JP2527025Y2 - 埋設型融雪装置 - Google Patents

埋設型融雪装置

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JP2527025Y2
JP2527025Y2 JP1989083808U JP8380889U JP2527025Y2 JP 2527025 Y2 JP2527025 Y2 JP 2527025Y2 JP 1989083808 U JP1989083808 U JP 1989083808U JP 8380889 U JP8380889 U JP 8380889U JP 2527025 Y2 JP2527025 Y2 JP 2527025Y2
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snow melting
snow
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芳秋 加茂
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、庭や車庫前等の屋外に融雪筒を埋め込ん
で、除雪した雪を溶かして排出する埋設型の融雪装置の
改良装置に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、地上の載置し集めた雪を持ち上げながら投
入して、融雪を行う融雪機に関する技術は公知されてい
るのである。
例えば、特開昭49−129327号公報や、特開昭61−2901
04号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の地上型の融雪機においては、集め
た雪を投入する部分が地上よりも高い位置にあるので、
フロントローダー等の機械力により投入する場合以外で
は、多大な労力を要するので、人力により雪を投入する
家庭用の融雪機では普及しなかったのである。
本考案は、融雪機の本体槽を、上部の開口を残して地
面以下に埋設し、人力によっても融雪室への投入を容易
にしたものである。
また、融雪筒により融雪した後の、温度の上昇した融
雪水を二次融雪に使用可能とし、該温水を吸水する自動
水中ポンプが、融雪水の少ない状態では、吸水・吐出を
することの無いように、自動的に水位によりON−OFFす
べく構成したものである。
また、融雪室とバーナ室とを別の部屋として、地中に
埋設することにより、投入した雪や融雪水により、バー
ナーが消火したり、電気的短絡状態が発生しないように
構成したものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案はこのような点に鑑み、次の如く構成したもの
である。
埋設型融雪装置において、本体槽4を上部開口部を残
して地中に埋設し、該地中に埋設された本体槽4の内部
を、バーナー室30と融雪室とに分割し、該融雪室内に融
雪筒Dを配置し、バーナー室30内にバーナー26を配置
し、該バーナー26からの熱風を融雪筒D内に吹き出し、
該バーナー26から融雪筒D内に吹き出した熱風は、融雪
筒Dの上面の開口孔より吐出され、融雪筒Dの上に投入
された雪を融雪する構成において、融雪室内で融雪した
後の温水を、本体槽4の下部に配置したポンプ室8内に
流入させ、該ポンプ室8内に自動水中ポンプ9を配置
し、該自動水中ポンプ9は融雪した後の温水が、ポンプ
室8内で一定量に達すると自動的に吸引吐出し、設定値
以下になると自動的に停止すべく構成し、該自動水中ポ
ンプ9から吐出する温水と、地面に近い位置の融雪室内
の上部に配置されたシャワーパイプ11から、地中に埋設
された融雪室内に噴出すべく構成したものである。
(ホ)考案の実施例 本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面に示し
た実施例の構成を説明する。
第1図は本考案の埋設型融雪装置正面断面図、第2図
は同じく平面断面図、第3図は第1図におけるA−A矢
視断面図である。
埋設型融雪装置は、庭や車庫前等、除雪処理し易い場
所が掘り起こされて、この位置に埋められ設置される。
埋設型融雪装置の構成は、本体槽4内を仕切板29にて、
2つに大きく分割し、一方をバーナー室30とし他方を融
雪室としている。
そして、融雪室は、仕切板3にて、第一融雪室1、第
二融雪室2の2室に分割している。更に、第二融雪室2
の下方に仕切板19により更に第一ポンプ室8、第二ポン
プ室14が配設され、本体槽4の上方開口部は蓋体5にて
覆うべく構成されている。該蓋体5はバーナー室30内に
設けたモーター33によりワイヤー34を巻き上げ、アーム
35を回動して、蓋体5の開閉を可能としている。
前記第一融雪室1内には機枠6が填め込まれ、該機枠
6内に融雪筒Dが配設載置される。該融雪筒Dの側面に
はバーナー26が連通され、該バーナー26はバーナー室30
内に配設され、該バーナー26からの熱風が融雪筒D上面
の開口孔より吐出され雪が溶かされるのである。
前記第一融雪室1内の融雪筒Dで溶かされた雪は、機
枠6の底面の一隅に開口された排出口6aより排出されて
第一ポンプ室8内に流入する。前記排出口6aには除雪し
た雪の中に混入したゴミ等を除去するために網7が挿入
されている。
前記第一ポンプ室8には温水が一定量に達すると自動
的に作動し、設定値以下になると自動的に停止する自動
水中ポンプ9が設置されている。
該自動水中ポンプ9の吐出口9aには、パイプ10が連通
され、該パイプ10は第一ポンプ室8から第一融雪室1内
の融雪筒Dの上を通過して、第二融雪室2のシャワーパ
イプ11に連通される。
即ち、パイプ10は吐出口9aから垂直に立設されて第一
融雪室1内に挿入され、第一融雪室1内に融雪筒D上面
高さに達すると、融雪筒D上面側へ曲げられて、融雪筒
D上面の近傍上を這う如く波状に往復配管され、融雪筒
Dからの熱を多く吸収できるようにヒートパイプ状に経
路を長くして、融雪筒D上面端からその他端を第二融雪
室2内上部周囲に配管したシャワーパイプ11と連通して
