JP2527820Y2 - 電子機器用ケ−スのカバ−開閉機構 - Google Patents

電子機器用ケ−スのカバ−開閉機構

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JP2527820Y2
JP2527820Y2 JP8368692U JP8368692U JP2527820Y2 JP 2527820 Y2 JP2527820 Y2 JP 2527820Y2 JP 8368692 U JP8368692 U JP 8368692U JP 8368692 U JP8368692 U JP 8368692U JP 2527820 Y2 JP2527820 Y2 JP 2527820Y2
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昭博 藤本
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デイエツクスアンテナ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主に屋外用電子機器例
えば屋外用テレビ信号増幅器を雨水から保護する電子機
器用ケ−スのカバ−開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電子機器用ケ−スは、同
軸ケ−ブルを接続したり、電子機器の電気特性を調整す
るために、ケ−ス本体にカバ−を開閉可能に取付けてい
る。このカバ−は例えば図6および図7に示すように、
ケ−ス本体51の前壁52の下端縁53とカバ−54の
前壁55の上端縁56との隙間から雨水が侵入するのを
防ぐため、カバ−54の前壁55の上端部に、閉蓋時ケ
−ス本体51の前壁52の下端縁53と内壁面57とに
沿う段部58を突設している。
【0003】このため、カバ−54を開くには(図8参
照)、まずカバ−54の左右両側壁60,60の上部に
突き出た突出部66の長孔61,61に挿通してケ−ス
本体51に螺着した支点ねじ62,62と、左右両側壁
60,60の後端部に形成した上向きのスリット63に
挿通してケ−ス本体51に螺着したロックねじ64,6
4とを緩め、段部58の上端がケ−ス51の前壁52の
下端縁53よりも下にくるのでカバ−54を押し下げて
から前方へ開き、支点ねじ62,62でケ−ス本体51
に取付けていた。尚、開蓋時、長孔61に嵌まる突起6
5,65をケ−ス51の両側壁59,59に突設したも
のが提案されている。
【0004】カバ−54を閉じるには、支点ねじ62,
62を緩め、突起65があるものではこの突起に抗して
カバ−54を閉方向に回転する。この場合、支点ねじ6
2,62で支持されて垂下するカバ−54は、その長孔
61およびスリット63が傾くため、スリット63がロ
ックねじ64の直下にくるようにカバ−54の姿勢を調
整してからスリット63をロックねじ64に嵌め、さら
に支点ねじ62,62が長孔61,61の下端にくるま
で持ち上げてから、支点ねじ62,62とロックねじ6
4,64とでカバ−54をケ−ス本体51に取付けてい
た。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来品は、カバ−
を開閉する前後に必ずねじ操作が必要であり、また、支
点ねじ62やロックねじ64の紛失で作業を中断するこ
とがある。さらに、開蓋操作ではカバ−の回転以外にカ
バ−の押下げ操作が必要であり、閉蓋作業ではカバ−の
回転以外にカバ−54の姿勢調整操作およびカバ−の押
上げ操作が必要であった。
【0006】また、カバ−54は、両側壁60,60に
長孔61,61を形成した突出部66,66を突設する
と共にスリット63,63を形成し、ケ−ス本体51
は、両側壁59,59に支点ねじ62,62、ロックね
じ64,64および突起65,65を設けるので、部品
点数が多いうえに煩雑な構成となり、しかもケ−ス本体
51に設ける突起65はカバ−54の開閉で傷がつくた
め、外観を損なう不都合があった。
【0007】本考案は前記の点に鑑みてなされたもの
で、部品点数が少くしかも簡潔な構成によってカバ−を
簡単、迅速に開閉できるようにした電子機器用ケ−スの
カバ−開閉機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本考案におけ
る電子機器用ケ−スのカバ−開閉機構においては、ケ−
ス本体1の左右両本体側壁10,10の外側に一対の支
軸13,13で回動自在に取付けられ、且つ閉蓋時ケ−
ス本体1の前面上半部を形成する本体前壁24の下端縁
25と内壁面26とに沿う段部27をカバ−前壁18上
端部に突設した横断面コ状のカバ−3によって、ケ−ス
本体1の前面下半部に形成された開口部8を開閉するよ
うにしたものにおいて、カバ−3はその左右両カバ−側
壁16,16の上部に本体側壁10,10へ向け突き出
