JPH074302Y2 - 扉のラッチ装置 - Google Patents
扉のラッチ装置Info
- Publication number
- JPH074302Y2 JPH074302Y2 JP4368592U JP4368592U JPH074302Y2 JP H074302 Y2 JPH074302 Y2 JP H074302Y2 JP 4368592 U JP4368592 U JP 4368592U JP 4368592 U JP4368592 U JP 4368592U JP H074302 Y2 JPH074302 Y2 JP H074302Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- body case
- latch device
- main body
- groove
- Prior art date
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スタックキャビネット
やロッカー等の開口部を開閉する扉のラッチ装置(扉止
め装置)に関し、特に、扉への取付作業性の向上と取付
位置の自由度を向上する技術に関する。
やロッカー等の開口部を開閉する扉のラッチ装置(扉止
め装置)に関し、特に、扉への取付作業性の向上と取付
位置の自由度を向上する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタックキャビネットやロッカー
等の開口部を開閉する扉のラッチ装置として、扉側の把
手部の操作と連動して回動され、開口部側の係合部と係
脱するラッチ部材を有した構成のものが知られている。
例えば、図5に示した従来のラッチ装置は、ベース1
と、該ベース1に回動自由に軸支され、扉2の側縁部を
内側に略コ字形に折り曲げることにより形成される凹溝
部3の壁部に形成された切欠溝4から先端フック部5が
突出可能なラッチ部材6等から構成される。これらベー
ス1やラッチ部材6は金属製であり、ベース1は溶着や
機械的取付手段等によって扉2に固定取付される。又、
図6及び図7に示すように、ABS樹脂等によって成形
される本体ケース内にラッチ部材69を回動自由に支持
し、扉の側縁部を内側に折り曲げて形成される凹溝部に
嵌め込んで取り付けるラッチ装置も知られている。この
ラッチ装置の場合、凹溝部と当接する本体ケース61の
壁部に、略コ字形状の溝部に基づいて抜き出され、先端
に係止爪を設けた弾力性のある舌片部63を設けると共
に、扉の内壁部側に設けた係止片と当接する本体ケース
61の壁部に同様の舌片部64を設け、本体ケース61
を扉の凹溝部に嵌め込んだ状態で、前記舌片部63が凹
溝部側に設けた係止孔に係止され、前記舌片部64が係
止片に圧接係止されるように構成される。
等の開口部を開閉する扉のラッチ装置として、扉側の把
手部の操作と連動して回動され、開口部側の係合部と係
脱するラッチ部材を有した構成のものが知られている。
例えば、図5に示した従来のラッチ装置は、ベース1
と、該ベース1に回動自由に軸支され、扉2の側縁部を
内側に略コ字形に折り曲げることにより形成される凹溝
部3の壁部に形成された切欠溝4から先端フック部5が
突出可能なラッチ部材6等から構成される。これらベー
ス1やラッチ部材6は金属製であり、ベース1は溶着や
機械的取付手段等によって扉2に固定取付される。又、
図6及び図7に示すように、ABS樹脂等によって成形
される本体ケース内にラッチ部材69を回動自由に支持
し、扉の側縁部を内側に折り曲げて形成される凹溝部に
嵌め込んで取り付けるラッチ装置も知られている。この
ラッチ装置の場合、凹溝部と当接する本体ケース61の
壁部に、略コ字形状の溝部に基づいて抜き出され、先端
に係止爪を設けた弾力性のある舌片部63を設けると共
に、扉の内壁部側に設けた係止片と当接する本体ケース
61の壁部に同様の舌片部64を設け、本体ケース61
を扉の凹溝部に嵌め込んだ状態で、前記舌片部63が凹
溝部側に設けた係止孔に係止され、前記舌片部64が係
止片に圧接係止されるように構成される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のラッ
