JP2531684Y2 - 曲芯ワークのクランプ機構 - Google Patents

曲芯ワークのクランプ機構

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JP2531684Y2
JP2531684Y2 JP12112690U JP12112690U JP2531684Y2 JP 2531684 Y2 JP2531684 Y2 JP 2531684Y2 JP 12112690 U JP12112690 U JP 12112690U JP 12112690 U JP12112690 U JP 12112690U JP 2531684 Y2 JP2531684 Y2 JP 2531684Y2
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clamp
hydraulic cylinder
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signal
screw
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亮 加々見
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MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トランスファーマシンにおける加工時のワ
ークのクランプ機構であって、特に芯(軸線)の曲がっ
たワークに適したクランプ機構に関するものである。
[従来の技術] 通常のクランプ機構は、油圧シリンダーで駆動される
一対のクランプ爪を有し、このクランプ爪によってワー
クを両側から把持固定するようになっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記のようなクランプ機構において、ワークが棒状で
あってしかもその芯がクランプ機構と一致していない場
合には、一対のクランプ爪の力が同一に掛からず、ワー
クを変形させてクランプしてしまうことがある。
従来のクランプ機構は、一台の油圧シリンダーで一対
のクランプ爪を同時に開閉するため、クランプ時にワー
クに最初に当たる方の爪の力が強く加わって、その力の
方向に無理に移動させてしまうからである。
本考案は、このような従来のクランプ機構の問題点を
解決するためになされ、芯曲がりのワークであっても一
対のクランプ爪が同じ力で把持固定できるようにしたク
ランプ機構を提供することを技術的課題とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] この技術的課題を解決するための手段として、本考案
は、切換弁から逆止弁付き流量制御弁を介して第1の油
圧シリンダー及び第2の油圧シリンダーの一側油出入口
に圧油を供給する第1の管路と、切換弁から逆止弁付き
流量制御弁を介して前記第1の油圧シリンダー及び第2
の油圧シリンダーの他側油出入口に圧油を供給する第2
の管路とによる油圧回路が形成され、前記第1の油圧シ
リンダーは、2つのスプリングプランジャーによって開
状態に付勢された一対のクランプ爪のうちの一側のクラ
ンプ爪を閉じる方向に回転させるロッドを有すると共
に、このロッドの他側にはスクリューが突出形成され、
そのスクリューの要所にはドッグが所定の間隔をあけて
並設され、且つこれらのドッグに関連させてリミットス
イッチが配設され、このドッグとリミットスイッチの係
合によりクランプ信号とアンクランプ信号を発するクラ
ンプ爪開閉手段が設けられ、前記第2の油圧シリンダー
は、前記一対のクランプ爪のうちの他側のクランプ爪を
閉じる方向に回転させるロッドを有すると共に、ロッド
の他側にはスクリューが突出形成され、そのスクリュー
の要所にはドッグが所定の間隔をあけて並設され、且つ
これらのドッグに関連させてリミットスイッチが配設さ
れ、このドッグとリミットスイッチの係合によりクラン
プ信号とアンクランプ信号を発するクランプ爪開閉手段
が設けられ、前記一対のクランプ爪における2つのクラ
ンプ爪が第1の油圧シリンダーと第2の油圧シリンダー
によって別々に駆動制御され、曲がり芯のワークを2つ
のクランプ爪により同一の力で把持固定できるようにし
たことを要旨とするものである。
[作用] 一対のクランプ爪が二台の油圧シリンダーによって別
