JPH0540097Y2 - - Google Patents

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JPH0540097Y2
JPH0540097Y2 JP16075788U JP16075788U JPH0540097Y2 JP H0540097 Y2 JPH0540097 Y2 JP H0540097Y2 JP 16075788 U JP16075788 U JP 16075788U JP 16075788 U JP16075788 U JP 16075788U JP H0540097 Y2 JPH0540097 Y2 JP H0540097Y2
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snow melting
snow
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air duct
burner
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は埋設型の融雪装置の構成に関する。
(ロ) 従来技術 従来から、埋設型融雪装置に関する技術は公知
とされているのである。
例えば実開昭62−129426号公報や、特開昭58−
207409号公報や、特開昭49−129327号公報に記載
の技術の如くである。
また、従来の技術として、バーナーで融雪する
融雪機は、第12図に示す技術が公知とされてい
たのである。
即ち、走行輪55及びソリ56からなる走行装
置上に融雪筒57が設けられ、該融雪槽57内に
融雪タンク58が内装され、該融雪タンク58側
部にバーナー59が付設され、融雪槽57上にホ
ツパー60が配設され、ホッパー60より投入し
た雪を融雪タンク58にて溶かして、排水パイプ
61より排出していたのである。62は燃料タン
ク、63はハンドル、64は操作ボックス、65
はスタンドである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の埋設型融雪装置は、家庭排
水により融雪したり、住宅内暖房温度により融雪
するものであり、融雪力が弱く、短時間に十分な
融雪を行うことが不可能であつたのである。
本考案はバーナーにより高温熱風を融雪筒に送
風し、該融雪筒の上に投雪して融雪を短時間に行
うものである。
また従来の移動型の融雪機による融雪方法は、
投雪口(ホツパー)が高いために老人や子供等で
は大変な労力を必要とし、また、一度に投雪する
量が少ないため作業時間が長く必要となり、未使
用時の保管も大きなスペースを必要としていたの
である。
また、従来の移動型融雪機は融雪水を路上面に
排出しても凍結しない位の高温のまま排出するの
であるが、北国では長時間経つと凍結し、その後
の処理も大変な作業となるので、長いホースを用
いて河川や下水等に直接排出する必要があり、電
源も必要なため融雪場所も限定されてしまうので
ある。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案はこれらの問題点を解消するために、次
の如く構成したものである。
融雪室蓋5により開閉可能に被覆した開口部を
残して融雪室1を地中に埋設し、該融雪室1内に
基台を配置し、該基台の上に水平方向に長い融雪
等26を浮かした状態で載置し、該融雪筒26の
側方にバーナー12を配置し、該バーナー12の
熱風吐出口を融雪筒26内に開口配置し、該融雪
室1と別室ダクト室16を構成し、該空気ダクト
室16からの空気をバーナー12に供給すべく連
通し、更に空気ダクト室16が地面に開口する部
分には、融雪室1の融雪室蓋5と併置して、別に
構成した空気ダクト蓋17を開閉可能に配置した
ものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上のごとくであり、添
付の図面に示した実施例の構成を説明する。
第1図は本考案の融雪装置正面断面図、第2図
は同じく側面断面図、第3図は同じく平面図、第
4図〜第6図は融雪室蓋の他の実施例を示す側面
断面図、第7図、第8図は融雪室蓋係止部断面
図、第9図は従来の移動型融雪機を埋設した正面
断面図、第10図は本考案の融雪装置を車庫前に
設けた状態の断面図、第11図は同じく作業時の
断面図である。
本考案の融雪装置は大きく分けると、地中に埋
設する融雪室1と該融雪室1内に設置する融雪装
置Aからなり、融雪室1は第10図に示すように
車庫Bの前や庭に、数メートル四方の孔が掘ら
れ、上部を開口させた金属や耐熱樹脂或いはコン
クリート等で構成した枠体4をその孔に入れて、
該枠体4の外側面に断熱材7を貼設して保温効果
を施し、外側を埋め戻して設置される。
このように構成した融雪室1の一隅には更に掘
り下げられたポンプ室2が設けられ、該ポンプ室
2内に一定量の融雪水が溜まると排水し、一定以
下に融雪水が減ると停止する自動水中ポンプ3が
入れられている。
融雪室1の中央の台座30,30上には箱状の
仕切枠6が設けられ、該仕切枠6の下部一端に融
