位置に搬送体送り
装置9が配設されている。搬出・待機レール6bは残粗
糸処理装置8による残粗糸処理後の空ボビンを吊下した
搬送体7が前記搬入用口からの搬送体7の搬入及び残粗
糸処理装置8による残粗糸処理に支障を来たさない状態
で待機可能とするため、前記残粗糸処理装置8が配設さ
れた位置より奥側において搬入・作業レール6aから分
岐され、該分岐部より奥寄りの搬入・作業レール6a上
及び搬出・待機レール6b上にも搬送体送り装置9が配
設されている。
搬送体7は粗紡機lの錘数(96錘)と同数の96本の
ボビンを吊下する長い搬送単位(長ユニット)10aと
、精紡機2の錘数(400錘)の1/4(100錘)及
び粗紡機lの錘数(96錘)を前記長ユニットloaの
錘数(96錘)で割った余り(4錘)と同数の4本のボ
ビンを吊下する短い搬送単位(短ユニット)10bとの
2種類の搬送単位から構成されるようになっている。そ
して、予備粗糸巻レール5に搬入される搬送体7は第2
図(a)に示すように1個の長ユニットlOaと1個の
短ユニット10bとから構成され、粗紡機内レール4に
搬入される搬送体7は第2図(b)に示すように24個
の短ユニットlObのみから構成されたものと、1個の
長ユニット10aがら構成されたものとの2種類となる
。各ユニット10a、10bの前端にはユニット10a
、10b相互あるいはユニットlOa、10bと搬機1
1の後部に連結された連結体12とを連結する連結機構
を構成するフック13が設けられ、ユニット10a、1
0bの後端(粗紡機1、精紡機2の機台奥側へ搬入され
る側)には前記フック13が掛止される連結機構として
のピン14が設けられている。フック13はばね(図示
せず)によりピン14との掛止状態が保持されるように
回動付勢されている。
粗紡機1群と精紡機2群との間には粗紡機内レール4か
ら搬出された搬送体7を構成するユニット10a、10
bの数を予備粗糸巻レール5へ搬入するのに適したユニ
ット10a、IObの数に編成するための予備粗糸巻編
成ライン15が主搬送路3から分岐して複数本配設され
ている。又、残粗糸処理用レール6と粗紡機1群との間
には予備粗糸巻レール5から搬出されて残粗糸が処理さ
れた空ボビンを吊下した搬送体7を粗紡機内レール4へ
搬入するのに適したユニット10a、lObの数に編成
するための空ボビン編成ライン16が主搬送路3から分
岐して複数本配設されている。
又、主搬送路3と各レール4,5.6及び各編成ライン
15.16との分岐部には、搬送体7及び連結体12が
搬機11の前進方向と反対側へ移動する際に搬送体7及
び連結体12を各レール4゜5.6及び各編成ライン1
5.16内に誘導する位置に常に付勢されるとともに、
搬機11、搬送体7及び連結体12が主搬送路3上を前
方(第1図の矢印方向)へ移動する際にはその通過を許
容するように構成された切換レバー(図示せず)を備え
た走行路切換装置17が配設されている。又、前記各レ
ール4,5.6及び各編成ライン15゜16の分岐部か
らほぼ連結体12の長さ離れた位置には連結解除装置1
8が配設されている。なお、前記搬送体7、搬機11、
走行路切換装置エフ、連結解除装置18等は例えば特開
昭64−75371号公報等に開示されたものと同様な
構成の装置が採用されている。
粗紡工程の入口部には搬機11の状況、すなわち搬機1
1が搬送体7を牽引しているか否かに関する情報を入手
して該情報を搬送システムの運転状態を制御する主制御
装置Cに送り、該制御装置Cの指令により搬機11に該
搬機11の行先(粗紡機lの機台番号)と、そこでの作
業内容(搬入、搬出の別と、搬出の際にはそれに対応し
て必要となる予備粗糸巻編成ライン15における作業内
容)とを指令する第1ステーシヨン(STI)197り
<配設されている。精紡工程の入口部には搬機11の状
況に関する情報を入手して該情報を前記主制御装置Cに
送り、該制御装置Cの指令により搬機11に作業を必要
