JP2000190151A - ワ―ククランプ装置およびワ―ク加工方法 - Google Patents

ワ―ククランプ装置およびワ―ク加工方法

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JP2000190151A
JP2000190151A JP10374257A JP37425798A JP2000190151A JP 2000190151 A JP2000190151 A JP 2000190151A JP 10374257 A JP10374257 A JP 10374257A JP 37425798 A JP37425798 A JP 37425798A JP 2000190151 A JP2000190151 A JP 2000190151A
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work
clamp
hydraulic cylinder
driving
hydraulic
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Yasuhiro Furukawa
康裕 古川
Waka Yamamoto
和可 山本
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回避動作可能なクランプにより常に最適な位
置に設置が可能となり、クランプ装置のコンパクト化と
コストの低減を図り、無人化、省力化の実現を可能とす
る。 【解決手段】 ワーククランプ装置1は、ワークWの下
面を支承するワークホールド5と、ワークWの上面を押
圧するクランプ7と、このクランプ7を備えてワーク押
圧位置とワークWより離隔する退避位置とへ水平移動す
るクランプ本体9と、から構成されている。而して、常
に最適な位置にワーククランプ装置1を設置することが
でき、装置のコンパクト化とコストの低減を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワーククランプ
装置およびワーク加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばワークを加工する際に、ワ
ークを固定するワーククランプ装置としては、クランプ
が油圧制御により締付け力が可変にでき、センサにより
自動振動検知ができる。また、クランプの締め直しが自
動化でき、加工振動に応じた最適のクランプ力で自動で
締まるようになり、ワークに締め付けひずみを与えない
ため加工精度が安定し、無人化、省人化ができるように
なっている。
【0003】そのクランプ装置としては、ワークに対し
て図10又は図11に示されているごときクランプ位置
で加工されている。
【0004】図10には、四角形状のワークWの中央部
(図10に斜線で示す)に加工箇所がある場合は、ワー
ククランプ装置101はワークWの四隅にそれぞれ設け
られ、この複数のワーククランプ装置101でワークW
をクランプして加工が施されている。また、図11に示
されているごとくワークWの3辺(図11に斜線で示
す)に加工箇所がある場合は、加工しない一辺にワーク
クランプ装置101を設け、このワーククランプ装置1
01一ケでワークWをクランプして加工が施されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のワーククランプ装置101では、図10に示されて
いるワーククランプ装置101の配置は、最適な配置で
ある。しかし、図11に示されたワーククランプ装置1
01は加工箇所を避けて設置しなければならない。
【0006】このため、加工箇所に制約され最適なクラ
ンプができない。また、加工工程中に加工に干渉する部
分のワーククランプ装置があった場合は、作業者が手動
でワーククランプ装置を取外している。
【0007】この発明の目的は、回避動作可能なクラン
プにより常に最適な位置に設置が可能となり、クランプ
装置のコンパクト化とコストの低減を図り、無人化、省
力化の実現を可能としたワーククランプ装置およびワー
ク加工方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のワーククランプ装置は、ワ
ークの下面を保持せしめるワークホールドと、ワークの
上面を押圧せしめるクランプと、このクランプを備える
と共にクランプがアンクランプせしめた状態で前記ワー
クに対して退避可能に設けたクランプ本体と、で構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0009】したがって、ワークの下面をワークホール
ドで保持した状態でクランプ本体に設けたクランプを、
押圧せしめることにより、ワークをクランプせしめる。
そしてクランプ本体を押圧挾持位置と退避位置とに選択
