JP2528220Y2 - バインダ金具 - Google Patents

バインダ金具

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JP2528220Y2
JP2528220Y2 JP9891291U JP9891291U JP2528220Y2 JP 2528220 Y2 JP2528220 Y2 JP 2528220Y2 JP 9891291 U JP9891291 U JP 9891291U JP 9891291 U JP9891291 U JP 9891291U JP 2528220 Y2 JP2528220 Y2 JP 2528220Y2
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有 松本
聡 水谷
啓明 中田
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King Jim Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、分割綴爪を開閉操作す
るよう構成したバインダ金具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のバインダ金具は、図9
に示すように、断面が偏平半円状のバインダ基板10の
両側端部に沿って湾曲した複数の分割綴爪12を複数対
向して立設し、この綴爪12をバインダ基板10の両側
端部に係合して山谷形状に起伏する(図11,12参
照)連結作動部材14に連結し、この連結作動部材14
をその長手方向端部に設けた交差状開閉レバー16を介
して起伏操作することにより、前記対向綴爪12を開閉
するように構成されている。なお、開閉レバー16は、
図示されるようにバインダ金具の両端部に設けることな
く、一端部のみに設けることもできる。また、バインダ
金具は、通常両端部および中央部に設けられる3つのビ
ス孔18a,18b,18cを介して取付ビス20によ
りファイル台紙22(図10,11参照)上にかしめ取
付けられる。
【0003】しかるに、この種のバインダ金具において
は、綴込量が増大すると、綴爪が不用意に解放されて綴
込まれた紙葉類が脱落する等の不都合が発生する惧れが
ある。そこで、これを防止するために、一般に、開閉レ
バーはロック装置が設けられている。
【0004】すなわち、図9並びに図11,12におい
て、一方の開閉レバー16にはロック装置24が設けら
れており、そしてこのロック装置24は、開閉レバー1
6に係合して(図示例においてはレバー摘み16a,1
6aが介在して)綴爪閉止位置(図11)をロックする
ロック部26と、このロック部26を保持して連結作動
部材14およびファイル台紙22の間に支持される保持
板28とから構成されている。なお、図示されるロック
装置24においては、ロック部26は保持板28に固定
的に立設されており、そして保持板28が挿通長孔28
aを介して取付ビス20に対して間隔lを移動すること
により、ロック部26が閉止位置(図9に実線で示す位
置)と開放位置(破線で示す位置)との間を移動するよ
うに構成されているが、ロック装置はこのように構成す
ることなく、保持板を固定的に支持し、そしてロック部
が保持板に対して直立、倒伏するよう構成することもで
きる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のロック装置は、以下に述べるような難点を有してい
た。
【0006】すなわち、綴爪12は、開閉レバー16の
摘み16a,16aを互いに引付けることにより開放
(図12)し、一方この状態において綴爪開放端部12
a,12aを互いに引付けることにより閉止(図11)
するが、この動作は、バインダ基板10の両側内面に押
圧的に挾持されている連結作動部材14の弾発的な起伏
動作によって達成される。しかるに、ここで、ロック装
置24の保持板28は、例えばその両端縁部に立設する
対接壁部28b,28bを介して連結作動部材14に対
接、位置決めされているが、この対接部の高さは連結作
動部材14の起伏状態の間において異なり(連結作動部
材の山形状態において間隔28b″が発生する)、しか
も連結作動部材14は前述したように弾発的に動作する
ため、保持板28にガタが発生する。従って、図11に
矢印で示すように、ロック部26が左右に動揺してレバ
ー摘み16a,16b間に挿入されず、すなわちロック
装置24が作動しない場合がしばしば発生した。
【0007】そこで、本考案の目的は、綴爪の開閉操作
に際してガタを発生することなく確実に綴爪の閉止位置
をロックすることができる、バインダ金具を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本考案に係るバインダ金具は、バインダ基板に連結
作動部材を介して連設される複数の分割綴爪を開閉レバ
ーを介して開閉するバインダ金具において、前記開閉レ
バーに係合してその綴爪閉止位置をロックするロック部
と、このロック部を保持して前記連結作動部材およびフ
ァイル台紙の間に支持される保持板とからなる開閉レバ
ーロック装置を設け、前記保持板は前記連結作動部材に
対して押圧かつ弾性的に係着するよう構成することを特
徴とする。
【0009】この場合、保持板を連結作動部材に押圧か
つ弾性的に係着する手段は、保持板の長手方向両側縁部
