JP2526932B2 - 防水シ―ト - Google Patents

防水シ―ト

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JP2526932B2 JP62266235A JP26623587A JP2526932B2 JP 2526932 B2 JP2526932 B2 JP 2526932B2 JP 62266235 A JP62266235 A JP 62266235A JP 26623587 A JP26623587 A JP 26623587A JP 2526932 B2 JP2526932 B2 JP 2526932B2
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知之 宮川
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Daiwabo Co Ltd
Tanaka Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トンネル工事等の土木工事における湧水を
支障なく外部へ排出するために有効に利用できる防水シ
ートに関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 従来、NATM工法にみられるように、トンネルの一次覆
工コンクリートと二次覆工コンクリートの間に防水シー
トを介装し、一次覆工コンクリート側からの湧水(トン
ネル内への地中からの湧水)が二次覆工コンクリート側
に漏水するのを防止することが行なわれているが、この
目的に使用する防水シートとして第6図に示したように
不透水性基材シートaに不織布等の緩挿性を有する通水
性シートbを貼合したものが知られている(実開昭59−
69295号公報)。この防水シートは、通水性シートbを
一次覆工コンクリート側に配置し、一次覆工コンクリー
ト側からの湧水をこの通水性シートb内に流下させるよ
うにしたものであるが、大量に湧水のある箇所では長期
間に亘ってトンネル内で使用した場合、湧水中に含まれ
る土砂が通水性シートb内に堆積して湧水通路を塞いで
しまい、透水性能、防水性能が低下するので、長期間に
亘って永続的に使用できないという問題を有している。
本発明は上記事情を改善するためになされたもので、
土砂による目詰りが生じ難く、土砂が多くかつ大量の湧
水の発生するトンネル等で使用された場合にも、長期間
に亘ってその機能を有効に発揮する防水シートを提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、不透水性基材シー
トの片面に通水性シートを積層した防水シートにおい
て、該通水性シートが、多数の線状体が互に交差すると
共に、これら線状体が各々の交差点の少なくとも一部で
相互に接着したうねり状凹凸を有するシート状網状体を
不織布と不織布との間に介装したものであることを特徴
とする防水シートを提供する。
ここで、上記通水性シートを構成する不織布として
は、繊維密度が0.03〜0.3g/cm3の土砂が通過し得るもの
を用いることが好適である。
また、通水性シートを構成するシート状網状体として
は、線状体の太さが0.5〜3mmであり、シート状網状体の
網目の大きさが0.1〜20mmであり、かつ該シート状網状
体の高さが1〜30mmであるものが好適に用いられる。な
お、本発明にいう網目の大きさとは隣接する2本の線状
体間の最大距離を表す。隣接する2本の線状体は平面又
は三次元空間を形成するから、その距離は一方の線状体
の任意の点とその点における接線に垂直で、かつその点
を含む平面と他の線状体とが交わる点との直線距離をい
う。
作用 本発明の防水シートは、通水性シートが不織布と不織
布との間に上記シート状網状体を介装したものであるた
め、このシート状網状体が導水路を構成する。従って、
本発明防水シートを例えばトンネルの湧水を誘導排出す
るために使用した場合、地山側からの湧水が通水性シー
トの外側の不織布を通ってシート状網状体により形成さ
れた導水路を流れ、外部に排出されるので、湧水にかな
りの土砂が含まれていても、多くの土砂は湧水と共にシ
ート状網状体により形成された導水路より排出され、こ
のため通水性シート中に目詰りが生じ難い。即ち、本発
明においては導水路を上述した比較的網目の大きいうね