とする精紡機2の機台番号、予備粗糸巻レール5の左右
(L側、L側)の別及びそこでの作業内容(搬入、搬出
作業の別)を指令する第2ステーシヨン(Sr1)20
が配設されている。又、残粗糸処理用レール6の配設位
置より精紡工程寄りには搬機11の状況に関する情報を
入手して該情報を前記主制御装置Cに送り、該制御装置
Cの指令により搬機11に作業内容(搬入、搬出作業の
別)を指令する第3ステーシヨン(Sr1)21が配設
されている。
主制御装置Cには粗紡工程及び精紡工程の各機台状況、
残粗糸処理工程の残粗糸処理状況、予備粗糸巻編成ライ
ン15及び空ボビン編成ライン16の状況すなわち搬送
体7の搬出、搬入要求機台の有無、残粗糸処理状況及び
各編成ラインにおける搬送体の編成状況に関する情報が
各機台、残粗糸処理装置及び各ラインから送られるよう
になっている。そして、主制御装置Cは前記各機台、残
粗糸処理装置及び各編成ラインからの情報と、前記各ス
テーション19,20.21からの搬機11に関する情
報とに基づいて搬機11に必要な作業を定め、各ステー
ション19〜21にそれを指令する。この指令に基づい
て各ステーション19〜2Iが各搬機11に対して必要
な指令を行うようになっている。
搬機llは機台番号、各レール及び各編成ラインの別を
2進法で表示するドグ(図示せず)を検知するセンサ(
図示せず)を備え、各ステーション19〜21からの指
令を記憶装置(図示せず)に記憶してセンサによりドグ
を読取りながら走行を続けるとともに、記憶装置に記憶
された機台番号、レールあるいは編成ラインと対応する
位置で停止して必要な作業を行うようになっている。
次に前記のように構成されたシステムによる粗糸ボビン
の搬送方法を説明する。この搬送システムでは予備粗糸
巻レール5には1個の長ユニット10aと1個の短ユニ
ット10bとを連結した搬送体7が搬入され、粗紡機内
レール4には1個の長ユニット10aからなる搬送体7
あるいは24個の短ユニットIObを連結した搬送体7
のいずれかが搬入される。粗紡機内レール4から搬出さ
れた搬送体7は直接予備粗糸巻レール5へ搬入されるの
ではなく一旦予備粗糸巻編成ライン15へ搬入された後
、所定の搬送単位数すなわち1個の長ユニットlOaと
1個の短ユニット10bとを連結した状態に編成されて
から予備粗糸巻レール5へ搬入される。一方、予備粗糸
巻レール5から搬出され残粗糸処理ゾーンで残粗糸が処
理された空ボビンを吊下した搬送体7は一旦空ボビン編
成ライン16へ搬入され、短ユニットlObを切り離し
て1個の長ユニット10aにした後、粗紡機内レール4
へと搬入される。又、空ボビン編成ライン16へ搬入さ
れて切り離された短ユニット10bが24個になると、
24個の短ユニット10bが連結された搬送体7として
空ボビン編成ライン16から搬出されて粗紡機内レール
4へと搬入される。
粗紡機内レール4から搬出された搬送体7を予備粗糸巻
レール5に搬入するのに適した長ユニット10aと短ユ
ニット10bとからなる搬送体7に編成する場合には、
第4図(a)に示すように、まず短ユニット10bのみ
からなる搬送体7を牽引して移動する搬機11が予備粗
糸巻編成ライン15の分岐部と対応する位置を搬送体7
の後部が通過した位置で停止した後、最前部(搬機11
寄り)に連結された短ユニツ)10bが予備粗糸巻編成
ライン15に搬入される位置まで後退する。
この状態で連結解除装置18が作動されて搬送体7が搬
機11から切離され、第4図(b)に示すように搬機1
1は単独で精紡工程へと移動する。
次に第4図(C)に示すように長ユニッhlOaを牽引
した搬機11が予備粗糸巻編成ラインI5と対応する位
置で停止した後、後退して長ユニット10aの後部が予
備粗糸巻編成ライン15に搬入されている短ユニットl
Obからなる搬送体7の前端に連結される。次いで1個
の短ユニット10bの長さだけ搬機11が前進した状態
で連結解除装置18の作動により短ユニットIObのみ