る突起部20,20を突設すると共に、突起部20,2
0から本体前壁24,24寄りに通孔17,17を形成
し、通孔17,17に挿通した支軸13,13でケ−ス
本体1に回動自在に取付け、左右両本体側壁10,10
には閉蓋時と開蓋時にそれぞれ突起部20,20を係止
する係止部21,22、21,22を形成すると共に、
カバ−開閉時にカバ−前壁18の上端部との干渉を避け
るための切欠き部11,11を形成したことを特徴とす
るものである。
【0009】カバ−3は一対の支軸13,13でケ−ス
本体1に取付けられ、且つ両本体側壁10,10にはカ
バ−開閉時にカバ−前壁上端部との干渉を避けるための
切欠き部11,11を形成しているので、カバ−3の回
動のみでカバ−3を開閉できる。また、カバ−3の開閉
では、突起部20,20が係止部21,21から離脱し
て本体側壁10,10に乗り上げるときはカバ−3およ
びケ−ス本体1が弾性変形し、突起部20,20が本体
側壁10,10を通って他方の係止部22,22に至る
と、カバ−3およびケ−ス本体1が弾性復帰するため、
突起部20,20は係止部22,22で係止される。従
って、カバ−は閉方向に回転すれば閉蓋位置で、また開
方向に回転すれば開蓋位置で係止される。
【0010】なお、前記カバ−3の突起部20を係止す
る係止部は孔部、凹部、切欠き部のいずれでもよい。
【0011】
【実 施 例】本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1〜図4において、1はケ−ス本体、2はケ−ス
本体1内に収容された屋外用テレビ信号増幅器、3はカ
バ−であり、ケ−ス本体1とカバ−3とはともに薄鋼板
で形成しているが、薄鋼板の代りに合成樹脂材で成形し
てもよい。
【0012】ケ−ス本体1は、後壁4の内面にビス等で
取付けられたテレビ信号増幅器2の利得調整用つまみ等
がある操作パネル5の箇所およびコネクタ等を取付ける
下面部6の箇所を開口部8,9となし、左右両本体側壁
10,10における開口部8側の端縁には切欠き部1
1,12を形成し、さらに切欠き部11と12との間
に、カバ−側壁16,16上部に挿通するビス13を螺
合するためのねじ孔14を形成した突出部15を突設す
る。
【0013】カバ−3は、左右両カバ−側壁16,16
の上部にビス取付孔17とこれよりカバ−前壁18の反
対側へ所定距離離れた位置に本体側壁10へ向けて突き
出る突起部20を突設する。
【0014】これに対し、ケ−ス本体1の左右両本体側
壁10,10の外側面部には、閉蓋位置で前記突起部2
0を係止する孔部21と、開蓋位置で前記突起部20を
係止する切欠き部22とを形成する。この切欠き部22
は、突出部15と切欠き部12との連接する位置にとっ
ている。尚、切欠き部22は図5に示す如く孔部23で
あってもよく、また、孔部21,23および切欠き部2
2は凹部であってもよい。
【0015】カバー3はコ状横断面で、カバー前壁18
の上端部には、従来品と同様ケース本体1の本体前壁2
4の下端縁25から雨水が侵入しないように、本体前壁
24の下端縁25と内面26とに沿う段部27を突設
している。左右両カバー側壁16,16の下部は本体側
壁10と同じ幅であり、上部はほぼ半円状で閉蓋時ケー
ス本体1の両本体側壁10,10の切欠き部11,12
をカバーすると共に、常時ケース本体1の孔部21およ
び切欠き部22をカバーする程度の大きさにとってお
り、上部の半円状の後端縁と下部後端の上端縁とを直線
で結ぶ。
【0016】本実施例のケ−ス本体1は、天井壁30に
つながる折曲げ片部28と、天井壁30と一体に形成さ
れた本体前壁24につながる折曲げ片部31,31で、
後壁4の外面と、後壁4と一体に形成された左右両本体
側壁10,10の外面に一体的に取付けている。このた
め、閉蓋時カバ−側壁16の上端と対向する折曲げ片部
31の端縁29はカバ−3の回動を妨げない曲面形状と
している。一方、折曲げ片部31の本体前壁24側の下
端にある本体前壁板厚相当部分32と対向するカバ−3
の側壁上端部分34の上端縁はカバ−3の回動を妨げな
い曲面としている。
【0017】一対のビス13,13でケ−ス本体1に取
付けられたカバ−3は、閉蓋時両側の突起部20,20
をケ−ス本体1の孔部21,21で係止されていて、ケ
−ス本体1の開口部8、切欠き部11,12および本体
前壁24の下端を閉塞し、前方および側方からの雨水の
侵入を防ぐ。前記ビス13は、図1に示す如く根元部分
35をねじ部36よりも大径で且つカバ−3の厚みより
所定長長くして、根元部分35が本体側壁10に当接す
るまでねじ込んでいる。これによりカバ−3の突起部2
0がケ−ス本体1の孔部21や切欠き部22から本体側
壁10へ離脱することによって生じるカバ−側壁16お
よびケ−ス本体1の本体側壁10の弾性変形量を好まし
い範囲にとることができ、開蓋位置および閉蓋位置にお