雪水の排水6aが開口され、該仕切枠6上端と枠
体4の上部の間には漏斗状に傾斜板31が設けら
れ、該傾斜板31の一側面に雪が投入されたこと
を検知するセンサー32が設けられている。33
は保護カバーである。
そして、融雪室1側部には空気ダクト室16が
設けられ、枠体4下部の連通口1aでバーナー部
Hと連通されている。該空気ダクト室16の上部
は空気ダクト蓋17により閉鎖されている。該空
気ダクト蓋17はヒンジ18により枢支されてお
り、融雪室蓋5とは別々に開閉が可能である。
また、枠体4上端の一辺にはヒンジ13を介し
て融雪室蓋5が設けられ、上開口部を蓋できるよ
うにし、枠体4と融雪室蓋5側部の間にはステー
ダンパー15を介装して開閉を容易にできるよう
にしている。14は開閉のための把手である。該
融雪室蓋5の裏面には操作ボツクス20が設けら
れ、作業スイツチ34や湯温調節ダイヤル35等
が設けられている。
該融雪室蓋5はその上に雪が積もつても容易に
開けられるように構成することができる。その構
成は第4図に示すように、前後二つに分割し、両
者をヒンジ36にて連結し、融雪室蓋5の前端両
側にはピン37,37を突設し、枠体4の内側面
には半円状のガイド溝4a,4aを形成して開閉
時に前記ピン37,37をガイドして、折りたた
んで開けるように構成している。
そして、融雪室蓋5の前部にはストツパー38
が設けられ、ピン39を中心に該ストツパー38
を回動することにより融雪室蓋5を内側へ回動し
て開けることを可能としている。40は把手であ
る。
第5図は融雪室蓋5の中央にシヤフト41が横
設され、枠体4の側面上部に該シヤフト41両端
が枢支され、前記同様に融雪室蓋5の前端両側に
ピン37,37を突設し、枠体4の内側面には弧
状のガイド溝4b,4bを形成し、開閉時にピン
37,37をガイドし、融雪室蓋5はシヤフト4
1を中心に回動して開閉できるようにしている。
そして、前端にストツパー42を設け、該ストツ
パー42は前後に摺動させることにより融雪室蓋
5を開けることを可能としている。
第6図は融雪室蓋5を5′,5′と前後に二分割
して前端及び後端と枠体4側面との間にヒンジ4
3,43を設け、融雪室蓋5′,5′の中央端両側
にピン44,44を突設し、他方枠体4の内側面
には弧状のガイド溝4c,4cを形成し、該ガイ
ド溝4c,4c上端には第7図に示すように係止
ユニツトCを設けて融雪室蓋5′,5′を係止すべ
く構成している。
即ち、該係止ユニツトCは係止ピン45がバネ
46にて付勢され、該係止ピン45の後端はアー
ム47に枢支され、該アーム47はレバー48の
回動により軸49を中心に回動され、係止ピン4
5を挿抜して前記ピン44,44の係止を解除し
て融雪室蓋5′,5′を開けることを可能としてい
る。50は閉じるときに引つ張るワイヤーであ
る。
また、係止ユニツトCの代わりに第8図に示す
ように、融雪室蓋5′,5′に係止シヤフト51,
52を挿入して、該係止シヤフト51,52端を
枠体4の切欠部4dに係止して、該係止シヤフト
51,52を摺動することにより係止を解除して
融雪室蓋5を開けることを可能とするものであ
る。
融雪装置Aの構成は融雪筒26とバーナー部H
からなり、融雪筒26は前記仕切枠6内に収納さ
れて基台27,27上に載置され、融雪筒26の
上板は26a,26bと二重にしてそれぞれ適宜
間隔を開けて排風口26c……26d……が開口
され、上側の上板26aは側面視で凹凸を設け、
その溝部により融雪水が仕切枠6に流れ落ちるよ
うにしている。
バーナー部Hは前記融雪筒26と側面で連通し
たバーナー枠29内にバーナー12及びフアン2
2を内装し、該バーナー12から発する熱をフア
ン22にて融雪筒26内に送り、前記排風口26
c……26d……から排出する構成としている。
該バーナー部Hに空気を送るために、バーナー枠
29側面には吸入口29a,29a……が開口さ
れ、前記空気ダクト室16より連通口1aを経て
空気を吸入できるようにしている。
そして、融雪装置Aにより更に効率よく雪を溶
かすために、前記水中ポンプ3に連結した排出パ
イプ53は傾斜板31下部から空気ダクト室16
に延設され、該空気ダクト室16内で分岐パイプ
(チーズ)54で分岐し、一方はバルブ8を介し
て下水溝10に排出され、他方はバルブ9を介し
てシヤワーパイプ11と連通される。前記バルブ
8,9は空気ダクト室16上部開口より手を突つ
込んで調節することができ、その調節により約半
分が下水溝10より排出され、その残りがシヤワ
ーパイプ11に送られ、融雪室1内に噴出される
のである。該シヤワーパイプ11は枠体4上部内
周囲に配管され、適宜間隔を開けた噴出口11
a,11a……より温水を融雪室1内に噴出する
ように構成している。
また、融雪装置Aは第9図に示すように従来の
移動型の融雪装置A′の走行部を取り除いた融雪
筒とバーナー部を融雪室1内に設置することも可
能である。
このように地中に埋設する融雪室1は第10図
に示すように車庫B前に設けた場合には、車庫B
内にバーナー12に供給する燃料タンク24、電
源ボツクス19が設けられている。