自在に設けた。
【0010】而して、ワーククランプ装置のコンパクト
化によるコストダウンと、加工工具との干渉を防ぐこと
ができ、ワーククランプ装置の設置位置が加工に制約さ
れず、無人化、省力化の実現が可能となる。
【0011】請求項2によるこの発明のワーククランプ
装置は、請求項1のワーククランプ装置において、前記
ワーククランプ装置は、前記ワークホールドを駆動せし
める第1駆動装置と、前記クランプを駆動せしめる第2
駆動装置と、前記クランプ本体を退避せしめるべく駆動
せしめる第3駆動装置と、を備えてなることを特徴とす
るものである。
【0012】したがって、第1,第2駆動装置にてワー
クホールド、クランプを作動せしめてワークをクラン
プ、アンクランプし、第3駆動装置にてクランプ本体を
作動せしめてワークの押圧位置と退避位置とに移動自在
とした。
【0013】而して、ワーククランプ装置のコンパクト
化によるコストの低減を図ると共に、ワーククランプ装
置を常に最適な位置に設置が可能となる。
【0014】請求項3によるこの発明のワーククランプ
装置は、請求項1又は2のワーククランプ装置におい
て、前記第1,第2,第3駆動装置は、流体圧シリンダ
を作動駆動機構として構成されていることを特徴とする
ものである。
【0015】したがって、第1,第2,第3駆動装置の
作動駆動機構は流体圧シリンダで構成されているので、
簡単な部材で確実な作動ができ、コストの低減を図るこ
とができる。
【0016】請求項4によるこの発明のワーク加工方法
は、ワークの端縁を加工時工具で加工する際に、加工工
具がワークの端縁をクランプしたクランプに接近したこ
とを検知したときに、クランプをアンクランプし、クラ
ンプを備えたクランプ本体を挾持位置より退避位置に後
退せしめてなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、加工工具の接近によりワーク
クランプ装置は、挾持位置より退避位置に後退できるの
で、加工工具がワーククランプ装置に干渉することが回
避される。しかも、機器の破損防止と加工に制約され
ず、無人化、省力化の実現が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1,図2および図3を参照するに、ワー
ククランプ装置1は、テーブルベース3上に設けられ、
ワークWの下面を押圧あるいは下面より離隔せしめるワ
ークホールド5と、ワークWの上面を押圧あるいは上面
より離隔せしめるクランプ7と、このクランプ7を備え
かつ図1において、左右方向へ移動可能なクランプ本体
9とで構成されている。
【0020】前記テーブルベース3上にはワークWを保
持する必要な分だけ油圧力を増圧する蓄圧器13がワー
クWの下方に立設されていて、この蓄圧器13の上部に
油圧で作動する第1駆動装置としての第1流体圧シリン
ダ15が立設されている。この第1流体圧シリンダ15
は油圧入でワークWの下面に前記ワークホールド5が当
接してワークWを保持し、圧油を抜くことにより図示を
省略したが例えば内蔵されたスプリング等によりワーク
ホールド5は下降しワークWより離隔する構成となって
いる。
【0021】前記テーブルベース3上には基板19が設
けられ、この基板19上にガイドレール21(例えばL
Mガイドレール等)が敷設されている。そして、このガ
イドレール21上にはガイド部材23(例えばLMガイ
ド等)を介して台座などからなるクランプ本体9が水平
に左右方向へ移動自在に設けられている。
【0022】クランプ本体9にはブラケット27が立設
され、このブラケット27の上部に設けた回転支点軸2
9に前記クランプ7が回動自在に装着され、クランプ7
の片端下部に押圧部33が形成され、クランプ7の他端
はピン35を介して前記クランプ本体9上に立設された
油圧で作動する第2駆動装置としての第2流体圧シリン
ダ37に設けたピストンロッド39の上端に連結したホ
ークエンド41に連結されている。
【0023】上記構成により、第2流体圧シリンダ37
を作動せしめピストンロッド39を突出せしめると、ク
ランプ7は回動支点軸29を支点として反時計廻りに回
動し、クランプ7に形成した押圧部33にてワークWの
表面を押圧する。そして、前記第1駆動装置である第1
流体圧シリンダ15のワークホールド5の上部でワーク
Wの裏面を支持しているのでワークWはクランプされ
る。
【0024】前記ガイドレール21の後端(図1,図2
において右側)にブラケット43が立設され、このブラ
ケット43に第3駆動装置としての第3流体圧シリンダ
45が装着され、第3流体圧シリンダ45のピストンロ
ッド47の先端が前記クランプ本体9に連結されてい
る。更に、クランプ本体9の両側にスプリング支持部材
49が突設され、前記ブラケット43の両側にも前記ス
プリング支持部材49に相対した位置にスプリング支持