チ装置では、次のような問題点がある。即ち、図5に示
したラッチ装置は金属製であり、扉2には溶着や機械的
手段等によって固定取付する必要があるため、ワンタッ
チで取り付けられず取付作業性が悪い。又、図6及び図
7に示すラッチ装置では、2つの舌片部63、64の変
形方向が直交する方向のため、本体ケース61を凹溝部
に嵌め込む時に、前記舌片部63を係止孔に係止させつ
つ舌片部64を係止片に圧接係止させる必要があり、や
はりワンタッチで取り付けられず熟練作業者による取付
作業が要求される。又、このラッチ装置では、舌片部6
4を扉の内壁部側に縦方向の凹溝部を利用して設けた係
止片に当接させるようにしているため、取付位置が扉の
コーナ部に限定され、扉のその他の部位に取り付けるこ
とはできない。本考案は以上のような従来の実情に鑑
み、本体ケースを凹溝部に取付る際の作業性を向上する
と共に、取付位置の自由度を向上することを目的とす
る。
チ装置では、次のような問題点がある。即ち、図5に示
したラッチ装置は金属製であり、扉2には溶着や機械的
手段等によって固定取付する必要があるため、ワンタッ
チで取り付けられず取付作業性が悪い。又、図6及び図
7に示すラッチ装置では、2つの舌片部63、64の変
形方向が直交する方向のため、本体ケース61を凹溝部
に嵌め込む時に、前記舌片部63を係止孔に係止させつ
つ舌片部64を係止片に圧接係止させる必要があり、や
はりワンタッチで取り付けられず熟練作業者による取付
作業が要求される。又、このラッチ装置では、舌片部6
4を扉の内壁部側に縦方向の凹溝部を利用して設けた係
止片に当接させるようにしているため、取付位置が扉の
コーナ部に限定され、扉のその他の部位に取り付けるこ
とはできない。本考案は以上のような従来の実情に鑑
み、本体ケースを凹溝部に取付る際の作業性を向上する
と共に、取付位置の自由度を向上することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の扉のラッチ装置
は、扉の側縁部内側の凹溝部に嵌め込んで取り付けられ
る本体ケース内に基端部が回動自由に軸支され、先端部
がフック状をなして本体ケース壁の窓部から外部に突出
可能なラッチ部材を備え、該ラッチ部材を扉の把手部の
操作と連動させる扉のラッチ装置において、前記本体ケ
ースの窓部の周囲に突出部を設け、該突出部の基部に、
扉の凹溝部側に形成された差込部に差し込み可能な差込
溝を設ける一方、前記突出部の側部に、先端に係止爪を
有する舌片部を設け、該係止爪を凹溝部に形成された係
止孔に係止してなることを特徴とする。
は、扉の側縁部内側の凹溝部に嵌め込んで取り付けられ
る本体ケース内に基端部が回動自由に軸支され、先端部
がフック状をなして本体ケース壁の窓部から外部に突出
可能なラッチ部材を備え、該ラッチ部材を扉の把手部の
操作と連動させる扉のラッチ装置において、前記本体ケ
ースの窓部の周囲に突出部を設け、該突出部の基部に、
扉の凹溝部側に形成された差込部に差し込み可能な差込
溝を設ける一方、前記突出部の側部に、先端に係止爪を
有する舌片部を設け、該係止爪を凹溝部に形成された係
止孔に係止してなることを特徴とする。
【0005】
【作用】本体ケースを、その突出部を略コ字形切欠溝か
らなる差込部に合わせて上方にスライドしながら凹溝部
内に嵌め込む。これにより、前記突出部の基部の差込溝
が前記差込部に差し込まれる一方、舌片部が弾性変形し
ながら凹溝部内に押し込まれ、その係止爪が係止孔に突
入係止され、ラッチ装置が扉の凹溝部に嵌込取付され
る。このように、本体ケースを、その突出部を凹溝部側
に形成された差込部に合わせて上方にスライドしなが
ら、凹溝部内に挿入する作業によって、ワンタッチで簡
単に扉に取り付けることができ、特に、2つの舌片部の
変形方向が同一方向であるため、本体ケースを凹溝部に
嵌め込む時に難しい作業が不要であり、スムーズな取付
が行え、熟練作業者による取付作業が不要で、取付作業
性が良い。
らなる差込部に合わせて上方にスライドしながら凹溝部
内に嵌め込む。これにより、前記突出部の基部の差込溝
が前記差込部に差し込まれる一方、舌片部が弾性変形し
ながら凹溝部内に押し込まれ、その係止爪が係止孔に突
入係止され、ラッチ装置が扉の凹溝部に嵌込取付され