(ヘ) 考案の作用 このようにして地中に埋設させた融雪室1は融
雪室蓋5を開ければ、第11図に示すように側道
や歩道から直接雪を投げ込むことができ、その除
雪した雪が融雪筒26上に溜まり、傾斜板31上
の保護板33が押されてセンサー32がONする
と、または、手動で操作ボツクス20の作業スイ
ツチ34をONすると、バーナー12が点火さ
れ、空気が空気ダクト室16より吸い込まれて、
温風が融雪筒26の排風口26c……26d……
から排出されて下側から雪を溶かす。
溶かされた後の融雪温水は排水口6aより排出
されてポンプ室2に集められ、該ポンプ室2内の
自動水中ポンプ3の作動により排出パイプ53か
ら上方に吸い上げられ、バルブ8,9の調整によ
り一部は下水溝10へ、残りはシヤワーパイプ1
1から噴出されて融雪室1内の雪をシヤワーによ
り上から溶かし融雪を促進するのである。
(ト) 考案の効果 以上のような構成により、本考案は次のような
効果が得られるのである。
第1に、融雪室1の融雪室蓋5と並べて、同じ
地面に、空気ダクト室16の空気ダクト蓋17を
配置したので、融雪作業をしながら、バーナー1
2の温度を調節したり、着火や消化の操作が簡単
に空気ダクト蓋17を開けることにより出来るよ
うになつたのである。
従来の技術である実開昭62−129426号公報の如
く、屋内に設けたヒーター室の蓋を開けに、住宅
内に入る必要が無くなつたのである。
第2に、融雪室1の投雪開口部と、バーナー1
2の為の空気ダクト室16とは別に構成したこと
により、該空気ダクト室16の部分に雪が溜まつ
て、バーナー12が自然消火することが無くなつ
たのである。
第3に、融雪室1の融雪室蓋5と、空気ダクト
室16の空気ダクト蓋17とは別の蓋を配置した
ことにより、融雪作業の場合に、空気ダクト蓋1
7の部分は空気取り入れ口を除いて閉鎖すること
が出来るので、この部分にオペレーターが足を取
られることが無くなつたのである。
第4に、融雪室1の融雪水が空気ダクト室16
からバーナー12の方向に浸入して、バーナー1
2を強制消火するという不具合を解消することが
出来たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の融雪装置正面断面図、第2図
は同じく側面断面図、第3図は同じく平面図、第
4図〜第6図は融雪室蓋の他の実施例を示す側面
断面図、第7図、第8図は融雪室蓋係止部断面
図、第9図は従来の移動型融雪機を埋設した正面
断面図、第10図は本考案の融雪装置を車庫前に
設けた状態の断面図、第11図は同じく作業時の
断面図、第12図は従来の融雪機側面断面図であ
る。 A……融雪装置、H……バーナー部、1……融
雪室、3……水中ポンプ、5……融雪室蓋、12
……バーナー、16……空気ダクト室、17……
空気ダクト蓋、26……融雪筒、27……基台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 融雪室蓋5により開閉可能に被覆した開口部を
    残して融雪室を地中に埋設し、該融雪室内に基台
    を配置し、該基台の上に水平方向に長い融雪筒を
    浮かした状態で載置し、該融雪筒の側方にバーナ
    ーを配置し、該バーナーの熱風吐出口を融雪筒内
    に開口配置し、該融雪室と別室に空気ダクト室を
    構成し、該空気ダクト室からの空気をバーナーに
    供給すべく連通し、更に空気ダクト室が地面に開
    口する部分には、融雪室の融雪室蓋と併置して、
    別に構成した空気ダクト蓋を開閉可能に配置した
    ことを特徴とする埋設型融雪装置。
JP16075788U 1988-12-09 1988-12-09 Expired - Lifetime JPH0540097Y2 (ja)

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JP16075788U JPH0540097Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09

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JP16075788U JPH0540097Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09

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Publication Number Publication Date
JPH0280127U JPH0280127U (ja) 1990-06-20
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JP16075788U Expired - Lifetime JPH0540097Y2 (ja) 1988-12-09 1988-12-09

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