からなる搬送体7から1個の短ユニット10bが切り離
され、第4図(d)に示すように、搬機11は1個の長
ユニット10aと1個の短ユニット10bからなる搬送
体7を牽引して精紡工程へ移動する。
残粗糸処理用レール6から搬出された長ユニット10a
と1個の短ユニットlObからなる搬送体7を粗紡機内
レール4に搬入する長ユニット10aあるいは24個の
短ユニット10bからなる搬送体7に編成する場合は、
第5図(a)に示すように長ユニットlogと1個の短
ユニット10bからなる搬送体7を牽引した搬機11が
、空ボビン編成ライン16内に後端に連結された短ユニ
ットlObを搬入し、その状態で連結解除装置18の作
動により短ユニツ)10bが搬送体7から切り離される
。次いで、第5図(b)に示すように搬機11か長ユニ
ット10aを牽引して粗紡工程へと移動する。以下、同
様にして長ユニットlOaと1個の短ユニット10bか
らなる搬送体7から短ユニットlObが空ボビン編成ラ
イン16内で切り離され、空ボビン編成ライン16内に
24個の短ユニット10bが搬入された後、第5図(c
)、(d)に示すように空の搬機11が空ボビン編成ラ
イン16内から24個の短ユニット10bからなる搬送
体7を搬出して粗紡工程へと移動する。
各粗紡機1はその運転が継続されて満管停止した後、満
ボビンが粗紡機内レール4内に搬入された搬送体7に吊
下されると、搬送体7の搬出可能信号を、搬送体7が搬
出された後は搬送体7の搬入可能信号を主制御装置Cへ
出力する。各精紡機2はそのクリールに吊下されて粗糸
が使用された後の残粗糸ボビンと、予備粗糸巻レール5
内へ搬入された搬送体7に吊下された予備粗糸巻(満ボ
ビン)との交換作業が完了すると、当該予備粗糸巻レー
ル5からの搬送体搬出可能信号が、搬送体7の搬出が完
了すると搬送体搬入可能信号がそれぞれ主制御装置Cへ
出力される。又、残粗糸処理工程では搬入・作業レール
6a及び搬出・待機レール6bの少なくとも一方に搬送
体7が搬入されていない状態で搬送体搬入可能信号が、
搬出・待機レール6b内に搬送体7が配置された時点で
搬出可能信号がそれぞれ主制御装置Cに出力される。
又、予備粗糸巻編成ライン15からは該編成ライン15
が空か否かが主制御装置Cに出力され、空ボビン編成ラ
イン16からは該編成ライン16が空か否かの信号が主
制御装置Cに出力される。主制御装置Cはこれらの信号
を入力するとともに各ステーション19〜21の搬機1
1に関する信号を入力して各ステーションに必要な指令
信号を出力する。
主搬送路3を1周する間に搬機llが行う作業の組合せ
の種類は第3図に示すA−Eの5種類である。なお、第
3図において搬入、搬出作業を示す矢印の先の数字は、
当該作業終了時に搬機が牽引する粗糸ボビンの数である
。Aの作業は搬機11が搬送体7を牽引していない状態
で第1ステーシヨン19にやって来た場合に行われ、ま
ず、粗紡機内レール4から長ユニット10aを搬出する
とともに予備粗糸巻編成ライン15において、予め予備
粗糸巻編成ライン15に搬入されている短ユニット10
bのみからなる搬送体7の先頭の短ユニット10bを長
ユニット1OaO後端に連結して予備粗糸巻レール5へ
の搬入に適した搬送体7を編成し、第2ステーシヨン2
0で指示された予備粗糸巻レール5内に当該搬送体7を
搬入し、次いで第3ステーシヨン21の指示に従って残
粗糸処理用レール6から残粗糸処理後の空ボビンを吊下
した長ユニット10aと短ユニット10bとからなる搬
送体7を搬出するとともに空ボビン編成ライン16にお
いて短ユニットlObを切り離し、長ユニットlOaか
らなる搬送体7を牽引した状態で第1ステーシヨン19
と対応する位置に戻る。
Bの作業は搬機11が搬送体7を牽引した状態で第1ス
テーシヨン19にやって来た場合に行われ、第1ステー
シヨン19で指示された粗紡機内レール4内に当該搬送
体7を搬入し、次いで第2ステーシヨン20の指示に従