る。このように、本体ケースを、その突出部を凹溝部側
に形成された差込部に合わせて上方にスライドしなが
ら、凹溝部内に挿入する作業によって、ワンタッチで簡
単に扉に取り付けることができ、特に、2つの舌片部の
変形方向が同一方向であるため、本体ケースを凹溝部に
嵌め込む時に難しい作業が不要であり、スムーズな取付
が行え、熟練作業者による取付作業が不要で、取付作業
性が良い。
【0006】
【実施例】図1〜図3において、キャビネットケースの
扉10の側縁部内側には、該側縁部を内側に略コ字形状
に折り曲げた凹溝部11を形成してなる。この扉10に
装備されるラッチ装置12は、本体ケース13と該本体
ケース13内に基端部が回動自由に軸支され、本体ケー
ス13の壁の窓部15から外部に突出可能なラッチ部材
14と、本体ケース13内部に装着され前記ラッチ部材
14を常時はキャビネット本体ケースに設けた係止孔に
係合する回動方向に弾性付勢するスプリング16とを含
んで構成される。
扉10の側縁部内側には、該側縁部を内側に略コ字形状
に折り曲げた凹溝部11を形成してなる。この扉10に
装備されるラッチ装置12は、本体ケース13と該本体
ケース13内に基端部が回動自由に軸支され、本体ケー
ス13の壁の窓部15から外部に突出可能なラッチ部材
14と、本体ケース13内部に装着され前記ラッチ部材
14を常時はキャビネット本体ケースに設けた係止孔に
係合する回動方向に弾性付勢するスプリング16とを含
んで構成される。
【0007】前記本体ケース13はABS樹脂等により
製作され、上面が開放された略直方体形状であり、長手
方向の前方側壁には前記窓部15が形成される。本体ケ
ース13内の一方の片側端部には半円筒状のラッチ部材
の回動支持部17が一体成形されている。又、この回動
支持部17に対応する本体ケース13底壁には支持孔1
8が開設されている。本体ケース13内の他方の片側端
部には軸状のスプリング支持部19が突出して成形され
ている。
製作され、上面が開放された略直方体形状であり、長手
方向の前方側壁には前記窓部15が形成される。本体ケ
ース13内の一方の片側端部には半円筒状のラッチ部材
の回動支持部17が一体成形されている。又、この回動
支持部17に対応する本体ケース13底壁には支持孔1
8が開設されている。本体ケース13内の他方の片側端
部には軸状のスプリング支持部19が突出して成形され
ている。
【0008】ラッチ部材14は平板状で、その基端部に
は軸部44が形成され、先端部にはフック部45が形成
される。このラッチ部材14は、軸部44がラッチ部材
の回動支持部17に回動自由に支持され、かつ前記支持
孔18を貫通して本体ケース13底面から突出し、更
に、フック部45が窓部15から外部に突出するように
セットされる。前記軸部44にはその中心軸に沿って角
形の連結孔14aが形成されている。
は軸部44が形成され、先端部にはフック部45が形成
される。このラッチ部材14は、軸部44がラッチ部材
の回動支持部17に回動自由に支持され、かつ前記支持
孔18を貫通して本体ケース13底面から突出し、更
に、フック部45が窓部15から外部に突出するように
セットされる。前記軸部44にはその中心軸に沿って角
形の連結孔14aが形成されている。
【0009】前記スプリング16は、捩じりコイルスプ
リングから構成される。このスプリング16の一端部は
前記ラッチ部材14の連結孔14bに連結され、他端部
は本体ケース13の後方側壁内面に係止される。この場
合、後方側壁内面の上端には突起21が形成されてお
り、この突起21によってラッチ部材14の他端部が上
方に移動して外れることがないようにしている。一方、
前記本体ケース13の窓部15の周囲に突出部22が形
成される。この突出部22の基部には、凹溝部11側に
形成された略コ字形切欠溝からなる差込部31に差し込
まれる差込溝33が形成される。前記本体ケース13の
窓部15を間に挟んだ両側部位には、略コ字形状の溝部
23に基づいて抜き出され、それぞれ先端に凹溝部11
側に形成された係止孔31に突入係止される係止爪34
が設けられた弾発力を有する舌片部24が設けられてい
る。この舌片部24を設ける位置は突出部22の両側に
限らず、片側だけに設けても良い。
