JPH0643386Y2 - 車両用インサイドハンドル装置 - Google Patents

車両用インサイドハンドル装置

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JPH0643386Y2
JPH0643386Y2 JP1989035536U JP3553689U JPH0643386Y2 JP H0643386 Y2 JPH0643386 Y2 JP H0643386Y2 JP 1989035536 U JP1989035536 U JP 1989035536U JP 3553689 U JP3553689 U JP 3553689U JP H0643386 Y2 JPH0643386 Y2 JP H0643386Y2
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JP
Japan
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spring
arm
handle
engaging hole
vehicle
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JP1989035536U
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正純 宮川
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両用インサイドハンドル装置、特にドアロッ
ク装置に連係された作動ロッドとの係合を確実に行い得
るようにした車両用インサイドハンドル装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種車両用インサイドハンドル装置としては、
例えば、実開昭60-82063号公報に記載されたもの、ある
いは添付の第6図に示すものが知られている。
このうち、実開昭60-82063号公報に記載のものは、イン
サイドハンドルの端部に形成したスナップ嵌装孔に、こ
のスナップ嵌装孔を中心として揺動自在に嵌装され同軸
的に形成されたロッド挿入孔を有する軸部と、この軸部
から離間した位置でロッド挿入口と略直交する方向に形
成されドアロック装置に連結される作動ロッドを弾力的
に挟持する横抱き部とを一体的に備えた横抱きスナップ
を装着することにより、作動ロッドを強制的に保持して
いる。
また、第6図に示すものは、ボディ本体Aに軸Bにより
回動自在に装着したハンドルCと、このハンドルに形成
したアームDに連結される作動ロッドEを有し、この作
動ロッドの側縁部をボディ本体Aに設けた突起Fに接触
させることによって作動ロッドEがアームDから抜脱し
ないようにしている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来のもののうち前者にあっては複
雑な形状をした横抱きスナップを別途用意し、これによ
り作動ロッドを弾力的に挟持することによって、作動ロ
ッドの係合を確実ならしめるようにしていることから、
コストアップを来すという問題があった。
また、後者にあっては作動ロッドEの側縁部をボディ本
体Aに形成した突起Fに接触させることによって作動ロ
ッドEがアームDから抜脱しないようにしていることか
らボディ本体Aを大きく形成する必要があり重量および
部材費が嵩むという問題があった。
さらに、車両用インサイドハンドル装置はドアロック装
置に連係され、ドア内の空間に配置された作動ロッドの
先端部とハンドル端部に設けた係合部とを手探りの状態
で係合させる必要があるが、上記従来のものはいずれも
その係合作業が繁雑なものとなるといった問題もあっ
た。
本考案の目的は、かかる従来装置の有する諸問題を解消
し、係合作業が簡単に出来ると共にコストアップを来す
ことなく作動ロッドの抜脱を完全に防止することのでき
る車両用インサイドハンドル装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の車両用インサイド
ハンドル装置は、車両用ドアの取付パネルに固定される
ボディ本体と、該ボディ本体にヒンジピンにより回動自
在に枢支されると共に端部にドアロック装置に連係され
た作動ロッドの先端が係合する係合孔が形成されたハン
ドルと、該ハンドルを戻り方向に付勢するスプリングと
を備えた車両用インサイドハンドル装置において、前記
ハンドルに、前記係合孔の開口部と対向する位置に前記
スプリングの腕部を係止する係止部を設け、前記作動ロ
ッドの先端は、前記スプリングの腕部を一時的に押圧変
形させてから前記係合孔内に嵌入する先端部と、該先端
部の基端側に屈曲成形されて該先端部が前記係合孔内に
嵌入したときに該係合孔の開口周縁部と前記スプリング
の腕部との間に位置しかつ該腕部と当接する屈曲部と、
を有するL字状としたことを特徴とする。
[作用] 本考案によれば、端部に係合孔が形成されたハンドル
が、ボディ本体にロック方向にスプリングで付勢されつ
つヒンジピン回りに回動自在に枢支される。
ハンドルを枢支した状態のボディ本体は、ドアインサイ
ドパネルに形成された開口部から挿通され、ドアロック
装置に連係されドア内の空間に配置された作動ロッドの
先端部とハンドルの係合孔との係合作業が行なわれる。
このとき、係合孔の中心線の延長上近傍に位置するスプ
リングの一腕部は作動ロッドの先端部に押圧され撓み、