り状凹凸を有する特殊なシート網状体で形成しているた
め、外側の不織布を通過してきた一次覆工コンクリート
側からの湧水はこの網状体内(網状体の空隙部)を通っ
て流下し、外部へ排出されるが、この際湧水中に多量の
土砂が含まれていても、網状体がこの土砂によって目詰
りし難く、導水通路が確実に確保されるので、湧水が常
時確実に外部に誘導排出されると共に、土砂も湧水と共
に排出される。従って、長期間使用しても優れた流水性
能を発揮し、永続的な使用を可能とするものである。ま
た、このように湧水中の土砂は導水路を通って排出され
るため、内側の不織布には土砂が侵入しにくいが、たと
えこの内側の不織布内に土砂を含む湧水が流れ、目詰り
を生じたとしても、上述したように湧水の排出機能は外
側の不織布とシート状網状体よりなる導水路とによって
確保されるので支障はなく、内側の不織布は不透水性シ
ートに対する地圧、突起物からの緩衝材としての機能を
有効に発揮する。
以下、本発明の実施例につき図面を参照して説明す
る。
実施例 第1図は本発明の一実施例に係る防水シートを示すも
ので、この防水シートは不透水性シートAの片面に通水
性シートBを積層したものである。
上記通水性シートBにおいて、1及び2はそれぞれ繊
維ウエブよりなる第1不織布及び第2不織布、3はこれ
ら第1及び第2不織布1,2間に介装されたうねり状凹凸
を有するシート状網状体であり、この網状体3の空隙部
が導水路4として構成されている。この通水性シートB
は、上記網状体3の両面に第1及び第2不織布1,2を積
層し、これらを接着剤、ニードルパンチ法等の適宜手段
で一体化することにより形成したものである。
ここで、上記不透水性シートAとしては、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体等の合
成樹脂シートが好適であり、またその厚さは0.3〜6mmと
することが好ましい。
また、通水性シートBを構成する第1及び第2不織布
1,2としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエス
テル等の合成樹脂製不織布が好適に用いられる。この場
合、第1及び第2不織布の繊維密度に特に限定はない
が、土砂が通過し得ることが好ましく、0.03〜0.3g/cm3
程度のものを用いることが好適である。
また、上記シート状網状体3は、第2,3図に示したよ
うにポリアミド、ポリエステル、またはポリエチレン、
ポリプロピレンのようなポリオレフィン等の合成樹脂細
線、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂で被覆した金属線、又
は金属線などの線状体5の多数が相互に交差しながら水
平方向ならびに厚み方向に不規則に方向を変えて一方か
ら他方に延びており、これら多数の連続線状体が各々の
交差点6で少なくも一部で相互に接着したうねり状凹凸
7を有する網状シートに形成されてなるものであり、か
かる形状を保持する保形性と剛性とを有するものであ
る。
この場合、このシート状網状体3を構成する線状体5
の太さは0.5〜3mmとすることが好適であり、またシート
状網状体3の網目8の大きさは0.1〜20mm、特に1〜10m
mとすることが好ましい。更に、シート状網状体3の高
さh、即ち上側に最も高いうねりの頂部と下側に最も高
いうねりの頂部との間の間隔は1〜30mm、特に2〜10mm
とすることが好適である。
なお、第1及び第2不織布1,2と網状体3とは全面的
に接着してもよいが、防水シートの作業性、取扱性を良
好ならしめるために両者を接着剤等で部分的に接合して
一体化してもよい。
また、通水性シートBの厚さは、第1及び第2不織布
1,2並びに網状体3を結合一体化させた状態で5〜20mm
とするのが好ましい。
更に、不透水性シートAと通水性シートBとは全面的
に接着してもよいが、防水シートの作業性、取扱性を良
好ならしめるために両者を接着剤等で部分的に接合して
一体化してもよい。
上述した防水シートは、これをトンネル内の湧水を誘
導排出するために使用する場合は、不織布を地山側に向
けて配設するものであって、これによりトンネル地山側
からの湧水は不織布内に流入し、更にこの中を流れて導
水路4に流入し、排出されるものであるが、この場合湧
水にかなりの土砂が含まれていても、導水路4を形成す