リングから構成される。このスプリング16の一端部は
前記ラッチ部材14の連結孔14bに連結され、他端部
は本体ケース13の後方側壁内面に係止される。この場
合、後方側壁内面の上端には突起21が形成されてお
り、この突起21によってラッチ部材14の他端部が上
方に移動して外れることがないようにしている。一方、
前記本体ケース13の窓部15の周囲に突出部22が形
成される。この突出部22の基部には、凹溝部11側に
形成された略コ字形切欠溝からなる差込部31に差し込
まれる差込溝33が形成される。前記本体ケース13の
窓部15を間に挟んだ両側部位には、略コ字形状の溝部
23に基づいて抜き出され、それぞれ先端に凹溝部11
側に形成された係止孔31に突入係止される係止爪34
が設けられた弾発力を有する舌片部24が設けられてい
る。この舌片部24を設ける位置は突出部22の両側に
限らず、片側だけに設けても良い。
【0010】かかる構成のラッチ装置12は、扉10の
上側コーナ部の凹溝部11に嵌め込まれて取り付けられ
る。この場合、本体ケース13を、その突出部22を差
込部31に合わせて上方にスライドしながら、凹溝部1
1内に嵌め込む。これにより前記突出部22の基部の差
込溝33が差込部31に差し込まれる一方、舌片部24
が弾性変形しながら凹溝部11内に押し込まれ、その係
止爪34が係止孔32に突入係止される。このように、
ラッチ装置12は、その本体ケース13の突出部22の
基部の差込溝33が差込部に差し込まれ、舌片部24の
係止爪34が係止孔32に突入係止されることによっ
て、扉10の上側コーナ部の凹溝部11に嵌込取付され
る。そして、ラッチ部材14の底面から突出する軸部4
4の連結孔14aには、扉10に設けられた操作装置2
5の把手部(図示せず)の操作と連動して回動する操作
角棒20の上端部が嵌入される。
上側コーナ部の凹溝部11に嵌め込まれて取り付けられ
る。この場合、本体ケース13を、その突出部22を差
込部31に合わせて上方にスライドしながら、凹溝部1
1内に嵌め込む。これにより前記突出部22の基部の差
込溝33が差込部31に差し込まれる一方、舌片部24
が弾性変形しながら凹溝部11内に押し込まれ、その係
止爪34が係止孔32に突入係止される。このように、
ラッチ装置12は、その本体ケース13の突出部22の
基部の差込溝33が差込部に差し込まれ、舌片部24の
係止爪34が係止孔32に突入係止されることによっ
て、扉10の上側コーナ部の凹溝部11に嵌込取付され
る。そして、ラッチ部材14の底面から突出する軸部4
4の連結孔14aには、扉10に設けられた操作装置2
5の把手部(図示せず)の操作と連動して回動する操作
角棒20の上端部が嵌入される。
【0011】従って、扉10を閉める際には、扉10を
開口部に押し付けることにより、ラッチ部材14のフッ
ク部45が開口部側の係止孔に挿入され、この状態で
は、スプリング16の弾性力によって図1の実線で示し
た位置にラッチ部材14が回動して、フック部45が係
止孔に係止される。又、扉10を開く際には、把手部を
操作して、操作角棒20を回動すると、ラッチ部材14
がスプリング16の弾性力に抗して回動され、図1の2
点鎖線で示した位置にラッチ部材14が回動して、フッ
ク部45と係止孔の係止状態が解かれる。
開口部に押し付けることにより、ラッチ部材14のフッ
ク部45が開口部側の係止孔に挿入され、この状態で
は、スプリング16の弾性力によって図1の実線で示し
た位置にラッチ部材14が回動して、フック部45が係
止孔に係止される。又、扉10を開く際には、把手部を
操作して、操作角棒20を回動すると、ラッチ部材14
がスプリング16の弾性力に抗して回動され、図1の2
点鎖線で示した位置にラッチ部材14が回動して、フッ
ク部45と係止孔の係止状態が解かれる。
【0012】かかる構成のラッチ装置12によると、本
体ケース13を、その突出部22を凹溝部11側に形成
された差込部31に合わせて上方にスライドしながら、
凹溝部11内に挿入する作業によって、ワンタッチで簡
単に扉10に取り付けることができ、特に、2つの舌片
部24の変形方向が同一方向であるため、本体ケース1
3を凹溝部11に嵌め込む時に難しい作業が不要であ