に設けられる連結作動部材に指向させて切起したループ
状弾性切起し部から構成することができる。
【0010】また、ロック装置の構成は、ロック部を、
保持板の一端部に固定的に立設し、保持板を連結作動部
材およびファイル台紙に対して摺接移動することによ
り、ロック部が開閉レバーの開閉位置の間を移動するよ
う構成するか、あるいは保持板を、連結作動部材および
ファイル台紙に対して固定的に支持し、ロック部を保持
板に対してスナップ的に直立、倒伏することにより、ロ
ック部が開閉レバーの開閉位置に設定し得るように構成
することができる。
【0011】
【作用】ロック装置の保持板は、ループ状弾性切起し部
を介して連結作動部材に対して押圧かつ弾性的に係着す
る。従って、保持板は、綴爪の開閉に伴う連結作動部材
の弾発的起伏動作に対しても、この連結作動部材に対し
てガタを発生することがない。すなわち、ロック部が左
右に動揺することがないので、ロック装置は確実に作動
する。
【0012】
【実施例】次に、本考案に係るバインダ金具の一実施例
を添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、
説明の便宜上、図9乃至図12に示す従来の構成部分と
同一の構成部分には同一の参照符号を付し、その詳細な
説明は省略する。
【0013】先ず、初めに、本考案は、実質的にはバイ
ンダ金具における綴爪の閉止位置をロックする装置に係
り、従ってバインダ金具自体の構成は図9あるいは図1
0乃至図12に関して説明した通りであるのでここでは
説明を省略する。
【0014】そこで、本考案に係るロック装置の一実施
例について以下説明するが、ここで図1乃至図7に示す
実施例は、以下に述べるように、ロック部を保持板に対
して直立、倒伏可能に構成したものである。
【0015】すなわち、ロック装置40は、ロック部4
2と保持板44とからなり、これらが結合部46により
結合される。ロック部42は方形板体からなり、補強
リム42aの間に設けられ、閉止位置における一対の
閉レバー摘み16aを受入れる受入部48と、一側縁部
より突出してロック部42側の結合部46aを形成する
回動ヒンジ部50とを有する。保持板44保持板
側の結合部46bと本体部52とからなり、この結合
46b本体部52より延在して撓み変形可能に配
置された片持梁状弾性担持部54と、この担持部54
両側にこれと分離して設けられ、前記ロック部42の一
側縁部に形成したヒンジ部50の支軸51を回動自在に
軸支する軸支部56とを有する。そして、保持板44
その長手方向両側端縁部に設けられるループ状弾性
切起し部58と、本体部52の中央に設けられる2つの
ビス孔60a、60bとを有する。
【0016】このような構成において、先ず結合部46
においては、ロック部42が倒伏された状態において
は、図2に明らかに示されるように、ヒンジ部50が弾
性担持部54上に安定して担持されている。そこで、図
6に示すようにロック部42を直立すべく図示の矢印
方向に回動すると、ロック部42に形成されたヒンジ部
50は、軸支部56に軸支された支軸51を中心として
回動し、この時弾性担持部54は、ヒンジ角部50a
当接によって、固定された軸支部56より下方へ撓み付
される。そして、前記ヒンジ角部50aが、図示の位
置を通過するとヒンジ部50は、前記撓み付勢された
弾性担持部54の復元付勢力によって回動を促進され、
図7に示すように、ロック部42はスナップ的に直立
ると共に、この状態を安定に保持する。また、逆に直立
状態から倒伏する場合においても、同様のスナップ効果
が発揮される。
【0017】次に、保持板44においては、この保持板
は連結作動板14とファイル台紙22との間に支持され
ており、そして綴爪12が開閉操作される際に弾発的に
起伏する連結作動板14に対してその谷形状態(図4)
と山形状態(図5)とにおいて対接するが、この時前記
対接部の高さが変化しても、保持板44は、その両側部
に弾性的に伸縮するループ状弾性切起し部58を有する
ので、連結作動部材14に対して図示されるように安定
した支持状態を維持する。因みに、従来の装置において
は、図12に示されるように保持板の対接壁部28bと
連結作動板14との間に空隙28b″が形成されるの
で、連結作動板14の前記弾発的動作により保持板にガ
タが発生することは前述した通りである。なお、本実施
例においては、2つのビス孔60a,60bが設けられ
ているが、これは両端部ビス孔のバインダ端部からの距
離L(図9参照)が用紙サイズB5,C4によってそれ
ぞれL1,L2に設定されていることに対応するためで
ある。
【0018】以上の説明から理解されるように、本考案
によれば、保持板44が、綴爪12の開閉操作によって
(換言すれば連結作動部材14の弾発動作に拘ら
ず)その連結作動部材14に対する支持状態が変動す
ることがないので、ロック部42が直立すると開閉レ
バー摘み16aがロック部42入部48内に正確
に保持される。すなわちロック部42の作動が確実に
達成される。しかも、ロック部42の前記直立あるいは
倒伏操作は、スナップ的に安定しているので、ロック操
作あるいはその解除を簡便に行うことができる。
【0019】次に、図8は本考案に係るロック装置の別
の実施例を示すが、本実施例はロック部を保持板に対し
て固定的に構成したものである。すなわち、ロック装置
70は保持板72とこれに直立、固定されるロック部7
4とから構成されている。ここで、ロック部74の構成