作動ロッドの先端部中心線と係合孔の中心線とが略々一
致する。かかる状態で作動ロッド先端を係合孔に係合す
る方向にずらすと、係合が行なわれると同時にスプリン
グの一腕部はその弾性力でもって元の位置に復帰し作動
ロッドの抜脱が防止される。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添附図面を参照しつつ説明す
る。
第1図ないし第4図に本考案の一実施例を示す。
図において、10は樹脂で成形されバスタブ形状をしたエ
スカッションであり、上縁周にフランジ11が形成されて
いる。フランジ11と連続して側壁12,13,14とこれらに連
なる底壁15が形成され、側壁14と対峙する位置で底壁15
とフランジ11との間には開口部16が形成されている。17
は係止爪であり、後述するボディ本体20に係止される。
20は樹脂で形成されるボディ本体であり、底壁21とこれ
に連なる側壁22および23が形成されると共に、側壁22,2
3に連らなる後壁24が形成されている。そして、底壁21
の後端側は傾斜壁21Aとされ、その下側に起立壁25が形
成されている(第2図参照)。起立壁25には後述するス
プリング50の一端が係止される突起25Aが設けられてい
る。底壁21にはボディ本体20を不図示の車両用ドアの取
付パネルにネジ止めするためのネジ用孔26が形成されて
いる。また、底壁21には係合用の爪21Bが設けられてい
る(第2図参照)。
ボディ本体20の側壁22および23にはエスカッション10の
係止爪17が係止される係止孔22A,23Aおよびヒンジピン2
9を支持するための支持孔27および28が設けられてい
る。
30は操作ハンドルであり、指等を引掛けて操作するため
の操作部31と、この操作部31と連続する腕部32と、さら
にこの腕部32と連なる脚部33と、両脚部33の端部におい
て両者を連結するブリッジ34とを有し、樹脂により一体
的にロ字状に成形される。
そして、両脚部33の端部には夫々位置決め片35が設けら
れ、この位置決め片35の近傍には不図示のドアロック装
置に連係する第1の作動ロッド36のL字状先端の先端部
36A(第5図参照)と係合する係合孔37が形成されてい
る。作動ロッド36のL字状先端は、第5図に示すよう
に、先端部36Aと屈曲部36Bと基端部36CとによってL字
状を成している。
さらに、操作ハンドル30は腕部32および脚部23の連結部
において略々135°程度の内角を有するように形成さ
れ、その連結部にヒンジピン29を挿通するための透孔38
が設けられている。
40はロッキングノブであり、略々矩形状の上面部41と、
この上面部41と連続する側壁部42と、脚部43とを有し、
樹脂により一体的に成形される。そして、側壁部42には
ヒンジピン29を挿通するための透孔44が設けられると共
に、脚部43の端部には不図示のドアロック装置に連係す
る第2の作動ロッド46のL字状先端46Aと係合する係合
孔45が形成されている。
50は操作ハンドル30をドアロック装置のロック方向に付
勢するスプリングであり、その中間部50Aは前述の起立
壁25に設けられた突起25Aに係止され、両端の腕部50Bは
操作ハンドル30のブリッジ34に係止される。
そして、ブリッジ34に係止された状態において、腕部50
Bは係合孔37の中心線の延長上に位置すべく湾曲整形さ
れている(第5図参照)。
さらに、両コイル部50Cは、それぞれロッキングノブ40
の側壁部42と脚部43との間に配置される。
上記構成になる車両用インサイドハンドル装置を車両の
ドアインサイドに組付けるに際しては、まず、ボディ本
体20を不図示の取り付けパネルにネジ用孔26を介してネ
ジ止め固定し、操作ハンドル30の脚部33を起立壁25と後
壁23との間の空間に挿入する。そして、ロッキングノブ
40の側壁部42と脚部43との間にスプリング50のコイル部
50Cを装着したロッキングノブ40を、スプリング50の中
間部50Aおよび両端の腕部50Bを所定位置に係止しつつ操
作ハンドル30の間に配置した後、ヒンジピン29を挿通す
ることにより行う。
このとき、操作ハンドル30の係合孔37の中心線の延長上
にスプリング50の腕部50Bが位置することになる。この
ようにスプリング50の腕部50Bを位置決めするために、
操作ハンドル30のブリッジ34には、第5図に示すよう
に、腕部50Bの先端部分が係止される係止溝(係止部)3
4Aが形成されている。スプリング50の腕部50Bは、第5
図に示すように、略へ字状に屈曲された部分が係合孔37
の開口部と対向することになる。かかる状態で第1作動
ロッド36を係合孔37に係合させるには、L字状先端の先
端部36Aが、操作ハンドル30の位置決め片35に当接する
ように第1作動ロッド36を押込む。すると、スプリング
50の腕部50Bは、L字状先端の先端部36Aによって押圧さ
れ撓む。この位置決め状態で作動ロッド36のL字状先端
の先端部36Aの軸中心線と係合孔37の中心線とが略々一
致するので、先端部36Aの軸方向に作動ロッド36をずら
し移動することにより係合を行う。
作動ロッド36の係合が完了すると同時に、スプリング50
の腕部50Bは弾性力でもって元の係止位置に復帰し、作
動ロッド36の屈曲部36B(第5図参照)がスプリング50
の腕部50Bと係合孔37の開口部周縁との間に位置して、
作動ロッド36の抜脱が防止される。
上述した第1作動ロッド36は左右のドアに応じて、両脚