って予備粗糸巻レール5から搬送体7を搬出するととも
に残粗糸処理用レール6へ搬入し、搬送体7を牽引しな
い状態で第1ステーシヨンI9と対応する位置に戻る。
又、Cの作業は搬機11が搬送体7を牽引していない状
態で第1ステーシヨン19にやって来た場合に行われ、
まず、粗紡機内レール4から短ユニットlObのみで構
成された搬送体7を搬出するとともに予備粗糸巻編成ラ
イン15に搬入し、次いで第3ステーシヨン21の指示
に従って残粗糸処理用レール6から残粗糸処理後の空ボ
ビンを吊下した長ユニット10aと短ユニッ)lObと
からなる搬送体7を搬出するとともに空ボビン編成ライ
ン16において短ユニット10bを切り離し、長ユニッ
ト10aからなる搬送体7を牽引した状態で第1ステー
シヨン19と対応する位置に戻る。
Dの作業は搬機11が搬送体7を牽引していない状態で
第1ステーシヨン19にやって来た場合に行われ、まず
、粗紡機内レール4から短ユニット10bのみで構成さ
れた搬送体7を搬出するとともに予備粗糸巻編成ライン
15に搬入し、次いで第2ステーシヨン20の指示に従
って予備粗糸巻レール5から搬送体7を搬出するととも
に残粗糸処理用レール6へ搬入し、搬送体7を牽引しな
い状態で第1ステーシヨン19と対応する位置に戻る。
Eの作業も搬機IIが搬送体7を牽弓1していない状態
で第1ステーシヨン19にやって来た場合に行われ、ま
ず、粗紡機内レール4から長ユニッ)10aを搬出する
とともに予備粗糸巻編成ライン15において、予め予備
粗糸巻編成ライン15に搬入されている短ユニット10
bのみからなる搬送体7の先頭の短ユニット10bを長
ユニット10aの後端に連結して予備粗糸巻レール5へ
の搬入に適した搬送体7を編成し、第2ステーション2
0で指示された予備粗糸巻レール5内に当該搬送体7を
搬入し、次いで第3ステーシヨン21の指示に従って空
ボビン編成ライン16から短ユニッ)10bのみからな
る搬送体7を搬出するとともに該搬送体7を牽引した状
態で第1ステーシヨン19と対応する位置に戻る。すな
わち、搬機11は各ステーション19〜21と対応する
位置で停止して作業の指示を受け、その指示に従って粗
紡工程、予備粗糸巻編成ライン、精紡工程、残粗糸処理
用レール、空ボビン編成ラインで作業を行ない、結果と
して1台の搬機11が主搬送路3を1周する間に前記A
−Eの一連の作業のいずれか一つを行うことになる。
前記のように予備粗糸巻レール5へ搬入される搬送体7
は長ユニット10aと短ユニット10b各1個からなる
ものだけであり、予備粗糸巻編成ラインI5、空ボビン
編成ライン16等での作業もほとんど同じ作業なので、
システム全体の制御が従来より簡単となる。又、短ユニ
ット10bのみからなり多数の連結部がある搬送体7は
粗紡工程と予備粗糸巻編成ライン15との間と、空ボビ
ン編成ライン16と粗紡工程との間とを移動することに
なりその移動距離が短いので搬機11による牽引中に連
結部がはずれる機会が非常に少なくなる。又、短ユニッ
)10bのみからなる搬送体7の割合は長ユニツ)lo
aからなる搬送体7に比較して非常に少ないので、前記
不都合が生じる機会はより少なくなる。
[実施例2] 次に粗紡工程には錘数がlOO錘の粗紡機lが配設され
、精紡工程には錘数が400錘すなわち予備粗糸巻レー
ル5に搬入される予備粗糸巻の本数が100本と粗紡機
1で玉揚げされる本数と同じ精紡機2と、錘数が440
錘すなわち予備粗糸巻レール5に搬入される予備粗糸巻
の本数が110本と粗紡機lで玉揚げされる本数より多
い精紡機2Aとの2種類の機台が配設されている場合に
具体化した第2実施例を第6,7図に従って説明する。
この実施例では長ユニッ)10aは粗糸ボビンを100
本吊下可能に構成され、短ユニット10bは粗糸ボビン
を10本吊下可能に構成されている。
錘数が400錘の精紡機2の予備粗糸巻レール5には1
個の長ユニッ)10aからなる搬送体7が搬入され、錘
数が440錘の精紡機2Aの予備粗糸巻レール5には1