る網状体3は、多数の線状体が相互に交差しながら水平
方向ならびに厚み方向に不規則に方向を変えて一方から
他方に延びており、これら多数の連続線状体が各々の交
差点で少なくとも一部で相互に接着したうねり状凹凸を
有する比較的網目の大きいシート体であるため、土砂に
よる目詰りを生じることなく、土砂を湧水と共に排出す
ることができるものである。またこの場合、網状体3は
良好な保形性と剛性を具備しているので、二次覆工コン
クリートの打設により圧力がかかってもつぶれて網目が
縮小するようなこともなく、良好な通水性を確保する。
従って、この防水シートは長期に亘り優れた通水性を
発揮することができる。
実施例2 第4図は本発明の他の実施例を示すもので、第1不織
布1として繊維密度が粗い不織布を用い、第2不織布2
として繊維密度が密な不織布を用いたものである。ここ
で、第1不織布としては繊維密度が0.01〜0.05g/cm3
度のもの、第2不織布2としては繊維密度が0.07〜0.15
g/cm3程度のものを使用している。
なお、本実施例のその他の構成及び使用法、作用効果
は第1図に示す実施例とほぼ同様であるが、本実施例の
防水シートはこれをトンネル内の湧水を誘導排出するた
めに使用する場合、第1不織布1を地山側に向けて配設
するものである。これによりトンネル地山側からの湧水
は繊維密度の粗い第1不織布1内に流入し、更にこの中
を流れて導水路4に流入し、排出されるものであるが、
この場合、湧水にかなりの土泥が含まれていても、湧水
が流入する第1不織布1は繊維密度が粗いものであるた
め、土泥による目詰りが生じ難く、土泥の大部分は第1
不織布1を通過して導水路4から排出され、従って長期
間に亘って良好な湧水排出効果が保持され、土泥の多い
湧水をも確実に排出することができる。またこの場合、
第2不織布2は繊維密度が密なものであり、この第2不
織布2に土泥を伴った湧水が流入することにより、たと
えこの土泥によって目詰りが生じたとしても、第2不織
布2は地山側に配置されているのではなく、不透水性シ
ートA側に配置されているので、土泥を伴う湧水の排出
は第1不織布1及び導水路4により確保され、それ故第
2不織布2による不透水性シートAの緩衝機能は有効に
発揮される。
なお、本発明においては、シート状網状体を複数個積
層して導水路を形成してもよい。また、その他の構成に
ついても本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して
差支えない。
発明の効果 本発明の防水シートは、土砂の多い湧水を排出する箇
所に配設しても目詰りを生じ難く、長期間に亘って良好
な排水機能を発揮するとともに優れた緩衝機能を発揮す
る。従って、本発明の防水シートは、土砂の多いトンネ
ル内の湧水を排出するのに好適に利用できるとともに、
トンネル工事の際に使用するスチールファイバを混配し
たコンクリート壁にも優れた緩衝効果を示すものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は同例
に用いる網状体の拡大平面図、第3図は同網状体の拡大
側面図、第4図は本発明の他の実施例を示す断面図、第
5図は従来の防水シートの断面図である。 A……不透水性シート、B……通水性シート、1,2……
不織布、3……シート状網状体、4……導水路、5……
線状体、6……交差点、7……うねり状凹凸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 知之 大阪府大阪市東区南久太郎町4丁目25番 地の1 大和紡績株式会社内 (72)発明者 八木 一夫 大阪府泉大津市宮町12番23号 株式会社 田中内 (56)参考文献 特開 昭63−315800(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不透水性シートの片面に通水性シートを積
    層した防水シートにおいて、該通水性シートが、多数の
    線状体が互に交差すると共に、これら線状体が各々の交
    差点の少なくとも一部で相互に接着したうねり状凹凸を
    有するシート状網状体を不織布と不織布との間に介装し
    たものであることを特徴とする防水シート。
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