JP2667139B2 - 埋設型融雪装置 - Google Patents

埋設型融雪装置

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JP2667139B2
JP2667139B2 JP8026905A JP2690596A JP2667139B2 JP 2667139 B2 JP2667139 B2 JP 2667139B2 JP 8026905 A JP8026905 A JP 8026905A JP 2690596 A JP2690596 A JP 2690596A JP 2667139 B2 JP2667139 B2 JP 2667139B2
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snow melting
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芳秋 加茂
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芳秋 加茂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は庭や車庫前等の地中
に融雪室を埋設して、該融雪室内で除雪した雪を溶かし
て排出する埋設型の融雪装置の構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、埋設型融雪装置に関する技術
は、特開昭61−257515号公報の如き技術が公知
とされている。また移動式の融雪装置に関する技術は、
実開昭55−136822号公報の如き技術が公知とさ
れている。しかし、特開昭61−257515号公報に
記載の技術は、融雪室と熱風室とが鉄板で分離されてい
るので、フライパンの上で融雪することとなり、熱風と
雪とが直接に接触しないので、融雪効率か悪かったので
ある。また、実開昭55−136822号公報に記載の
技術は、走行機体を進行させながら、機体の前方から融
雪筒の側方に雪を押し込む構成であり、機体の走行馬力
が必要であり、雪を融雪筒の側方まで押し込むことが困
難であったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来から公
知とされていた地上移動型の融雪機の不具合を解消すべ
く、融雪装置を地下に埋設し、地面に設けた蓋体を開放
することにより、直ぐに雪の投入が可能で、融雪筒の側
方まで雪が確実に至り、また熱風と雪とが直接に接触す
るように構成したのである。そして、該蓋体のヒンジの
方向を、融雪筒の長手方向とすることにより、蓋体の開
閉を容易にし、雪を融雪室の内部に投入する時に投入し
易い位置とし、また、スコップなどで雪を遠くに投げす
ぎた場合にも、開放した状態の蓋体により、この雪を案
内して融雪室1の内部に雪が落下するように構成したも
のである。また、融雪筒を筒状とすることにより、その
側面にも雪が接触可能として、融雪効率を向上し、融け
た融雪水が融雪筒の側面から融雪筒の下面に至ることが
出来るようにして、排水を集める部分の構造をコンパク
トに構成したものである。また、融雪筒の下方に集めら
れた融雪水を吐出するシャワーパイプをヒンジと平行方
向に設けて、蓋体の開閉にシャワーパイプが邪魔と成ら
ず、また融雪作業をしない場合には、蓋体によりシャワ
ーパイプが保護されるように構成したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような点に
鑑み、次のように構成したものである。本体枠4内を側
板29により、融雪室1とダクト30に分離し、融雪室
1内には融雪筒Aを配置し、該融雪筒Aの上部を投雪の
為の開口とし、ダクト30は内部にバーナー26を配置
し、該ダクト30の上部はバーナー26の燃焼空気の吸
入開口とし、バーナー26は側板29を貫通して融雪室
1内に突出し、該バーナー26の突出部と融雪筒Aとを
一体的に連結固定し、該バーナー26の温風が融雪筒A
内に吹き出すべく構成し、該融雪室1に投雪された雪
は、融雪筒Aの側面でも融雪されて融雪筒Aの下部で集