部材51が設けられ、この両スプリング支持部材49,
51との間にコイルスプリング53が張装されている。
【0025】上記構成により、第3流体圧シリンダ45
を作動せしめピストンロッド47を突出せしめると、ク
ランプ本体9は前進し、クランプ7はワークWをクラン
プする押圧挾持位置へ位置決めされる。なお、この際コ
イルスプリング53は引張られた状態となる。
【0026】前記第3流体圧シリンダ45内の圧油を抜
くとコイルスプリング53の縮み力によりクランプ本体
9は引戻され退避位置へ第2流体圧シリンダ37および
クランプ7は位置決めされる。
【0027】前記ブラケット27の側面にはクランプ側
方向制御弁55が設けられ、このクランプ側方向制御弁
55はアンクランプ時に第2流体圧シリンダ37を作動
させるためのもので、第2流体圧シリンダ37に設けた
ピストンロッド39の先端に設けたホークエンド41に
一体的に突出した作動用部材57により、前記クランプ
側方向制御弁55のポート切換がなされるものである。
また、前記ブラケット43にはスライド側方向制御弁5
9が設けられ、このスライド側方向制御弁59はアンク
ランプ後、第3流体圧シリンダ45内の圧油を抜くとコ
イルスプリング53の収縮力によりクランプ本体9が退
避位置に戻った時に、前記第2流体圧シリンダ37より
突設した作動用部材61により、前記スライド側方向制
御弁59のポート切換がなされるものである。
【0028】次に、前記第1,第2,第3流体圧シリン
ダ15,37,45を作動せしめる油圧回路について説
明する。
【0029】図4を参照するに、油圧回路63は、タン
ク65に連通したポンプモータ67にて駆動される油圧
ポンプ69が設けられ、この油圧ポンプ69の吐出側管
路71はリニアサーボバルブ73のPポートへ連通して
いる。そして、リニアサーボバルブ73の流路を切換え
てPポートとAポート、BポートとTポートを連通させ
ると、圧油は管路75を通り逆止め弁77と逆止め弁付
流量調整弁79を介して第1流体圧シリンダ15と第2
流体圧シリンダ37へ分岐管路81,83を通って送油
される。
【0030】前記分岐管路81の途中には逆止め弁77
が設けられ、この逆止め弁77の入側と出側を結んでス
ライド側方向制御弁59が設けられていると共に、蓄圧
器13を介して第1流体圧シリンダ15へ圧油は供給さ
れる。また、分岐管路83の途中には逆止め弁付減圧弁
85が設けられ、この逆止め弁付減圧弁85を介して第
2流体圧シリンダ37の上部油室87に連通している。
なお、前記第2流体圧シリンダにはスプリング89が内
蔵され、常時ピストンロッド39を縮少方向へ付勢して
いる。
【0031】更に、前記管路75より分岐した分岐管路
91が設けられ、この分岐管路91の途中に逆止め弁付
流量調整弁79と逆止め弁77を介して第3流体圧シリ
ンダ45の後部油室93へ連通している。なお、前記逆
止め弁77の入側と出側を結んでクランプ側方向制御弁
55が設けられている。また、前記第3流体圧シリンダ
45の前部油室95からパイロット式逆止め弁97を介
して戻り管路99を経てタンク65へ圧油は戻される。
【0032】上記構成により、リニアサーボバルブ73
を切換えてPポートとAポート、BポートとTポートを
連通すると、油圧ポンプ69にて送られた油圧は管路7
5を通り逆止め弁77、逆止め弁付流量調整弁79を介
して分岐管路81,83へ送油される。
【0033】分岐管路81へ送られた圧油は、逆止め弁
77を経て蓄圧器13へ送られると共に、第1流体圧シ
リンダ15へ供給され、ワークWをセットした状態で保
持される。また、分岐管路83へ送られた圧油は逆止め
弁付減圧弁85を通り第2流体圧シリンダ37の上部油
室87へ送油され、ピストンロッド39を突出せしめク
ランプ7にてワークWを押圧し、前記第1流体圧シリン
ダ15と協働してワークWを挾圧固定する。
【0034】また、前記リニアサーボバルブ73と逆止
め弁77との間の管路75より分岐した分岐管路91よ
り送られた圧油は、逆止め弁付流量調整弁79と逆止め
弁77を通って第3流体圧シリンダ45の後部油室93
へ送油する。この後部油室93へ入った油圧により第3
流体圧シリンダ45のピストンロッド47は突出し、ク
ランプ本体9を押圧挾持位置へ前進させる。なお、管路
75側に設けた逆止め弁77と分岐管路91に設けた逆
止め弁付流量調整弁79との抵抗は、逆止め弁付流量調
整弁79の方が小さいので、圧油は第2流体圧シリンダ
37へ流入するより早く第3流体圧シリンダ45へ流入
し作動せしめる。
【0035】前記第3流体圧シリンダ45の前部油室9
5内の油は、パイロット式逆止め弁97のパイロット圧
により開き前記タンク65へ戻される。
【0036】前記リニアサーボバルブ73を切換えてA
ポートとTポートを連通せしめると、第2流体圧シリン
ダ37内の圧油は内蔵されたスプリング89の弾撥力に