個の長ユニット10aと1個の短ユニット10bとから
なる搬送体7が搬入される。搬機11は短ユニッ)IO
bのみからなる搬送体7を粗紡機内レール4から搬出し
た場合は前記実施例と同様に当該搬送体7を予備粗糸巻
編成ライン15へ搬入する。一方、゛長ユニットloa
からなる搬送体7を搬出した場合は、第2ステーシヨン
20と対応する位置に搬機11が停止した際、精紡機2
の予備粗糸巻レール5への搬入を指示されると予備粗糸
巻編成ライン15を通過して指示された予備粗糸巻レー
ル5への搬送体7の搬入を行う。又、精紡機2Aの予備
粗糸巻レール5への搬入を指示されると予備粗糸巻編成
ライン15で前記実施例と同様にして1個の短ユニット
10bを連結した後、当該搬送体7を指示された予備粗
糸巻レール5へ搬入する。
又、搬機11が精紡機2Aから長ユニット10aと短ユ
ニットlObとからなる搬送体7を搬出した場合は、当
該搬送体7を空ボビン編成ライン16に搬入して前記実
施例と同様に短ユニットlObを切り離した後、長ユニ
ッ)10aを残粗糸処理用レール6に搬入する。そして
、空ボビン編成ライン16に10個の短ユニット10b
が搬入されて粗紡機内レール4に搬入するのに適した長
さの搬送体7が編成されると、搬機11が当該搬送体7
を搬出して残粗糸処理用レール6に搬入する。
従って、残粗糸処理用レール6には粗紡機内レール4に
搬入するのに適した長さの搬送体7のみが搬入され、残
粗糸処理後に残粗糸処理用レール6から搬出された搬送
体7はそのまま粗紡機内レール4に搬入される。粗紡機
内レール4に搬入される搬送体7のうち、短ユニット1
0bのみからなる搬送体7の数は長ユニットlOaから
なる搬送体7よりかなり少ないので、残粗糸処理用レー
ル6には短ユニット10bのみからなる搬送体専用の搬
出・待機レール6bが設けられている。
従って、この実施例では主搬送路3を1周する間に搬機
11がする作業の組合せは第7図に示す7種類となる。
そして、この実施例においても短ユニット10bのみか
らなり多数の連結部がある搬送体7は粗紡工程と予備粗
糸巻編成ライン15との間と、空ボビン編成ライン■6
と粗紡機内レール4との間とを移動することになりその
移動距離が短いので搬機11による牽引中に連結部が外
れる機会が非常に少なくなる。
[実施例3] 次に第3実施例を第8図に従って説明する。この実施例
では粗紡工程には錘数が100錘の粗紡機lが設置され
、精紡工程には錘数が440錘すなわち予備粗糸巻レー
ル5に搬入される予備粗糸巻の本数が110本と粗紡機
1で玉揚げされる本数より10本多い精紡機2Aと、錘
数が480錘すなわち予備粗糸巻レール5に搬入される
予備粗糸巻の本数が120本と粗紡機1で玉揚げされる
本数より20本多い精紡機2Bとの2種類の機台が配設
されている点が前記第2実施例と大きく異なっている。
又、予備粗糸巻編成ライン15及び空ボビン編成ライン
16は種類の異なる精紡機2A、2Bに対応してそれぞ
れ専用で使用されるようになっている。さらに、残粗糸
処理用レール6には短ユニツ)IObのみからなる搬送
体専用の搬出・待機レール6bが複数本設けられている
点が前記第2実施例と異なっている。
この実施例でも長ユニット10aは粗糸ボビンを100
本吊下可能に構成され、短ユニット10bは粗糸ボビン
を10本吊下可能に構成されている。
そして、錘数が440錘の精紡機2Aの予備粗糸巻レー
ル5には1個の長ユニットlOaと1個の短ユニット1
0bとからなる搬送体7が搬入され、錘数が480錘の
精紡機2Bの予備粗糸巻レール5には1個の長ユニット
loaと2個の短ユニット10bとからなる搬送体7が
搬入される。搬機11は短ユニットlObのみからなる
搬送体7を粗紡機内レール4から搬出した場合は前記実
施例と同様に当該搬送体7を予備粗糸巻編成ライン15
へ搬入する。一方、長ユニッhlOaからなる搬送体7
を搬出した場合は、第2ステーシヨン20と対応する位