合すべく構成し、前記融雪室1の投雪の為の開口を、蓋
体5により開閉可能とし、該蓋体5のヒンジ24を融雪
筒Aの長手方向に配置し、該ヒンジ24の下部で融雪筒
Aの上部に、ヒンジ24と平行にシャワーパイプ11を
配置し、融雪筒Aの下部で集合した融雪水を、該シャワ
ーパイプ11から吐出すべく構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の目的・構成は以上の如く
であり、添付の図面に示した実施例の構成を説明する。
図1は本発明の埋設型融雪装置の正面断面図、図2は同
じく側面断面図、図3は同じく蓋体を取り外した状態の
平面図である。
【0006】本発明の融雪装置は敷地内の適当な場所を
掘り起こし、本体枠4の上方の開口部を残して埋めら
れ、該本体枠4の外側面には断熱材25が貼設されて保
温効果を高めている。また、前記開口部の一辺には、ヒ
ンジ24を介して、1枚の蓋体5が枢結され、該蓋体5
を閉じた状態では融雪装置上を自由に歩けるようにして
融雪装置が邪魔にならないようにしている。該蓋体5は
ダンパー27により容易に開閉されるようにしている。
23は把手である。そして、該蓋体5の裏面には融雪筒
Aや水中ポンプの操作ボックス22が付設されている。
【0007】本体枠4内は仕切板3により左右に分割さ
れ、一側を融雪室1として機枠6を内装し、該機枠6内
に融雪筒Aを設置している。該融雪筒Aはバーナー26
を側板29により隔たれて構成されたダクト30内に突
出し、空気を吸入できるようにし、該バーナー26から
発せられる温風は融雪筒Aの上板31に開口した吹出孔
31a,31a・・・より上方へ吹き出され、融雪室1
内に投雪された雪を溶かすようにしている。この溶かさ
れた後の水は機枠6の底面に開口したドレイン7より排
出されるのであるが、該機枠6の底面はバーナー側を低
くしてドレイン7より排出される温水の温度を少し上げ
られるようにしている。そして、本体枠4の一隅に更に
深く掘り下げて第1ポンプ室8が形成され、融雪室1内
で溶かされた雪が溜められる。前記ドレイン7にはゴミ
等を除去するために網等が被せられている。
【0008】前記第1ポンプ室8内には一定量の水が溜
まると自動的に作動する自動水中ポンプ9が配置されて
おり、該水中ポンプ9の吐出口にはパイプ10が連通さ
れ、該パイプ10の他端はシャワーパイプ11,12が
連通されている。
【0009】シャワーパイプ11はシャワーパイプ12
より管径が小さく構成され、少量しか吐出されず全体の
約25%程度しか吐出されないようにし、融雪室1の壁
面に沿って上周囲に配管され、つまり、融雪筒Aの上側
方位置にシャワーパイプ11を設け、融雪室1内に投入
された雪が側板(壁面)に付着して落下しないようなこ
とのないように、投雪した雪を順次溶かして下降させス
ムーズに融雪筒A上に落下するようにして、融雪筒Aの
上板31に開口した吹出孔31a,31a・・・からの
熱風で更に溶かすようにしている。
【0010】シャワーパイプ12は管径が大きいために
多量の温水を吐出することができ、前記仕切板3で仕切
られた他側のシャワー融雪室2の上周囲に配管され、シ
ャワー融雪室2内に投入された雪を溶かすために吐出さ
れるのである。該シャワー融雪室2の下面にもドレイン
13が設けられ、更に該下面の一隅下部に第2ポンプ室
14が設けられている。
【0011】該第2ポンプ室14内にも前記同様の自動
水中ポンプ15が配置され、該水中ポンプ15の吐出口
にはパイプ16が連通され、該パイプ16の中途部でシ
ャワーパイプ18と連通し、シャワー融雪室2の中央部
の雪を溶かすようにしている。そしてパイプ16の終端
は本体枠4から出て下水溝20内に臨ませて融雪水を排
出するようにしているのである。
【0012】このような構成において、除雪した雪は持
ち上げることなく、蓋体5を開ければそのまま融雪室内
に投入することができ、融雪室1内に投入された雪は融
雪筒Aにて溶かされて、機枠6底部に落下する。該機枠
6の底部はバーナー側が少し下がっているためにそこで
溜められている間に温められて25度位の温水がドレイ
ン7より排水されて第1ポンプ室8に溜められる。
【0013】第1ポンプ室8内の温水が一定量以上溜ま