より排出され、分岐管路83,管路75を通りタンク6
5へ戻される。また、第2流体圧シリンダ37のピスト
ンロッド39が縮少することにより、クランプ側方向制
御弁55が作動してポートが切換り、第3流体圧シリン
ダ45の後部油室93内の圧油は、コイルスプリング5
3の縮少力によりクランプ側方向制御弁55、逆止め弁
付流量調整弁79を通りタンク65へ戻される。
【0037】第3流体圧シリンダ45の後部油室93内
の圧油がタンク65へ戻されると、スライド側方向切換
弁59のポートが切換り、第1流体圧シリンダ15内の
圧油は、スライド側方向制御弁59,逆止め弁付流量調
整弁79,逆止め弁77を通りタンク65へ戻され、ワ
ークWの支持を解放する。
【0038】次に、油圧によるシーケンスのフローチャ
ートについて、図5および図6を参照しつつ詳細に説明
する。
【0039】図5のフローチャートはクランプ時を示
し、ステップS1でリニアサーボバルブ73のポートを
切換えて圧油を送油状態とする。そして、ステップS2
にて第3流体圧シリンダ45を作動する。ピストンロッ
ド47が突出しクランプ本体9を前進させてステップS
3にてストロークエンドになったら停止する。なお、ス
トロークエンドにならなかったら再びステップS2に戻
って繰返し作動する。
【0040】ストロークエンドになったらステップS4
へ進む。ここで第1流体圧シリンダ15を作動させピス
トンロッド17を上昇せしめワークWの下面を支承す
る。そして、ステップS5にて第2流体圧シリンダ37
を作動させクランプ7にてワークWを押戻し、前記第1
流体圧シリンダ15にて支承したワークWを挾圧固定し
て動作を終了する。
【0041】図6には、アンクランプ・回避動作のフロ
ーチャートが示されている。
【0042】すなわち、ステップS1にてリニアサーボ
バルブ73のポートを切換えて戻り系路とする。ステッ
プS2にて第2流体圧シリンダ37内の圧油はタンク6
5内へ戻り、内蔵されたスプリング89によりピストン
ロッド39は縮少しクランプ7はワークWより離隔す
る。
【0043】そして、ステップS3にてピストンロッド
39がストロークエンドに達したか否かをチェックし、
達していない場合は再びステップS2へ戻り繰返し作動
する。ストロークエンドに達したらステップS4へ進み
第3流体圧シリンダ45内の圧油を排出しコイルスプリ
ング53の引張り力によりピストンロッド47を引っ込
める。
【0044】このピストンロッド47がストロークエン
ドに達したか否かをステップS5にてチェックする。な
お、ストロークエンドに達しない時は、再びステップS
4に戻り繰り返し作動し、ストロークエンドに達したら
ステップS6へ進む。ステップS6にて第1流体圧シリ
ンダ15内の圧油を抜きワークWの支承を解除してクラ
ンプの回避動作を終了する。
【0045】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、総合して言えることは、図7に示されたごとく、
空気側では例えばセンサ類の検出信号によるクランプ・
アンクランプ指令により油圧回路63中に設けたリニア
サーボバルブ73のポート切換を行ない機械側の第1,
第2,第3流体圧シリンダ15,37,45へ圧油を送
りワークをクランプする。また、第1,第2,第3流体
圧シリンダ15,37,45内の圧油をリニアサーボバ
ルブ73のポート切換えによりタンク65へ排出するこ
とによりアンクランプと退避位置に回避することができ
る。
【0046】より詳細には図8に示されているごとく、
ワークホールド5、クランプ7、クランプ本体9を作動
せしめる第1,第2,第3流体圧シリンダ15,37,
45の作動によりワーク押圧挾持位置にてワークWをク
ランプする。そして、加工工具KにてワークWの表面を
加工するが、加工工具Kが図中矢印で示したごとくクラ
ンプ7へ接近した際、図示を省略したがセンサ類により
接近を検知して、リニアサーボバルブ73のポートを切
換えて、クランプ本体9は図中矢印で示したごとく退避
するものである。
【0047】例えば、四角形状のワークWにワーククラ
ンプ装置1を4ケ所それぞれ四隅に設けた時の使用要領
が図9に示されている。
【0048】すなわち、四隅に設けたワーククランプ装
置1は加工工具Kが接近した側のワーククランプ装置1
のみ退避位置へ退避すれば良い。
【0049】而して、常に最適な位置にワーククランプ
装置1の設置が可能となり、ワーククランプ装置1のコ
ンパクト化によりコストの低減と、無人化、省力化が実
施できる。
【0050】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。例えば、本
実施例では第1,第2,第3流体圧シリンダ15,3
7,45を油圧作動としたが空圧作動でも良く、また、