り、スムーズな取付が行え、熟練作業者による取付作業
が不要で、取付作業性が良い。
体ケース13を、その突出部22を凹溝部11側に形成
された差込部31に合わせて上方にスライドしながら、
凹溝部11内に挿入する作業によって、ワンタッチで簡
単に扉10に取り付けることができ、特に、2つの舌片
部24の変形方向が同一方向であるため、本体ケース1
3を凹溝部11に嵌め込む時に難しい作業が不要であ
り、スムーズな取付が行え、熟練作業者による取付作業
が不要で、取付作業性が良い。
【0013】又、ラッチ装置12は、その本体ケース1
3の突出部22の基部の差込溝33が凹溝部11側の差
込部に差し込まれ、舌片部24の係止爪34が係止孔に
突入係止されることによって、扉10の上側コーナ部の
凹溝部11に挿入取付される構成であるから、上・下並
びに左・右方向の取付位置の位置決めが確実に行われ位
置精度良く取り付けることができると共に、上・下並び
に左・右方向の移動が確実に抑止されるため、凹溝部1
1から離脱する虞がなく、取付状態が堅固である。特
に、このラッチ装置12では、舌片部24や突出部22
を扉10側の凹溝部11に設けた係止孔や差込部にそれ
ぞれ係止や差し込みして取り付けるようにしているた
め、係止孔や差込部の形成位置を適宜変化させることに
よって、取付位置を扉10の側縁部の何処にでも設定で
き、取付位置の限定を受けず、取付位置の自由度が高
い。従って、ラッチ装置12を扉10の種々の位置に取
り付けたいという要求を満足でき、応用性に優れてい
る。
3の突出部22の基部の差込溝33が凹溝部11側の差
込部に差し込まれ、舌片部24の係止爪34が係止孔に
突入係止されることによって、扉10の上側コーナ部の
凹溝部11に挿入取付される構成であるから、上・下並
びに左・右方向の取付位置の位置決めが確実に行われ位
置精度良く取り付けることができると共に、上・下並び
に左・右方向の移動が確実に抑止されるため、凹溝部1
1から離脱する虞がなく、取付状態が堅固である。特
に、このラッチ装置12では、舌片部24や突出部22
を扉10側の凹溝部11に設けた係止孔や差込部にそれ
ぞれ係止や差し込みして取り付けるようにしているた
め、係止孔や差込部の形成位置を適宜変化させることに
よって、取付位置を扉10の側縁部の何処にでも設定で
き、取付位置の限定を受けず、取付位置の自由度が高
い。従って、ラッチ装置12を扉10の種々の位置に取
り付けたいという要求を満足でき、応用性に優れてい
る。
【0014】上記実施例においては、舌片部24を2つ
設けるようにしたが、3つ、4つと複数設けるようにし
ても良く、本体ケース13の形状、ラッチ部材14の形
状、スプリング16の種類や装着位置等も任意に変更が
可能である。又、本実施例においては、スタックキャビ
ネットのラッチ装置に本考案を適用したが、ロッカー等
のその他の収納箱のラッチ装置に適用しても良いし、収
納箱を開閉する扉に限らず、要は開口部の開閉を行う扉
であれば、同様に適用することができる。
設けるようにしたが、3つ、4つと複数設けるようにし
ても良く、本体ケース13の形状、ラッチ部材14の形
状、スプリング16の種類や装着位置等も任意に変更が
可能である。又、本実施例においては、スタックキャビ
ネットのラッチ装置に本考案を適用したが、ロッカー等
のその他の収納箱のラッチ装置に適用しても良いし、収
納箱を開閉する扉に限らず、要は開口部の開閉を行う扉
であれば、同様に適用することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案の扉のラッチ装置によると、ワン
タッチで簡単に扉に取り付けることができ、特に、難し
い作業が不要であり、スムーズな取付が行え、取付作業
性が良い。又、上・下並びに左・右方向の取付位置の位
置決めが確実に行われ、位置精度良く取り付けることが
できると共に、上・下並びに左・右方向の移動が確実に
抑止されるため、取付状態が堅固である。特に、このラ
ッチ装置では、前記舌片部や突出部を扉側の凹溝部に設
けた係止孔や差込部にそれぞれ係止や差し込みして取り
付けるようにしているため、係止孔や差込部の形成位置
を適宜変化させることによって、取付位置を扉の側縁部
やその他の扉の部位の何処にでも設定でき、取付位置の