ると、水中ポンプ9が作動してパイプ10を介してシャ
ワーパイプ11,12に至り、シャワーパイプ11から
は管径が小さいので吐出量が制限され、全体の25%程
度の融雪水が融雪室1の側板付近に吐出され、雪をスム
ーズに下方へ落下させ融雪筒A上に至るようにしてい
る。
【0014】シャワーパイプ12からは大部分の温水が
シャワー融雪室2の上方から中央に向かって吐出され、
シャワー融雪室2内の雪が溶かされるのである。溶けた
後の水はドレイン13より第2ポンプ室14内に入り、
第2ポンプ室14内に一定量以上溜まると水中ポンプ1
5が作動して、パイプ16より一部はシャワー融雪室2
内の中途部に配管したシャワーパイプ18より吐出され
て、側面に付着する雪を溶かしてシャワー融雪室2内の
雪を下方へ落とすようにし、その他の排水は下水溝20
に排出される。ここに排出される水の温度は約5度程度
になるが、路面上に排出するのとは異なり、直接下水溝
に流すので問題は生じないのである。
【0015】
【発明の効果】以上のような構成により本発明は次のよ
うな効果が得られるのである。第1に、蓋体のヒンジの
方向を、融雪筒の長手方向とすることにより、蓋体の開
閉を容易にし、雪を融雪室の内部に投入する時に投入し
易い位置とし、またスコップなどで雪を遠くに投げすぎ
た場合にも、開放した状態の蓋体により、この雪を案内
して融雪室の内部に雪が落下するようにすることが出来
たのである。
【0016】第2に、融雪筒の下方に集められた融雪水
を吐出するシャワーパイプをヒンジと平行方向に設け
て、蓋体の開閉にシャワーパイプが邪魔と成らず、また
融雪作業をしない場合には、蓋体によりシャワーパイプ
が保護されるように構成したものである。
【0017】第3に、融雪筒を筒状とすることにより、
その側面にも雪が接触可能として、融雪効率を向上し、
融けた融雪水が融雪筒の側面から融雪筒の下面に至るこ
とが出来るようにして、また融雪後の融雪水を集める部
分の構造をコンパクトに構成できたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の埋設型融雪装置の正面断面図である。
【図2】同じく側面断面図である。
【図3】同じく蓋体を取り外した状態の平面図である。
【符号の説明】
A 融雪筒 1 融雪室 2 シャワー融雪室 3 仕切板 4 本体枠 5 蓋体 11 シャワーパイプ 26 バーナー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠4内を側板29により、融雪室1
    とダクト30に分離し、融雪室1内には融雪筒Aを配置
    し、該融雪筒Aの上部を投雪の為の開口とし、ダクト3
    0は内部にバーナー26を配置し、該ダクト30の上部
    はバーナー26の燃焼空気の吸入開口とし、バーナー2
    6は側板29を貫通して融雪室1内に突出し、該バーナ
    ー26の突出部と融雪筒Aとを一体的に連結固定し、該
    バーナー26の温風が融雪筒A内に吹き出すべく構成
    し、該融雪室1に投雪された雪は、融雪筒Aの側面でも
    融雪されて融雪筒Aの下部で集合すべく構成し、前記融
    雪室1の投雪の為の開口を、蓋体5により開閉可能と
    し、該蓋体5のヒンジ24を融雪筒Aの長手方向に配置
    し、該ヒンジ24の下部で融雪筒Aの上部に、ヒンジ2
    4と平行にシャワーパイプ11を配置し、融雪筒Aの下
    部で集合した融雪水を、該シャワーパイプ11から吐出
    すべく構成したことを特徴とする埋設型融雪装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5435424A (en) * 1977-08-25 1979-03-15 Sharp Corp Vaporizing liquid fuel combustion device
JPS61257515A (ja) * 1985-05-10 1986-11-15 吉田 禎夫 融雪装置

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