いる。
該シャワーパイプ11からは前記融雪筒D上を通過して
相当温められた温水が一様に第二融雪室2内に噴出さ
れ、これにより溶かされた水は仕切板19に開口された排
出口19aより第一ポンプ室8と並設された第二ポンプ室1
4内に流入する。21はゴミを除去する網である。
前記第二ポンプ室14内には前記同様の自動水中ポンプ
15が設置され、該水中ポンプ15の吐出口15aにはパイプ1
6が連通され、該パイプ16は第二融雪室2の中間位の高
さで水平に貫通して他端を下水溝20に延設して排出する
ようにしている。
そして、前記第二融雪室2内のパイプ16の中途部には
分岐パイプ27が連通され、該分岐パイプ27にシャワーパ
イプ12が連通され、排出する水の一部をシャワーパイプ
12にて第二融雪室2内の中間高さより噴出して投入され
た雪が途中で滞らないようにしている。
第4図は融雪筒を二台有する大型の埋設型融雪装置の
平面断面図、第5図は同じく正面断面図であり、この大
型の埋設型融雪装置は三つの融雪室40,41,42とその後方
に位置するバーナー室43,44と空気取入室とその下方の
第一・第二ポンプ室46,47が配設され、三つの融雪室40,
41,42のいずれかの二室に融雪筒Dが内装される。尚、
本実施例では両側に配設されている。
前記融雪筒D,Dを内装した第一融雪室40、第三融雪室4
2の一隅にはそれぞれ排出孔40a,42aが開口され、該排出
孔40a,42a下部と第一ポンプ室46との間には排出ダクト4
9が連通され、第一融雪室40、第三融雪室42にて溶かさ
れた後の水が、第一ポンプ室46内に流入するように構成
している。
該第一ポンプ室46内には一定量以上溜まると作動する
前記同様の自動水中ポンプ9′が配設され、該水中ポン
プ9′の吐出口にはパイプ10′が連通されている。
該パイプ10′も前記同様に融雪筒D,D上を経由して第
二融雪室41内に配設したシャワーパイプ11′と連通して
シャワー状に噴出するようにしている。
即ち、水中ポンプ9′の吐出口から垂直に上方へ延設
され、融雪筒Dの上面の高さで左右二方向に分岐され、
それぞれ第一融雪室40、第三融雪室42内に延設配管さ
れ、融雪筒D上面近傍を波状に往復配管され、その端部
は第一融雪室40と第二融雪室41の仕切板50、第二融雪室
41と第三融雪室42の仕切板51の上部を貫通して、第二融
雪室上部周囲に配管したシャワーパイプ11′と連通して
いる。
該シャワーパイプ11′からの温水により溶かされた後
の水は排出口41aより第二ポンプ室47に流入し、該第二
ポンプ室47内の自動水中ポンプ15′により汲み上げられ
て排出パイプ5より下水溝に排出され、その一部はシャ
ワーパイプ12′により第二融雪室41中間高さから噴出さ
せて融雪を助長する。
(ヘ)考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような効果が
得られるのである。
第1に、従来の地上型の融雪機においては、特開昭49
−129327号公報や特開昭61−290104号公報の技術におい
て開示されている如く、集めた雪を投入する部分が地上
よりも高い位置にあるので、フロントローダー等の機械
力により投入する場合以外では、多大な労力を要するの
で、人力により雪を投入する家庭用の融雪機では普及し
なかったのである。
本考案は、融雪機の本体槽4を、上部の開口を残して
地面以下に埋設し、人力によっても融雪室への投入を容
易にすることが出来たものである。
第2に、融雪機を地下に埋設することにより、地面に
は本体槽4の上部開口部を閉鎖する蓋体が露出するだけ
となるので、埋設型融雪装置の非使用時は蓋体を閉鎖す
ることにより、内部の融雪筒Dや自動水中ポンプ9やシ
ャワーパイプ11が地面から露出することが無いので、地
上面を玄関や車庫への通路とすることが可能となるので
ある。
第3に、融雪筒Dにより融雪した後の、温度の上昇し
た融雪水を二次融雪に使用可能とし、該融雪水の発生す
る量と、自動水中ポンプ9の吸引量を必ず一致させるこ
とは不可能であり、一定の吐出圧と吐出量を得る為には
自動水中ポンプ9の方が容量が大きくなるのである。
故に、一定時間温水を吸引すると、融雪水が無くなる
ので自動水中ポンプ9の空運転の状態が発生するのであ
る。本考案では、融雪水を吸水する自動水中ポンプ9
が、融雪水の少ない状態では、吸水・吐出をすることの
無いように、自動的に水位によりON−OFFすべく構成し
たので、自動水中ポンプ9の空運転による損傷がなくな
り、また無駄に自動水中ポンプ9を回転することがない
ので、電力消費を節約することが出来たのである。
第4に、シャワーパイプ11を、地面に近い位置の融雪
室内の上部に配置したので、本体槽4の上面開口部を蓋
体5により閉鎖する場合において、該シャワーパイプ11
が地面から突出していないので、閉鎖の邪魔となること
がなく、また地面から突出物が出ないので、蓋体5の上
を車庫や玄関への通路とすることが出来るのである。
第5に、地中に埋設する本体槽4の内部に構成する融
雪室とバーナー室30とを、仕切板29により別の部屋とし
て、地中に埋設することにより、投入した雪や融雪水に
より、バーナーが消火したり、電気的短絡状態が発生し
ないようにすることが出来たものである。
第6に、バーナー室30やポンプ室8を地下に埋設した
ことにより、バーナー26や自動水中ポンプ9の騒音の発
生源を地下とすることが出来るので、融雪作業時におい
て問題となる、バーナー26や自動水中ポンプ9の騒音を
低下させることができて、近隣における騒音問題が発生
しなくなるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の埋設型融雪装置の正面断面図、第2図
は同じく平面断面図、第3図は第1図におけるA−A矢
視断面図、第4図は融雪筒を二台有する大型の埋設型融
雪装置の平面断面図、第5図は同じく正面断面図であ
る。 D…融雪筒 1…第一融雪室 2…第二融雪室 9…自動水中ポンプ 9a…吐出口 11…シャワーパイプ 26…バーナー 30…バーナー室