部33のいずれか一方の係合孔37に係合される。そして、
従来と同様に第2作動ロッド46はロッキングノブ40の係
合孔45と係合される。
この後、操作ハンドル30を回動させた状態でエスカッシ
ョン10の開口部16を通過させ、係止爪17をボディ本体20
の係止孔22A,23Aに係止することによりエスカッション1
0をボディ本体20に一体的に組付ける。
なお、スプリング50の腕部50Bの復帰状態において、腕
部50Bが作動ロッド36に当接するようにスプリング50を
配置することにより、作動ロッド36のガタつきを防止す
るようにするのが好ましい。
また、本実施例においてはボディ本体とエスカッション
とを別体で構成した例につき説明したが、これを一体化
し、ボディ本体として構成することができるのはいうま
でもない。
[考案の効果] 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、本来
的に構成部品として必須なスプリングを利用してその腕
部を作動ロッドと当接可能な位置に配設したので、コス
トアップを来すことなく、係合作業が簡単にでき、作動
ロッドの抜脱も完全に防止することができる。
さらに、作動ロッドのL字状先端の先端部をハンドルの
係合孔に係合させる際には、予め、スプリングを装着し
ておき、そして係合孔の開口部と対向して位置するスプ
リングの腕部を作動ロッドの先端部によって一時的に押
圧変形させてから、その作動ロッドの先端部を係合孔内
に嵌入させて、作動ロッドのL字状先端の屈曲部をスプ
リングの腕部と係合孔の開口周縁部との間に位置させる
ため、作動ロッドのL字状先端を操作することのみによ
って、スプリングの腕部の変形、およびその解除を伴い
ながら、その作動ロッドの先端部を簡単に係合孔に係合
させて抜け止めすることができて、その作業性がきわめ
てよい。
加えて、スプリングの腕部が作動ロッドの屈曲部に当接
するため、作動ロッドのガタつきを防止することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜視図、 第2図は同じくその側断面図であり、理解を容易とする
ためエスカションおよびロッキングノブが省略されて示
されている。 第3図は第2図の背面図、 第4図は第2図の底面図、 第5図は本考案の実施例のハンドル端部を部分的に示す
斜視図、 第6図は従来例を示す斜視図である。 10……エスカッション、 20……ボディ本体、 30……操作ハンドル、 36……第1作動ロッド、 37,45……係合孔、 40……ロッキングノブ、 46……第2作動ロッド、 50……スプリング、 50B……腕部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用ドアの取付パネルに固定されるボデ
    ィ本体と、該ボディ本体にヒンジピンにより回動自在に
    枢支されると共に端部にドアロック装置に連係された作
    動ロッドの先端が係合する係合孔が形成されたハンドル
    と、該ハンドルを戻り方向に付勢するスプリングとを備
    えた車両用インサイドハンドル装置において、 前記ハンドルに、前記係合孔の開口部と対向する位置に
    前記スプリングの腕部を係止する係止部を設け、 前記作動ロッドの先端は、前記スプリングの腕部を一時
    的に押圧変形させてから前記係合孔内に嵌入する先端部
    と、該先端部の基端側に屈曲成形されて該先端部が前記
    係合孔内に嵌入したときに該係合孔の開口周縁部と前記
    スプリングの腕部との間に位置しかつ該腕部と当接する
    屈曲部と、を有するL字状とした ことを特徴とする車両用インサイドハンドル装置。
JP1989035536U 1989-03-30 1989-03-30 車両用インサイドハンドル装置 Expired - Lifetime JPH0643386Y2 (ja)

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JPH02129559U JPH02129559U (ja) 1990-10-25
JPH0643386Y2 true JPH0643386Y2 (ja) 1994-11-14

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4084232B2 (ja) 2003-04-25 2008-04-30 株式会社アルファ 自動車のインサイドドアハンドル装置
US9248722B2 (en) 2014-04-10 2016-02-02 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Housing assembly for a vehicle door handle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60191646U (ja) * 1984-05-30 1985-12-19 三菱自動車工業株式会社 ドアアウトサイドハンドル
JPH0415893Y2 (ja) * 1984-10-15 1992-04-09

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JPH02129559U (ja) 1990-10-25

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