々に駆動されるので、クランプ爪を各別に制御すること
が可能となり、このため曲がり芯のワークに対して両方
のクランク爪により同一の力で把持固定することができ
る。
[実施例] 以下、図示の実施例による本考案を具体的に説明す
る。
第1図において、1は切換弁であり、逆止弁2a1,2a2
及び逆止弁付き流量制御弁3aを介して第1の油圧シリン
ダー4a及び第2の油圧シリンダー4bの一側油出入口に圧
力油を供給する第1の管路5aと、逆止弁付き流量制御弁
3bを介して世話第1の油圧シリンダー4a及び第2の油圧
シリンダ4bの他側油出入口に圧力油を供給する第2の管
路5bとによる油圧回路が形成されている。即ち、第1の
管路5aに圧油を供給すると、第2図に示す第1の油圧シ
リンダー4aと第2の油圧シリンダー4b及びそのピストン
(図示せず)に連結されたスクリュー4a1、4b1をそれぞ
れ下向きに動かせるようにしてあり、前記第2の管路5b
に圧油を供給すると、スクリュー4a1、4b1を上向きに動
かせるようにしてある。6a、6bは一対のクランプ爪であ
り、スプリングプランジャー7a、7bによってそれぞれ下
向き(開状態)に付勢されると共に、前記第1の油圧シ
リンダー4a及び第2の油圧シリンダー4bのロッドの下端
部がそれぞれ係合するようになっている。また、スクリ
ュー4a1の上部にはフランジ状のドッグ4a2、4a3が所定
の間隔をあけて並設され、これらのドッグに関連させて
リミットスイッチ8a1、8a2が所定の箇所に配設されてお
り、下のドッグ4a3が下のリミットスイッチ8a2を押した
ときはクランプ信号が出され、図示を省略した制御装置
を介して第1の管路5a側から第1の油圧シリンダー4aへ
の圧油の供給が停止され、上のドッグ4a2が上のリミッ
トスイッチ8a1を押したときはアンクランプ信号が出さ
れ、図示を省略した制御装置を介して第2の管路5b側か
ら第1の油圧シリンダー4aへの圧油の供給が停止される
ようになっている。これと同様に、スクリュー4b1の上
部にもフランジ状のドッグ4b2、4b3が並設され、リミッ
トスイッチ8b1、8b2がその近傍に配設され、第2の油圧
シリンダー4bに対してクランプ信号、アンクランプ信号
によって前記と同様の作用をなすようにしてある。この
ように形成されたクランプ機構9は、第3図に示すよう
にキャリッジ10に取り付けられ、このキャリッジ10はガ
イド棒11に案内されており、別の油圧シリンダー(図示
せず)によって全体が前後方向(第3図においては左右
方向)にスライドするようになっている。
本考案に係るクランプ機構は上記のように構成され、
トランスファマシンにおいて、パレット治具に固定され
たワークWの各ステーションでの加工時の振動を少なく
するためワークWの両側をクランプするが、まず前記キ
ャリッジ10を前進させて切換弁1から第1の管路5aに圧
油を供給し、第1の油圧シリンダー4aと第2の油圧シリ
ンダー4bをそれぞれ下降させる。油圧シリンダー4a、4b
が下降すると、前記スプリングプランジャー7a、7bの付
勢力に打ち勝って前記一対のクランプ爪6a、6bを閉方向
に徐々に回転させる。この場合、前記ワークWが棒状で
あって、第4図に示すようにその芯(軸線)に曲がりが
生じている形状であると、クランプ爪6aの方が先にワー
クWに当接する。このとき、第1の油圧シリンダーを下
降させる油圧はクランプ爪6aを動かす程度に設定されて
いるので、ワークWを押し曲げる力はなく、そのまま停
止している。一方、第2の油圧シリンダー4bへは引き続
き給油が継続されてクランプ爪6bは更に閉方向に回転さ
せられ、やがてワークWに当接するとワークWは一対の
クランプ爪6a、6bによって把持固定されるが、ワークW
は左右から同一の押圧力が固定され、先に当接したクラ
ンプ爪6aによって無理な押圧力が加わらないので、その
方向への移動が未然に防止されワークのクランプが確実
かつ完全になされる。ワークWの芯曲がり形状に応じ
て、前記ドッグの位置及びリミットスイッチの位置を適
正に設定すれば、各種の芯曲がりワークに適応したクラ
ンプ信号を出すことが可能となる。又、逆止弁2a1、2a2
は油圧の圧縮、配管の膨張による圧力降下を最少にする
ため、第1、第2の油圧シリンダー4a、4bの近くに配置
する。
加工後においては、切換弁1により前記第2の管路5b
に圧油を供給すると、第1、第2の油圧シリンダー4a、