置に搬機11が停止した際に精紡機2Aの予備粗糸巻レ
ール5への搬入を指示されると、搬機11は一方の予備
粗糸巻編成ライン15で前記実施例と同様にして1個の
短ユニットtabを連結した後、当該搬送体7を予備粗
糸巻レール5へ搬入する。又、精紡機2Bの予備粗糸巻
レール5への搬入を指示されると、搬機11は他方の予
備粗糸巻編成ライン15で2個の短ユニット10bを連
結した後、当該搬送体7を予備粗糸巻レール5へ搬入す
る。
又、搬機Ifが精紡機2Aから長ユニッHOaと短ユニ
ット10bとからなる搬送体7を搬出した場合は、当該
搬送体7を一方の空ボビン編成ライン16に搬入して前
記実施例と同様に短ユニット10bを切り離した後、長
ユニット10aを残粗糸処理用レール6に搬入する。搬
機11が精紡機2Bから搬送体7を搬出した場合は、当
該搬送体7を他方の空ボビン編成ライン16に搬入して
短ユニットlobを切り離した後、長ユニット10aを
残粗糸処理用レール6に搬入する。そして、空ボビン編
成ライン16に10個の短ユニット10bが搬入されて
粗紡機内レール4に搬入するのに適した長さの搬送体7
が編成されると、搬機11が当該搬送体7を搬出して残
粗糸処理用レール6に搬入する。
従って、この実施例では主搬送路3を1周する間に搬機
11がする作業の組合せは第8図に示す8種類となる。
そして、この実施例においても短ユニット10bのみか
らなり多数の連結部かある搬送体7は粗紡工程と予備粗
糸巻編成ライン15との間と、空ボビン編成ライン16
と粗紡機内レール4との間とを移動することになりその
移動距離が短いので搬機11による牽引中に連結部が外
れる機会が非常に少なくなる。
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、例えば、粗紡機1の錘数が精紡機2の錘数の1/4よ
り多い場合に適用してもよい。又、精紡機2の錘数が8
40錘で粗紡機1の錘数が100錘のように、精紡機2
の錘数の1/4の錘数(21O錘)が粗紡機1の錘数の
2倍以上の場合に適用してもよい。この場合には予備粗
糸巻レール5へは100錘で構成した1個の長ユニット
10aからなる搬送体7と、100錘で構成した1個の
長ユニット10aと10錘で構成゛された1個の短ユニ
ットIObとからなる搬送体7とが2回に分けて搬入さ
れ、予備粗糸巻レール5からは2個の長ユニットIOa
と1個の短ユニット10bとからなる搬送体7が一度に
搬出される。そして、当該搬送体7が空ボビン編成ライ
ン16へ搬入され、そこで短ユニットIObを切り離し
て2個の長ユニット10aからなる搬送体7に編成され
た後、残粗糸処理工程へと搬送される。さらに前記各実
施例では糸の品種が1種類の場合を前提として説明した
が、複数の品種の粗糸を搬送する場合に適用してもよい
。この場合ボビンを各品種毎に区別して使用する場合に
は、予備粗糸巻編成ライン15、空ボビン編成ライン1
6及び残粗糸処理用レール6を品種の数に対応してそれ
ぞれ複数設ける必要がある。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば粗紡機の錘数と、
精紡機の予備粗糸巻レールへ搬入を必要とする予備粗糸
巻の数とがl対lで対応していない場合でも、粗紡・精
紡工程に架設された搬送路上を移動して粗糸ボビンの搬
送を行う搬送体を構成する搬送単位の数が少なくなり、
連結部の数が少なくなって製造コストが低くなるととも
にシステム全体の制御が簡単となる。又、連結部が少な
くなることにより、予備粗糸巻レールあるいは粗紡機内
レールに搬入された搬送体に吊下されている粗糸ボビン
は不安定な姿勢のものが少なくなり、自動機による粗紡
機での玉揚げあるいは精紡機における粗糸替え等の作業
が円滑に行われる。さらに、連結部を多く有する搬送体
が走行する距離が短くなり、搬機とともに走行中に連結