けるカバ−の的確な支持およびカバ−3の円滑な操作が
得られる。
【0018】閉蓋位置にあるカバ−3を開方向へ回転す
れば、カバ−3の突起部20はカバ−3およびケ−ス本
体1を弾性変形せしめてケ−ス本体1の孔部21を出て
本体側壁10上を摺動し、切欠き部22を通過するとカ
バ−3およびケ−ス本体1は弾性復帰する。ここで、カ
バ−3を若干戻して切欠き部22に突起部20を当接す
ると、突起部20は開蓋したカバ−3の閉方向の回転モ
−メントによって常時切欠き部22に係止され、カバ−
は開蓋位置をとる。
【0019】開蓋位置にあるカバ−3を閉方向に回転す
れば、カバ−3の突起部20はカバ−3とケ−ス本体1
を弾性変形せしめて切欠き部22を出て本体側壁10上
を摺動し、ケ−ス本体1の孔部21に至るとカバ−3と
ケ−ス本体1の弾性復帰で孔部21に係止され、カバ−
3は閉蓋位置をとる。
【0020】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、カ
バ−は閉方向に回転すれば閉蓋位置で、開方向に回転す
れば開蓋位置で自動的に固定されるようになされている
ので、カバ−の開閉において、カバ−の上下操作、カバ
−の姿勢調整操作およびねじ操作が不要となり、カバ−
を簡単、迅速に開閉することができる。また、カバ−を
ケ−ス本体に着脱するねじ機構およびカバ−スライド用
の長孔やスリットが不要となるので、部品点数が少くて
すみ、しかも簡潔な構成となし得る。また、カバ−位置
決め用の突起部、係止部および前後の係止部間をカバ−
で外へ現れないようにすれば、突起部、係止部および係
止部間に傷がついても外観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の組立説明用図である。
【図2】本考案の実施例のカバ−取付機構の一部切欠き
横断面図である。
【図3】同実施例の開蓋時と閉蓋時の側面図である。
【図4】同実施例の閉蓋時と開蓋時のカバ−取付機構説
明用図である。
【図5】本考案の他の実施例のカバ−取付機構の閉蓋時
の側面図である。
【図6】従来品の斜視図である。
【図7】従来品のケ−ス本体の前壁下部とカバ−の前壁
上部との閉蓋時における位置関係を示す断面図である。
【図8】従来品のカバ−開閉方法説明図である。
【符合の説明】
1 ケ−ス本体 3 カバ− 8 開口部 10 本体側壁 11 切欠き部 13 支軸 16 カバ−側壁 17 通孔 18 カバ−前壁 20 突起部 21 係止部 24 本体前壁 25 下端縁 26 内壁面 27 段部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−ス本体(1) の左右両本体側壁(10),
    (10) の外側に一対の支軸(13),(13) で回動自在に取付
    けられ、且つ閉蓋時ケ−ス本体(1) の前面上半部を形成
    する本体前壁(24)の下端縁(25)と内壁面(26)とに沿う段
    部(27)をカバ−前壁(18)上端部に突設した横断面コ状の
    カバ−(3) によって、ケ−ス本体(1) の前面下半部に形
    成された開口部(8) を開閉するようにしたものにおい
    て、カバ−(3) はその左右両カバ−側壁(16),(16) の上
    部に本体側壁(10),(10) へ向け突き出る突起部(20),(2
    0) を突設すると共に、突起部(20),(20) から本体前壁
    (24),(24) 寄りに通孔(17),(17) を形成し、通孔(17),
    (17) に挿通した支軸(13),(13)でケ−ス本体(1) に回動
    自在に取付け、左右両本体側壁(10),(10) には閉蓋時と
    開蓋時にそれぞれ突起部(20),(20) を係止する係止部(2
    1),(22)、(21),(22) を形成すると共に、カバ−開閉時に
    カバ−前壁(18)の上端部との干渉を避けるための切欠き
    部(11),(11) を形成したことを特徴とする電子機器用ケ
    −スのカバ−開閉機構。
  2. 【請求項2】 ケ−ス本体(1) の係止部が孔部、凹部ま
    たは切欠き部である請求項1記載の電子機器用ケ−スの
    カバ−開閉機構。
JP8368692U 1992-11-09 1992-11-09 電子機器用ケ−スのカバ−開閉機構 Expired - Lifetime JP2527820Y2 (ja)

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JP2020102572A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 東光東芝メーターシステムズ株式会社 電子機器収納用筐体

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