自由度が高く、応用性に優れているという利点がある。
タッチで簡単に扉に取り付けることができ、特に、難し
い作業が不要であり、スムーズな取付が行え、取付作業
性が良い。又、上・下並びに左・右方向の取付位置の位
置決めが確実に行われ、位置精度良く取り付けることが
できると共に、上・下並びに左・右方向の移動が確実に
抑止されるため、取付状態が堅固である。特に、このラ
ッチ装置では、前記舌片部や突出部を扉側の凹溝部に設
けた係止孔や差込部にそれぞれ係止や差し込みして取り
付けるようにしているため、係止孔や差込部の形成位置
を適宜変化させることによって、取付位置を扉の側縁部
やその他の扉の部位の何処にでも設定でき、取付位置の
自由度が高く、応用性に優れているという利点がある。
【図1】本考案に係る扉のラッチ装置の一実施例を示す
平面図
平面図
【図2】本考案に係る扉のラッチ装置の一実施例を示す
正面図
正面図
【図3】同上実施例のラッチ装置の取付状態を示す扉の
斜視図
斜視図
【図4】図2中A部矢視拡大図
【図5】従来の扉のラッチ装置の一例を示す斜視図
【図6】従来の扉のラッチ装置の一例を示す平面図
【図7】従来の扉のラッチ装置の一例を示す正面図
10 扉 11 凹溝部 12 ラッチ装置 13 本体ケース 14 ラッチ部材 15 窓部 22 突出部 23 溝部 24 舌片部 31 略コ字形切欠溝 32 係止孔 33 差込溝 34 係止爪
Claims (1)
- 【請求項1】 扉の側縁部内側の凹溝部に嵌め込んで取
り付けられる本体ケース内に基端部が回動自由に軸支さ
れ、先端部がフック状をなして本体ケース壁の窓部から
外部に突出可能なラッチ部材を備え、該ラッチ部材を扉
の把手部の操作と連動させる扉のラッチ装置において、 前記本体ケース壁の窓部の周囲に突出部を設け、該突出
部の基部に、扉の凹溝部側に形成された差込部に差し込
み可能な差込溝を設ける一方、前記突出部の側部に、先
端に係止爪を有する舌片部を設け、該係止爪を凹溝部に
形成された係止孔に係止してなる扉のラッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4368592U JPH074302Y2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 扉のラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4368592U JPH074302Y2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 扉のラッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592366U JPH0592366U (ja) | 1993-12-17 |
JPH074302Y2 true JPH074302Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=12670703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4368592U Expired - Lifetime JPH074302Y2 (ja) | 1992-05-14 | 1992-05-14 | 扉のラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074302Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-14 JP JP4368592U patent/JPH074302Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0592366U (ja) | 1993-12-17 |
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Legal Events
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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