部の外れが生じる機会が非常に少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明を具体化した第1実施例を示すもの
であって、第1図は粗紡工程、精紡工程、残粗糸処理工
程、予備粗糸巻編成ライン、空ボビン編成ライン、主搬
送路等の位置関係を示す概略平面図、第2図(a)、(
b)は搬送体の構成を示す概略側面図、第3図は搬機が
主搬送路を1周する間に行う作業内容を示す図、第4図
(a)〜(d)は予備粗糸巻編成ラインにおける搬送体
の編成作用を示す概略平面図、第5図(a)〜(d)は
空ボビン編成ラインにおける搬送体の編成作用を示す概
略平面図、第6,7図は第2実施例を示すものであって
、第6図は概略平面図、第7図は搬機が主搬送路を1周
する間に行う作業内容を示す図、第8図は第3実施例に
おいて搬機が主搬送路を1周する間に行う作業内容を示
す図である。 粗紡機1、精紡機2、主搬送路3、粗紡機内レール4、
予備粗糸巻レール5、残粗糸処理用レール6、搬送体7
、長い搬送単位(長ユニット)10a、短い搬送単位(
短ユニット)lOb、搬機lI、予備粗糸巻編成ライン
15、空ボビン編成ライン16、第1ステーシヨン19
、第2ステーシヨン20、第3ステーシヨン21、主制
御装置C0 特許出願人 株式会社 豊田自動織機製作所日清紡績 
株式会社 代 理 人 弁理士  恩田博宣(はが1名)(C) (C) (d) (d)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、精紡機の錘数の1/4と粗紡機の錘数とが異なる精
    紡機及び粗紡機がそれぞれ設置されるとともに、精紡機
    の錘数の1/4と粗紡機の錘数との差が粗紡機の錘数の
    約数となるように精紡機及び粗紡機の錘数を設定した粗
    紡工程と精紡工程間に架設された走行レールに沿って走
    行する搬送体に粗糸ボビンを吊下し、該搬送体を移動さ
    せて精紡機の各予備粗糸巻レールへの予備粗糸巻の搬入
    あるいは粗紡機の粗紡機内レールへの空ボビンの搬入を
    行う粗糸搬送システムにおいて、 前記搬送体を精紡機の錘数の1/4又は粗紡機の錘数の
    少ない方と同数のボビンを吊下する長い搬送単位と、精
    紡機の錘数の1/4及び粗紡機の錘数を前記長い搬送単
    位の錘数で割った余りと同数あるいは錘数が異なる複数
    種の精紡機がある場合は前記余りの少ない方と同数のボ
    ビンを吊下する短い搬送単位との2種類の搬送単位から
    構成し、前記粗紡機内レールから搬出される搬送体に吊
    下された粗糸ボビンの数と、予備粗糸巻レールへ搬入す
    べき搬送体に吊下された粗糸ボビンの数とが異なる場合
    に、粗紡機内レールから搬出した搬送体を該搬送体に吊
    下された粗糸ボビンの数を予備粗糸巻レールへ搬入する
    のに適した予備粗糸巻の数に調整する予備粗糸巻編成ラ
    インへ搬入して所定の粗糸ボビンを吊下した搬送体に編
    成した後予備粗糸巻レールへ搬入し、予備粗糸巻レール
    から搬出した搬送体に吊下された粗糸ボビンの数を粗紡
    機内レールへ搬入するのに適した空ボビンの数に調整す
    る空ボビン編成ラインへ搬入して所定の粗糸ボビンを吊
    下した搬送体に編成した後粗紡機内レールへ搬入する粗
    紡・精紡工程間の粗糸ボビン搬送方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006044109A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Fuji Photo Film Co Ltd ドープの製造方法及び溶液製膜方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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