4bがそれぞれ上昇し、前記スプリングプランジャー7a、
7bの復元力によって前記一対のクランプ爪6a、6bを開方
向に徐々に回転させることができる。クランプ爪6a、6b
が完全に開くと、スクリュー4a1、4b1のドッグ4a2、4b2
がリミットスイッチ8a1、8b1をそれぞれ押してアンクラ
ンプ信号を出し、この後、前記キャリッジ10が後退させ
られてクランプ機構9がワークWから離れ、パレットの
移動を阻害しないようになっている。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、ワークのクラ
ンプ機構において、一対のクランプ爪を二台の油圧シリ
ンダーにより別々に動かすようにしたので、芯曲がりの
ワークであっても両側から同一の押圧力でクランプする
ことが可能となり、加工時の振動を防止して加工精度の
向上を図ると共に、生産能率を高める等の優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す全体の構成図、第2図
はクランプ機構の正面図、第3図はその側面図、第4図
は芯曲がりワークとクランプ爪の位置関係を示す平面図
である。 1……切換弁 2a1、2a2……逆止弁 3a、3b……逆止弁付き流量制御弁 4a……第1の油圧シリンダー 4b……第2の油圧シリンダー 4a1、4b1……スクリュー 4a2、4a3、4b2、4b3……ドッグ 5a……第1の管路 5b……第2の管路 6a、6b……クランプ爪 7a、7b……スプリングプランジャー 8a1、8a2……リミットスイッチ 8b1、8b2……リミットスイッチ 9……クランプ機構 10……キャリッジ 11……ガイド棒 W……ワーク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】切換弁から逆止弁付き流量制御弁を介して
    第1の油圧シリンダー及び第2の油圧シリンダーの一側
    油出入口に圧油を供給する第1の管路と、切換弁から逆
    止弁付き流量制御弁を介して前記第1の油圧シリンダー
    及び第2の油圧シリンダーの他側油出入口に圧油を供給
    する第2の管路とによる油圧回路が形成され、前記第1
    の油圧シリンダーは、2つのスプリングプランジャーに
    よって開状態に付勢された一対のクランプ爪のうちの一
    側のクランプ爪を閉じる方向に回転させるロッドを有す
    ると共に、このロッドの他側にはスクリューが突出形成
    され、そのスクリューの要所にはドッグが所定の間隔を
    あけて並設され、且つこれらのドッグに関連させてリミ
    ットスイッチが配設され、このドッグとリミットスイッ
    チの係合によりクランプ信号とアンクランプ信号を発す
    るクランプ爪開閉手段が設けられ、前記第2の油圧シリ
    ンダーは、前記一対のクランプ爪のうちの他側のクラン
    プ爪を閉じる方向に回転させるロッドを有すると共に、
    ロッドの他側にはスクリューが突出形成され、そのスク
    リューの要所にはドッグが所定の間隔をあけて並設さ
    れ、且つこれらのドッグに関連させてリミットスイッチ
    が配設され、このドッグとリミットスイッチの係合によ
    りクランプ信号とアンクランプ信号を発するクランプ爪
    開閉手段が設けられ、前記一対のクランプ爪における2
    つのクランプ爪が第1の油圧シリンダーと第2の油圧シ
    リンダーによって別々に駆動制御され、曲がり芯のワー
    クを2つのクランプ爪により同一の力で把持固定できる
    ようにしたことを特徴とする曲芯ワークのクランプ機
    構。
JP12112690U 1990-11-19 1990-11-19 曲芯ワークのクランプ機構 Expired - Lifetime JP2531684Y2 (ja)

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JPH0479034U JPH0479034U (ja) 1992-07-09
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JPH0479034U (ja) 1992-07-09

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