電気的にソレノイドバルブで駆動させても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明よ
り理解されるように、請求項1によるこの発明によれ
ば、ワークの下面をワークホールドで保持した状態でワ
ーククランプ本体に設けたクランプを、押圧せしめるこ
とにより、ワークをクランプせしめることができる。そ
してクランプ本体を押圧挾持位置と退避位置とに選択自
在に設けた。
【0052】而して、ワーククランプ装置のコンパクト
化によるコストダウンと、加工工具との干渉を防ぐこと
ができ、ワーククランプ装置の設置位置が加工に制約さ
れず、無人化、省力化の実現が可能となる。
【0053】請求項2によるこの発明によれば、第1,
第2駆動装置にてワークホールド、クランプを作動せし
めてワークをクランプ、アンクランプし、第3駆動装置
にてクランプ本体を作動せしめてワークの押圧位置と退
避位置とに移動自在とした。
【0054】而して、ワーククランプ装置のコンパクト
化によるコストの低減を図ると共に、ワーククランプ装
置を常に最適な位置に設置が可能となる。
【0055】請求項3によるこの発明によれば、第1,
第2,第3駆動装置の作動駆動機構は流体圧シリンダで
構成されているので、簡単な部材で確実な作動ができ、
コストの低減を図ることができる。
【0056】請求項4によるこの発明によれば、加工工
具の接近によりワーククランプ装置は、挾持位置より退
避位置に後退できるので、加工工具がワーククランプ装
置に干渉することを回避せしめることができる。しか
も、機器の破損防止と加工に制約されず、無人化、省力
化の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、ワーククランプ装置
の側面図である。
【図2】図1における平面図である。
【図3】図1における右側より見た正面図である。
【図4】油圧回路図である。
【図5】クランプ時のフローチャート図である。
【図6】アンクランプ・回避時のフローチャート図であ
る。
【図7】作用説明図である。
【図8】作用説明図である。
【図9】作用説明図である。
【図10】従来例における作用説明図である。
【図11】従来例における作用説明図である。
【符号の説明】
1 ワーククランプ装置 5 ワークホールド 7 クランプ 9 クランプ本体 15 第1流体圧シリンダ(第1駆動装置) 37 第2流体圧シリンダ(第2駆動装置) 45 第3流体圧シリンダ(第3駆動装置) W ワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの下面を保持せしめるワークホー
    ルドと、ワークの上面を押圧せしめるクランプと、この
    クランプを備えると共にクランプがワークをアンクラン
    プせしめた状態で前記ワークに対して退避可能に設けた
    クランプ本体と、で構成されていることを特徴とするワ
    ーククランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記ワークホールドを駆動せしめる第1
    駆動装置と、前記クランプを駆動せしめる第2駆動装置
    と、前記クランプ本体を退避せしめるべく駆動せしめる
    第3駆動装置と、を備えてなることを特徴とする請求項
    1記載のワーククランプ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1,第2,第3駆動装置は、流体
    圧シリンダを作動駆動機構として構成されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載のワーククランプ装置。
  4. 【請求項4】 ワークの端縁を加工工具で加工する際
    に、加工工具がワークの端縁をクランプしたクランプに
    接近したことを検知したときに、クランプをアンクラン
    プし、クランプを備えたクランプ本体を挾持位置より退
    避位置に後退せしめてなることを特徴とするワーク加工
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108406379A (zh) * 2017-01-13 2018-08-17 浙江亚太机电股份有限公司 一种满足多个加工工序的制动轮缸液压夹具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108406379A (zh) * 2017-01-13 2018-08-17 浙江亚太机电股份有限公司 一种满足多个加工工序的制动轮缸液压夹具
CN108406379B (zh) * 2017-01-13 2019-10-29 浙江亚太机电股份有限公司 一种满足多个加工工序的制动轮缸液压夹具

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