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】埋設型融雪装置において、本体槽4を上部
    開口部を残して地中に埋設し、該地中に埋設された本体
    槽4の内部を、バーナー室30と融雪室とに分割し、該融
    雪室内に融雪筒Dを配置し、バーナー室30内にバーナー
    26を配置し、該バーナー26からの熱風を融雪筒D内に吹
    き出し、該バーナー26から融雪筒D内に吹き出した熱風
    は、融雪筒Dの上面の開口孔より吐出され、融雪筒Dの
    上に投入された雪を融雪する構成において、融雪室内で
    融雪した後の温水を、本体槽4の下部に配置したポンプ
    室8内に流入させ、該ポンプ室8内に自動水中ポンプ9
    を配置し、該自動水中ポンプ9は融雪した後の温水が、
    ポンプ室8内で一定量に達すると自動的に吸引吐出し、
    設定値以下になると自動的に停止すべく構成し、該自動
    水中ポンプ9から吐出する温水を、地面に近い位置の融
    雪室内の上部に配置されたシャワーパイプ11から、地中
    に埋設された融雪室内に噴出すべく構成したことを特徴
    とする埋設型融雪装置。
JP1989083808U 1989-07-17 1989-07-17 埋設型融雪装置 Expired - Lifetime JP2527025Y2 (ja)

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JPS5238653B2 (ja) * 1973-04-16 1977-09-30
JPS61290104A (ja) * 1985-06-14 1986-12-20 木村 浩司 融雪装置

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