は前記実施例におけるロック部42と実質的に同一であ
るが、保持板72はその中央部分にビス挿通長孔76が
設けられており、連結作動部材14(図示せず)に対し
て行程lを摺動することによりロック部74を開閉位置
の間で移動する。なお、この場合においても、保持板7
2は、その両側縁部に設けられるループ状弾性切起し部
78を介して連結作動部材に対する支持状態を安定に維
持するので、ロック装置70が確実に作動することは明
らかである。なお、これらロック装置のロック部および
保持板は、好適には、それぞれプラスチック材により一
体的に成形することができる。
【0020】以上、本考案を好適な実施例について説明
したが、本考案は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。例えば、ロック部は、図9乃至図12に示さ
れるように、開閉レバー間に介在するよう構成できるこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバインダ金具のロック装置の一実
施例を示す平面図である。
【図2】図1に示すロック装置のII−II線断面図で
ある。
【図3】図1に示すロック装置のロック部を直立した状
態を示す側面図である。
【図4】図1に示すロック装置を装着したバインダ金具
の綴爪を閉止した状態を示す横方向断面図である。
【図5】図1に示すロック装置を装着したバインダ金具
の綴爪を開放した状態を示す横方向断面図である。
【図6】図1に示すロック装置のロック部直立操作時に
おける係合部の動作を説明する拡大断面図である。
【図7】図1に示すロック装置のロック部直立時におけ
る係合部状態を説明する拡大断面図である。
【図8】本考案に係るバインダ金具のロック装置の別の
実施例を示す斜視図である。
【図9】バインダ金具における従来のロック装置を示す
斜視図である。
【図10】図9に示す従来のロック装置の斜視図であ
る。
【図11】図9のXI−XI線断面図である。
【図12】図11と同様の綴爪を開放した状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
10 バインダ基板 12 綴爪 12a 開放端部 14 連結作動部材 16 開閉レバー 16a 開閉レバー摘み 22 ファイル台紙 40 ロック装置 42 ロック部 42a 補強リム部 44 保持板 46 結合部 46a ロック部側結合部 46 保持板側結合部 48 受入部 50 回動ヒンジ部 50a ヒンジ角部51 支軸 52 本体部 54 片持梁状弾性切起し部 56 軸支部 58 ループ状弾性切起し部 60a、60b ビス孔 70 ロック装置 72 保持板 74 ロック部 76 ビス挿通長孔 78 ループ状弾性切起し部

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バインダ基板に連結作動部材を介して連
    設される複数の分割綴爪を開閉レバーを介して開閉する
    バインダ金具において、 前記開閉レバーに係合してその綴爪閉止位置をロックす
    るロック部と、このロック部を保持して前記連結作動部
    材およびファイル台紙の間に支持される保持板とからな
    る開閉レバーロック装置を設け、前記保持板は前記連結
    作動部材に対して押圧かつ弾性的に係着するよう構成す
    ることを特徴とするバインダ金具。
  2. 【請求項2】 保持板を連結作動部材に押圧かつ弾性的
    に係着する手段は、保持板の長手方向両側縁部に設けら
    れる連結作動部材に指向させて切起したループ状弾性切
    起し部から構成してなる請求項1記載のバインダ金具。
  3. 【請求項3】 ロック部は、保持板の一端部に固定的に
    立設され、保持板が連結作動部材およびファイル台紙に
    対して摺接移動することにより、ロック部が開閉レバー
    の開閉位置の間を移動するよう構成してなる請求項2記
    載のバインダ金具。
  4. 【請求項4】 保持板は、連結作動部材およびファイル
    台紙に対して固定的に支持され、ロック部が保持板に対
    してスナップ的に直立、倒伏することにより、ロック部
    が開閉レバーの開閉位置に設定してなる請求項2記載の
    バインダ金具。
  5. 【請求項5】 保持板を連結作動部材およびファイル台
    紙に対して固定的に支持する支持位置は、ロック部保持
    端部からの距離を変更可能に構成してなる請求項4記載
    のバインダ金具。
  6. 【請求項6】 ロック部を連結部材およびファイル台紙
    に対して直立、倒伏するよう保持する保持手段は、保持
    板に設けた片持梁状弾性担持部とこの弾性担持部に押接
    回動するようロック部に設けた回動ヒンジ部とから構成
    してなる請求項4記載のバインダ金具。
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JP2902987B2 (ja) * 1995-11-22 1999-06-07 株式会社キングジム 取外し可能な綴金具及び取外し可能な綴金具付きファイル
JP2993885B2 (ja) * 1996-04-23 1999-12-27 コクヨ株式会社 バインダー

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